JP7155886B2 - 容器成形ユニット、充填システム、および容器成形方法 - Google Patents
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Description
本発明の充填システムは、前記容器成形ユニット(20)と、前記容器成形ユニット(20)の下流側に配置され、容器に内容液を充填する充填ユニット(30)とを備えることにより、前記課題を解決するものである。
本発明の容器成形方法は、プリフォームを加熱する加熱部(22)と、前記加熱部(22)の下流側に配置されたブロー成形ターレット(23)と、前記加熱部(22)と前記ブロー成形ターレット(23)との間に設置されプリフォームを搬送する搬送部(24)とを備え、第1プリフォームを処理する第1処理モードと、前記第1プリフォームよりもサイズが大きい第2プリフォームを処理する第2処理モードとを選択可能な容器成形ユニット(20)において、容器を成形する容器成形方法であって、前記搬送部(24)は、第1搬送経路(24A)と、前記第1搬送経路(24A)よりも経路長が短い第2搬送経路(24B)とを有し、前記第1処理モードの選択時に、前記第1搬送経路(24A)に沿って第1プリフォームを搬送するとともに、前記第2処理モードの選択時に、前記第1処理モード選択時よりも遅い搬送速度で、前記第2搬送経路(24B)に沿って第2プリフォームを搬送することにより、前記課題を解決するものである。
また、加熱部とブロー成形ターレットとの間の区間に、第1プリフォームを搬送するための第1搬送経路と、第1プリフォームよりもサイズが大きい第2プリフォームを搬送するための第2搬送経路とを設けることにより、第1プリフォームを処理する第1処理モードと第2プリフォームを処理する第2処理モードとを切り替える時に、加熱部とブロー成形ターレットとの間の区間の装置構成に変更を加える必要がないため、モード切り替えに係る作業負担および作業時間を低減することができる。
また、転送部25において、ブロー成形後の容器を、当該容器の内部の無菌保持を目的に、容器口部側から容器底部側に向かってエアーを吹き出した中を、通過させるように搬送してもよい。
本実施形態では、ブロー成形用の金型として、第1プリフォーム(第1容器)用の金型および第2プリフォーム(第2容器)用の金型とが用意されている。
複数の共通ターレット24aは、第1搬送経路24Aおよび第2搬送経路24Bに共通して設けられたものである。
なお、各ターレット24a、24b、24c(、34a、61)の容器保持部の具体的態様は、ターレット24a、24b、24c(、34a、61)の外周の所定位置に設けられたグリッパーによって容器を保持するものや、ターレット24a、24b、24c(、34a、61)の外周の所定位置に設けられた凹部状のポケットによって容器を保持するもの等、如何なるものでもよい。
充填ターレット33の外周には、周方向に等間隔で複数の充填器(図示しない)が設置されている。
なお、本実施形態においては、容器転送ユニット40のボックス44内は、陽圧に保たれるが、容器転送ユニット40のボックス44内の圧力は、充填ユニット30のボックス36内の気圧や容器成形ユニット20のボックス27の気圧よりも低く維持されているが、各ボックス内の無菌性を確保して、ボックス内の気圧を同圧としてもよい。
本実施形態では、殺菌処理機50の殺菌領域(殺菌処理を施す領域)は、図1、2に示すように、第1ターレット24bによってプリフォームが搬送される経路の少なくとも一部領域(本実施形態では全領域)と、第2ターレット24cによってプリフォームが搬送される経路の少なくとも一部領域(本実施形態では全領域)と、共通ターレット24aによってプリフォームが搬送される経路の一部領域とに跨って設定されている。
なお、図1、2において符号50で指し示す領域は、殺菌処理機50による殺菌領域を表している。
また、殺菌処理機50は、容器またはプリフォームに殺菌処理を施すことが可能なものであれば、その具体的構成や設置位置等は如何なるものでもよい。
また、第1処理モードの選択時には、図2(a)に示すように、搬送部24において、複数の共通ターレット24aおよび第1ターレット24bから構成される第1搬送経路24Aに沿って、第1プリフォームが搬送される。
また、第1処理モードの選択時には、ブロー成形ターレット23の外周に、複数の第1容器(第1プリフォーム)用の金型が設置されている。
また、第2処理モードの選択時には、図2(b)に示すように、搬送部24において、複数の共通ターレット24aおよび第2ターレット24cから構成される第2搬送経路24Bに沿って、第2プリフォームが搬送される。
また、第2処理モードの選択時には、ブロー成形ターレット23の外周には、複数の第1容器(第1プリフォーム)用の金型から複数の第2容器(第2プリフォーム)用の金型に交換し、設置されている。
また、上述した実施形態では、搬送部24に、第1搬送経路24Aおよび第2搬送経路24Bの2つの搬送経路が形成されているものとして説明したが、搬送経路の数は2つに限定されず、第1プリフォームおよび第2プリフォームとはサイズの異なる容器(第3プリフォームや第4プリフォーム等)を処理する場合、容器転送部60に3つ以上の搬送経路を形成してもよい。
また、上述した実施形態では、第1搬送経路24Aおよび第2搬送経路24Bの一部区間が共通している、すなわち、第1搬送経路24Aと第2搬送経路24Bに共通した共通ターレット24aが設けられているものとして説明したが、第1搬送経路24Aおよび第2搬送経路24Bの全ての区間を互いに独立して設けてもよい。
