JP7160055B2 - スリット状蒸気孔を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の製造方法、及び前記金型、並びに前記金型の前記スリット状蒸気孔の洗浄方法 - Google Patents

スリット状蒸気孔を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の製造方法、及び前記金型、並びに前記金型の前記スリット状蒸気孔の洗浄方法 Download PDF

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本発明は、断熱容器、包装材等に使用されるビーズ法発泡性合成樹脂を成形するための金型のうち、スリット状蒸気孔を備えた前記金型の製造方法、及び前記金型のスリット状蒸気孔の洗浄方法に関する。
ビーズ法発泡性合成樹脂成形は、キャビティ型(凹型)及びコア型(凸型)からなる一対の金型により形成される成形空間(キャビティ)に熱可塑性樹脂の発泡性ビーズを充填し、前記発泡性ビーズを蒸気で加熱して融着させ、冷却及び乾燥して所要形状の成形品を得るものである。
前記一対の金型であるビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型は、外部から成形空間内への蒸気の供給、及び成形空間内からの外部への蒸気の排出をするために、金型の内外に連通する蒸気孔が必要となる。
ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型として、一般的に使用されているコアベントのみにより蒸気孔を設けるのではなく、キャビティ型及びコア型の全面又は一部にスリット状蒸気孔を直接設け、必要に応じてコアベントを併用するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型として、コアベントを減らすか又は無くして、キャビティ型及びコア型にスリット状蒸気孔を直接設けたものがある(例えば、特許文献2参照)。
ここで、特許文献1における金型のスリット状蒸気孔は、立型マシニングセンターによる溝切り加工で形成される(特許文献1の[0038]の「溝切り機(商品名:VM7 III型、大阪機工社製)」参照)。
また、特許文献2における金型のスリット状蒸気孔は、横型マシニングセンターの主軸に取り付けたメタルソーにより形成される(特許文献2の[請求項1]及び[0018]参照)。
さらに、特許文献2には、前記スリット状蒸気孔の形成を、「レーザ加工機又はワイヤ放電加工機による除去加工により行うこともできる」という記載がある(特許文献2の[0019]参照)。
特許第6161162号公報 特許第6245215号公報 特許第6058575号公報 特許第2981588号公報
金型のスリット状蒸気孔は、特許文献1のような立型マシニングセンターによる溝切り加工により形成するよりも、特許文献2のように横型マシニングセンターの水平の主軸に取り付けたメタルソーにより形成する方が、メタルソーの外周面の切れ刃による切削加工により効率的に加工できる。
その上、例えば横型マシニングセンターの4軸を活用して、金型の4面に関して手作業による面替えをすることなく一気に加工することにより、さらに効率的な加工が可能になる。したがって、特許文献2のように横型マシニングセンターの水平の主軸に取り付けたメタルソーにより前記スリット状蒸気孔を形成することにより、加工時間を短縮できる。
しかしながら、成形品の表面性状の美麗性を高めるために、前記スリット状蒸気孔の幅、すなわちメタルソーの刃幅(特許文献2では、0.1mm~0.7mmの範囲)を小さくすると、前記スリット状蒸気孔により所要開口率を確保する必要があることから、より多数の前記スリット状蒸気孔を形成する必要があるので加工時間が増大してしまう。
したがって、特許文献2のような横型マシニングセンターの水平の主軸に取り付けたメタルソーにより金型のスリット状蒸気孔を効率的に加工する方法においても、加工時間をより短縮するという観点から見ると改良の余地がある。
金型にスリット状蒸気孔を形成する加工時間を短縮するための加工方法として、特許文献2に記載があるレーザ加工機による除去加工が考えられる。レーザ加工機による除去加工により金型にスリット状蒸気孔を形成する場合、レーザ加工機のレーザ発振器で出力したレーザ光を集光し、加工ヘッドから所定箇所にレーザ光を照射して対象物を溶融させ、同時に加工ヘッドのレーザと同軸に取り付けたノズルからアシストガスを噴き付け、加工ヘッドを移動させながら対象物の切断を行うレーザ切断の技術を応用することになる。
