JP7154692B2 - メカニカルシール - Google Patents

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Description

本発明は、メカニカルシールに関する。
メカニカルシールは、流体機器のハウジングと該ハウジングを貫通するように配置される回転軸との間に装着して使用されるものであり、ハウジングに固定される静止密封環の摺動面と、回転軸とともに回転する回転密封環の摺動面とを摺接させて、流体機器の内部から外部又は外部から内部への流体の漏れを防ぐものである。
このようなメカニカルシールにおいて、従来、特許文献1に示されるように、静止密封環の摺動面と、回転軸とともに回転する回転密封環の摺動面との一方もしくは両方に低摩擦性と耐摩耗性に優れる炭素系硬質膜を備えたものがある。
特開2005-061426号公報(第4頁、第1図)
特許文献1に示されるようなメカニカルシールにあっては、一例として回転密封環の摺動面に炭素系硬質膜を備え、対する静止密封環は炭化珪素等の硬質材から形成されている構成が示されており、このように静止密封環と回転密封環との摺動面が互いに硬質材料である場合、摺動面に被密封流体を吸着させることで、被密封流体が潤滑材として機能し、これら摺動面同士の摩擦係数を低減することができる。しかしながら、特許文献1のようなメカニカルシールは、静止密封環と回転密封環との僅かな隙間から入り込んだ微量の被密封流体は、静止密封環と回転密封環との摺動に伴い除去されてしまい、硬質材を採用したことによる低摩擦性能を十分に享受することができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、密封環の摺動面同士を低い摩擦状態とすることができるメカニカルシールを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のメカニカルシールは、
一方の密封環の摺動面と、他方の密封環の摺動面とを摺動させて、流体機器の内部から外部または外部から内部への被密封流体の漏れを防ぐメカニカルシールであって、
少なくとも前記一方の密封環は、該密封環を構成する基材の他方の密封環との対向面に炭素系硬質膜が形成されて摺動面とされており、前記摺動面には前記基材に形成された凹部と、前記炭素系硬質膜に形成された開口部とにより前記被密封流体を内在させる凹所が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、一方の密封環の摺動面に形成された凹所内に被密封流体が入り込み該凹所内に被密封流体が内在されることとなり、この凹所から対向する摺動面の間に被密封流体が供給され流体膜が形成されやすく、炭素系硬質膜の特性を維持しながら、密封環の摺動面同士を低い摩擦状態に維持できる。
好適には、前記開口部における少なくとも回転周方向の開口縁部の少なくとも一部の前記炭素系硬質膜は、前記基材に形成された前記凹部の内側面に重なる位置まで延びて形成されている。
これによれば、被密封流体の流れ方向の上流側の凹部の内側面に重なる位置まで炭素系硬質膜が延びて形成されていると、凹所付近の被密封流体は炭素系硬質膜に沿って開口縁部から凹部の底側に誘導されやすく、凹所内に被密封流体Fが流れ込みやすい。また、被密封流体の流れ方向の下流側の凹部の内側面に重なる位置まで炭素系硬質膜が延びて形成されていると、凹所内の被密封流体は開口縁部から炭素系硬質膜に沿って流れ出やすく、摺動面同士を低い摩擦状態とすることができる。また、炭素系硬質膜の開口縁部の先端縁は、他方の密封環の摺動面に当接しないため、密封環の摺動面同士の相対回転による炭素系硬質膜の剥離を防止できる。
好適には、前記炭素系硬質膜に形成された前記開口部における少なくとも回転周方向の開口縁部は、前記基材の凹部の底方向に傾斜する傾斜面を成す。
これによれば、傾斜面を成す炭素系硬質膜の開口縁部に沿って、摺動面の被密封流体が凹所内に入り込みやすく、かつ凹所内から炭素系硬質膜に沿って摺動面に流れ出やすい。
好適には、前記炭素系硬質膜に形成された前記開口部における少なくとも回転周方向の開口縁部は、前記基材の凹部の底方向に傾斜する曲面を成す。
