JP7161952B2 - 鍵管理機、鍵管理システムおよび鍵管理方法 - Google Patents

鍵管理機、鍵管理システムおよび鍵管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、鍵を管理する鍵管理機、鍵管理システムおよび鍵管理方法に関する。
従来、機密情報の漏洩防止、個人情報等の漏洩防止、あるいは防犯上の観点等から、重要書類や顧客情報が収納された書庫の鍵あるいは貨幣が管理される金庫の鍵は、厳格な管理が求められるため、鍵管理機を用いて管理することが知られている。
このような鍵管理機では、管理する鍵の取り出しを承認する承認権限者の情報を登録し、被承認者は承認権限者の承認を得る形で特定の鍵を鍵管理機から取り出し可能としている。
承認権限者の情報を登録する場合には、その承認権限者に対して権限の有効期限を併せて登録することが一般的である。権限の有効期限を登録することにより、権限の有効期限が過ぎた承認権限者を自動的に削除し、権限の有効期限後の削除漏れによる鍵の不正使用の防止や、削除操作の負担がなくなるという利便性がある。
特開2014-129655号公報
しかしながら、権限の有効期限が過ぎた承認権限者を自動的に削除することにより、鍵管理機や鍵の取り出しに関する権限を持つ者がいなくなってしまうという問題が生じる。権限を持つ者がいなくなってしまうと、誰も鍵を取り出せなくなってしまったり、鍵の取り出しに係る承認権限者を登録できなくなってしまう。
本発明は、利便性を保ち、厳正な鍵の管理が可能な鍵管理機、鍵管理システムおよび鍵管理方法を提供することを目的とする。
本発明の鍵管理機は、鍵を管理する鍵管理部を備える鍵管理機であって、前記鍵の管理に係る権限を設定可能な管理者の情報、および前記管理者に対しての権限の有効期限を設定する設定部と、設定されている全ての管理者の前記権限の有効期限に基づいて、前記権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなるか検知する検知部と、前記検知部の検知により、前記権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる場合に、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨を報知する報知部と、を具備するものである。
また、本発明の鍵管理機は、鍵を管理する鍵管理部を備える鍵管理機であって、前記鍵の管理に係る権限を設定可能な管理者の情報、および前記管理者に対しての権限の有効期限を設定する設定部と、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる場合に、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨を報知する報知部と、前記権限の有効期限が過ぎた管理者は自動的に設定解除する自動設定解除部と、履歴を作成する履歴作成部と、を具備し、前記設定部は、前記管理者を選択して設定解除可能とし、前記履歴作成部は、前記自動設定解除部により自動的に設定解除した履歴と、前記設定部により設定解除した履歴と、を区別して履歴を作成するものである。
前記報知部による報知後に、前記権限の有効な管理者を前記設定部によって設定する管理者設定モードに移行させる制御部をさらに具備するものである。
前記報知部は、一定間隔毎に定期的に報知するものである。
前記報知部は、前記権限の有効な管理者が前記所定期間内にいなくなる事態が解消された場合に、前記定期的な報知を止めるものである。
前記設定部は、前記所定期間を変更可能とするものである。
前記設定部は、前記報知部が報知するタイミングを設定可能とするものである。
前記設定部は、前記権限の有効な管理者によって、前記鍵の取り出しが可能な操作者の情報、および前記鍵の取り出しが可能な操作者によって前記鍵の取り出しが可能な鍵取出有効期限を設定可能とし、前記報知部は、前記鍵の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる場合に、前記鍵の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる旨を報知するものである。
前記鍵と連結するキーホルダをさらに具備し、前記設定部は、前記権限の有効な管理者によって、前記キーホルダの取り出しが可能な操作者の情報、および前記キーホルダの取り出しが可能な操作者によって前記鍵の取り出しが可能なキーホルダ取出有効期限を設定可能とし、前記報知部は、前記キーホルダの取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる場合に、前記キーホルダの取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる旨を報知するものである。
た、本発明の鍵管理システムは、鍵を管理する鍵管理部を備える鍵管理機と、設定部と、報知部と、自動設定解除部と、履歴作成部と、を具備する鍵管理システムであって、前記設定部は、前記鍵の管理に係る権限を設定可能な管理者の情報、および前記管理者に対して前記権限の有効期限を設定し、前記管理者を選択して設定解除可能とし、前記報知部は、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる場合に、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨を報知し、前記自動設定解除部は、前記権限の有効期限が過ぎた管理者は自動的に設定解除し、前記履歴作成部は、前記自動設定解除部により自動的に設定解除した履歴と、前記設定部により設定解除した履歴と、を区別して履歴を作成するものである。
前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨の情報を、前記鍵管理機より取得する情報取得部をさらに備えるものである。