集光したレーザ光により金型のスリット状蒸気孔を形成する箇所を溶融させながらアシストガスにより吹き飛ばす加工を行う場合には改善点があることが、本願の発明者らが行った基礎的な実験により分かっている。前記改善点は、形成されたスリット状蒸気孔にバリやドロスが発生して綺麗なスリット状蒸気孔を形成し難いこと、レーザ光の入射面の反対面側がドラグラインで大きく波打つこと等である。その上、レーザ加工機は高価であるので、導入するための初期コストが増大する。
そこで、本願の発明者らは、金型にスリット状蒸気孔を形成する加工時間を短縮するための加工方法として、対象物に熱を加えることなく対象物を切断するウォータージェット加工機による切断加工、特に水だけの噴流では加工し難い金属の切断に適したアブレシブウォータージェット切断(例えば、特許文献3参照)に着目した。
さらに、本願の発明者らは、金型の蒸気孔への発泡性ビーズの目詰まりを除去する洗浄方法(例えば、特許文献4参照)にも着目し、ウォータージェット加工機により金型のスリット状蒸気孔を洗浄することを想到した。
本発明は、綺麗なスリット状蒸気孔を金型に形成でき、且つスリット状蒸気孔を形成する加工時間を短縮できる製造方法を提供すること、及びスリット状蒸気孔の目詰まりを効率的に除去できる洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨は以下のとおりである。
〔1〕
一対の金型により形成される成形空間に熱可塑性樹脂の発泡性ビーズを充填し、前記発泡性ビーズを蒸気で加熱して融着させ、冷却及び乾燥して所要形状の発泡性合成樹脂の成形品を得るビーズ法発泡性合成樹脂成形に用いる前記金型の製造方法であって、
前記一対の金型は、当該金型自体に直接形成したスリット状蒸気孔を有するものであり、
前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記一対の金型を形成する金型形成工程と、
前記金型形成工程内で形成する、前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記金型又は前記金型の構成部品に、前記金型形成工程内で前記スリット状蒸気孔の一端部を含む位置に孔を開ける孔開け工程、又は、
前記金型形成工程で形成した、前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記金型又は前記金型の構成部品に、前記スリット状蒸気孔の一端部を含む位置に孔を開ける孔開け工程と、
前記孔開け工程を経た、前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記金型又は前記金型の構成部品をキャッチタンクに固定した状態で、研磨材を混入させた高圧水をノズルから噴射して加工対象物を切断するアブレシブウォータージェットカッタを用いて、前記ノズルを、前記孔開け工程で開けた前記孔から前記スリット状蒸気孔の他端部の位置まで移動させることにより、前記スリット状蒸気孔を形成するスリット状蒸気孔形成工程と、
を含むことを特徴とする、
ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の製造方法。
〔2〕
前記金型形成工程は、削り出し及び/又は鋳造により、前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記一対の金型を形成する、
〔1〕に記載の製造方法。
〔3〕
前記孔開け工程を、切削工具、アブレシブウォータージェット、レーザ、又は放電による加工で行う、
〔1〕又は〔2〕に記載の製造方法。
〔4〕
前記スリット状蒸気孔形成工程でスリット状蒸気孔を形成した前記金型又は前記金型の構成部品に対し、前記孔開け工程で形成した孔に円柱材を嵌入して前記孔を塞ぐ円柱材嵌入工程をさらに有する、
〔1〕~〔3〕の何れかに記載の製造方法。
〔5〕
前記スリット状蒸気孔形成工程において、前記ノズルを前記金型の成形面と反対側の面に対向させて前記スリット状蒸気孔を形成する、
〔1〕~〔4〕の何れかに記載の製造方法。
〔6〕
〔1〕~〔5〕の何れかに記載の製造方法で製造したビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型。
〔7〕
〔1〕~〔5〕の何れかに記載の製造方法で製造したビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型を使用して前記ビーズ法発泡性合成樹脂成形を行った後、
前記金型又は前記金型の構成部品を、前記スリット状蒸気孔形成工程を行った際と同様に前記キャッチタンクに固定し、
