JP7159707B2 - 表示装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、表示装置及びプログラムに関する。
例えば、引用文献1には、表示部に、検索対象となる複数の識別情報を、スクロール可能な一覧リストとして表示させる情報表示装置であって、スクロールの速度が閾値未満の場合には、複数の識別情報それぞれを同一の大きさで表示する第1の表示態様で表示し、スクロールの速度が閾値以上の場合には、表示部の中央部に配置された識別情報を、第1の表示態様による識別情報の大きさよりも大きく表示する第2の表示態様で表示する情報表示装置が開示されている。
特許第5431473号公報
操作者の操作により画面をスクロールさせて表示する場合がある。ここで、複数の表示項目と複数の表示項目を分類した複数の分類項目とがスクロールの対象として個別に表示される場合には、操作者は、表示項目をスクロールさせたり分類項目をスクロールさせたりして、操作者が表示したい特定の表示項目を表示させることになる。
本発明の目的は、複数の表示項目と複数の表示項目を分類した複数の分類項目とがスクロールの対象として個別に表示される構成と比較して、特定の表示項目を表示するための操作者の操作量を削減することにある。
請求項1に記載の発明は、表示の対象である複数の表示項目を表示する表示手段と、前記表示手段におけるスクロール速度が予め定められた速度を超えた場合に、前記複数の表示項目を表示せずに、当該複数の表示項目を分類した複数の分類項目を表示するように、当該表示手段を制御する表示制御手段とを備え、前記複数の分類項目には、第1の条件が成立すると表示される第1分類項目と、当該第1の条件とは異なる第2の条件が成立すると表示される第2分類項目とが含まれ、前記第1分類項目は、前記表示項目の先頭の文字で分類された分類項目であり、前記第2分類項目は、前記表示項目の先頭の文字を含む複数の文字で分類された分類項目であって、予め定められた数以上の当該表示項目を含む分類項目であることを特徴とする表示装置。
請求項2に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記表示手段における前記スクロール速度に応じて、前記複数の分類項目の表示を変えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置である。
請求項3に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記スクロール速度が前記予め定められた速度を超えた場合に前記第1分類項目を表示し、当該スクロール速度の低下に応じて、当該第1分類項目とともに、前記第2分類項目を表示することを特徴とする請求項2に記載の表示装置である。
請求項4に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記スクロール速度が予め定められた他の速度を下回った後、当該スクロール速度が継続して当該予め定められた他の速度を下回る時間が一定時間に達した場合に、前記第2分類項目を表示することを特徴とする請求項3に記載の表示装置である
求項に記載の発明は、前記表示項目は、氏名であり、前記第2分類項目は、前記表示項目の氏又は名で分類する分類項目であって、当該氏又は名が共通する当該表示項目を予め定められた数以上含む分類項目であることを特徴とする請求項に記載の表示装置である
求項に記載の発明は、前記表示項目には、当該表示項目に関する情報が対応付けられており、前記分類項目には、当該表示項目に関する情報が対応付けられていないことを特徴とする請求項1に記載の表示装置である。
請求項に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記複数の表示項目に共通する部分が存在する場合に、当該共通する部分と共通しない部分との表示態様を変えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置である。
請求項に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記共通しない部分を前記共通する部分と比較して強調して表示するように制御することを特徴とする請求項に記載の表示装置である。
請求項に記載の発明は、前記表示項目は、氏名であり、前記表示制御手段は、前記複数の表示項目において、氏が共通する表示項目が予め定められた数以上ある場合には当該表示項目の名を強調表示し、又は、名が共通する表示項目が予め定められた数以上ある場合には当該表示項目の氏を強調表示することを特徴とする請求項に記載の表示装置である。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、表示の対象である複数の表示項目を表示部に表示させるためのデータを出力する機能と、前記表示部におけるスクロール速度が予め定められた速度を超えた場合に、前記複数の表示項目を表示せずに、当該複数の表示項目を分類した複数の分類項目を当該表示部に表示させるためのデータを出力する機能とを実現させ、前記複数の分類項目には、第1の条件が成立すると表示される第1分類項目と、当該第1の条件とは異なる第2の条件が成立すると表示される第2分類項目とが含まれ、前記第1分類項目は、前記表示項目の先頭の文字で分類された分類項目であり、前記第2分類項目は、前記表示項目の先頭の文字を含む複数の文字で分類された分類項目であって、予め定められた数以上の当該表示項目を含む分類項目であることを特徴とするプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、複数の表示項目と複数の表示項目を分類した複数の分類項目とがスクロールの対象として個別に表示される構成と比較して、特定の表示項目を表示するための操作者の操作量を削減することができる。
請求項2記載の発明によれば、スクロール速度に関係なく一律に複数の分類項目を表示する構成と比較して、操作者が特定の表示項目を表示し易くなる。
請求項3記載の発明によれば、スクロール速度に関係なく一律に複数の分類項目を表示する構成と比較して、さらに、操作者が特定の表示項目を表示し易くなる。
請求項4記載の発明によれば、スクロール速度に関係なく一律に複数の分類項目を表示する構成と比較して、さらに、操作者が特定の表示項目を表示し易くなる
求項記載の発明によれば、第2分類項目に含まれる氏名が操作者の表示したい特定の表示項目である場合に、操作者が表示したい特定の表示項目を表示し易くなる
求項記載の発明によれば、例えば表示項目を追加した場合に、追加された表示項目に関する情報を分類項目に対応付ける処理が不要になる。