また、本発明の鍵管理方法は、鍵を管理する鍵管理部と、設定部と、報知部と、自動設定解除部と、履歴作成部と、を備える鍵管理機の鍵管理方法であって、前記鍵の管理に係る権限を設定可能な管理者の情報、および前記管理者に対して前記権限の有効期限を前記設定部により設定する設定ステップと、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる場合に、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨を前記報知部により報知する報知ステップと、前記設定部により前記管理者を選択して設定解除する設定解除ステップと、前記権限の有効期限が過ぎた管理者を前記自動設定解除部により自動的に設定解除する自動設定解除ステップと、前記自動設定解除部により自動的に設定解除した履歴と、前記設定部により設定解除した履歴と、を区別して、前記履歴作成部により履歴を作成する履歴作成ステップと、を具備するものである。
本発明によれば、利便性を保ち、厳正な鍵の管理ができる。
本発明の一実施の形態を示す鍵管理機の斜視図である。 同上鍵管理機の鍵およびキーホルダの斜視図である。 同上鍵管理機のブロック図である。 同上鍵管理機を用いた鍵管理システムの構成図である。 同上鍵管理機の管理者の設定画面の説明図である。 同上鍵管理機の報知処理のフローチャートである。 同上鍵管理機の管理者を自動削除した履歴を印字したジャーナルの説明図である。 同上鍵管理機の管理者を手動削除した履歴を印字したジャーナルの説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、鍵管理機10は、筐体である本体11を備えている。本体11の前面に第1の扉12、第2の扉13および表示ユニット14がそれぞれ開閉可能に設けられている。本体11の前面には、第1の扉12によって開閉される鍵管理部16、第2の扉13によって開閉されるプリンタ17および鍵交換部18、さらにカードリーダ19等が配設されている。
そして、鍵管理部16は、キーホルダ21にそれぞれリング22で連結された鍵23を管理する。鍵管理部16には、キーホルダ21が挿入されてそのキーホルダ21を施錠する複数の錠機構25が設けられている。錠機構25は、例えば、鍵管理部16のパネル部26に上下2段でかつ各段毎に5個ずつの配列で設けられている。パネル部26の各錠機構25の位置には、キーホルダ21が挿入される挿入口27が形成されている。各錠機構25の挿入口27の形状はそれぞれ異なっており、複数のキーホルダ21のうちの対応する形状のキーホルダ21のみ挿入可能とし、誤挿入防止が図られている。各錠機構25は、キーホルダ21が挿入口27の所定の施錠位置まで挿入されたことを検知するキーホルダ検知部、および所定の施錠位置に挿入されたキーホルダ21を施錠するキーホルダ施錠部等を有している。キーホルダ施錠部は、挿入されたキーホルダ21を係止部材によって係止し、例えばソレノイドなどの電気的駆動部によって係止部材による係止を解除可能とする。また、パネル部26の各錠機構25の下側には、例えばキーホルダ21を抜き取ったり挿入する錠機構25の位置等を表示するための錠表示部28が設けられている。なお、キーホルダ21や錠機構25等は、それぞれ複数でもよいし、1つずつでもよく、数に限定はない。
鍵管理部16での鍵23の管理に用いられるキーホルダ21は、例えば、キーホルダ本体、およびこのキーホルダ本体にリング22を介して係止されるリング係止体等を有している。鍵23が装着されたリング22を介して組み合わされたキーホルダ本体とリング係止体は、リング22を取り外し不可に係止されている。キーホルダ21に対する鍵23の交換や追加等のためのキーホルダ本体とリング係止体との係止解除は、鍵交換の権限を有する権限者である例えば管理者によって鍵交換部18で行うことが可能となっている。なお、1つのキーホルダ21には、1つの鍵23が連結される場合に限らず、利用目的に応じて複数の鍵23が一緒に連結される場合もある。そして、キーホルダ21は、錠機構25毎に対応して断面形状がそれぞれ異なっており、複数の錠機構25の挿入口27のうちの対応する錠機構25の挿入口27にのみ挿入可能で、誤挿入防止が図られている。
プリンタ17は、鍵抜取情報および鍵交換情報などを含む鍵管理機10の履歴を本体11内に配置されたロール紙などの用紙に印字する。プリンタ17で印字された用紙は、本体11の前面から導出されるか、もしくは本体11内の巻取ユニットによって巻き取られる。
鍵交換部18は、キーホルダ21と鍵23との連結を解除するもので、鍵交換の権限を有する権限者である例えば管理者のみが利用できる。鍵交換部18は、いずれのキーホルダ21も挿入可能とする挿入口30、この挿入口30を開閉するカバー31、挿入口30内の所定の係止解除位置まで挿入されたキーホルダ21に対してキーホルダ本体とリング係止体の係止を解除してリング22を外せる状態とする解除部材、管理者によるキーホルダ21に対しての係止解除を許可するとともに管理者以外によるキーホルダ21に対しての係止解除を不可とする鍵交換規制部、およびキーホルダ21に対して係止解除を行うことを検知する鍵交換検知部等を有している。鍵交換規制部は、例えば、ソレノイド等の電気的駆動部でストッパを挿入口30に進退させるストッパ機構を用い、通常はストッパが挿入口30内に進出し、キーホルダ21が挿入口30の所定の係止解除位置まで挿入されるのを規制し、また、管理者が操作する場合にのみストッパが挿入口30内から退避し、キーホルダ21が挿入口30の所定の係止解除位置まで挿入されるのを可能とする。
カードリーダ19は、本体11の前面に上下方向に沿ってスリット状に設けられた読取溝33内に配置されている。カードの磁気記憶帯を読取溝33に沿って上から下に通すことにより、カードリーダ19によってカードの磁気記憶帯から情報が読み取られる。
また、第1の扉12は、本体11にヒンジ35によって開閉可能に取り付けられ、本体11に配置された第1の扉施錠機構により本体11に対して閉鎖状態で施錠され、第1の扉施錠機構の解錠によって本体11から開放可能としている。
また、第2の扉13は、本体11にヒンジ36によって開閉可能に取り付けられ、本体11に配置された第2の扉施錠機構により本体11に対して閉鎖状態で施錠され、第2の扉施錠機構の解錠によって本体11から開放可能としている。
また、表示ユニット14は、操作部38および表示部39を有している。操作部38には、表示部39の前面に設けられたタッチパネル38aが用いられている。表示部39は、例えばカラーの液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどが用いられている。
