JP7158101B2 - インジェクタ故障診断装置及びインジェクタ故障診断方法 - Google Patents

インジェクタ故障診断装置及びインジェクタ故障診断方法 Download PDF

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Description

本発明は、各気筒毎に燃料を噴射するインジェクタが設けられた多気筒内燃機関のインジェクタ故障診断装置及びインジェクタ故障診断方法に関する。
多気筒内燃機関を備える建設機械などの車両には、内燃機関の制御装置に、気筒に燃料を噴射するインジェクタの通電様子を監視することにより、断線や短絡などを検出可能な故障診断機能を備えるものがある。この故障診断機能では、インジェクタの電気的な故障を検出することができるが、燃料リークや渋りなどによるインジェクタの機械的な故障を検出するのは難しい。このため、機械的な故障による性能低下や白煙・黒煙等の明らかな異常状態が発生するまで気が付かないことが多いので、不具合が急に起きてしまう問題がある。このような不具合が急に起きると、建設機械のダウンタイムに繋がり、建設機械の安定稼動を妨げてしまう恐れがある。
そこで、気筒毎に燃料噴射を意図的に停止させ、作業者の聴力で内燃機関の稼動音の変化などに基づき機械的な故障を診断する方法が提案されている。しかし、この方法は、人間の聴音による感覚的なものであるため、作業者の豊富な経験や高度の知識などに依存するだけではなく、結果のばらつきも生じやすい問題がある。
これに対して、特許文献1には、多気筒内燃機関の各気筒が一巡する1サイクルにおいて、この1サイクル周期の回転変動のうねりを用いて故障インジェクタを特定する方法が開示されている。
また、特許文献2には、指示燃料噴射量に基づいて故障インジェクタを特定する方法が開示されている。すなわち、故障インジェクタが燃料噴射しないことを利用して、インジェクタを2つずつ同時に停止させ、指示燃料噴射量の変化で故障インジェクタを特定する。
特開2002-122037号公報 特開2016-014375号公報
しかし、特許文献1に記載の方法では、回転変動のうねりを用いて故障インジェクタを特定する場合、その変動の閾値を設ける必要があり、診断精度を上げるためには、内燃機関が稼動する筐体や環境に合わせたモデル開発が必要である。
また、特許文献2に記載の方法では、気筒数が多い場合に同時に停止する気筒の組み合わせの影響が小さいが、4気筒などのような気筒数が少ない場合に、同時に停止する2つ気筒の組み合わせによっては、指示燃料噴射量の変化が異なり、診断精度が低下する恐れがある。
上述の事情に鑑みて、本発明は、インジェクタの機械的な故障を簡単で且つ高精度で診断することができるとともに、故障インジェクタを容易に特定することができるインジェクタ故障診断装置及びインジェクタ故障診断方法を提供することを目的とする。
本発明に係るインジェクタ故障診断装置は、各気筒毎に燃料を噴射するインジェクタが設けられた多気筒内燃機関のインジェクタ故障診断装置であって、全てのインジェクタを稼動させた時の稼動音を現状稼動音として取得し、全てのインジェクタのうちの一つの燃料噴射が停止され残りのインジェクタを稼動させた時の稼動音を擬似故障時稼動音として全てのインジェクタを対象に取得する稼動音取得部と、前記稼動音取得部で取得した各インジェクタの擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定し、故障インジェクタを特定する故障インジェクタ特定部と、を備えることを特徴としている。
本発明に係るインジェクタ故障診断装置では、稼動音取得部が現状稼動音及び各インジェクタの擬似故障時稼動音を取得し、故障インジェクタ特定部が各インジェクタの擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定し、故障インジェクタを特定するので、インジェクタの機械的な故障を簡単診断することができるとともに、故障インジェクタを容易に特定することができる。しかも、人間の聴力で診断する場合と比べて精度を高めることができる。
本発明に係るインジェクタ故障診断方法は、各気筒毎に燃料を噴射するインジェクタが設けられた多気筒内燃機関のインジェクタ故障診断方法であって、全てのインジェクタを稼動させた時の稼動音を現状稼動音として取得する現状稼動音取得工程と、全てのインジェクタのうちの一つの燃料噴射が停止され残りのインジェクタを稼動させた時の稼動音を擬似故障時稼動音とし、全てのインジェクタに対して順次に取得する擬似故障時稼動音取得工程と、前記擬似故障時稼動音取得工程で取得した各インジェクタの擬似故障時稼動音が前記現状稼動音取得工程で取得した現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定し、故障インジェクタを特定する診断工程と、を含むことを特徴としている。
