JP7160377B2 - 鉗子 - Google Patents

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本発明は鉗子に関する。より詳細には腹腔鏡手術等の内視鏡下で行われる手術で用いられる把持鉗子や剥離鉗子、鋏鉗子等といった鉗子に関する。
近年、胃や大腸の手術においては、腹部を大きく開腹して手術するのではなく、複数の穴を腹壁に設けてトロッカーという筒状の器具を挿入し、炭酸ガスを送り込み腹部を膨らませて腹腔内にスペースを作成した後、腹腔鏡をトロッカーから腹腔内に挿入してモニターに映し出しながら、電気メスや把持鉗子、剥離端子、鋏鉗子等を挿入して手術する、いわゆる腹腔鏡手術がよく行われている。腹腔鏡手術は、開腹手術と比べ傷跡が小さく痛みも少ないので回復も早く入院期間が短くてすむが、術者には高度な技術力が必要とされる。
このような腹腔鏡手術等の内視鏡下手術において用いられる鉗子には、特にそのハンドルは術者の手との接点になる部分であるため、高度な技術力を長時間にわたり存分に発揮するためにはハンドル操作上の負担が少ないものであることが望まれる。
実際の手術においては、組織を把持したり剥離したり切断したりする操作は、把持鉗子や剥離鉗子や鋏鉗子のハンドルを開いたり閉じたりの繰り返しによって行われる。これらのハンドル開閉操作は手術中、終始行われる作業であり、1時間弱で終わることもあれば6時間を超えるような長時間に及ぶ場合もある。そこで、術者が手術で高度な技術力を発揮し続けるためには、この鉗子が、術者の手の負担のかからない構造であることが望まれてきている。
従来のこれらの構成を有する鉗子として、特許文献1にて開示されたものがある。この鉗子は、シャフト部と、シャフト部の先端にある先端作動部と、末端部にあるハンドル部を有している。ハンドル部にはハンドル部のケースに固定された固定ハンドルと回動可能な回動ハンドルの2つのハンドルを備え、この2つのハンドル部を相対運動させて操作することによって、先端作動部が操作される。
この回動ハンドルには、ケースに回動可能に軸着されその回動によって先端作動部を作動させる回動部と操作部が備えてられていて、操作部は回動部に対して連結及び解除が可能に構成されている。そして、操作部を回動部から連結を解除し、所定の角度で連結しなおすことにより、固定ハンドルに対する回動ハンドルの開き角度を調整することが可能となる。すなわち、術者の手の大きさに合わせて、また、操作時における術者の体勢に応じて、鉗子のハンドル部の開きを調節して使用することができる。このようにして、術者にとって使いやすく、高度な技術力を発揮しやすい鉗子が得られる。
また、従来の鉗子として、本出願人も開発に携わった特許文献2にて開示されたものがある。この鉗子は、シャフト部と先端作動部とハンドル部を有し、ハンドル部には固定ハンドルと回動ハンドルを備えている。このシャフト部は通常のシャフトより細径であるが、先端作動部はこの細径シャフト部よりも太い通常の径を有している十分な把持力を有する太径先端作動部が装着されている構成となっている。
太径先端作動部と細径シャフト部は着脱可能に構成されているので、細径のトロッカーから細径シャフト部を挿入し、太径のトロッカーからいったん細径シャフト部の先端を体外に出し、太径先端作動部を細径シャフト部の先端に取り付けることができる。そうすると、トロッカーを挿入するための腹部に開ける複数の穴のうち、いくつかを細径のトロッカーに合わせて細くすることができる。細径の腹部の穴は、いわゆるバンドエイド(商標)・サージャリーと呼ばれる縫合をしないですむことになり、患者の入院期間が短くなり、また傷痕も目立たないものとなる。
すなわち、患者の負担を軽減し、また術者は通常のものと同じ把持力の鉗子を用いて高度な技術力を発揮できる。なお、この鉗子では、ハンドル部とシャフト部が脱着可能に構成されていて、手術の目的に合わせた先端作動部のついたシャフト部を選択して交換可能に構成されている。
特許第3996353号公報 特許第5663088号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、回動ハンドルの開き角度を調整するために、回動部と操作部を連結させる構造、そして回動部を覆うケースが必要であり、構成が複雑で鉗子が大きなものになってしまうという不都合があった。更に、角度を調整するには、操作部の回動部からの連結を解除する必要があり、術者が実際に手に鉗子を装着した状態で、角度を調整することが難しいという不都合があった。
また、特許文献2に記載の技術では、回動ハンドルの開き角度を調整できないという不都合があった。
ここで、回動ハンドルの開き角度の調整は、回動ハンドルが固定ハンドルに対して開く最大開き角度の調整で行うことができる。そして、回動ハンドルの開き角度が調整されることにより、回動ハンドルと固定ハンドルの間隔が調整され、術者にとって使いやすい最適な開き状態に調整がされる。
本発明の目的は、簡単な構成でありながら、術者が鉗子を手に装着して開いたり閉じたりしながら、回動ハンドルと固定ハンドルの間隔を調整できて、術者の手の大きさや好みに応じた開き状態に調整をすることができる鉗子を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。
本発明は、シャフト部と、シャフト部の一端にある先端作動部と、シャフト部の他端にあってシャフト部が固定され先端作動部の操作がされるハンドル部とを有する鉗子に関する。
そして、シャフト部は、先端作動部が一端部に固定される細長い円筒形状のシースとシース内に往動自在に収納されたロッドとを備えるシャフトと、シースの他端部を保持するシャフト保持部とを有し、ハンドル部は、シャフト部がシャフト保持部によって固定されるシャフト部固定基部と、固定ハンドルと、固定ハンドルに対して回動自在に構成された回動ハンドルとを有していて、回動ハンドルが固定ハンドルに対して開閉するように回動されることによって、ロッドが往動し、先端作動部が作動されるように構成され、少なくともシースを、固定ハンドルに対して軸方向の相対位置を移動させることによって、回動ハンドルが固定ハンドルに対して開く最大開き角度を変えることができるように構成されていることを特徴とする。
また、鉗子は、最大開き角度を調整するハンドル開き角調整部を有していて、ハンドル開き角調整部を調整すると、固定ハンドルに対するシースの軸方向の相対位置が変わることにより、最大開き角度が変わるように構成されていることを特徴とする。
