JP7155543B2 - 小便器 - Google Patents

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Description

本発明は、設備保護洗浄を実施する小便器に関する。
従来から、小便器の排水トラップ及び排水トラップの下流側の排水管における尿石の発生を抑制するために、使用者による小便器の使用後に行なわれる本洗浄とは別に設備保護洗浄を実施するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許第5900759号公報
これまで、小便器の排水トラップ及び排水トラップの下流側の排水管に形成される尿石は、細菌の活動により約2時間程度の比較的長時間のサイクルで生成されると考えられてきた。そのため、設備保護洗浄を一定時間毎に実施することにより、尿石の発生が抑制されると考えられてきた。
しかしながら、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、バイオフィルムが形成された環境下においては、数秒程度の非常に短時間であっても尿石が発生するという新たな知見を見出した。
このような知見により、少容積の排水トラップにおいてバイオフィルムが形成されている場合には、排尿中に尿濃度が一時的に高くなる程度であっても、数秒程度で尿石が発生し付着してしまうことが分かった。また、排水管においても同様の現象が起きるため、排水管内に比較的高い尿濃度の洗浄水が流入した場合にも、尿石が発生し付着してしまう。
連立設置した小便器に接続された排水管では、小便器から排水された排水初期の尿濃度の高い洗浄水の一部が合流部において上流側に逆流してしまうことがある。このようにして最初に上流側へ逆流した尿濃度の高い洗浄水は、逆流した後に合流部へ流入する洗浄水によってより上流側に押し上げられ、その後本洗浄が終了して合流部へ流入する洗浄水量が少なくなってから下流側へと流れる。したがって、最後に尿濃度の高い洗浄水が排水管内を通過することになり、尿濃度の高い洗浄水が最後まで流れきれずに排水管内に滞留する滞留事象が生じることがある。この滞留事象が生じることで、バイオフィルムが形成されやすくなる。
特に、小便器の使用頻度が高い環境・状況下においては、上述した滞留事象の生じる確率が高くなるため排水管内にバイオフィルムが形成されやすい。また、小便器の使用頻度が高い環境・状況下においては、短時間で繰り返し使用されることで排水トラップ内に残存する尿濃度が一時的に高くなることが多いため、排水トラップ内にもバイオフィルムが形成されやすい。
したがって、小便器の使用頻度が高い環境・状況下においては、排水トラップおよび排水管どちらにおいてもバイオフィルムに起因した短時間での尿石形成が生じやすくなっている。
一方で、小便器の使用頻度が低い環境・状況下においては、本洗浄が行なわれる頻度が低いため比較的長時間のサイクルで形成される尿石の発生が生じるおそれがある。すなわち、尿石の発生を抑制するためには、短時間での尿石発生と長時間での尿石発生のどちらに対しても対策を講じる必要がある。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、排水トラップおよび排水トラップの下流側の排水管に尿石が形成されることを抑制した小便器を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る小便器は、排水管に接続される小便器であって、ボウル部と、前記ボウル部に洗浄水を吐水する吐水装置と、前記ボウル部で受けた洗浄水が流入する排水トラップと、を有する便器本体と、前記便器本体の前方の使用者を検知する検知手段と、前記吐水装置からの吐水を制御することで、使用者による前記小便器の使用後に実施させる本洗浄および所定のタイミングで実施させる設備保護洗浄を制御する制御手段と、を備えており、前記制御手段は、一定時間毎に前記設備保護洗浄を実施させる第1制御を行なうと共に、前回前記第1制御を行なってから次回前記第1制御を行なうまでの間に、前記小便器を使用した使用者数のカウントが所定人数を超えたときに追加で前記設備保護洗浄を実施させる第2制御を行なう。
この構成によれば、一定時間毎に設備保護洗浄を実施させる第1制御を行なうことで、使用頻度が低い環境・状況下において小便器の排水トラップおよび排水管に尿石が形成されることを抑制するとともに、前回第1制御を行なってから次回第1制御を行なうまでの間に、小便器を使用した使用者数のカウントが所定人数を超えたときに追加で設備保護洗浄を実施させる第2制御を行なうことで、使用頻度が高い環境・状況下においても小便器の排水トラップおよび排水管に尿石が形成されることを抑制することができる。
