JP7159084B2 - 義歯ケア用組成物、義歯用抗菌剤、及び義歯用バイオフィルム形成抑制剤 - Google Patents

義歯ケア用組成物、義歯用抗菌剤、及び義歯用バイオフィルム形成抑制剤 Download PDF

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Description

本発明は、義歯ケア用組成物、義歯用抗菌剤、及び義歯用バイオフィルム形成抑制剤に関する。
近年、高齢化社会の到来にともない、義歯の使用者は年々増加している。義歯を使用する人は、義歯と口腔粘膜との間に食べかすが溜り易く、健常人に比べて口腔内が不衛生になり易い。また、口腔内に存在する細菌や真菌が義歯(デンチャー)表面に付着し、義歯表面にデンチャーバイオフィルムを形成することが知られている。
健常人のデンタルバイオフィルムと比べて、義歯使用者のデンチャーバイオフィルムにはカンジダ菌が多く、義歯性口内炎の原因と考えられている。デンチャーバイオフィルムの存在は、細菌の住処となり、不快な義歯臭発生の原因となり、さらには隣接歯のう蝕や歯周病の発症・進行の原因ともなる。そのため、義歯洗浄剤による化学的洗浄、或いは義歯ブラシや超音波洗浄器等の物理的洗浄を用いて、デンチャーバイオフィルムを徹底的に除去することが重要である。
デンチャーバイオフィルム除去を目的とした組成物が種々提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。
特開2011-241167号公報 特開2010-280588号公報 特開2008-179615号公報
特許文献1~3の組成物は、デンチャーバイオフィルムの除去に効果を奏することが開示されている。しかしながら、デンチャーバイオフィルムを除去しても、義歯を口腔内に装着して使用すると、義歯表面に僅かに残った菌や新たに付着した菌が増殖するため、デンチャーバイオフィルムが再形成されるという問題がある。そのため、デンチャーバイオフィルム制御の観点から、義歯ケア用品にバイオフィルム形成抑制効果を付与し、義歯装着中にデンチャーバイオフィルムを形成させないことが望まれている。
本発明の課題は、義歯にバイオフィルム形成抑制効果を付与し得る義歯ケア用組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、所定の水溶性ポリマーを含有することにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明者らは、下記の〔1〕~〔6〕を提供する。
〔1〕義歯表面に付着する口腔内の細菌に対する義歯ケア用組成物であって、(A)成分:アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位の少なくともいずれかと、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位の少なくともいずれかと、を有する水溶性ポリエステル共重合体、並びに(B)成分:アルキレンオキシド鎖を含むポリアルキレンアミン構造単位を有するポリアルキレンアミンアルキレンオキシド系共重合体、の少なくともいずれかである水溶性ポリマーを含有する義歯ケア用組成物。
〔2〕前記(A)成分及び前記(B)成分の少なくともいずれかの含有率が、有効成分量として、0.001~10質量%である上記〔1〕に記載の組成物。
〔3〕義歯表面に付着する口腔内の細菌に対する抗菌剤であって、(A)成分:アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位の少なくともいずれかと、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位の少なくともいずれかと、を有する水溶性ポリエステル共重合体、並びに(B)成分:アルキレンオキシド鎖を含むポリアルキレンアミン構造単位を有するポリアルキレンアミンアルキレンオキシド系共重合体、の少なくともいずれかである水溶性ポリマーを含有する義歯用抗菌剤。
〔4〕義歯表面に付着する口腔内の細菌により形成されるバイオフィルムの形成抑制剤であって、(A)成分:アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位の少なくともいずれかと、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位の少なくともいずれかと、を有する水溶性ポリエステル共重合体、並びに(B)成分:アルキレンオキシド鎖を含むポリアルキレンアミン構造単位を有するポリアルキレンアミンアルキレンオキシド系共重合体、の少なくともいずれかである水溶性ポリマーを含有する義歯用バイオフィルム形成抑制剤。
〔5〕前記(A)成分及び前記(B)成分の少なくともいずれかの含有率が、有効成分量として、0.001~10質量%である上記〔3〕又は〔4〕に記載の剤。
〔6〕対象がカンジダ菌である、上記〔3〕~〔5〕のいずれかに記載の剤。