また、固定ハンドルはシャフト固定基部を軸方向に移動可能に保持していて、ハンドル開き角調整部を調整することにより、シャフト固定基部が固定ハンドルに対して移動して、固定ハンドルに対するシースの軸方向の相対位置が変わるよう構成されていることを特徴とする。
また、シャフト保持部はシースを軸方向に移動可能に保持していて、ハンドル開き角調整部を調整することにより、シースがシャフト保持部に対して移動して、固定ハンドルに対するシースの軸方向の相対位置が変わるよう構成されていることを特徴とする。
また、ハンドル部本体は、回動ハンドルと固定ハンドルの相対運動を一方向のみに規制する移動規制部を有していることを特徴とする。
また、固定ハンドルは、回動ハンドルの後方に位置しており、略長円の穴を有していて、略長円の穴の前部には所定幅の前部内面を有していて、略長円の穴に手の母指球を入れ、親指と人差し指の間とその下の手のひらの部分を前部内面に当接するようにして固定ハンドルを把持することにより、鉗子を保持できるように構成されていることを特徴とする。
また、回動ハンドルには、中指から小指までの3指のうちの少なくとも1指が入る穴を有し、全体として固定ハンドルに対して中央部が前側にやや膨らむようなアーチ型に形成されていることを特徴とする。
そして、固定ハンドルの背面側の上部には、移動規制部により回動ハンドルと固定ハンドルの相対運動を一方向のみに規制するかまたは規制しないかを切り替える操作手段が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上述の特徴を有することから、下記に示すことが可能となる。
シャフト部と、シャフト部の一端にある先端作動部と、シャフト部の他端にあってシャフト部が固定され先端作動部の操作がされるハンドル部とを有する鉗子であって、シャフト部は、先端作動部が一端部に固定される細長い円筒形状のシースとシース内に往動自在に収納されたロッドとを備えるシャフトと、シースの他端部を保持するシャフト保持部とを有し、ハンドル部は、シャフト部がシャフト保持部によって固定されるシャフト部固定基部と、固定ハンドルと、固定ハンドルに対して回動自在に構成された回動ハンドルとを有していて、回動ハンドルが固定ハンドルに対して開閉するように回動されることによって、ロッドが往動し、先端作動部が作動されるように構成され、少なくともシースを、固定ハンドルに対して軸方向の相対位置を移動させることによって、回動ハンドルが固定ハンドルに対して開く最大開き角度を変えることができるように構成されているので、簡単な構成で最大開き角度を変えることができるものとなる。
また、鉗子は、最大開き角度を調整するハンドル開き角調整部を有していて、ハンドル開き角調整部を調整すると、固定ハンドルに対するシースの軸方向の相対位置が変わることにより、最大開き角度が変わるように構成されているので、術者が鉗子を手に装着して開いたり閉じたりしながら、最大開き角度を変えて、回動ハンドルと固定ハンドルの間隔の調整をすることができるものとなる。
また、固定ハンドルはシャフト固定基部を軸方向に移動可能に保持していて、ハンドル開き角調整部を調整することにより、シャフト固定基部が固定ハンドルに対して移動して、固定ハンドルに対するシースの軸方向の相対位置が変わるよう構成されているので、シャフト固定基部に固定されるシャフト部について、目的に合わせた先端作動部のついたシャフト部を固定させることができる。
また、シャフト保持部はシースを軸方向に移動可能に保持していて、ハンドル開き角調整部を調整することにより、シースがシャフト保持部に対して移動して、固定ハンドルに対するシースの軸方向の相対位置が変わるよう構成されているので、このシャフト部を装着することにより、ハンドル部の最大開き角度を変えることが可能となる。
また、ハンドル部本体は、回動ハンドルと固定ハンドルの相対運動を一方向のみに規制する移動規制部を有しているので、不用意に術者の意図しない方向の相対運動が防止され、また先端作動部の状態を維持させることが可能となる。
また、固定ハンドルは、回動ハンドルの後方に位置しており、略長円の穴を有していて、略長円の穴の前部には所定幅の前部内面を有していて、略長円の穴に手の母指球を入れ、親指と人差し指の間とその下の手のひらの部分を前部内面に当接するようにして固定ハンドルを把持することにより、鉗子を保持できるように構成されているので、鉗子を安定して保持することが可能となる。
また、回動ハンドルには、中指から小指までの3指のうちの少なくとも1指が入る穴を有し、全体として固定ハンドルに対して中央部が前側にやや膨らむようなアーチ型に形成されているので、鉗子の開閉について、手を自然な形にして行うことができる。
そして、固定ハンドルの背面側の上部には、移動規制部により回動ハンドルと固定ハンドルの相対運動を一方向のみに規制するかまたは規制しないかを切り替える操作手段が設けられているので、人差し指を使って容易に、切り替えることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る鉗子の構成を示す前から見た斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の構成を示し、(A)は後ろから見た斜視図、(B)はシャフト部を外した状態における後ろから見た斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の構成を示し、(A)乃至(F)は鉗子の六面図に相当する図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の構成を示す前から見た斜視分解図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の使用例を示し、(A)は小さな手の術者が鉗子を装着した状態、(B)は大きな手の場合の状態を示す左側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の要部の構成を示す前から見た斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の要部の構成を示し、(A)は小さな手に対応する場合の要部の組み合わせを示す部分断面図であり、(B)は大きな手に対応する場合を示す部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の保持状態を説明するための図であって、人間の手の形を示し、(A)は上面図、(B)は左側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の保持状態を説明するための