JP7157367B2 - 実装装置および実装方法 - Google Patents

実装装置および実装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7157367B2
JP7157367B2 JP2018021123A JP2018021123A JP7157367B2 JP 7157367 B2 JP7157367 B2 JP 7157367B2 JP 2018021123 A JP2018021123 A JP 2018021123A JP 2018021123 A JP2018021123 A JP 2018021123A JP 7157367 B2 JP7157367 B2 JP 7157367B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
mounting
substrate
gas discharge
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018021123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019140205A (ja
Inventor
誠寿郎 須永
敏暢 宮腰
雄次 斎藤
浩 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2018021123A priority Critical patent/JP7157367B2/ja
Publication of JP2019140205A publication Critical patent/JP2019140205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7157367B2 publication Critical patent/JP7157367B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Description

本発明は、基板にワーク(電子部品等)を実装するための実装装置および実装方法に関し、より詳細には、ワークと基板の接合面における酸化等を防止することが可能な実装装置および実装方法に関する。
ワークを基板に実装する際、ワークと基板が大気に晒された状態で接合されると、接合面の酸化や塵埃の混入が発生し、接合不良等の不具合の原因となる。
そこで、ワークの実装を行う際に、実装領域周辺を清浄化することで、接合面の酸化や塵埃の混入を防止する技術が提案されている。
実装領域周辺を清浄化する方法として、例えば特許文献1には、実装装置を枠材で覆って高清浄度維持部を設ける技術が開示されている。また、特許文献2には、基板を支持するステージを囲むカバー部を設け、カバー部から実装領域に向かって清浄気体を流通する技術が開示されている。
特開2006-80131号公報 特表2013-506311号公報
特許文献1に係る実装装置では、高清浄度維持部を広い領域において構成することとなるため、清浄化に時間がかかる上、高清浄度を維持するために規模の大きい設備が必要とされる。
特許文献2に係る実装装置では、ターゲットウエハ上の多数のダイに対して一様な気体流を発生させる必要があるため、実装領域における厳密な気体流制御が必要となる。また、特許文献2のように、清浄気体流がターゲットウエハの実装面に沿って流通する実装装置では、清浄気体流によってターゲットウエハの実装面の温度が低下するため、例えばはんだ接合を用いて実装を行う場合に、はんだが十分に溶融せず、接合不良を起こすおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、簡易な機構によって実装領域を局所的に清浄化し、ワークと基板の接合不良を防止することが可能な実装装置および実装方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基板を支持するステージと、前記ステージと対向する上部に前記ステージおよび前記基板と所定の間隔を空けて設置されるカバー部材と、前記ステージ上に配置された前記基板に前記ワークを実装する実装ノズルとを有し、前記ステージは、前記ステージ上に配置された前記基板の少なくとも一部を囲むように設けられ、前記カバー部材に向かって清浄ガスを放出するステージ側ガス放出孔を備えることを特徴とする実装装置を提供する。
