JP7158245B2 - モータ用搭載機器の電線引出し構造 - Google Patents
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Description
特許文献1には、モータの回転軸を制動する電磁ブレーキと、前記電磁ブレーキのブレーキ口出し線に接続したキャノンプラグに代表される動力コネクタと、前記電磁ブレーキを収納し、前記動力コネクタの端子部を外壁側から収納する口出し貫通孔部を設けたブラケットを備え、前記電磁ブレーキと動力コネクタは、それぞれブラケットにネジ固定されている。
したがって、動力コネクタをブラケットにネジ固定する手間や、動力コネクタに電磁ブレーキのブレーキ口出し線をはんだ付けする手間、さらに、金属製のコネクタを使用して、金属製のブラケットが必要となるため、高価になるという問題点があった。
特許文献2には、電動機の口出し線用コネクタ取付装置として、安価な樹脂製のコネクタハウジングを採用し、ネジ固定を使わないコネクタ固定構造が示されている。また、特許文献2においては、電動機そのものの口出し線用のコネクタ固定構造であるが、電磁ブレーキ、エンコーダなどのモータ搭載機器の口出し線用にも応用できる。
図1ないし図3は、本発明の一実施の形態を示したもので、図1(a)は、本発明の実施の形態である電線引出し構造部の断面図、図1(b)は、図1(a)の接続用コネクタの着脱を示した図、図2(a)は、本発明の実施の形態である電線引出し構造部を示す斜視図、図2(b)は図2(a)の一部を切り欠いて示す斜視図、図3はパネルロック型コネクタのパネル取り付け斜視図である。
パネルロック型コネクタ6には、一対の側壁面6aに、挿入方向に対してロック作用を有する係止部(ロック部)6bが設けられており、この係止部6bを介して前記取付孔5の縁部3aに係合して取り付けられている。前記取付孔5周囲の外壁面3bには、パネルロック型コネクタ6の外周を囲むコネクタ保護壁8が設けられている。
パネルロック型コネクタ6の幅の狭い側壁面6aには、先端部9aに対して後端壁部9bを斜めに傾斜させて、先端部9aから長手方向の後端壁部9bを傾斜して浮き上がらせた係止片9を設け、この係止片9の後端壁部9bの下部に薄板部9cが長手方向に延設されている。係止片9の薄板部9cの後方には、係止片9の後端壁部9bに対向する壁部6cがストッパ壁として設けられている。係止片9の後端壁部9bと壁部6c間の凹部9dに取付孔5の縁部3aが係合して組み付けられている。
係止部(ロック部)6bは、制御盤などのパネルの取付孔5に挿入することで固定されるもので、コネクタメーカーから市場で販売され、容易に入手できるものである。
モータ1に組み付けられた電磁ブレーキ2の制御用電線4aには、パネルロック型コネクタ6が接続されている。
前記取付穴5に、パネルロック型コネクタ6を挿入し、係止片9の後端壁部9bが取付孔5の縁部3aに係止されることにより、係止片9の後端壁部9bと保護カバー3とパネルロック型コネクタ6が固定できる。
パネルロック型コネクタ6を取り付けた保護カバー3をモータに取り付け、図1(b)に示すように、配線用電線4bを接続した接続用コネクタ7を、パネルロック型コネクタ6に装着することで、配線用電線4bが電磁ブレーキ2の制御用電線4aに図1(a)のように接続される。
前記保護カバー3の取付穴5の縁部3aに係合する係止部6bを前記パネルロック型コネクタ6の外周面に設けたので、パネルロック型コネクタ6を取付穴5に挿入することで、係止片9の後端壁部9bと壁部6c間の凹部9dに取付孔5の縁部3aが係合してパネルロック型コネクタ6を保護カバー3の取付穴5に組み付けることができる。
図4(a)は、本発明の他の実施の形態である電線引出し構造部の分解斜視図、図4(b)は、図4(a)の保護カバーを組み付けた状態の部分断面斜視図である。図4(a)および、図4(b)では、保護カバー13は部分切断図である。
この実施の形態では、保護カバー13と、パネルロック型コネクタ6を保持するコネクタ保持部材10を分離させたもので、コネクタ保持部材10を保護カバー13に組み付けることにより、コネクタ保持部材10を保護カバー13と一体に構成している。コネクタ保持部材10には、図1、図2の取付穴5に相当する部分が設けられている。
保護カバー13とコネクタ保持部材10を別部品とすることで、保護カバー13の樹脂成形がシンプルな構造にできる。また、保護カバー13とコネクタ保持部材10を別々の樹脂材料とすることができる。
モータ用搭載機器用の電力電線または、信号電線の保護カバーへの固定に、パネルロック型コネクタを使用することで、ねじなどの締結部品が不要となり、構造を簡単にすることができる。
