JP7154491B2 - 根管拡大装置 - Google Patents
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Description
なお、本実施形態では、図1に示す根管拡大装置1において、ハンドピース2のハンドピースヘッド部22側を前方向、接続部23側を後方向、被検査歯a側を下方向として説明する。
図1に示すように、根管拡大装置1は、歯牙(被検査歯a)の根管bから歯根膜腔hに延びた側枝eを検出する側枝検出用の切削具3を装着して根管bを拡大させる切削装置である。また、根管拡大装置1は、側枝方向検出用の開口部32a(図2(a)参照)に流れる電流値のピークを検出したときの開口部32aの位置から、歯根膜腔hに延びた側枝eの根管軸径方向の位置を検出可能である。根管拡大装置1は、電源7と、制御装置8と、ハンドピース2と、ハンドピース2に取り付けられた切削具3と、電極端子5と、接続具6と、側枝検出機能付き根管長測定器4(以下適宜「根管長測定器4」という)と、を主に備えて構成されている。
電源7は、1つまたは複数の異なる周波数の測定用信号Pnを出力する。その一例を挙げると、電源7は、500Hzと、2KHzとの2つの周波数の測定用信号Pnを出力する。
制御装置8は、側枝方向検出用の開口部32aに流れる電流値を検出して駆動体25(電動モータ)の回転数の制御が可能な装置である。制御装置8は、500Hzまたは2KHzの周波数を選択または切り換えて順次、測定電極用の切削具3に送る測定用信号を、安全な電圧に変換する。制御装置8は、被検査歯aの歯肉dに配置した電極端子5から得られる測定データ(測定電流)を測定電流に変換し増幅する増幅部と、測定電流を直流電圧に変換する変換部と、根管長測定器4の各要素を制御する制御部と、記憶部と、データ処理部と、報知手段駆動部等を備えて成る。
図1に示すように、ハンドピース2は、歯科の治療に用いられる歯科用医療機器である。ハンドピース2は、グリップ部21と、ハンドピースヘッド部22と、接続部23と、チャック24と、駆動体25と、検出部材27を有する側枝開口位置確認手段26と、着脱操作部28と、を備えて構成されている。ハンドピース2は、接続部23を制御装置8に接続して、所望の切削具3をハンドピースヘッド部22に取り付けて使用される。
着脱操作部28は、押圧操作することで、チャック24の内径を拡径または縮径させて、保持部材33の着脱を可能にする操作するための押釦式スイッチから成る。
この場合、駆動体25は、切削具3を低速回転させたり、高速回転させることが可能な電動モータから成る。
なお、本説明では駆動体25はハンドピースヘッド部22に設けた説明をするがこれに限定されるものでなく、駆動体25はグリップ部21に設けてギア等の駆動連結機構を使ってハンドピースヘッド部22内部の切削具3を駆動してもよい。
側枝開口位置確認手段26は、側枝方向検出用の開口部32aの位置を自動で認識可能な手段である。側枝開口位置確認手段26は、切削具3の絶縁膜32に設けられた開口部32aの切削具3の軸径方向の位置と、切削具3を装着するチャック24を有する駆動体25を保持するハンドピースヘッド部22の位置と、の位置関係が確認可能な検出装置である。側枝開口位置確認手段26は、開口部32aの位置を確認可能にするために、切削具3、または、切削具3に固着された保持部材33に設けられた被検出部材34と、ハンドピースヘッド部22に設けられて被検出部材34を検出する検出部材27と、を備えて構成されている。
前記した被検出部材34は、切削具3に設けた開口部32aに対応した周方向の位置、または、切削具3に固着した保持部材33の開口部32aに対応した周方向の位置に設けられた目印となる磁石、電子素子、マーカ等である。
図1に示すように、切削具3は、歯牙(被検査歯a)の根管bを拡大させる根管拡大装置1に取り付けられて根管切削用工具として使用させると共に、側枝検出時及び根管長計測時に測定電極として使用される部材である。切削具3は、リーマあるいはファイルといわれているドリル形状に形成された部材から成る。
図2(a)~(d)に示すように、切削具3は、導電性金属31と、絶縁膜32と、側枝方向検出用の開口部32aと、保持部材33と、被検出部材34(マーカ)と、ストッパー35と、を備えている。切削具3は、切削具3を回転駆動させて根管bを拡大させる際に、駆動体25に取り付けられて高速回転され、根管b及び側枝eを掲出する際に、低側回転で駆動される。