本発明に係る実装装置は、ステージ側ガス放出孔から放出された清浄ガスが、ステージ上に配置された基板の実装面に沿って流れる第1気流と、側部開口から外部に放出される第2気流を形成するため、実装装置外部からの空気の侵入を防ぎながら実装領域を高度に清浄化することができる。また、本発明に係る実装装置では、ステージ側ガス放出孔に供給される清浄ガスが、ステージの内部を通過する際にステージを介して加熱されるため、清浄ガスが基板の実装面に沿って流れる際に生じる実装面の温度低下を防ぐことができる。したがって、本発明に係る実装装置は、ワークと基板を確実に接合することができる。
また、前記カバー部材は、前記実装ノズルが前記基板に前記ワークを実装する際に通過する開口と、前記開口を挟んで両側に設けられ、前記ステージに向かって清浄ガスを放出する少なくとも一対のカバー側ガス放出孔とを備えていてもよい。
カバー部材が開口を有することにより、基板の実装面に沿って流れた後、開口から外部に放出される清浄ガスの第1気流と、側部開口から外部に放出される第2気流が形成されるため、実装領域を効率的に清浄化することができる。また、カバー部材がカバー側ガス放出孔を有することにより、第1気流をより強く効果的に形成することができるため、実装領域をより高度に清浄化することが可能である。
また、例えば、前記開口は、平面視において前記一対のカバー側ガス放出孔の略中央に設けられてもよい。
開口が一対のカバー側ガス放出孔の略中央に設けられることで、第1気流を適切に形成し、実装領域をより高度に清浄化することができる。
また、例えば、前記一対のカバー側ガス放出孔は、平面視において前記開口と前記ステージ側ガス放出孔の間に設けられてもよい。
一対のカバー側ガス放出孔が平面視において開口とステージ側ガス放出孔の間に設けられることで、第1気流を効果的に形成し、実装領域をより高度に清浄化することができる。
また、例えば、前記ステージ側ガス放出孔は、平面視において前記一対のカバー側ガス放出孔の間に設けられてもよい。
ステージ側ガス放出孔が平面視において一対のカバー側ガス放出孔の間に設けられた場合も、基板の実装面に沿って流れた後、開口から外部に放出される清浄ガスの第1気流と、側部開口から外部に放出される第2気流が形成されるため、実装領域を清浄化することができる。また、実装領域に近い位置で第1気流を形成することができるため、実装領域をより局所的に清浄化することが可能である。さらに、実装領域に近い位置から加熱された清浄ガスを放出することができるため、より効果的に実装面の温度低下を防ぐことが可能である。
また、例えば、前記清浄ガスが前記カバー側ガス放出孔に供給される流路に前記清浄ガスを加熱する熱源を有してもよい。
清浄ガスがカバー側ガス放出孔に供給される流路に清浄ガスを加熱する熱源を有することにより、カバー側ガス放出孔から放出された清浄ガスによって接合時にステージや基板の温度が低下することを防止できるため、ワークと基板をより確実に接合することができる。
また、例えば、前記清浄ガスが前記ステージ側ガス放出孔に供給される流路に前記清浄ガスを加熱する熱源を有してもよい。
清浄ガスがステージ側ガス放出孔に供給される流路に清浄ガスを加熱する熱源を有することにより、ステージ側ガス放出孔から放出された清浄ガスによって接合時にステージや基板の温度が低下することを防止できるため、ワークと基板をより確実に接合することができる。
また、例えば、前記実装ノズルは、前記ワークと前記基板を接合するためのヒーターを備えていてもよい。
実装ノズルがワークを基板に実装するためのヒーターを備えることにより、実装時に基板の実装面に印刷された接合剤を溶融させることで、ワークと基板をより確実に接合することができる。
また、例えば、前記ステージは、前記ステージの上面に平行なX-Y方向に移動可能であってもよい。
ステージがステージの上面に平行なX-Y方向に移動可能であることにより、実装ノズルをX-Y方向に駆動するための機構が不要となるため、装置構成を簡素化することができる。
さらに、本発明は、ステージ上に配置された基板の少なくとも一部を囲むように設けられたステージ側ガス放出孔から、前記ステージと対向する上部に前記ステージおよび前記基板と所定の間隔を空けて設置された前記カバー部材に向かって清浄ガスを放出する工程と、前記ステージ上に配置された前記基板上に前記ワークを実装する工程とを含むことを特徴とする実装方法を提供する。