これによれば、炭素系硬質膜の摺動表面と開口縁部とは滑らかに連なるため、被密封流体は、摺動面から凹所の底側に円滑に入り込みやすく、かつ凹所から炭素系硬質膜の摺動表面に流れ出やすい。
好適には、前記基材の凹部の縁部には底方向に傾斜する傾斜面が形成されている。
これによれば、炭素系硬質膜は基材に対してCVDやPVDによる成膜により、炭素系硬質膜の開口縁部を基材の凹部の内側面に沿った形状である傾斜面に容易に形成することができる。
好適には、前記基材の凹部の縁部には底方向に傾斜する曲面が形成されている。
これによれば、炭素系硬質膜は基材に対してCVDやPVDによる成膜により、炭素系硬質膜の開口縁部を基材の凹部の内側面に沿った形状である曲面に容易に形成することができる。
好適には、前記炭素系硬質膜に形成された前記開口部における回転周方向の一方の開口縁部と他方の開口縁部とは、径方向を基準として対称形状に形成されている。
これによれば、回転周方向の炭素系硬質膜の開口縁部が対称形状であることから、凹所内に入り込む被密封流体の流れと凹所内から流れ出る被密封流体の流れが近似するため、凹所内の乱流の発生を防止できる。
好適には、前記炭素系硬質膜は、前記開口部の開口縁部から前記基材に形成された凹部の底まで連続して形成されている。
これによれば、炭素系硬質膜の成膜時に凹部の底面にマスキングする等の手間を省略できるばかりか、凹所内すなわち凹部の表面が全て炭素系硬質膜で形成されるため、凹部内部における被密封流体の流動性が安定し、乱流の発生を防止できる。
好適には、前記基材に形成された前記凹部の内側面の表面の面粗度は、前記基材の対向面の面粗度に比べて粗く形成されている。
これによれば、炭素系硬質膜は基材の凹部の内側面に強固に固定される。
本発明の実施例1におけるメカニカルシールを示す断面図である。 実施例1における密封環同士の摺接構造を示す一部拡大断面図である。 (a)は、実施例1におけるメイティングリングをシールリングとの対向面側から軸方向に見た図であり、(b)は、シールリングをメイティングリングとの対向面側から軸方向に見た図である。 実施例1におけるシールリングとメイティングリングとの摺動面を示す図である。 本発明の実施例2におけるメイティングリングの凹所をシールリングとの対向面側から軸方向に見た一部拡大図である。 (a)は、実施例2における図5のA-A断面図であり、(b)は、図5のB-B断面図である。 本発明の実施例3におけるメイティングリングの凹所を示す一部拡大断面図である。 本発明の実施例4におけるメイティングリングの凹所を示す一部拡大断面図である。 本発明の実施例5におけるメイティングリングの凹所を示す一部拡大断面図である。 本発明の実施例6におけるメイティングリングの凹所を示す一部拡大断面図である。 メカニカルシールの変形例1を示す一部拡大断面図である。 メカニカルシールの変形例2を示す一部拡大断面図である。 メカニカルシールの変形例3を示す一部拡大断面図である。 メカニカルシールの参考例1を示す一部拡大断面図である。 メカニカルシールの参考例2を示す一部拡大断面図である。 メカニカルシールの参考例3を示す一部拡大断面図である。
本発明に係るメカニカルシールを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るメカニカルシールにつき、図1から図4を参照して説明する。
図1は、メカニカルシールの一例を示す縦断面図であって、メカニカルシール1は、摺動面の外周から内周方向に向かって漏れようとする流体機器の機械側Mの被密封流体を密封する形式のインサイド形式のものであり、高圧流体側のポンプインペラ(図示省略)を駆動させる回転軸8側にスリーブ2を介してこの回転軸8と一体的に回転可能な状態に設けられた一方の摺動部品である円環状のシールリング(回転密封環)3と、流体機器のハウジング4に非回転状態かつ軸方向移動可能な状態で設けられた他方の摺動部品である円環状のメイティングリング(静止密封環)5と、を有している。
メイティングリング5とシールリング3とは、メイティングリング5を軸方向に付勢するコイルドウェーブスプリング6及びベローズ7によって、摺動面S1,S2同士で密接摺動するようになっている。すなわち、このメカニカルシール1は、メイティングリング5とシールリング3との互いの摺動面S1,S2において、被密封流体が回転軸8の外周から大気側Aへ流出するのを防止するものである。
