JP7155959B2 - 間接活線工具収納袋 - Google Patents

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Description

本発明は、間接活線工具収納袋に関する。特に、高所作業車のバケットの側面に保持でき、無停電状態で電気工事を実施できる間接活線工具を収納できる間接活線工具収納袋の構造に関する。
高圧配電線を無停電状態で配電工事を実施する活線作業には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがあることが知られている。直接活線工法は、作業者が高圧ゴム手袋などの保護具を着用して、通電中の高圧配電線に直接触れて配電工事を実施している。一方、間接活線工法は、作業者が長尺の絶縁操作棒(ホットスティック)などを用いて、通電中の高圧配電線に直接触れることなく配電工事を実施できる。
作業者が高所作業車のバケットに搭乗して、間接活線作業を実施する場合には、高圧配電線を把持、又は切断するなど、用途に対応した複数の絶縁操作棒をバケットの側面に保持した収納袋に収納している。そして、作業工程の一部を実施中は、その他の用途の絶縁操作棒は収納袋に保全していた。
このような収納袋は、一般に、開口した上部から間接活線工具を挿入できる有底筒形の収納袋本体と、収納袋本体に取り付けた吊下ロープを備えている。そして、吊下ロープをバケットに係留することで、収納袋本体をバケットの外側に吊り下げることができる。複数の間接活線工具を収納袋本体に収納しておくことで、バケットの内部の作業スペースを確保でき、収納袋本体から目的の間接活線工具を取り出すことができる。
上記の有底筒形の収納袋本体は、間接活線工具を取り出すときに、間接活線工具を上方に持ち上げて収納袋本体から抜き取るため、バケットの配置により、高圧配電線又は腕金などが収納袋本体の上方に位置したときに、間接活線工具を取り出すことが困難になる場合がある。又、間接活線工具を取り出し時に、間接活線工具が高圧配電線に接触する心配がある。
このようなことから、縦長長方形の背面部の前面に、その前面を囲う一組の縦長シートを設け、各縦長シートの後端部を背面部に固着し、各縦長シートの前端縁を係脱自在に止着して背面部と一組の縦長シートとの間に、間接活線工具を収納するようにした間接活線工具収納袋が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による間接活線工具収納袋は、一組の縦長シートの前端縁同士の止着を解除することで、前方が開放するようになっている。そして、間接活線工具を上方に持ち上げることなく、前方に押し出すことで、間接活線工具を取り出せるように構成している。これにより、特許文献1による収納袋は、間接活線工具を高圧配電線に接触させることなく、安全に取り出すことができる、としている。
しかし、特許文献1による間接活線工具収納袋は、前面にある一対の縦長シートの前端縁同士を止着しているため、バケットの外側に吊した状態で間接活線工具を出し入れするときに、作業者がバケットから身体を乗り出した姿勢で、一対の縦長シートの前端縁同士の止着又は解除をする必要があるので、作業者に対する安全を十分に確保できないという不具合があった。
特許文献1による間接活線工具収納袋は、上記のような不具合があるので、間接活線工具を落下させる心配が無く確実に収納でき、又、作業者がバケットから身体を乗り出すような不安定な姿勢をとることなく、間接活線工具を安全かつ容易に出し入れできる間接活線工具収納装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000-103485号公報 特開2010-142072号公報
図6は、従来技術による間接活線工具収納装置の構成を示す斜視図であり、図6(A)は、複数の箱状の可動体をベース体に収容した状態図、図6(B)は、一部の箱状の可動体をベース体に対して傾倒した状態図である。なお、本願の図6は、特許文献2の図1に相当している。
図6を参照すると、従来技術による間接活線工具収納装置(以下、収納装置と略称する)9は、箱状のバケットBtに保持できる。バケットBtは、高所作業車のブームBmの先端部に取り付けている。バケットBtには、作業員が搭乗でき、所定の間接活線工具Hsを用いて、電気工事を実施できる。