本発明に係る実装方法は、ステージ側ガス放出孔から放出された清浄ガスが、ステージ上に配置された基板の実装面に沿って流れる第1気流と、側部開口から外部に放出される第2気流を形成するため、外部からの空気の侵入を防ぎながら実装領域を高度に清浄化することができる。また、本発明に係る実装方法では、ステージ側ガス放出孔に供給される清浄ガスが、ステージの内部を通過する際にステージを介して加熱されるため、清浄ガスが基板の実装面に沿って流れる際に生じる実装面の温度低下を防ぐことができる。したがって、本発明に係る実装方法は、ワークと基板を確実に接合することができる。
また、前記カバー部材に設けられた開口を挟んで両側に設けられた少なくとも一対のカバー側ガス放出孔から前記ステージに向かって清浄ガスを放出する工程と、前記開口を通じて前記基板に前記ワークを実装する工程とを含んでいてもよい。
上記工程により、基板の実装面に沿って流れた後、開口から外部に放出される清浄ガスの第1気流と、側部開口から外部に放出される第2気流が形成されるため、実装領域を効率的に清浄化することができる。また、カバー側ガス放出孔から清浄ガスが放出されることで、第1気流をより強く効果的に形成することができるため、実装領域をより高度に清浄化することが可能である。
また、平面視において前記開口と前記ステージ側ガス放出孔の間に設けられた前記一対のカバー側ガス放出孔から前記ステージに向かって清浄ガスを放出する工程を含んでいてもよい。
一対のカバー側ガス放出孔が平面視において開口とステージ側ガス放出孔の間に設けられた一対のカバー側ガス放出孔からステージに向かって清浄ガスを放出することで、第1気流を効果的に形成し、実装領域をより高度に清浄化することができる。
また、平面視において前記一対のカバー側ガス放出孔の間に設けられた前記ステージ側ガス放出孔から前記カバー部材に向かって清浄ガスを放出する工程を含んでいてもよい。
平面視において一対のカバー側ガス放出孔の間に設けられたステージ側ガス放出孔からカバー部材に向かって清浄ガスを放出する場合も、基板の実装面に沿って流れた後、開口から外部に放出される清浄ガスの第1気流と、側部開口から外部に放出される第2気流が形成されるため、実装領域を清浄化することができる。また、実装領域に近い位置で第1気流を形成することができるため、実装領域をより局所的に清浄化することが可能である。さらに、実装領域に近い位置から加熱された清浄ガスを放出することができるため、より効果的に実装面の温度低下を防ぐことが可能である。
また、前記ワークの実装は共晶結合によって行われてもよい。
ワークの実装が共晶結合によって行われることで、基板とワークをより良好に接合することができる。
また、前記カバー側ガス放出孔から放出する清浄ガスを加熱する工程を含んでいてもよい。
カバー側ガス放出孔から放出する清浄ガスを加熱することにより、カバー側ガス放出孔から放出された清浄ガスによって接合時にステージや基板の温度が低下することを防止できるため、ワークと基板をより確実に接合することができる。
また、前記ステージ側ガス放出孔から放出する清浄ガスを加熱する工程を含んでいてもよい。
ステージ側ガス放出孔から放出する清浄ガスを加熱することにより、ステージ側ガス放出孔から放出された清浄ガスによって接合時にステージや基板の温度が低下することを防止できるため、ワークと基板をより確実に接合することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る実装装置の概略図である。 図2は、本発明の第2実施形態に係る実装装置の概略図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る実装装置10を示す概略図である。なお、図1において、実装装置10に向かって左右方向をX軸、前後方向をY軸、上下方向をZ軸とする。
実装装置10は、基板1にワーク2を実装するための処理を行う装置である。実装装置10は、図1に示すように、ステージ20と、カバー部材30と、実装ヘッド40とを有する。
ステージ20は、ワーク2が実装される基板1をZ軸方向に支持する支持台である。ステージ20は、略直方体形状であり、基板1の支持面であるステージ20の上面20aは水平面となっている。ステージ20の上面20aには、1つまたは複数の真空吸着孔(不図示)が形成されており、ワーク2の実装時に、真空吸着孔が基板1を吸着することによって、基板1が水平に保持される。また、ステージ20は、ステージ20を基板1の実装面1aに平行なX-Y方向に移動可能な移動機構(不図示)と接続されており、該移動機構を介して、ワーク2の実装位置の調整やワーク2を実装する基板1の交換が行われる。また、ステージ20は、ヒーター(不図示)を備えており、該ヒーターによって加熱されたステージ20の熱を基板1の実装面1aに伝達し、基板1の実装面1aに印刷された接合剤を溶融することで、ワーク2の接合が行われる。ワーク2の接合方法は、特に限定されないが、Au-Sn等のはんだを用いた共晶接合により行われることが好ましい。