メイティングリング5は、基材5A(図2参照)が硬質セラミックス(窒化珪素,ジルコニア,アルミナ,SiC等)で形成されており、図2に示されるように、シールリング3との対向面5aに炭素系硬質膜10が成膜されている。本実施例において、炭素系硬質膜10は対向面5aの全面に亘り形成されており、炭素系硬質膜10の摺動表面10aはメイティングリング5の摺動面S1を構成している。炭素系硬質膜10は、ダイヤモンドを除いた炭素質材料、例えば、フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェン、グラファイト、無定形炭素、および水素を含有しないカルビンのうちの1種以上のものを物理的製法や化学的製法によって成膜されたものであって、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜やダイヤモンドコーティングやカーボン膜等で成膜されており、低摩擦性と耐摩耗性に優れる。炭素系硬質膜10は、基材5Aの対向面5aに後述する凹部5b(recess portion)を形成した後に、CVDやPVD等の技術を用いて成膜される。
図3に示されるように、基材5Aの対向面5aには凹部5bが形成されている。凹部5bは基材5Aの周方向に4つ等配して設けられている。炭素系硬質膜10には、凹部5bに対応する位置に開口部10bが形成されており、凹部5bと開口部10b(opening portion)とによりメイティングリング5の摺動面S1に開口する凹所9(recess)が構成されている。凹所9は軸方向の深さが10μmに形成されている。
一方、シールリング3は、メイティングリング5と同様に、基材3A(図2参照)が硬質セラミックス(窒化珪素,ジルコニア,アルミナ,SiC等)で形成され、基材3Aにおけるメイティングリング5との対向面3aに炭素系硬質膜11が成膜され、炭素系硬質膜11の摺動表面11aは摺動面S2を構成している。
図3に示されるように、基材3Aの対向面3aには凹部3bが形成されている。凹部3bは基材3Aの周方向に4つ等配して設けられている。炭素系硬質膜11には、凹部3bに対応する位置に開口部11bが形成されており、凹部3bと開口部11bとによりシールリング3の摺動面S2とシールリング3の外径方向にそれぞれ開口する溝90(凹所)が構成されている。溝90は、軸方向の深さが10μmに形成されており、軸方向の深さ寸法が10μm以上であると凹所9は被密封流体の保持作用が主体的となって、シールリング3とメイティングリング5とを軸方向に流体の圧力によって離間させる動圧発生作用はほとんど生じることはない。
図1に示されるように、メイティングリング5の摺動面S1に形成された凹所9と、シールリング3の対向面3aに形成された溝90とは、その径方向の一部が互いに対向可能となっており、これらの対向時に凹所9と溝90とが連通するようになっている。そのため、機械側Mが被密封流体で満たされると、メカニカルシール1のシールリング3周辺の被密封流体Fは、シールリング3の溝90に入り込んだ後、溝90とメイティングリング5の凹所9とが対向した際に凹所9に入り込む。凹所9に入り込んだ被密封流体Fは、凹所9と対向する領域のシールリング3の摺動面S2の表面に吸着され、シールリング3とメイティングリング5との相対回転によりシールリング3の摺動面S2とメイティングリング5の摺動面S1との僅かな隙間に入り込む。隙間内に入り込んだ被密封流体Fは、メイティングリング5の摺動面S1に吸着され、摺動面S1と摺動面S2との摩擦力を低くすることができる。なお、凹所9内及び溝90内の被密封流体Fは、相対回転の停止時においてもシールリング3の摺動面S2とメイティングリング5の摺動面S1との僅かな隙間から微量ながら浸入する。
これによれば、メイティングリング5の摺動面S1に形成された凹所9内に被密封流体Fが入り込み凹所9内に被密封流体Fが内在されることとなり、この凹所9から対向するシールリング3の摺動面S2の間に被密封流体Fが供給され流体膜が形成されやすく、炭素系硬質膜の特性を維持しながら、摺動面S1,S2同士を低い摩擦状態に維持できる。