次に、図2に、キーホルダ21にリング22で連結された鍵23を示す。
鍵23には、第1の無線タグ41が設けられている。第1の無線タグ41は、例えばRFID(Radio Frequency Identification)タグである。第1の無線タグ41は、固有の識別情報である第1の情報を有している。鍵23に第1の無線タグ41を設けるには、例えば、鍵23にシールタイプの第1の無線タグ41を貼り付けてもよいし、鍵23に第1の無線タグ41を埋め込んでもよいし、鍵23に第1の無線タグ41を連結してもよいし、鍵23の頭に取付可能なキーキャップに第1の無線タグ41を設けてもよい。
キーホルダ21には、第2の無線タグ42が設けられている。第2の無線タグ42は、例えばRFIDタグである。第2の無線タグ42は、固有の識別情報である第2の情報を有している。キーホルダ21に第2の無線タグ42を設けるには、例えば、シールタイプの第2の無線タグ42をキーホルダ21に貼り付けてもよいし、キーホルダ21内に第2の無線タグ42を設けてもよい。
また、図1に示すように、鍵管理機10の各錠機構25には、各錠機構25に挿入されるキーホルダ21の第2の無線タグ42から第2の情報を取得するとともに、このキーホルダ21に連結されている鍵23の第1の無線タグ41から第1の情報を取得する取得部44が配置されている。取得部44は、錠機構25に近接して設けられるか、錠機構25に設けられている。取得部44は、例えばRFIDリーダである。なお、ある錠機構25の取得部44で、隣接する錠機構25に挿入されるキーホルダ21および鍵23の各無線タグ41,42からの電波を誤って取得するのを防止するために、互いに隣接する錠機構25の間に電波を遮蔽する遮蔽板等を設けてもよい。
さらに、鍵管理機10の鍵交換部18には、鍵交換部18に挿入されるキーホルダ21の第2の無線タグ42から第2の情報を取得するとともに、このキーホルダ21に連結されている鍵23の第1の無線タグ41から第1の情報を取得する取得部45が配置されている。取得部45は、鍵交換部18に近接して設けられるか、鍵交換部18に設けられている。取得部45は、例えばRFIDリーダである。なお、鍵交換部18に設けられる取得部45は、必須ではなく、鍵管理機10の仕様や必要性に応じて選択的に設けてもよい。
次に、図3に鍵管理機10の制御系のブロック図を示す。
鍵管理機10は、この鍵管理機10を制御する制御部50を有している。制御部50は、操作部38および表示部39、カードリーダ19、各錠機構25(取得部44を含む)、プリンタ17、鍵交換部18(取得部45を含む)、記憶部51および出力部である通信部52等が接続されている。通信部52は、外部と通信する。
そして、制御部50は、認証部53、登録部54、識別部55、照合部56等の機能を備えている。
認証部53は、カードリーダ19によって読み取られるカード情報や操作部38で入力されるパスワード情報により、予め登録されている認証情報と照合し、操作者を認証する。
登録部54は、鍵23の固有の情報(鍵名称、鍵23に刻印された鍵番号等を含む)と第1の無線タグ41の第1の情報とを関連付けて登録し、さらに、キーホルダ21の固有の情報(挿入可能な錠機構25の番号等を含む)と第2の無線タグ42の第2の情報とを関連付けて登録し、さらに、キーホルダ21に係る情報(挿入可能な錠機構25の番号、第2の情報等を含む)とこのキーホルダ21に連結されている鍵23に係る情報(鍵名称、鍵番号、第1の情報等を含む)とを関連付けて登録する。また、登録部54は、錠機構25に係る情報(錠機構25の番号等)とこの錠機構25に挿入されるキーホルダ21に係る情報(挿入可能な錠機構25の番号、第2の情報等を含む)とを関連付けて登録する。したがって、錠機構25に係る情報と、この錠機構25に挿入可能なキーホルダ21に係る情報と、このキーホルダ21に連結されている鍵23に係る情報とが関連付けられて登録される。これら登録情報は、記憶部51に記憶される。
識別部55は、取得部44,45により取得した第1の情報および第2の情報に基づき、キーホルダ21およびこのキーホルダ21に連結されている鍵23を識別する。識別部55は、錠機構25にキーホルダ21が挿入された際、操作部38にて所定の操作が行われた際、および鍵交換部18による鍵交換処理時等に、キーホルダ21およびこのキーホルダ21に連結されている鍵23を識別する。なお、操作部38による所定の操作とは、例えば、鍵交換完了とするボタンが押下されたときや、鍵交換が完了した旨の確認ボタンが押下されたとき等が含まれる。また、鍵交換処理時とは、鍵交換部18にて鍵23を交換し、鍵交換済みのキーホルダ21を錠機構25に挿入するまでが含まれる。
照合部56は、記憶部51に記憶している情報(登録部54によって登録される情報)と、識別部55による識別結果とを照合する。例えば、照合部56は、記憶部51に記憶している第1の情報と第2の情報の関連付けの情報に対して、識別部55によって識別された第1の情報および第2の情報が一致するか否かを照合する。
そして、鍵管理機10は、管理する鍵23の取り出しを承認する承認権限者である管理者の情報を登録し、被承認者である操作者が管理者の承認を得る形で特定の鍵23を取り出したり返却することを可能としている。
鍵管理機10は、管理者によって鍵23の管理に係る権限を設定可能としている。鍵23の管理に係る権限とは、例えば、鍵23の取り出しにかかる権限として、鍵23の取り出しが可能な操作者の情報、この操作者によって鍵23の取り出しが可能な時間帯、この操作者によって鍵23の持ち出しが可能な時間長さ、この操作者によって鍵23の取り出しが可能な鍵取出有効期限等が含まれ、また、鍵23の返却に係る権限として、鍵23の返却が可能な操作者の情報、この操作者によって鍵23の返却が可能な時間帯、この操作者によって鍵23の返却が可能な鍵返却有効期限等が含まれ、鍵23の管理に係る権限に関するものであればどのようなものでもよい。
操作部38は、制御部50による管理者設定モードの際に、鍵23の管理に係る権限を設定可能な管理者の情報、および管理者に対して権限の有効期限を設定する設定部57として構成されている。この設定部57では、権限の有効な管理者によって、鍵23やキーホルダ21の取り出しが可能な操作者の情報、およびこの操作者によって鍵23やキーホルダ21の取り出しが可能な鍵取出有効期限やキーホルダ取出有効期限も設定可能としている。また、この設定部57では、権限の有効な管理者によって、管理者や操作者の設定を削除または無効とする設定解除を可能としている。