導電性金属31は、切削具本体を形成する金属である。導電性金属31は、ステンレス鋼、超硬鋼、ニッケル・チタン合金(NiTi)等から成る。なお、導電性金属31は、導電性の金属から成るものであればよく、特に限定されない。
絶縁膜32は、少なくとも根管b内に挿入される部分の導電性金属31の表面を覆う絶縁性の絶縁材料の薄膜から成る。絶縁膜32は、根管bを拡大可能な切削硬度を有した絶縁材料によって形成されている。絶縁膜32の一部には、側枝方向検出用の開口部32aが設けられている。その絶縁材料は、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)、セラミックコーティング等から成る。絶縁材料は、具体例を挙げると、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)、窒化チタンアルミ(TiAIN)、窒化クロム(CrN)等の硬質皮膜のPVDコーティング(physical Vapor Deposition:物理的蒸着法)や、チタンコーティングが好ましい。なお、絶縁材料としては、窒化チタン(TiN)が最も適している。
開口部32aは、導電性金属31の一部を露出させて電気を通すための導電性部位である。開口部32aは、切削具3の先端部寄りの位置に、絶縁膜32を剥離した状態に設けられている。開口部32aは、絶縁膜32を剥離して形成された穴から成る。導電性金属31は、その開口部32aを介して、絶縁膜32の外部環境と電気的に連結可能である。絶縁膜32に設けた開口部32aは、小さい開口とすることにより、側枝eの開口方向を感度よく検出できるが、開口部32aを側枝位置に正確に合わせることが求められる。開口部32aを大きな開口とすれば、検出感度が低下するが、切削具3を側枝位置に合わせる精度を下げることができる。開口部32aの大きさは、例えば、直径0.5mm~1mmの円、あるいは、一辺が0.5mm~1mmの非円形とすることができる。
保持部材33は、切削具3をチャック24に挿入して固定するための部位である。保持部材33は、切削具3の上端部に固定された柱形状の部材から成る。保持部材33は、円柱形状の外周部に被検出部材34が設けられている。被検出部材34は、保持部材33を上部から見て、開口部32aと同じ軸方向に配置される。
ストッパー35は、根管b内に挿入する切削具3の挿入量を規制するための部材である。ストッパー35は、切削具3に上端部寄りの位置に移動可能に固定されている。なお、ストッパー35は、必要に応じて適宜設ければよく、無くても構わない。
電極端子5は、歯肉dに掛けるようにして取り付けられる電気接続用端子である。電極端子5は、「対向電極クリップホルダ」ともいわれている。電極端子5は、歯肉dに掛ける使い方に限定されず、被検者が握りやすい形状にして被検者に握ってもらって使用してもよい。従って、電極端子5の接触位置は、口腔内表面の歯肉dに限定されず、被検者の身体の一部であればよい。電極端子5の接触位置を口腔以外にした場合は、口腔領域の治療スペースを広く確保することが可能となる。
接続具6は、電極端子5に電気的に接続される電気接続具である。接続具6は、リード線91を介して根管長測定器4内の基板(図示省略)に接続されている。
図1に示す側枝検出機能付き根管長測定器4は、歯牙(被検査歯a)の根管bを治療する際に、根管治療に先立って行われる根管長の測定と、側枝eの有無の検出と、側枝eの有る位置を示す表示と、を行う測定表示装置である。根管長測定器4は、側枝方向検出用の開口部32a(図2(a)参照)の位置を報知する報知手段40としても機能する。根管長測定器4(報知手段40)は、被検査歯aの根管b内に挿入した測定電極としての切削具3の先端位置を検出して、表示部41に表示するように構成されている。また、根管長測定器4は、切削具3の開口部32aが、側枝eの付近になると報知手段40のアイコンによって報知するように構成されている。