図4に示されるように、メイティングリング5の炭素系硬質膜10の摺動表面10aは、外径側から順に、シールリング3の溝90と対向し凹所9を備えていない領域(β1)、溝90と対向し凹所9を備える領域(β2)、シールリング3の溝90と対向せず凹所9を備える領域(β3)、シールリング3の環状に連続するシール部3cと対向しかつシールリング3の溝90と対向せず凹所9を備えていない領域(β4)に分けることができる。
領域β1は、シールリング3の溝90と対向しているため、溝90内の被密封流体Fが表面に直接吸着されため、被密封流体Fが比較的吸着されやすい。
領域β2は、溝90と対向しているため、溝90内の被密封流体Fが表面に直接吸着される。加えて領域β2は、自身の凹所9と対向する部分のシールリング3の炭素系硬質膜11の摺動表面11aに被密封流体Fが吸着されているため、これら領域β2と摺動表面11aとにおける摺動性に優れる。
領域β3には、自身の凹所9と対向する部分のシールリング3の炭素系硬質膜11の摺動表面11aを介して被密封流体Fが吸着される。
領域β4は、シールリング3の環状に連続するシール部11cとの間に被密封流体Fが入り込み難く、被密封流体Fの大気側Aへの漏れを防止している。
このように、領域β1~β3では、摺動面S1,S2同士の摺動における摩擦力が低減され、かつ領域β4とシール部11cとでは、摺動面S1,S2同士の摺動における摩擦力の低減は限定的であるものの、メカニカルシールの密閉性を確実に担保できる。また、摺動面S1,S2同士が径方向に亘り当接することから、メイティングリング5とシールリング3との傾動を防止し、メカニカルシール1の密閉性を高い状態に維持することができる。
さらに、摺動面S1と摺動面S2との摺接箇所における被密封流体Fが吸着される部分の中央部(メイティングリング5におけるβ3)に最も多くの被密封流体Fが位置することになる。これによれば、互いの摺動面S1と摺動面S2との間に多くの被密封流体Fが位置することで摺動性に優れるため、凹所9と溝90とが対向し連通する際に生じる乱流による回転抵抗の影響を高い摺動性で補うことができる。
また、溝90は、シールリング3の外径方向に開口している、即ち被密封流体側に開放しているため、流体機器の機械側Mが高圧である状態(流体機器の運転時)にあっては、絶えず溝90内に被密封流体Fが供給されるため、メイティングリング5とシールリング3との摺動に伴う炭素系硬質膜10の摺動表面10a(摺動面S1)からの被密封流体Fの除去に抗して、炭素系硬質膜10の摺動表面10aに被密封流体Fを吸着可能な状態を維持することができる。
また、炭素系硬質膜10の摺動面S1に吸着された被密封流体Fは、被密封流体Fが吸着された部分の摺動表面10aを介して、対向するシールリング3の摺動面S2の対応部分にも吸着されることから、メイティングリング5の摺動面S1とシールリング3の摺動面S2との摩擦を効果的に低くすることができる。
また、メイティングリング5の対向面5aには単体で低摩擦性の高い炭素系硬質膜10が成膜されていることに加え、上記した被密封流体を炭素系硬質膜10の摺動表面10aに吸着させることで、さらにメイティングリング5の摺動面S1の低摩擦化を実現している。
また、炭素系硬質膜10は基材5Aの凹部5bを上に向けた状態でCVDやPVDにより成膜されることから、基材5Aに形成された凹部5bの内側面5cの表面の面粗度(例えば算術平均粗さRa)は、対向面5aの面粗度に比べて粗く形成されており、炭素系硬質膜10の成膜時に内側面5cの表面に炭素系硬質膜10を構成する素材が堆積しやすくなっている。また、炭素系硬質膜10は基材5Aの対向面5aから凹部5bの内側面5cに亘って強固に固定できる。さらに、炭素系硬質膜10は内側面5c側が対向面5a側に比べて薄く成膜することで、凹所9の内部容量を確保できる。
次に、実施例2に係るメカニカルシールにつき、図5と図6を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図5と図6に示されるように、メイティングリング15の基材15Aの対向面15aには凹部15bが周方向に4つ等配して形成されている。凹部15bは、平面視において略矩形に形成されており、内側面15cは、それぞれ対向面15aから底面15d方向に傾斜する傾斜面となっている。