本発明によれば、義歯にバイオフィルム形成抑制効果を付与し得る義歯ケア用組成物を提供することができる。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。なお、義歯ケア用組成物、義歯用抗菌剤、及び義歯用バイオフィルム形成抑制剤について、各構成成分は同一のため、区別することなく説明する。
本明細書中、「義歯」とは、入れ歯のことをいう。また、「水溶性」とは、10gの対象物(共重合体)を、40℃の条件で1000gの水に添加し、スターラー(太さ8mm、長さ50mm、1リットルビーカー)で12時間撹拌(200rpm)したときに完全に溶解するものをいう。
また、本明細書中、(A)成分及び(B)成分の含有量は、有効成分量である。
[1.(A)成分]
(A)成分は、アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位の少なくともいずれかと、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位の少なくともいずれかと、を有する水溶性ポリエステル共重合体である。(A)成分を含有することで、義歯材料表面への抗菌効果を付与し得る。
以下、アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位をまとめて単位(a1)という。また、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位をまとめて単位(a2)という。
[1-1.単位(a1)]
単位(a1)は、アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位の総称をいう。
なお、単位(a1)は、アルキレンテレフタレート単位のみであってもよく、アルキレンイソフタレート単位のみであってもよく、アルキレンテレフタレート単位とアルキレンイソフタレート単位の両方を有してもよい。
(アルキレンテレフタレート単位)
アルキレンテレフタレート単位は、下記一般式(I)で表される単位である。
Figure 0007159084000001
一般式(I)中、Rは、低級アルキレン基である。
として表される低級アルキレン基の炭素原子数は、1~4であり、2~4が好ましい。
アルキレンテレフタレート単位としては、例えば、エチレンテレフタレート単位、n-プロピレンテレフタレート単位、イソプロピレンテレフタレート単位、n-ブチレンテレフタレート単位、イソブチレンテレフタレート単位、sec-ブチレンテレフタレート単位、tert-ブチレンテレフタレート単位が挙げられる。中でも、イソプロピレンテレフタレート単位が好ましい。
単位(a1)は、単一種類のアルキレンテレフタレート単位を用いてもよく、複数種類のアルキレンテレフタレート単位を組み合わせて用いてもよい。
(アルキレンイソフタレート単位)
アルキレンイソフタレート単位は、下記一般式(II)で表される単位である。
Figure 0007159084000002
一般式(II)中、Rは、低級アルキレン基である。
として表される低級アルキレン基の炭素原子数は、1~4であり、2~4が好ましい。
アルキレンイソフタレート単位としては、例えば、エチレンイソフタレート単位、プロピレンイソフタレート単位、n-ブチレンイソフタレート単位、sec-ブチレンイソフタレート単位、tert-ブチレンイソフタレート単位が挙げられる。中でも、プロピレンイソフタレート単位が好ましい。
単位(a1)は、単一種類のアルキレンイソフタレート単位を用いてもよく、複数種類のアルキレンイソフタレート単位を組み合わせて用いてもよい。
[1-2.単位(a2)]
単位(a2)は、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位の総称をいい、下記一般式(III)で表される単位である。
なお、単位(a2)は、オキシアルキレン単位のみであってもよく、ポリオキシアルキレン単位のみであってもよく、オキシアルキレン単位とポリオキシアルキレン単位の両方であってもよい。
Figure 0007159084000003
一般式(III)中、Rは、低級アルキレン基であり、eは、1~100の整数である。
として表される低級アルキレン基の炭素原子数は、1~4であり、2~4が好ましい。また、一般式(III)中、eが1の場合はオキシアルキレン単位であり、eが2以上の場合はポリオキシアルキレン単位である。eは、1~80の整数が好ましく、1~50の整数がより好ましい。
単位(a2)としては、例えば、オキシエチレン単位及びポリオキシエチレン単位;オキシプロピレン単位及びポリオキシプロピレン単位;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン単位が挙げられる。なかでも、オキシエチレン単位及びポリオキシエチレン単位が好ましい。
[1-3.他の単位]
(A)成分は、単位(a1)及び単位(a2)以外の他の単位を含んでもよい。他の単位としては、例えば、重合開始剤や重合停止剤等に由来する単位や、単位(a1)及び単位(a2)と共重合可能な単位が挙げられる。
