JP2017195517A - 期限通知装置、証明書更新システム、期限通知方法および期限通知プログラム - Google Patents

期限通知装置、証明書更新システム、期限通知方法および期限通知プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】証明書の更新処理等における期限の通知を効率化する期限通知装置、方法及びプログラム並びに証明書更新システムを提供する。
【解決手段】期限通知装置10において、選択部21は、複数の期限データ43の中から、1つの期限データ43を選択し、選択した期限データ43が示すIDを、通知リスト42に登録する。それぞれの期限データ43は、証明書を利用する機器のIDと、証明書の有効期限とを示すデータである。抽出部22は、複数の期限データ43の中から、選択部21により選択された期限データ43が示す有効期限より起算して、同時通知期間31内に到来する有効期限を示す期限データ43を抽出し、抽出した期限データ43が示すIDを、通知リスト42に登録する。通知部23は、選択部21および抽出部22により通知リスト42に登録されたIDについて、対応する有効期限を、外部にまとめて通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、期限通知装置、証明書更新システム、期限通知方法および期限通知プログラムに関するものである。
有効期限が異なる複数の電子証明書を管理している場合に、有効期限が特定の日付以前である電子証明書すべてについて更新処理を一括で行う、という手法が特許文献1に記載されている。
特開2005−142661号公報
複数証明書を管理する場合、証明書の更新処理が煩雑となる。更新処理の具体例として、ゲートウェイ(GW)装置の証明書の更新処理を考えると、次の5つの手順が必要である。
(1)ゲートウェイ装置は、証明書の有効期限が近づくと、有効期限切れ警告を管理者に通知する。
(2)通知を受けた管理者は、認証局に対して証明書の発行を要求する。
(3)認証局は、証明書の発行後、証明書を管理者に通知する。
(4)管理者は、ゲートウェイ装置の証明書を通知された証明書に更新する。
(5)ゲートウェイ装置は、更新結果を管理者に通知する。
ゲートウェイ装置の証明書の有効期限が近づく度に、これら5つの手順が必要となり、管理する証明書の数に比例して管理者の負荷が増加する。特許文献1に記載されている手法は、上記5つの手順を考慮したものではないため、実際の更新処理に適用することが困難である。
本発明は、証明書の更新処理等における期限の通知を効率化することを目的とする。
本発明の一態様に係る期限通知装置は、
それぞれ識別子と期限とを対応付けて示す複数の期限データの中から、1つの期限データを選択し、選択した期限データが示す識別子を、メモリに記憶される通知リストに登録する選択部と、
前記複数の期限データの中から、前記選択部により選択された期限データが示す期限より起算して、予め設定された期間である同時通知期間内に到来する期限を示す期限データを抽出し、抽出した期限データが示す識別子を、前記通知リストに登録する抽出部と、
前記選択部および前記抽出部により前記通知リストに登録された識別子について、対応する期限を、通信装置を用いて外部にまとめて通知する通知部とを備える。
本発明では、期限が通知される際に、その期限より起算して同時通知期間内に到来する期限もまとめて通知される。よって、期限の通知を効率化することができる。
実施の形態1に係る期限通知装置の構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る証明書更新システムの構成を示すブロック図。 実施の形態1に係る証明書更新システムの更新処理の手順を示すシーケンス図。 実施の形態1に係る期限通知装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る期限通知装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る期限通知装置による期限の通知の例を示す図。 実施の形態2に係る期限通知装置の構成を示すブロック図。 実施の形態2に係る期限通知装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係る期限通知装置による期限の通知の例を示す図。 実施の形態3に係る期限通知装置の構成を示すブロック図。 実施の形態3に係る期限通知装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係る期限通知装置の動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係る期限通知装置による期限の通知の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、本実施の形態に係る期限通知装置10の構成を説明する。
期限通知装置10は、コンピュータである。期限通知装置10は、プロセッサ11を備えるとともに、メモリ12、通信装置13といった他のハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
期限通知装置10は、機能要素として、選択部21と、抽出部22と、通知部23とを備える。選択部21、抽出部22、通知部23といった「部」の機能は、ソフトウェアにより実現される。
プロセッサ11は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ11は、具体的には、CPU(Central Processing Unit)である。
メモリ12には、同時通知期間31の設定値と、最小通知期間32の設定値とが記憶される。メモリ12には、期限リスト41と、通知リスト42とがさらに記憶される。期限リスト41には、複数の期限データ43が含まれる。メモリ12は、具体的には、フラッシュメモリ、または、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置13は、データを受信するレシーバおよびデータを送信するトランスミッタを含む。通信装置13は、具体的には、通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