本発明に係るインジェクタ故障診断方法では、現状稼動音取得工程で現状稼動音、擬似故障時稼動音取得工程で各インジェクタの擬似故障時稼動音をそれぞれ取得し、診断工程で各インジェクタの擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定し、故障インジェクタを特定するので、インジェクタの機械的な故障を簡単診断することができるとともに、故障インジェクタを容易に特定することができる。しかも、人間の聴力で診断する場合と比べて精度を高めることができる。
本発明によれば、インジェクタの機械的な故障を簡単で且つ高精度で診断することができるとともに、故障インジェクタを容易に特定することができる。
第1実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。 インジェクタ故障診断方法を説明するためのフローチャートである。 稼動音取得と擬似故障を説明するための図である。 スマートフォンによる操作を説明するための模式図である。 スマートフォンによる操作を説明するための模式図である。 周波数の整数倍成分に現れるピークに基づいて類似度を計算することを説明するための図である。 第2実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。 第3実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。 第4実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。 第5実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。
以下、図面を参照して本発明に係るインジェクタ故障診断装置及びインジェクタ故障診断方法の実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、重複説明は省略する。
[インジェクタ故障診断装置の第1実施形態]
図1は第1実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。本実施形態のインジェクタ故障診断装置1は、多気筒内燃機関2に設けられた複数のインジェクタの故障を診断するための装置である。
多気筒内燃機関2は、例えば建設機械に搭載されており、例えば直列に配置された4つの気筒(第1気筒25、第2気筒26、第3気筒27及び第4気筒28)と、各気筒の内部に燃料を噴射するインジェクタ(第1インジェクタ21、第2インジェクタ22、第3インジェクタ23及び第4インジェクタ24)と、各インジェクタの動作を制御するインジェクタ制御部20と、を備えている。
インジェクタ制御部20は、例えば、演算を実行するCPU(Central processing unit)と、演算のためのプログラムを記録した二次記憶装置としてのROM(Read only memory)と、演算経過の保存や一時的な制御変数を保存する一時記憶装置としてのRAM(Random access memory)とを組み合わせてなるマイクロコンピュータにより構成されており、記憶されたプログラムの実行によって各インジェクタの停止や復帰などを含む動作を制御する。
一方、インジェクタ故障診断装置1は、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PDA(Personal Data Assistant)などの携帯端末に設けられている。以下の説明では、インジェクタ故障診断装置1がスマートフォン10に設けられる例を挙げるが、タブレット端末、携帯電話、PDAなどの携帯端末に設けられても良い。
スマートフォン10に設けられたインジェクタ故障診断装置1は、多気筒内燃機関2と通信可能に構成されている。例えば、多気筒内燃機関2にシリアル・WIFI変換機(図示せず)が取り付けられており、インジェクタ故障診断装置1は、該シリアル・WIFI変換機を介して多気筒内燃機関2との通信を行う。また、シリアル・WIFI変換機に代えて、Bluetooth(登録商標)や無線LAN(Local Area Network)などを用いても良い。
図1に示すように、インジェクタ故障診断装置1は、擬似故障部11と、稼動音取得部12と、故障インジェクタ特定部13と、診断結果出力部14とを備えている。
擬似故障部11は、多気筒内燃機関2のインジェクタ制御部20との協働で、各インジェクタの燃料噴射を意図的に停止させる擬似故障を発生させつつ、所定時間経過後に発生した擬似故障を取り消せるように形成されている。より具体的には、擬似故障部11は、インジェクタ制御部20を介して、4つのインジェクタ(すなわち、第1インジェクタ21、第2インジェクタ22、第3インジェクタ23及び第4インジェクタ24)の一つを停止させるとともに残りのインジェクタを稼動させる擬似故障を、4つのインジェクタを対象に順に発生させる。