図6を参照すると、収納装置9は、箱状のベース体91と複数の角筒状の可動体92を備えている。ベース体91は、矩形の背面板911と底面板912を有している。ベース体91は、その上面と前面を開放している。収納装置9は、一対の鉤状のフック9f・9fを背面板911に取り付けている。一対のフック9f・9fをバケットBtの上縁に係止することで、収納装置9をバケットBtから吊下げることができる。
図6を参照すると、又、ベース体91は、一対の側面板913・913と複数の隔壁914を有している。複数の隔壁914は、一対の側面板913・913と略平行に配置されている。側面板913と隔壁914で囲われた収容空間、及び、一組の隔壁914・914で囲われた収容空間に可動体92が収容されている。可動体92には、間接活線工具Hsをその上面開口から収容できる。
図6を参照すると、可動体92は、その前面の底部と底面板912が図示しないヒンジ部材で連結している。可動体92は、通常、図示しないロック機構で起立状態を維持している。図示しないロック機構を解除することで、図6(B)に示すように、目的の可動体92を前面側に傾倒できる。
特許文献2による間接活線工具収納装置は、間接活線工具を出し入れする時に間接活線工具をバケットから遠ざかる方向に移動させる必要がなく、又、バケットの前方側にある部分に対する操作を行う必要がないため、作業者がバケットから身体を外側に乗り出すような姿勢をとることなく、簡単な作業で間接活線工具を出し入れでき、作業者の安全を確保できる、としている。
一般に、間接活線工具は、導電性を有する工具部を先端側に配置している。図6を参照して、特許文献2による収納装置9に、間接活線工具Hsを収容した状態では、間接活線工具Hsの工具部が露出している。このため、収納装置9から間接活線工具Hsを取り出すときに、間接活線工具Hsの工具部が高圧配電線などの通電部材に接触する心配がある。又、間接活線工具Hsを用いて作業中に、バケットを移動すると、収納装置9に収容した間接活線工具Hsの工具部が高圧配電線に接触する心配がある。
間接活線工具収納袋に収容した間接活線工具の工具部が高圧配電線などの通電部材に不用意に接触しないように、間接活線工具の工具部を防護した間接活線工具収納袋が求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、間接活線工具収納袋に収容した間接活線工具の工具部が高圧配電線に不用意に接触しないように、間接活線工具を防護した間接活線工具収納袋を提供することを目的とする。
本発明者は、背面をバケットに係止し、間接活線工具を出し入れ自在な有底箱形の収納袋本体と、収納袋本体の前面に配置され、収納袋本体に対して昇降自在に連結した防護カバーで間接活線工具収納袋を構成し、収納袋本体に対して防護カバーを上昇させることで、間接活線工具の工具部が高圧配電線などの通電部材に接触することを防護できると考え、これに基づいて、以下のような新たな間接活線工具収納袋を発明するに至った。
(1)本発明による間接活線工具収納袋は、高所作業車のバケットの側面に保持でき、一つ以上の長尺の間接活線工具を収納できる間接活線工具収納袋であって、背面を前記バケットに係止し、前記間接活線工具を出し入れ自在に、上面を開口した有底箱形の収納袋本体と、前記収納袋本体の前面に配置され、前記収納袋本体に対して昇降自在に連結した矩形の絶縁性を有する防護カバーと、を備え、前記収納袋本体に対して前記防護カバーを上昇させた状態では、前記防護カバーは、前記間接活線工具の工具部が通電部材に接触することを防護している。
(2)前記収納袋本体は、高さ方向に配置された一対の案内筒を前面の両側部に備え、前記防護カバーは、前記案内筒の内部に進入でき、前記案内筒に案内される一対の棒状部材を備えていることが好ましい。
(3)前記収納袋本体は、幅方向に区画した複数の間接活線工具収容室を有していることが好ましい。
(4)前記防護カバーは、剛性を有する矩形の絶縁板を備えていてもよい。
(5)前記防護カバーは、厚手で矩形の絶縁シートを備えていてもよい。
本発明による間接活線工具収納袋は、背面をバケットに係止し、間接活線工具を出し入れ自在な有底箱形の収納袋本体と、収納袋本体の前面に配置され、収納袋本体に対して昇降自在に連結した防護カバーを備えているので、収納袋本体に対して防護カバーを上昇させることで、間接活線工具の工具部が高圧配電線などの通電部材に不用意に接触することを防護できる。
