JP2001193542A - エンジンの故障診断システム - Google Patents

エンジンの故障診断システム

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JP2001193542A
JP2001193542A JP2000153346A JP2000153346A JP2001193542A JP 2001193542 A JP2001193542 A JP 2001193542A JP 2000153346 A JP2000153346 A JP 2000153346A JP 2000153346 A JP2000153346 A JP 2000153346A JP 2001193542 A JP2001193542 A JP 2001193542A
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JP2000153346A
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Inventor
Kenichi Fujino
健一 藤野
Jun Motose
準 本瀬
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンが動かなくなった場合でも、その故
障原因を短時間で的確に診断することができるエンジン
の故障診断システムを提供すること。 【構成】 ECU25のEEPROM32にエンジンの
過去の運転データを記憶し、その記憶した運転データを
取り出してパソコン33の画面上に表示し、その運転デ
ータに基づいてエンジンの故障原因を推定する。本発明
によれば、エンジンが何らかの原因で動かなくなった場
合であっても、記憶されている過去の運転データを取り
出してパソコン33の画面上に表示することによってエ
ンジンが停止する以前の運転状況を把握することがで
き、その運転状況からエンジンの故障原因を短時間で的
確に推定して適切な対策を迅速に施すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶した過去の運
転データに基づいてエンジンの故障原因を推定するエン
ジンの故障診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば船外機の故障診断を行うためにダ
イアグランプ(ランプ点灯パターンによるコード表示)
によってサービスマンに故障箇所を知らせる故障診断シ
ステムが開発されて実用に供されている。
【0003】ところが、上記故障診断システムではセン
サ類の増加や制御の複雑化に伴ってコード数が増加する
ため、コードの読み取りが困難となり、故障箇所の確認
に多大な時間を要するという問題があった。
【0004】そこで、本発明者等はパーソナルコンピュ
ータ(以下、パソコンと略称する)による故障診断シス
テムを開発し、休筒テスト機能等を追加して診断ソフト
のインテリジェント化を図った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
エンジンが焼き付き等によって動かなくなった場合に該
エンジンに対して休筒テストを行うことは不可能であ
り、従来の故障診断システムによって故障原因を推定す
ることが困難である場合があった。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、エンジンが動かなくなった場
合でも、その故障原因を短時間で的確に診断することが
できるエンジンの故障診断システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、過去の運転データを記憶
し、その記憶した運転データを取り出して表示し、その
運転データに基づいて故障原因を推定することを特徴と
する。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、エンジンの故障原因の推定に有効なパラメ
ータを予め設定し、この設定したパラメータを所定の時
間間隔でサンプリングして記憶している運転データを更
新することを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、エンジンコントロールユニット内の
メモリ領域に運転データを記憶することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、記憶した運転データをダウンロ
ードして通信手段によって他の場所に送信することを特
徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、診断すべき項目を機種毎に記憶