表示部41は、根管長測定器4の測定結果等の所定の情報を表示するモニタである。表示部41は、例えば、液晶パネルから成る。術者は、表示部41の表示を観察することにより、切削具3の先端の開口部32a(図2(d)参照)が根尖位置に近づいて行く状況を正確に把握することができる。例えば、術者は、側枝eを有する被検査歯aを検査することにより、表示部41の側枝あり表示部46の「LC(Lateral Canal)」表示により、被検査歯表示部42に側枝eが存在すること、及び、側枝距離表示部48の距離表示により、側枝eの位置を確認することができる。表示部41は、制御装置8の指示に従い、直流電圧Vdcに基づいた測定結果を表示し、及び/または警告音を発する。
電源7がON時の表示部41には、例えば、報知表示部41aと、電源マーク41bと、被検査歯表示部42と、根管表示部43と、距離表示目盛部44と、横じま表示部45と、側枝あり表示部46(LC)と、側枝の高さ表示部47と、側枝距離表示部48と、側枝角度表示部49と、が表示される。
電源マーク41bは、電源7の作動状態を示すアイコンである。
被検査歯表示部42は、検査する被検査歯aを概略的に描いたアイコンである。被検査歯表示部42には、根尖位置からの距離を表示するための距離表示目盛部44を表すスケールが描かれている。
横じま表示部45は、計測した根管bの計測した根尖iの位置からの距離を、所定間隔で表示するアイコンである。
側枝の高さ表示部47は、側枝eの上下方向の長さを概略的に示すアイコンである。側枝の高さ表示部47は、表示部41の右側の丸印(図1では6個)によって側枝eの高さを表示する。側枝の高さ表示部47は、根尖3mm手前に側枝eがあった場合、丸印(図1では6個)によって側枝eの位置を表示することができる。
側枝の高さ表示部47、及び、側枝距離表示部48による距離表示は、表示中央部の数値(3.0)と対応する。よって、切削具3は、根管b内に挿入して行き、横じま表示部45が数値3.0を指す位置まで切削具3を挿入することによって、切削具3の先端を側枝位置に配置することができる。
電源7から測定電極である切削具3に、例えば、500Hzまたは2KHzの各周波数の測定用信号Pnを印加すると、切削具3と電極端子5との間から各周波数毎の2種類の測定データ(In500HzとIn2KHz)が測定される。この2種類の測定データ(In500Hz,In2KHz)は、切削具3を根管b内で根尖孔cに向かって挿入して行く過程で、順次測定される。
前記と同様に、根管長測定器4は、測定電極としての切削具3を被検査歯aの根管b内に挿入し、根尖孔cに向けて移動させる。この際、電源7から複数の周波数(例えば、500Hzと2kHz)の測定用信号Pn500HzとPn2kHzを切替えて切削具3に順次印加する。この結果、切削具3の先端が下降して行く過程で、500Hzと2kHzの測定用信号Pn500HzとPn2kHzに対応する測定データIn500HzとIn2kHzが電極端子5から順次出力される。これらIn500HzとIn2kHzのデータの推移(推移の波形)は、図6及び図7に示されている。制御装置8のデータ処理部(図示省略)は、各測定用信号Pn500HzとPn2kHzに対応した測定データIn2kHz及びIn500Hzに基づいて変換した直流電圧Vdc2kHzとVdc500Hzとの相対値を求める。この相対値としては、両測定信号の差「Vdc2kHz-Vdc500Hz」や、比「Vdc2kHz/Vdc500Hz」等を採用することができる。相対値としては、測定データVdc2kHzとVdc500Hzを比較して、その変化点が明確なる値であればよく、いずれの演算値も採用することができる。
次に、図1~図7を参照して本実施形態に係る側枝検出可能な根管拡大装置1の作用を説明する。
これにより、根管拡大装置用の切削具3は、切削具3を形成する導電性金属31を覆う絶縁膜32の一部に側枝方向検出用の開口部32aが有ることで、根管bの側枝eを検出する検出子としても、兼用することができる。このように、側枝eを検出する検出子を、根管拡大装置1用の切削具3としたことによって、切削具3は、根管拡大装置1のモータ等の駆動体25で所望の回転速度で適宜に回転駆動させることができる。このため、本発明の根管拡大装置用の切削具3は、従来の手用切削具よりも、さらに高い精度で側枝eを検出することができる。
これにより、絶縁膜32は、切削具3の外周を、根管bを切削して拡大させる切削硬度を有した外周面にすることができる。また、絶縁膜32は、導電性金属31から成る切削具3の開口部32a以外の外周を絶縁状態にコーティングすることができる。