本発明の一態様に係る小便器において、好ましくは、前記制御手段は、前記第2制御を行なったときに前記小便器を使用した使用者数のカウントをリセットし、前記第2制御を行なってから次回前記第1制御を行なうまでの間に、前記小便器を使用した使用者数のカウントが再び前記所定人数を超えたときに追加で前記設備保護洗浄を実施させる前記第2制御を再び行なう。
この構成によれば、使用頻度が非常に高い環境・状況下においても小便器の排水トラップおよび排水管に尿石が形成されることを抑制することができる。
本発明の一態様に係る小便器において、好ましくは、前記制御手段は、前記第1制御を前回行なってから所定時間を過ぎると、次回前記第1制御を行なうまでは前記設備保護洗浄を実施させない。
この構成によれば、必要以上に設備保護洗浄を増やしてしまうことを抑制することができる。
本発明の一態様に係る小便器において、好ましくは、前記制御手段は、前記第1制御を前回行なってから前記第2制御を行なうまでに経過した経過時間を計測し、前記経過時間に応じて前記所定時間の設定を変更する。
この構成によれば、必要以上に設備保護洗浄を増やしてしまうことを抑制することができるとともに、使用頻度が非常に高い環境・状況下においても小便器の排水トラップおよび排水管に尿石が形成されることを抑制することができる。
本発明の小便器によれば、排水トラップおよび排水トラップの下流側の排水管に尿石が形成されることを抑制することができる。
本発明の一実施形態による小便器を複数個設置している状態において、小便器が壁面の裏側に設けられた排水管と接続している様子を示す図である。 本発明の一実施形態による小便器の斜視図である。 本発明の一実施形態による小便器の中央断面図である。 本発明の一実施形態による小便器が実施する設備保護洗浄に関するフローチャートである。 本発明の一実施形態による小便器のタイムチャートの一例である。 本発明の変形例による小便器が実施する設備保護洗浄に関するフローチャートである。 本発明の変形例による小便器のタイムチャートの一例である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
<小便器の全体構成>
まず、図1~3により、本発明の一実施形態による小便器について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による小便器を複数個設置している状態において、小便器が壁面の裏側に設けられた排水管と接続している様子を示す図である。図2は、本発明の一実施形態による小便器の斜視図である。図3は、本発明の一実施形態による小便器の中央断面図である。
図1~3に示すように、本発明の一実施形態による小便器1は、建築物の壁面Wの表側に複数個並んで設置されている。この小便器1の設置された壁面Wの裏側下方には、わずかに下り傾斜しながら横向きに延びる排水用の排水管3が接続されている。この排水管3はさらに下流の排水立管5に接続されている。小便器1は、それぞれ、小便器1の下部の壁面側から壁面Wを通って壁面Wの裏側に設置された排水管3に排水するようになっている。
小便器1は、陶器製の便器本体2と、この便器本体2を洗浄するための洗浄水を自動的に便器本体2に吐水する吐水装置である自動洗浄ユニット4を備えている。
なお、本実施形態の小便器1については、便器本体2の最下部が床面Kから所定距離上方に位置し且つ便器本体2の背面がその背後の壁面Wに沿って取付けられる壁掛け式の小便器について説明するが、便器本体2が床面K上に直接配置される床置き式の小便器であってもよい。
以下、本発明の実施形態において、床面K側を下側とし、小便器1を挟んで床面Kと逆側と上側とし、壁面Wの表側と小便器1を挟んで向かい合う側を手前側とし、手前側から見て、左側を左側、右側を右側とする。
つぎに、便器本体2の正面側には、排尿を受けるボウル部6が形成されており、このボウル部6よりも背面側の便器本体2の上方領域には、自動洗浄ユニット4の一部を収納するための収納室8が形成されている。また、便器本体2のボウル部6の底部には、ボウル部6で受けた洗浄水が流入する排水口10が形成されている。排水口10には、目皿12が配置されている。便器本体2は、さらに、排水口10の下流側に、その内部に封水を形成する排水トラップである排水トラップ管路14を備えている。排水トラップ管路14は排水口10と連通している。この排水トラップ管路14の下流側には、壁面Wを貫通する流路を形成する排水ソケット15等を介して、排水管3が接続されている。
排水トラップ管路14は、排水トラップ管路14内に封水を形成するように貯留される洗浄水の容積が、200ml以下となるような節水型トラップとして形成されている。このような節水型トラップの排水トラップ管路14は、従来の700ml程度の容積の排水トラップ管路に比べて少ない洗浄水の水量により排水トラップ管路内の洗浄水を置換することができる。節水型の排水トラップ管路14の容積は、好ましくは、40ml~200mlの範囲内であり、より好ましくは、120ml~200mlの範囲内であり、より好ましくは120mlである。