また、表示部39は、制御部50による管理者設定モードの際に、設定部57による設定する設定画面を表示する。
表示部39は、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる場合に、権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨の報知情報を報知する報知部58として構成されている。この報知部58は、一定間隔毎に定期的に報知情報を報知する。この一定間隔毎は、例えば、1日毎でもよいし、1週間毎でもよいし、鍵管理機10を覆うカバーの開放に伴う使用開始時毎でもよいし、キーホルダ21の取り出し毎または返却毎でもよい。さらに、この報知部58は、例えば、設定部57にて新しい管理者が追加されたり、権限の有効期限が延ばされること等により、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる事態が解消された場合に、定期的な報知を止める。また、この報知部58は、鍵23やキーホルダ21の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる場合にも、鍵23やキーホルダ21の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる旨の報知情報を報知する。なお、報知部58は、報知情報を表示部39による表示によって報知するが、表示部39による表示以外に、音声案内等によって報知してもよい。そして、このような報知部58の動作は、制御部50によって制御される。
権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなるか否かを判断するための所定期間や、報知部58が報知情報を一定間隔毎に報知するタイミングは、設定部57によって任意に変更設定可能としている。なお、報知するタイミングは、例えば、管理者がいないくなる日から○○日前に報知する、管理者が追加されるまで○日毎に報知する等、詳細に設定可能とする。さらに、報知するタイミングとしては、権限の有効な管理者が操作した際(例えば全ての鍵23が返却されているか否かを確認する締め上げ処理等)を含むことが好ましい。
また、制御部50は、設定部57によって鍵23の管理に係る権限を設定可能な管理者を設定する管理者設定モードを有している。制御部50は、報知部58による報知後に、管理者設定モードに自動的に移行させ、表示部39に設定画面を表示させる。
そして、制御部50は、権限の有効期限に基づいて権限の有効な管理者や操作者が所定期間内に全ていなくなることを検知する検知部60、権限の有効期限が過ぎた管理者や操作者を自動的に削除または無効とする設定解除をする自動設定解除部61、および設定解除に係る履歴等の履歴を作成する履歴作成部62を備える。
履歴作成部62は、自動設定解除部61により自動的に設定解除した履歴と、設定部57により手動で設定解除した履歴と、を区別して履歴を作成する。
次に、図4に、鍵管理機10を用いた鍵管理システム70を示す。
鍵管理システム70は、鍵管理機10、この鍵管理機10と接続される端末71およびサーバ72等で構成されている。鍵管理機10と端末71とはインラインで接続され、また、鍵管理機10とサーバ72とはネットワーク73を通じて接続されている。
なお、鍵管理機10と端末71についても、ネットワーク73を通じて接続されていてもよい。
鍵管理機10は、通信部52により、識別部55による識別結果を端末71やサーバ72に出力する。さらに、鍵管理機10は、管理データを新規作成する場合に備えて、記憶部51で記憶している情報(キーホルダ21と鍵23と錠機構25の位置の関係等)を出力するようにしてもよい。
端末71は、例えばパソコン、タブレット、スマートフォン等で構成されている。端末71は、鍵管理機10で管理している鍵23に係る管理データを有している。端末71は、鍵管理機10の通信部52により出力された識別結果に基づき、管理データを更新する。なお、サーバ72も、端末71と同様に、管理データを有していてもよい。
次に、鍵管理機10の動作を説明する。
まず、鍵23の取出操作について説明する。
鍵23の取り出しを行う操作者は、保有するカードをカードリーダ19に通し、その後に表示部39に表示される入力画面でパスワードを入力する。操作者の情報が認証部53によって認証されることにより、表示部39にキーホルダ21の抜き取りが可能な錠機構25の選択画面を表示する。
表示部39の選択画面では、実際の錠機構25の配列に対応した配置でかつ錠機構25毎に番号を付した選択ボタンを一覧表示するとともに、予め登録されている操作者の取出権限のある鍵23に対応した選択ボタンを取出権限のない鍵23に対応した選択ボタンとは別の表示形態で表示する。さらに、取出権限のある鍵23のうち、鍵23が取出状態にある錠機構25の選択ボタンと鍵23を取出可能な錠機構25の選択ボタンとを異なる色で表示する。このとき、各錠機構25の錠表示部28の表示形態が、表示部39の表示と同期する。
操作者が表示部39の選択画面で選択ボタンを選択操作した後に確定操作をすることにより、選択された錠機構25を解錠する。操作者は、選択された錠機構25からキーホルダ21を抜き取り、キーホルダ21とともに鍵23を鍵管理機10から取り出して使用する。
なお、鍵23の取出時において、表示部39の選択画面による選択は必要とせず、カード情報およびパスワードの認証により、操作者がキーホルダ21の抜き取り可能な錠機構25を一斉に解除する構成としてもよい。
キーホルダ21が選択された錠機構25から抜かれたことを錠機構25のキーホルダ検知部で検知することにより、取出日時、操作者情報、キーホルダ21に係る情報(挿入可能な錠機構25の番号、第2の情報等を含む)および鍵23に係る情報(鍵名称、鍵番号、第1の情報等を含む)等を含む取出情報の履歴を記憶部51に記憶する。または、キーホルダ21が錠機構25から引き抜かれ、このキーホルダ21および鍵23が錠機構25の取得部44との無線通信可能な範囲の外に出ることにより、取得部44の情報状態の変化に基づいて制御部50がキーホルダ21が錠機構25から抜かれたと判断し、取出日時、操作者情報、キーホルダ21に係る情報(挿入可能な錠機構25の番号、第2の情報等を含む)および鍵23に係る情報(鍵名称、鍵番号、第1の情報等を含む)等を含む取出情報の履歴を記憶部51に記憶してもよい。