炭素系硬質膜20は、開口部20bを成す開口縁部21が、凹部15bの内側面15cにそれぞれ重なるように形成されている。このように、炭素系硬質膜20の開口縁部21が凹部15bの内側面15cにそれぞれ重ねられていることで、被密封流体Fは炭素系硬質膜20の摺動表面20aから開口縁部21を介して凹部15bの底面15d側に誘導されやすく、基材15Aの凹部15bと炭素系硬質膜20の開口部20bとにより構成される凹所19内に被密封流体Fが流れ込みやすい。また、凹所19内の被密封流体Fは開口縁部21を介して炭素系硬質膜20の表面20a側に流れ出やすく、摺動面S1,S2同士を低い摩擦状態とすることができる。さらに、炭素系硬質膜20の開口縁部21の先端縁は、シールリング3の摺動面S2に当接しないため、メイティングリング15とシールリング3の摺動面S1,S2同士の相対回転による炭素系硬質膜20の剥離を防止できる。加えて、被密封流体Fが開口縁部21の表面に沿って流れやすく、摺動面S1とS2との相対回転により発生する摩擦や被密封流体Fの凹所19への出入りにより凹所19内で乱流が発生しにくくなっており、乱流の影響による炭素系硬質膜20の剥離も防止できる。
また、凹部15bの内側面15cは、それぞれ開口縁部から底面15d方向に傾斜する傾斜面であり、基材15Aに対してCVDやPVDにより成膜される炭素系硬質膜20の開口縁部21は、基材15Aの凹部15bの内側面15cに沿った形状、すなわち傾斜面となっている。これによれば、この傾斜面を成す炭素系硬質膜20の開口縁部21に沿って、被密封流体Fが凹部15bの底面15d側に入り込みやすく、かつ炭素系硬質膜20の摺動表面20a側に流れ出やすい。また、これら回転周方向の炭素系硬質膜20の開口縁部21が対称形状であることから、凹所19内に入り込む被密封流体Fの流れと凹所19内から流れ出る被密封流体Fの流れが近似するため、凹所19内の乱流の発生を防止できる。
次に、実施例3に係るメカニカルシールにつき、図7を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図7に示されるように、炭素系硬質膜30は、開口部30bを成す開口縁部31が、基材25Aの凹部25bの内側面25cにそれぞれ重なるように形成され、これら開口部30bと凹部25bとで凹所29が構成されている。凹部25bの内側面25cは、それぞれ対向面25aから底面25d方向に傾斜する曲面であり、基材25Aに対してCVDやPVDにより成膜される炭素系硬質膜30の開口縁部31は、基材25Aの凹部25bの内側面25cに沿った形状、すなわち曲面となっている。これによれば、炭素系硬質膜30の摺動表面30aと開口縁部31との間に段差や急激な角度の変化がないため、被密封流体Fは、炭素系硬質膜30の摺動表面30aから開口縁部31に沿って、凹部25bの底面15d側に大きな流速の変化がない状態で入り込みやすく、かつ炭素系硬質膜30の摺動表面30a側に流れ出やすい。
次に、実施例4に係るメカニカルシールにつき、図8を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図8に示されるように、基材35Aの凹部35bを構成する内側面35cは、対向面35aに対して底面35d方向に垂直に交わる形状となっている。炭素系硬質膜40は、開口部40bを成す開口縁部41が、内側面35cに沿って摺動表面40aに対して垂直に交わる形状となっている。これによれば、上述した傾斜面形状や曲面形状に比べて、シールリング3とメイティングリング35との相対回転の停止時や低速時において、凹所39の中に貯留された被密封流体Fを保持する能力が高い。
次に、実施例5に係るメカニカルシールにつき、図9を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図9に示されるように、炭素系硬質膜50は、開口部50bを成す開口縁部51が、基材45Aの凹部45bの内側面のうち、メイティングリング45の回転周方向の両側の内側面45cにそれぞれ重なって形成され、基材45Aの凹部45bの内側面のうち、径方向両側の内側面46cには重ならないように形成されている。これによれば、シールリング3とメイティングリング45との相対回転時においては、凹所49の回転周方向の両側に動圧もしくは負圧がそれぞれ発生し、被密封流体Fの凹所49への出入りが径方向両側と比較して多くなる。そのため、炭素系硬質膜50の開口縁部51は、メイティングリング45の回転周方向の両側の内側面45cに重なって形成させることで、特に回転周方向への被密封流体Fの凹所49への出入りを行いやすくする効果を得られる。加えて径方向両側の内側面46cに重ねて形成する部分を省略することで、径方向への貯留された被密封流体Fの過度な出入りを防止することができるばかりか、凹所49の内部容量を大きく確保できる。