例えば、擬似故障部11は、インジェクタ制御部20を介して、まず第1インジェクタ21の燃料噴射を停止させて第2~第4インジェクタ22~24を稼動させる第1擬似故障を発生させる。そして、所定時間経過後、擬似故障部11は、インジェクタ制御部20を介して停止した第1インジェクタ21を復帰させることにより、上述の第1擬似故障を取り消す。そして、第1擬似故障が取り消されると、4つのインジェクタを全て稼動させる状態になる。
続いて、擬似故障部11は、インジェクタ制御部20を介して、第2インジェクタ22の燃料噴射を停止させて第1インジェクタ21、第3インジェクタ23及び第4インジェクタ24を稼動させる第2擬似故障を発生させる。そして、所定時間経過後、擬似故障部11は、インジェクタ制御部20を介して停止した第2インジェクタ22を復帰させることにより、上述の第2擬似故障を取り消す。
その後、擬似故障部11は、同様に第3擬似故障の発生及び取り消し、第4擬似故障の発生及び取り消しを順に行う。
稼動音取得部12は、例えばスマートフォン10に内蔵されたマイクであり、4つのインジェクタを稼動させた時の稼動音を現状稼動音として取得するとともに、上述の第1~第4擬似故障を発生させる時の稼動音を擬似故障時稼動音としてそれぞれ取得する。この稼動音取得部12は、故障インジェクタ特定部13と電気的に接続され、取得した現状稼動音及び各擬似故障時稼動音を故障インジェクタ特定部13に出力する。
故障インジェクタ特定部13は、稼動音取得部12から現状稼動音及び各擬似故障時稼動音(すなわち、第1擬似故障時稼動音、第2擬似故障時稼動音、第3擬似故障時稼動音及び第4擬似故障稼時動音)を取得し、各擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定するとともに、故障インジェクタを特定する。
より具体的には、故障インジェクタ特定部13は、現状稼動音を基準として、第1擬似故障時稼動音、第2擬似故障時稼動音、第3擬似故障時稼動音及び第4擬似故障時稼動音を順に現状稼動音と比較することで、それぞれが現状稼動音と類似するか否かを判定する。類似判定については、例えば図6に示すように、現状稼動音及び各インジェクタの擬似故障時稼動音について、周波数領域に現れる周波数のピーク(例えばエンジン(すなわち、多気筒内燃機関)の1次爆発周波数と気筒数の比の整数倍成分に現れるピーク)に基づきそれぞれの類似度を計算することにより行われる。このようにすることで、各擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かを高精度で判定することができる。なお、図6において横軸は周波数を示し、縦軸は音圧レベルを示す。
また、類似判定は、上述の周波数領域に現れる周波数のピークに基づいて類似度を計算する方法に代えて、各稼動音の特徴量ベクトルを主成分分析法(PCA法)でデータの次元を削除し可視化することで行われても良く、又は各稼動音の相互相関関数(時間軸の類似度)を計算することで行われても良く、或いは各稼動音の音声データを高速フーリエ変換して周波数特性をパターンマッチングすることで行われても良い。
そして、類似しないと判定した場合、故障インジェクタ特定部13は、故障インジェクタがないと判定する。一方、類似すると判定した場合、故障インジェクタ特定部13は、その擬似故障時稼動音に対応するインジェクタを故障インジェクタとして特定する。
診断結果出力部14は、故障インジェクタ特定部13と電気的に接続され、故障インジェクタ特定部13から診断結果を受信して作業者等に知らせる。例えば、診断結果出力部14は、故障インジェクタの有無、故障インジェクタがあった場合における特定した故障インジェクタの番号等の情報をスマートフォン10の表示画面に表示することにより、作業者等に知らせる。また、特定した故障インジェクタの情報は、スマートフォン10の表示画面に表示するとともに、後述するサーバに送信しても良い。
本実施形態に係るインジェクタ故障診断装置1では、稼動音取得部12が現状稼動音及び各インジェクタの擬似故障時稼動音を取得し、故障インジェクタ特定部13が各インジェクタの擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定し、故障インジェクタを特定するので、インジェクタの機械的な故障を簡単診断することができるとともに、故障インジェクタを容易に特定することができる。しかも、人間の聴力で診断する場合と比べて精度を高めることができる。
また、稼動音取得部12及び故障インジェクタ特定部13は、携帯しやすいスマートフォンに設けられるので、現場でインジェクタの機械的な故障を手軽に且つ簡単診断することが可能になる。
[インジェクタ故障診断方法について]
