JP7159656B2 - 複合容器 - Google Patents

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Description

本発明は、表面と裏面が両側端で繋がっているスリーブと、前記スリーブに収納可能な表面と裏面が両側端でシール部もしくは折返しで繋がっている袋とからなる複合容器であって、特に袋開口後に開口状態を維持したい、例えば内容物が食品の場合食事が容易であったり、注湯により調理するために注湯時に確実に注湯しやすいように開口状態を維持したいなどの理由で開口状態などの保型機能を持つ、スリーブと袋とからなる複合容器に関する。
外装ケースの上部に押し出し棒を設け、外装ケースの一部に切り離すための切目を設け、外装ケースと押し出し棒セットの間より中パックの引っ張り部を出し、外装ケースのケース押さえ部の表裏を挟むように押さえ、引っ張り部を引っ張り上げることで、中パックの切り取り部をカットした抽出部より中身が注出される構成に対して煩雑な構成となることがなく、且つ内容物の注出のための煩雑な作業を要することもなく、加熱後のパウチに手を触れることなく内容物を容易に注出することができるレトルト食品の包装体を提供するために、特許文献1のような技術が開発されていた。
すなわち、加熱手段により内容物を加熱することができる素材からなるパウチと、前記加熱手段によっても把持することができる程度の熱さに熱伝達が制御される素材からなるとともに前記パウチに外嵌されるスリーブとで構成され、該スリーブがパウチに外嵌された際に、前記スリーブがパウチに止着されるように構成されていることを特徴とするレトルト食品用包装体を提供するものであった。
特開2011-088662
しかし、特許文献1のような複合容器では、図16の様に突出部2204が下部にあるため、食事等の使用する場合には持ち手とすることが難しい。また、下部の突起2204では下部でしか袋形状の維持に役立たない。なお、この図23では上部においてもスリーブ2201より袋2202がはみ出ている構造となっているが、その上部部分ではスリーブによる支えがないために上部で袋2202が変形しやすい。特に、注湯するような重量がかる構成では上部にスリーブ2201の支えがない構造では変形により湯がこぼれやすい。
加えて、このようなスリーブ2201はのりづけのように事前に帯形状とすることは困難であり、スリーブは、裏面(図示せず)の両側に第一の表面2205と第二の表面2206が繋がっており、その第一の表面2205の係合部2208と第二の表面2206の係合部2207を係合することで帯状とするものであるが、簡単に帯形状とすることは困難であり、完全に係合しないと係合が外れてしまう場合がある。
内容物が重量物の場合、このような簡易構成では重量に耐えられない場合がある。特に注湯するように内容物の重量が増す使用方法の場合、適当に係合されていたものが注湯により係合が外れてしまうおそれがあり、特に注湯の様な場合事故に繋がりやすい。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は表面と裏面が両側端で繋がっているスリーブと、前記スリーブに収納可能な表面と裏面が両側端でシール部で繋がっている袋とからなる複合容器であって、前記袋が両側端でシール部の略中央部分に突出部があるとともに、前記スリーブの両側端の略中央部分に開口があり、前記開口から前記突出部が前記スリーブの外側に突出していることを特徴とする複合容器である。
第2の発明は、前記突出部が半円形状である請求項1記載の複合容器である。
第3の発明は、前記突出部の先端部分に上方突出部がある請求項1記載の複合容器である。
第4の発明は、前記突出部の先端部分に下方突出部がある請求項1または3記載の複合容器である。
第5の発明は、前記突出部に穴がある請求項1から4の何れか記載の複合容器である。
第6の発明は、前記スリーブの両側端の開口が切り欠き部によりなることを特徴とする請求項1から5の何れか記載の複合容器である。
第7の発明は、前記スリーブの両側端の開口が線状切れ目によりなることを特徴とする請求項1から5の何れか記載の複合容器である。
第8の発明は、前記スリーブが底面において可動底面板を有することを特徴とする請求項1から7の何れか記載の複合容器である。
第9の発明は前記スリーブの表面と裏面に強度維持罫線が設けられていることを特徴とする請求項1から8の何れか記載の複合容器である。
第10の発明は、前記袋がスタンディングパウチである請求項1から9の何れか記載の複合容器である。
