JP7155506B2 - 蓄電装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、蓄電装置の製造方法に関する。
従来から蓄電装置の製造方法について各種提案されている。たとえば、特開2012-129098号公報に記載された蓄電装置の製造製造は、負極シートローラと、正極シートローラと、2つのセパレータシートローラと、貼付装置と、2つの切断装置と、載置装置とを備える。
負極シートローラには、負極シートが巻回されている。セパレータシートローラには、セパレータシートが巻回されている。正極シートローラには、正極シートが巻回されている。一方のセパレータシートローラは負極シートローラの上面側に配置されており、他方のセパレータシートローラは負極シートローラの下面側に配置されている。
上記のように構成された製造装置において、電極体を形成する際には、各ローラから負極シートおよびセパレータシートが引き出される。貼付装置は、負極シートの上面および下面にセパレータシートを貼り付けて、積層体シートを形成する。その後、一方の切断装置は、負極シートおよびセパレータシートを切断する。これにより、負極と、負極を上下から挟み込むように貼付されたセパレータとから形成された積層体が形成される。
その一方で、正極シートローラから正極シートが引き出され、他方の切断装置が正極シートを切断して、正極が形成される。そして、載置装置に積層体と、正極とが順次積層されることで、電極体が形成される。
特開2001-236945号公報には、電解液を電極合材層に良好に染み込ませるために、正極および負極の略全面にスリットを形成することが記載されている。
特開2012-129098号公報 特開2001-236945号公報
特開2012-129098号公報に記載された蓄電装置の製造方法においては、正極シート、セパレータシートおよび負極シートは、ローラに巻回された状態とされている。このため、各ローラから引き出されたシートには、円弧状に湾曲するように癖付けがなされている。その結果、切断装置によって、積層体シートや正極シートが切断されると、積層体および正極は、円弧状に湾曲しやすい。
このように、湾曲した積層体や正極を積層して電極体を形成すると、電極体の位置によっては、正極および負極の間の距離が大きくなるおそれがある。電極間距離が大きくなると、内部抵抗が高くなり、電池性能が劣化するおそれがある。
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電極を積層して電極体を形成する蓄電装置の製造方法において、各電極間に隙間が形成されることが抑制された蓄電装置の製造方法を提供することである。
本開示に係る蓄電装置の製造方法は、集電シートと前記集電シートに形成された電極合材層とを含む電極シートが、巻回されて形成されたロール体を準備する工程と、前記ロール体から前記電極シートを引出方向に引き出す工程と、引き出された前記電極シートにスリットを形成する工程と、前記スリットが形成された前記電極シートを切断して、電極を形成する工程と、を備え、前記電極シートは、前記引出方向に延びる第1側辺および第2側辺を含み、前記スリットは、前記第1側辺および前記第2側辺の少なくとも一方に形成される。
上記の蓄電装置の製造方法によれば、スリットによって、電極が湾曲する反り量を低減することができる。
本開示に係る蓄電装置の製造方法によれば、電極を積層して電極体を形成する蓄電装置の製造方法において、各電極間に隙間が形成されることが抑制することができる。
蓄電装置1を示す断面図である。 電極体3を示す斜視図である。 電極体3の一部を分解した分解斜視図である。 正極15を示す平面図である。 正極15を示す断面図である。 負極17を示す平面図である。 電極体形成工程を示す製造フロー図である。 ロール体準備工程S10を示す斜視図である。 引出工程S12、スリット形成工程S14および切断工程S16を模式的に示す模式図である。 スリット形成装置72によってスリットが形成された正極シート61を示す平面図である。 正極15を示す平面図である。 図11に示すXII-XII線における断面図である。 実施例1に係る正極15Aを模式的に示す模式図である。 正極15Aを示す平面図である。 図14にXV-XV線における断面図である。 実施例2に係る正極15Bを示す模式図である。 正極15Bを示す平面図である。 図17に示すXVIII-XVIII線における断面図である。 比較例に係る正極15Cを示す模式図である。 正極15Cを示す平面図である。 図20におけるXXI-XXI線における断面図である。