前記アブレシブウォータージェットカッタの制御装置に記憶している前記スリット状蒸気孔を形成した際の、前記ノズルを移動させるデータを用いて、前記スリット状蒸気孔をなぞるように前記ノズルを移動させながら、前記高圧水に研磨材を混入させずに前記ノズルから当該高圧水を噴射して前記スリット状蒸気孔を洗浄することを特徴とする、
スリット状蒸気孔を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の前記スリット状蒸気孔の洗浄方法。
〔8〕
前記高圧水に研磨材を混入させずに微小粉粒体を混入させ、前記ノズルから当該高圧水を噴射して前記スリット状蒸気孔を洗浄する、
〔7〕に記載の洗浄方法。
本発明に係るスリット状蒸気孔を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の製造方法によれば、研磨材を混入させた高圧水をノズルから噴射して加工対象物を切断するアブレシブウォータージェットカッタを用いて、前記ノズルを移動させることにより、金型又はその構成部品にスリット状蒸気孔を形成する。したがって、レーザ加工機による除去加工で金型等にスリット状蒸気孔を形成する構成のように、金型等に熱を加えることがないので、綺麗なスリット状蒸気孔を金型等に形成できる。その上、アブレシブウォータージェットカッタを用いる構成により、横型マシニングセンターの水平の主軸に取り付けたメタルソーで金型等にスリット状蒸気孔を形成する構成よりも加工時間を大幅に短縮できる。
本発明のスリット状蒸気孔を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の前記スリット状蒸気孔の洗浄方法によれば、アブレシブウォータージェットカッタを用いて金型等にスリット状蒸気孔を形成した際と同様にキャッチタンクに前記金型等を固定し、前記アブレシブウォータージェットカッタの制御装置に記憶している前記スリット状蒸気孔を形成した際の、前記ノズルを移動させるデータを用いて、前記スリット状蒸気孔をなぞるように前記ノズルを移動させながら、前記高圧水に研磨材を混入させずに前記ノズルから当該高圧水を噴射して前記スリット状蒸気孔を洗浄する。したがって、金型等の前記スリット状蒸気孔の目詰まりを除去するための洗浄を自動で効率的に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る製造方法で製造したスリット状蒸気孔を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型のキャビティ型の斜視図である。 前記キャビティ型の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る製造方法で製造したスリット状蒸気孔を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型のコア型の斜視図である。 前記コア型の分解斜視図である。 孔開け工程でスリット状蒸気孔の端部の位置に形成した孔の例を示す要部拡大図である。 孔開け工程でスリット状蒸気孔の端部の位置に形成した別の孔の例を示す要部拡大図である。 スリット状蒸気孔形成工程でスリット状蒸気孔を形成した後に、円柱材嵌入工程で図5Bの孔に円柱材を嵌入して塞いだ状態を示す要部拡大図である。 アブレシブウォータージェットカッタの概略構成図である。 キャビティ型の本体の側板にスリット状蒸気孔を加工する例を示す概略斜視図である。 同じく概略断面図である。 キャビティ型の本体の側板にスリット状蒸気孔を加工する別の例を示す概略斜視図である。 同じく概略断面図である。 コア型の本体の底板にスリット状蒸気孔を加工する例を示す概略斜視図である。 同じく概略断面図である。 コア型の本体の側板にスリット状蒸気孔を加工する例を示す概略斜視図である。 同じく概略断面図である。 スリット状蒸気孔の加工例を示す成形面側の拡大写真であり、(a)はノズルの移動速度が100mm/minである場合、(b)はノズルの移動速度が200mm/minである場合、(c)はノズルの移動速度が280mm/minである場合、(d)はノズルの移動速度が300mm/minである場合である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
<ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型>
本発明の実施の形態に係る製造方法で製造したビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型1は、例えばアルミニウム合金製であり、図1の斜視図及び図2の分解斜視図に示すキャビティ型(凹型)2、並びに図3の斜視図及び図4の分解斜視図に示すコア型(凸型)3からなる一対の金型である。キャビティ型2及びコア型3の厚みは、好ましくは7mm~9mm程度である。成形品の形状によっては、立体形状のコア型ではなく、平面的な金型を用いる場合もある。