期限通知装置10は、ハードウェアとして、入力装置およびディスプレイを備えていてもよい。
入力装置は、具体的には、マウス、キーボード、または、タッチパネルである。
ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
メモリ12には、「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、プロセッサ11に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。メモリ12には、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ11は、OSを実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。なお、「部」の機能を実現するプログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
「部」の機能を実現するプログラムおよびOSは、補助記憶装置に記憶されていてもよい。補助記憶装置は、具体的には、フラッシュメモリ、または、HDD(Hard Disk Drive)である。補助記憶装置に記憶されているプログラムおよびOSは、メモリ12にロードされ、プロセッサ11によって実行される。
期限通知装置10は、プロセッサ11を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、「部」の機能を実現するプログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ11と同じように、プロセッシングを行うICである。それぞれのプロセッサは、具体的には、CPUである。
「部」の処理の結果を示す情報、データ、信号値、および、変数値は、メモリ12、補助記憶装置、または、プロセッサ11内のレジスタまたはキャッシュメモリに記憶される。
「部」の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、光ディスクといった可搬記録媒体に記憶されてもよい。
図2を参照して、本実施の形態に係る証明書更新システム50の構成を説明する。
証明書更新システム50は、期限通知装置10のほかに、複数の機器60と、端末装置70とを備える。
期限通知装置10は、次の2つの機能を持つ。1つ目は有効期限切れ警告機能、2つ目は更新指示機能である。有効期限切れ警告機能は、有効期限の迫った証明書をまとめて管理者の端末装置70に通知する機能である。まとめて通知する証明書の決定方法については後述する。更新指示機能は、機器60に対して証明書の更新を指示し、機器60から通知された更新後の証明書の有効期限をメモリ12に保存する機能である。なお、更新指示機能については、機能の一部または全部を、期限通知装置10の代わりに端末装置70が持っていてもよい。
複数の機器60は、それぞれ証明書を利用する装置である。それぞれの機器60は、具体的には、工場等に設置された各種センサからセンサ情報を収集し、収集したセンサ情報を、インターネット等のネットワークを介して、データセンタ等に設置されたサーバ装置に送信するゲートウェイ装置である。ゲートウェイ装置は、サーバ装置との通信の際に証明書を利用する。有効期限の切れた証明書を持つゲートウェイ装置の通信は、失敗する。すなわち、有効期限切れの証明書を持つゲートウェイ装置は、センサ情報をサーバ装置に送信することができない。
端末装置70は、管理者によって利用されるコンピュータである。端末装置70は、期限通知装置10から通知された有効期限に合わせて、複数の機器60のそれぞれにより利用される証明書を更新する。端末装置70は、証明書の更新の際に、複数の機器60のそれぞれに対し、認証局80から証明書を取得するように命令する。複数の機器60は、それぞれインターネット等のネットワークを介して、認証局80から証明書を取得する。
認証局80は、次の2つの機能を持つ。1つ目は証明書発行機能、2つ目は証明書通知機能である。証明書発行機能は、指定された数の証明書を発行し、PIN(Personal Identification Number)を用いて暗号化して、暗号化された証明書を取得するためのID(IDentifier)およびPASS(PASSword)を発行し、暗号化した証明書に対応付ける機能である。証明書通知機能は、IDおよびPASSが渡された場合に、渡されたIDおよびPASSに対応付いた暗号化された証明書を返す機能である。
機器60は、証明書取得機能を持つ。証明書取得機能は、IDおよびPASSを指定して認証局80にアクセスし、暗号化された証明書を取得して、PINを用いて証明書を復号し、証明書を更新する機能である。
***動作の説明***
図3を参照して、証明書更新システム50の更新処理の手順を説明する。
更新処理は、以下の手順で行われる。
(1)期限通知装置10は、管理者の端末装置70に有効期限切れ警告を通知する。
(2)端末装置70は、管理者の操作によって証明書発行要求を認証局80に送る。証明書の発行要求を受けた認証局80は、証明書を発行し、発行した証明書を、PINを用いて暗号化し、暗号化した証明書の取得に必要なIDおよびPASSを発行する。
(3)認証局80は、証明書の復号に必要なPINと証明書の取得に必要なIDおよびPASSを管理者の端末装置70に通知する。
(4)端末装置70は、管理者の操作によって期限通知装置10に取得したID、PASSおよびPINを渡し、証明書更新指示を出させる。
(5)期限通知装置10は、機器60の1つであるGW1に対してID、PASSおよびPINを渡し、証明書更新指示を出す。
(6)GW1は、IDおよびPASSを用いて認証局80に証明書取得要求を送る。
(7)認証局80は、IDおよびPASSに対応付いた証明書をGW1に返す。
(8)GW1は、取得した証明書をPINを用いて復号する。GW1は、復号に成功した場合、復号した証明書の有効期限を期限通知装置10に通知する。