第11の発明は、前記袋の基体部に再封機構を有することを特徴とする請求項1から10何れか記載の複合容器である。
第12の発明は、前記袋の前記表面と前記裏面に袋本体とカット部を分かつ開封線を有し、前記袋本体が基体部と表面と裏面に各々表面山型部と裏面山型部からなるとともに、前記袋が前記スリーブに収納された状態で前記基体部が前記スリーブに覆われるとともに表面山型部と裏面山型部およびカット部が前記スリーブに覆われず露出することを特徴とする請求項1から11何れか記載の複合容器である。
本発明によれば、袋が両側端でシール部の略中央部分に突出部があるとともに、前記スリーブの両側端の略中央部分に開口があるため、その突出部を持つことで食事等の使用する場合には持ち手とすることが容易となる。また、突出部が略中央部分にあるため袋形状の維持に役立つ。また、このような構造なので袋本体を上部近くまでスリーブより袋を覆う構造が容易であり、上部部分でも袋の変形を防止できる。特に、注湯するような重量がかる構成における袋の変形を抑えることにより注湯途中での袋変形による湯が飛び散るなどの事故を防止できる。
また、このような複合容器のみで重量内容物の容器としての外形を維持することが可能となったため、別な容器の用意が困難な災害時においても使用することができる。
本発明の一実施形態を示す複合容器の概念正面図である。 本発明の図1の実施形態の複合容器において、水平開封線により第一カット部を除去した状態を示す複合容器の概念正面図である。 本発明の図1の実施形態の複合容器において、水平開封線により第一カット部を除去した図2の状態からさらに端部斜め開封線により第二カット部を除去した状態を示す複合容器の概念正面図である。 本発明の図1の実施形態の複合容器において、山型部を折り返した状態を示す複合容器の概念正面図である。 本発明の図1の実施形態の複合容器における袋の概念正面図である。 本発明の図1の実施形態の複合容器におけるスリーブの概念正面図である。 本発明の図1の実施形態の複合容器におけスリーブの概念斜視図である。 本発明の図1の複合容器において、山型部を折り返した状態を示す図4に相当する複合容器に注湯状態の概念説明図である。 本発明の図1の実施形態の複合容器とは異なる複合容器における袋の突出部の拡大正面図である。本発明の一実施形態を示す複合容器の概念正面図である。 本発明の図1や図9の実施形態の複合容器とは異なる複合容器における袋の突出部の拡大正面図である。本発明の一実施形態を示す複合容器の概念正面図である。 本発明の図1や図9や図10の実施形態の複合容器とは異なる複合容器における袋の突出部の拡大正面図である。本発明の一実施形態を示す複合容器の概念正面図である。 本発明の図1の複合容器において、水平開封線により第一カット部を除去した図2の状態からさらに端部斜め開封線により第二カット部を除去した状態を示す図3に相当する複合容器の概念斜視図である。 本発明の図1の複合容器において、山型部を折り返した状態を示す図4に相当する複合容器の概念斜視図である。 本発明の図1の実施形態の複合容器とは異なる複合容器における、水平開封線により第一カット部を除去した状態からさらに端部斜め開封線により第二カット部を除去した状態を示す複合容器の概念正面図である。 本発明の図1の実施形態の複合容器とは異なる図15の複合容器における、山型部を折り返した状態を示す概念正面図である。 従来の実施形態を示す複合容器の概念正面図である。 比較例を示す複合容器の袋の概念正面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す複合容器の概念正面図である。なお、この実施形態においては表裏同型であるので表面図のみで説明する。なお、図1から不明な平面や底面形状などについては図7や図8を適宜参照する。
本複合容器は、袋とスリーブ101によりなる。袋は図5の様に、ガゼット折り513を持つガゼット512を底面に持ち、四方にシール部502を持つ四方シール袋であるが、一辺、例えば上辺が折返しである三方シール袋であっても構わない。
この袋には開封線を持つもので、この実施形態においては水平開封線503と左右に水平開封線503の途中より袋の端部に下降する斜め直線形状の端部斜め開封線504からなる。この水平開封線503と端部斜め開封線504により、袋本体と一次カット部50
7と二次カット部508に区画されている。