図1から図21を用いて、本実施の形態に係る蓄電装置1の製造方法について説明する。図1から図21に示す構成のうち、同一または実質的に同一の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、蓄電装置1を示す断面図である。蓄電装置1は、収容ケース2と、電極体3と、正極外部端子4と、負極外部端子5と、正極集電端子6と、負極集電端子7と、電解液8とを備える。
収容ケース2は、ケース本体10と、蓋11とを含む。ケース本体10および蓋11は、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成されている。ケース本体10は、上方に向けて開口する開口部が形成されており、蓋11は、ケース本体10の開口部を閉塞するように設けられている。
正極外部端子4および負極外部端子5は、蓋11の上面に互いに幅方向Wに間隔をあけて配置されている。
電極体3と、正極集電端子6と、負極集電端子7と、電解液8とは、収容ケース2内に収容されている。
電極体3は、直方体形状に形成されている。電極体3の一端には、正極部12が形成されており、電極体3の他端には、負極部13が形成されている。
正極集電端子6は、正極部12に溶接されており、正極集電端子6の上端部は正極外部端子4に電気的に接続されている。負極集電端子7は、負極部13に溶接されており、負極集電端子7の上端部は負極外部端子5に電気的に接続されている。
図2は、電極体3を示す斜視図である。電極体3は、正極15と、セパレータ16と、負極17と、セパレータ18とを順次積層することで形成されている。
図3は、電極体3の一部を分解した分解斜視図である。セパレータ16は、正極15と隣り合うように配置されており、負極17は、セパレータ16と隣り合うように配置されている。セパレータ18は、負極17と隣り合うように配置されている。
なお、正極15と、セパレータ16と、負極17と、セパレータ18とは、蓄電装置1の厚さ方向THに配列するように配置されている。
図4は、正極15を示す平面図であり、図5は、正極15を示す断面図である。正極15は、集電板20と、正極合材層21とを含む。集電板20は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などによって形成されている。正極合材層21は、集電板20の表裏面に形成されている。正極合材層21は、正極活物質およびバインダなどを含む。集電板20には、正極合材層21が形成されていない未塗布部22が形成されている。
集電板20は、略長方形形状に形成されている。集電板20は、辺30,31,32,33を含む。辺32および辺33は、蓄電装置1の幅方向Wに配列している。辺30および辺31は、高さ方向Hに配列している。
集電板20には、複数のスリット25,26,27,28が形成されている。この図4に示す例においては、辺32にスリット25,26が形成されており、辺33にスリット27,28が形成されている。
スリット25およびスリット26は、蓄電装置1の高さ方向Hに間隔をあけて形成されている。スリット25およびスリット26は、辺32から蓄電装置1の幅方向Wに延びるように形成されている。
スリット27およびスリット28は、蓄電装置1の高さ方向Hに間隔をあけて形成されている。スリット27およびスリット28は、辺33から蓄電装置1の幅方向Wに延びるように形成されている。
スリット25およびスリット27は、蓄電装置1の幅方向Wに配列する一方で、スリット25およびスリット27の間には、幅方向Wに間隔があいている。スリット26およびスリット28は、蓄電装置1の幅方向Wに配列する一方で、スリット26およびスリット27の間には、幅方向Wに間隔があいている。
そして、複数の正極15の未塗布部22が厚さ方向THに配列することで、正極部12が形成されている。
なお、図4に示す例においては、各スリット25,26,27,28は、高さ方向Hに所定の幅を有しているが、スリット25,26,27,28としては、単なる切れ込みであってもよい。すなわち、「スリット」とは、所定幅を有する場合および有さない場合のいずれでもよい。
図6は、負極17を示す平面図である。負極17は、集電板40と、負極合材層41とを含む。集電板40は、銅または銅合金などによって形成されている。負極合材層41は、集電板40の表裏面に形成されている。負極合材層41は、負極活物質およびバインダなどを含む。
集電板40には、負極合材層41が形成されていない未塗布部42が形成されている。集電板40は、長方形形状に形成されている。集電板40は、辺50,51,52,53を含む。辺50および辺51は、蓄電装置1の高さ方向Hに配列している。辺52および辺53は、蓄電装置1の幅方向Wに配列している。