(A)成分が他の単位を含む場合、(A)成分の全単位に対する、単位(a1)と単位(a2)の合計の割合は、80モル%以上が好ましく、90モル%以上がより好ましい。
(A)成分は、単位(a1)と単位(a2)とが、ランダム重合又はブロック重合した水溶性ポリエステル共重合体が好ましく、ブロック重合した水溶性ポリエステル共重合体がより好ましい。
(A)成分は、下記一般式(IV)で表される化合物や下記一般式(V)で表される水溶性ポリエステル共重合体が好ましい。
なお、(A)成分は、1種単独で用いられてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
Figure 0007159084000004
一般式(IV)中、A及びBは、それぞれ独立して、水素原子又はメチル基を示し、R11及びR12は、それぞれ独立して、炭素原子数2~4のアルキレン基を示す。fは、-CO-(C)-COO-R12O-で表されるアルキレンテレフタレート単位の平均繰り返し数を示し、0~10の数である。gは、R11Oの平均繰り返し数を示し、1~100の数である。
Figure 0007159084000005
一般式(V)中、A及びBは、それぞれ独立して、水素原子又はメチル基を示し、R13及びR14は、それぞれ独立して、炭素原子数2~4のアルキレン基を示す。hは、-CO-(C)-COO-R14O-で表されるアルキレンイソフタレート単位の平均繰り返し数を示し、0~10の数である。iは、R13Oの平均繰り返し数を示し、1~100の数である。
一般式(IV)におけるA及びBは、ともにメチル基が好ましい。また、R11及びR12は、炭素原子数2~3のアルキレン基が好ましい。fは、0.5~5が好ましく、0.5~2.5がより好ましい。gは、それぞれ独立して、1~80が好ましく、1~50がより好ましく、10~50がさらに好ましく、20~30がさらにより好ましい。
一般式(IV)中、fとgの比率は、1:5~1:20が好ましく、1:8~1:18がより好ましい。fとgとの比率が斯かる範囲であれば、水に対する溶解性を向上し得る。
一般式(V)におけるA及びBは、ともにメチル基が好ましい。また、R13及びR14は、炭素原子数2~3のアルキレン基が好ましい。hは、0.5~5が好ましく、0.5~2.5がより好ましい。iは、それぞれ独立して、1~80が好ましく、1~50がより好ましく、10~50がさらに好ましく、20~30がさらにより好ましい。
一般式(V)中、hとiの比率は、一般式(IV)におけるfとgの比率と同じ理由で、1:5~1:20が好ましく、1:8~1:18がより好ましい。
(A)成分は、例えば、Journal of Polymer Science,第3巻,609~630ページ(1948年)、Journal of Polymer Science,第8巻,1~22ページ(1951年)、特開昭61-218699号公報等に記載の方法で合成し得る。
(A)成分は、市販品も使用し得る。市販品は、例えば、商品名「TexCare SRN-100」、同「170」(クラリアント社製、重量平均分子量:2000~3000)、商品名「TexCare SRN-300」(クラリアント社製、重量平均分子量:7000)、商品名「Repel-O-Tex Crystal」(ローディア社製)、商品名「Repel-O-Tex QC」(ローディア社製)等が挙げられる。
中でも、水への溶解性が高く、保存後のバイオフィルム形成抑制効果の低下が少ない点から、「TexCare SRN-100」や、「TexCare SRN-100」の70質量%水溶液である「TexCare SRN-170」(クラリアント社製)が好ましく、「TexCare SRN-170」がより好ましい。
(A)成分の重量平均分子量は、500~10,000が好ましく、800~9,000がより好ましく、1000~8,000がさらに好ましい。重量平均分子量が斯かる範囲内であれば、水への溶解分散性が向上し、また義歯ケア用組成物を液状品とする際、液外観が良好になり得る。
なお、本明細書中、重量平均分子量は、溶媒としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いて、GPC(ゲルパーミネーションクロマトグラフィー)により測定した値を、PEG(ポリエチレングリコール)の較正曲線から換算した値をいう。
(A)成分の含有量の下限は、0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましい。(A)成分の含有量が0.001質量%以上であると、バイオフィルム形成抑制効果を付与し得る。また、その上限は、10質量%以下が好ましい。(A)成分の含有量が10質量%以下であると、外観の安定性への影響を抑制し得る。
(A)成分の含有量の一実施態様は、0.001~10質量%が好ましく、0.01~10質量%がより好ましく、0.1~10質量%がさらに好ましい。