この場合の端部斜め開封線は45度である必要はなく、折り返しの容易さや固定状態の維持の条件と袋の材料の強度により30度や60度など適宜選択可能であり、折り仮想線に罫線加工などの易折り加工を施すか否かによっても最適が変わってくる。また水平開封線および端部斜め開封線は必ずしも直線である必要もない。
一次カット部507は水平開封線503より上部の横に長い略長方形状領域、二次カット部508は水平開封線503と端部斜め開封線504の間の略三角形状の領域、袋本体は二次カット部508は水平開封線503と端部斜め開封線504の下の部分の上部両端を欠く長方形状を構成する。なお、水平開封線および端部斜め開封線の形状により変形可能であるが、少なくとも両端部より上面に表裏とも突出することが必要である。
また、水平開封線503の両端には水平開封線ノッチ505が、端部斜め開封線504の両下端には端部斜め開封線ノッチ506が設けられている。
この場合の開封線はハーフカットやエンボス等により他の部分より切り裂き可能とする他、袋にバリア性が不要な場合はミシン目などで構成することもできる。また、ノッチはV字状、U字状、I字状などが可能であるが、必ずしも設ける必要はない。また、端部斜め開封線ノッチ506は開封線の傾きに対応した角度をつけることも可能である。
その上で端部斜め開封線504の両下端を結ぶ仮想線を折り仮想線510としたとき、袋本体のうち水平開封線503と端部斜め開封線504と折り仮想線510に囲まれた台形領域を山型部509とし、その折り仮想線510より下の略長方形領域を基体部501とする。
上述の様に山型部が端部近くでなだらかであれば開封が容易である反面、折り返したときの袋固定機能が低下する。他方、山型部が端部で急峻であれば開封が行いにくい反面、折り返したときの袋固定機能が向上する。
なお、開封線を水平開封線と端部斜め開封線が繋がる様に一度の開封により山型部を形成するものでも、水平開封線と縦開封線と端部水平開封線が繋がる様に一度の開封により山型部を形成するものでもよい。
折り仮想線510は袋の柔軟性が十分であれば易折り手段を設ける必要はないが、必要に応じてハーフカットやエンボス等により易折り加工を設けることも可能である。この場合易折り加工を設ける場合は、外方、すなわち表面なら表面側に、裏面なら裏面側に折り易い様に易折り加工を設けるのが好ましい。
なお、上記実施形態では開封線を切りきっているが、カット部がゴミとなってしまう可能性があるため、このようなカット部が完全に離れない様に開封線を表裏一方において途中で止める構造も可能である。特に二次カット部は三角形で小さいため、内容物が麺などの食品である場合は混入を防止する必要性は高いので、このような工夫が必要な場合がある。
また、袋の左右のシール部502の略中央、すなわち基体部501のやや上方には半円形状の突出部514が設けられ、その内部には各々穴515が設けられている。これは、上部だけでなく端部でも袋の形状安定に資する効果がある。突出部の形状は適宜選択可能である。
突出部の形状は、半円形に限らず図9のような角まる長方形や図10や図11の様な爪部があるようなものでも構わないが、手が怪我することのないように端部を丸めるのが好ましい形状となる。
なお、この突出部の中に穴があると、手で持った場合に滑りにくくなる効果があり、また、必要に応じてこの穴に棒や何かを引っ掛けるのにも役立つ。もちろん、このような滑りにくくするための構成として穴の代わりにエンボスやハーフカットを適宜入れたり、この穴の代わりに微細穴を多数設ける様な構成でも構わない。
なお、後述のスリーブ101の可動底面板1203を、底部中折り線1308を下にして折畳んだ場合は、底部折り線1307から底部中折り線1308までの長さの分だけ袋が下がるが、複合容器を起立させた場合その長さだけ袋が上昇するが、そのとき図10の様に突出部1602に上爪部1603が設けられていると、切り欠き部1302上端に引っ掛かって安定的に嵌めあわされて袋の形状安定性を高めることができる。
他方、内容物が注湯により重くなり袋が下方に変形し湯がこぼれる様な自体をさけるために図11の様に突出部1702に下爪部1703が設けられていると、袋が下方に変形しても切り欠き部1302下端に引っ掛かってこれ以上突出部が変形することがなく、すくなくともこの突出部1702より下の袋の部分の変形をスリーブで抑えることが可能になり、湯がこぼれて事故が起きるようなことを減らすことができる。
また、このような上爪部を設ける事情と下爪部を設ける事情とが競合している場合は、同じ突出部において上爪部と下爪部の両方を設ける構成とすることも考えられるが、この何れの構成においても、上記穴や穴の代わりにエンボスやハーフカットを適宜入れたり、この穴の代わりに微細穴を多数設ける様な構成を加えても構わない。