請求項記載の発明によれば、複数の表示項目に共通する部分と共通しない部分とを同一の表示態様で表示する構成と比較して、操作者が複数の表示項目の違いを把握し易くなる。
請求項記載の発明によれば、複数の表示項目に共通する部分と共通しない部分とを同一の表示態様で表示する構成と比較して、複数の表示項目に共通しない部分の違いを把握し易くなる。
請求項記載の発明によれば、複数の氏名のうち氏が共通する氏名の数によらず、又は、複数の氏名のうち名が共通する氏名の数によらず、複数の氏名を一律に表示する構成と比較して、操作者が複数の氏名の違いを把握し易くなる。
請求項10記載の発明によれば、複数の表示項目と複数の表示項目を分類した複数の分類項目とがスクロールの対象として個別に表示される構成と比較して、特定の表示項目を表示するための操作者の操作量を削減する機能を、コンピュータにより実現できる。
本実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示した図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の機能構成例を示したブロック図である。 (A)は、宛先表示の一例を示す図である。(B)は、インデックス表示の一例を示す図である。 スクロール速度算出部がスクロール速度を算出する処理の一例を説明するための図である。 表示制御部が表示を切り替える処理の手順の一例を示したフローチャートである。 (A)、(B)は、スクロールが停止したときの表示例を示す図である。 (A)は、宛先表示の他の例を示す図である。(B)は、インデックス表示の他の例を示す図である。 (A)は、宛先の先頭の文字から数えて2文字のインデックスを表示する場合の宛先表示の例を示す図である。(B)は、宛先の先頭の文字から数えて2文字のインデックスを表示する場合のインデックス表示の例を示す図である。 (A)~(C)は、宛先表示の複数の宛先において、共通する部分と共通しない部分との表示態様を変える場合の一例を示す図である。 宛先表示の複数の宛先において、共通する部分が存在することを示す場合の一例を示す図である。 本実施の形態が適用されるコンピュータのハードウェア構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像処理装置のハードウェア構成>
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成例を示した図である。本実施の形態に係る画像処理装置100は、例えば、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びファクシミリ機能等の画像処理機能を備えた装置である。そして、画像処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、表示機構104、画像読取部105、画像形成部106、画像処理部107、通信部108、記憶装置109を備える。なお、これらの各機能部は、バス110に接続されており、このバス110を介してデータの授受を行う。本実施の形態では、表示装置の一例として、画像処理装置100が用いられる。
CPU101は、各種プログラムを実行する。また、ROM102は、CPU101により実行される制御プログラムを記憶している。そして、CPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM103を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU101により制御プログラムが実行されると、画像処理装置100における各機能が実現される。これにより、例えば、表示機構104に予め定められた表示がなされる。また、用紙への画像形成や、画像読取部105にセットされた原稿の読み取りなどが行われる。
表示機構104は、各種の情報を表示するとともに、操作者からの操作を受け付ける。この表示機構104は、液晶ディスプレイ等で構成された表示パネル、表示パネルの上に配置され、操作者による接触が行われたことを検知するタッチパネル、操作者により押下される物理キー等から構成される。そして、表示機構104は、例えば、画像処理装置100の操作画面等の各種画面を表示パネルに表示したり、タッチパネル及び物理キーにより操作者からの操作を受け付けたりする。なお、接触を検知する手段としては、接触による圧力をもとに検知する手段や、接触した物の静電気をもとに検知する手段等、どのようなものが用いられても良い。
本実施の形態において、表示機構104の表示パネルは、表示手段、表示部の一例として用いられる。
画像読取部105は、文書を読み取り、読み取った文書の画像を表す画像データを生成する。ここで、画像読取部105は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いると良い。
画像形成部106は、用紙等の記録媒体に画像を形成する印刷機構を備えている。ここで、画像形成部106は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録媒体に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いると良い。
画像処理部107は、入力される画像データに色補正や階調補正等の画像処理を施すものであり、画像処理が施された画像データを生成して画像形成部106へ出力する。
通信部108は、不図示の通信回線に接続されており、通信回線に接続されている他装置と通信を行う通信インタフェースとして機能する。例えば、ファクシミリ機能が実行される場合には、画像読取部105にて読み取った文書の画像データが通信部108によって宛先の他装置へ送信される。また、例えば、画像処理装置100からメールを送信する場合には、通信部108によって他装置へメールが送信される。
記憶装置109は、ハードディスク装置などの記憶領域を具備しており、例えば通信部108で受信したデータや画像処理装置100で生成されたデータ等を記憶する。また、記憶装置109は、例えば、ファクシミリ機能を実行する場合やメールを送信する場合の宛先の情報を記憶する。
<画像処理装置の機能構成>
次に、本実施の形態に係る画像処理装置100の機能構成について説明する。図2は、本実施の形態に係る画像処理装置100の機能構成例を示したブロック図である。本実施の形態に係る画像処理装置100は、操作受付部111、スクロール速度算出部112、表示情報記憶部113、表示制御部114を備える。