することを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1〜4又は
5記載の発明において、診断対象の項目と正常/異常の
診断結果を全て表示し、正常項目と異常項目とを区別し
て表示することを特徴とする。
【0013】従って、本発明によれば、エンジンが何ら
かの原因で動かなくなった場合であっても、記憶されて
いる過去の運転データを取り出してパソコン等の画面上
に表示することによってエンジンが停止する以前の運転
状況を把握することができ、その運転状況からエンジン
の故障原因を短時間で的確に推定して適切な対策を迅速
に施すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0015】図1は船外機用エンジンの構成を示すブロ
ック図であり、同図において、1は2サイクルのV型6
気筒エンジンであって、該エンジン1のクランクケース
1aには吸気管2が接続されている。そして、吸気管2
内の途中にはリード弁3が設けられており、該リード弁
3の下流側にはエンジン1内にオイルを供給するための
オイルポンプ4と電磁ソレノイド弁5がオイル供給管6
を介して接続されており、リード弁3の上流にはスロッ
トル弁7が配設されている。尚、オイルポンプ4はエン
ジン1のクランク軸8の回転によって駆動されるポンプ
であって、これはサブタンク9からメインタンク10を
経て吸気管2にオイルを供給する。
【0016】又、船体側に設置された燃料タンク11内
の燃料は、第1の低圧燃料ポンプ12によってフィルタ
13を介して船外機側の第2の低圧燃料ポンプ14に送
られ、そこから更にベーパーセパレータ15に送られ
る。ここで、ベーパーセバレータタンク15内には電動
モータによって駆動される燃料予圧ポンプ16が配設さ
れており、該燃料予圧ポンプ16は燃料を予圧してこれ
を予圧配管17を経て高圧燃料ポンプ18に送る。
【0017】ところで、エンジン1において各列のシリ
ンダヘッド1bには燃料タンク供給レール19が縦方向
(図1の紙面垂直方向)に固定されており、前記高圧燃
料ポンプ18の吐出側は燃料供給レール19に接続され
るとともに、高圧圧力調整弁20と燃料冷却器21及び
戻り配管22を介して前記ベーパーセパレータタンク1
5に接続されている。そして、予圧配管17とベーパー
セパレータタンク15間には予圧圧力調整弁23が設け
られている。
【0018】而して、前記高圧燃料ポンプ18はクラン
ク軸8によって駆動され、ベーパーセパレータタンク1
5内の燃料は前記燃料予圧ポンプ16によって予圧さ
れ、予圧された燃料は前記高圧燃料ポンプ18によって
所定の圧力に加圧され、加圧された高圧燃料は燃料供給
レール19を経てエンジン1の各気筒に取り付けられた
インジェクタ24から各気筒内に噴射されて燃焼に供さ
れる。尚、余剰燃料は高圧圧力調整弁20及び燃料冷却
器21を通って戻り配管22からベーパーセパレータタ
ンク15内に戻される。
【0019】ところで、エンジン1には制御手段として
エンジンコントロールユニット(以下、ECUと略称す
る)25が設けられているが、このECU25には、ク
ランク軸8の回転数(エンジン回転数)を検出する回転
センサ26、吸入空気の温度を検出する吸気温センサ2
7、スロットル弁7の開度(スロットル開度)を検出す
るスロットル開度センサ28、混合気の空燃比(A/
F)を検出する空燃比センサ29、高圧燃料の圧力を検
出する燃料圧センサ30等からの信号が入力される。そ
して、ECU25は各種センサ26〜30から入力され
る検出信号を演算処理し、制御信号をインジェクタ2
4、点火プラグ31、電磁ソレノイド弁5、燃料予圧ポ
ンプ16等に送ってこれらを駆動制御する。
【0020】而して、本実施の形態に係る船外機にはデ
ータロガー機能が具備されており、エンジン1の作動中
に1分間隔でサンプリングされた過去13分間分の各種
運転データが図2に示すECU25のEEPROM(電
気的書き込み消去可能メモリ)32に記憶される。尚、
EEPRPM32に記憶された運転データはメインスイ
ッチをOFFしても消去されない。
【0021】ここで、本実施の形態におけるデータロガ
ー機能を図3に示すフローチャートに従って説明する。
【0022】メインスイッチがONされると(図3のス
テップS1)、エンジン1が運転中であるか否かが判定
され(ステップS2)、エンジン1が運転中であれば1
分が経過したか否かが判定され(ステップS3)、1分
経過毎に現在の運転データがサンプリングされる(ステ
ップS4)。具体的には、エンジン1の故障原因の推定
に有効なパラメータとしてエンジン回転数、吸気温度、
高圧側燃料圧力、混合気の空燃比(A/F)及びスロッ