次に、鍵23の返却操作について説明する。
操作者によって返却する鍵23のキーホルダ21を対応する錠機構25の挿入口30に挿入する。このキーホルダ21が錠機構25の所定の施錠位置まで挿入されることにより、錠機構25のキーホルダ施錠部によってキーホルダ21を施錠する。
キーホルダ21が錠機構25に挿入されて施錠されたことを錠機構25のキーホルダ検知部で検知し、キーホルダ21が返却された錠機構25の取得部44でキーホルダ21の第2の無線タグ42からの第2の情報およびこのキーホルダ21に連結されている鍵23の第1の無線タグ41からの第1の情報を取得する。この取得情報から制御部50の識別部55でキーホルダ21および鍵23を識別するとともに、この識別情報を制御部50の照合部56で記憶部51に記憶している情報と照合する。この照合が一致することにより、制御部50はキーホルダ21が錠機構25に返却されたことを確認し、返却日時、キーホルダ21に係る情報(挿入可能な錠機構25の番号、第2の情報等を含む)および鍵23に係る情報(鍵名称、鍵番号、第1の情報等を含む)等を含む返却情報の履歴を記憶部51に記憶する。
ここで説明した返却操作は認証操作を必要としない通常運用の場合であるが、取出操作時と同様に、鍵23の返却にカード情報およびパスワードの入力による認証操作を必要とする返却認証運用とすることもできる。なお、この返却認証を行う操作者は、鍵貸出操作を行った操作者本人でもよいし、この操作者本人とは別のユーザでもよい。
次に、キーホルダ21に連結されている鍵23を別の鍵23に交換したり、キーホルダ21に別の鍵23を追加したり、キーホルダ21に連結されている複数の鍵23の中から一部の鍵23を外したりといったキーホルダ21に対する鍵交換処理について説明する。この鍵交換処理は、鍵交換の権限を有している権限の有効な管理者によって可能とする。
鍵交換の権限の有効な管理者により、上述と同様にカード情報およびパスワードの入力による認証後に、操作部38を操作して鍵交換モードを選択し、表示部39に表示される鍵交換モード画面で鍵交換を行うキーホルダ21を選択する。この操作により、選択されたキーホルダ21の錠機構25を解錠し、また、鍵交換部18では挿入口30内の係止解除位置までキーホルダ21を挿入可能な状態とする。
管理者は、選択されたキーホルダ21を錠機構25から抜き取り、抜き取ったキーホルダ21を鍵交換部18の挿入口30に挿入する。キーホルダ21を挿入口30内の係止解除位置まで挿入すると、挿入口30内の解除部材により、キーホルダ21の係止が解除されてリング22を外せる状態となる。
キーホルダ21が挿入口30内の係止解除位置まで挿入されたことを鍵交換部18の鍵交換検知部で検知し、キーホルダ21が挿入された鍵交換部18の取得部45でキーホルダ21の第2の無線タグ42からの第2の情報およびこのキーホルダ21に連結されている鍵23の第1の無線タグ41からの第1の情報を取得し、この取得情報から制御部50の識別部55でキーホルダ21およびこのキーホルダ21に連結されている鍵23を識別し、この識別情報を制御部50の照合部56で記憶部51に記憶している情報と照合し、この照合が一致することにより、制御部50は鍵交換処理を行おうとしているキーホルダ21および鍵23を確認し、交換日時、操作する管理者情報、キーホルダ情報および鍵情報等を含む鍵交換情報の履歴を記憶部51に記憶する。
管理者は、係止の解除されたキーホルダ21を鍵交換部18から抜き取り、キーホルダ21からリング22を外し、リング22に対して別の鍵23と交換したり、リング22に別の鍵23を追加したり、リング22に装着されている複数の鍵23の中から一部の鍵23を外したりした後、キーホルダ21とリング22とを組み合わせてリング22を外せない状態にキーホルダ21を係止し、キーホルダ21に対する鍵交換操作を完了する。
そして、鍵交換操作の終えたキーホルダ21を元の錠機構25に挿入し、返却する。
キーホルダ21が返却された錠機構25の取得部44は、キーホルダ21に連結されている鍵23の第1の無線タグ41から第1の情報を取得するとともに、キーホルダ21の第2の無線タグ42から第2の情報を取得する。
制御部50の識別部55は、取得部44で取得した第1の情報および第2の情報に基づき、キーホルダ21に連結されている鍵23およびキーホルダ21を識別する。
制御部50の照合部56は、キーホルダ21に係る情報(挿入可能な錠機構25の番号、第2の情報等を含む)とキーホルダ21に連結されている鍵23に係る情報(鍵名称、鍵番号、第1の情報等を含む)とを関連付けて記憶部51に記憶している情報と、識別部55による識別結果とを照合する。
そして、照合部56による照合が一致せず、キーホルダ21に連結されている鍵23が関連付けされていない場合、報知部(鍵情報報知部)58で、新たに取得された鍵23の鍵情報(第1の情報)や不足する鍵23の鍵情報(鍵名称、鍵番号、第1の情報等)を報知する。
管理者は、報知部(鍵情報報知部)58による報知、つまり表示部39に表示される鍵情報を確認し、鍵情報が報知された新たな鍵23の鍵名称や鍵23に刻印された鍵番号等の鍵23の固有の情報を操作部38で入力する。
鍵23の固有の情報が入力されることにより、制御部50の登録部54は、入力された鍵23の固有の情報と鍵23の第1の無線タグ41から取得された第1の情報とを関連付けて自動的に登録する。さらに、制御部50の登録部54は、キーホルダ21に係る情報(挿入可能な錠機構25の番号、第2の情報等を含む)とこのキーホルダ21に連結されている鍵23に係る情報(鍵名称、鍵番号、第1の情報等を含む)とを関連付けて自動的に登録する。
これらの登録完了により、鍵管理機10から識別結果や登録情報等の情報を上位機器である端末71やサーバ72に出力し、鍵交換処理が完了する。
そして、端末71やサーバ72では、鍵管理機10の通信部52により出力された識別結果や登録情報に基づき、管理データを更新する。