このような突出部は強度を持たせるのが好ましいので、片側のシートだけで構成するのではなく両面をシールしたもので構成するのが好ましく、必要に応じて強度維持のためにエンボスを設けるなどの強度維持手段を加えることが好ましい場合も多い。
袋の材質としては、基材層としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、或いはこれらの合成樹脂層を複数層に積層したもの、それに蒸着アルミニウム、アルミ箔、珪素酸化物蒸着などによりバリア性層を付与したものを加えてもよいが、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ポリプロピレン、2軸延伸ナイロンに酸化アルミニウムを蒸着したものなどが好ましく、さらにシーラントとしての熱接着性樹脂層として、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、2軸延伸ポリプロピレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体等が好ましく、さらにウレタン系樹脂、低密度ポリエチレン等の接着剤層、その他遮光層、操作方法の説明などの印刷層、表面保護層などの機能層を設けても良い。
このような基体部501の上方で折り仮想線510の下には平行して再封機構である線ファスナ511が設けられている。これは、表面の凹部材と裏面の凸部材が容易に嵌合可能な構造になっており、両側から押圧することで仮封可能な構造のものである。
このような再封機能は、注湯後蒸したり、食べ切れなかった場合に活用するものであるが、調理が開口したままで構わず、食べきる場合はこのような再封機能は必要としない。また、再封機能は線ファスナだけでなく単なる係合や面ファスナを用いた構造などでも適宜用途に従って選択できる。
基体部501の下部はガゼット折り513が事前にされているガゼット部512が挟まれてシールされている。
もちろん底部はガゼット構造である必要はないが、重量が掛かった場合に安定的に底部を構成するためには底部が自然と形成するような誘導罫線加工などの手段が用いられるのが好ましい。
スリーブ101は、表面と裏面が両側端でのりしろ(図示せず)貼りにより繋がっていることで筒状をなしているが、両側面で折られて平面状に潰すことができる。この状態が図6である。
潰した状態でスリーブ表面1201には左右端の折り線の途中やや中央より上部に切り欠き部1202を備えており、起立した状態では四角形の穴になる。
また、スリーブ表面と1201とスリーブ裏面を底面中央で繋ぐ可動底面板1203が設けられており、この可動底面板1203と表面および裏面は底部折り線1205で繋がっているが、その中途に底部中折り線1308があるために、可動底面板1203折れて図6のような略平板状に潰すことが可能になる。
なお、底部構造は輸送時の体積削減のため厚みが変えられる様に底部幅が可変にするようなこのような構造としているが、底面幅が固定で良い場合は、全面形成の底部材であれば強度をさらに上げることができる。
スリーブ表面および裏面には、強度維持手段としてスリーブ上端1808中央から左右両端に向けて四分の一円形状の強度維持罫線1204が設けられている。これは、他の折り線と同様にプレス罫線加工が施されたものである。
強度が十分であればこのような強度維持手段などの強度維持加工は必要ないし、もし必要であればその要求強度に応じて罫線加工などの形状を変更してもよいし、強度補強用の樹脂印刷で補強するのでも構わない。
また、スリーブ101を船状に起立させた場合は、可動底面板1203が開くとともに、スリーブ表面および裏面に設けられた強度維持罫線1204により、より起立形状維持に役立っている。
スリーブの材質としてはボール紙、などの強度の高いものが好ましいが、大型のものなどで高い強度が必要なものが要求される場合は剛性プラスチックやハニカム構造のものを用いるのも可能である。材質が紙質の場合、耐水性が要求される場合においては必要に応じて樹脂コートや撥水性インキで印刷を行ったりするなどの撥水表面処理をおこなったり、表面にフィルム貼り樹脂層を積層したりすることも可能であるが、単に内容表示や使用方法などの印刷を行ってもよい。