カバー部材30は、ステージ20と対向する上部に、ステージ20および基板1と所定の間隔を空けて設置される板状の部材である。カバー部材30は、実装ノズル40aが基板1にワーク2を実装する際に通過する開口32を備える。
実装ヘッド40は、ステージ20上に配置された基板1の実装面1aの所定位置にワーク2を実装する実装手段として機能する。実装ヘッド40のステージ20と対向する下部には、ワーク2を吸着して保持する実装ノズル40aが、実装ヘッド40に対してX-Y平面と垂直なZ軸方向に伸縮可能に設けられている。実装ヘッド40は、実装ヘッド40をZ軸方向に昇降可能な昇降機構(不図示)と接続されており、該昇降機構を介して実装ヘッド40をステージ20上の基板1に対して所定位置まで下降させた後、実装ノズル40aを基板実装面1aの実装位置まで延伸させることで、ワーク2の実装が行われる。ワーク2の実装が完了したら、実装ヘッド40を上昇させ、基板実装面1aから離脱させる。また、実装ノズル40aは、ワーク2を加熱するヒーター41を備えており、該ヒーター41によって加熱されたワーク2の熱を基板1の実装面1aに伝達し、基板1の実装面1aに印刷された接合剤を溶融させることで、ワーク2の接合を行うことができる。
ステージ20は、ステージ20の上面20aに配置された基板1の少なくとも一部を囲むように設けられ、カバー部材30に向かって清浄ガスを放出する1つまたは複数のステージ側ガス放出孔21を備える。ステージ側ガス放出孔21から放出される清浄ガスは、例えば窒素ガス等が好適に用いられ、ステージ20の外部に設けられた清浄ガスの供給源(不図示)から、該供給源とステージ側ガス放出孔21とを接続する流路23を通じてステージ側ガス放出孔21に供給される。ステージ側ガス放出孔21に接続された流路23の少なくとも一部は、ステージ20の内部を上下(Z軸方向)に貫通するように設けられている。また、ステージ20下部の流路23には、清浄ガスを加熱する熱源24が設けられており、熱源24を介して、ステージ側ガス放出孔21に加熱された清浄ガスを供給することができる。
カバー部材30は、開口32を挟んで両側に設けられ、ステージ20に向かって清浄ガスを放出する少なくとも一対のカバー側ガス放出孔31を備える。カバー側ガス放出孔31から放出される清浄ガスは、例えば窒素ガス等が好適に用いられ、カバー部材30の外部に設けられた清浄ガスの供給源(不図示)から、該供給源とカバー側ガス放出孔31とを接続する流路33を通じてカバー側ガス放出孔31に供給される。流路33には、清浄ガスを加熱する熱源34が設けられており、熱源34を介して、カバー側ガス放出孔31に加熱された清浄ガスを供給することができる。
ステージ側ガス放出孔21およびカバー側ガス放出孔31からステージ20の上面20aとカバー部材30の下面30aとの間の隙間25に放出された清浄ガスは、基板1の実装面1aに沿って開口32方向に流れた後、開口32から外部に放出される第1気流F1と、隙間25の側端に形成された側部開口22に向かって流れた後、側部開口22から外部に放出される第2気流F2とを形成する。第1気流F1は、隙間25に存在する酸化性ガスや塵埃等を圧送して開口32から外部に排出するとともに、開口32を通じて実装領域に外気が侵入するのを防止する。また、第2気流F2は、隙間25に存在する酸化性ガスや塵埃等を圧送して側部開口22から外部に排出するとともに、側部開口22を通じて実装領域に外気が侵入するのを防止する。すなわち、実装装置10は、ステージ側ガス放出孔21およびカバー側ガス放出孔31を介して第1気流F1および第2気流F2を形成することで、外気の侵入を防ぎながら実装領域を高度に清浄化することができる。
また、実装装置10は、特許文献1の枠材や特許文献2のカバー部のように、実装装置やステージを取り囲むカバー部材を必要としないため、簡易な構構によって実装領域を局所的に清浄化することができる。