操作受付部111は、タッチパネル上での操作者による接触操作を検知して、操作者からの操作を受け付ける。ここで、操作受付部111は、操作者がタッチパネル上で指やスタイラスペン等の接触物を接触させつつ、接触物を特定の方向に移動させることにより、操作者からのスクロール操作を受け付ける。また、スクロール操作は、操作者がタッチパネル上で接触物を接触させて行う場合に限られず、例えば、物理キーを用いた画面上の操作によってスクロール操作が行われることとしてもよい。
スクロール速度算出部112は、操作受付部111にてスクロール操作を受け付けた場合に、スクロール操作によって表示内容がスクロールする(即ち、表示内容が移動する)速度(以下、スクロール速度と称する)を算出する。
表示情報記憶部113は、表示機構104の表示パネルに表示される情報を記憶する。例えば、表示情報記憶部113は、ファクシミリ機能を実行する場合やメールを送信する場合の宛先の情報を記憶する。
表示制御手段の一例としての表示制御部114は、表示機構104の表示パネルに画面を表示させるためのデータを出力し、表示パネルの表示を制御する。ここで、表示制御部114は、操作受付部111にてスクロール操作を受け付けた場合に、スクロール速度に応じて、表示パネルの表示を変化させる。
より具体的には、表示制御部114は、表示パネルの予め定められた表示領域に複数の表示項目を表示する。表示項目とは、表示の対象とされる項目であり、例えば、文字や記号、符号、画像等を含む項目である。そして、表示制御部114は、表示領域におけるスクロール速度が予め定められた速度(以下、閾値速度と称する)を超えた場合に、表示領域において、複数の表示項目を表示せずに、この複数の表示項目を分類した複数の分類項目を表示する。
ここで、分類項目とは、表示項目を分類するのに用いられる項目である。例えば、分類項目は、表示項目の一部の情報によって表示項目を分類する項目である。より具体的には、例えば、英語で表記された宛先が表示項目として表示されており、宛先の一部の情報として、宛先の先頭の文字で分類する場合、先頭の文字である「A」~「Z」のそれぞれが分類項目に該当する。
ただし、分類項目は、表示項目の一部の情報によって表示項目を分類するものに限られない。例えば、宛先が表示項目として表示されている場合に、宛先の所在地や宛先の人間の所属部署など、表示項目として表示されている情報とは別の情報によって表示項目を分類してもよい。この例では、宛先の所在地や宛先の人間の所属部署などの情報が、分類項目に該当する。
なお、以下では、表示項目の一例として、ファクシミリ機能を実行する場合やメールを送信する場合に用いられる宛先を表示するものとして説明する。
また、表示パネルの予め定められた表示領域に複数の宛先が表示された状態を「宛先表示」と称する。さらに、表示項目を分類した分類項目を「インデックス」と称する。そして、表示パネルの予め定められた表示領域に、宛先を表示せずに、複数のインデックスが表示された状態を「インデックス表示」と称する。
付言すると、表示制御部114は、宛先表示として、予め定められた表示領域に複数の宛先を表示する。そして、表示制御部114は、スクロール速度が閾値速度を超えた場合に、複数の宛先を非表示にして、複数の宛先を分類した複数の分類項目を、予め定められた表示領域に表示する。言い換えると、表示制御部114は、スクロール速度が閾値速度を超えた場合に、宛先表示からインデックス表示に切り替える。
なお、閾値速度は、固定値であってもよいし、操作者の操作によって設定したり変更したりできるようにしてもよい。
そして、上述したように、CPU101にて制御プログラムが実行されることにより、操作受付部111、スクロール速度算出部112、表示制御部114等の機能部が実現される。また、表示情報記憶部113は、例えば、記憶装置109により実現される。
<宛先表示及びインデックス表示の例>
次に、宛先表示及びインデックス表示について、具体例を挙げて説明する。図3(A)は、宛先表示の一例を示す図である。図3(B)は、インデックス表示の一例を示す図である。
図3(A)に示す例では、宛先が英語表記の場合の宛先表示を示している。ここで、予め定められた表示領域11において、先頭の文字が「A」の宛先から「Z」の宛先まで、上から順番に並べて表示される。図示の例では、先頭の文字が「D」の宛先が表示されている。付言すると、画面には表示されていないが、「Danny Sharp」の宛先の上に配置された宛先として、例えば、先頭の文字が「C」の宛先(例えば、「Carlie Clark」など)が存在する。
また、宛先表示では、宛先とともに、インデックスを表示してもよいし、表示しなくてもよい。図3(A)に示す例では、「Danny Sharp」の宛先の1つ上に、「D」というインデックスが表示されている。また、画面には表示されていないが、「D」以外のインデックスも、宛先に対応して配置されており、スクロールされると表示される状態にある。即ち、図3(A)に示す例は、宛先とともにインデックスが表示される場合の宛先表示を示している。一方で、宛先表示にインデックスを表示しない場合、「Danny Sharp」の宛先の1つ上には、「D」のインデックスは表示されず、例えば「Carlie Clark」などの宛先が表示される。
また、図3(B)に示す例では、宛先が英語表記の場合のインデックス表示を示している。図示の例では、宛先を先頭の文字で分類した場合のインデックスとして、「A」~「Z」の文字が上から順番に並べて表示される。ここで、宛先が日本語表記の場合には、例えば、「あ」~「ん」の50音がインデックスとして表示される。
また、インデックス表示では、実際に存在する宛先に対応するインデックスのみを表示してもよいし、宛先の有無にかかわらずインデックスを表示してもよい。例えば、先頭の文字が「A」の宛先(例えば、「Aaron Clark」など)が1つも登録されていない(即ち、表示情報記憶部113に記憶されていない)場合に、「A」のインデックスを表示してもよいし、「A」のインデックスを表示せずに「B」のインデックスから表示してもよい。
なお、宛先表示において、宛先とともにインデックスを表示する場合にも、インデックス表示と同様に、実際に存在する宛先に対応するインデックスのみを表示してもよいし、宛先の有無にかかわらずインデックスを表示してもよい。
さらに、図3(A)、(B)に示す例では、インデックスを宛先の先頭の文字としたが、このような構成に限られない。例えば、宛先の先頭の文字を含む複数の文字をインデックスとしてもよい。より具体的には、例えば、宛先の先頭の文字から数えて2文字をインデックスとしてもよいし、宛先の先頭の文字から数えて3文字をインデックスとしてもよい。また、例えば、宛先が氏名の場合に、英語表記の名前(即ち、First Name)をインデックスとしたり、日本語表記の氏(即ち、名字)をインデックスとしたりしてもよい。