このような袋は、スリーブ101内に収納するが、図1の様にスリーブ101の切り欠き部1008と袋の突出部514の高さが略同じで若干切り欠き部1008の方が大きいことで、切り欠き部1008から袋の突出部514を出すことができ、この状態で袋の形状安定性に向上することに役立つ。
なお、図14の様にスリーブ1801上部中央に係止切れ目1802を設け、山型部1803内に係止穴1805を設け、図15の様に係止切れ目によって形成された係止舌片1905を係止穴1903に引っ掛けて確実に山型部1902を折り返し状態で固定し、袋の形状安定性を確実にすることに役立つ。
この場合、袋のガスバリア性が失われる欠点があるが、係止穴に代わりハーフカット等の弱め加工によるものであれば、ある程度のガスバリア性能を持たせることが可能になるが、反面係止作業が面倒になるので、内容物により適宜選択可能である。
このような袋は、四方シールでガゼットがある場合は、ガゼット折りがなされた状態のガゼット片を挟んで三方シールし、突出部がある場合はノッチ抜き加工と同時に適宜抜き加工を行う。次に、各開封線はレーザー加工など適宜手段で弱め加工を行う。
スリーブは、のりしろを含めた形状でボール紙などに罫線加工を行ったのち抜き加工を行い、のりしろ接着をして形成する。
最後に、このようなガゼットに袋をはめ込んで本願の複合容器が完成する。
(実施例1)
ガゼット折り513を持つガゼット512を底面に持ち、四方にシール部502を持つ四方シール袋で、水平開封線503と左右に水平開封線503の端部から若干内側の場所より袋の端部に略45度で下降する斜め直線形状の端部斜め開封線504からなる。水平開封線503の両端には水平開封線ノッチ505が、端部斜め開封線504の両下端にはV字状端部斜め開封線ノッチ506が設けられている。
また、袋の左右のシール部502の略中央、すなわち基体部501のやや上方である部分にシールによる半円形状の突出部514が設けられ、その内部中央には各々突出部の半分程度の半円形状の穴515が設けられている。
このような基体部501の上方である強度維持罫線1204より若干下に線ファスナ511が設けられているとともに下部はガゼット折り513が事前にされているガゼット部512が挟まれてシールされている。
また、スリーブは袋より若干大きい表面板と裏面板が別途のりしろで接着され、両端部の中央部分にて折り目から突出部より若干大きい切り欠き部が各々表面から裏面にかけて設けられている。
他方、スリーブ表面と1201とスリーブ裏面を底面中央を繋ぐ、強度を維持できる適当な折り幅の可動底面板1203が設けられており、この可動底面板1203と表面および裏面は底部折り線1205で繋がっている。
また、スリーブ表面および裏面には、スリーブ上端1808中央から左右両端下端から若干上の地点の端部に向けて四分の一円形状の強度維持罫線1204が設けられている。
このスリーブ101を船状に起立させた場合は、可動底面板1203が開き、袋をスリーブ101内に収納すると、図1の様に切り欠き部1008から袋の突出部514を出すことができる。
次に、図1のような複合容器において、水平開封線ノッチ505から水平開封線103を切ることで一次カット部105が切り離され、水平開封線103部分が直線状の一次開封端203になり図2の様になる。
次に、図2の状態から、左右の端部斜め開封線ノッチ506から水平開封線103を切ることで二次カット部106が切り離され、高さ20mmの山型部303が形成され図3の様になる。
次に、図3の状態から、表面の山型部303を表面に、裏面の山型部303を裏面に折り返すことで、図4の様になる。
この状態で図8の様に湯1408を底面から八割の高さになるまで注いだが突出部があるために袋がへたれることなく形状を維持し、山型部303の折り返し形状を維持することができた。
また、この突出部404には穴405があるために両手で両方の突出部404を持つことで持ったまま容易に移動することができた。
(実施例2)
袋の突出部に穴が設けられていず、上爪部1603がある以外は実施例1と同様であった。この複合容器を起立させたところ、上爪部1603が切り欠き部1008上端に引っ掛かり安定した形状で起立した。
(実施例3)
袋の突出部に穴が設けられていず、下爪部1703がある以外は実施例1と同様であった。この状態で湯を底面から八割の高さになるまで注いだ。袋が若干へたったが、下爪部1703が切り欠き部1008下端に引っ掛かり、それによりスリーブにより支持されて袋がこれ以上変形することはなく安定した形状を維持し、山型部303の折り返し形状を維持することができた。
(比較例1)