本発明の第1実施形態による間接活線工具収納袋の構成を示す斜視図である。 第1実施形態による間接活線工具収納袋の構成を示す図であり、図2(A)は、間接活線工具収納袋の正面図、図2(B)は、間接活線工具収納袋の平面図、図2(C)は、間接活線工具収納袋の右側面図である。 第1実施形態による間接活線工具収納袋の構成を示す斜視分解組立図である。 第1実施形態による間接活線工具収納袋の使用状態を示す斜視図であり、収納袋本体に対して防護カバーを上昇させた状態図である。 本発明の第2実施形態による間接活線工具収納袋の構成を示す斜視図であり、収納袋本体に対して防護カバーを上昇させた状態図である。 従来技術による間接活線工具収納装置の構成を示す斜視図であり、図6(A)は、複数の箱状の可動体をベース体に収容した状態図、図6(B)は、ベース体に対して一部の箱状の可動体を傾倒した状態図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
(間接活線工具収納袋の構成)
(全体構成)
最初に、本発明の第1実施形態による間接活線工具収納袋の構成を説明する。なお、従来技術で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにするので、以下、説明を省略することがある。
図1から図4を参照すると、本発明の第1実施形態による間接活線工具収納袋(以下、収納袋と略称する)10は、箱状のバケットBtの側面に保持できる。バケットBtは、高所作業車のブームBmの先端部に取り付けている。収納袋10には、一つ以上の長尺の間接活線工具Hsを収納できる。
図1から図4を参照すると、収納袋10は、有底箱形の収納袋本体1と矩形の絶縁性を有する防護カバー2を備えている。収納袋本体1は、その背面をバケットBtに係止できる。又、収納袋本体1は、その上面を開口している。収納袋本体1には、その上面から間接活線工具Hsを出し入れできる。
図1から図4を参照すると、防護カバー2は、収納袋本体1の前面に配置されている。防護カバー2は、収納袋本体1に対して昇降自在に連結している。図4を参照して、収納袋本体1に対して防護カバー2を上昇させた状態では、防護カバー2は、間接活線工具Hsの工具部が高圧配電線(図示せず)などの通電部材に接触することを防護している。
図1から図4を参照すると、第1実施形態による収納袋10は、背面をバケットBtに係止し、間接活線工具Hsを出し入れ自在な有底箱形の収納袋本体1と、収納袋本体1の前面に配置され、収納袋本体1に対して昇降自在に連結した防護カバー2を備えているので、収納袋本体1に対して防護カバー2を上昇させることで、間接活線工具Hsの工具部が高圧配電線などの通電部材に不用意に接触することを防護できる。
(収納袋本体の構成)
次に、第1実施形態による収納袋本体1の構成を説明する。図1から図4を参照すると、収納袋本体1は、絶縁性を有する帆布などの厚手の布材を縫製することにより、箱状に形成している。又、収納袋本体1は、一対の鉤状のフック1f・1fを背面に取り付けている。一対の1f・1fをバケットBtの上縁に係止することで、収納袋10をバケットBtから吊下げることができる。
又、図1から図4を参照すると、収納袋本体1は、複数の仕切り部材11を有している。複数の仕切り部材11は、一対の側面壁11s・11sと略平行に配置されている。側面と仕切り部材11で囲われた間接活線工具収容室R、及び、一組の仕切り部材11・11で囲われた間接活線工具収容室Rに間接活線工具Hsを収容できる。
図1又は図3及び図4を参照すると、このように、収納袋本体1は、幅方向に区画した複数の間接活線工具収容室Rを有している。間接活線工具収容室Rには、間接活線工具Hsを互いに干渉すること無く、その上面開口から収容できる。間接活線工具収容室Rには、二つの間接活線工具Hsを収容することもできる。
図1から図4を参照すると、収納袋本体1は、高さ方向に配置された一対の案内筒12・12を前面の両側部に備えている。案内筒12の内部には、後述する棒状部材22を進入できる。又、案内筒12は、後述する棒状部材22を高さ方向にスライド自在に案内できる。
(防護カバーの構成)
次に、第1実施形態による防護カバー2の構成を説明する。図1から図4を参照すると、防護カバー2は、矩形の絶縁板21と一対の棒状部材22・22を備えている。絶縁板21は、剛性を有する合成樹脂板からなることが好ましい。
図1から図4を参照すると、棒状部材22は、帯板状のクリップ片22cを更に備えている。クリップ片22cは、棒状部材22の上部で結合している。又、クリップ片22cは、棒状部材22の外周と所定の間隙を設けて、棒状部材22の下端部に向って、棒状部材22と略平行に延びている。一対のクリップ片22c・22cは、絶縁板21の両端部に固定されている。