さらに、実装装置10では、流路23を通じてステージ側ガス放出孔21に供給される清浄ガスが、ステージ20の内部を通過する際に、ヒーターによって加熱されたステージ20を介して加熱されるため、清浄ガスが隙間25を基板1の実装面1aやステージ20の上面20aに沿って流通する際に生じる実装面1aやステージ上面20aの温度低下を防ぐことができる。したがって、実装装置10は、ワーク2と基板1を確実に接合し、ワーク2と基板1の接合不良を防止することができる。
なお、本発明に係る実装装置10は、ステージ側ガス放出孔21のみで実装領域を清浄化することも可能であるが、ステージ側ガス放出孔21に加えてカバー側ガス放出孔31を有することで、第1気流F1をより強く効果的に形成することができるため、実装領域をより高度に清浄化することが可能である。
図1に示す一対のカバー側ガス放出孔31の位置は、特に限定されないが、第1気流F1を効果的に形成し、より高度な清浄化を実現する観点から、平面視(Z軸方向)において開口32とステージ側ガス放出孔21の間に設けられることが好ましい。また、開口32の位置も、特に限定されないが、第1気流F1を適切に形成し、より高度な清浄化を実現する観点から、平面視において一対のカバー側ガス放出孔31の略中央に設けられることが好ましい。
図1に示すカバー側ガス放出孔31間の幅方向の長さL1、ステージ側ガス放出孔21間の幅方向の長さL2および開口32の幅方向の長さL3は、特に限定されないが、例えば基板1の幅方向の長さが50mmである場合には、L1は30~40mm、L2は85mm、L3は26mmとすることができる。
以上、本発明に係る実装装置の第1実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
図2は、本発明の第2実施形態に係る実装装置100を示す概略図である。実装装置100は、ステージ側ガス放出孔121が、平面視において一対のカバー側ガス放出孔131の間に設けられる点を除き、第1実施形態に係る実装装置10と同様である。
実装装置100では、ステージ側ガス放出孔121およびカバー側ガス放出孔131からステージ120の上面120aとカバー部材130の下面130aとの間の隙間125に放出された清浄ガスが、基板1の実装面1aに沿って開口132方向に流れた後、開口132から外部に放出される第1気流F1と、隙間125の側端に形成された側部開口122に向かって流れた後、側部開口122から外部に放出される第2気流F2とを形成する。そのため、実装装置100は、実装装置10と同様に、外気の侵入を防ぎながら実装領域を清浄化することができる。
実装装置100では、ステージ側ガス放出孔121が、平面視(Z軸方向)において一対のカバー側ガス放出孔131の間に設けられているため、第1実施形態に係る実装装置10と比較して、ステージ側ガス放出孔121がより実装領域の近くに位置する。すなわち、実装装置100では、より実装領域に近い位置で第1気流F1を形成することができるため、実装領域をより局所的に清浄化することが可能である。
また、実装装置100では、実装装置10と同様に、ステージ側ガス放出孔121からステージ120を介して加熱された清浄ガスが放出されることで、実装面1aの温度低下を防ぐことができるが、実装装置100では、より実装領域に近い位置から加熱された清浄ガスを放出することができるため、より効果的に実装面1aの温度低下を防ぐことが可能である。
上述した実施形態は、本発明に含まれる実施形態の例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。例えば、上述の実施形態では、実装ノズル40aは、ワーク2を加熱するヒーター41を有しているが、ステージ20、120のヒーターによりワーク2の接合を行うことができる場合には、ヒーター41は必ずしも備えている必要はない。また、上述の実施形態では、ステージ側ガス放出孔21、121に清浄ガスを供給する流路23、123に、清浄ガスを加熱する熱源24、124が設けられているが、ステージ20、120のヒーターによりワーク2の接合を行うことができる場合には、熱源24、124は必ずしも設ける必要はない。同様に、カバー側ガス放出孔31、131に清浄ガスを供給する流路33、133に設けられた熱源34、134も、必ずしも設ける必要はない。
1:基板
1a:実装面
2:ワーク
10、100:実装装置
20、120:ステージ
20a、120a:ステージ上面
21、121:ステージ側ガス放出孔
22、122:側部開口
23、123:流路
24、124:熱源
25、125:隙間
30、130:カバー部材
30a、130a:カバー部材下面
31、131:カバー側ガス放出孔
32、132:開口