以下、図2~図5を参照してインジェクタ故障診断装置1を用いたインジェクタ故障診断方法を説明する。図2はインジェクタ故障診断方法を説明するためのフローチャートであり、図3は稼動音取得と擬似故障を説明するための図であり、図4及び図5はスマートフォンによる操作を説明するための模式図である。
本実施形態のインジェクタ故障診断方法は、4つのインジェクタを稼動させた時の稼動音を現状稼動音として取得する現状稼動音取得工程と、4つのインジェクタのうちの一つの燃料噴射が停止され残り3つのインジェクタを稼動させた時の稼動音を擬似故障時稼動音とし、4つのインジェクタに対して順次に取得する擬似故障時稼動音取得工程と、擬似故障時稼動音取得工程で取得した各インジェクタの擬似故障時稼動音が現状稼動音取得工程で取得した現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定し、故障インジェクタを特定する診断工程と、を含む。なお、このインジェクタ故障診断方法は、例えば多気筒内燃機関2のアイドリング(内燃機関の最低回転速度)時に実施される。
具体的には、まず、作業者は、スマートフォン10にインストールされたインジェクタ故障診断装置1のアプリケーションソフトを選択し、インジェクタ故障診断装置1の準備を行う(図4(a)参照)。次に、作業者は診断対象である多気筒内燃機関2の機種を選択する(図4(b)参照)。
続いて、図2に示すステップS101では、稼動音取得部12を介して4つのインジェクタを稼動させた時の稼動音を現状稼動音として取得する。このとき、作業者は、スマートフォン10の画面に表示された手順に従い、定められた録音位置までスマートフォン10を建設機械の多気筒内燃機関2に接近させ(図4(c)及び図5(a)参照)、スマートフォン10に内蔵されたマイクで現状稼動音を一定時間(例えば5秒程度)録音する(図5(b)参照)。録音終了後、稼動音取得部12は、その録音したものを現状稼動音として故障インジェクタ特定部13に送信する。
なお、このステップS101は、特許請求の範囲に記載の「現状稼動音取得工程」に対応するものである。
ステップS101に続くステップS102では、擬似故障の発生が行われる。このとき、図5(c)に示すように、作業者がスマートフォン10の画面に表示された擬似故障実施ボタンをおすことで、インジェクタ故障診断装置1の擬似故障部11が選択される。これによって、擬似故障の実施指令が多気筒内燃機関2のインジェクタ制御部20に送信され、第1インジェクタ21の燃料噴射を停止させるとともに第2~第4インジェクタ22~24を稼動させる第1擬似故障を発生させる。
より具体的には、図3に示すように、インジェクタ故障診断装置1から多気筒内燃機関2に第1インジェクタ21を停止する指令が送信されると、インジェクタ制御部20がその指令を受信し、第1インジェクタ21に停止する制御信号を送信する。これによって、第1インジェクタ21の燃料噴射が停止する。一方、第2~第4インジェクタ22~24は停止せずに稼動し続ける。
ステップS102に続くステップS103では、擬似故障時稼動音の取得が実施される。このとき、作業者は、図4(c)の画面表示に従い、稼動音取得部12(ここでは、マイクが内蔵されたスマートフォン10)を定められた録音位置まで多気筒内燃機関2に接近させ、多気筒内燃機関2の稼動音を一定時間(ステップS101での録音時間と同程度の時間)録音する(図5(a)及び図5(b)参照)。録音終了後、稼動音取得部12は、その録音したデータを第1擬似故障時稼動音として故障インジェクタ特定部13に送信する。
ステップS103に続くステップS104では、擬似故障の取り消しが行われる。このとき、擬似故障部11は、例えば所定時間(例えば25秒後)経過後に、多気筒内燃機関2のインジェクタ制御部20に取消指令を送信し、インジェクタ制御部20を介して停止した第1インジェクタ21を復帰させる。図3に示すように、インジェクタ制御部20は、第1インジェクタ21を復帰する指令を受信すると、第1インジェクタ21に復帰する制御信号を送信し、これによって、第1インジェクタ21が復帰し、4つのインジェクタが全て稼動する状態に戻る。
ステップS104に続くステップS105では、インジェクタ故障診断装置1は、全てのインジェクタを対象に擬似故障発生済か否かの判定を行う。全て発生済みではないと判定された場合、処理がステップS102に戻り、擬似故障の発生が再び行われる。本実施形態では、4つのインジェクタを備えるため、従って、第2インジェクタ22、第3インジェクタ23及び第4インジェクタ24に対応する擬似故障の発生が順に行われ、第2~第4擬似故障時稼動音がそれぞれ取得される。
なお、ステップS102~ステップS105は、特許請求の範囲に記載の「擬似故障時稼動音取得工程」に対応するものである。