キャビティ型2及びコア型3は、削り出し及び/又は鋳造により立体形状に形成されたものであるのが好ましい。本発明において、立体形状の金型を形成する「削り出し及び/又は鋳造」は、削り出し単体の金型、部分的な削り出し部分を組み立ててなる金型、鋳造単体の金型、部分的な鋳造部分を組み立ててなる金型、削り出し部分と鋳造部分を組み立ててなる金型等を含む広い概念を意味する。
本実施の形態におけるキャビティ型2は、図2の分解斜視図に示すように、本体2A及び底板2Bからなる。底板2Bの通孔2C,2C,…にボルト6,6,…を通して本体2Aの図示しない螺孔に螺合することにより、本体2Aに底板2Bを組み付ける。
本実施の形態におけるコア型3は、図4の分解斜視図に示すように、本体3A及びフランジ3Bからなる。フランジ3Bの通孔3C,3C,…にボルト7,7,…を通して本体3Aの螺孔3D,3D,…に螺合することにより、本体3Aにフランジ3Bを組み付ける。
<スリット状蒸気孔>
図1及び図2に示すように、キャビティ型2には、それらの所要箇所に、内外に連通して蒸気を通すためのスリット状蒸気孔A,A,…が、金型自体に直接形成されている。また、図3及び図4に示すように、コア型3には、それらの所要箇所に、内外に連通して蒸気を通すためのスリット状蒸気孔A,A,…が、金型自体に直接形成されている。
スリット状蒸気孔Aの長さは、例えば10mm~100mmの範囲であり、30mm~70mmの範囲であるのがより好ましい。スリット状蒸気孔Aの幅(図5CのW参照)は、例えば0.1mm~0.7mmの範囲であり、0.2mm~0.5mmの範囲であるのがより好ましい。
<ビーズ法発泡性合成樹脂成形>
ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型1であるキャビティ型2及びコア型3は、図示しない一般的な成形装置に取り付けて使用される。
ビーズ法発泡性合成樹脂成形は、ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型1を取り付けた成形装置を用いて、金型1により形成される成形空間に、原料充填口4から熱可塑性樹脂の発泡性ビーズを充填し、前記発泡性ビーズを蒸気で加熱して融着させ、冷却及び乾燥した後に離型ピン用開口5,5,…から離型ピンを挿入して押し出すことにより、所要形状の発泡性合成樹脂の成形品を得るものである。
金型1に充填する発泡性ビーズとは、発泡性ビーズを予備発泡して得られる予備発泡ビーズをも包含する概念である。
ビーズ法発泡性合成樹脂成形に用いる発泡性合成樹脂としては、例えば発泡性ポリオレフィン系樹脂又は発泡性ポリスチレン系樹脂等を用いる。
前記発泡性合成樹脂が発泡性ポリオレフィン系樹脂であると、ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型1を用いて、強度や耐熱性に優れるとともに耐油性及び耐薬品性も有している成形品を成形できる。
また、前記発泡性合成樹脂が発泡性ポリスチレン系樹脂であると、ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型1を用いて、断熱性や衝撃吸収性に優れるともに軽量で低コストな成形品を成形できる。
<ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の製造方法>
本発明の実施の形態に係るビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型1の製造方法は、以下の工程を有する。
(金型形成工程)
スリット状蒸気孔A,A,…を形成する前のキャビティ型2及びコア型3を、削り出し及び/又は鋳造により形成する金型形成工程を行う。
(孔開け工程)
前記金型形成工程で形成した、スリット状蒸気孔A,A,…を形成する前の前記金型2,3、又は前記金型2,3の構成部品に、図5A及び図5Bの要部拡大図に示すように、後工程のスリット状蒸気孔形成工程で形成するスリット状蒸気孔Aの一端部E1を含む位置に孔8を開ける孔開け工程を行う。
前記孔開け工程は、切削工具、アブレシブウォータージェット、レーザ、又は放電による加工で行うことができる。
前記孔開け工程を、前記金型形成工程内で行う場合もある。その場合は、前記金型形成工程内で形成する、スリット状蒸気孔A,A,…を形成する前の前記金型2,3又は前記金型2,3の構成部品に、前記金型形成工程内でスリット状蒸気孔Aの一端部E1を含む位置に孔8を開ける。