また、宛先には、宛先に関する情報が対応付けられている。例えば、宛先表示において操作者が宛先を選択すると、選択した宛先に対応付けられている情報が表示される。宛先に関する情報とは、例えば、宛先の電話番号や宛先の所在地、宛先の人間の所属部署等である。より具体的には、例えば、図3(A)に示す宛先表示において、「Danny Sharp」が表示されている箇所を操作者が選択すると、「Danny Sharp」の電話番号や所在地、所属部署等が表示される。
一方、インデックスは宛先を分類するためのものであり、インデックスには、宛先に関する情報は対応付けられていない。例えば、図3(A)に示す宛先表示や図3(B)に示すインデックス表示において、「D」のインデックスは、「Danny Sharp」、「Darrel Kemp」等を分類する項目であるが、「Danny Sharp」、「Darrel Kemp」等に関する情報は対応付けられていない。
<スクロール速度を算出する処理の説明>
次に、スクロール速度算出部112がスクロール速度を算出する処理について説明する。図4は、スクロール速度算出部112がスクロール速度を算出する処理の一例を説明するための図である。
図4に示す例では、表示パネルの予め定められた表示領域11に、表示項目の宛先として、宛先5~宛先9が表示されている。一方、宛先1~宛先4、宛先10~宛先100は、画面には表示されていない。付言すると、宛先5~宛先9が表示されている状態で画面が下方向にスクロールすると、宛先4が新たに表示される。また、宛先5~宛先9が表示されている状態で画面が上方向にスクロールすると、宛先10が新たに表示される。
ここで、画面のスクロールは、操作者が表示領域11において指やスタイラスペン等の接触物を接触させつつ、接触物を特定の方向(図4に示す例では、上下方向)に移動させることにより行われる。また、例えば、操作者がスクロールバー12を選択して上下方向に移動させたり、操作者が不図示の上下ボタンを選択したりすることによって、画面のスクロールが行われる。
操作者のスクロール操作によって画面のスクロールが開始されると、スクロール速度算出部112は、スクロール速度の算出を行う。ここで、スクロール速度とは、単位時間当たりに宛先がどの程度移動したかを示すものであり、スクロール速度算出部112は、例えば、宛先1~100の一部を表示領域11に表示するために宛先1~100が移動する移動量を、単位時間毎に(例えば、1秒毎に)取得する。この移動量をスクロール速度とすればよい。スクロール速度算出部112は、単位時間毎に移動量を取得して、単位時間毎にスクロール速度を更新する。
<表示を切り替える処理の手順>
次に、表示制御部114が表示を切り替える処理について説明する。図5は、表示制御部114が表示を切り替える処理の手順の一例を示したフローチャートである。ここでは、初期状態として、表示パネルには宛先表示がなされているものとする。
なお、以下では、処理のステップを記号の「S」と表記する場合がある。
まず、スクロール速度算出部112は、操作受付部111において、操作者からのスクロール操作を受け付けたか否かを判定する(S101)。S101で否定の判断(NO)がされた場合、本処理フローは終了する。一方、S101で肯定の判断(YES)がされた場合、スクロール速度算出部112は、スクロール速度の算出を開始する(S102)。スクロール速度算出部112は、画面のスクロールに合わせて、単位時間毎にスクロール速度を算出し、スクロール速度を更新する。
次に、表示制御部114は、算出されたスクロール速度が閾値速度を超えているか否かを判定する(S103)。
S103で肯定の判断(YES)がされた場合、表示制御部114は、表示パネルの予め定められた表示領域に、複数の宛先を表示せずに、複数の宛先を分類した複数のインデックスを表示する(S104)。即ち、表示制御部114は、表示パネルの表示を、宛先表示からインデックス表示に切り替える。
次に、表示制御部114は、スクロール速度が閾値速度以下になったか否かを判定する(S105)。S105で否定の判断(NO)がされた場合、引き続き、S105の判定を行う。一方、S105で肯定の判断(YES)がされた場合、表示制御部114は、表示パネルの予め定められた表示領域に、複数の宛先を表示する(S106)。即ち、表示制御部114は、表示パネルの表示を、インデックス表示から宛先表示に切り替える。
次に、表示制御部114は、スクロールが停止したか否かを判定する(S107)。S107で否定の判断(NO)がされた場合、S103に移行する。一方、S107で肯定の判断(YES)がされた場合、本処理フローは終了する。
また、S103で否定の判断(NO)がされた場合、表示制御部114は、複数の宛先を表示したままにする(S108)。即ち、表示制御部114は、表示パネルの表示を、宛先表示のままにする。そして、S107に移行する。
なお、上述した例では、S103で用いられる閾値速度とS105で用いられる閾値速度とを共通の値にしたが、これらの値をそれぞれ異なる値にしてもよい。例えば、S105で用いられる閾値速度を0にして、スクロール速度が0になった場合(即ち、画面のスクロールが停止した場合)にインデックス表示から宛先表示に切り替えてもよい。
また、S105において、表示制御部114がインデックス表示から宛先表示に切り替える条件としては、スクロール速度が閾値速度以下であることに限られない。例えば、スクロール速度が継続して閾値速度を下回る時間が一定時間に達した場合に、インデックス表示から宛先表示に切り替えたり、一定時間内に操作者からの操作がない場合に、インデックス表示から宛先表示に切り替えたりしてもよい。
<宛先表示からインデックス表示に切り替える処理の具体例>
次に、表示制御部114が宛先表示からインデックス表示に切り替える処理について、具体例を挙げて説明する。
まず、操作者が図3(A)に示す宛先表示の画面においてスクロール操作を行ったとする。スクロール速度が閾値速度を超えた場合、表示制御部114は、宛先表示からインデックス表示に切り替える。例えば、図3(B)に示すインデックス表示の画面が表示される。
次に、スクロール速度が閾値速度以下になった場合、表示制御部114は、インデックス表示から宛先表示に切り替える。例えば、インデックス表示のスクロール中に操作者が画面にタッチすると、画面のスクロールが停止する。ここで、表示制御部114は、インデックス表示から宛先表示に切り替える。具体的には、表示制御部114は、宛先表示において、スクロールが停止したときに表示されているインデックスの宛先を表示する。