図あって、(A)は手の形の左側面図、(B)は鉗子が手で保持されている状態の左側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の保持状態を説明するための図あって、(A)は手の形の左側面図、(B)は鉗子が手で保持されている状態の左側面図、(C)は従来の鉗子が手で保持されている状態の左側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の要部の構成を示し、(A)はラチェットを外している場合の要部の組み合わせを示す後ろから見た斜視図であり、(B)はラチェットをかけている場合を示す後ろから見た斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の構成を示し、(A)は後ろから見た要部の分解図であり、(B)は前から見た要部の分解図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉗子の要部の構成を示し、(A)はラチェットを外している場合の要部の組み合わせを示す部分断面図であり、(B)はラチェットをかけている場合を示す部分断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る鉗子の構成を示す左側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る鉗子の構成を示し、一部は後ろから見た斜視分解図、他の一部は前から見た斜視分解図である。 本発明の第2の実施形態に係る鉗子の構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る鉗子の構成を示す左側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る鉗子の構成を示す部分断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、術者が鉗子を手に保持した状態での、術者側から見た状態で、鉗子の前後方向、上下方向、左右方向を示し、先端作動部のある方向を前方向、その反対の方向を後方向または背面方向と呼ぶこととする。
但し、以下に示す前後、上下、左右の方向は、説明の便宜上示すものであり、本技術はこれらの方向に限定して適用されることはない。
(第1の実施形態)
図1乃至図13を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
まず、図1乃至図4を用いて、鉗子1の構成について、説明する。
図1は、鉗子1を前から見た斜視図である。図1に示すように、鉗子1(鉗子)は長いシャフト部2(シャフト部)と、シャフト部2の一端にある先端作動部3(先端作動部)と、シャフト部2の他端にあって先端作動部3の操作を行うハンドル部4(ハンドル部)を有している。ハンドル部4には、シャフト部2が固定されるシャフト部固定基部5(シャフト部固定基部)と、固定ハンドル部6(固定ハンドル)と、固定ハンドル部6に対して回動自在に構成される回動ハンドル部7(回動ハンドル)を有している。また、固定ハンドル部6には、ラチェット操作部8(移動規制部)とハンドル開き角調整部9(ハンドル開き角調整部)が設けられている。
図2(A)は、鉗子1を後ろから見た斜視図であり、図2(B)は、ハンドル部4からシャフト部2を取り外した状態における鉗子1を後ろから見た斜視図である。すなわち、図2(B)に示すように、本実施形態では、先端作動部3の固定されたシャフト部2を、シャフト部固定基部5から取り外し、いろいろな機能を有する先端作動部3が固定されたシャフト部2と交換ができるように構成されている。
図3(A)乃至(F)は鉗子1の六面図であって、鉗子1の外形を意匠図的に表現したものである。すなわち、図3(A)は鉗子1の正面図に相当する図、図3(B)は背面図、図3(C)は左側面図、図3(D)は右側面図、図3(E)は平面図、図3(F)は底面図に、それぞれ相当する図である。
図4は鉗子1を前から斜視した状態での分解図である。図4に示すように、前方にはシャフト部2の先端に設けられた先端作動部3を有している。ここで、本実施形態の先端作動部3は、片開きで組織を把持する機能を有する形のものとなっている。
図4に示すように、シャフト部2は、長尺のシャフト21(シャフト)とシャフト保持部22(シャフト保持部)を有している。シャフト21は中心にロッド23(ロッド)と、ロッド23を往動自在に収納し、前端に先端作動部3が固定される硬質で細長い円筒形状のシース24(シース)とを有している。シース24中をロッド23が往動することにより、先端作動部3の開閉等の作動が行われる。シース24の後端部を保持するシャフト保持部22により、シャフト部2はシャフト部固定基部5に固定される。
図4に示すように、シャフト部2が固定されるシャフト部固定基部5は、中心に連結軸51、これをガイドする連結軸ガイド52、そして、回転つまみ53、波ワッシャ54、調整基部55を有している。連結軸51は、連結軸ガイド52と調整基部55を連通する貫通穴を貫通して往動するように構成されている。
図4に示すように、固定ハンドル部6は、固定ハンドル本体61と回動ハンドル軸62を有しており、固定ハンドル本体61にはラチェット操作部8とハンドル開き角調整部9が設けられている。ハンドル開き角調整部9は、本実施形態ではシャフト部固定基部5を前後方向に移動させるためのレバーを有するカムであって、ハンドル開き角調整カム91とハンドル開き角調整レバー92、92を有している。
図4に示すように、回動ハンドル部7は、固定ハンドル本体61に対して回動ハンドル軸62を回動中心として回動自在に構成され、回動ハンドル本体71と軸端ホルダ72を有している。後述するように、軸端ホルダ72には連結軸51の一端が係止され、回動ハンドル本体71が回動されることにより、連結軸51とロッド23を往動されて、先端作動部3が作動されるように構成されている。
図4に示すように、ラチェット操作部8は、ラチェット操作レバー部81とラチェット爪部82を有している。ラチェット操作レバー部81は回動ハンドル本体71の背面側上部に設けられ、ラチェット操作レバー83とこれを保持しガイドするラチェット操作レバーホルダ84とこれらを貫通する図示されない軸とを有している。また、ラチェット爪部82は回動ハンドル本体71の内部に設けられ、ラチェット爪85とラチェット爪ガイド86、ラチェット爪バネ87、ラチェット爪バネホルダ88を有している。
次に、図5を用いて、鉗子1の使用例について説明する。
