JP7159006B2 - 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
スキャン機能やプリント機能等の複数の機能を備える画像処理装置としてのMFPが知られている。MFPでは、スキャナ部が、ユーザに設定された読み取り速度で原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データを所定の周波数の画像転送クロックに従って画像処理部に転送する。画像処理部は、受信した画像データに対して画像処理を施し、処理済みの画像データをMFPのメインメモリに一時的に記憶させ、さらに、処理済みの画像データに対して別の画像処理を施す際にメインメモリから処理済みの画像データを取得する。MFPでは、スキャナ部、画像処理部、及びメインメモリが1つの画像バスを介してデータ転送を行う。近年では、高速読み取りを実現可能なMFPが開発され、高速読み取りのスキャンジョブを実行した場合、通常読み取りのスキャンジョブを実行した場合と比べて、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量が増える。また、MFPでは、プリント部が印刷を行うためのPDLデータに関する画像処理等も画像処理部で実行され、プリント部及び画像処理部が上記画像バスを介してデータ転送を行う。
MFPでは、高速読み取りのスキャンジョブを実行中に他のジョブ、例えば、プリントジョブの実行が指示され、高速読み取りのスキャンジョブがプリントジョブと並列で実行される場合がある。この場合、MFPでは、画像バスを介してスキャナ部、プリント部、画像処理部、及びメインメモリが並列でデータ転送を行うため、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量が膨大となり、画像バスにおける転送可能上限値を超えてしまう。その結果、画像バスを介したデータ転送が実施できなくなり、高速読み取りのスキャンジョブ及びプリントジョブの実行が停止するというエラーが生じる。これに対応して、従来では、例えば、MFPは、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量を制御する(特許文献1参照)。
一方、MFPは、搬送する原稿の厚みに起因するジャムの発生を防止するために、原稿の厚みに応じて原稿の搬送に関する制御を行う(特許文献2参照)。
特開2013-153521号公報 特開平11-301881号公報
しかしながら、従来のMFPでは、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生条件と搬送する原稿の厚みに起因するエラーの発生条件とが重なった場合、これら2つのエラーの両方を防止することができない。例えば、搬送する原稿の厚みに起因するエラーの発生を防止する制御として原稿の搬送速度を低速にした場合、スキャナ部が単位時間当たりに読み取るデータ量が減少するので、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量も抑制される。このような制御によって、搬送する原稿の厚みに起因するエラーの発生を抑制することができる。しかしながら、他のジョブを並列で実行できる程画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量が抑制されないと、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生を抑制することができない。
本発明の目的は、搬送する原稿の厚みに起因するエラーの発生を抑制しつつ、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生を抑制することができる画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、原稿を読み取る読み取り手段と、読み取って得られた画像データに画像処理を施す画像処理手段とを備える画像処理装置であって、前記原稿の厚みに基づいて前記原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、前記読み取り手段から前記画像処理手段へ前記原稿の画像データを転送するための画像転送クロックの周波数を制御するクロック制御手段と、前記画像処理が当該画像処理と異なる他の画像処理と並列で実行されるか否かに基づいて第1の周波数を決定する第1の決定手段と、前記原稿の厚みに基づいて第2の周波数を決定する第2の決定手段とを備え、前記クロック制御手段は、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のうち低い周波数を前記画像転送クロックの周波数として用いることを特徴とする。
本発明によれば、搬送する原稿の厚みに起因するエラーの発生を抑制しつつ、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置としてのMFPの構成を概略的に示すブロック図である。 図1のスキャナ部におけるDF部の内部構造を示す側面図である。 図1のスキャナ部におけるスキャナ制御ユニットの構成を概略的に示すブロック図である。 図2のCISによる画像の読み出し制御を行うためのクロックを説明するための図である。 図1のMFPによって実行される画像の読み取り動作に関するシーケンス図である。 図3のRAMから制御部への画像データの転送を説明するための図である。 図1の画像処理部の構成を説明するためのブロック図である。 図1のMFPによって実行されるコピージョブ実行処理の手順を示すフローチャートである。 図1の操作部に表示される原稿種別選択画面の一例を示す図である。 図8のステップS802の原稿種別通知処理の手順を示すフローチャートである。 図8のステップS803のスキャン制御処理の手順を示すフローチャートである。 図1のスキャナ部による並列転送モードの画像データの転送を説明するための図である。 図3のスキャナ制御ユニットによって実行されるPLL設定処理の手順を示すフローチャートである。 図1のMFPによって管理される管理テーブルの一例を示す図である。 図8のステップS804のプリント制御処理の手順を示すフローチャートである。 図1のスキャナ部による両面同時読みを説明するための図である。 