次に、実施例6に係るメカニカルシールにつき、図10を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図10に示されるように、炭素系硬質膜60は、基材55Aの対向面55aから凹部55bの底面55dにかけて凹部55bの全面を覆うように形成されている。これによれば、炭素系硬質膜60の成膜時に凹部55bの底面55dにマスキングする手間を省略できるばかりか、凹部55b内すなわち凹所59の表面が全て炭素系硬質膜60で形成されるため、凹所59内部における被密封流体Fの流動性が安定し、乱流の発生を防止できる。また、基材55A中の凹部55bの表面が全て炭素系硬質膜60で覆われることで、相対回転時の摺動により凹部55bの表面から発生する炭酸ガス等の不純物の被密封流体F中への混入を防止できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、炭素系硬質膜がメイティングリングリングとシールリングの両方成膜された例で説明したが、これに限らずメイティングリング側またはシールリング側のいずれかに成膜される構成としてもよい。
また、前記実施例において凹所は、周方向に4つ等配される例と、環状に形成される例で説明したが、これに限らず、例えば周方向に1つでも5つ以上の複数箇所に形成されてもよいし、等配されるものにも限定されない。さらに、径方向に環状の凹所が複数形成されてもよい。
また、炭素系硬質膜は、基材の凹部を構成する内側面の形状に沿って同様の形状に形成される構成で説明したが、これに限らず、例えば図11の変形例1に示されるように、基材65の凹部65bを構成する内側面65cが対向面65aに対して底面65d方向に垂直に交わる形状となっていたとしても、炭素系硬質膜70の開口縁部71の周辺形状は基材65の形状に関わらずに、摺動表面70aと開口縁部71との間に傾斜面72を備えた形状としてもよい。なお、摺動表面70aと開口縁部71とが交わる角が曲面形状であってもよい。
また、図12の変形例2に示されるように、炭素系硬質膜80の開口縁部81は、基材75Aの凹部75bの内側面75cと対向面75aとの境界まで形成し、内側面75cに重ならない形状としてもよく、この場合、開口縁部81の端縁部を内側面75cと対向面75aとの境界に向けて傾斜する曲面形状とすることで、被密封流体Fが凹所79へ出入りしやすくなる。なお、この開口縁部81の端縁部は傾斜面であってもよい。
また、図6,8に示す実施例2,4において、炭素系硬質膜の摺動表面と開口縁部とが交わる角は曲面形状であってもよい。
また、シールリングに外径側に開口する凹所を形成し、対向するメイティングリングの凹所に被密封流体Fを導入する構成で説明したが、これに限らず、例えば図13に示されるように、メイティングリング85の基材85Aの対向面85aにシールリング側と外径側とに開口する凹部85bを形成し、炭素系硬質膜91はシールリング側と外径側に開口するように成膜することで、シールリング側と外径側に開口する凹所89を形成してもよい。この場合、メイティングリング85に形成された凹所89単体で被密封流体Fを凹所89に導入することができるため、シールリング側の溝を省略してもよい。
また、凹所はその深さが10μmに形成される構成に限らず、6μmから14μmまでの範囲であれば、上記したメイティングリングの摺動面S1とシールリングの摺動面S2との摺動における摩擦を低減させる効果が比較的高い。実証実験においては、凹所の深さが5μmの場合と、10μmの場合と、15μmの場合とで、メカニカルシールの密閉性、摺動面S1と摺動面S2との摺動性を動摩擦係数により比較した際には、10μmの場合が最も理想的な値を示した(摺動性5μm<摺動性15μm<摺動性10μm)。
また、メカニカルシールは内径側から外径側への被密封流体の漏れを制限するアウトサイド形であってもよい。