20 ・・・ 容器成形ユニット
21 ・・・ 入口部
22 ・・・ 加熱部
23 ・・・ ブロー成形ターレット
24 ・・・ 搬送部
24A ・・・ 第1搬送経路
24B ・・・ 第2搬送経路
24a ・・・ 共通ターレット
24b ・・・ 第1ターレット
24c ・・・ 第2ターレット
25 ・・・ 転送部
26 ・・・ 出口部
27 ・・・ ボックス
30 ・・・ 充填ユニット
31 ・・・ 入口部
32 ・・・ 転送部
33 ・・・ 充填ターレット
34 ・・・ キャッピング部
35 ・・・ 出口部
36 ・・・ ボックス
40 ・・・ 容器転送ユニット
42 ・・・ 入口部
43 ・・・ 出口部
44 ・・・ ボックス
50 ・・・ 殺菌処理機
60 ・・・ 容器転送部
61 ・・・ ターレット
Claims (6)
- プリフォームにブロー成形を施すことによって容器を成形する容器成形ユニット(20)であって、
プリフォームを加熱する加熱部(22)と、前記加熱部(22)の下流側に配置されたブロー成形ターレット(23)と、前記加熱部(22)と前記ブロー成形ターレット(23)との間に設置されプリフォームを搬送する搬送部(24)とを備え、
前記搬送部(24)は、第1搬送経路(24A)と、前記第1搬送経路(24A)よりも経路長が短い第2搬送経路(24B)とを有するように構成されていることを特徴とする容器成形ユニット(20)。 - 前記搬送部(24)は、共通ターレット(24a)と、第1ターレット(24b)と、第2ターレット(24c)とを備え、
前記第1搬送経路(24A)は、前記共通ターレット(24a)と前記第1ターレット(24b)とから構成され、
前記第2搬送経路(24B)は、前記共通ターレット(24a)と前記第2ターレット(24c)とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器成形ユニット(20)。 - 前記容器成形ユニット(20)は、プリフォームに殺菌処理を施す殺菌処理機(50)を有し、
前記殺菌処理機(50)による殺菌領域は、前記第1ターレット(24b)によってプリフォームが搬送される経路の少なくとも一部領域と、前記第2ターレット(24c)によってプリフォームが搬送される経路の少なくとも一部領域とに跨って設定されていることを特徴とする請求項2に記載の容器成形ユニット(20)。 - 前記容器成形ユニット(20)は、第1プリフォームを処理する第1処理モードと、前記第1プリフォームよりもサイズが大きい第2プリフォームを処理する第2処理モードとを選択可能に構成され、
前記搬送部(24)は、前記第1処理モードの選択時に、前記第1搬送経路(24A)に沿って第1プリフォームを搬送するとともに、前記第2処理モードの選択時に、前記第1処理モードの選択時よりも遅い搬送速度で、前記第2搬送経路(24B)に沿って第2プリフォームを搬送するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の充填システム(10)。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の容器成形ユニット(20)と、前記容器成形ユニット(20)の下流側に配置され、容器に内容液を充填する充填ユニット(30)とを備えることを特徴とする充填システム(10)。
- プリフォームを加熱する加熱部(22)と、前記加熱部(22)の下流側に配置されたブロー成形ターレット(23)と、前記加熱部(22)と前記ブロー成形ターレット(23)との間に設置されプリフォームを搬送する搬送部(24)とを備え、第1プリフォームを処理する第1処理モードと、前記第1プリフォームよりもサイズが大きい第2プリフォームを処理する第2処理モードとを選択可能な容器成形ユニット(20)において、容器を成形する容器成形方法であって、
前記搬送部(24)は、第1搬送経路(24A)と、前記第1搬送経路(24A)よりも経路長が短い第2搬送経路(24B)とを有し、
前記第1処理モードの選択時に、前記第1搬送経路(24A)に沿って第1プリフォームを搬送するとともに、前記第2処理モードの選択時に、前記第1処理モードの選択時よりも遅い搬送速度で、前記第2搬送経路(24B)に沿って第2プリフォームを搬送することを特徴とする容器成形方法。
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JP2018207579A JP7155886B2 (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | 容器成形ユニット、充填システム、および容器成形方法 |
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JP2020069776A JP2020069776A (ja) | 2020-05-07 |
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ID=70549066
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JP2018207579A Active JP7155886B2 (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | 容器成形ユニット、充填システム、および容器成形方法 |
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