(9)期限通知装置10は、上記(5)と同じように、機器60の1つであるGW2に対してID、PASSおよびPINを渡し、証明書更新指示を出す。
(10)GW2は、上記(6)と同じように、IDおよびPASSを用いて認証局80に証明書取得要求を送る。
(11)認証局80は、上記(7)と同じように、IDおよびPASSに対応付いた証明書をGW2に返す。
(12)GW2は、上記(8)と同じように、取得した証明書をPINを用いて復号する。GW2は、復号に成功した場合、復号した証明書の有効期限を期限通知装置10に通知する。
(13)期限通知装置10は、上記(5)と同じように、機器60の1つであるGW3に対してID、PASSおよびPINを渡し、証明書更新指示を出す。
(14)GW3は、上記(6)と同じように、IDおよびPASSを用いて認証局80に証明書取得要求を送る。
(15)認証局80は、上記(7)と同じように、IDおよびPASSに対応付いた証明書をGW3に返す。
(16)GW3は、上記(8)と同じように、取得した証明書をPINを用いて復号する。GW3は、復号に成功した場合、復号した証明書の有効期限を期限通知装置10に通知する。
(17)期限通知装置10は、全ての機器60から有効期限の通知を受けた後、更新結果を管理者の端末装置70に通知する。
図4および図5を参照して、本実施の形態に係る期限通知装置10の動作を説明する。期限通知装置10の動作は、本実施の形態に係る期限通知方法に相当する。期限通知装置10の動作は、本実施の形態に係る期限通知プログラムの処理手順に相当する。
ステップS101において、選択部21は、メモリ12に記憶されている期限リスト41を有効期限の昇順にソートする。前述したように、期限リスト41には、複数の期限データ43が含まれている。複数の期限データ43は、それぞれ識別子と期限とを対応付けて示すデータである。それぞれの期限データ43は、具体的には、識別子として証明書を利用する機器60のID、期限として証明書の有効期限を示すデータである。なお、それぞれの期限データ43が示す識別子は、機器60のIDに限らず、認証局80より発行されたID等、証明書を一意に識別できる情報であればよい。
ステップS102において、選択部21は、期限リスト41の先頭にポインタを設置する。
ステップS103において、選択部21は、最小通知期間32をLとしたとき、ポインタ位置に存在する期限データ43が示す有効期限が、今日より起算して、A=Lを満たす期間A内に到来するかどうかを判定する。すなわち、選択部21は、「A=最小通知期間」として、「証明書の有効期限−A≦今日」が成立するかどうかを判定する。「証明書の有効期限−A≦今日」が成立しない場合、選択部21は、ステップS104の処理を行う。「証明書の有効期限−A≦今日」が成立する場合、選択部21は、ステップS106の処理を行う。
ここで、最小通知期間32は、管理者等によって同時通知期間31とは別に予め設定された期間であり、日、時間、分といった単位は任意であるが、本実施の形態では日数を表す整数値として設定される。最小通知期間32は、少なくとも有効期限の何日前に通知を行うかを指定するパラメータである。証明書の有効期限の切れる最小通知期間32前には、通知が行われることになる。
ステップS104において、選択部21は、期限リスト41の次の位置にポインタを設置する。
ステップS105において、選択部21は、ポインタ位置に期限データ43が存在するかどうかを判定する。ポインタ位置に期限データ43が存在する場合、選択部21は、再びステップS103の処理を行う。ポインタ位置に期限データ43が存在しない場合、選択部21は、ステップS109の処理を通知部23に行わせる。
ステップS106において、選択部21は、ポインタ位置に存在する期限データ43が示すIDを、メモリ12に記憶されている空の通知リスト42に追加する。
ステップS107において、選択部21は、期限リスト41の次の位置にポインタを設置する。
ステップS108において、選択部21は、ポインタ位置に期限データ43が存在するかどうかを判定する。ポインタ位置に期限データ43が存在しない場合、選択部21は、ステップS109の処理を通知部23に行わせる。ポインタ位置に期限データ43が存在する場合、選択部21は、ステップS201の処理を抽出部22に行わせる。
ステップS109において、通知部23は、通知リスト42が空であるかどうかを判定する。通知リスト42が空である場合、すなわち、通知リスト42にIDが含まれていない場合、処理手順が終了する。通知リスト42が空でない場合、すなわち、通知リスト42にIDが含まれている場合、通知部23は、ステップS110の処理を行う。
ステップS110において、通知部23は、通知リスト42にIDが含まれている機器60により利用される証明書を、管理者の端末装置70にまとめて通知する。具体的には、通知部23は、期限リスト41を参照して、通知リスト42に追加されたIDに対応する証明書の有効期限を、通信装置13を用いて端末装置70にまとめて通知する。このとき、通知部23は、端末装置70に対し、証明書の有効期限を直接通知してもよいし、間接的に通知してもよい。「直接通知」とは、証明書の有効期限そのものを含む情報を送ることであり、具体例としては、機器60のIDおよび対応する証明書の有効期限のリストを電子メールで送ることが該当する。「間接的に通知」とは、証明書の有効期限そのものは含まないが、証明書の有効期限を知るために必要な情報を送ることであり、具体例としては、機器60のIDおよび対応する証明書の有効期限のリストを載せたウェブページのURL(Uniform Resource Locator)を電子メールで送ることが該当する。
ステップS111において、通知部23は、通知リスト42を空にする。この処理によって、通知リスト42は、通知部23による通知が完了する度に初期化される。ステップS111の処理が完了すると、処理手順が終了する。
ステップS201において、抽出部22は、同時通知期間31をBとしたとき、ポインタ位置に存在する期限データ43が示す有効期限が、今日より起算して、期間(A+B−1)内に到来するかどうかを判定する。すなわち、抽出部22は、「証明書の有効期限−(A+同時通知期間−1)≦今日」が成立するかどうかを判定する。「証明書の有効期限−(A+同時通知期間−1)≦今日」が成立する場合、抽出部22は、ステップS202の処理を行う。「証明書の有効期限−(A+同時通知期間−1)≦今日」が成立しない場合、抽出部22は、ステップS203の処理を行う。