また、メカニカルシールは静止形を例に説明したが、回転形であってもよい。
また、被密封流体は問わないが、流体、特に水、添加剤が混入されたオイル、窒素等の気体があげられる。
また、メカニカルシールの基材に炭素系硬質膜を成膜した後に、凹所を形成してもよい。
また、凹所は、周方向に連続する溝やディンプル等、その形状は問わない。さらに、凹所内に動圧を発生させるような形状であってもよい。
[参考例1]
次に、参考例1に係るメカニカルシールにつき、図14を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
メイティングリング105は、基材105Aの対向面105aの全面に亘り炭素系硬質膜110が成膜され、その表面110aが摺動面S1を構成している。一方、シールリング103には、炭素系硬質膜は成膜されておらず、メイティングリング105との対向面103a(摺動面S2)に、メイティングリング105側とシールリング103の外径方向とにそれぞれ開口する溝190が形成されている。
機械側Mが被密封流体で満たされると、シールリング103の周辺から溝190内に被密封流体Fが入り込み、メイティングリング105の炭素系硬質膜110の摺動表面110aにおいて溝190と対向する領域では、その摺動表面110aに形成された微小な凹凸を均すように被密封流体Fが吸着され、摺動面S1と摺動面S2との摩擦力が低くなる。
[参考例2]
次に、参考例2に係るメカニカルシールにつき、図15を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図15に示されるように、シールリング113のメイティングリング105との対向面113a(摺動面S2)には、軸方向の深さが10μmであって摺動方向に連続する環状の溝191が形成されている。溝191はシールリング113の外径方向に開口していない構造となっており、溝191には、シールリング113の対向面113aとメイティングリング105の炭素系硬質膜110の摺動表面110aとの僅かな隙間を通って侵入した被密封流体Fが貯留されている。このように、溝191は環状に形成されていることから、当該溝191と面するメイティングリング105の摺動面S1を構成する炭素系硬質膜110の摺動表面110aに被密封流体Fが断続的に接触し、効率よく吸着させることができる。
[参考例3]
次に、参考例3に係るメカニカルシールにつき、図16を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図16に示されるように、シールリング123のメイティングリング105との対向面123aには、軸方向の深さが10μmであって摺動方向に連続する環状の溝141Aが形成されている。溝141Aは、シールリング123の周方向に4つ等配して設けられ、軸方向の深さが10μmであってそれぞれがシールリング123の外径方向に開口する導入溝141Bとそれぞれ連通している。これによれば、流体機器の被密封流体側に圧力が掛けられている状態にあっては、絶えず導入溝141Bを介して溝141A内に被密封流体Fが供給される。また、環状の溝141Aと導入溝141Bとに面するメイティングリング105の摺動面S2を構成する炭素系硬質膜110の摺動表面110aに被密封流体Fが接触し、効率よく吸着させることができる。
1 メカニカルシール
3 シールリング(密封環)
3A 基材
3a 対向面
5 メイティングリング(密封環)
5A 基材
5a 対向面
5b 凹部
5c 内側面
5d 底面
9 凹所
10 炭素系硬質膜
10a 摺動表面(摺動面S1)
10b 開口部
11 炭素系硬質膜
11a 摺動表面(摺動面S2)
15 メイティングリング
15A 基材
15b 凹部
19 凹所
20b 開口部
20 炭素系硬質膜
20a 摺動表面
21 開口縁部
31 開口縁部
35a 対向面
35b 凹部
35c 内側面
35d 底面
41 開口縁部
45c 内側面
46c 内側面
A 大気側
F 被密封流体
M 機械側

Claims (14)

  1. 一方の密封環の摺動面と、他方の密封環の摺動面とを摺動させて、流体機器の内部から外部または外部から内部への被密封流体の漏れを防ぐメカニカルシールであって、
    少なくとも前記一方の密封環を構成する基材には凹部が形成され、