なお、(A)成分の含有量は、組成物をそのまま使用する場合は、上記範囲とし得る。一方、使用時に組成物を水で希釈又は溶解して使用する場合は、希釈液又は溶解液の濃度が上記範囲となるよう調整し得る。
[2.(B)成分]
(B)成分は、アルキレンオキシド鎖を含むポリアルキレンアミン構造単位を有するポリアルキレンアミンアルキレンオキシド系共重合体である。即ち、(B)成分は、ポリアルキレンイミンのアルキレンオキシド付加体である。(B)成分を含有することで、義歯材料表面への抗菌効果を付与し得る。
ポリアルキレンイミンは、下記一般式(VI)で表される。
Figure 0007159084000006
一般式(VI)中、R31及びR32は、それぞれ独立して、炭素原子数2~6のアルキレン基を示し、Aは、水素原子又は分岐による別のポリアミン鎖を示す。jは、NA-R32の平均繰り返し数を示し、1以上の数である。但し、全てのAが水素原子となることはない。
31及びR32のアルキレン基は、直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよい。R31及びR32のアルキレン基の炭素原子数は、2~4が好ましく、2がより好ましい。
ポリアルキレンイミンは、炭素原子数2~6のアルキレンイミンの1種又は2種以上を常法により重合することで得られる。炭素原子数2~6のアルキレンイミンは、例えば、エチレンイミン、プロピレンイミン、1,2-ブチレンイミン、2,3-ブチレンイミン、1,1-ジメチルエチレンイミンが挙げられる。
ポリアルキレンイミンは、ポリエチレンイミン(以下、「PEI」と記載する)、ポリプロピレンイミンが好ましく、PEIがより好ましい。PEIは、エチレンイミンを重合することによって得られ、その構造中に、1級、2級及び3級のアミン窒素原子を含む分岐鎖構造を有する。
ポリアルキレンイミンの重量平均分子量は、200~2,000が好ましく、300~1,500がより好ましく、400~1,000がさらに好ましく、500~800がさらにより好ましい。
ポリアルキレンイミン1分子が有する活性水素の数は、5~30個が好ましく、7~25個がより好ましく、10~20個がさらに好ましい。
ポリアルキレンイミンに付加するアルキレンオキシドは、例えば、炭素原子数2~4のアルキレンオキシドが挙げられる。なかでも、エチレンオキシド、プロピレンオキシドが好ましく、エチレンオキシドがより好ましい。
(B)成分は、例えば、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド付加体、ポリアルキレンイミンのプロピレンオキシド付加体、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド-プロピレンオキシド付加体が挙げられる。中でも、(B)成分は、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド付加体、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド-プロピレンオキシド付加体が好ましく、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド付加体がより好ましい。
なお、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド-プロピレンオキシド付加体は、ポリアルキレンイミンに、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドを付加したものである。ポリアルキレンイミンに対するエチレンオキシドとプロピレンオキシドの付加順序や付加形態(ブロック状、ランダム状)は任意である。
なお、(B)成分は、1種単独で用いられてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ポリアルキレンイミンにアルキレンオキシドを付加する方法は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート等の塩基性触媒の存在下、出発物質であるポリアルキレンイミンに対して、100~180℃でエチレンオキシド等のアルキレンオキシドを付加させる方法が挙げられる。
ポリアルキレンイミンのアルキレンオキシド付加体における、原料であるポリアルキレンイミンが有する活性水素1原子に対するアルキレンオキシドの平均付加数は、5~40個が好ましく、10~30個がより好ましい。すなわち、原料であるポリアルキレンイミンが有する活性水素1モルあたりのアルキレンオキシドの平均付加モル数は、5~40モルが好ましく、10~30モルがより好ましい。
(B)成分は、合成品を使用してもよく、市販品も使用し得る。市販品は、例えば、商品名「Sokalan HP20」(BASF社製)が挙げられる。
(B)成分の重量平均分子量は、1,000~80,000が好ましく、2,000~50,000がより好ましく、5,000~30,000がさらに好ましく、10,000~20,000がさらにより好ましい。重量平均分子量が斯かる範囲内であれば、水への溶解分散性が向上し、また義歯ケア用組成物を液状品とする際、液外観が良好になる。