一方、ステップS105において全てのインジェクタを対象に擬似故障発生済みであると判定された場合、処理がステップS106に進み、各擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かの判定が行われる。このとき、故障インジェクタ特定部13は、上述の類似判定方法で第1擬似故障時稼動音、第2擬似故障時稼動音、第3擬似故障時稼動音及び第4擬似故障時稼動音を順に現状稼動音と比較することで、それぞれが現状稼動音と類似するか否かを判定する。
第1擬似故障時稼動音、第2擬似故障時稼動音、第3擬似故障時稼動音及び第4擬似故障時稼動音のいずれも現状稼動音と類似しないと判定した場合、故障インジェクタ特定部13は、故障インジェクタがないと判定する(ステップS107参照)。すなわち、現状稼動音と類似する擬似故障時稼動音がない場合、現状稼動音が正常な稼動音であることになるので、全てのインジェクタが正常に稼動していることが分かる。
一方、ステップS106において類似があると判定した場合、故障インジェクタ特定部13は、現状稼動音と類似した擬似故障時稼動音に対応するインジェクタを故障インジェクタとして特定する(ステップS108参照)。例えば、第1擬似故障時稼動音と第2擬似故障時稼動音とがそれぞれ現状稼動音と類似すると判定された場合、第1擬似故障時稼動音に対応する第1インジェクタ21、及び第2擬似故障時稼動音に対応する第2インジェクタ22の燃料噴射を意図的に停止させても、その時の稼動音が第1擬似故障時稼動音又は第2擬似故障時稼動音と類似するので、第1インジェクタ21と第2インジェクタ22とが元々燃料噴射を行わず、故障していることが分かる。これによって、第1インジェクタ21及び第2インジェクタ22が故障インジェクタであることを特定できる。
なお、ステップS106~ステップS108は、特許請求の範囲に記載の「診断工程」に対応するものである。
本実施形態に係るインジェクタ故障診断方法では、現状稼動音及び各インジェクタの擬似故障時稼動音をそれぞれ取得し、取得した各インジェクタの擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定し、故障インジェクタを特定するので、インジェクタの機械的な故障を簡単診断することができるとともに、故障インジェクタを容易に特定することができる。しかも、人間の聴力で診断する場合と比べて精度を高めることができる。
また、本実施形態のインジェクタ故障診断方法は、多気筒内燃機関2のアイドリング時に実施されるので、多気筒内燃機関2の最低回転速度にしてから診断することで、燃料リークや渋りなどが起因するインジェクタの初期不具合の発見に繋がるので、タイムリーに顧客に修理の提案が可能になる。
なお、本実施形態において、現状稼動音取得のステップS101の工程と、擬似故障時稼動音取得のステップS102~ステップS105の工程との順番を入れ替えて行っても良い。
[インジェクタ故障診断装置の第2実施形態]
図7は第2実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Aは、故障インジェクタ特定部13がサーバ30に設けられる点において上述の第1実施形態と異なるが、その他の構成は第1実施形態と同様である。
図7に示すように、本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Aでは、擬似故障部11、稼動音取得部12及び診断結果出力部14はスマートフォン10に設けられているが、故障インジェクタ特定部13はサーバ30に設けられている。サーバ30は、例えば管理センターに配置され、スマートフォン10との間で通信可能に構成されている。
このような構造を有するインジェクタ故障診断装置1Aでは、稼動音取得部12は取得した各稼動音をサーバ30に設けられた故障インジェクタ特定部13に送信し、故障インジェクタ特定部13は稼動音の類似判定結果及び故障インジェクタの特定結果を診断結果出力部14に送信する。
本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Aによれば、上述の第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、故障インジェクタ特定部13がサーバ30に設けられるので、第1実施形態のインジェクタ故障診断装置1と比べて稼動音の類似判定及び故障インジェクタの特定を処理する速度が速くなる。
なお、インジェクタ故障診断装置1Aを用いたインジェクタ故障診断方法は、上述の第1実施形態で述べた内容と同様であるので、重複説明を省略する。
[インジェクタ故障診断装置の第3実施形態]
図8は第3実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Bは、故障インジェクタ特定部13及び診断結果出力部14が多気筒内燃機関2の内燃機関制御部40に設けられる点において上述の第1実施形態と異なるが、その他の構成は第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Bでは、擬似故障部11、稼動音取得部12はスマートフォン10に設けられているが、故障インジェクタ特定部13及び診断結果出力部14は内燃機関制御部40に設けられている。