図1から図4を参照して、棒状部材22を案内筒12に進入すると、棒状部材22とクリップ片22cで案内筒12を挟持できる。収納袋本体1に対して防護カバー2が容易に下降しないように、クリップ片22cの挟持力を強くしておくことが好ましい。
図2から図4を参照すると、棒状部材22は、第1停止片221を上端部に有している。第1停止片221は、棒状部材22の外周方向に突出している。第1停止片221が案内筒12の上端縁に当接することで、収納袋本体1に対して防護カバー2の自重による脱落を防止できる。
一方、図2から図4を参照すると、クリップ片22cは、第2停止片222を下端部側に有している。第2停止片222は、棒状部材22に向って突出している。第2停止片222が案内筒12の下端縁に当接することで、収納袋本体1に対して防護カバー2を引き上げたときに、最大引き上げ位置を規定できる(図4参照)。
図2から図4を参照すると、第1実施形態による収納袋10は、間接活線工具Hsの工具部を超えた位置まで、防護カバー2を最大に引き上げられるように、構成することが好ましい。
図1から図4を参照すると、収納袋本体1と防護カバー2は、上記のようにスライド自在に連結しているので、収納袋本体1に対して防護カバー2を高さ方向に任意の位置で停止できる。
(間接活線工具収納袋の作用)
次に、第1実施形態による収納袋10の作用及び効果を説明する。図1から図4を参照すると、第1実施形態による収納袋10は、背面をバケットBtに係止し、間接活線工具Hsを出し入れ自在な有底箱形の収納袋本体1と、収納袋本体1の前面に配置され、収納袋本体1に対して昇降自在に連結した防護カバー2を備えている。
図1から図4を参照すると、第1実施形態による収納袋10は、収納袋本体1に対して絶縁性を有する防護カバー2を上昇させることで、間接活線工具Hsの工具部が高圧配電線などの通電部材に不用意に接触することを防護できる。
図1から図4を参照すると、第1実施形態による防護カバー2の絶縁板21は、剛性を有する合成樹脂板で構成しているので、間接活線工具Hsの工具部が高圧配電線などの通電部材に接触することを確実に防止できる。
図1から図4を参照すると、第1実施形態による収納袋本体1は、幅方向に区画した複数の間接活線工具収容室Rを有しているので、間接活線工具収容室Rには、間接活線工具Hsを互いに干渉すること無く、その上面開口から収容できる。
第1実施形態による収納袋10は、収納袋本体1に対して防護カバー2を上昇させることで、間接活線工具Hsを不用意に落下させることを防止できる。
[第2実施形態]
(間接活線工具収納袋の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による間接活線工具収納袋の構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにするので、以下、説明を省略することがある。
図5を参照すると、本発明の第2実施形態による間接活線工具収納袋(以下、収納袋と略称する)20は、箱状のバケットBtの側面に保持できる。バケットBtは、高所作業車のブームBmの先端部に取り付けている。収納袋20には、一つ以上の長尺の間接活線工具Hsを収納できる。
図5を参照すると、収納袋20は、有底箱形の収納袋本体1と矩形の絶縁性を有する防護カバー3を備えている。収納袋本体1は、その背面をバケットBtに係止できる。又、収納袋本体1は、その上面を開口している。収納袋本体1には、その上面から間接活線工具Hsを出し入れできる。
図5を参照すると、防護カバー3は、収納袋本体1の前面に配置されている。防護カバー3は、収納袋本体1に対して昇降自在に連結している。図5を参照して、収納袋本体1に対して防護カバー3を上昇させた状態では、防護カバー3は、間接活線工具Hsの工具部が高圧配電線(図示せず)などの通電部材に接触することを防護している。
図5を参照すると、第2実施形態による収納袋20は、背面をバケットBtに係止し、間接活線工具Hsを出し入れ自在な有底箱形の収納袋本体1と、収納袋本体1の前面に配置され、収納袋本体1に対して昇降自在に連結した防護カバー3を備えているので、収納袋本体1に対して防護カバー3を上昇させることで、間接活線工具Hsの工具部が高圧配電線などの通電部材に不用意に接触することを防護できる。
(防護カバーの構成)