図1のスキャナ部の転送モードを説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係るMFPによって実行されるスキャン制御処理の手順を示すフローチャートである。 各転送モードにおける並列実行可能な画像処理の組み合わせの一例を示す図である。 図1のMFPによって管理される管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るMFPによって実行されるプリント制御処理の手順を示すフローチャートである。 図3のRAMを使い切った場合の原稿の読み取り制御を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。まず、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置としてのMFP100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、MFP100は、制御部101、蓄積メモリ105、操作部109、スキャナ部114、及びプリンタ部115を備える。制御部101は、蓄積メモリ105、操作部109、スキャナ部114、及びプリンタ部115と接続されている。また、制御部101は、CPU102、ROM103、RAM104、LANI/F部106、回線I/F部107、操作部制御部108、IO制御部110、及び画像処理部113を備える。CPU102、ROM103、RAM104、LANI/F部106、回線I/F部107、操作部制御部108、及びIO制御部110は、システムバス111を介して互いに接続されている。画像処理部113は、画像バス112を介してIO制御部110と接続されている。
制御部101は、MFP100の全体を統括的に制御する。CPU102は、ROM103や蓄積メモリ105に格納されたプログラムを実行してMFP100のソフトウェアモジュール(不図示)に各処理を実行させる。ROM103は、システムのブートプログラム等を記憶する。RAM104は、CPU102がMFP100のソフトウェアモジュール(不図示)を実行するためのシステムワークメモリエリアである。また、RAM104は、画像データを処理する際に当該画像データを一時的に記憶するための画像メモリである。蓄積メモリ105は、HDD(ハードディスク)やSSD(SolidStateDrive)で構成され、内部ストレージとして使用される。蓄積メモリ105には、例えば、MFP100の各機能を実現するためのシステムソフトウェアモジュールや、RAM104から転送された画像データが記憶される。
LANI/F部106は、MFP100をLANに接続するためのI/Fである。LANI/F部106は、LANに接続された外部装置とデータ通信を行う。回線I/F部107は、MFP100をWANに接続するためのI/Fである。回線I/F部107は、WANに接続された外部装置とデータ通信を行う。操作部制御部108は、制御部101及び操作部109のI/Fである。例えば、操作部制御部108は、VGA信号を操作部109に出力し、該VGA信号に対応する画像を操作部109に表示させる。また、操作部制御部108は、ユーザが操作部109で入力した情報をCPU102に出力する。操作部109は、LCDタッチパネル等で構成される。操作部109は、操作部制御部108から出力されるVGA信号を解釈して該VGA信号に対応する画像を表示する。
IO制御部110は、システムバス111と画像バス112とを接続し、システムバス111のデータ構造を変換するバスブリッジである。画像バス112は、PCIバス、IEEE1394、及びPCIEx等の汎用バスで構成され、画像データを高速で転送する。画像バス112には、IO制御部110及び画像処理部113の他に、スキャナ部114及びプリンタ部115が接続されている。画像バス112は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。画像処理部113は、後述する図7に示すように、複数のASICで構成される。画像処理部113は、画像データに対し、解像度変換処理、圧縮処理、伸張処理、及び2値多値変換処理等の画像処理を施す。スキャナ部114は、図2のDF(DocumentFeeder)部200及び図3のスキャナ制御ユニット300を備える。スキャナ部114は、原稿を読み取って画像データを生成する。プリンタ部115は、スキャナ部114が生成した画像データを印刷する。
図2は、図1のスキャナ部114におけるDF部200の内部構造を示す側面図である。なお、図2では、理解を容易にするために内部の構成が透過して示される。
DF部200には、原稿を載置するための原稿トレイ201が設けられている。原稿トレイ201には、ドキュメントセンサ202、2つの原稿ガイド203、及び原稿サイズ検知センサ204が設けられている。ドキュメントセンサ202は、原稿が原稿トレイ201に載置されているか否かを検知する。2つの原稿ガイド203は、原稿の搬送方向に直交する方向に沿って対向するように配置されている。原稿トレイ201に載置された原稿は、ピックアップローラ205、搬送ローラ207、及び排紙ローラ208の3つのローラによって搬送される。ピックアップローラ205は、原稿トレイ201に載置された原稿をDF部200の原稿搬送路(不図示)へ搬送する。ピックアップローラ205によって搬送された原稿は、原稿通過検知センサ206によって検出される。DF部200では、原稿通過検知センサ206が検出した時間に基づいて1枚目の原稿が通過を終了したか否かが判別される。搬送ローラ207は、ピックアップローラ205によって原稿搬送路に搬送された原稿を排紙ローラ208へ搬送する。排紙ローラ208は、搬送ローラ207によって搬送された原稿を排紙トレイ209に搬送する。なお、ピックアップローラ205、搬送ローラ207、及び排紙ローラ208は、ステッピングモータ(不図示)によって駆動される。