ここで、同時通知期間31は、管理者等によって予め設定された期間であり、日、時間、分といった単位は任意であるが、本実施の形態では日数を表す整数値として設定される。同時通知期間31は、まとめて通知を行う期間を指定するパラメータである。証明書の有効期限が同時通知期間31内の場合、同時に通知が行われることになる。
ステップS202において、抽出部22は、ポインタ位置に存在する期限データ43が示すIDを、通知リスト42に追加する。その後、抽出部22は、ステップS203の処理を行う。
ステップS203において、抽出部22は、期限リスト41の次の位置にポインタを設置する。
ステップS204において、抽出部22は、ポインタ位置に期限データ43が存在するかどうかを判定する。ポインタ位置に期限データ43が存在する場合、抽出部22は、再びステップS201の処理を行う。ポインタ位置に期限データ43が存在しない場合、抽出部22は、ステップS110の処理を通知部23に行わせる。
図4および図5に示した処理手順は、定期的に実行される。すなわち、選択部21および抽出部22による登録と通知部23による通知は、予め設定された頻度で繰り返される。その頻度は、本実施の形態では同時通知期間31に1回であるが、同時通知期間31に複数回、あるいは、最小通知期間32に1回または複数回であってもよく、具体的には1日に1回であってもよい。
本実施の形態では、通知部23が、同じIDについて、対応する有効期限を複数回通知する可能性があるが、通知部23による通知の回数を1回に制限するしくみが追加されてもよい。具体例として、それぞれの期限データ43に、対応する証明書の有効期限が通知済かどうかを示すフラグを追加し、ステップS103の処理からステップS106の処理に移行する条件、および、ステップS201の処理からステップS202の処理に移行する条件として、そのフラグが通知済を示していることを追加してもよい。
上記のように、ステップS101からステップS106において、選択部21は、複数の期限データ43の中から、1つの期限データ43を選択する。そして、選択部21は、選択した期限データ43が示すIDを、通知リスト42に登録する。
選択部21により選択される期限データ43は、任意の期限データ43でよいが、本実施の形態では、選択時点より起算して、最小通知期間32内に到来する有効期限を示す期限データ43である。
ステップS201からステップS204において、抽出部22は、複数の期限データ43の中から、選択部21により選択された期限データ43が示す有効期限より起算して、同時通知期間31内に到来する有効期限を示す期限データ43を抽出する。そして、抽出部22は、抽出した期限データ43が示すIDを、通知リスト42に登録する。
ステップS110において、通知部23は、選択部21および抽出部22により通知リスト42に登録されたIDについて、対応する有効期限を、通信装置13を用いて外部にまとめて通知する。
図6に、期限通知装置10による期限の通知の例を示す。
本例では、今日の日付を3月27日、証明書C1から証明書C5の有効期限の日付を順番に4月1日、4月2日、4月10日、4月15日、4月16日とする。また、同時通知期間31を15日、最小通知期間32を5日とする。なお、本例の説明では、ある証明書を利用する機器60のIDが通知リスト42に追加されることを、その証明書が通知リスト42に追加されることとして説明する。また、ある証明書の有効期限が管理者の端末装置70に通知されることを、その証明書が管理者に通知されることとして説明する。
証明書C1がポインタ位置に対応する証明書になったとすると、ステップS103において、「A=最小通知期間」=5であり、今日は4月1日の5日前の日付と同じ日付である。よって、「証明書の有効期限−A≦今日」は成立する。そのため、ステップS106において、証明書C1が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C2がポインタ位置に対応する証明書になったとき、ステップS201において、「A+同時通知期間−1」=5+15−1=19であり、今日は4月2日の19日前の日付よりも後の日付である。よって、「証明書の有効期限−(A+同時通知期間−1)≦今日」は成立する。そのため、ステップS202において、証明書C2が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C3がポインタ位置に対応する証明書になったとき、ステップS201において、「A+同時通知期間−1」=19であり、今日は4月10日の19日前の日付よりも後の日付である。よって、「証明書の有効期限−(A+同時通知期間−1)≦今日」は成立する。そのため、ステップS202において、証明書C3が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C4がポインタ位置に対応する証明書になったとき、ステップS201において、「A+同時通知期間−1」=19であり、今日は4月15日の19日前の日付と同じ日付である。よって、「証明書の有効期限−(A+同時通知期間−1)≦今日」は成立する。そのため、ステップS202において、証明書C4が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C5がポインタ位置に対応する証明書になったとき、ステップS201において、「A+同時通知期間−1」=19であり、今日は4月16日の19日前の日付よりも前の日付である。よって、「証明書の有効期限−(A+同時通知期間−1)≦今日」は成立しない。
その結果、ステップS110において、証明書C1、証明書C2、証明書C3および証明書C4が管理者にまとめて通知される。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、証明書の有効期限が通知される際に、その有効期限より起算して同時通知期間31内に到来する他の証明書の有効期限もまとめて通知される。よって、証明書の有効期限の通知を効率化することができる。