前記孔開け工程を、前記金型形成工程を行った後に、アブレシブウォータージェットで行うことにより、後工程のスリット状蒸気孔形成工程ではアブレシブウォータージェットで加工を行うことから、金型2,3又は金型2,3の構成部品を加工前に治具等に固定する段取り替えが少なくなるため生産性が向上するので好ましい。
孔8の直径は、加工方法によって、スリット状蒸気孔Aの幅Wよりも大きくなることがある。孔8の直径が大きい場合、前記ビーズ法発泡性合成樹脂成形で加熱した際の発泡圧により孔8に樹脂が深く食い込み、離型時に成形品を抜き取るときに樹脂が千切れる。このような樹脂の食い込み・千切れを繰り返すことにより、樹脂が硬化するので、硬化した樹脂により成形品に傷ができるという不具合に繋がる。
したがって、前記孔開け工程で開ける孔8の直径が大きくなる場合は、図5Bの要部拡大図の孔8の直径Dのように、孔8を敢えて大きめに形成し、前記孔開け工程の後工程でスリット状蒸気孔Aを形成した後に、図5Cの要部拡大図のように、孔8に、アルミニウム合金製の円柱材9を嵌入して孔8を塞ぐ円柱材嵌入工程を行う。大きめに形成する孔8の直径Dは、円柱材9の嵌入作業を考慮して、例えば3mm~10mm程度にするのが好ましい。
(スリット状蒸気孔形成工程)
前記孔開け工程を経た、スリット状蒸気A,A,…を形成する前の前記金型2,3又は前記金型2,3の構成部品に対し、アブレシブウォータージェットカッタによりスリット状蒸気A,A,…を形成するスリット状蒸気孔形成工程を行う。
スリット状蒸気孔形成工程でスリット状蒸気孔A,A,…を形成するために用いるアブレシブウォータージェットカッタ10は、例えば、図6の概略構成図に示す構成を有する。
アブレシブウォータージェットカッタ10は、ノズル11、ノズルを移動させるノズル移動装置12、ノズル11へ高圧水を供給する高圧水供給装置13、ノズル11へ研磨材を供給する研磨材供給装置14、ノズル移動装置12、高圧水供給装置13及び研磨材供給装置14を制御する制御装置15、並びにノズル11から噴射された研磨材を混入させた高圧水20を緩衝するキャッチタンク16を有する。研磨材供給装置14からノズル11へ供給する研磨材は、例えばガーネットであり、直径が0.7mm以下のものを用いるのが好ましい。
ノズル移動装置12は、門型等の直交3軸(XYZ軸)の構成、若しくは前記直交3軸に1ないし2自由度の回転軸を設けた構成を用いることができる。あるいは、ノズル移動装置12として、所要の可搬重量及び経路精度を有する多自由度の産業用ロボット、例えば垂直多関節型ロボット等を用いて、その先端フランジにノズル11を取り付けてもよい。
アブレシブウォータージェットカッタ10の一般的な動作及び機能は、キャッチタンク16に固定した加工対象物17に対してノズル11から研磨材を混入させた高圧水20を噴射し、ノズル移動装置12によりノズル11を移動させながら、高圧水20の衝撃エネルギーにより加工対象物17を切断するものである。
スリット状蒸気孔形成工程では、前記孔開け工程を経た、スリット状蒸気A,A,…を形成する前の前記金型2,3又は前記金型2,3の構成部品を、アブレシブウォータージェットカッタ10のキャッチタンク16に固定した状態で、研磨材を混入させた高圧水20をノズル11から噴射しながら、ノズル移動装置12により、前記孔開け工程でスリット状蒸気孔Aの一端部E1を含む位置に開けた孔8からスリット状蒸気孔Aの他端部の位置までノズル11を移動させることにより、スリット状蒸気孔Aを形成する。高圧水20の水圧は、例えば、200MPa~700MPaであり、より好ましくは、250MPa~450MPaである。
(円柱材嵌入工程)
前記のとおり、前記孔開け工程で開ける孔8が大きい場合、図5Cの要部拡大図のように、孔8に円柱材9を嵌入して孔8を塞ぐ円柱材嵌入工程を行う。
<スリット状蒸気孔形成工程におけるノズルの配置>
アブレシブウォータージェットによりスリット状蒸気A,A,…を形成する前の前記金型2,3又は前記金型2,3の構成部品にスリット状蒸気孔Aを形成する場合、ノズル11の移動速度が遅い場合は、ノズル11側の面のスリット状蒸気孔Aの幅よりもノズル11と反対側の面のスリット状蒸気孔Aの幅が大きくなり、ノズル11の移動速度が速い場合は、ノズル11側の面のスリット状蒸気孔Aの幅よりもノズル11と反対側の面のスリット状蒸気孔Aの幅が小さくなる(例えば、特許文献3の[0042]参照)。