例えば、スクロールが停止したときに、予め定められた表示領域の一番上に表示されているインデックスの宛先が表示される。例えば、スクロールが停止したときに、一番上に表示されているインデックスを「S」とすると、表示制御部114は、宛先表示において、「S」のインデックスに分類される宛先を表示する。
図6(A)、(B)は、スクロールが停止したときの表示例を示す図である。図6(A)に示す例では、スクロールが停止したときに一番上に「S」のインデックスが表示された場合のインデックス表示を示している。そして、図6(B)に示す例では、図6(A)のインデックス表示から切り替わった宛先表示を示している。ここでは、「Samuel Sharp」、「Scott Kemp」等の「S」のインデックスに分類される宛先が、表示領域11の上に配置されるように表示される。
また、インデックス表示から宛先表示への切り替えでは、例えば、切り替えの際に操作者がタッチしている(即ち、操作者が選択している)インデックスの宛先を表示してもよい。例えば、操作者が「S」のインデックスをタッチして、画面のスクロールが停止したとする。この場合、表示制御部114は、図6(B)に示す宛先表示に切り替えて、「S」のインデックスに分類される宛先が表示領域11の上に配置されるように表示する。
<宛先表示及びインデックス表示の他の例>
次に、宛先表示及びインデックス表示の他の例について説明する。図7(A)は、宛先表示の他の例を示す図である。図7(B)は、インデックス表示の他の例を示す図である。
図7(A)、(B)に示す例では、図3(A)、(B)に示した「A」~「Z」のインデックスの他に、宛先に含まれる名前(即ち、英語のFirst Name)のインデックスが表示される。より具体的には、「Darrel」という名前のインデックスが表示される。この「Darrel」のインデックスは、例えば、「Darrel」という名前の宛先の数が予め定められた閾値以上である場合に表示される。なお、宛先が日本語表記の場合には、例えば、「あ」~「ん」の50音のインデックスの他に、宛先に含まれる氏のインデックスが表示される。
図7(A)に示す宛先表示では、「Darrel」という名前の宛先として、「Darrel Kemp」、「Darrel Clark」、「Darrel Erickson」、「Darrel Bartlett」、「Darrel Eaton」という5つが存在する。例えば、予め定められた閾値が「3」の場合、「Darrel」という名前の宛先が閾値以上存在する。そのため、「Darrel」のインデックスが表示される。この例では、「Danny Sharp」と「Darrel Kemp」との間に、「Darrel」のインデックスが表示される。
また、スクロール速度が閾値速度を超えた場合には、図7(B)に示すように、宛先は表示されず、「A」~「Z」のインデックスが表示されるとともに、「Darrel」のインデックスが表示される。ここでは、「D」と「E」との間に「Darrel」のインデックスが表示される。
このように、共通の名前の宛先の数が予め定められた閾値以上の場合(即ち、名前のインデックスに分類される宛先の数が予め定められた閾値以上の場合)に、「A」~「Z」のインデックスに加えて、その名前のインデックスが表示される。
また、「A」~「Z」のインデックスに加えて表示するインデックスは、名前のインデックスに限られない。例えば、宛先の先頭の文字から数えて2文字のインデックスを表示してもよい。図8(A)は、宛先の先頭の文字から数えて2文字のインデックスを表示する場合の宛先表示の例を示す図である。図8(B)は、宛先の先頭の文字から数えて2文字のインデックスを表示する場合のインデックス表示の例を示す図である。図8(A)、(B)に示す例では、宛先の先頭の文字から2文字のインデックスに分類される宛先の数が予め定められた閾値以上の場合(即ち、2文字のインデックスが、予め定められた閾値以上の数の宛先を含む場合)に、その2文字のインデックスが表示される。
図8(A)に示す例では、「Da」という2文字で始まる宛先として、「Danny Sharp」、「Darrel Kemp」等が存在する。これらの宛先が20個存在する場合に、例えば、予め定められた閾値が「10」であれば、「Da」という2文字で始まる宛先の数が閾値以上である。よって、図8(A)、(B)に示すように、「Da」のインデックスが表示される。なお、図8(B)に示す例では、「Aa」、「Ca」等のインデックスも、これらのインデックスに分類される宛先の数が予め定められた閾値以上であるため表示されている。
このように、インデックスとして、複数種類のインデックスが存在してもよい。そして、複数種類のインデックスが表示される条件は、種類毎に異なってもよい。例えば、インデックスには、第1条件が成立すると表示される第1インデックスと、第1条件とは異なる第2条件が成立すると表示される第2インデックスとが存在する。
本実施の形態では、第1分類項目の一例として、第1インデックスが用いられる。また、第2分類項目の一例として、第2インデックスが用いられる。
図7(A)、(B)に示す例では、例えば、「A」~「Z」が第1インデックスであり、宛先の名前が第2インデックスである。この例の場合、第1条件は、例えば、第1インデックスに分類される宛先が存在する、という条件である。例えば「Danny Sharp」等、「D」のインデックスに対応する宛先が存在するため、「D」のインデックスが表示される。また、第2条件は、第2インデックスに分類される宛先の数が予め定められた閾値以上である、という条件である。言い換えると、名前が共通する宛先の数が予め定められた閾値以上である、という条件である。例えば、「Darrel」という名前の宛先が閾値以上存在するため、「Darrel」のインデックスが表示される。
また、図8(A)、(B)に示す例では、例えば、「A」~「Z」が第1インデックスであり、「Aa」、「Ca」、「Da」が第2インデックスである。この例の場合も、「Aa」、「Ca」、「Da」のそれぞれのインデックスについて、インデックスに分類される宛先が閾値以上存在するため、「Aa」、「Ca」、「Da」のインデックスが表示される。
さらに説明すると、この例では、第1インデックスの文字数(即ち、第1インデックスの分類に用いられる宛先の文字数)は、第2インデックスの文字数(即ち、第2インデックスの分類に用いられる宛先の文字数)よりも少ない。