集電板40には、複数のスリット45,46,47,48が形成されている。スリット45およびスリット46は辺52に形成されており、スリット45およびスリット46は、辺52から蓄電装置1の幅方向Wに延びるように形成されている。スリット47およびスリット48は、辺53に形成されており、スリット47およびスリット48は、辺53から蓄電装置1の幅方向Wに延びるように形成されている。
スリット45およびスリット47は蓄電装置1の幅方向Wに配列しており、スリット45およびスリット47の間には、幅方向Wに間隔があいている。スリット46およびスリット48は、蓄電装置1の幅方向Wに配列しており、スリット46およびスリット48の間には、幅方向Wに間隔があいている。
そして、複数の負極17の未塗布部42が厚さ方向THに配列することで、負極部13が形成されている。
上記のように構成された蓄電装置1の製造方法について説明する。なお、蓄電装置1の製造工程は、電極体形成工程と、蓋ユニット形成工程と、電極体溶接工程と、蓋ユニット溶接工程と、注液工程と、封止工程とを含む。
電極体形成工程は、電極体3を形成する工程である。蓋ユニット形成工程は、正極外部端子4と、負極外部端子5と、蓋11と、正極集電端子6と、負極集電端子7が一体となったユニットを形成する工程である。
電極体溶接工程は、電極体3の正極部12に正極集電端子6を溶接し、負極部13に負極集電端子7を溶接する工程である。
蓋ユニット溶接工程は、電極体3が溶接された蓋ユニットをケース本体10に溶接する工程である。注液工程は、蓋11に形成された注液口から収容ケース2内に電解液8を供給する工程である。封止工程は、蓋11に形成された注液口を封止する工程である。
次に、蓄電装置1の製造方法において、電極体形成工程について詳細に説明する。図7は、電極体形成工程を示す製造フロー図である。
電極体形成工程は、正極形成工程S1と、負極形成工程S2と、セパレータ形成工程S3と、積層工程S4とを含む。
正極形成工程S1は、ロール体準備工程S10と、引出工程S12と、スリット形成工程S14と、切断工程S16とを含む。負極形成工程S2は、ロール体準備工程S20と、引出工程S22と、スリット形成工程S24と、切断工程S26とを含む。セパレータ形成工程S3は、ロール体準備工程S30と、引出工程S32と、切断工程S36とを含む。
正極形成工程S1と、負極形成工程S2とは、近似する工程であるため、主に、正極形成工程S1について説明する。
図8は、ロール体準備工程S10を示す斜視図である。ロール体準備工程S10は正極ロール体60を準備する工程である。正極ロール体60は、ローラ65に正極シート61を巻回することで形成されている。正極シート61は、金属箔62および正極合材層63を含む。正極合材層63は、金属箔62の表裏面に形成されており、金属箔62には、正極合材層63が形成されていない未塗布部64が形成されている。
図9は、引出工程S12、スリット形成工程S14および切断工程S16を模式的に示す模式図である。
引出工程S12、スリット形成工程S14および切断工程S16は、正極形成装置70によって実施される。
正極形成装置70は、引出装置71と、スリット形成装置72と、切断装置73とを含む。引出装置71は、正極シート61を正極ロール体60から引き出す装置である。たとえば、引出装置71は、正極シート61を上下面から挟み込む一対のローラを含む。
この引出装置71が駆動することで、正極シート61が引出方向D1に引き出され、引出工程S12が実施される。
スリット形成装置72は、刃付ローラ74と、送出ローラ75とを含む。刃付ローラ74は、正極シート61上に配置されており、送出ローラ75は正極シート61の下面側に配置されている。刃付ローラ74の表面には、複数の刃が形成されており、正極シート61に複数のスリットを形成する。このスリット形成装置72によって、スリット形成工程S14が実施される。
図10は、スリット形成装置72によってスリットが形成された正極シート61を示す平面図である。正極シート61は、引出方向D1に延びる側辺66および側辺67を含む。側辺66および側辺67は、正極シート61の幅方向に配列している。
スリット形成工程S14において、正極シート61には、複数のスリット80,81,82,83,84,85,86,87が形成される。なお、この図10に示す例においては、スリット80,81,82,83が互いに引出方向D1に間隔をあけて、側辺66に形成されている。同様に、スリット84,85,86,87が引出方向D1に間隔をあけて、側辺67に形成されている。
各スリット80~87は、正極シート61の幅方向に延びるように形成されている。ここで、スリット80,84は、正極シート61の幅方向に配列すると共に、正極シート61の幅方向に間隔をあけて形成されている。同様に、スリット81およびスリット85と、スリット82およびスリット86と、スリット83およびスリット87とは、正極シート61に幅方向に配列すると共に、互いに間隔をあけて形成されている。