(B)成分の含有量の下限は、0.001質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましい。(B)成分の含有量が0.001質量%以上であると、バイオフィルム形成抑制効果を付与し得る。また、その上限は、10質量%以下が好ましい。(B)成分の含有量が10質量%以下であると、外観の安定性への影響を抑制し得る。
(B)成分の含有量の一実施態様は、0.001~10質量%が好ましく、0.01~10質量%がより好ましく、0.1~10質量%がさらに好ましい。
なお、(B)成分の含有量は、組成物をそのまま使用する場合は、上記範囲とし得る。一方、使用時に組成物を水で希釈又は溶解して使用する場合は、希釈液又は溶解液の濃度が上記範囲となるよう調整し得る。
[3.その他の成分]
本発明は、上記成分に加えて、製品の剤形等に応じて、その他の公知成分を必要に応じて含有し得る。その他の成分は、例えば、香料、溶剤、着色剤、殺菌剤、賦形剤が挙げられる。
(香料)
香料としては、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、シンナモンバーク油等の天然香料;メントン、カルボン、エチルブチレート、バニリン、エチルマルトール、アネトール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、シネオール、オイゲノール、エチルバニリン、マルトール、リモネン、シトロネロール、リナロール、リナリールアセテート、メンチルアセテート、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、ジンジャーオレオレジン、クレオソール、dl-カンファー等の単品香料;エチルアセテート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、ウンデカラクトン、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール等の単品香料及び/又は天然香料も含む各種調合香料等、公知の香料を通常量で使用することができる。
(溶剤)
溶剤としては、通常、水(水道水、精製水等)が用いられるが、多価アルコール等を5~20%程度添加したアルコール含有水性溶媒を用いてもよい。
(着色剤)
着色剤としては、例えば、赤色2号、赤色3号、赤色225号、赤色226号、黄色4号、黄色5号、黄色205号、青色1号、青色2号、青色201号、青色204号、緑色3号等の法定色素;カラメル色素、ベニバナ色素、クチナシ色素、コチニール色素、アナトー色素、雲母チタン、酸化チタンが挙げられる。
(殺菌剤)
殺菌剤としては、イソプロピルメチルフェノール等の非イオン性殺菌剤が挙げられる。配合量は本発明の効果を妨げない範囲の有効量である。
(賦形剤)
製品が錠剤等の固形物である場合、通常、賦形剤を含有する。賦形剤は、例えば、ぶどう糖、果糖、乳糖、蔗糖、白糖、麦芽糖、D-マンニトール、エリスリトール、マルチトール、トレハロース、ソルビトール、キシリトール、トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、コムギデンプン、コメデンプン、ポリエチレングリコール、結晶セルロース、無水ケイ酸、無水リン酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、マルチトース、小麦粉、部分α化デンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプン、ゼラチン、湿式シリカ、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、酒石酸、二酸化ケイ素、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、硬化ヒマシ油、水酸化マグネシウムが挙げられる。
[義歯ケア用組成物]
本発明の義歯ケア用組成物は、上記の構成成分を含有する。義歯ケア用組成物を使用する際、使用者は、義歯を口腔から取り外し、義歯ケア用組成物を義歯の表面に直接適用する。
義歯ケア用組成物は、例えば、スプレー、スポイト、またはその他の適用デバイスを用いて適用し得る。また、指、綿棒、歯科用スティック又は同様物により、義歯上に適用してもよい。さらには、義歯を漬け込むことで適用してもよい。
一部の実施形態では、義歯ケア用組成物を義歯表面に適用した後、そのまま口腔内に義歯を装着し得る。また、他の実施形態では、義歯ケア用組成物を義歯表面に適用し、水ですすいだ後、口腔内に義歯を装着し得る。
本発明の義歯ケア用組成物は、希釈又は溶解して使用する濃縮タイプの液体又は固体製剤、或いは原液タイプの液体製剤とし得る。