本発明はスリット状蒸気孔A,A,…を形成する加工時間を短縮することを目的としていることから、ノズル11の移動速度は速いので、ノズル11側の面のスリット状蒸気孔Aの幅よりもノズル11と反対側の面のスリット状蒸気孔Aの幅が小さくなる。したがって、成形空間側のスリット状蒸気孔Aの幅を小さくし、それにより成形空間側からの樹脂の目詰まりを抑制して成形品が傷付くリスクを低減するために、スリット状蒸気孔Aの形成は、金型の成形面と反対側の面にノズル11を対向させて行うのがより好ましい実施態様である。しかしながら、アブレシブウォータージェットカッタ10のノズル11を金型の成形面に対向させてスリット状蒸気孔形成工程を行う実施態様を採用してもよい。すなわち、本発明は、ノズル11を金型の成形面と反対側の面に対向させる場合、及びノズル11を金型の成形面に対向させる場合の両方を含む。
<スリット状蒸気孔形成工程の具体例>
次に、スリット状蒸気孔A,A,…を形成する前のキャビティ型2の構成部品C1、及び、スリット状蒸気孔A,A,…を形成する前のコア型3の構成部品C2に対して、スリット状蒸気孔形成工程を行う具体例を、図7A~図10Bを参照して説明する。図7B、図8B、図9B及び図10Bのように、キャッチタンク16内には水19を収容している。
(本体2Aの側板S1)
図7Aの概略斜視図、及び図7Bの概略断面図は、スリット状蒸気孔A,A,…を形成する前のキャビティ型2の構成部品C1(本体2A)の側板S1にスリット状蒸気孔Aを加工する例を示している。
キャッチタンク16内の加工対象物支持板18に構成部品C1を側板S1が上下方向になるように固定した状態で、側板S1の成形面MSと反対側の面に側方からノズル11を対向させ、ノズル11から研磨材を混入させた高圧水20を噴射し、ノズル11を一端部E1から他端部E2まで移動させることによりスリット状蒸気孔Aを形成する。
図8Aの概略斜視図、及び図8Bの概略断面図も、前記構成部品C1(本体2A)の側板S1にスリット状蒸気孔Aを加工する例を示している。これは、図6のノズル移動装置12が、直交3軸(XYZ軸)の構成である場合の例である。
キャッチタンク16内に設けた図示しない固定治具に構成部品C1を側板S1が水平方向になるように固定した状態で、側板S1の成形面MSと反対側の面に上方からノズル11を対向させ、ノズル11から研磨材を混入させた高圧水20を噴射し、ノズル11を一端部E1から他端部E2まで移動させることによりスリット状蒸気孔Aを形成する。
(本体3Aの底板B2)
図9Aの概略斜視図、及び図9Bの概略断面図は、スリット状蒸気孔A,A,…を形成する前のコア型3の構成部品C2(本体3A)の底板B2にスリット状蒸気孔Aを加工する例を示している。
キャッチタンク16内の加工対象物支持板18に構成部品C2を底板B2が水平方向になるように固定した状態で、底板B2の成形面MSと反対側の面に上方からノズル11を対向させ、ノズル11から研磨材を混入させた高圧水20を噴射し、ノズル11を一端部E1から他端部E2まで移動させることによりスリット状蒸気孔Aを形成する。
(本体3Aの側板S2)
図10Aの概略斜視図、及び図10Bの概略断面図は、スリット状蒸気孔A,A,…を形成する前のコア型3の構成部品C2(本体3A)の側板S2にスリット状蒸気孔Aを加工する例を示している。
キャッチタンク16内の加工対象物支持板18に構成部品C2を側板S2が上下方向になるように固定した状態で、側板S2の成形面MSと反対側の面に側方からノズル11を対向させ、ノズル11から研磨材を混入させた高圧水20を噴射し、ノズル11を一端部E1から他端部E2まで移動させることによりスリット状蒸気孔Aを形成する。
<形成したスリット状蒸気孔を評価する実験>
(目的)
アブレシブウォータージェットカッタにより、ノズルの移動速度を変化させてスリット状蒸気孔を形成し、スリット状蒸気孔を評価する。
(実験方法)
株式会社スギノマシン製の「アブレシブジェットカッタKATANA2」により、以下の実験条件で、加工対象物である厚みが7mmのアルミニウム合金の圧延板材(A5052)にスリット状蒸気孔を形成する。
(実験条件)
(1)高圧水の圧力:300MPa
(2)ノズルの口径(水):0.15mm、ノズルの口径(研磨材):0.5mm
(3)研磨材:ガーネット
(4)研磨材の粒径:120メッシュ以下
(5)前記加工対象物の表面に対するノズル先端の高さ:1mm
(6)ノズルの移動速度:100mm/min~300mm/min
(実験結果)
図11に成形面側の拡大写真を示す。(a)はノズルの移動速度が100mm/minである場合、(b)はノズルの移動速度が200mm/minである場合、(c)はノズルの移動速度が280mm/minである場合、(d)はノズルの移動速度が300mm/minである場合である。
(1)スリット状蒸気孔の幅は、何れもノズル側の面よりもノズルと反対側の面の方が小さかった。