トル開度が予め設定され、前記回転センサ26、吸気温
センサ27、スロットル開度センサ28、空燃比センサ
29及び燃料圧センサ30によってそれぞれ検出される
エンジン回転数、吸気温度、スロットル開度、空燃比
(A/F)及び高圧側燃料圧力が1分間毎に採取され
る。尚、エンジン1の故障原因の推定に有効なパラメー
タとして他にエンジン回転数変動、バッテリ電圧等を用
いても良い。
【0023】そして、今回採取した上記各種の運転デー
タはECU25のEEPROM32に現在のデータとし
て更新されて記憶され、現在のデータとして記憶されて
いたデータ(つまり、1分前に採取されて記憶されてい
たデータ)は1分前のデータとして更新され、以下、同
様にして11分前のデータは12分前のデータとして更
新され、12分前のデータは13分前のデータとして更
新される(ステップS5)。
【0024】以上のようにして、ECU25のEEPR
OM32には現在から過去13分間に1分間隔で採取さ
れた各種運転データが記憶される。
【0025】而して、エンジン1が停止するとデータロ
ガー機能が終了し(ステップS6)、エンジン1が停止
する以前の13分間に1分間隔で採取された各種運転デ
ータがECU25のEEPROM32に記憶されること
となり、この運転データはメインスイッチをOFFして
も消去されない。
【0026】ところで、エンジン1の運転中において何
らかの原因によってエンジン1が停止した場合には、本
発明に係るエンジン故障診断システムによってエンジン
1の故障原因が推定される。
【0027】即ち、エンジン1が故障によって停止した
場合には、図2に示すように、サービスマンはパソコン
33を電圧変換アダプタ34を介して船外機のECU2
5に接続し、ECU25のEEPROM32に記憶され
ている各種運転データ(エンジン1が停止する以前の1
3分間に1分間隔で採取されたデータ)を取り出してこ
れをパソコン33の画面上に表示する。
【0028】ここで、パソコン33の画面上には図4に
示すメニュー表示がなされる。即ち、『ダイアグノーシ
ス』、『ダイアグ履歴』、『静的テスト(アクチュエー
タテスト)』、『動的テスト(エンジン休筒テス
ト)』、『エンジンモニター(データ表示)』、『デー
タロガー』、『ダウンロード』及び『ECU(ECM)
情報』のメニュー表示がなされる。
【0029】而して、エンジン1が停止した場合には、
サービスマンはパソコン33の画面上に表示されたメニ
ューから『データロガー』を選択する。図4に示すよう
に、『データロガー』には更に「データグラフ表示」と
「回転数別運転時間表示」の各メニューが設けられてお
り、サービスマンが「データグラフ表示」のメニューを
選択すると、例えば図5に示すようにエンジン1が停止
する以前の13分間に1分間隔で採取されたエンジン回
転数[rpm]と吸気温度[℃]が時間[分]に対して
グラフ表示される。尚、図示しないが、他に高圧側燃料
圧力、空燃比(A/F)、スロットル開度、水温及びバ
ッテリ電圧も同様にグラフ表示される。
【0030】又、サービスマンが「回転数別運転時間表
示」のメニューを選択すると、パソコンの画面上に図6
に示すような表が表示される。この表には、0〜700
0rpmの1000rpm毎の7段階における運転時間
の内訳と総運転時間が示されている。
【0031】従って、エンジン1が焼付き等の何らかの
原因で動かなくなった場合であっても、サービスマンは
エンジンのECU25のEEPROM32に記憶されて
いる各種運転データを取り出してこれをパソコン33の
画面上に表示することによってエンジン1が停止する以
前の13分間の運転状況を把握することができ、その運
転状況からエンジン1の故障原因を短時間で的確に推定
して適切な対策を迅速に施すことができる。
【0032】又、場合によっては、サービスマンはパソ
コン33の画面上から『ダウンロード』のメニューを選
択し、エンジン1のECU25に記憶されている各種運
転データをダウンロードしてテストファイルレポートを
作成したり、或はダウンロードした運転データを図2に
示すように他の場所(例えばエンジン設計者が在籍する
部門)に設置された他のパソコン35に通信ケーブル3
6或はインターネットによって送信し、故障原因の診断
を他の専門家に委ねることも可能である。
【0033】ここで、パソコン33上に表示される他の
メニュー表示『ダイアグノーシス』、『ダイアグ履
歴』、『静的テスト』、『動的テスト』及び『エンジン
モニター』の内容について簡単に説明する。
【0034】『ダイアグノーシス』を選択すると、パソ
コン33の画面上には図7に示す表が表示され、サービ
スマンはこの表に基づいてパルサコイル、クランク角セ