排水トラップ管路14は、下向きに延びる下降管路14aと、横に延びる折返し管路14bと、上向きに延びる上昇管路14cとを備えている。下降管路14aと上昇管路14cとが共通壁14dにより隔てられている。共通壁14dの前後で排水トラップ管路が折り返すため、排水トラップ管路14が小型化され、排水トラップ管路14の容積も低減される。図3に示す中央断面において、下降管路14aの下端部の前後方向の幅14eと、上昇管路14cの下端部の前後方向の幅14fとがほぼ同じ幅に形成され、排水トラップ管路14が前後方向に小型化されている。また、図8の中央断面において、上昇管路14cの下端部の幅14fから上端部の幅14gまでの前後方向の幅はほぼ一定に形成され、排水トラップ管路14が前後方向に小型化されている。
また、自動洗浄ユニット4は、ボウル部6に洗浄水を吐水する吐水装置の一部であるスプレッダ30に設けられて便器本体2の正面側に立つ使用者の有無を検知する検知手段としての検知センサ44と、この検知センサ44から送信される検知信号を受信すると共に所定の制御プログラム等に基づいてスプレッダ30からの吐水を制御する制御手段であるコントローラ46を備えている。
検知センサ44は、赤外線式の人体検知センサである。検知センサ44は、使用者の小便器の使用(使用しているという使用状態)を検知する他の検知センサ、例えば、マイクロ波を使用したドップラー式のセンサ、又は使用者の小便器の使用による尿の流れを検知する流量検知センサ等であってもよい。
コントローラ46は、CPU及びメモリ等を内蔵し、所定の制御プログラム等に基づいて他の機器の制御を行うことができる。例えば、検知センサ44による検知に基づいて使用者が小便器1の使用を終えたと判断したとき、自動洗浄ユニット4から吐水を開始させて本洗浄を実施させる。
また、コントローラ46は、検知センサ44による検知に基づいて、小便器1を使用した使用者数をカウントすることができる。
<設備保護洗浄について>
つぎに、図4、5により、本発明の一実施形態による小便器が実施する設備保護洗浄について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による小便器が実施する設備保護洗浄に関するフローチャートである。図5は、本発明の一実施形態による小便器のタイムチャートの一例である。
本発明の一実施形態による小便器1は、使用者による小便器1の使用後に実施する本洗浄とは別に、排水トラップ管路14及び小便器1からの排水が流入する排水管3における尿石の発生を抑制するために設備保護洗浄を実施する。以降で、この設備保護洗浄に関する小便器1の動作フローを説明する。
図4に示すように、まず、小便器1の使用頻度に関わらず一定時間毎に設備保護洗浄を実施させる第1制御をコントローラ46が行なえるように、ステップS1において、前回第1制御を行なってから経過した経過時間Tcのカウントが所定時間T1以上か否かを判断する。
ステップS1において経過時間Tcのカウントが所定時間T1以上であった場合、一定時間毎の設備保護洗浄を実施するタイミングであるため、コントローラ46は、第1制御による設備保護洗浄を実施させる(ステップS2)。その後、ステップS5以降へと進み、コントローラ46は、前回第1制御を行なってから経過した経過時間Tcのカウント、および小便器1を使用した使用者数Ncのカウントをリセットする(ステップS5,S6)。
ステップS1において経過時間Tcのカウントが所定時間T1未満であった場合、コントローラ46の第1制御による設備保護洗浄を行なうタイミングではないため、ステップS3へと進む。ステップS3においては、小便器1を使用した使用者数Ncのカウントが所定人数N1以上であるか否かを判断する。
ステップS3において使用者数Ncのカウントが所定人数N1未満であった場合、ステップS1へと戻る。
ステップS3において使用者数Ncのカウントが所定人数N1以上であった場合、コントローラ46は、第2制御による設備保護洗浄を実施させる(ステップS4)。この「第2制御による設備保護洗浄」というのは、一定時間毎に設備保護洗浄を実施させる第1制御による設備保護洗浄とは別に、小便器1の使用頻度が高い環境・状況下において追加で実施する設備保護洗浄のことである。
ステップS4において第2制御による設備保護洗浄を実施した後、ステップS6へと進み、コントローラ46は、小便器1を使用した使用者数Ncのカウントをリセットする。
上述したステップS1~6の判断および動作を繰り返し行うことにより、コントローラ46による小便器1の設備保護洗浄に関する制御が行なわれる。
図5を参照して、小便器1のタイムチャートの一例を説明する。
図5に示すように、時刻t1では、コントローラ46の第1制御による一定時間毎の設備保護洗浄の実施タイミングであるため、設備保護洗浄が実施される。