証明書の有効期限が切れる1週間前に通知するといった運用では、短い期間に複数の通知があると、通知の度に管理者が証明書の更新処理をすることになり、作業負荷が増大する。本実施の形態では、証明書更新システム50が、管理している証明書の中で有効期限の近い証明書の更新時期をまとめて通知するため、証明書の更新処理の煩雑さを軽減することができる。
***他の構成***
本実施の形態では、期限通知装置10が証明書更新システム50の構成要素となっているが、変形例として、期限通知装置10が他のシステムの構成要素となっていてもよい。すなわち、期限通知装置10が通知する期限は、証明書の有効期限に限らず、証明書以外の電子データまたは文書等の有効期限、製品等の保証期限、業務の処理期限といった任意の期限でよい。具体例として、期限通知装置10が文書の有効期限を通知するのであれば、複数の期限データ43のそれぞれが示す識別子は、文書の識別番号等、文書の有効期限に対応するものであればよい。期限通知装置10が製品の保証期限を通知するのであれば、複数の期限データ43のそれぞれが示す識別子は、製品の製造番号等、製品の保証期限に対応するものであればよい。期限通知装置10が業務の処理期限を通知するのであれば、複数の期限データ43のそれぞれが示す識別子は、業務のID等、業務の処理期限に対応するものであればよい。
また、本実施の形態では、「部」の機能がソフトウェアにより実現されるが、変形例として、「部」の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。すなわち、「部」の機能の一部が専用の電子回路により実現され、残りがソフトウェアにより実現されてもよい。
専用の電子回路は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、または、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。あるいは、専用の電子回路は、具体的には、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。
プロセッサ11、メモリ12、および、専用の電子回路を、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、期限通知装置10の構成がどのような構成であっても、「部」の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
「部」を「工程」、「手順」または「処理」に読み替えてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
***構成の説明***
図7を参照して、本実施の形態に係る期限通知装置10の構成を説明する。
本実施の形態において、期限通知装置10は、機能要素として、選択部21と、通知部23とを備える。抽出部22は不要である。選択部21、通知部23といった「部」の機能は、ソフトウェアにより実現される。
メモリ12には、同時通知期間31の設定値が記憶されず、最小通知期間32の設定値のほかに、最小通知回数33の設定値と、通知間隔34の設定値とが記憶される。メモリ12には、実施の形態1と同じように、期限リスト41と、通知リスト42とがさらに記憶される。
***動作の説明***
図8を参照して、本実施の形態に係る期限通知装置10の動作を説明する。期限通知装置10の動作は、本実施の形態に係る期限通知方法に相当する。期限通知装置10の動作は、本実施の形態に係る期限通知プログラムの処理手順に相当する。
ステップS301およびステップS302の処理については、ステップS101およびステップS102の処理と同じである。
実施の形態1と同じように、メモリ12に記憶されている期限リスト41には、複数の期限データ43が含まれている。本実施の形態では、複数の期限データ43は、それぞれ識別子および期限と通知部23による通知の回数とを対応付けて示すデータである。それぞれの期限データ43は、具体的には、識別子として証明書を利用する機器60のID、期限として証明書の有効期限、回数として証明書の通知回数を示すデータである。
ステップS303において、選択部21は、カウンタiを「0」に初期化する。
ステップS304において、選択部21は、ポインタ位置に存在する期限データ43が示す通知回数がカウンタiと等しいかどうかを判定する。また、選択部21は、最小通知期間32をL、通知間隔34をM、最小通知回数33をNとしたとき、ポインタ位置に存在する期限データ43が示す有効期限が、今日より起算して、Ai=L+M×(N−i−1)を満たす期間Ai内に到来するかどうかを判定する。すなわち、選択部21は、「Ai=最小通知期間+通知間隔×(最小通知回数−i−1)」として、「証明書の通知回数=i」かつ「証明書の有効期限−Ai≦今日」が成立するかどうかを判定する。「証明書の通知回数=i」かつ「証明書の有効期限−Ai≦今日」が成立しない場合、選択部21は、ステップS305の処理を行う。「証明書の通知回数=i」かつ「証明書の有効期限−Ai≦今日」が成立する場合、選択部21は、ステップS309の処理を行う。
ここで、通知間隔34は、管理者等によって予め設定された間隔であり、日、時間、分といった単位は任意であるが、本実施の形態では日数を表す整数値として設定される。通知間隔34は、有効期限の迫った証明書を管理者に通知してから次の通知を行うまでの間隔を指定するパラメータである。
最小通知回数33は、管理者等によって予め設定された回数であり、本実施の形態では整数値として設定される。最小通知回数33は、各証明書の通知回数の最小値を指定するパラメータである。
ステップS305において、選択部21は、カウンタiを「1」インクリメントする。
ステップS306において、選択部21は、カウンタiが最小通知回数33と等しいかどうかを判定する。カウンタiが最小通知回数33と等しくない場合、選択部21は、再びステップS304の処理を行う。カウンタiが最小通知回数33と等しい場合、選択部21は、ステップS307の処理を行う。