濃縮タイプの製剤としては、例えば、水道水、精製水等の水で希釈して得られる希釈液に義歯を浸漬することで義歯を洗浄できる義歯洗浄剤がある。この場合、義歯洗浄剤の水による希釈倍率は、使用性及び溶解性の点から洗浄剤の10~100倍希釈が好ましい。濃縮タイプの製剤の場合、洗浄方法として、上記濃度における希釈液中に義歯を浸漬するか、或いは液体状で分散性が高いことから、洗浄剤の洗浄機能を著しく高め得る超音波洗浄を併用して義歯洗浄を行うことで、有効に利用し得る。なお、洗浄後は、義歯を取り出し、水ですすいでから装着し得る。
原液タイプの製剤の場合、例えば義歯に直接使用するスプレーやジェル剤等がある。
濃縮タイプの製剤の場合、希釈液中の各成分の濃度を上記した濃度になるように調整することが、デンチャープラーク形成抑制効果の点で、好ましい。即ち、水で希釈時に、(A)成分が、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上となるよう、あるいは(B)成分が、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上となるように調整することが好ましい。
例えば、製剤が液体や半液体(ジェル)の場合、組成物中の(A)成分や(B)成分の含有量は、通常、0.01~100質量%であり、好ましくは0.1~10質量%に調整する。また、製剤が固体の場合、組成物中の(A)成分や(B)成分の含有量は、通常、0.01~10質量%であり、好ましくは0.1~1質量%に調整する。
本発明の義歯ケア用組成物は、義歯のバイオフィルムの形成抑制に寄与する。そのため、義歯用抗菌剤や義歯用バイオフィルム形成抑制剤として利用を期待し得る。特にこれらの用途として利用する場合、デンチャーバイオフィルムに特徴的なカンジダ菌を対象とするが、これに限定されるものではない。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。以下の実施例は、本発明を好適に説明するためのものであって、本発明を限定するものではない。なお、物性値等の測定方法は、別途記載がない限り、上記に記載した測定方法である。
[実験例:カンジダバイオフィルム形成抑制評価]
デンチャーバイオフィルム形成抑制効果として、以下に示すカンジダバイオフィルム形成抑制効果の検証を行った。
(被検菌液の調製)
カンジダ菌(Candida albicans SC5314)を、Potato Dextrose Agar培地(Difco社製)に白金耳にて植菌し、25℃24時間培養にて起菌した。続いて白金耳を用いて増殖したコロニーを、YPD液体培地(Difco社製)に植菌し、25℃で24時間前培養した後、25℃で24時間本培養した。その後、遠心にて培養液を除去し、1%ウシ胎児血清(FCS)含有RPMI 1640培地(Sigma-Aldrich社製)にて懸濁し、濁度(660nm)より1.0×10CFU/mLに調整した。
(被検サンプルの調製)
表1に示す義歯ケア用組成物を調製した(配合量はAI量で記載。単位は質量%である)。なお、表1中のA成分-1、A成分-2、B成分の詳細を下記に記す。
A成分-1: 「TexCare SRN-170」(クラリアント社製)
A成分-2: 「TexCare SRN-300」(クラリアント社製)
B成分: 「Sokalan HP20」(BASF社製)
Figure 0007159084000007
(義歯装着モデルを用いたカンジダバイオフィルム形成抑制評価方法)
歯科用レジン(アクロン No.5、クリアー、GC社製)を用いて、10×10mmの正方形の試験片を作製し、24穴マルチプレート(住友ベークライト社製)の各ウェルに設置した。
各ウェルに、調製した被験サンプル1mLを添加し、5分間静置して試験片表面をコーディングした後、リン酸緩衝生理食塩水(PBS、和光純薬工業社製)にて2回洗浄した。続いてフィルター滅菌した安静時唾液に60分間浸漬して、試験片表面の唾液コートを行った後、PBSにて1回洗浄した。唾液コート後、各ウェルに調製したカンジダ菌懸濁液(1.0×10CFU/mL、1%FCS含有RPMI 1640培地)を1mL添加し、37℃、好気条件下で24時間培養して、試験片上にカンジダバイオフィルムを形成した。
1mL PBS(和光純薬工業社製)にて形成したカンジダバイオフィルムを3回洗浄した後、4%パラホルムアルデヒド・りん酸緩衝液(和光純薬工業社製)にて15分間固定し、1mL PBSにより3回洗浄した。0.1%クリスタルバイオレット(和光純薬工業社製)液を添加して15分間染色し、1mL PBSにて3回洗浄した。30%酢酸ナトリウムで15分間インキュベートして、バイオフィルムに付着したクリスタルバイオレットを抽出した。抽出液の吸光度を波長600nmで測定することで、バイオフィルム形成量(A600)を測定し、バイオフィルム形成抑制率を以下の式にて算出した。結果を表2に記す。
Figure 0007159084000008
(カンジダバイオフィルム形成抑制評価基準)
カンジダバイオフィルム形成抑制率から以下の基準に従い、バイオフィルム形成抑制効果を評価した。結果を表2に記す。
A:バイオフィルム形成抑制率75%以上
B:バイオフィルム形成抑制率50%以上75%未満
C:バイオフィルム形成抑制率25%以上50%未満