コネクタ保護壁により、コネクタをさらに強固に固定することができ、外部から力が作用しても、コネクタの接触不良となることを防止することができる。
2 電磁ブレーキ
3 保護カバー
3a 縁部
3b 外壁面
4a 制御用電線
4b 配線用電線
5 取付孔
6 パネルロック型コネクタ
6b 係止部
7 接続用コネクタ
8 コネクタ保護壁
9 係止片
9a 先端部
9b 後端壁部
9c 薄板部
10 コネクタ保持部品
10a 取付穴
10b コネクタ保護壁
13 保護カバー
Claims (5)
- モータの反出力軸側にモータ用搭載機器を組み付け、
前記モータ用搭載機器の電線をパネルロック型コネクタに接続し、
前記モータ用搭載機器の保護カバーにコネクタ保持部を設け、
該コネクタ保持部に前記パネルロック型コネクタを組み付け、
前記パネルロック型コネクタに、接続用コネクタを介して配線用電線を接続し、
前記パネルロック型コネクタの取付部外周面に、該パネルロック型コネクタの周囲に沿って前記接続用コネクタとの接続部の外周を囲むコネクタ保護壁が設けられていることを特徴とするモータ用搭載機器の電線引出し構造。 - 前記保護カバーのコネクタ保持部に設けられた取付穴の縁部に係合し、前記パネルロック型コネクタの挿入方向に対してロック作用を有する係止部を、前記パネルロック型コネクタの一対の側壁面に設けたことを特徴とする請求項1に記載のモータ用搭載機器の電線引出し構造。
- 前記係止部において、前記パネルロック型コネクタの先端部に対して後端壁部を斜めに傾斜させ、前記先端部から長手方向の前記後端壁部を傾斜して浮き上がらせた係止片を設け、
前記後端壁部の下部に薄板部が長手方向に延設され、
前記薄板部の後方には、前記後端壁部に対向する壁部がストッパ壁として設けられ、
前記後端壁部と前記壁部との間の凹部に、前記取付穴の縁部が係合して組み付けられていることを特徴とする請求項2に記載のモータ用搭載機器の電線引出し構造。 - 前記保護カバーに設けられたコネクタ保持部材を、着脱可能に前記保護カバーに装着し、前記コネクタ保持部材に組み付けられた前記パネルロック型コネクタを、前記コネクタ保持部材を前記保護カバーに組み付けることで前記モータ用搭載機器の電線を引き出すことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のモータ用搭載機器の電線引出し構造。
- 前記モータ用搭載機器は、電動機の回転軸を制動する電磁ブレーキであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のモータ用搭載機器の電線引出し構造。
Priority Applications (1)
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JP2018205776A JP7158245B2 (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | モータ用搭載機器の電線引出し構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018205776A JP7158245B2 (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | モータ用搭載機器の電線引出し構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020072575A JP2020072575A (ja) | 2020-05-07 |
JP7158245B2 true JP7158245B2 (ja) | 2022-10-21 |
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Family Applications (1)
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JP2018205776A Active JP7158245B2 (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | モータ用搭載機器の電線引出し構造 |
Country Status (1)
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2018
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