33、133:流路
34、134:熱源
40:実装ヘッド
40a:実装ノズル
41:ヒーター
F1:第1気流
F2:第2気流
L1:カバー側ガス放出孔間の幅方向長さ
L2:ステージ側ガス放出孔間の幅方向長さ
L3:開口の幅方向長さ

Claims (16)

  1. 基板にワークを実装するための実装装置であって、
    前記基板を支持するステージと、
    前記ステージと対向する上部に前記ステージおよび前記基板と所定の間隔を空けて設置されるカバー部材と、
    前記ステージ上に配置された前記基板に前記ワークを実装する実装ノズルとを有し、
    前記ステージは、前記ステージ上に配置された前記基板の少なくとも一部を囲むように設けられ、前記カバー部材に向かって清浄ガスを放出し、前記ステージと前記カバー部材との隙間から実装領域へ向かう気流と、前記ステージと前記カバー部材との隙間から前記実装領域とは反対側の側部開口へ向かう気流とを生じるステージ側ガス放出孔を備えることを特徴とする実装装置。
  2. 前記カバー部材は、前記実装ノズルが前記基板に前記ワークを実装する際に通過する開口と、前記開口を挟んで両側に設けられ、前記ステージに向かって清浄ガスを放出する少なくとも一対のカバー側ガス放出孔とを備えることを特徴とする請求項1に記載の実装装置。
  3. 前記開口は、平面視において前記一対のカバー側ガス放出孔の略中央に設けられることを特徴とする請求項2に記載の実装装置。
  4. 基板にワークを実装するための実装装置であって、
    前記基板を支持するステージと、
    前記ステージと対向する上部に前記ステージおよび前記基板と所定の間隔を空けて設置されるカバー部材と、
    前記ステージ上に配置された前記基板に前記ワークを実装する実装ノズルとを有し、
    前記ステージは、前記ステージ上に配置された前記基板の少なくとも一部を囲むように設けられ、前記カバー部材に向かって清浄ガスを放出するステージ側ガス放出孔を備え、
    前記カバー部材は、前記実装ノズルが前記基板に前記ワークを実装する際に通過する開口と、前記開口を挟んで両側に設けられ、前記ステージに向かって清浄ガスを放出する少なくとも一対のカバー側ガス放出孔とを備え、
    前記一対のカバー側ガス放出孔は、平面視において前記開口と前記ステージ側ガス放出孔の間に設けられることを特徴とする実装装置。
  5. 基板にワークを実装するための実装装置であって、
    前記基板を支持するステージと、
    前記ステージと対向する上部に前記ステージおよび前記基板と所定の間隔を空けて設置されるカバー部材と、
    前記ステージ上に配置された前記基板に前記ワークを実装する実装ノズルとを有し、
    前記ステージは、前記ステージ上に配置された前記基板の少なくとも一部を囲むように設けられ、前記カバー部材に向かって清浄ガスを放出するステージ側ガス放出孔を備え、
    前記カバー部材は、前記実装ノズルが前記基板に前記ワークを実装する際に通過する開口と、前記開口を挟んで両側に設けられ、前記ステージに向かって清浄ガスを放出する少なくとも一対のカバー側ガス放出孔とを備え、
    前記ステージ側ガス放出孔は、平面視において前記一対のカバー側ガス放出孔の間に設けられることを特徴とする実装装置。
  6. 前記清浄ガスが前記カバー側ガス放出孔に供給される流路に前記清浄ガスを加熱する熱源を有することを特徴とする請求項2~5のいずれかに記載の実装装置。
  7. 前記清浄ガスが前記ステージ側ガス放出孔に供給される流路に前記清浄ガスを加熱する熱源を有することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の実装装置。
  8. 前記実装ノズルは、前記ワークと前記基板を接合するためのヒーターを備えることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の実装装置。
  9. 前記ステージは、前記ステージの上面に平行なX-Y方向に移動可能であることを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の実装装置。
  10. ステージに支持された基板にワークを実装するための実装方法であって、