上記原稿搬送路に搬送された原稿は、当該原稿搬送路に設けられる透明なDF読み取り窓210を通過した際にセンサユニット211によって読み取られる。センサユニット211は、CIS212を備え、上記原稿搬送路に搬送された原稿をDF読み取り窓210を通して読み取り可能な位置に配置される。センサユニット211は、副走査方向に自由に移動可能である。例えば、センサユニット211は、搬送ローラ207から排紙ローラ208へ搬送された原稿の搬送方向と同じ方向に移動する。なお、DF読み取り窓210は、副走査方向に或る程度の長さを有する。CIS212は、その長さの範囲内で任意の位置に移動し、移動した位置で原稿を読み取ることができる。CIS212は、複数の光電変換素子、例えば、CCD素子で構成される。CIS212では、CCD素子が一列に配列されている。CIS212は、各CCD素子で読み取った画素データを蓄積するためのFIFO等を制御するための制御信号を生成する。
図3は、図1のスキャナ部114におけるスキャナ制御ユニット300の構成を概略的に示すブロック図である。
図3において、スキャナ制御ユニット300は、CPU301、ROM302、CLK制御部303(クロック制御手段)、モータコントローラ304、CCD制御部306、及びRAM307を備える。
スキャナ制御ユニット300は、ROM302に記憶されたスキャナ部制御アプリケーションプログラム(不図示)をCPU301に実行させることによってスキャナ部114の動作を制御する。スキャナ部制御アプリケーションプログラムは、スキャナ制御ユニット300を制御するスキャナ部制御アプリケーション(不図示)を起動するためのプログラムである。なお、本実施の形態では、CPU301がスキャナ部制御アプリケーションプログラムを実行する場合について説明するが、スキャナ部制御アプリケーションプログラムを実行するデバイスはCPU301に限られない。例えば、制御部101のCPU102がスキャナ部制御アプリケーションプログラムを実行することによってスキャナ部114の動作を制御しても良い。
CLK制御部303は、スキャナ制御ユニット300を構成する各デバイスにクロックを提供する。クロックは、後述する画像転送クロック等を含む。CLK制御部303は、クロックを生成する水晶振動子(不図示)及びPLL(不図示)で構成される。PLLは、水晶振動子が生成したクロックを逓倍又は分周する。ユーザからスキャンの実行指示を受け付けると、スキャナ部114では、CLK制御部303が、モータコントローラ304、CCD制御部306、及びRAM307にクロックを出力する。例えば、モータコントローラ304は、CLK制御部303から受けたクロックに基づいてローラ305を回転させるモータ(不図示)の制御クロックを生成する。スキャンの実行指示には、カラー/モノクロ区別や解像度等の情報が含まれる。スキャナ部制御アプリケーションは、指示の内容に基づいてCLK制御部303のPLLの設定を変更する。CLK制御部303は、後述する図14(a)の管理テーブル1401や図14(b)の管理テーブル1402に基づいて、出力するクロックの周波数に関するPLLの設定を行う。これにより、スキャナ部114の読み取り速度や原稿の搬送速度が制御される。RAM307は、CIS212が読み取った原稿の画像データを蓄積する。RAM307の容量は、A4サイズで4枚分の画像データのみを記憶可能な程度である。
スキャナ制御ユニット300は、図4(a)の読み出しクロック401及び図4(b)の転送イネーブルクロック402に基づいてCIS212による画像の読み出し制御を行う。読み出しクロック401は、画像データを構成する画素データを各CCD素子から読み出すためのクロック信号である。転送イネーブルクロック402は、画像転送クロックである。画像転送クロックは、読み出した画素データを制御部101へ転送するか否かを制御するためのクロック信号である。スキャナ制御ユニット300は、図4(a)の水平同期信号403における一のパルスが出力されてから次のパルスが出力されるまでの間であって読み出しクロック401が立ち上がった際に、各CCD素子から画素データを読み出す。水平同期信号403は、CCD1ラインの取り込み開始を制御する信号である。各CCD素子から読み出された画素データは、RAM307に蓄積される。
さらに、スキャナ制御ユニット300は、スキャナ部114に設けられるピックアップローラ205を駆動するモータ制御PWM信号404を生成する。スキャナ制御ユニット300において、モータ制御PWM信号404を構成する1パルス405が出力されると、ピックアップローラ205が1ライン分回転して用紙を搬送する。スキャナ制御ユニット300は、図4(a)に示すように、モータ制御PWM信号404を構成するパルス405を出力し、さらに振動が安定するまでの所定の時間を経過した後に、水平同期信号403を構成するパルス406を出力するように制御する。MFP100では、高速読み取りを行う場合、水平同期信号403及びモータ制御PWM信号404の周期を短くする。これにより、ピックアップローラ205の回転速度が相対的に上がり、原稿搬送が早くなり、原稿1枚当たりの読み取り速度が上がる。また、原稿の読み取り速度に合わせて、CCD素子からの読み出しを短時間で行うために、スキャナ制御ユニット300は、読み出しクロック401の周波数を上げる。スキャナ制御ユニット300は、読み出しクロック401の周期に合わせてRAM307へ画素データを蓄積する。また、スキャナ制御ユニット300は、読み出しクロック401の周波数の制御に対応して転送イネーブルクロック402の周波数を上げ、RAM307から制御部101への画素データの転送を短時間で行う。
図5は、図1のMFP100によって実行される画像の読み取り動作に関するシーケンス図である。図5の読み取り動作は、スキャナ部114を制御する上記スキャナ部制御アプリケーション及び制御部101を制御するジョブ制御アプリケーション(不図示)によって実行される。
図5において、スキャナ部114は、制御部101から読み取り開始要求を受け付けると(ステップS501)、読み出しクロック401に基づいてNページ目の原稿を読み取る(ステップS502)。各CCD素子によって読み取られた複数の画素データで構成されるNページ目の画像データは、RAM307に記憶される。Nページ目の原稿の読み取りを完了すると、スキャナ部114は、次のページ(N+1ページ目)の原稿を読み取る(ステップS503)。