ンサ等の部品の正常/異常の判定を行うことができる。
【0035】ここで、パソコン33での実際の表示画面
を図8に示すが、画面上には図示のように『バッテリ電
圧(Battery voltage )』、『大気圧センサ(Atmosphe
ricpressure sensor )』、『シフトスイッチ(Shift s
witch)』、『パルサコイル(Pulser coil )』、『C
PS』、『冷却水温センサ(Water temperature senso
r)』、『TPS』、『吸気温センサ(Intake temperat
ure sensor )』等の診断対象の項目と正常(Nomally
)/異常(irregular )の診断結果(Judgment)を全
て表示し、正常項目と異常項目とを区別して表示するよ
うにしている。具体的には、異常項目である『バッテリ
電圧(Battery voltage )』、『大気圧センサ(Atmosp
heric pressure sensor )』及び『シフトスイッチ(Sh
ift switch)』については見易いように他の正常項目と
は区別してこれらを上段にコード番号(Code)の小さい
順に上から順に表示するとともに、これらの判断結果を
赤色表示し、他の正常項目については青色表示するよう
にしている。
【0036】而して、上述のように異常項目を正常項目
と区別して表示するようにすれば、サービスマンは正常
項目については先ずはチェックしなくて良いという判断
を行い、異常項目についてのみ判断を行うだけで済むた
めに作業の手順化と効率化を図ることができる。
【0037】『ダイアグ履歴』を選択すると、パソコン
33の画面上には図9に示す表が表示され、サービスマ
ンはこの表に基づいて過去にバッテリー電圧異常やパル
サーコイル異常等のトラブルがどの程度の時間(時期)
で発生したかの履歴を知ることができる。
【0038】ところで、エンジン1の運転初期に故障し
ていたものが途中で直る可能性がある(例えば接触不
良)。又、制御も運転中に発生したり、発生しなかった
りする。このため、故障・制御発生の度にこれらをトラ
ブル履歴として記憶すると可成り大きなメモリ容量を確
保する必要がある。
【0039】そこで、トラブル履歴を運転中(ECU2
5に電源が入っている状態)に所定回数(例えば1回)
だけ記憶したり、或は同じ項目についてはデータを更新
することによってメモリ容量を小さく抑えるようにして
も良い。
【0040】『静的テスト』を選択すると、例えば点火
コイル31に疑似的信号を送って点火が正常になされて
いるか否かのテストが実施される。
【0041】『動的テスト』を選択すると、例えばエン
ジン1の1つの気筒を休止した状態で運転するテストが
実施され、1つの気筒を休止してもエンジン回転数等の
運転データに変化がなければ、その気筒が正常に作動し
ていないことを発見することができる。
【0042】『エンジンモニター』を選択すると、パソ
コン33の画面上には図10に示す各種のエンジンパラ
メータが表示され、サービスマンはこの表に基づいてエ
ンジン1の諸元を確認することができる。
【0043】ところで、船外機等の機種によってはエン
ジンの故障診断を行う際にチェックすべき項目(表示パ
ラメータ項目)が異なり、パソコン上に表示されるメニ
ューから必要なものだけを選択する必要がある。このよ
うな場合、機種が異なる度に必要なチェック項目を選択
する必要があり、例えば1日に何台も異なる機種のエン
ジンの故障診断を行う場合にはその作業が大変であっ
て、故障診断を円滑に行うことができない。
【0044】そこで、故障診断に際してチェッすべき項
目を機種毎にそれぞれ記憶(その機種に関するファイル
名で記憶)しておき、それをパソコン上に自動的にメニ
ュー表示するようにすれば、サービスマンはパソコン上
からその機種に対して必要なチェック項目をその都度選
択する必要がなくなり、例えば1日に何台も異なる機種
のエンジンに対して故障診断を効率良く円滑に行うこと
ができるようになる。
【0045】例えば、図11には或る機種Aのエンジン
の故障診断に対するパソコン上のメニュー表示を示す
が、このエンジンに対しては全ての項目『Diagnosis
』、『Diagnosis Record』、『Engine Monitor』、『S
tationary Test 』、『Active Test 』、『Data Logger
』、『ECM Information 』についてチェックすべきこ
とがサービスマンに伝えられる。
【0046】又、図12には別の機種Bのエンジンの故
障診断に対するパソコン上のメニュー表示を示すが、こ
のエンジンに対しては『Diagnosis Record』、『Statio
naryTest 』、『Active Test 』、『Data Logger 』の