その後、時刻t2では、コントローラ46が前回第1制御を行なった時刻t1からの経過時間Tcのカウントが所定時間T1未満であり、且つ、時刻t1からカウントが開始された小便器1を使用した使用者数Ncのカウントが所定人数N1に達したため、小便器1の本洗浄が実施された後に、コントローラ46の第2制御による設備保護洗浄が実施される。
時刻t3では、コントローラ46が前回第1制御を行なった時刻t1からの経過時間Tcのカウントが所定時間T1以上となったため、コントローラ46の第1制御による設備保護洗浄が実施される。
つぎに、時刻t4においても時刻t2と同様に、コントローラ46が前回第1制御を行なった時刻t3からの経過時間Tcのカウントが所定時間T1未満であり、且つ、時刻t3からカウントが開始された小便器1を使用した使用者数Ncのカウントが所定人数N1に達したため、小便器1の本洗浄が実施された後に、コントローラ46の第2制御による設備保護洗浄が実施される。
そして、時刻t5では、コントローラ46が前回第1制御を行なった時刻t3からの経過時間Tcのカウントが所定時間T1未満であり、且つ、時刻t4からカウントが開始された小便器1を使用した使用者数Ncのカウントが所定人数N1に達したため、小便器1の本洗浄が実施された後に、コントローラ46の第2制御による設備保護洗浄が実施される。
時刻t6では、コントローラ46が前回第1制御を行なった時刻t3からの経過時間Tcのカウントが所定時間T1以上となったため、コントローラ46の第1制御による設備保護洗浄が実施される。
<作用効果>
つぎに、上述した本発明の一実施形態による小便器における作用効果について説明する。
本発明の一実施形態による小便器1において、コントローラ46は、一定時間毎に設備保護洗浄を実施させる第1制御を行なうと共に、前回第1制御を行なってから次回第1制御を行なうまでの間に、小便器1を使用した使用者数Ncのカウントが所定人数N1を超えたときに追加で設備保護洗浄を実施させる第2制御を行なう。これにより、一定時間毎に設備保護洗浄を実施させる第1制御を行なうことで、使用頻度が低い環境・状況下において小便器1の排水トラップ管路14および排水管3に尿石が形成されることを抑制するとともに、前回第1制御を行なってから次回第1制御を行なうまでの間に、小便器を使用した使用者数Ncのカウントが所定人数N1を超えたときに追加で設備保護洗浄を実施させる第2制御を行なうことで、使用頻度が高い環境・状況下においても小便器1の排水トラップ管路14および排水管3に尿石が形成されることを抑制することができる。
また、コントローラ46は、第2制御を行なったときに小便器1を使用した使用者数Ncのカウントをリセットし、第2制御を行なってから次回第1制御を行なうまでの間に、小便器1を使用した使用者数Ncのカウントが再び所定人数N1を超えたときに追加で設備保護洗浄を実施させる第2制御を再び行なう。これにより、使用頻度が非常に高い環境・状況下においても小便器1の排水トラップ管路14および排水管3に尿石が形成されることを抑制することができる。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものではない。
図6、7により、本発明の変形例による小便器が実施する設備保護洗浄について説明する。図6は、本発明の変形例による小便器が実施する設備保護洗浄に関するフローチャートである。図7は、本発明の変形例による小便器のタイムチャートの一例である。
本発明の変形例による小便器100は、上述した一実施形態による小便器1とは異なり、コントローラ46の第2制御による設備保護洗浄を実施させる期間に条件を設ける。
図6に示すように、ステップS101では小便器1のステップS1と同様に、前回第1制御を行なってから経過した経過時間Tcのカウントが所定時間T1以上か否かを判断する。
ステップS101において経過時間Tcのカウントが所定時間T1以上であった場合、小便器1のステップS2と同様に、一定時間毎の設備保護洗浄を実施するタイミングであるため、コントローラ46は、第1制御による設備保護洗浄を実施させる(ステップS102)。その後、ステップS106以降へと進み、コントローラ46は、前回第1制御を行なってから経過した経過時間Tcのカウント、および小便器1を使用した使用者数Ncのカウントをリセットする(ステップS106,S107)。
ステップS102において経過時間Tcのカウントが所定時間T1未満であった場合、ステップS103へと進み、今度は前回第1制御を行なってから経過した経過時間Tcのカウントが所定時間T2未満か否かを判断する。この所定時間T2は、例えば、所定時間T1の1/2~2/3に設定する。