一方、スキャナ部114は、制御部101からNページ目の画像データの転送要求を受け付けると(ステップS504)、転送イネーブルクロック402に基づいてNページ目の画像データを制御部101へ転送する(ステップS505)。制御部101への転送が完了した画像データは、RAM307から削除される。なお、MFP100では、図6に示すように、RAM307に4ページを超える画像データを記憶することができないので、RAM307の記憶領域を使い切る前に、RAM307に記憶された画像データが制御部101へ転送されるように制御される。本実施の形態では、制御部101が読み取り開始要求を発行してからスキャナ部114が読み取りを開始するまでの間に転送クロックの周波数が変更された場合に、次に示す構成であることとして説明する。すなわち、MFP100は、制御部101及びスキャナ部114の間でリセット処理を実施する必要がない構成であることとして説明する。しかしながら、MFP100の構成は、これに限られない。例えば、上述した場合に、MFP100が制御部101及びスキャナ部114の間でリセット処理を実行しても良い。リセット処理を実行する際に、制御部101及びスキャナ部114の間で速度変更通知が送受信される。例えば、スキャナ部114が、制御部101に対して速度変更通知を送信すると(ステップS506)、制御部101は、切り替え制御時間tdの時間を経過した後に、画像データ転送を再開する。切り替え制御時間tdは、各制御アプリケーションの間で制御プロトコルとして予め定義される、若しくは各制御部の間で制御情報として送受信される。
図7は、図1の画像処理部113の構成を説明するためのブロック図である。図7において、画像処理部113は、画像データに対し、解像度変換、圧縮伸張、2値多値変換等の異なる画像処理を施す複数のASIC701~705を備える。各ASIC701~705は、RAM104を共有し、画像バス112を介してデータの入出力を行う。画像処理部113は、各ASIC701~705により複数の画像処理を並列で実行可能である。例えば、ASIC701によるスキャン画像処理が、ASIC702による画像処理と並列で実行される。このとき、各画像処理において画像バス112を介してデータ転送が行われるので、画像バス112が混み合う。さらに、スキャン画像処理において、スキャナ部114が高速読み取りを行った場合、画像バス112における単位時間当たりのデータ転送量が膨大となり、画像バス112の転送可能上限値を超えてしまう。画像バスのデータ転送量が転送可能上限値を超えると、画像バス112を介したデータ転送が実施できなくなり、各画像処理の実行が停止するというエラーが生じる。これに対応して、従来では、例えば、スキャナ部114の読み取り速度を落として、画像バス112における単位時間当たりのデータ転送量を制御していた。
一方、MFP100では、搬送される原稿の厚みに応じてジャムや積載不良が発生する。例えば、搬送される原稿が薄紙である場合、原稿自体の重量が軽いために排紙トレイ209に排紙された原稿が落ち切るまでに時間が掛かり、原稿の後端が後続の原稿の先端と衝突してジャムや積載不良が発生する。このようなジャムや積載不良を解消するために、従来では、原稿の厚みに応じて原稿の搬送速度を予め設定されていた通常速度より低速に制御していた。
しかしながら、従来のMFPでは、画像バス112における単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生条件と搬送する原稿の厚みに起因するエラーの発生条件とが重なった場合、これら2つのエラーの両方を防止することができない。例えば、搬送する原稿の厚みに起因するエラーの発生を防止する制御として原稿の搬送速度を低速にした場合、スキャナ部114が単位時間当たりに読み取るデータ量が減少するので、画像バス112における単位時間当たりのデータ転送量も抑制される。それによって、搬送する原稿の厚みに起因するエラーの発生を抑制できる。しかしながら、上述した制御により、他のジョブを並列で実行できる程画像バス112における単位時間当たりのデータ転送量が抑制されないと、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生を抑制することができない。
これに対応して、本実施の形態では、原稿トレイ201に置かれた原稿の厚みに基づいて原稿の搬送速度が設定される。また、本実施の形態では、画像処理が当該画像処理と異なる他の画像処理と並列で実行されるか否かに基づいて第1の周波数が決定され、後述する原稿厚み情報に基づいて第2の周波数が決定される。第1の周波数及び第2の周波数のうち低い周波数が転送イネーブルクロック402の周波数として用いられる。
図8は、図1のMFP100によって実行されるコピージョブ実行処理の手順を示すフローチャートである。図8の処理は、CPU102がROM103等に記憶されたプログラムを実行することによって行われる。
図8において、まず、CPU102は、操作部109においてコピージョブの実行指示を受け付けると(ステップS801)、図9の原稿種別選択画面900を操作部109に表示する。原稿種別選択画面900は、原稿トレイ201に置かれた原稿の厚みの種別に関する情報をユーザに設定させるための画面である。なお、以下では、原稿トレイ201に置かれた原稿の厚みの種別に関する情報を原稿厚み情報とする。原稿種別選択画面900は、OKボタン901を備える。また、原稿種別選択画面900は、原稿厚み情報に対応する複数のボタン、例えば、普通紙ボタン902、厚紙ボタン903、及薄紙904を備える。なお、本実施の形態では、原稿種別選択画面900で選択可能な原稿厚み情報の選択肢が、普通紙、厚紙、及薄紙の3種である場合について説明するが、当該選択肢は普通紙、厚紙、及薄紙の3種に限られず、別の選択肢を含んでいても良い。原稿種別選択画面900において、普通紙ボタン902、厚紙ボタン903、及薄紙904の何れか1つが選択された状態でユーザがOKボタン901を選択すると、CPU102は、後述する図10の原稿種別通知処理を実行する(ステップS802)。次いで、CPU102は、後述する図11のスキャン制御処理を実行する(ステップS803)。また、CPU102は、ステップS803と並列で後述する図15のプリント制御処理を実行する(ステップS804)。ステップS801で受け付けたコピージョブが複数ページの原稿をコピーするジョブである場合、CPU102は、1ページ毎にステップS803,S804の処理を行う。次いで、CPU102は、DF部200に原稿が残っているか否かを判別する(ステップS805)。