このため、正極シート61の幅方向の中央部およびその周囲には、スリットは形成されていない。このため、引出方向D1における正極シート61の引張強度が確保されており、正極シート61に引出方向D1に引張力が加えられたとしても、正極シート61が破断することが抑制されている。
ここで、正極シート61の幅の長さを長さL1とし、各スリット80~87の長さを長さL2とすると、たとえば、長さL2は下記式(1)のように設定される。
(長さL1)/5≦長さL2≦(長さL1)×1/3・・・(1)
長さL2が「(長さL1)/5」よりも短くなると、後述するように、形成される正極15が湾曲した状態になり易いためである。
長さL2が「(長さL1)×1/3」よりも長くなると、正極シート61の引張強度が弱くなり、製造過程において、正極シート61が破断するおそれがあるためである。好ましくは、長さL2の長さは、長さL1の三分の一および前後数センチの範囲に設定される。
図9に戻って、切断装置73は、スリットが形成された正極シート61を切断する。切断装置73としては、たとえば、レーザ切断装置や刃具を備えた切断装置を採用することができる。レーザ切断装置が採用された場合には、レーザ光が正極シート61に照射されて、正極シート61が切断される。なお、切断装置73は、たとえば、図10に示す破線において、正極シート61を切断する。これにより、図11に示す正極15が形成される。なお、正極シート61が切断されることで、切断位置において辺30および辺31が形成される。
ここで、正極シート61は、正極ロール体60に巻回されており、正極シート61は、長時間に亘って、ローラ65に巻回された状態で長時間に亘って放置される場合がある。
そのため、正極シート61を引き出した際に、正極シート61には、湾曲しようとする内部応力が正極シート61に残存する。
そのため、正極シート61を切断して正極15を形成した際においても、正極15には、湾曲しようとする内部応力が残存している。
図12は、図11に示すXII-XII線における断面図である。この図12に示すように、正極15の辺33には、スリット27およびスリット28が形成されている。
そのため、正極15は、辺31およびスリット28の間で湾曲する。同様に、スリット28およびスリット27の間で湾曲し、スリット27および辺30の間で湾曲する。
たとえば、辺31およびスリット28の間の長さは短いため、当該部分が湾曲するように変形したとしても、反り量R1を小さく抑えることができる。同様に、スリット28およびスリット27の間と、スリット27および辺30の間とで生じる反り量も小さく抑えることができる。
なお、正極形成工程S1において、説明したが、負極形成工程S2も正極形成工程S1と同様の工程を含む。
たとえば、ロール体準備工程S20において、ローラに負極シートが巻回された負極ロール体を準備する(ロール体準備工程S20)。そして、引出装置で負極ロール体から負極シートを引き出す(引出工程S22)。その後、負極シートの側辺に複数のスリットを形成し(スリット形成工程S24)、スリットが形成された負極シートを所定の長さで切断する(切断工程S26)。このようにして、図6に示す負極17が形成される。
このように、負極17においても、複数のスリット45~48に形成されているため、負極17に生じる反り量を小さく抑えることができる。
セパレータ形成工程S3においては、ローラにセパレータシートが巻回されたセパレータロール体を準備する(ロール体準備工程S30)。そして、セパレータロール体からセパレータシートを引出して(引出工程S32)、所定の長さでセパレータシートを切断する(切断工程S36)。これにより、セパレータ16,18が形成される。
上記のように、正極15、セパレータ16、負極17、セパレータ18を形成した後、図7に示す積層工程S4を実施する。
具体的には、図3に示すように、正極15と、セパレータ16と、負極17と、セパレータ18とを順次厚さ方向THに積層する。これにより、電極体3を製造することができる。
この際、正極15および負極17に生じる反り量が低減されているので、正極15および負極17を積層したとしても、各正極15および負極17の間の距離が大きくなることを抑制することができる。
各正極15および負極17の間の距離が大きくなることを抑制することができるので、電極体3の電気容量が小さくなることを抑制することができる。
図5および図13から図19を用いて、実施例1,2に係る正極15A,15Bと、比較例に係る正極15Cについて説明する。
各正極において、集電板20は、厚さが10μmのアルミニウム箔である。正極合材層21は、集電板20の表裏面に形成されており、各正極合材層21の厚さは、100μmである。正極合材層21の正極活物質として、NCM(Li(Ni,Co,Mn)O2)系が採用されている。バインダは、CMC(カルボキシメチルセルロース)およびSBR(スチレンプタジェンコポリマー)を含む。