図5(A)および図5(B)は、術者が手術用の手袋をして鉗子1を把持している状態を示すものであり、図5(A)は術者が小さな手HSの場合、図5(B)は大きな手HLの場合を示している。この鉗子1では、小さな手HSの場合でも大きな手HLの場合でも、術者は鉗子1を把持した状態で、ハンドル開き角調整部9のハンドル開き角調整レバー92を操作することにより、手の大きさに合わせて、固定ハンドル部6に対する回動ハンドル部7の最大開き角度を調整可能に構成されている。ここで、回動ハンドル部7の開きの角度の調整というのは、回動ハンドル部7と固定ハンドル部6の間隔の調整であって、術者にとって最適な開き状態に調整するということになる。
図5(A)および図5(B)に示すように、固定ハンドル部6に設けられた固定ハンドル保持穴61a(略長円の穴)に、術者の手の親指の付け根まですっぽりと入れて鉗子1を保持できる。また、手の他の指は回動ハンドル部7に自然な形で添えて、回動ハンドル保持穴71aに第3指~第5指(中指から小指までの3本の指)を入れ、回動ハンドル部7を操作することができる。すなわち、後述するように、鉗子1を更に使いやすくするため、鉗子1の形状について人間工学的に検討を行い、この鉗子1のハンドルの形を開発している。このため、術者は無理な形で鉗子1を保持することなく、手の疲れや痛みが少なく手に負担のかからない状態で、術者の持つ高度な技術を発揮することができる。すなわち、術者の手に優しい鉗子1を実現している。
更にまた、図5(A)および図5(B)に示すように、ラチェット操作レバー部81は回動ハンドル本体71の背面側上部に設けられているので、術者は回動ハンドル保持穴71aには入っていない人差し指を用いて、ラチェットをかけるかどうかの操作を容易に行うことができる。
以上のような使用上の特徴を鉗子1は有しているが、これを実現している構成について、以下順次、詳細な説明を行っていく。
図6、そして図4を用いて、回動ハンドル部7の回動の動きがどのようにロッド23に伝達されているか等について説明する。
図6は、鉗子1がどのように作動するかを示すための、前方から見た一部分解斜視図である。図6に示すように、ロッド23の後ろ側の端部は、いったん細くなり、その先に球状のロッド端球状部23aが形成されている。一方、連結軸51の前側の端部には、ロッド端球状部23aを収納し係合可能な穴と溝からなる軸端ホルダ部51aが形成されている。すなわち、ロッド23と連結軸51とは、脱着可能に係合し連結される。
図6に示すように、連結軸51の後側の端部は、いったん細くなり、その先に球状の連結軸端球状部51bが形成されている。一方、回動ハンドル本体71に組み立てられた軸端ホルダ72には上端が開口された筒状の有底の穴と細長い溝が形成され、連結軸端球状部21aを収納し係合がされる。連結軸51と回動ハンドル部7とが係合し連結され、回動ハンドル部7を開閉するように回動すると、その動きは連結軸51を介してロッド23に伝えられ、ロッド23が往動することになる。
ここで図6に示すように、調整基部55は、上下に前後方向に長い円柱部リブ55b、55bを有する円柱部55aが形成されている。一方、固定ハンドル本体61の前部には、図4に示すように、円柱部55aに対応するように穴の内面の上下に前後方向に長い円柱部リブガイド溝61c、61cを持つ円柱部ガイド穴部61bが形成されている。円柱部55aを円柱部ガイド穴部61bに挿入されると、調整基部55は固定ハンドル本体61により、前後移動可能で、かつ円周方向には回動できない状態に保持される。
図6に示すように、調整基部55の後部には、略U字形の調整基部カム溝55cが形成されている。一方、ハンドル開き角調整カム91は回動中心に対して偏心したハンドル開き角調整カム軸91aを有しており、ハンドル開き角調整レバー92を回すと、ハンドル開き角調整カム軸91は調整基部カム溝55c中を移動し、調整基部55を前後方向に移動させる。
それでは、図7、そして図4及び図6を用いて、を用いて、固定ハンドル部6に対する回動ハンドル部7の最大開き角度がどのように調整可能に構成されているかについて説明する。
図7(A)および図7(B)は、ハンドル開き角調整カム軸91aの位置と、それによって変わる固定ハンドル部6に対する、シャフト部固定基部5とシャフト部2、そして回動ハンドル部7の動きについて示す鉗子1の一部断面図である。
図4および図6、図7(A)、図7(B)に示すように、回転つまみ53と波ワッシャ54を間に挟む形で、連結軸ガイド52と調整基部55は一体に固定されている。そうすると、回転つまみ53は連結軸ガイド52を中心として、回動自在に保持される。ここで、波ワッシャ54は、回転つまみ53に軸方向にスプリングによる力を与えてガタを取り、適度なフリクション力を与えるために、挿入されているものである。
なお、回転つまみ53は、鉗子1が組織を把持するときにシャフト部2を回動させて、先端作動部3の向きを変えるために設けられている。
図4及び図6、図7(A)、図7(B)に示すように、固定ハンドル部6はシャフト部固定基部5を軸方向に移動可能に保持していて、ハンドル開き角調整部9を調整することにより、シャフト部固定基部5を固定ハンドル部6に対して移動させることができる。すなわち、シャフト部固定基部5に固定されたシャフト部2を移動させることができる。
図7(A)および図7(B)は、シャフト部2の位置により回動ハンドル部7の開き角度がどのように変わるかを示すものである。
ここで、回動ハンドル部7を固定ハンドル部6に対して開閉すると、先端作動部3もこれに合わせて開閉する。すなわち、図7(A)において、回動ハンドル部7を固定ハンドル部6に対して開くように回動すると、ロッド23が前進し、シャフト部2の先端に固定された先端作動部3も開いていく。そして、先端作動部3が開ききったときに、ロッド23の前進が止まり、回動ハンドル部7もこれ以上回動できなくなる。このときの回動ハンドル7の固定ハンドル部6に対する角度が最大開き角度である。
次に、図7(B)に示すように、ハンドル開き角調整部9を調整して、シャフト部2の位置を前方向に移動した場合を考える。この場合、先端作動部3も前方向に移動するので、図7(A)の場合と比べて、ロッド23の位置を更に前進させないと、先端作動部3を開ききることはできない。そうすると、先端作動部3を開ききるために、回動ハンドル部7も更に大きく開くことになり、回動ハンドル7の最大開き角度はより大きなものとなる。
逆に、ハンドル開き角調整部9を調整して、シャフト部2の位置を後ろ方向に移動した場合、先端作動部3も後ろ方向に移動するので、その結果、回動ハンドル7の最大開き角度はより小さなものとなる。