ステップS307およびステップS308の処理については、ステップS104およびステップS105の処理と同じである。ステップS308において、ポインタ位置に期限データ43が存在する場合、選択部21は、再びステップS303の処理を行う。ポインタ位置に期限データ43が存在しない場合、選択部21は、ステップS310の処理を通知部23に行わせる。
ステップS309において、選択部21は、ポインタ位置に存在する期限データ43が示すIDを、メモリ12に記憶されている通知リスト42に追加する。その後、選択部21は、ステップS307の処理を行う。
ステップS310およびステップS311の処理については、ステップS109およびステップS110の処理と同じである。
ステップS312において、通知部23は、通知リスト42に含まれているIDに対応する通知回数に「1」を加算することで、期限リスト41を更新する。また、通知部23は、通知リスト42を空にする。この処理によって、通知リスト42は、通知部23による通知が完了する度に初期化される。ステップS312の処理が完了すると、処理手順が終了する。
図8に示した処理手順は、定期的に実行される。すなわち、選択部21による登録と通知部23による通知は、予め設定された頻度で繰り返される。その頻度は、本実施の形態では1日に1回である。
本実施の形態では、通知部23が、同じIDについて、対応する有効期限を複数回通知することが保証される。
上記のように、ステップS301からステップS309において、選択部21は、複数の期限データ43の中から、最小通知回数33未満の回数を示す期限データ43を選択する。そして、選択部21は、選択した期限データ43が示すIDを、通知リスト42に登録する。
選択部21により選択される期限データ43が示す回数をi、最小通知期間32をL、通知間隔34をM、最小通知回数33をNとしたとき、選択部21により選択される期限データ43は、本実施の形態では、選択時点より起算して、A=L+M×(N−i−1)を満たす期間A内に到来する期限を示す期限データ43である。
ステップS311において、通知部23は、選択部21により通知リスト42に登録されたIDについて、対応する有効期限を、通信装置13を用いて外部にまとめて通知する。
図9に、期限通知装置10による期限の通知の例を示す。
本例では、今日の日付を3月27日、証明書C1から証明書C5の有効期限の日付を順番に4月1日、4月2日、4月11日、4月15日、4月16日とする。今日までの証明書C1から証明書C5の通知回数を順番に2回、2回、0回、0回、0回とする。また、最小通知期間32を5日、最小通知回数33を3回、通知間隔34を5日とする。なお、本例の説明では、ある証明書を利用する機器60のIDが通知リスト42に追加されることを、その証明書が通知リスト42に追加されることとして説明する。また、ある証明書の有効期限が管理者の端末装置70に通知されることを、その証明書が管理者に通知されることとして説明する。
証明書C1がポインタ位置に対応する証明書になり、カウンタiが「2」のとき、ステップS304において、「Ai=最小通知期間+通知間隔×(最小通知回数−i−1)」=5+5×(3−2−1)=5であり、今日は4月1日の5日前の日付と同じ日付である。よって、「証明書の通知回数=i」かつ「証明書の有効期限−Ai≦今日」は成立する。そのため、ステップS309において、証明書C1が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C2がポインタ位置に対応する証明書になり、カウンタiが「2」のとき、ステップS304において、「Ai=最小通知期間+通知間隔×(最小通知回数−i−1)」=5であり、今日は4月2日の5日前の日付よりも前の日付である。よって、「証明書の通知回数=i」は成立するが、「証明書の有効期限−Ai≦今日」は成立しない。
その後、証明書C3がポインタ位置に対応する証明書になり、カウンタiが「0」のとき、ステップS304において、「Ai=最小通知期間+通知間隔×(最小通知回数−i−1)」=5+5×(3−0−1)=15であり、今日は4月11日の15日前の日付と同じ日付である。よって、「証明書の通知回数=i」かつ「証明書の有効期限−Ai≦今日」は成立する。そのため、ステップS309において、証明書C3が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C4がポインタ位置に対応する証明書になり、カウンタiが「0」のとき、ステップS304において、「Ai=最小通知期間+通知間隔×(最小通知回数−i−1)」=15であり、今日は4月15日の15日前の日付よりも前の日付である。よって、「証明書の通知回数=i」は成立するが、「証明書の有効期限−Ai≦今日」は成立しない。
その後、証明書C5がポインタ位置に対応する証明書になり、カウンタiが「0」のとき、ステップS304において、「Ai=最小通知期間+通知間隔×(最小通知回数−i−1)」=15であり、今日は4月16日の15日前の日付よりも前の日付である。よって、「証明書の通知回数=i」は成立するが、「証明書の有効期限−Ai≦今日」は成立しない。
その結果、ステップS311において、証明書C1および証明書C3が管理者に通知される。証明書C1については、3回目の通知が行われたことになり、最小通知回数33が満足される。証明書C3についても、その後、4月1日に2回目、4月6日に3回目の通知が行われるため、最小通知回数33が満足されることになる。証明書C2、証明書C4および証明書C5についても、明日以降に、最小通知回数33が満足されることになる。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、同じ証明書について、有効期限が複数回通知される。よって、証明書の有効期限の通知が見逃される可能性を低くすることができる。
証明書の有効期限が切れる1週間前に通知するといった運用では、各証明書につき一度しか通知がないため、管理者が通知を見逃す可能性がある。本実施の形態では、証明書更新システム50が、各証明書につき複数回通知を行うため、通知の見逃しを防止することができる。