また、鍵交換操作により、キーホルダ21に連結されている複数の鍵23の中から一部の鍵23を外した場合、管理者は、表示部39に表示される不足する鍵23の鍵情報を確認し、操作部38で登録を削除する操作をする。
次に、他の処理として、全ての鍵23が返却されているか否かを確認する締め上げ処理がある。この場合、権限の有効な管理者が操作部38で全ての鍵23の鍵精査処理を選択操作することにより、全ての錠機構25の取得部44でキーホルダ21に連結されている鍵23の情報を取得し、これら取得情報から識別部55で鍵23を識別し、全ての鍵23が返却されているか確認する。
さらに、特定の錠機構25に挿入されているキーホルダ21に連結されている鍵23が正常か否かを確認する鍵精査処理がある。この場合、権限の有効な管理者が操作部38で特定の錠機構25の鍵23の鍵精査処理を選択操作することにより、選択された特定の錠機構25の取得部44でキーホルダ21に連結されている鍵23の情報を取得し、この取得情報から識別部55で鍵23を識別し、鍵23を確認する。
なお、制御部50により、所定の時間毎に、全ての錠機構25の取得部44での情報取得、および識別部55での識別による確認動作を自動的に行ってもよい。
次に、鍵23の管理に係る権限を設定可能な管理者の登録について説明する。
権限の有効な管理者は、上述と同様にカード情報およびパスワードの入力による認証後に、操作部38を操作して管理者設定モードを選択する。
制御部50による管理者設定モードにより、表示部39に登録画面を表示する。管理者は、操作部38である設定部57により、新たに設定する管理者の情報を入力した後、図5に示す次の登録画面において、新たに設定する管理者に対しての権限の有効期限を入力し、登録ボタンを押下して設定登録する(鍵管理方法の設定ステップである)。権限の有効期限の入力としては、利用開始日と利用終了日が含まれる。
また、管理者設定モード(または別の管理者有効期限延長モード)の際に、権限の有効な管理者により、設定部57にて権限の有効期限が近付いている管理者を選択し、その管理者の権限の有効期限を延ばすように設定してもよい。
次に、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる場合の報知処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
制御部50の検知部60では、登録されている全ての管理者の権限の有効期限に基づいて、所定期間内に権限の有効期限が切れる管理者や権限の有効期限が切れた管理者を検知する。
そして、制御部50は、検知部60による検知に基づいて、権限の有効期限が切れた管理者がいるか判断する(ステップS1)。
権限の有効期限が切れた管理者がいない場合には(ステップS1のNO)、所定期間内に権限の有効期限が切れる管理者がいるか判断する(ステップS2)。
所定期間内に権限の有効期限が切れる管理者がいない場合には(ステップS2のNO)、ステップ1に戻る。
所定期間内に権限の有効期限が切れる管理者がいる場合には(ステップS2のYES)、所定期間内に権限の有効な管理者が全ていなくなるか判断する(ステップS3)。
例えば、所定期間内に権限の有効期限が切れる管理者とは別に、所定期間内に権限の有効期限が切れない管理者がいる場合には、所定期間内に権限の有効な管理者がいなくならないと判断し(ステップS3のNO)、ステップ1に戻る。
ここで、権限の有効期限が切れた管理者がいる場合には(ステップS1のYES)、制御部50の自動設定解除部61により、権限の有効期限が切れた管理者の設定を自動的に削除または無効とする設定解除を行う(ステップS4)。
また、所定期間内に権限の有効な管理者が全ていなくなると判断した場合には(ステップS3のYES)、報知部58により所定期間内に権限の有効な管理者が全ていなくなる旨を報知する(ステップS5であり、鍵管理方法の報知ステップである)。
所定期間内に権限の有効な管理者が全ていなくなる事態が解消されるまでは(ステップS6のNO)、所定期間内に権限の有効な管理者が全ていなくなるとの判断または報知から一定間隔が経過したか否かを判断する(ステップS7)。一定期間が経過した場合(ステップS7のYES)、ステップS1-S3を経てステップS5にて再び報知部58で報知する。
そして、権限の有効な管理者は、設定部57にて新しい管理者を追加するか、管理者の権限の有効期限延ばすように設定する。
新しい管理者が追加されるか、管理者の権限の有効期限が延ばされることにより、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる事態が解消された場合には(ステップS6のYES)、ステップS1に戻る。これにより、定期的な報知を止めることになる。
また、所定期間内に権限の有効な管理者が全ていなくなる事態が解消されないまま、管理者の権限の有効期限が切れた場合には、ステップ4にて管理者の設定が自動的に削除または無効とする設定解除がなされる。この場合、権限の有効な管理者が全ていなくなるが、特殊操作により管理者を設定可能としてもよい。特殊操作としては、例えば、操作部38による特殊なボタン操作や、メンテナンスモードからの操作等が含まれる。
また、管理者と同様に、鍵23やキーホルダ21の取り出しが可能な操作者についても、所定期間内にいなくなる場合、鍵23やキーホルダ21の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる旨を報知する等の図6に示す報知処理を行う。
なお、鍵管理機10は、鍵管理機10が設置される店舗等の人事データベースと連動してもよい。例えば、人事異動等により管理者が他の店舗へ移動するために端末71やサーバ72が備える人事データベースに変更にあった場合、鍵管理機10はその管理者の権限を削除または無効としてもよい。
また、鍵管理システム70は、権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨の情報を鍵管理機10より取得する情報取得部を備えていてもよい。この情報取得部は、例えば人事データベースが備えていてもよい。この場合、人事データベースは、鍵管理機10の権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨の情報を共用できる。