ここで、回動ハンドルの開きの角度の調整というのは、回動ハンドルと固定ハンドルの間隔の調整であって、術者にとって最適な開き状態に調整するということになる。
以上述べたように鉗子1を構成したので、術者は鉗子1を手に装着して開いたり閉じたりしながら、回動ハンドル部7と固定ハンドル部6の間隔を調整できて、術者の手の大きさや好みに応じた開き状態に調整をすることができるものとなった。その結果、術者の手の負担が軽減され、術者が手術で高度な技術力を発揮し続けることが可能となった。
なお、本実施形態では、回動ハンドル部7は固定ハンドル部6に設けられた回動ハンドル軸62を回動中心として回動されるよう構成されているが、これに限定されない。例えば、円弧状の回動ガイドを設けるようにして、回動ハンドル軸62ではなく、仮想軸を回動中心として、回動ハンドル部7が回動されるように構成しても良いことは勿論である。
またなお、本実施形態の先端作動部3は、片開きの組織を把持する機能を有する形のものとなっているが、これに限定されない。両開きの把持機能を有する形でもよいし、また剥離機能、鋏機能等を持つものでもよいことは勿論である。
またなお、本実施形態では、ハンドル部4は、先端作動部3の固定されたシャフト部2が交換可能に構成されているので、例えば、術者がすでに有している、いろいろな機能を有する先端作動部3が固定されたシャフト部2を、この鉗子1において、有効に活用することができる。
ここで本実施形態では、鉗子1を術者にとって更に使いやすくするために、鉗子1のハンドルの形について人間工学的な観点から検討を行い、新しい形のものを開発している。この新しい形の鉗子1について、図8乃至図10を用いて説明する。
まず、人間の手の形について、考察する。図8(A)および図8(B)は、人間が手を軽く自然に握ったときの手の形を示しており、図8(A)は上面から見た手の形の図、図8(B)は左側面から見た図である。
図8(A)に示すように、手を軽く握ったとき、手の指と手のひら全体が円柱の形になっていることが分かる。すなわち、図8(A)および図8(B)に示すように、人間の手は、円柱Bを握るのに適した形になっていると考えられる。
図8(A)および図8(B)に示すように、母指球T(手のひらの、親指の付け根にある膨らみ)と第2指~第5指(人差し指から小指までの4本の指)が円柱Bを間にして向かい合わせの形になっている。また、第2指~第5指の形は、破線で示すように、厳密には中央がやや外側に膨らみ、アーチ形になっていることが分かる。
図9(A)および図9(B)は、自然に握ったときの手の形と、これに対応する鉗子1を示すものであり、図9(A)はこの手の形、図9(B)は鉗子1を把持している手の形の様子を示している。なお、図9(B)で示す手が手術用手袋をしていないのは、手の形をより分かりやすく示すためである。
図9(B)に示すように、固定ハンドル保持穴61aの中に、母指球がすっぽりと入り、手の甲側の一部が固定ハンドル保持穴61aの後部に当接するように、鉗子1では構成されている。図2(A)に示すように、固定ハンドル保持穴61aの前部の内面には、幅が広い所定幅に形成された固定ハンドル保持穴前部内面61f(前部内面)が形成されている。そして、図9(B)に示すように手をいれたときには、親指と人差し指の間とその下の手のひらの部分が、幅広く固定ハンドル保持穴前部内面61fに当接するよう構成されている。これらの構成により、固定ハンドル部6は親指と人差し指の間とその下の手のひらの部分によりしっかりと保持されるので、術者は親指を軽く添えるだけで手の中で鉗子1が安定して保持される。すなわち、術者は鉗子1を安定して保持しながら、第2指~第5指を自由に動かすことが可能となる。
図10(A)および図10(B)、図10(C)は、第2指~第5指の形について示したもので、図10(A)は自然に握ったときの手の指の形、図10(B)鉗子1を握った場合、図10(C)は従来の形の鉗子100を握った場合を示している。
前述し、また図10(A)に示すように、手を握ったときの第2指~第5指の形は、破線で示すように、厳密には中央がやや外側に膨らみ、アーチ形となる。図10(B)に示すように、本実施形態では回動ハンドル部7も中央部が前側にやや膨らむようなアーチ型に形成されており、第2指~第5指を自然な状態で指をかけることができる。
図10(A)に示すように、回動ハンドル保持穴71aには第3指~第5指が入る構成になっており、第2指の人差し指は回動ハンドル保持穴71aには入ってはいない。これは、人差し指を使って回転つまみ53やラチェット操作レバー83等の操作を自由にすることができるようにするためである。ところで、剥離鉗子を使うときには、先端作動部3を開く操作を繰り返し行うことにより、組織からの剥離を行う。回動ハンドル保持穴71aは、先端作動部3を開くための回動ハンドル部7を開くような回動操作を可能とするものであるので、ここでは第3指~第5指の3指が入るようにしたが、少なくとも1指だけが入るような構成としてもよい。しかし、複数本の指が入る方が、手の負担は軽減される。
図10(C)に示すように、従来の鉗子100の場合には、第2指~第5指の並びが直線になってしまうため、第2指は指のかかりが浅く、第3指と第4指は深くなりすぎ、第5指は遠く開いてしまうため、自然な状態で指をかけることは難しい。また、長時間にわたる手術の場合、親指と薬指だけで鉗子の開閉を操作するので、手の疲れや痛みが生ずることになる。
なおここで、従来の鉗子100についての説明は、本実施形態の人間工学的な回動ハンドル部7における第2指~第5指の指の配置等と対比するためのものであり、本発明の他の部分における技術が、この説明により限定を受けるものではない。
以上述べたように、鉗子1は親指と人差し指の間とその下の手のひらの部分等によって固定ハンドル部6が安定して保持され、他の指は回動ハンドル部7に自然な形で添えて操作することができるものである。
このため、術者は無理な形で鉗子1を保持することなく、手の疲れや痛みが少なく手に負担のかからない状態で、術者の持つ高度な技術を発揮することができる。すなわち、術者の手により優しい鉗子1を実現することができる。
次に、本実施形態の鉗子1では、回動ハンドル部7と固定ハンドル部6の相対運動を一方向のみに規制する移動規制部であるラチェット機構(移動規制部)を有しているので、その構成を図11乃至図13を用いて説明する。