内燃機関制御部40は、例えば、演算を実行するCPU(Central processing unit)と、演算のためのプログラムを記録した二次記憶装置としてのROM(Read only memory)と、演算経過の保存や一時的な制御変数を保存する一時記憶装置としてのRAM(Random access memory)とを組み合わせてなるマイクロコンピュータにより構成されており、記憶されたプログラムの実行によって多気筒内燃機関2全体の制御を行う。
内燃機関制御部40には、インジェクタ制御部20のほか、故障インジェクタ特定部13及び診断結果出力部14が設けられている。また、この内燃機関制御部40は、スマートフォン10との間で通信可能に構成されている。
このような構造を有するインジェクタ故障診断装置1Bでは、稼動音取得部12は取得した各稼動音を内燃機関制御部40に設けられた故障インジェクタ特定部13に送信し、故障インジェクタ特定部13は稼動音の類似判定結果及び故障インジェクタの特定結果を診断結果出力部14に送信し、診断結果出力部14を介して作業者等に知らせる。
診断結果出力部14は、例えば診断結果を表示するディプレイと、作業者に注意喚起を行う点滅ランプとを有するように形成されている。また、必要に応じて、診断結果出力部14が内燃機関制御部40及びスマートフォン10の双方にそれぞれ設けられても良い。この場合、内燃機関制御部40(すなわち、建設機械)側及びスマートフォン10側でそれぞれ診断結果を確認することができる。
本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Bによれば、上述の第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、故障インジェクタ特定部13及び診断結果出力部14が内燃機関制御部40に設けられるので、第1実施形態のインジェクタ故障診断装置1と比べて稼動音の類似判定及び故障インジェクタの特定を処理する速度が速くなる。
なお、インジェクタ故障診断装置1Bを用いたインジェクタ故障診断方法は、上述の第1実施形態で述べた内容と同様であるので、重複説明を省略する。
[インジェクタ故障診断装置の第4実施形態]
図9は第4実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Cは、スマートフォンを用いず、擬似故障部11、稼動音取得部12及び診断結果出力部14が多気筒内燃機関2の内燃機関制御部40に設けられ、故障インジェクタ特定部13がサーバ30に設けられる点において上述の第1実施形態と異なるが、その他の構成は第1実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Cでは、擬似故障部11、稼動音取得部12及び診断結果出力部14は内燃機関制御部40に設けられている。内燃機関制御部40は、上述したように多気筒内燃機関2全体の制御を行うものであり、サーバ30との間で通信可能に構成されている。
本実施形態では、稼動音取得部12は、内燃機関制御部40の指令に従って、例えばエンジンルームに配置されたマイクを使って稼動音を録音するように設定されている。
このような構造を有するインジェクタ故障診断装置1Cでは、稼動音取得部12は取得した各稼動音をサーバ30に設けられた故障インジェクタ特定部13に送信し、故障インジェクタ特定部13は稼動音の類似判定結果及び故障インジェクタの特定結果を診断結果出力部14に送信する。
本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Cによれば、上述の第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、擬似故障部11、稼動音取得部12及び診断結果出力部14が多気筒内燃機関2の内燃機関制御部40に設けられ、故障インジェクタ特定部13がサーバ30に設けられるので、現場に行かなくてもインジェクタ故障の診断を容易に行うことができる。
そして、インジェクタ故障診断装置1Cを用いたインジェクタ故障診断方法は、例えば予め設定された条件(例えば1回/500時間、エンジン回転数が最低回転数になった場合等)で自動的に実施されるようになっている。例えば、多気筒内燃機関が500時間稼動すると、内燃機関制御部40はインジェクタ故障診断装置1Cを作動させて、各インジェクタの故障診断を実施させる。なお、インジェクタ故障診断方法に関する具体的な処理は、スマートフォンを使用しない点を除き、上述の第1実施形態で述べた内容と同様であるので、重複説明を省略する。
[インジェクタ故障診断装置の第5実施形態]