ステップS805の判別の結果、DF部200に原稿が残っているとき、CPU102は、ステップS803の処理に戻る。ステップS805の判別の結果、DF部200に原稿が残っていないとき、CPU102は、全ページの印刷を完了したか否かを判別する(ステップS806)。
ステップS806の判別の結果、何れかのページの印刷を完了しないとき、CPU102は、ステップS804の処理に戻る。ステップS806の判別の結果、全ページの印刷を完了したとき、CPU102は、本処理を終了する。
図10は、図8のステップS802の原稿種別通知処理の手順を示すフローチャートである。
図10において、CPU102は、原稿種別選択画面900で設定された原稿厚み情報を取得する(ステップS1001)。次いで、CPU102は、取得した原稿厚み情報をスキャナ部114に通知する(ステップS1002)。次いで、CPU102は、スキャナ部114に原稿の搬送速度の設定を指示する(ステップS1003)(搬送速度制御手段)。この指示を受けたスキャナ部114は、通知された原稿厚み情報及び後述する図14(b)の管理テーブル1402に基づいて原稿の搬送速度を設定する。次いで、CPU102は、本処理を終了し、ステップS803の処理を行う。
図11は、図8のステップS803のスキャン制御処理の手順を示すフローチャートである。
図11において、CPU102は、操作部109で設定されたコピージョブの原稿読み取り設定を取得する(ステップS1101)。次いで、CPU102は、画像処理部113のASIC701~705の中から、取得した原稿読み取り設定に対応するスキャン画像処理を実行するためのASICを決定し、当該ASICに原稿読み取り設定を設定する(ステップS1102)。次いで、CPU102は、決定したASIC以外のASICによる他の画像処理が実行中又は待機中であるか否かを判別する(ステップS1103)。他の画像処理は、例えば、Rip処理、Send処理、及びFax処理である。Send処理では、蓄積メモリ105に保存された画像データがJPEGやPDF等のデータ形式に変換される。Fax処理では、画像データがFax送信を行うための画像フォーマットに変換される。
ステップS1103の判別の結果、他の画像処理が実行中及び待機中の何れでもないとき、CPU102は、スキャナ部114に単独転送モードで動作するように通知する(ステップS1104)。通知を受けたスキャナ部114は、後述する図13のPLL設定処理を実行し、例えば、単独転送モードに対応するPLLの設定を行う。単独転送モードでは、CLK制御部303が転送イネーブルクロック402の周波数を所定の周波数に設定し、スキャナ部114は、当該転送イネーブルクロック402で画像データを制御部101に転送する。次いで、CPU102は、後述するステップS1106の処理を行う。
ステップS1103の判別の結果、他の画像処理が実行中又は待機中であるとき、CPU102は、スキャナ部114に並列転送モードで動作するように通知する(ステップS1105)。通知を受けたスキャナ部114は、後述する図13のPLL設定処理を実行し、例えば、並列転送モードに対応するPLLの設定を行う。並列転送モードでは、CLK制御部303が転送イネーブルクロック402の周波数を予め設定された所定の周波数より低い周波数に設定し、スキャナ部114は、当該転送イネーブルクロック402で画像データを制御部101に転送する。これにより、スキャン画像処理において、図12に示すように、単位時間当たりの画像データのパルス信号の数が減り、画像バス112を経由した単位時間当たりのデータ転送量が抑制される。次いで、CPU102は、スキャナ部114から画像データを受信し(ステップS1106)、受信した画像データに対して、原稿読み取り設定が設定されたASICによるスキャン画像処理を施す(ステップS1107)。次いで、CPU102は、スキャン画像処理を施した画像データをRAM104に保存し(ステップS1108)、本処理を終了する。
図13は、図3のスキャナ制御ユニット300によって実行されるPLL設定処理の手順を示すフローチャートである。図13の処理は、上記スキャナ部制御アプリケーションによって実行される。図13の処理は、ステップS1104又はS1105において制御部101から送信された通知をスキャナ部114が受信した際に実行される。
図13において、まず、スキャナ制御ユニット300は、制御部101から受信した通知に基づいて転送モードを特定する(ステップS1301)。次いで、スキャナ制御ユニット300は、上記原稿厚み情報を取得する(ステップS1302)。次いで、スキャナ制御ユニット300は、ステップS1301で特定した転送モードに対応する画像転送クロックCLK1の周波数を図14(a)の管理テーブル1401に基づいて決定する(ステップS1303)。管理テーブル1401には、搬送制御クロックや画像転送クロック等の複数の種別のクロックの周波数が転送モード毎に設定されている。次いで、スキャナ制御ユニット300は、ステップS1302で取得した原稿厚み情報に対応する画像転送クロックCLK2の周波数を図14(b)の管理テーブル1402に基づいて決定する(ステップS1304)。管理テーブル1402には、搬送制御クロックや画像転送クロック等の複数の種別のクロックの周波数が原稿の厚み毎に設定されている。次いで、スキャナ制御ユニット300は、画像転送クロックCLK2の周波数が画像転送クロックCLK1の周波数より大きいか否かを判別する(ステップS1305)。
ステップS1305の判別の結果、画像転送クロックCLK2の周波数が画像転送クロックCLK1の周波数より大きいとき、スキャナ制御ユニット300は、画像転送クロックCLK1の周波数をPLLに設定する(ステップS1306)。これにより、転送イネーブルクロック402の周波数が画像転送クロックCLK1の周波数に調整される。次いで、スキャナ制御ユニット300は、本処理を終了する。
ステップS1305の判別の結果、画像転送クロックCLK2の周波数が画像転送クロックCLK1の周波数より小さいとき、スキャナ制御ユニット300は、画像転送クロックCLK2の周波数をPLLに設定する(ステップS1307)。これにより、転送イネーブルクロック402の周波数が画像転送クロックCLK2の周波数に調整される。すなわち、本実施の形態では、転送モードに基づいて決定された画像転送クロックCLK1及び原稿厚み情報に基づいて決定された画像転送クロックCLK2のうち、周波数の小さいクロックが転送イネーブルクロック402の周波数として用いられる。次いで、スキャナ制御ユニット300は、本処理を終了する。