図17の様に突出部がない袋を用いただけで実施例1と同様であった。スリーブと袋の位置関係を規定するのは可動底面板1203だけであるので上方にいくらでも移動可能であるので山型部402を折り返す場合、その間にスリーブ401を挟んだ状態で折り返すことができず、開口状態を維持しにくかった。
また、開口状態を維持するのが山型部402を折り返しだけであるので、注湯に従って山型部にしわが寄り、開口状態が外れるまでいかなかったが開口状態が維持できるか心配になり注湯が一瞬ためらわれた。
さらに、このような複合容器を運搬する場合は湯により複合容器全体が熱くなり、さめるまで運搬するのは好まれなかった。
101、201、301、401、1001、1101、1301、1401、1801、1901、2201・・・スリーブ
102、202、302、1002、1102、1402、1501、1601、1701・・・袋本体
103、503、703・・・水平開封線
203・・・一次開口端
104、204、504、704・・・端部斜め開封線
105、507、705・・・一次カット部
106、205、508、706・・・二次カット部
107、206、305、404、514、1006、1105、1405、1502
、1602、1702、1806、1906、2204・・・突出部
108、207、307、405、515、1007、1106、1406、1807、1907・・・穴
303、402、509、708、1103、1404、1803、1902・・・山型部
304、1804・・・開口端
403、1104、1904・・・折り
501、701・・・基体部
502、702・・・シール部
505・・・水平開封線ノッチ
506・・・端部斜め開封線ノッチ
510、707、1003・・・折り仮想線
512、711・・・ガゼット部
513、710・・・ガゼット折り
511、709・・・線ファスナ
1407・・・カット部
1004・・・表面山型部
1005・・・裏面山型部
1008、1107、1202、1302、2203・・・切り欠き部
1201・・・スリーブ表面
1203、1306・・・可動底面板
1204・・・強度維持罫線
1205、1307・・・底部折り線
1308・・・底部中折り線
1408・・・湯
1603・・・上爪部
1703・・・下爪部
1802・・・係止切れ目
1805、1903・・・係止穴
1808・・・スリーブ上端
1905・・・係止舌片
2202・・・袋
2205・・・第一の表面
2206・・・第二の表面
2207、2208・・・係合片

Claims (12)

  1. 表面と裏面が両側端で繋がっているスリーブと、前記スリーブに収納可能な表面と裏面が両側端でシール部で繋がっている袋とからなる複合容器であって、前記袋が両側端でシール部の略中央部分に突出部があるとともに、前記スリーブの両側端の略中央部分に開口があり、前記開口から前記突出部が前記スリーブの外側に突出していることを特徴とする複合容器。
  2. 前記突出部が半円形状である請求項1記載の複合容器。
  3. 前記突出部の先端部分に上方突出部がある請求項1記載の複合容器。
  4. 前記突出部の先端部分に下方突出部がある請求項1または3記載の複合容器。
  5. 前記突出部に穴がある請求項1から4の何れか記載の複合容器。
  6. 前記スリーブの両側端の開口が切り欠き部によりなることを特徴とする請求項1から5の何れか記載の複合容器。
  7. 前記スリーブの両側端の開口が線状切れ目によりなることを特徴とする請求項1から5の何れか記載の複合容器。
  8. 前記スリーブが底面において可動底面板を有することを特徴とする請求項1から7の何れか記載の複合容器。
  9. 前記スリーブの表面と裏面に強度維持罫線が設けられていることを特徴とする請求項1から8の何れか記載の複合容器。
  10. 前記袋がスタンディングパウチである請求項1から9の何れか記載の複合容器。
  11. 前記袋の基体部に再封機構を有することを特徴とする請求項1から10何れか記載の複合容器。
  12. 前記袋の前記表面と前記裏面に袋本体とカット部を分かつ開封線を有し、前記袋本体が基体部と表面と裏面に各々表面山型部と裏面山型部からなるとともに、前記袋が前記スリーブに収納された状態で前記基体部が前記スリーブに覆われるとともに表面山型部と裏面山型部およびカット部が前記スリーブに覆われず露出することを特徴とする請求項1から11何れか記載の複合容器。
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