    前記ステージ上に配置された前記基板の少なくとも一部を囲むように設けられたステージ側ガス放出孔から、前記ステージと対向する上部に前記ステージおよび前記基板と所定の間隔を空けて設置されたカバー部材に向かって清浄ガスを放出し、前記ステージと前記カバー部材との隙間から実装領域へ向かう気流と、前記ステージと前記カバー部材との隙間から前記実装領域とは反対側の側部開口へ向かう気流とを生じさせる工程と、
    前記ステージ上に配置された前記基板上に前記ワークを実装する工程とを含むことを特徴とする実装方法。
  11. 前記カバー部材に設けられた開口を挟んで両側に設けられた少なくとも一対のカバー側ガス放出孔から前記ステージに向かって清浄ガスを放出する工程をさらに含み、
    前記ワークを実装する工程では、前記開口を通じて前記基板に前記ワークを実装する工程を含むことを特徴とする請求項10に記載の実装方法。
  12. ステージに支持された基板にワークを実装するための実装方法であって、
    前記ステージ上に配置された前記基板の少なくとも一部を囲むように設けられたステージ側ガス放出孔から、前記ステージと対向する上部に前記ステージおよび前記基板と所定の間隔を空けて設置されたカバー部材に向かって清浄ガスを放出する工程と、
    前記ステージ上に配置された前記基板上に前記ワークを実装する工程とを含み、
    前記カバー部材に設けられた開口を挟んで両側に設けられた少なくとも一対のカバー側ガス放出孔から前記ステージに向かって清浄ガスを放出する工程をさらに含み、
    前記ワークを実装する工程では、前記開口を通じて前記基板に前記ワークを実装する工程を含み、
    前記ステージに向かって清浄ガスを放出する工程では、平面視において前記開口と前記ステージ側ガス放出孔の間に設けられた前記一対のカバー側ガス放出孔から前記ステージに向かって清浄ガスを放出することを特徴とする実装方法。
  13. ステージに支持された基板にワークを実装するための実装方法であって、
    前記ステージ上に配置された前記基板の少なくとも一部を囲むように設けられたステージ側ガス放出孔から、前記ステージと対向する上部に前記ステージおよび前記基板と所定の間隔を空けて設置されたカバー部材に向かって清浄ガスを放出する工程と、
    前記ステージ上に配置された前記基板上に前記ワークを実装する工程とを含み、
    前記カバー部材に設けられた開口を挟んで両側に設けられた少なくとも一対のカバー側ガス放出孔から前記ステージに向かって清浄ガスを放出する工程をさらに含み、
    前記ワークを実装する工程では、前記開口を通じて前記基板に前記ワークを実装する工程を含み、
    前記カバー部材に向かって清浄ガスを放出する工程では、平面視において前記一対のカバー側ガス放出孔の間に設けられた前記ステージ側ガス放出孔から前記カバー部材に向かって清浄ガスを放出することを特徴とする実装方法。
  14. 前記ワークの実装は共晶接合によって行われることを特徴とする請求項10~13のいずれかに記載の実装方法。
  15. 前記カバー側ガス放出孔から放出する清浄ガスを加熱する工程をさらに含むことを特徴とする請求項10~14のいずれかに記載の実装方法。
  16. 前記ステージ側ガス放出孔から放出する清浄ガスを加熱する工程をさらに含むことを特徴とする請求項10~15のいずれかに記載の実装方法。
JP2018021123A 2018-02-08 2018-02-08 実装装置および実装方法 Active JP7157367B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018021123A JP7157367B2 (ja) 2018-02-08 2018-02-08 実装装置および実装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018021123A JP7157367B2 (ja) 2018-02-08 2018-02-08 実装装置および実装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019140205A JP2019140205A (ja) 2019-08-22
JP7157367B2 true JP7157367B2 (ja) 2022-10-20

Family