図15は、図8のステップS804のプリント制御処理の手順を示すフローチャートである。
図15において、CPU102は、操作部109で設定されたコピージョブの印刷設定を取得する(ステップS1501)。次いで、CPU102は、画像処理部113のASIC701~705の中から、取得した印刷設定に対応するプリント画像処理を実行するためのASICを決定し、当該ASICに印刷設定を設定する(ステップS1502)。プリント画像処理は、例えば、上述したRip処理を含む。次いで、CPU102は、スキャン画像処理を実行中であるか否かを判別する(ステップS1503)。
ステップS1503の判別の結果、スキャン画像処理を実行中でないとき、CPU102は、RAM104に保存された画像データに対し、印刷設定が設定されたASICによるプリント画像処理を施す(ステップS1504)。次いで、CPU102は、プリント画像処理を施した画像データをプリンタ部115へ出力し(ステップS1505)、本処理を終了する。
ステップS1503の判別の結果、スキャン画像処理を実行中であるとき、CPU102はスキャナ部114が並列転送モードで動作している又はスキャン画像処理が終了したかを判別する(ステップS1506)。
ステップS1506の判別の結果、スキャナ部114が並列転送モードで動作しておらず、且つスキャン画像処理が終了していないとき、CPU102は、図11のスキャン制御処理を実行する(ステップS1507)。ステップS1507の処理を終了すると、CPU102は、ステップS1506の処理に戻る。
ステップS1506の判別の結果、スキャナ部114が並列転送モードで動作している又はスキャン画像処理が終了したとき、CPU102は、ステップS1504以降の処理を行う。
上述した実施の形態によれば、原稿厚み情報に基づいて原稿の搬送速度が設定される。これにより、原稿の厚みに適した原稿の搬送速度を設定することができ、もって、搬送される原稿の厚みに起因するエラーの発生を防止することができる。また、上述した実施の形態では、一の画像処理が当該一の画像処理と異なる他の画像処理と並列で実行されるか否かに基づいて第1の周波数が決定され、原稿厚み情報に基づいて第2の周波数が決定される。第1の周波数及び第2の周波数のうち低い周波数が転送イネーブルクロック402の周波数として用いられる。これにより、一の画像処理による画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量を抑えることができ、もって、他の画像処理による画像バスのデータ転送を並列で実現することができる。その結果、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生を防止することができる。すなわち、上述した実施の形態では、搬送される原稿の厚みに起因するエラーの発生を防止しつつ、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生を防止することができる。
また、上述した実施の形態では、画像処理部113は、スキャナ部114、RAM104、及びプリンタ部115と1つの画像バス112を介してデータ転送を行う。これにより、このような構成において、搬送される原稿の厚みに起因するエラーの発生を防止しつつ、画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生を防止することができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、ステップS802の処理を、ジョブの開始時以外に、読み取りページ毎に実行しても良い。
また、上述した実施の形態では、画像転送クロックの周波数を決めるPLLの設定をジョブの開始時以外に、読み取りページ毎に変更しても良い。
上述した実施の形態では、ステップS1303及びステップS1304で異なる管理テーブルの中から画像転送クロックの周波数を決定していたが、これに限られない。例えば、ステップS1303及びステップS1304の何れにおいても図14(c)の管理テーブル1403の中から画像転送クロックの周波数を決定しても良い。管理テーブル1403には、管理テーブル1401の転送モードの種別及び管理テーブル1402の原稿の厚みの種別の組み合わせに関する各クロックの周波数が設定されている。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置について説明する。本実施の形態は、その構成や作用が上述した第1の実施の形態と基本的に同じであり、スキャナ部114が、後述する高速転送モード、通常転送モード、及び低速転送モードを備える点で上述した第1の実施の形態と異なる。したがって、重複した構成、作用については説明を省略し、以下に異なる構成、作用についての説明を行う。
スキャナ部114は、両面同時読み機能を備える。スキャナ部114は、1回の原稿搬送で、図16(a)に示すように、原稿の表面1601及び裏面1602の両面を読み取る。また、スキャナ部114は、読み取った表面及び裏面の2枚分の画像データ1603、1604を1枚の原稿搬送時間の間に制御部101へ転送する。換言すると、スキャナ部114は、1枚の原稿搬送時間の半分程度の時間で1面分の画像データを制御部101へ転送する。また、スキャナ部114は、片面読みを行う場合にも、両面同時読みと処理を統一して、図16(b)に示すように、1枚の原稿搬送時間の半分程度の時間で1面分の画像データを制御部101へ転送する。
本実施の形態では、片面読みを行う際のスキャナ部114の転送モードとして、図17に示すように、高速転送モード、通常転送モード、及び低速転送モードの何れか1つを設定可能である。高速転送モードでは、スキャナ部114は、1枚の原稿搬送時間の半分程度の時間で1面分の画像データを転送可能な周波数の転送イネーブルクロック402で画像データを転送する。通常転送モードでは、スキャナ部114は、1枚の原稿搬送時間の間に1面分の画像データを転送可能な周波数の転送イネーブルクロック402で画像データを転送する。低速転送モードでは、スキャナ部114は、1枚の原稿搬送時間より若干長い所定の時間に1面分の画像データを転送可能な周波数の転送イネーブルクロック402で画像データを転送する。