    該一方の密封環の前記他方の密封環との対向面上には、炭素系硬質膜が形成されて該炭素系硬質膜の表面が前記摺動面とされており、
    前記一方の密封環には、前記基材に形成された前記凹部と、前記炭素系硬質膜に形成された開口部とにより、少なくとも底面に前記基材が露出する凹所が形成され、該凹所が前記被密封流体を内在させることを特徴とするメカニカルシール。
  2. 前記開口部における少なくとも回転周方向の開口縁部の少なくとも一部の前記炭素系硬質膜は、前記基材に形成された前記凹部の内側面に重なる位置まで延びて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のメカニカルシール。
  3. 前記炭素系硬質膜に形成された前記開口部における少なくとも回転周方向の開口縁部は、前記基材の凹部の底方向に傾斜する傾斜面を成すことを特徴とする請求項1または2に記載のメカニカルシール。
  4. 前記炭素系硬質膜に形成された前記開口部における少なくとも回転周方向の開口縁部は、前記基材の凹部の底方向に傾斜する曲面を成すことを特徴とする請求項1または2に記載のメカニカルシール。
  5. 前記基材の凹部の縁部には底方向に傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のメカニカルシール。
  6. 前記基材の凹部の縁部には底方向に傾斜する曲面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のメカニカルシール。
  7. 前記炭素系硬質膜に形成された前記開口部における回転周方向の一方の開口縁部と他方の開口縁部とは、径方向を基準として対称形状に形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載のメカニカルシール。
  8. 前記炭素系硬質膜は、前記開口部の開口縁部から前記基材に形成された凹部の底まで連続して形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のメカニカルシール。
  9. 前記基材に形成された前記凹部の内側面の表面の面粗度は、前記基材の対向面の面粗度に比べて粗く形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のメカニカルシール。
  10. 一方の密封環の第1摺動面と、他方の密封環の第2摺動面とを摺動させて、流体機器の内部から外部または外部から内部への被密封流体の漏れを防ぐメカニカルシールであって、
    前記一方の密封環の前記他方の密封環との対向面上には、炭素系硬質膜が形成され、
    前記他方の密封環の前記一方の密封環との対向面には、前記他方の密封環を構成する基材が露出した前記第2摺動面及び該第2摺動面よりも軸方向に凹む凹部が形成され、
    前記炭素系硬質膜の表面の一部が前記第1摺動面とされ、
    前記炭素系硬質膜が前記凹部と対向し、該凹部と前記炭素系硬質膜からなる前記第1摺動面との間に形成された空間に前記被密封流体を内在させることを特徴とするメカニカルシール。
  11. 前記他方の密封環の前記凹部は、前記第2摺動面の外径側領域及び内径側領域のうちの前記被密封流体が存在する一方の領域に開口していることを特徴とする請求項10に記載のメカニカルシール。
  12. 前記他方の密封環の前記凹部は、前記第2摺動面の外径側領域及び内径側領域に連通しないように周方向に連続して形成された両側面を有する環状溝であることを特徴とする請求項10に記載のメカニカルシール。
  13. 前記他方の密封環の前記凹部は、前記第2摺動面の外径側領域及び内径側領域のうちの前記被密封流体が存在する一方の領域と連通する連通溝と、周方向に連続した両側面を有して一方の側面が部分的に開口して前記連通溝に連通する環状溝と、からなることを特徴とする請求項10に記載のメカニカルシール。
  14. 前記一方の密封環に溝が形成され、
    記炭系硬質膜は、前記対向面上から連続して前記溝の全表面を覆うように形成されていることを特徴とする請求項10ないし13のいずれかに記載のメカニカルシール。
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