図11(A)および図11(B)は回動ハンドル部7とラチェット操作部8の一部の背面方向から見た部分斜視図であり、図11(A)はラチェットが外れている状態、図11(B)はかかっている状態を示す。図12(A)はラチェット操作部8全体の背面方向から見た分解斜視図、図12(B)はラチェット操作レバー部81の前面方向から見た分解斜視図を示す。図13(A)および図13(B)はラチェット機構部分の左側面から見た部分断面図であり、図13(A)はラチェットが外れている状態、図13(B)はかかっている状態を示す。
図11(A)および図11(B)に示すように、回動ハンドル本体71は、背面上部方向に斜めに突出して、回動中心に対し円弧状をなす爪歯車部71bを有している。また、爪歯車部71bに対向する位置にある後述するラチェット爪部85aを有するラチェット爪85は、ラチェット爪ガイド86を介してラチェット爪バネ87によって前方方向に付勢され、進退自在に構成されている。
図11(A)および図11(B)に示すように、ラチェット操作レバー83は略円筒型の操作レバー本体部83aと操作レバー部83b、83bが形成され、図示されない中心軸を回動中心として、左右に揺動自在に構成される。また、ラチェット操作レバー83の背面部下部にはラチェットカム溝部83d、83e、83eが形成され、後述するように、ラチェット爪85の進退が操作される。
図11(A)に示すように、ラチェット操作レバー83が中立状態にあるときは、回動ハンドル本体71のラチェットは解除されている。そして、図11(B)に示すように、操作レバー部83bを人差し指等で操作して傾斜状態まで回動させれば、ラチェット爪85が前進してラチェットがかかる構成となっている。
それでは、図12(A)および図12(B)、図13(A)、図13(B)を用いて、それらの構成や動きを詳説する。
まず、ラチェット操作部8の各部の構成について、図12を用いて説明する。
図12(A)に示すように、ラチェット操作レバー部81はラチェット操作レバー83とラチェット操作レバーホルダ84を有している。ラチェット操作レバー83の背面部には多数のラチェットダボ受け凹部83c、83c…83cが形成されている。背面下部にはラチェットカム溝部83e、83d、83eが形成されており、中央のラチェットカム溝部83dは浅く、左右のラチェットカム溝部83eは深く(すなわち、前方方向に深く凹んで)形成されている。一方、ラチェット操作レバーホルダ84は、前後の円板部84a、84aとこれらを連結する下部連結部84bを有し、側面から見て略コの字状に形成されている。そして、背面側の円板部84a下部には四角い穴であるラチェット爪用穴84bが形成されている。
図12(A)に示すように、ラチェット爪部82は、ラチェット爪85とラチェット爪ガイド86、ラチェット爪バネ87、ラチェット爪バネホルダ88を有している。ラチェット爪バネホルダ88は固定ハンドル本体61に固定され、ラチェット爪バネ87を間に挟むようにしてラチェット爪ガイド86が摺動可能に組み合わさり、ラチェット爪85を前方方向に付勢する。ラチェット爪85の前部のラチェット爪前部85bは、ラチェット爪用穴84cからラチェット操作レバーホルダ84内面に侵入し、ラチェットカム溝部83e、83d、83eにより前後される。
図12(B)に示すように、背面側の円板部84aには弾性を持たせるための略逆U字形の切れ込みとその先端部に前方向に突出したラチェットダボ84d、84dが左右にそれぞれ形成されている。そして、ラチェット操作レバー83が組み合わされて、ラチェットダボ受け凹部83c、83c…83cと嵌合し、揺動するラチェット操作レバー83が略水平状態にあるときと、傾いたときとに、それぞれ所定の位置を保持するよう構成されている。
次に、ラチェット操作部8の各部の動きについて、図13を用いて説明する。
図13(A)に示すように、ラチェット操作レバー83が中立状態にあるときには、ラチェット爪前部85bが浅いラチェットカム溝部83dに後ろ方向に押されてラチェット爪85が後退する。すると、ラチェット爪部85aは爪歯車部71bから外れるため、回動ハンドル本体71のラチェットは解除される。
図13(B)に示すように、一方、ラチェット操作レバー83が傾斜状態にあるときには、ラチェット爪前部85bが深いラチェットカム溝部83eに対応して前方方向に移動しラチェット爪85が前進する。すると、ラチェット爪部85aは爪歯車部71bに係合するため、回動ハンドル本体71のラチェットが掛かることになる。
以上説明した通り、本実施形態ではラチェット操作レバー83を固定ハンドル部6の背面側の上部に設け、回動ハンドル本体71のラチェットを掛けたり、外したりできて、またその状態が保持される構成とした。また、そのため、術者の人差し指等の指一本で自在に切り替えが可能となり、術者にとってより使いやすく、高度な技術力を発揮しやすい鉗子が得られる。
なお、本実施形態では、爪歯車部71bは回動ハンドル本体71の円弧状の部分の外側に向いた外歯状に形成されているが、円弧状の部分の内側に向いた内歯状に形成するように構成してもよい。この場合、ラチェット爪部82は爪歯車部71bの内側に構成されるため、ラチェット爪部82等をよりコンパクトに形成できる可能性がある。
(第2の実施形態)
図14乃至図16を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、腹腔鏡手術等の内視鏡下で行われる手術で従来から用いられている鉗子と同様な構造のものにおいても、本発明の技術的思想が適用できて、鉗子1の利便性が向上することを示すものである。
図14に鉗子1を左側面から見た側面図、図15に分解斜視図、図16に断面図を示す。
図14に示すように、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様に、鉗子1は、長いシャフト部2と、シャフト部2の一端にある先端作動部3と、シャフト部2の他端にあって先端作動部3の操作を行うハンドル部4を有しており、同様の機能を有する。以下、第1の実施形態と同じ部分は同一符号を付し、説明を省略し、異なっている部分のみを説明する。
図14に示すように、本実施形態の鉗子1では、回動ハンドル部7は固定ハンドル部6の後部に設けられ、それぞれのハンドルの有する穴、回動ハンドル保持穴71a及び固定ハンドル保持穴61aは、指が1本ずつ入る構成となっている。また、シャフト部2のシャフト21は細径のものが使用され、ロッド23は、第1の実施形態のような連結軸51を用いずに、図16に示すように、直接回動ハンドル部7と係合するように構成されている。更に、ハンドル開き角調整部9は、第1の実施形態ではレバー付きのカムを用いたが、本実施形態では、図15に示すように、リング状のねじで構成されている。