次に、第2実施形態による防護カバー3の構成を説明する。図5を参照すると、防護カバー3は、厚手で矩形の絶縁シート31と一対の棒状部材32・32を備えている。絶縁シート31は、収納袋本体1の素材と同じの帆布などからなることが好ましい。例えば、絶縁シート31は、その両端部が一組のバー部材32b・32bに縫製されている。
図3を参照すると、棒状部材32は、帯板状のクリップ片32cを更に備えている。クリップ片32cは、棒状部材32の上部で結合している。又、クリップ片32cは、棒状部材32の外周と所定の間隙を設けて、棒状部材32の下端部に向って、棒状部材32と略平行に延びている。一対のクリップ片32c・32cは、一組のバー部材32b・32bの両端部に固定されている。
図5を参照して、棒状部材32を案内筒12に進入すると、棒状部材32とクリップ片32cで案内筒12を挟持できる。収納袋本体1に対して防護カバー3が容易に下降しないように、クリップ片32cの挟持力を強くしておくことが好ましい。
図5を参照すると、棒状部材32は、第1停止片321を上端部に有している。第1停止片321は、棒状部材32の外周方向に突出している。第1停止片321が案内筒12の上端縁に当接することで、収納袋本体1に対して防護カバー3の自重による脱落を防止できる。
図5を参照すると、クリップ片32cは、第2停止片322を下端部側に有している。第2停止片322は、棒状部材32に向って突出している。第2停止片322が案内筒12の下端縁に当接することで、収納袋本体1に対して防護カバー3を引き上げたときに、最大引き上げ位置を規定できる。
図5を参照すると、第2実施形態による収納袋20は、間接活線工具Hsの工具部を超えた位置まで、防護カバー3を最大に引き上げられるように、構成することが好ましい。なお、棒状部材22と棒状部材32は、同じものであるが説明の便宜上、符号を変えて区別した。同様に、クリップ片22cとクリップ片32cは、同じものであるが説明の便宜上、符号を変えて区別した。
図5を参照すると、収納袋本体1と防護カバー3は、上記のようにスライド自在に連結しているので、収納袋本体1に対して防護カバー3を高さ方向に任意の位置で停止できる。
(間接活線工具収納袋の作用)
次に、第2実施形態による収納袋20の作用及び効果を説明する。図5を参照すると、第2実施形態による収納袋20は、背面をバケットBtに係止し、間接活線工具Hsを出し入れ自在な有底箱形の収納袋本体1と、収納袋本体1の前面に配置され、収納袋本体1に対して昇降自在に連結した防護カバー3を備えている。
第2実施形態による収納袋20は、第1実施形態による収納袋10と同様な効果を奏するが、防護カバー3の絶縁シート31を収納袋本体1の素材と同じの帆布などで構成することで、収納袋本体1の変形に追従させることができる。
本発明による間接活線工具収納袋は、以下の効果が期待できる。
(1)間接活線工具を出し入れするときに、高圧配電線に接触する心配が無くなる。
(2)作業者が高圧配電線に不用意に接触する心配が無くなる。
(3)間接活線工具を収納袋に容易に収納できる。
1 収納袋本体
2 防護カバー
10 収納袋(間接活線工具収納袋)
12・12 一対の案内筒
22・22 一対の棒状部材
Bt バケット
Hs 間接活線工具

Claims (5)

  1. 高所作業車のバケットの側面に保持でき、一つ以上の長尺の間接活線工具を収納できる間接活線工具収納袋であって、
    背面を前記バケットに係止し、前記間接活線工具を出し入れ自在に、上面を開口した有底箱形の収納袋本体と、
    前記収納袋本体の前面に配置され、前記収納袋本体に対して昇降自在に連結した矩形の絶縁性を有する防護カバーと、を備え、
    前記収納袋本体に対して前記防護カバーを上昇させた状態では、前記防護カバーは、前記間接活線工具の工具部が通電部材に接触することを防護している、間接活線工具収納袋。
  2. 前記収納袋本体は、高さ方向に配置された一対の案内筒を前面の両側部に備え、
    前記防護カバーは、前記案内筒の内部に進入でき、前記案内筒に案内される一対の棒状部材を備えている、請求項1記載の間接活線工具収納袋。
  3. 前記収納袋本体は、幅方向に区画した複数の間接活線工具収容室を有している、請求項1又は2記載の間接活線工具収納袋。
  4. 前記防護カバーは、剛性を有する矩形の絶縁板を備えている、請求項1から3のいずれに記載の間接活線工具収納袋。
  5. 前記防護カバーは、厚手で矩形の絶縁シートを備えている、請求項1から3のいずれに記載の間接活線工具収納袋。
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