図10は第5実施形態に係るインジェクタ故障診断装置を示す概略構成図である。本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Dは、スマートフォンを用いず、擬似故障部11、稼動音取得部12、故障インジェクタ特定部13及び診断結果出力部14が全て多気筒内燃機関2の内燃機関制御部40に設けられる点において上述の第1実施形態と異なるが、その他の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態の稼動音取得部12は、内燃機関制御部40の指令に従い、例えばエンジンルームに配置されたマイクを使って稼動音を録音するように設定されている。
本実施形態のインジェクタ故障診断装置1Dによれば、上述の第1実施形態と同様な作用効果を得られるほか、擬似故障部11、稼動音取得部12、故障インジェクタ特定部13及び診断結果出力部14が多気筒内燃機関2の内燃機関制御部40に設けられるので、現場に行かなくてもインジェクタ故障の診断を容易に行うことができる。
そして、インジェクタ故障診断装置1Dを用いたインジェクタ故障診断方法は、例えば予め設定された条件(例えば1回/500時間、エンジン回転数が最低回転数になった場合等)で自動的に実施されるようになっている。例えば、多気筒内燃機関が500時間稼動すると、内燃機関制御部40はインジェクタ故障診断装置1Dを作動させて、各インジェクタの故障診断を実施させる。なお、インジェクタ故障診断方法に関する具体的な処理は、スマートフォンを使用しない点を除き、上述の第1実施形態で述べた内容と同様であるので、重複説明を省略する。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
1,1A,1B,1C、1D インジェクタ故障診断装置
2 多気筒内燃機関
10 スマートフォン
11 擬似故障部
12 稼動音取得部
13 故障インジェクタ特定部
14 診断結果出力部
21 第1インジェクタ
22 第2インジェクタ
23 第3インジェクタ
24 第4インジェクタ
25 第1気筒
26 第2気筒
27 第3気筒
28 第4気筒
30 サーバ
40 内燃機関制御部

Claims (6)

  1. 各気筒毎に燃料を噴射するインジェクタが設けられた多気筒内燃機関のインジェクタ故障診断装置であって、
    全てのインジェクタを稼動させた時の稼動音を現状稼動音として取得し、全てのインジェクタのうちの一つの燃料噴射が停止され残りのインジェクタを稼動させた時の稼動音を擬似故障時稼動音として全てのインジェクタを対象に取得する稼動音取得部と、
    前記稼動音取得部で取得した各インジェクタの擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定し、故障インジェクタを特定する故障インジェクタ特定部と、
    を備え
    前記故障インジェクタ特定部は、前記多気筒内燃機関の1次爆発周波数と気筒数の比の整数倍成分に現れるピークに基づいて類似度を計算することにより、各インジェクタの擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かを判定することを特徴とするインジェクタ故障診断装置。
  2. 前記故障インジェクタ特定部によって特定した結果を出力する結果出力部を更に備える請求項1に記載のインジェクタ故障診断装置。
  3. 前記稼動音取得部及び前記故障インジェクタ特定部は、携帯端末に設けられている請求項1に記載のインジェクタ故障診断装置。
  4. 前記稼動音取得部は、携帯端末に設けられ、
    前記故障インジェクタ特定部は、前記携帯端末と通信可能なサーバに設けられている請求項1に記載のインジェクタ故障診断装置。
  5. 前記携帯端末は、スマートフォンである請求項又はに記載のインジェクタ故障診断装置。
  6. 各気筒毎に燃料を噴射するインジェクタが設けられた多気筒内燃機関のインジェクタ故障診断方法であって、
    全てのインジェクタを稼動させた時の稼動音を現状稼動音として取得する現状稼動音取得工程と、
    全てのインジェクタのうちの一つの燃料噴射が停止され残りのインジェクタを稼動させた時の稼動音を擬似故障時稼動音とし、全てのインジェクタに対して順次に取得する擬似故障時稼動音取得工程と、
    前記擬似故障時稼動音取得工程で取得した各インジェクタの擬似故障時稼動音が前記現状稼動音取得工程で取得した現状稼動音と類似するか否かをそれぞれ判定し、故障インジェクタを特定する診断工程と、
    を含み、
    前記診断工程において、前記多気筒内燃機関の1次爆発周波数と気筒数の比の整数倍成分に現れるピークに基づいて類似度を計算することにより、各インジェクタの擬似故障時稼動音が現状稼動音と類似するか否かを判定することを特徴とするインジェクタ故障診断方法。
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