図18は、本発明の第2の実施の形態に係るMFP100によって実行されるスキャン制御処理の手順を示すフローチャートである。図18の処理は、受け付けたジョブが片面読みのスキャン画像処理を含むジョブであることを前提とする。
図18において、CPU102は、ステップS1101、S1102の処理を行う。次いで、CPU102は、スキャナ部114を高速転送モードで動作可能であるか否かを判別する(ステップS1801)。例えば、図19(a)のように、上記スキャン画像処理を含めた並列で実行する画像処理の数が2つ以下である場合、スキャナ部114が高速転送モードで動作しても、画像バス112のデータ転送量が転送可能上限値を超えることはない。このような場合、ステップS1801では、CPU102は、スキャナ部114を高速転送モードで動作可能であると判別する。一方、上記スキャン画像処理を含めた並列で実行する画像処理の数が3つ以上である場合、スキャナ部114が高速転送モードで動作した際に画像バス112のデータ転送量が転送可能上限値を超える可能性がある。このような場合、ステップS1801では、CPU102は、スキャナ部114を高速転送モードで動作可能でないと判別する。
ステップS1801の判別の結果、スキャナ部114を高速転送モードで動作可能であるとき、CPU102は、スキャナ部114に高速転送モードで動作するように通知する(ステップS1802)。この通知を受けたスキャナ部114は、図20(a)の管理テーブル2001及び図20(b)の管理テーブル2002に基づいて図13のPLL設定処理を実行する。管理テーブル2001には、搬送制御クロックや画像転送クロック等の複数の種別のクロックの周波数が転送モード毎に設定されている。管理テーブル2002には、搬送制御クロックや画像転送クロック等の複数の種別のクロックの周波数が原稿の厚み毎に設定されている。スキャナ制御ユニット300は、転送イネーブルクロック402の周波数が、例えば、高速転送モードに対応する周波数になるようにPLLの設定を行う。スキャナ部114は、当該転送イネーブルクロック402で画像データを制御部101へ転送する。次いで、CPU102は、ステップS1106以降の処理を行う。
ステップS1801の判別の結果、スキャナ部114を高速転送モードで動作可能でないとき、CPU102は、スキャナ部114を通常転送モードで動作可能であるか否かを判別する(ステップS1803)。例えば、図19(b)のように、上記スキャン画像処理を含めた並列で実行する画像処理の数が3つ以下である場合、スキャナ部114が通常転送モードで動作しても、画像バス112のデータ転送量が転送可能上限値を超えることはない。このような場合、ステップS1803では、CPU102は、スキャナ部114を通常転送モードで動作可能であると判別する。一方、図19(c)のように、上記スキャン画像処理を含めた並列で実行する画像処理の数が4つ以上である場合、スキャナ部114が通常転送モードで動作した際に画像バス112のデータ転送量が転送可能上限値を超える可能性が極めて高い。このような場合、ステップS1803では、CPU102は、スキャナ部114を通常転送モードで動作可能でないと判別する。
ステップS1803の判別の結果、スキャナ部114を通常転送モードで動作可能であるとき、CPU102は、スキャナ部114に通常転送モードで動作するように通知する(ステップS1804)。この通知を受けたスキャナ部114は、管理テーブル2001及び管理テーブル2002に基づいてPLL設定処理を実行する。スキャナ制御ユニット300は、上述したように、転送イネーブルクロック402の周波数が、第1の周波数及び第2の周波数のうち低い周波数になるようにPLLの設定を行う。スキャナ部114は、当該転送イネーブルクロック402で画像データを制御部101へ転送する。次いで、CPU102は、ステップS1106以降の処理を行う。
ステップS1803の判別の結果、スキャナ部114を通常転送モードで動作可能でないとき、CPU102は、スキャナ部114に低速転送モードで動作するように通知する(ステップS1805)。この通知を受けたスキャナ部114のスキャナ制御ユニット300は、管理テーブル2001及び管理テーブル2002に基づいてPLL設定処理を実行する。次いで、CPU102は、ステップS1106以降の処理を行う。
図21は、本発明の第2の実施の形態に係るMFP100によって実行されるプリント制御処理の手順を示すフローチャートである。
図21において、CPU102は、ステップS1501~S1503の処理を行う。ステップS1503の判別の結果、スキャン画像処理を実行中でないとき、CPU102は、ステップS1504以降の処理を行う。
ステップS1503の判別の結果、スキャン画像処理を実行中であるとき、CPU102は、スキャン画像処理以外に実行中又は待機中の画像処理の数が1つ以上であるか否かを判別する(ステップS2101)。
ステップS2101の判別の結果、スキャン画像処理以外に実行中又は待機中の画像処理の数が1つ以上でないとき、CPU102は、ステップS1504以降の処理を行う。ステップS2101の判別の結果、スキャン画像処理以外に実行中又は待機中の画像処理の数が1つ以上であるとき、CPU102は、スキャン画像処理以外に実行中又は待機中の画像処理の数が2つ以上であるか否かを判別する(ステップS2102)。
ステップS2102の判別の結果、スキャン画像処理以外に実行中又は待機中の画像処理の数が2つ以上でないとき、CPU102は、ステップS2103の処理を行う。ステップS2103では、CPU102は、スキャナ部114が通常転送モードで動作している又はスキャン画像処理が終了したかを判別する。
ステップS2103の判別の結果、スキャナ部114が通常転送モードで動作している又はスキャン画像処理が終了したとき、CPU102は、ステップS1504以降の処理を行う。ステップS2103の判別の結果、スキャナ部114が通常転送モードで動作しておらず、且つスキャン画像処理が終了しないとき、CPU102は、図18のスキャン制御処理を実行する(ステップS2104)。ステップS2104の処理を終了すると、CPU102は、ステップS2103の処理に戻る。