また、権限の有効期限が切れた管理者の設定を自動的に削除または無効とする設定解除した場合、制御部50の履歴作成部62により、履歴を作成する。図7には、その履歴をプリンタ17で印字したジャーナルを示す。この場合、権限の有効期限が切れた管理者の設定を自動的に例えば削除していることが確認できるように、図7に2点鎖線で示すように、操作者の欄に自動削除と表示する。
さらに、権限の有効な管理者によって、設定部57で鍵管理機10に登録されている一部の管理者を手動で削除または無効とする設定解除を可能としている。権限の有効な管理者によって、鍵管理機10に登録されている一部の管理者を手動で削除または無効とする設定解除をした場合にも、制御部50の履歴作成部62により、履歴を作成する。図8には、その履歴をプリンタ17で印字したジャーナルを示す。この場合、例えば削除操作した管理者が確認できるように、図8に2点鎖線で示すように、操作者の欄に管理者の情報を表示する。
なお、管理者の設定解除に伴う履歴の作成と同様に、鍵23やキーホルダ21の取り出しが可能な操作者についても、自動的に削除または無効とする設定解除した場合の履歴、および手動で削除または無効とする設定解除をした場合の履歴をそれぞれ作成する。
したがって、履歴作成部62では、自動設定解除部61により自動的に設定解除した履歴と、設定部57により手動で設定解除した履歴と、を区別して履歴を作成する。
以上のように、鍵管理機10によれば、鍵23の管理に係る権限を設定可能な管理者に対して権限の有効期限を設定するとともに、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる場合には、権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨を報知するため、利便性を保ち、厳正な鍵23の管理ができる。すなわち、鍵23の管理に係る権限を持つ者がいなくなってしまうという問題を未然に防止可能とすることにより、厳正な鍵23の管理ができる。
また、報知後に、設定部57によって権限の有効な管理者を設定する管理者設定モードに自動的に移行させるため、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる事態を解消するように促すことができる。
さらに、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる場合には、一定間隔毎に定期的に報知するため、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる事態を解消するように促し、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる事態を解消されないまま放置されるのを防止できる。
さらに、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる事態が解消された場合には、定期的な報知を止めることができる。
また、設定部57により、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなるか否かを判断するための所定期間を変更可能とするため、利便性を向上できる。
さらに、報知部58が報知情報を報知するタイミングを設定可能とするため、利便性を向上できる。
また、鍵23の取り出しが可能な操作者に対して鍵23の取り出しが可能な鍵取出有効期限を設定するとともに、鍵23の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる場合には、鍵23の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる旨を報知するため、鍵23の取り出しが可能な操作者がいなくなってしまうという問題を未然に防止し、利便性を保ち、厳正な鍵23の管理ができる。
さらに、キーホルダ21の取り出しが可能な操作者に対してキーホルダ21の取り出しが可能なキーホルダ取出有効期限を設定するとともに、キーホルダ21の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる場合には、キーホルダ21の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる旨を報知するため、キーホルダ21の取り出しが可能な操作者がいなくなってしまうという問題を未然に防止し、利便性を保ち、厳正な鍵23の管理ができる。
また、自動設定解除部61により、権限の有効期限が過ぎた管理者を自動的に設定解除するため、利便性を保ち、厳正な鍵23の管理ができる。
また、履歴作成部62により、自動設定解除部61で自動的に設定解除した履歴と、設定部57により手動で設定解除した履歴と、を区別して履歴を作成するため、どのようにして設定解除されたかを履歴から把握できる。
また、鍵管理システム70において、鍵23の管理に係る権限を設定可能な管理者に対して権限の有効期限を設定するとともに、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる場合には、権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる旨を報知するため、利便性を保ち、厳正な鍵23の管理ができる。すなわち、鍵23の管理に係る権限を持つ者がいなくなってしまうという問題を未然に防止可能とすることにより、厳正な鍵23の管理ができる。
なお、鍵には、鍵穴に差し込んで操作する鍵の他、カード形態の鍵や車の鍵等のその他の形態についても含まれる。したがって、鍵管理機は、例えばカード管理機や車用鍵管理機(キーボックス)としても置き換え可能である。
また、本実施の形態の特徴は、鍵管理機だけでなく、管理者の設定を行う他の装置にも適用できる。
10 鍵管理機
16 鍵管理部
21 キーホルダ
23 鍵
50 制御部
57 設定部
58 報知部
60 検知部
61 自動設定解除部
62 履歴作成部
70 鍵管理システム

Claims (12)

  1. 鍵を管理する鍵管理部を備える鍵管理機であって、
    前記鍵の管理に係る権限を設定可能な管理者の情報、および前記管理者に対しての権限の有効期限を設定する設定部と、