***他の構成***
本実施の形態では、実施の形態1と同じように、「部」の機能がソフトウェアにより実現されるが、実施の形態1の変形例と同じように、「部」の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態2との差異を説明する。
***構成の説明***
図10を参照して、本実施の形態に係る期限通知装置10の構成を説明する。
本実施の形態において、期限通知装置10は、機能要素として、選択部21と、抽出部22と、通知部23とを備える。選択部21、抽出部22、通知部23といった「部」の機能は、ソフトウェアにより実現される。
メモリ12には、最小通知期間32の設定値と、最小通知回数33の設定値と、通知間隔34の設定値とのほかに、同時通知期間31の設定値が記憶される。メモリ12には、実施の形態2と同じように、期限リスト41と、通知リスト42とがさらに記憶される。
***動作の説明***
図11および図12を参照して、本実施の形態に係る期限通知装置10の動作を説明する。期限通知装置10の動作は、本実施の形態に係る期限通知方法に相当する。期限通知装置10の動作は、本実施の形態に係る期限通知プログラムの処理手順に相当する。
ステップS401からステップS404の処理については、ステップS301からステップS304の処理と同じである。ステップS404において、「証明書の通知回数=i」かつ「証明書の有効期限−Ai≦今日」が成立しない場合、選択部21は、ステップS405の処理を行う。「証明書の通知回数=i」かつ「証明書の有効期限−Ai≦今日」が成立する場合、選択部21は、ステップS409の処理を行う。
ステップS405からステップS408の処理については、ステップS305からステップS308の処理と同じである。ステップS408において、ポインタ位置に期限データ43が存在する場合、選択部21は、再びステップS403の処理を行う。ポインタ位置に期限データ43が存在しない場合、選択部21は、ステップS413の処理を通知部23に行わせる。
ステップS409において、選択部21は、変数jをカウンタiと同じ値に設定する。
ステップS410からステップS412の処理については、実施の形態1におけるステップS106からステップS108の処理と同じである。ステップS412において、ポインタ位置に期限データ43が存在しない場合、選択部21は、ステップS413の処理を通知部23に行わせる。ポインタ位置に期限データ43が存在する場合、選択部21は、ステップS501の処理を抽出部22に行わせる。
ステップS413からステップS415の処理については、ステップS310からステップS312の処理と同じである。
ステップS501において、抽出部22は、同時通知期間31をBとしたとき、ポインタ位置に存在する期限データ43が示す有効期限が、今日より起算して、期間(Aj+B−1)内に到来するかどうかを判定する。すなわち、抽出部22は、「Aj=最小通知期間+通知間隔×(最小通知回数−j−1)」として、「証明書の有効期限−(Aj+同時通知期間−1)≦今日」が成立するかどうかを判定する。「証明書の有効期限−(Aj+同時通知期間−1)≦今日」が成立する場合、抽出部22は、ステップS502の処理を行う。「証明書の有効期限−(Aj+同時通知期間−1)≦今日」が成立しない場合、抽出部22は、ステップS503の処理を行う。
ここで、同時通知期間31は、実施の形態1と同じように、管理者等によって予め設定された期間である。本実施の形態において、最小通知期間32をL、通知間隔34をM、最小通知回数33をNとしたとき、同時通知期間31は、B≧L+M×(N−1)を満たす期間Bである。
ステップS502からステップS504の処理については、実施の形態1におけるステップS202からステップS204の処理と同じである。ステップS504において、ポインタ位置に期限データ43が存在する場合、抽出部22は、再びステップS501の処理を行う。ポインタ位置に期限データ43が存在しない場合、抽出部22は、ステップS414の処理を通知部23に行わせる。
図11および図12に示した処理手順は、定期的に実行される。すなわち、選択部21および抽出部22による登録と通知部23による通知は、予め設定された頻度で繰り返される。その頻度は、本実施の形態では1日に1回である。
図13に、期限通知装置10による期限の通知の例を示す。
本例では、今日の日付を3月17日、証明書C1から証明書C5の有効期限の日付を順番に4月1日、4月2日、4月11日、4月15日、4月16日とする。今日までの証明書C1から証明書C5の通知回数をいずれも0回とする。また、同時通知期間31を15日、最小通知期間32を5日、最小通知回数33を3回、通知間隔34を5日とする。なお、本例の説明では、ある証明書を利用する機器60のIDが通知リスト42に追加されることを、その証明書が通知リスト42に追加されることとして説明する。また、ある証明書の有効期限が管理者の端末装置70に通知されることを、その証明書が管理者に通知されることとして説明する。
証明書C1がポインタ位置に対応する証明書になり、カウンタiが「0」のとき、ステップS404において、「Ai=最小通知期間+通知間隔×(最小通知回数−i−1)」=5+5×(3−0−1)=15であり、今日は4月1日の15日前の日付と同じ日付である。よって、「証明書の通知回数=i」かつ「証明書の有効期限−Ai≦今日」は成立する。そのため、ステップS410において、証明書C1が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C2がポインタ位置に対応する証明書になったとき、ステップS501において、「Aj+同時通知期間−1」=15+15−1=29であり、今日は4月2日の29日前の日付よりも後の日付である。よって、「証明書の有効期限−(Aj+同時通知期間−1)≦今日」は成立する。そのため、ステップS502において、証明書C2が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C3がポインタ位置に対応する証明書になったとき、ステップS501において、「Aj+同時通知期間−1」=29であり、今日は4月11日の29日前の日付よりも後の日付である。よって、「証明書の有効期限−(Aj+同時通知期間−1)≦今日」は成立する。そのため、ステップS502において、証明書C3が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C4がポインタ位置に対応する証明書になったとき、ステップS501において、「Aj+同時通知期間−1」=29であり、今日は4月15日の29日前の日付と同じ日付である。よって、「証明書の有効期限−(Aj+同時通知期間−1)≦今日」は成立する。そのため、ステップS502において、証明書C4が通知リスト42に追加される。