各正極の寸法は、幅方向Wの長さは150mmであり、高さ方向Hの長さは、75mmである。
そして、実施例1,2および比較例に係る正極を平坦面上に配置したときの反り量をスケールで測定した。
図13は、実施例1に係る正極15Aを模式的に示す模式図である。図14は、正極15Aを示す平面図であり、図15は、図14にXV-XV線における断面図である。
正極15Aにおいては、スリットが形成されていない正極を準備して、その後、ハサミでスリット25~27を形成した。
実施例1に係る正極15Aにおいては、図14に示す長さL5および長さL6の長さは、44mmである。長さL7および長さL8の長さは、24mmである。そして、図15おいて、実施例1に係る正極15の反り量R1は、1.0mmであった。
図16は、実施例2に係る正極15Bを示す模式図である。図17は、正極15Bを示す平面図であり、図18は、図17に示すXVIII-XVIII線における断面図である。
正極15Bにおいては、辺32に1つのスリット25Aを形成し、辺33に1つのスリット27Aを形成した。
実施例2に係る正極15Bも、スリットが形成されていない正極を準備して、スリット25Aおよびスリット27Aを形成した。
図17において、長さL15およひ長さL16の長さは、44mmである。長さL18の長さは、36mmである。上記の実施例2に係る正極15Bにおいては、反り量R2は、1.5mmであった。
図19は、比較例に係る正極15Cを示す模式図である。図20は、正極15Cを示す平面図であり、図21は、図20におけるXXI-XXI線における断面図である。
正極15Cにおいては、スリットは形成されていない。そして、図21において、反り量R3は、3.0mmであった。
このように、正極の辺32および辺33に少なくとも1つのスリットを形成することで、正極に生じる反り量を低減することができることが分かる。
以上、本発明に基づいた実施の形態および実施例について説明したが、今回開示された事項はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 蓄電装置、2 収容ケース、3 電極体、4 正極外部端子、5 負極外部端子、6,7 端子、8 電解液、10 ケース本体、11 蓋、12 正極部、13 負極部、15,15A,15B,15C 正極、16,18 セパレータ、17 負極、20,40 板、21,63 正極合材層、22,42,64 未塗布部、25,25A,26,27,27A,28,45,46,47,48,80,81,82,83,84,85,86,87 スリット、30,31,32,33,50,51,52,53 辺、41 負極合材層、60 正極ロール体、61 正極シート、62 金属箔、65 ローラ、66,67 側辺、70 正極形成装置、71 引出装置、72 スリット形成装置、73 切断装置、74 刃付ローラ、75 送出ローラ、D1 引出方向、H さ方向、L1,L2,L5,L6,L7,L8,L15,L16,L18 長さ、R1,R2,R3 反り量、S1 正極形成工程、S2 負極形成工程、S3 セパレータ形成工程、S4 積層工程、S10,S20,S30 ロール体準備工程、S12,S22,S32 引出工程、S14,S24 スリット形成工程、S16,S26,S36 切断工程、TH 厚さ方向、W 幅方向。

Claims (1)

  1. 集電シートと前記集電シートに形成された電極合材層とを含む電極シートが、巻回されて形成されたロール体を準備する工程と、
    前記ロール体から前記電極シートを引出方向に引き出す工程と、
    引き出された前記電極シートにスリットを形成する工程と、
    前記スリットが形成された前記電極シートを切断して、電極を形成する工程と、
    を備え、
    前記電極シートは、前記引出方向に延びる第1側辺および第2側辺を含み、
    前記スリットは、前記第1側辺および前記第2側辺の少なくとも一方に形成されており、前記スリットは、
    前記第1側辺から前記第2側辺に向けて延びると共に、前記電極合材層が形成されていない未塗工部を通って前記電極合材層内を通るように形成された第1スリットと、
    前記第2側辺から前記第1側辺に向けて延びるように形成されると共に、前記電極合材層内を通るように形成された第2スリットとを含み、
    前記電極シート61の幅の長さを長さL1とし、前記第1スリットおよび前記第2スリットの各々の長さを長さL2とすると、長さL2は(長さL1)/5≦長さL2≦(長さL1)×1/3である、蓄電装置の製造方法。
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