D:バイオフィルム形成抑制率25%未満
また、24時間培養後に試験片表面に付着したバイオフィルム中の残存菌数を評価した。1mL PBSにより形成したカンジダバイオフィルムを3回洗浄した後、4mLの生理食塩水に移し、超音波ホモジナイザーでバイオフィルムを分散した。このバイオフィルム分散液を生理食塩水で10倍段階希釈し、Potato Dextrose Agar培地に50μL塗抹し、嫌気培養を1週間行い、生えてきたコロニー数を計測し、コロニー数から試験片当たりの生菌数(残存菌数)を換算した。結果を表2に記す。
Figure 0007159084000009
表2の結果より、A成分を0.001~10%、又は(B)成分を0.001~10%含有する義歯ケア用組成物は、高いバイオフィルム形成抑制率を示し、抗菌性能に優れていることが確認された。
以下、配合処方を記す。
[処方例1:濃縮型液体義歯洗浄剤]
A成分-1:TexCare SRN-170(クラリアント社製) 1.0
グリセリン 10.0
ハッカ油 0.5
水 残
合計 100%
[処方例2:濃縮型液体義歯洗浄剤]
B成分:Sokalan HP20(BASF社製) 1.0
グリセリン 10.0
ハッカ油 0.5
水 残
合計 100%
[処方例3:液体義歯スプレー剤]
A成分-1:TexCare SRN-170(クラリアント社製) 0.1
グリセリン 10.0
ハッカ油 0.5
水 残
合計 100%
[処方例4:液体義歯スプレー剤]
B成分:Sokalan HP20(BASF社製) 0.1
グリセリン 1.0
ハッカ油 0.025
水 残
合計 100%
[処方例5:錠剤]
A成分-1:TexCare SRN-170(クラリアント社製) 4.0
無水クエン酸 20.0
炭酸水素ナトリウム 20.0
ラウリルスルホ酢酸ナトリウム 1.0
ソルビトール 55.0
合計 100%
[処方例6:錠剤]
B成分:Sokalan HP20(BASF社製) 5.0
無水クエン酸 20.0
炭酸水素ナトリウム 20.0
ラウリルスルホ酢酸ナトリウム 1.0
ソルビトール 54.0
合計 100%

Claims (8)

  1. 義歯表面に付着する口腔内の細菌に対する義歯ケア用組成物であって、
    (A)成分:アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位の少なくともいずれかと、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位の少なくともいずれかと、を有する水溶性ポリエステル共重合体、並びに
    (B)成分:アルキレンオキシド鎖を含むポリアルキレンアミン構造単位を有するポリアルキレンアミンアルキレンオキシド系共重合体、の少なくともいずれかである水溶性ポリマーを含有する義歯ケア用組成物。
  2. 前記(A)成分及び前記(B)成分の少なくともいずれかの含有率が、有効成分量として、0.001~10質量%である請求項1に記載の組成物。
  3. 口腔内の細菌がカンジダ菌を含む、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 口腔内の細菌がデンチャーバイオフィルムである、請求項1~3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 義歯表面に付着する口腔内の細菌に対する抗菌剤であって、
    (A)成分:アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位の少なくともいずれかと、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位の少なくともいずれかと、を有する水溶性ポリエステル共重合体、並びに
    (B)成分:アルキレンオキシド鎖を含むポリアルキレンアミン構造単位を有するポリアルキレンアミンアルキレンオキシド系共重合体、の少なくともいずれかである水溶性ポリマーを含有する義歯用抗菌剤。
  6. 義歯表面に付着する口腔内の細菌により形成されるバイオフィルムの形成抑制剤であって、
    (A)成分:アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位の少なくともいずれかと、オキシアルキレン単位及びポリオキシアルキレン単位の少なくともいずれかと、を有する水溶性ポリエステル共重合体、並びに
    (B)成分:アルキレンオキシド鎖を含むポリアルキレンアミン構造単位を有するポリアルキレンアミンアルキレンオキシド系共重合体、の少なくともいずれかである水溶性ポリマーを含有する義歯用バイオフィルム形成抑制剤。
  7. 前記(A)成分及び前記(B)成分の少なくともいずれかの含有率が、有効成分量として、0.001~10質量%である請求項又はに記載の剤。
  8. 対象がカンジダ菌である、請求項のいずれか1項に記載の剤。
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