(2)ノズルの移動速度が300mm/minの場合(図11(d))は、切遅れが発生し、スリット状蒸気孔の幅が不安定になるとともに、スリット状蒸気孔を形成できない部分があった。
(3)ノズルの移動速度が280mm/min以下の場合、スリット状蒸気孔の内面は綺麗であった。
生産性を考慮すると、ノズルの移動速度は100mm/min以上が好ましい。上記実験条件においてより好ましいノズルの移動速度は、200mm/min~290mm/minである。
<作用効果>
本発明の実施の形態に係るスリット状蒸気孔A,A,…を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の製造方法によれば、研磨材を混入させた高圧水20をノズル11から噴射して加工対象物を切断するアブレシブウォータージェットカッタ10を用いて、ノズル11を移動させることにより、金型2,3又はその構成部品にスリット状蒸気孔A,A,…を形成する。したがって、レーザ加工機による除去加工で金型2,3等にスリット状蒸気孔A,A,…を形成する構成のように、金型2,3等に熱を加えることがないので、綺麗なスリット状蒸気孔を金型2,3等に形成できる。その上、アブレシブウォータージェットカッタ10を用いる構成により、横型マシニングセンターの水平の主軸に取り付けたメタルソーで金型2,3等にスリット状蒸気孔を形成する構成よりも加工時間を大幅に短縮できる。
<スリット状蒸気孔の洗浄方法>
次に、本発明の実施の形態に係る製造方法で製造したビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型1(キャビティ型2、コア型3)を用いてビーズ法発泡性合成樹脂成形を行い、スリット状蒸気孔A,A,…に発泡性ビーズが目詰まりした場合において、金型1のスリット状蒸気孔A,A,…を洗浄する方法について説明する。
本発明の実施の形態に係る製造方法で製造したビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型1を使用してビーズ法発泡性合成樹脂成形を行った後、金型2,3、又は金型2,3の構成部品を、前記スリット状蒸気孔形成工程を行った際と同様にキャッチタンク16に固定する。
アブレシブウォータージェットカッタ10の制御装置15(図6)に記憶しているスリット状蒸気孔A,A,…を形成した際の、ノズル11を移動させるデータを用いて、スリット状蒸気孔Aをなぞるようにノズル11を移動させながら、高圧水20に研磨材を混入させずにノズル11から当該高圧水20を噴射してスリット状蒸気孔Aを洗浄する。当該高圧水20の水圧は、例えば、40MPa~150MPaとし、より好ましくは、50MPa~90MPaとする。
あるいは、高圧水20に研磨材を混入させずに微小粉粒体を混入させ、ノズル11から当該高圧水20を噴射してスリット状蒸気孔Aを洗浄するのが一層好ましい実施態様である。ここで、前記微小粉粒体としては、特許文献4と同様に、ノズルの口径(研磨材)よりも径が小さい、砂、ガラス粉、カーボン粉、鉄粉、繊維粉から選ばれた1種以上を用いるのが好ましい。
<作用効果>
本発明の実施の形態に係るスリット状蒸気孔A,A,…を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の前記スリット状蒸気孔A,A,…の洗浄方法によれば、アブレシブウォータージェットカッタ10を用いて金型2,3、又は金型2,3の構成部品にスリット状蒸気孔を形成した際と同様にキャッチタンク16に前記金型等を固定し、アブレシブウォータージェットカッタ10の制御装置15に記憶している前記スリット状蒸気孔A,A,…を形成した際の、ノズル11を移動させるデータを用いて、スリット状蒸気孔A,A,…をなぞるようにノズル11を移動させながら、高圧水20に研磨材を混入させずにノズル11から当該高圧水20を噴射してスリット状蒸気孔A,A,…を洗浄する。したがって、前記金型等のスリット状蒸気孔A,A,…の目詰まりを除去するための洗浄を自動で効率的に行うことができる。
以上の実施の形態の記載はすべて例示であり、これに制限されるものではない。本発明の範囲から逸脱することなく種々の改良及び変更を施すことができる。
1 ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型
2 キャビティ型
2A 本体
2B 底板
2C 通孔
3 コア型
3A 本体
3B フランジ
3C 通孔
3D 螺孔
4 原料充填口
5 離型ピン用開口
6,7 ボルト
8 孔
9 円柱材
10 アブレシブウォータージェットカッタ
11 ノズル
12 ノズル移動装置
13 高圧水供給装置
14 研磨材供給装置
15 制御装置