ID=67694655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018021123A Active JP7157367B2 (ja) 2018-02-08 2018-02-08 実装装置および実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7157367B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000269267A (ja) 1999-03-16 2000-09-29 Nec Corp 電子部品実装方法及び装置
JP2002057190A (ja) 2000-08-09 2002-02-22 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造装置
JP2010123786A (ja) 2008-11-20 2010-06-03 Shibuya Kogyo Co Ltd ボンディング装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61183534U (ja) * 1985-05-08 1986-11-15
JP2531024Y2 (ja) * 1988-10-05 1997-04-02 松下電器産業株式会社 セラミック基板の共晶加熱ボンディング装置
JP3005502B2 (ja) * 1997-07-22 2000-01-31 山形日本電気株式会社 ダイボンディング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000269267A (ja) 1999-03-16 2000-09-29 Nec Corp 電子部品実装方法及び装置
JP2002057190A (ja) 2000-08-09 2002-02-22 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造装置
JP2010123786A (ja) 2008-11-20 2010-06-03 Shibuya Kogyo Co Ltd ボンディング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019140205A (ja) 2019-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3942623B2 (ja) フラットディップ装置およびフラットディップ装置のはんだ付け方法
JP2007320124A (ja) 被加工脆性板の切断装置および切断方法
JP7157367B2 (ja) 実装装置および実装方法
CN107112248B (zh) 芯片接合装置以及芯片接合方法
KR20190019140A (ko) 이물 제거 장치
JP4727249B2 (ja) リペア用具、及び電子部品のリペア装置
JP4556618B2 (ja) レーザ加工装置
JP4624295B2 (ja) リフロー装置及び方法
JP2014007329A (ja) ボンディング装置
US20220172965A1 (en) Cleaning unit and substrate processing apparatus including same
JP4233905B2 (ja) 部品装着装置
US6619953B2 (en) Reflow furnace
JP2020123722A (ja) 窒素雰囲気レーザーボンディング装置
JP2004158491A (ja) ダイボンディング装置
JP6687495B2 (ja) 部品実装ライン
JP4092258B2 (ja) リフロー炉およびリフロー炉の温度制御方法
JP4538367B2 (ja) リフロー炉
WO2023188066A1 (ja) 電子部品実装装置及び電子部品実装方法
JP2013172029A (ja) リペア装置及びリペア方法
KR20170043114A (ko) 기판 솔더링 장치 및 방법
JP5254427B2 (ja) ワイヤボンディング装置
JP5329150B2 (ja) ダイボンダ
JPH11354918A (ja) 部品取外し装置および部品取外し方法
JP2000332402A (ja) 電子部品搭載装置
JP5049321B2 (ja) ワーククランプ及びワイヤボンディング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211222

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7157367

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150