図15及び図16に示すように、調整基部55は前から、大きな径の前部円柱部55d、中ぐらいの径の円柱ねじ部55e、細い径の後部円柱部55fが形成されている。また、前部円柱部55dの左右側面には前後に長い円柱ガイド溝55g、55gが設けられている。一方、固定ハンドル本体61は、調整基部55に対応する円柱部ガイド穴部61bを有している。円柱部ガイド穴部61bの内壁の左右には、円柱ガイド溝55g、55gに対応する円柱部ガイドリブ61d、61dが形成されている。また、固定ハンドル本体61の上面部には凹部を有し、ハンドル開き角調整部9が回転可能に収納されるハンドル開き角調整部収納穴61eが形成されている。
図15に示すように、鉗子1は、先端作動部3とシャフト部2、シャフト部固定基部5は一体となって、固定ハンドル部6から取り外すことができるように構成されている。そして、まずハンドル開き角調整部収納穴61eにハンドル開き角調整部9を収納し、調整基部55を円柱部ガイド穴部61bに挿入し、ハンドル開き角調整部を回転させながら組み立てると、鉗子1を一体に形成することができる。なお、図15及び図16に示すように、回動ハンドル部7の軸端ホルダ72は上端が開口され、回動ハンドル本体71を上方向に回動すると、軸端ホルダ72とロッド23の軸心が一致するよう構成されている。そしてこの状態で、ロッド端球状部23aを軸端ホルダ72の開口部より挿入し、回動ハンドル本体71を下方向に回動させれば、回動ハンドル本体71とロッド23との係合を完了させることができる。
図16に示すように、調整基部55の前部円柱部55dと後部円柱部55fは、円柱部ガイド穴部61b内でそれぞれ往動可能に保持される。円柱ねじ部55eに螺合しているハンドル開き角調整部9を回転させれば、シャフト部固定基部5及びシャフト部2全体を前後に移動させることができる。そして、第1の実施形態と同様、シャフト部2の固定ハンドル部6に対する軸方向の位置を移動させることにより、回動ハンドル部7の開き角度を変えることができる。すなわち、術者は鉗子1を手に装着して開いたり閉じたりしながら、回動ハンドル部7と固定ハンドル部6の間隔を調整できて、術者の手の大きさや好みに応じた開き状態に調整をすることができる。
以上述べたように鉗子1を構成したので、術者は鉗子1を手に装着して開いたり閉じたりしながら、回動ハンドル部7と固定ハンドル部6の間隔を調整できて、術者の手の大きさや好みに応じた開き状態に調整をすることができるものとなった。その結果、術者の手の負担が軽減され、術者が手術で高度な技術力を発揮し続けることが可能となった。
なお、本実施形態では、鉗子1は回動ハンドル部7と固定ハンドル部6の相対運動を一方向のみに規制する移動規制部であるラチェット機構(移動規制部)を有していないが、従来から用いられている鉗子に対応する従来からあるラチェット機構を取り付けてもよいことは、勿論である。
(第3の実施形態)
図17及び図18を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態は、第2の実施形態と同様、従来から用いられているタイプの鉗子に、本発明の技術的思想が適用できることを示すものである。
図17に鉗子1を左側面から見た側面図、図18に部分断面図を示す。
図17に示すように、第3の実施形態でも、第1の実施形態と同様に、鉗子1は、長いシャフト部2と、シャフト部2の一端にある先端作動部3と、シャフト部2の他端にあって先端作動部3の操作を行うハンドル部4を有しており、同様の機能を有する。以下、第1の実施形態と同じ部分は同一符号を付し、説明を省略し、異なっている部分のみを説明する。
図17に示すように、本実施形態の鉗子1では、第2の実施形態と同様、回動ハンドル部7は固定ハンドル部6の後部に設けられ、それぞれのハンドルの有する穴、回動ハンドル保持穴71a及び固定ハンドル保持穴61aは、指が1本ずつ入る構成となっている。また、シャフト部2のシャフト21は細径のものが使用され、ロッド23は、第1の実施形態と同様に連結軸51を介して、回動ハンドル部7と連結される構成となっている。そして、ハンドル開き角調整部9は、第2の実施形態と同様なリング状のねじで構成されているが、第2の実施形態と異なり、ハンドル開き角調整部9はシャフト保持部22の前部に配置されている。
ところで、第1の実施形態と第2の実施形態では、シャフト部固定基部5が、固定ハンドル部6に軸方向に移動可能に保持され、ハンドル開き角調整部9が調整されると固定ハンドル部6に対して移動されることにより、回動ハンドル7の最大開き角度の調整がされていた。しかしながら、第3の実施形態では、従来からある鉗子と同じ構造で、シャフト部固定基部5は固定ハンドル部6に固定され、移動はされない構成となっている。すなわち、シャフト部2の構成だけにより、回動ハンドル7の最大開き角度の調整ができる構成となっている。以下、どのように構成されているかについて、図18を用いて説明する。
図18に示すように、第1の実施形態と同様に、シャフト部2はシャフト部固定基部5から着脱できるように構成されている。すなわち、シャフト部2のロッド端球状部23aを軸端ホルダ部51aに係合し、シャフト保持部22をシャフト部固定基部5の回転つまみ53に螺合することにより、シャフト部2はハンドル部4に固定される。
図18に示すように、シャフト部2はロッド23とシース24とを備えるシャフト21とシャフト保持部22の他に、シャフト基台25、シャフト基台バネ26を有しており、シャフト基台25はシース24と一体に固定されている。また、ハンドル開き角調整部9は、シャフト部2の一部として構成されている。シャフト基台25は、前部から細い径のシャフト基台ねじ部25a、中ぐらいの径の中央シャフト基台部25b、大きな径の後部シャフト基台部25cが形成されている。中央シャフト基台部25bと後部シャフト基台部25cは、それぞれシャフト保持部22の内面に往動可能に保持され、シャフト基台25はシャフト基台バネ26により後方方向に付勢されている。
図18に示すように、ハンドル開き角調整部9をシャフト基台ねじ部25aに螺合すれば、シャフト基台バネ26の付勢力に抗して、シャフト基台25はシャフト保持部22に対し所定位置に保持される。そして、ハンドル開き角調整部9を回転させてシャフト基台25を前後に移動させれば、シャフト基台25に固定されたシース24も、一体に前後に移動する。すなわち、シース24の先端に固定された先端作動部3を前後に移動させることになるので、第1の実施形態と同様、回動ハンドル部7の最大開き角度を変えることができる。