    設定されている全ての管理者の前記権限の有効期限に基づいて、前記権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなるか検知する検知部と、
    前記検知部の検知により、前記権限の有効な管理者が所定期間内に全ていなくなる場合に、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨を報知する報知部と、
    を具備することを特徴とする鍵管理機。
  2. 鍵を管理する鍵管理部を備える鍵管理機であって、
    前記鍵の管理に係る権限を設定可能な管理者の情報、および前記管理者に対しての権限の有効期限を設定する設定部と、
    前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる場合に、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨を報知する報知部と、
    前記権限の有効期限が過ぎた管理者は自動的に設定解除する自動設定解除部と、
    履歴を作成する履歴作成部と、
    を具備し、
    前記設定部は、前記管理者を選択して設定解除可能とし、
    前記履歴作成部は、前記自動設定解除部により自動的に設定解除した履歴と、前記設定部により設定解除した履歴と、を区別して履歴を作成する
    ことを特徴とする鍵管理機。
  3. 前記報知部による報知後に、前記権限の有効な管理者を前記設定部によって設定する管理者設定モードに移行させる制御部をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の鍵管理機。
  4. 前記報知部は、一定間隔毎に定期的に報知する
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の鍵管理機。
  5. 前記報知部は、前記権限の有効な管理者が前記所定期間内にいなくなる事態が解消された場合に、前記定期的な報知を止める
    ことを特徴とする請求項記載の鍵管理機。
  6. 前記設定部は、前記所定期間を変更可能とする
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一記載の鍵管理機。
  7. 前記設定部は、前記報知部が報知するタイミングを設定可能とする
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一記載の鍵管理機。
  8. 前記設定部は、前記権限の有効な管理者によって、前記鍵の取り出しが可能な操作者の情報、および前記鍵の取り出しが可能な操作者によって前記鍵の取り出しが可能な鍵取出有効期限を設定可能とし、
    前記報知部は、前記鍵の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる場合に、前記鍵の取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる旨を報知する
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一記載の鍵管理機。
  9. 前記鍵と連結するキーホルダをさらに具備し、
    前記設定部は、前記権限の有効な管理者によって、前記キーホルダの取り出しが可能な操作者の情報、および前記キーホルダの取り出しが可能な操作者によって前記鍵の取り出しが可能なキーホルダ取出有効期限を設定可能とし、
    前記報知部は、前記キーホルダの取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる場合に、前記キーホルダの取り出しが可能な操作者が所定期間内にいなくなる旨を報知する
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一記載の鍵管理機
  10. 鍵を管理する鍵管理部を備える鍵管理機と、設定部と、報知部と、自動設定解除部と、履歴作成部と、を具備する鍵管理システムであって、
    前記設定部は、前記鍵の管理に係る権限を設定可能な管理者の情報、および前記管理者に対して前記権限の有効期限を設定し、前記管理者を選択して設定解除可能とし、
    前記報知部は、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる場合に、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨を報知し、
    前記自動設定解除部は、前記権限の有効期限が過ぎた管理者は自動的に設定解除し、
    前記履歴作成部は、前記自動設定解除部により自動的に設定解除した履歴と、前記設定部により設定解除した履歴と、を区別して履歴を作成する
    ことを特徴とする鍵管理システム。
  11. 前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨の情報を、前記鍵管理機より取得する情報取得部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項10記載の鍵管理システム。
  12. 鍵を管理する鍵管理部と、設定部と、報知部と、自動設定解除部と、履歴作成部と、を備える鍵管理機の鍵管理方法であって、
    前記鍵の管理に係る権限を設定可能な管理者の情報、および前記管理者に対して前記権限の有効期限を前記設定部により設定する設定ステップと、
    前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる場合に、前記権限の有効な管理者が所定期間内にいなくなる旨を前記報知部により報知する報知ステップと、
    前記設定部により前記管理者を選択して設定解除する設定解除ステップと、
    前記権限の有効期限が過ぎた管理者を前記自動設定解除部により自動的に設定解除する自動設定解除ステップと、
    前記自動設定解除部により自動的に設定解除した履歴と、前記設定部により設定解除した履歴と、を区別して、前記履歴作成部により履歴を作成する履歴作成ステップと、
    を具備することを特徴とする鍵管理方法。
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