項目に対しては使用不可の表示『Unavailable 』がなさ
れ、『Diagnosis 』と『Engine Monitor』及び『ECMInf
ormation 』についてのみチェックすべきことがサービ
スマンに伝えられる。
【0047】尚、以上は特に本発明を特に船外機用エン
ジンの故障診断に対して適用した形態について述べた
が、本発明は他の任意のエンジンの故障診断に対しても
同様に適用して前記と同様の効果を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、過去の運転データを記憶し、その記憶した運転
データを取り出して表示し、その運転データに基づいて
故障原因を推定するようにしたため、エンジンが動かな
くなった場合でも、その故障原因を短時間で的確に診断
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機用エンジンの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明に係るエンジン故障診断システムの構成
図である。
【図3】データロガー手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】パソコン画面上のメニュー表示を示す図であ
る。
【図5】パソコン画面上に表示される運転データのグラ
フを示す図である。
【図6】パソコン画面上に表示される回転数別運転時間
を示す図である。
【図7】パソコン画面上に表示されるダイアグノーシス
を示す図である。
【図8】パソコンでのダイアグノーシスの表示画面を示
す図である。
【図9】パソコン画面上に表示されるトラブル履歴を示
す図である。
【図10】パソコン画面上のエンジンパラメータ表示を
示す図である。
【図11】パソコン画面上のメニュー表示を示す図であ
る。
【図12】パソコン画面上のメニュー表示を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 25 ECU(エンジンコントロールユニッ
ト) 26 回転センサ 27 吸気温センサ 28 スロットル開度センサ 29 空燃比センサ 30 燃料圧力センサ 32 EEPROM(メモリ領域) 33,35 パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01M 15/00 G01M 15/00 Z Fターム(参考) 2G087 AA01 EE21 EE23 FF03 FF36 FF39 3G084 AA02 AA03 BA33 DA31 EA04 EB06 EB22 FA02 FA10 FA29 FA33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過去の運転データを記憶し、その記憶し
    た運転データを取り出して表示し、その運転データに基
    づいて故障原因を推定することを特徴とするエンジンの
    故障診断システム。
  2. 【請求項2】 エンジンの故障原因の推定に有効なパラ
    メータを予め設定し、この設定したパラメータを所定の
    時間間隔でサンプリングして記憶している運転データを
    更新することを特徴とする請求項1記載のエンジンの故
    障診断システム。
  3. 【請求項3】 エンジンコントロールユニット内のメモ
    リ領域に運転データを記憶することを特徴とする請求項
    1又は2記載のエンジンの故障診断システム。
  4. 【請求項4】 記憶した運転データをダウンロードして
    通信手段によって他の場所に送信することを特徴とする
    請求項1,2又は3記載のエンジンの故障診断システ
    ム。
  5. 【請求項5】 診断すべき項目を機種毎に記憶すること
    を特徴とする請求項1〜3又は4記載のエンジンの故障
    診断システム。
  6. 【請求項6】 診断対象の項目と正常/異常の診断結果
    を全て表示し、正常項目と異常項目とを区別して表示す
    ることを特徴とする請求項1〜4又は5記載のエンジン
    の故障診断システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6975936B2 (en) 2002-07-01 2005-12-13 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Malfunction diagnosis system for engine

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