ここで、第1の実施形態や第2の実施形態では、シース24が固定されたシャフト部2全体を前後に移動させていたが、本実施形態では、シャフト部2全体ではなく、シャフト部2のシャフト保持部22に対してシース24を移動させるように構成されている。すなわち、いずれの実施形態においても、少なくともシース24を、固定ハンドル部6に対する軸方向の相対位置を移動させることによって、回動ハンドル部7が固定ハンドル部6に対して開く最大開き角度を変えることができるように構成されているということができる。
以上説明したように、第3の実施形態においても、術者は鉗子1を手に装着して開いたり閉じたりしながら、回動ハンドル部7と固定ハンドル部6の間隔を調整できて、術者の手の大きさや好みに応じた開き状態に調整をすることができる。
以上述べたように、第3の実施形態では、従来から使われている鉗子と同様の構造を有する鉗子1を用いて、シャフト部2を本実施形態のものとすることにより、回動ハンドル部7の開き角度を変えることが可能となった。これは、従来からずっと使い慣れている鉗子についても、ハンドルの可動範囲において、ハンドル開き角度を変えることが可能となり、利便性を向上させるものとなる。
また、従来の交換可能なシャフト部が使える鉗子であれば、従来から使われている鉗子と同じ構造でなくても、回動ハンドル部7の開き角度を変えることが可能となる。
なお、後部シャフト基台部25cの外周面とシャフト保持部22内周面に、図示しない前後方向に長い溝やリブを設け、後部シャフト基台部25cがシャフト保持部22の内面を回動しないように構成してもよいことは勿論である。また、シャフト保持部22とシャフト基台25のねじの方向を、ゆるみ止めのため、逆方向としてもよい。
またなお、本実施形態では、鉗子1は回動ハンドル部7と固定ハンドル部6の相対運動を一方向のみに規制する移動規制部であるラチェット機構(移動規制部)を有していないが、従来から用いられている鉗子に対応する従来からあるラチェット機構を取り付けてもよいことは、勿論である。
本発明の鉗子は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施の形態においては、ハンドル開き角調整部にレバー付きのカムやリング状のねじを用いたものを示したが、これに限定されず、つまみやダイヤル、把手等でもよいことは、勿論である。
また例えば、上述した実施の形態においては、硬質のシャフト部を有する鉗子について説明しているが、これに限定されず、例えば、口腔や肛門等の自然開口部からの手術等で用いられる咽頭鉗子等の曲げることができるシャフト部を有する鉗子に適用してもよいことは、勿論である。
H 手
T 母指球
B 丸棒
1 鉗子
2 シャフト部
21 シャフト
22 シャフト保持部
23 ロッド
24 シース
4 ハンドル部
5 シャフト部固定基部
6 固定ハンドル部
7 回動ハンドル部
8 ラチェット操作部
9 ハンドル開き角調整部
100 従来の形の鉗子

Claims (8)

  1. シャフト部と、前記シャフト部の一端にある先端作動部と、前記シャフト部の他端にあって前記シャフト部が固定され前記先端作動部の操作がされるハンドル部とを有する鉗子であって、
    前記シャフト部は、前記先端作動部が一端部に固定される細長い円筒形状のシースと前記シース内に往動自在に収納されたロッドとを備えるシャフトと、前記シースの他端部を保持するシャフト保持部とを有し、
    前記ハンドル部は、前記シャフト部が前記シャフト保持部によって固定されるシャフト部固定基部と、固定ハンドルと、前記固定ハンドルに対して回動自在に構成された回動ハンドルとを有していて、
    前記回動ハンドルが前記固定ハンドルに対して開閉するように回動されることによって、前記ロッドが往動し、前記先端作動部が作動されるように構成され、
    少なくとも前記シースを、前記固定ハンドルに対して軸方向の相対位置を移動させることによって、前記回動ハンドルが前記固定ハンドルに対して開く最大開き角度を変えることができるように構成されている
    ことを特徴とする鉗子。
  2. 前記鉗子は、前記最大開き角度を調整するハンドル開き角調整部を有していて、
    前記ハンドル開き角調整部を調整すると、前記固定ハンドルに対する前記シースの軸方向の相対位置が変わることにより、前記最大開き角度が変わるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の鉗子。
  3. 前記固定ハンドルは前記シャフト部固定基部を軸方向に移動可能に保持していて、
    前記ハンドル開き角調整部を調整することにより、前記シャフト部固定基部が前記固定ハンドルに対して移動して、前記固定ハンドルに対する前記シースの軸方向の相対位置が変わるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の鉗子。
  4. 前記シャフト保持部は前記シースを軸方向に移動可能に保持していて、
    前記ハンドル開き角調整部を調整することにより、前記シースが前記シャフト保持部に対して移動して、前記固定ハンドルに対する前記シースの軸方向の相対位置が変わるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の鉗子。
  5. 前記ハンドル部本体は、前記回動ハンドルと前記固定ハンドルの相対運動を一方向のみに規制する移動規制部を有している
    を特徴とする請求項1乃至4記載の鉗子。
  6. 前記固定ハンドルは、前記回動ハンドルの後方に位置しており、略長円の穴を有していて、
    前記略長円の穴の前部には所定幅の前部内面を有していて、前記略長円の穴に手の母指球を入れ、親指と人差し指の間とその下の手のひらの部分を前記前部内面に当接するようにして前記固定ハンドルを把持することにより、前記鉗子を保持できるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5記載の鉗子。
  7. 前記回動ハンドルには、中指から小指までの3指のうちの少なくとも1指が入る穴を有し、全体として前記固定ハンドルに対して中央部が前側に膨らむアーチ型に形成されている
    ことを特徴とする請求項6記載の鉗子。
  8. 前記固定ハンドルの背面側の上部には、前記移動規制部により前記回動ハンドルと前記固定ハンドルの相対運動を一方向のみに規制するかまたは規制しないかを切り替える操作手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項5記載の鉗子。
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