16 キャッチタンク
17 加工対象物
18 加工対象物支持板
19 水
20 高圧水
A スリット状蒸気孔
B2 底板
C1 スリット状蒸気孔を形成する前のキャビティ型の構成部品
C2 スリット状蒸気孔を形成する前のコア型の構成部品
D 孔の直径
E1 一端部
E2 他端部
MS 成形面
S1,S2 側板
W スリット状蒸気孔の幅

Claims (8)

  1. 一対の金型により形成される成形空間に熱可塑性樹脂の発泡性ビーズを充填し、前記発泡性ビーズを蒸気で加熱して融着させ、冷却及び乾燥して所要形状の発泡性合成樹脂の成形品を得るビーズ法発泡性合成樹脂成形に用いる前記金型の製造方法であって、
    前記一対の金型は、当該金型自体に直接形成したスリット状蒸気孔を有するものであり、
    前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記一対の金型を形成する金型形成工程と、
    前記金型形成工程内で形成する、前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記金型又は前記金型の構成部品に、前記金型形成工程内で前記スリット状蒸気孔の一端部を含む位置に孔を開ける孔開け工程、又は、
    前記金型形成工程で形成した、前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記金型又は前記金型の構成部品に、前記スリット状蒸気孔の一端部を含む位置に孔を開ける孔開け工程と、
    前記孔開け工程を経た、前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記金型又は前記金型の構成部品をキャッチタンクに固定した状態で、研磨材を混入させた高圧水をノズルから噴射して加工対象物を切断するアブレシブウォータージェットカッタを用いて、前記ノズルを、前記孔開け工程で開けた前記孔から前記スリット状蒸気孔の他端部の位置まで移動させることにより、前記スリット状蒸気孔を形成するスリット状蒸気孔形成工程と、
    を含むことを特徴とする、
    ビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の製造方法。
  2. 前記金型形成工程は、削り出し及び/又は鋳造により、前記スリット状蒸気孔を形成する前の前記一対の金型を形成する、
    請求項1に記載のビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の製造方法。
  3. 前記孔開け工程を、切削工具、アブレシブウォータージェット、レーザ、又は放電による加工で行う、
    請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記スリット状蒸気孔形成工程でスリット状蒸気孔を形成した前記金型又は前記金型の構成部品に対し、前記孔開け工程で形成した孔に円柱材を嵌入して前記孔を塞ぐ円柱材嵌入工程をさらに有する、
    請求項1~3の何れか1項に記載の製造方法。
  5. 前記スリット状蒸気孔形成工程において、前記ノズルを前記金型の成形面と反対側の面に対向させて前記スリット状蒸気孔を形成する、
    請求項1~4の何れか1項に記載の製造方法。
  6. 請求項1~5の何れか1項に記載の製造方法で製造したビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型。
  7. 請求項1~5の何れか1項に記載の製造方法で製造したビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型を使用して前記ビーズ法発泡性合成樹脂成形を行った後、
    前記金型又は前記金型の構成部品を、前記スリット状蒸気孔形成工程を行った際と同様に前記キャッチタンクに固定し、
    前記アブレシブウォータージェットカッタの制御装置に記憶している前記スリット状蒸気孔を形成した際の、前記ノズルを移動させるデータを用いて、前記スリット状蒸気孔をなぞるように前記ノズルを移動させながら、前記高圧水に研磨材を混入させずに前記ノズルから当該高圧水を噴射して前記スリット状蒸気孔を洗浄することを特徴とする、
    スリット状蒸気孔を備えたビーズ法発泡性合成樹脂成形用金型の前記スリット状蒸気孔の洗浄方法。
  8. 前記高圧水に研磨材を混入させずに微小粉粒体を混入させ、前記ノズルから当該高圧水を噴射して前記スリット状蒸気孔を洗浄する、
    請求項7に記載の洗浄方法。
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