より具体的には、第1インデックスが「A」~「Z」の場合、第1インデックスの文字数は「1」である。また、第2インデックスが名前の場合、名前は通常2文字以上であるため、第2インデックスは2文字以上となる。よって、第1インデックスの文字数は第2インデックスの文字数よりも少ない。また、第2インデックスが、宛先の先頭の文字から数えて2文字の場合、第2インデックスの文字数は「2」であるため、この場合も、第1インデックスの文字数は、第2インデックスの文字数よりも少ない。
さらに、第2インデックスが表示されるための第2条件について説明する。
第2条件として、第2インデックスの上位の第1インデックスに分類される宛先の数を考慮してもよい。例えば、第1インデックスに分類される宛先の数が予め定められた閾値以上である、という条件を定めて、この条件を満たす第1インデックスを対象として、第2インデックスを表示してもよい。
例えば、宛先の先頭の文字である「A」~「Z」を第1インデックス、宛先の名前を第2インデックスとする。この場合に、「D」の第1インデックスに分類される宛先が30個存在し、予め定められた閾値が「20」の場合、第1インデックスに分類される宛先の数が予め定められた閾値以上である、という第2条件が成立する。よって、第2インデックスとして、「D」の第1インデックスに分類される宛先の名前のインデックスが表示される。
より具体的には、例えば、「D」の第1インデックスに分類される宛先の数が予め定められた閾値以上の場合、「Danny」、「Darrel」、「Dave」等、「D」の文字で始まる名前が第2インデックスとして表示される。この場合、「Danny」、「Darrel」、「Dave」等に分類される宛先の数を考慮しなくてもよいが、考慮してもよい。「Danny」、「Darrel」、「Dave」等に分類される宛先の数を考慮する場合、さらに、宛先の数が予め定められた閾値(例えば、「3」)以上の場合に、第2インデックスとして表示される。例えば、「Danny」という名前の宛先は1つであり、「Darrel」という名前の宛先は5つである場合、「Danny」の第2インデックスは表示されず、「Darrel」の第2インデックスは表示される。
(スクロール速度に応じてインデックスの表示を変える実施例)
さらに、インデックス表示では、スクロール速度に応じて、インデックスの表示を変えてもよい。例えば、スクロール速度の上昇によってインデックスの表示を変えたり、スクロール速度の低下によってインデックスの表示を変えたりしてもよい。
例えば、スクロール速度の上昇に応じて、複数種類のインデックスを表示してもよい。ここで、複数種類のインデックスとして、第1インデックス及び第2インデックスを表示する場合について説明する。
表示制御部114は、宛先表示においてスクロール操作がなされ、スクロール速度が予め定められた第2閾値速度を超えた場合、宛先を表示せずに、第2インデックス(例えば、宛先の名前のインデックス)を表示する。ここで、第2インデックスとともに第1インデックス(例えば、宛先の先頭の文字の「A」~「Z」のインデックス)を表示してもよい。そして、表示制御部114は、スクロール速度が予め定められた第1閾値速度を超えた場合、第2インデックスを表示せずに、第1インデックスを表示する。
このように、スクロール速度の上昇によって、宛先表示をインデックス表示に切り替えたり、第2インデックスを表示せずに第1インデックスを表示したりすることにより、画面に表示する情報量(例えば、項目数)が減少するといえる。
また、例えば、スクロール速度の上昇に応じて、第1インデックス、第2インデックス及び第3インデックスを表示する場合について説明する。
表示制御部114は、宛先表示においてスクロール操作がなされ、スクロール速度が予め定められた第3閾値速度を超えた場合、宛先を表示せずに、宛先の先頭の文字から数えて3文字の第3インデックスを表示する。次に、スクロール速度が予め定められた第2閾値速度を超えた場合、第3インデックスを表示せずに、宛先の先頭の文字から数えて2文字の第2インデックスを表示する。次に、スクロール速度が予め定められた第1速度を超えた場合、第2インデックスを表示せずに、宛先の先頭の文字の「A」~「Z」の第1インデックスを表示する。
より具体的には、例えば、図7(A)に示す宛先において、スクロール速度が予め定められた第3閾値速度を超えた場合、「Dan」、「Dar」という第3インデックスが表示される。また、スクロール速度が予め定められた第2閾値速度を超えた場合、「Dan」、「Dar」の第3インデックスは表示されず、「Da」という第2インデックスが表示される。さらに、スクロール速度が予め定められた第1閾値速度を超えた場合、「Da」の第2インデックスは表示されず、「D」という第1インデックスが表示される。
また、例えば、スクロール速度の低下に応じて、複数種類のインデックスを表示してもよい。ここで、複数種類のインデックスとして、第1インデックス及び第2インデックスを表示する場合について説明する。
表示制御部114は、スクロール速度が予め定められた第1閾値速度を超えた場合に、第1インデックスとして、宛先の先頭の文字の「A」~「Z」のインデックスを表示する。そして、スクロール速度の低下に応じて、第1インデックスに代えて又は第1インデックスとともに、第2インデックスを表示する。例えば、第1インデックスが「D」の場合、第2インデックスとして、「Danny」、「Darrel」、「Dave」等、「D」の文字で始まる名前のインデックスが表示される。
ここで、第2インデックスを表示する条件は、図5に示すS105と同様に、例えば、スクロール速度が低下して、スクロール速度が予め定められた第2閾値速度を下回る(又は、第2閾値速度以下になる)、という条件である。また、例えば、スクロール速度が予め定められた第2閾値速度を下回った後、スクロール速度が継続して第2閾値速度を下回る時間が一定時間に達した場合に、第2インデックスを表示してもよい。より具体的には、例えば、操作者がスクロール操作を行い、操作者が表示したい特定の宛先が分類される第1インデックスが近付いたために、スクロール速度を低下させて、画面の内容を確認しながらスクロールさせる場合に、第2インデックスが表示される。
さらに、第1インデックスのみが表示されている状態で一定時間内に操作者からの操作がない場合に、第2インデックスを表示したり、第1インデックスのみが表示されている状態でスクロール速度が0になった場合に、第2インデックスを表示したりしてもよい。また、表示制御部114は、第2インデックスを表示した後、さらにスクロール速度が低下したり、一定時間経過したりした場合に、インデックス表示から宛先表示に切り替える。
このように、スクロール速度の低下によって、第2インデックスを表示したり、インデックス表示を宛先表示に切り替えたりすることにより、画面に表示する情報量が増加するといえる。