ステップS2102の判別の結果、スキャン画像処理以外に実行中又は待機中の画像処理の数が2つ以上であるとき、CPU102は、ステップS2105の処理を行う。ステップS2105では、CPU102は、スキャナ部114が低速転送モードで動作している又はスキャン画像処理が終了したかを判別する。
ステップS2105の判別の結果、スキャナ部114が低速転送モードで動作している又はスキャン画像処理が終了したとき、CPU102は、ステップS1504以降の処理を行う。ステップS2105の判別の結果、スキャナ部114が低速転送モードで動作しておらず、且つスキャン画像処理が終了しないとき、CPU102は、図18のスキャン制御処理を実行する(ステップS2106)。ステップS2106の処理を終了すると、CPU102は、ステップS2105の処理に戻る。
上述した実施の形態では、画像処理と並列で実行する他の画像処理の数に基づいて複数の候補の中から第2の周波数が決定される。これにより、画像処理と並列で実行する他の画像処理の数に応じて画像バスにおける単位時間当たりのデータ転送量の増加に起因するエラーの発生を防止可能な適切な周波数を画像転送クロックの周波数の候補として決定することができる。
なお、上述した実施の形態において、低速転送モードでは、1枚の原稿の読み取り時間より1枚の画像データの転送時間が長いため、このまま原稿の読み取りを続けると、スキャナ部114のRAM307の記憶領域を使い切ってしまう。RAM307を使い切った場合、図22(a)及び図22(b)に示すように、スキャナ部114が制御部101へ1枚分の画像データの転送を終了し、RAM307に空き容量が確保されるまで、原稿の読み込みを停止するのが好ましい。若しくは、RAM307の使用状況を確認し、RAM307の記憶容量の使い切りの防止を優先して、読み出しクロック401を低速転送モードの転送イネーブルクロック402より低い周波数に一時的に下げても良い。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 MFP
102,301 CPU
104 RAM
113 画像処理部
114 スキャナ部
115 プリンタ部
300 スキャナ制御ユニット
303 CLK制御部

Claims (5)

  1. 原稿を読み取る読み取り手段と、読み取って得られた画像データに画像処理を施す画像処理手段とを備える画像処理装置であって、
    前記原稿の厚みに基づいて前記原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、
    前記読み取り手段から前記画像処理手段へ前記原稿の画像データを転送するための画像転送クロックの周波数を制御するクロック制御手段と、
    前記画像処理が当該画像処理と異なる他の画像処理と並列で実行されるか否かに基づいて第1の周波数を決定する第1の決定手段と、
    前記原稿の厚みに基づいて第2の周波数を決定する第2の決定手段とを備え、
    前記クロック制御手段は、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のうち低い周波数を前記画像転送クロックの周波数として用いることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の決定手段は、前記画像処理が当該画像処理と異なる他の画像処理と並列で実行される場合に、さらに、前記画像処理と並列で実行する前記他の画像処理の数に基づいて複数の候補の中から前記第の周波数を決定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データを一時的に記憶する記憶手段、及び前記画像データを印刷する印刷手段を更に備え、
    前記画像処理手段は、前記読み取り手段、前記記憶手段、及び前記印刷手段と1つの画像バスを介してデータ転送を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 原稿を読み取る読み取り手段と、読み取って得られた画像データに画像処理を施す画像処理手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記原稿の厚みに基づいて前記原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御ステップと、
    前記読み取り手段から前記画像処理手段へ前記原稿の画像データを転送するための画像転送クロックの周波数を制御するクロック制御ステップと、
    前記画像処理が当該画像処理と異なる他の画像処理と並列で実行されるか否かに基づいて第1の周波数を決定する第1の決定ステップと
    前記原稿の厚みに基づいて第2の周波数を決定する第2の決定ステップとを有し、
    前記クロック制御ステップは、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のうち低い周波数を前記画像転送クロックの周波数として用いることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  5. 原稿を読み取る読み取り手段と、読み取って得られた画像データに画像処理を施す画像処理手段とを備える画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記画像処理装置の制御方法は、
    前記原稿の厚みに基づいて前記原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御ステップと、
    前記読み取り手段から前記画像処理手段へ前記原稿の画像データを転送するための画像転送クロックの周波数を制御するクロック制御ステップと、
    前記画像処理が当該画像処理と異なる他の画像処理と並列で実行されるか否かに基づいて第1の周波数を決定する第1の決定ステップと
    前記原稿の厚みに基づいて第2の周波数を決定する第2の決定ステップとを有し、
    前記クロック制御ステップは、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のうち低い周波数を前記画像転送クロックの周波数として用いることを特徴とするプログラム。
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