その後、証明書C5がポインタ位置に対応する証明書になったとき、ステップS501において、「Aj+同時通知期間−1」=29であり、今日は4月16日の29日前の日付よりも前の日付である。よって、「証明書の有効期限−(Aj+同時通知期間−1)≦今日」は成立しない。
その結果、ステップS414において、証明書C1、証明書C2、証明書C3および証明書C4が管理者にまとめて通知される。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、実施の形態1の効果と、実施の形態2の効果との両方を得ることができる。
***他の構成***
本実施の形態では、実施の形態1と同じように、「部」の機能がソフトウェアにより実現されるが、実施の形態1の変形例と同じように、「部」の機能がソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つの実施の形態または2つ以上の実施の形態の組み合わせを部分的に実施しても構わない。具体的には、これらの実施の形態に係る期限通知装置10の機能要素のうち、一部の機能要素のみを採用してもよい。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 期限通知装置、11 プロセッサ、12 メモリ、13 通信装置、21 選択部、22 抽出部、23 通知部、31 同時通知期間、32 最小通知期間、33 最小通知回数、34 通知間隔、41 期限リスト、42 通知リスト、43 期限データ、50 証明書更新システム、60 機器、70 端末装置、80 認証局。

Claims (11)

  1. それぞれ識別子と期限とを対応付けて示す複数の期限データの中から、1つの期限データを選択し、選択した期限データが示す識別子を、メモリに記憶される通知リストに登録する選択部と、
    前記複数の期限データの中から、前記選択部により選択された期限データが示す期限より起算して、予め設定された期間である同時通知期間内に到来する期限を示す期限データを抽出し、抽出した期限データが示す識別子を、前記通知リストに登録する抽出部と、
    前記選択部および前記抽出部により前記通知リストに登録された識別子について、対応する期限を、通信装置を用いて外部にまとめて通知する通知部と
    を備える期限通知装置。
  2. 前記選択部により選択される期限データは、選択時点より起算して、前記同時通知期間とは別に予め設定された期間である最小通知期間内に到来する期限を示す期限データである請求項1に記載の期限通知装置。
  3. 前記通知部は、同じ識別子について、対応する期限を複数回通知する請求項1に記載の期限通知装置。
  4. 前記通知リストは、前記通知部による通知が完了する度に初期化され、
    前記選択部および前記抽出部による登録と前記通知部による通知は、予め設定された頻度で繰り返される請求項3に記載の期限通知装置。
  5. 前記複数の期限データは、それぞれ識別子および期限と前記通知部による通知の回数とを対応付けて示すデータであり、
    前記選択部により選択される期限データは、予め設定された回数である最小通知回数未満の回数を示す期限データである請求項3または4に記載の期限通知装置。
  6. 前記選択部により選択される期限データが示す回数をi、前記同時通知期間とは別に予め設定された期間である最小通知期間をL、予め設定された間隔である通知間隔をM、前記最小通知回数をNとしたとき、前記選択部により選択される期限データは、選択時点より起算して、A=L+M×(N−i−1)を満たす期間A内に到来する期限を示す期限データである請求項5に記載の期限通知装置。
  7. 前記同時通知期間は、B≧L+M×(N−1)を満たす期間Bである請求項6に記載の期限通知装置。
  8. 前記複数の期限データは、それぞれ識別子として証明書を利用する機器のID、期限として証明書の有効期限を示すデータである請求項1から7のいずれか1項に記載の期限通知装置。
  9. 請求項8に記載の期限通知装置と、
    複数の機器と、
    前記期限通知装置から通知された有効期限に合わせて、前記複数の機器のそれぞれにより利用される証明書を更新する端末装置と
    を備える証明書更新システム。
  10. コンピュータが、それぞれ識別子と期限とを対応付けて示す複数の期限データの中から、1つの期限データを選択し、選択した期限データが示す識別子を、メモリに記憶される通知リストに登録し、
    コンピュータが、前記複数の期限データの中から、選択した期限データが示す期限より起算して、予め設定された期間である同時通知期間内に到来する期限を示す期限データを抽出し、抽出した期限データが示す識別子を、前記通知リストに登録し、
    コンピュータが、前記通知リストに登録された識別子について、対応する期限を、通信装置を用いて外部にまとめて通知する期限通知方法。
  11. コンピュータに、
    それぞれ識別子と期限とを対応付けて示す複数の期限データの中から、1つの期限データを選択し、選択した期限データが示す識別子を、メモリに記憶される通知リストに登録する処理と、
    前記複数の期限データの中から、選択された期限データが示す期限より起算して、予め設定された期間である同時通知期間内に到来する期限を示す期限データを抽出し、抽出した期限データが示す識別子を、前記通知リストに登録する処理と、
    前記通知リストに登録された識別子について、対応する期限を、通信装置を用いて外部にまとめて通知する処理と
    を実行させる期限通知プログラム。
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