また、例えば、スクロール速度の低下に応じて、第1インデックス、第2インデックス及び第3インデックスを表示する場合について説明する。
表示制御部114は、スクロール速度が予め定められた第1閾値速度を超えた場合、第1インデックスを表示する。ここでは、第1インデックスとして、例えば、「A」~「Z」のインデックスが表示される。そして、スクロール速度が低下して、スクロール速度が予め定められた第2閾値速度を下回ると、第1インデックスに代えて又は第1インデックスとともに、第2インデックスが表示される。例えば、第1インデックス「D」については、「Danny」、「Darrel」、「Dave」等、「D」の文字で始まる名前の第2インデックスが表示される。さらに、スクロール速度が低下して、スクロール速度が予め定められた第3閾値速度を下回ると、第1インデックス・第2インデックスに代えて、又は、第1インデックス・第2インデックスとともに、第3インデックスが表示される。例えば、第2インデックス「Danny」については、この名前に氏の1文字目を加えた「Danny S」という第3インデックスが表示される。また、例えば、第2インデックス「Darrel」については、この名前に氏の1文字目を加えた「Darrel K」、「Darrel E」といった第3インデックスが表示される。
(宛先表示の他の例)
さらに、宛先表示の他の例について説明する。
宛先表示で複数の宛先が表示されている場合には、それらの複数の宛先に共通する部分が存在する場合がある。ただし、操作者は、スクロールしながら画面を見ているため、複数の宛先に共通する部分が存在することや、それぞれの宛先にどのような違いがあるかについて、把握するのは難しいことが考えられる。
そこで、表示制御部114は、複数の宛先に共通する部分が存在する場合に、共通する部分と共通しない部分との表示態様を変えて表示してもよい。図9(A)~(C)は、宛先表示の複数の宛先において、共通する部分と共通しない部分との表示態様を変える場合の一例を示す図である。
なお、共通する部分と共通しない部分との表示態様を変える場合には、共通する部分を共通しない部分と比較して強調して表示する表示態様、共通しない部分を共通する部分と比較して強調して表示する表示態様が考えられる。図9(A)~(C)に示す例では、共通しない部分を共通する部分と比較して強調して表示する表示態様について説明する。
図9(A)~(C)に示す例では、「Darrel」という名前の宛先として、「Darrel Kemp」、「Darrel Clark」、「Darrel Erickson」、「Darrel Bartlett」、「Darrel Eaton」という5つが存在する。これらの5つの宛先では、「Darrel」という名前が共通する。そこで、表示制御部114は、これらの5つの宛先において、共通する部分である「Darrel」の文字と、共通しない部分である文字との表示態様を変えて表示する。
図9(A)に示す例では、表示制御部114は、5つの宛先において、「Darrel」の文字と、共通しない部分の文字とについて、文字の太さを変えて表示する。より具体的には、例えば、5つの宛先において、「Darrel」は標準の太さの文字であるが、共通しない部分の文字の太さを「Darrel」よりも太くして表示する。即ち、5つの宛先において、「Kemp」、「Clark」、「Erickson」、「Bartlett」、「Eaton」の文字を太字にして表示する。
図9(B)に示す例では、表示制御部114は、5つの宛先において、「Darrel」の文字と、共通しない部分の文字とについて、文字の大きさを変えて表示する。より具体的には、例えば、5つの宛先において、「Darrel」は標準の大きさの文字であるが、共通しない部分の文字の大きさを「Darrel」よりも大きくして表示する。即ち、5つの宛先において、「Kemp」、「Clark」、「Erickson」、「Bartlett」、「Eaton」の文字を、「Darrel」よりも大きくして表示する。
図9(C)に示す例では、表示制御部114は、5つの宛先において、「Darrel」の文字と、共通しない部分の文字とについて、共通しない部分の文字に対して下線を引く。即ち、5つの宛先において、「Kemp」、「Clark」、「Erickson」、「Bartlett」、「Eaton」の文字に下線を引く。
ここで、複数の宛先に共通する部分が存在する場合、その複数の宛先の数が予め定められた閾値以上(例えば、「3」以上)の場合に、共通する部分と共通しない部分との表示態様を変えることとしてもよい。図9(A)~(C)に示す例では、「Darrel」という名前が共通する宛先の数が閾値(例えば、「3」)以上であるため、共通しない部分である氏(即ち、「Kemp」、「Clark」、「Erickson」、「Bartlett」、「Eaton」)が強調して表示される。
なお、図9(A)~(C)に示す例では、「Darrel」のインデックスを表示しているが、「Darrel」のインデックスを表示しなくてもよい。
さらに、それぞれの宛先の共通しない部分を強調して表示する表示態様は、図9(A)~(C)に示す表示態様に限られない。例えば、5つの宛先において、「Darrel」の文字と、共通しない部分の文字とについて、文字の色を変えて表示してもよい。例えば、表示制御部114は、5つの宛先において、共通しない部分の文字の色を、「Darrel」の文字の色よりも目立つ色にする。より具体的には、例えば、5つの宛先において、「Darrel」の文字の色は黒であるが、共通しない部分の文字の色を赤にする。即ち、5つの宛先において、「Kemp」、「Clark」、「Erickson」、「Bartlett」、「Eaton」の文字を赤字にして表示する。
また、宛先表示では、複数の宛先に共通する部分が存在する場合に、共通する部分が存在することを示す表示を行ってもよい。図10は、宛先表示の複数の宛先において、共通する部分が存在することを示す場合の一例を示す図である。
図10に示す例では、図9(A)~(C)に示す例と同様に、「Darrel Kemp」、「Darrel Clark」、「Darrel Erickson」、「Darrel Bartlett」、「Darrel Eaton」という5つの宛先において、「Darrel」という名前が共通する。そこで、表示制御部114は、これらの5つの宛先において、共通する部分が存在することを示す表示として、注意マーク13を表示する。
なお、図9(A)~(C)、図10に示す例では、宛先の名前が共通するものとしたが、共通する部分は表示項目のうちのどの部分でもよく、名前に限られない。