ステップS103において経過時間Tcのカウントが所定時間T2以上であった場合、小便器1を使用した使用者数Ncのカウントに基づく設備保護洗浄実施の有無についての判定は行なわず、ステップS101へと戻る。つまり、前回第1制御を行なってから経過した経過時間Tcのカウントが所定時間T1未満であったとしても、経過時間Tcのカウントが所定時間T2以上であった場合は、小便器1を使用した使用者数に関わらず次回のコントローラ46の第1制御による設備保護洗浄が実施されるまでは、設備保護洗浄を実施しない。
ステップS103において経過時間Tcのカウントが所定時間T2未満であった場合、ステップS104へと進む。ステップS104~107は、小便器1のステップS3~6の制御フローと同様である。
図7を参照して、小便器100のタイムチャートの一例を説明する。
図7に示すように、時刻t102が、コントローラ46が前回第1制御を行なった時刻t100からの経過時間Tcのカウントが所定時間T2未満であるため、時刻t101~103は、小便器1の時刻t1~3と同様の動作である。
時刻t104では、コントローラ46が前回第1制御を行なった時刻t103からの経過時間Tcのカウントが所定時間T1未満であり、且つ、時刻t3からカウントが開始された小便器1を使用した使用者数Ncのカウントが所定人数N1に達したものの、設備保護洗浄は実施されない。これは、時刻t104では、コントローラ46が前回第1制御を行なった時刻t103からの経過時間Tcのカウントが所定時間T2以上のためである。
時刻t105では、コントローラ46が前回第1制御を行なった時刻t3からの経過時間Tcのカウントが所定時間T1以上となったため、コントローラ46の第1制御による設備保護洗浄が実施される。
このように、本発明の変形例による小便器100において、コントローラ46は、第1制御を前回行なってから所定時間T2を過ぎると、次回第1制御を行なうまでは設備保護洗浄を実施させない。これにより、所定時間T2から所定時間T1の間隔はそれほど長くないため尿石は発生しにくく、必要以上に設備保護洗浄を増やしてしまうことを抑制することができる。
なお、上述した本発明の変形例による小便器100では、所定時間T2を一定時間で設定することとしたが、本発明はこれに限らず、例えば第1制御を前回行なってから第2の制御を行なうまでに経過した経過時間TPを計測し、所定時間T1と所定時間T2との差分と比較して、経過時間TPが短い場合には次回から所定時間T2の設定時間を長くしてもよい。つまり、経過時間TPに応じて所定時間T2の設定を変更してもよい。これにより、必要以上に設備保護洗浄を増やしてしまうことを抑制しつつ、使用頻度が非常に高い環境・状況下においても小便器の排水トラップおよび排水管に尿石が形成されることを抑制することができる。
前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 小便器
2 便器本体
3 排水管
4 自動洗浄ユニット(吐水装置)
5 排水立管
6 ボウル部
8 収納室
10 排水口
12 目皿
14 排水トラップ管路
14a 下降管路
14b 折返し管路
14c 上昇管路
14d 共通壁
14e 幅
14f 幅
14g 幅
15 排水ソケット
30 スプレッダ(吐水装置)
44 検知センサ(検知手段)
46 コントローラ(制御手段)
100 小便器
W 壁面
K 床面

Claims (3)

  1. 排水管に接続される小便器において、
    ボウル部と、前記ボウル部に洗浄水を吐水する吐水装置と、前記ボウル部で受けた洗浄水が流入する排水トラップと、を有する便器本体と、
    前記便器本体の前方の使用者を検知する検知手段と、
    前記吐水装置からの吐水を制御することで、使用者による前記小便器の使用後に実施させる本洗浄および所定のタイミングで実施させる設備保護洗浄を制御する制御手段と、
    を備えており、
    前記制御手段は、一定時間毎に前記設備保護洗浄を実施させる第1制御を行なうと共に、前回前記第1制御を行なってから次回前記第1制御を行なうまでの間に、前記小便器を使用した使用者数のカウントが所定人数を超えたときに追加で前記設備保護洗浄を実施させる第2制御を行ない、
    前記制御手段は、前記第1制御を前回行なってからの経過時間が所定時間を過ぎると、次回前記第1制御を行なうまでは前記設備保護洗浄を実施させず、所定時間は一定時間の1/2~2/3である小便器。
  2. 前記制御手段は、前記第2制御を行なったときに前記小便器を使用した使用者数のカウントをリセットし、前記第2制御を行なってから次回前記第1制御を行なうまでの間に、前記小便器を使用した使用者数のカウントが再び前記所定人数を超えたときに追加で前記設備保護洗浄を実施させる前記第2制御を再び行なう請求項1に記載の小便器。
  3. 前記制御手段は、前記第1制御を前回行なってから前記第2制御を行なうまでに経過した経過時間を計測し、前記経過時間に応じて前記所定時間の設定を変更する請求項1または2に記載の小便器。
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