また、図9(A)~(C)、図10に示すそれぞれの表示態様を組み合わせてもよい。例えば、表示制御部114は、5つの宛先において、共通しない部分の文字に対して下線を引くとともに、共通しない部分の文字の大きさを「Darrel」の文字よりも大きくして表示してもよい。
<ハードウェア構成の他の例>
また、上述した例では画像処理装置100を用いた構成について説明を行ったが、PC(Personal Computer)や、携帯情報端末(いわゆる、スマートフォンやタブレット端末等)など、表示機構を備える他の装置に本実施の形態を適用することも可能である。そこで、画像処理装置100の代わりに、例えばPCや携帯情報端末などのコンピュータ200を用いるものとして、コンピュータ200のハードウェア構成について説明する。
図11は、本実施の形態が適用されるコンピュータ200のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、コンピュータ200は、演算手段であるCPU201と、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムを格納する記憶領域であるROM202と、プログラムの実行領域であるRAM203とを備える。また、コンピュータ200は、OSやアプリケーション等の各種プログラム、各種プログラムに対する入力データ、各種プログラムからの出力データ等を記憶する記憶領域であるHDD(Hard Disk Drive)204を備える。そして、ROM202やHDD204等に記憶されたプログラムが、RAM203に読み込まれてCPU201に実行されることにより、コンピュータ200の機能が実現される。
さらに、コンピュータ200は、外部との通信を行うための通信インタフェース(通信I/F)205と、ディスプレイ等の表示装置206と、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力デバイス207とを備える。
また、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
なお、上記では種々の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態や変形例どうしを組み合わせて構成してももちろんよい。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
100…画像処理装置、104…表示機構、111…操作受付部、112…スクロール速度算出部、113…表示情報記憶部、114…表示制御部

Claims (10)

  1. 表示の対象である複数の表示項目を表示する表示手段と、
    前記表示手段におけるスクロール速度が予め定められた速度を超えた場合に、前記複数の表示項目を表示せずに、当該複数の表示項目を分類した複数の分類項目を表示するように、当該表示手段を制御する表示制御手段と
    を備え
    前記複数の分類項目には、第1の条件が成立すると表示される第1分類項目と、当該第1の条件とは異なる第2の条件が成立すると表示される第2分類項目とが含まれ、
    前記第1分類項目は、前記表示項目の先頭の文字で分類された分類項目であり、
    前記第2分類項目は、前記表示項目の先頭の文字を含む複数の文字で分類された分類項目であって、予め定められた数以上の当該表示項目を含む分類項目であることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記表示手段における前記スクロール速度に応じて、前記複数の分類項目の表示を変えること
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記スクロール速度が前記予め定められた速度を超えた場合に前記第1分類項目を表示し、当該スクロール速度の低下に応じて、当該第1分類項目とともに、前記第2分類項目を表示すること
    を特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記スクロール速度が予め定められた他の速度を下回った後、当該スクロール速度が継続して当該予め定められた他の速度を下回る時間が一定時間に達した場合に、前記第2分類項目を表示すること
    を特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記表示項目は、氏名であり、
    前記第2分類項目は、前記表示項目の氏又は名で分類する分類項目であって、当該氏又は名が共通する当該表示項目を予め定められた数以上含む分類項目であること
    を特徴とする請求項に記載の表示装置。
  6. 前記表示項目には、当該表示項目に関する情報が対応付けられており、前記分類項目には、当該表示項目に関する情報が対応付けられていないこと
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記複数の表示項目に共通する部分が存在する場合に、当該共通する部分と共通しない部分との表示態様を変えること
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記共通しない部分を前記共通する部分と比較して強調して表示するように制御すること
    を特徴とする請求項に記載の表示装置。
  9. 前記表示項目は、氏名であり、
    前記表示制御手段は、前記複数の表示項目において、氏が共通する表示項目が予め定められた数以上ある場合には当該表示項目の名を強調表示し、又は、名が共通する表示項目が予め定められた数以上ある場合には当該表示項目の氏を強調表示すること
    を特徴とする請求項に記載の表示装置。
  10. コンピュータに、
    表示の対象である複数の表示項目を表示部に表示させるためのデータを出力する機能と、
    前記表示部におけるスクロール速度が予め定められた速度を超えた場合に、前記複数の表示項目を表示せずに、当該複数の表示項目を分類した複数の分類項目を当該表示部に表示させるためのデータを出力する機能と
    を実現させ
    前記複数の分類項目には、第1の条件が成立すると表示される第1分類項目と、当該第1の条件とは異なる第2の条件が成立すると表示される第2分類項目とが含まれ、
    前記第1分類項目は、前記表示項目の先頭の文字で分類された分類項目であり、
    前記第2分類項目は、前記表示項目の先頭の文字を含む複数の文字で分類された分類項目であって、予め定められた数以上の当該表示項目を含む分類項目であることを特徴とするプログラム。
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