これにより、絶縁膜32は、硬質で非導電性のダイヤモンドライクカーボン(人工ダイヤモンド)で切削具3の外周を薄膜状に覆って、切削具3の開口部32a以外の外周を硬質な絶縁性のものにすることができる。
これにより、切削具3を覆う絶縁膜32は、絶縁材料から成る例えば窒化チタン(TiN)でセラミックコーティング(チタンコーティング)することができる。
これにより、術者は、マーカを目視することによって、切削具3の開口部32aの根管軸径方向の位置を目視で視認することができる。
これにより、根管拡大装置1は、術者が側枝開口位置確認手段26を目視することで、開口部32aの切削具3の軸径方向の位置と、チャック24を有する駆動体25を保持するハンドピースヘッド部22の位置と、の位置関係を確認することができる。また、根管拡大装置1は、側枝開口位置確認手段26によって切削具3の開口部32aが、切削具3の外周面の360度のどの方向に有るかを表示させることができる。
これにより、側枝開口位置確認手段26は、被検出部材34と、検出部材27と、を備えていることによって、被検出部材34の位置を検出部材27で検出することができる。このため、側枝方向検出用の開口部32aがある開口方向の位置を自動で認識することができる。
これにより、根管拡大装置1は、切削具3を根管bに挿入して側枝eの検出したときに、側枝方向検出用の開口部32aの位置(側枝eの根管軸径方向の位置)を、報知手段40による表示、音、音声等で術者に知らせることができる。
これにより、根管拡大装置1は、制御装置8が側枝方向検出用の開口部32aに流れる電流値を検出してモータの回転数を減速させることで、側枝eの根管軸径方向の位置を検出し易くすることが可能である。
これにより、根管拡大装置1は、切削具3を、超音波振動子で振動させて根管bを切削して拡大させたり、または、モータを回転駆動させて根管bを切削して拡大させたりすることができる。
これにより、根管拡大装置1は、切削具3を駆動させる駆動体25を使用していることで、側枝eの根管軸径方向の位置の検出と、根管bを切削して拡大させる拡大作業と、の両方を行うことができる。
また、切削具3は、モータ、超音波振動子等から成る駆動体25で駆動されるため、手動式のリーマまたはファイルと比較して、薬剤の到達性の向上、根管形態の改善、及び、細菌の栄養源の除去する機能の点で、手動式よりも優れている。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものでは無く、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、側枝eの方向を確認する手順は、手動的に行うことに限定されるものでは無く、自動化することも可能である。この自動化は、例えば、測定電極である切削具3の保持部材33内に、切削具3を回転させる不図示の回転機構、測定電流の検出機構、及び、測定電流が最も大きな値を示す回転角を検出する検出機構を設けることにより、実現可能である。
図1に示すストッパー35は、切削具3を被検査歯aに固定できる大きさであればよく、被検査歯aよりも小さくてよい。また、切削具3のストッパー35の位置を設定するために、切削具3には、目盛を付けてもよいし、目盛の代わりに切削具3を色分けしてもよい。
また、制御装置8のデータ処理部(図示省略)は、ストッパー35を自動的に動かし、検出された側枝位置に基づいて切削具3のストッパー35の位置を設定する設定機構を備えることも可能である。データ処理部(図示省略)は、さらに、側枝方向検出用の切削具3を自動的に動かし、切削具3を根管b内に挿入してストッパー35が被検査歯aの上部に接触する位置に切削具3を配置する配置機構を備えることも可能である。
また、切削具3の一例として、図2に示すように、開口部32aを導電性金属31の先端部分の一箇所のみに形成した場合を説明したが、開口部32aは、開口部32aを介して絶縁膜32の外部環境と電気的に連結可能なものであればよく、複数設けてもよい。例えば、開口部32aは、切削具3の軸方向に沿って複数設けてもよい。
図1に示す根管長測定器4の表示部41は、オシロスコープのように表示して、測定データの変化する推移の波形を表示させてもよい。その場合、制御装置8のデータ処理部が出力する測定データ(直流電圧Vdc)の推移の波形を、その縦軸方向の変化(高低変化)を拡大して表示するように処理する。この拡大表示により、特に、図6に示された側枝eがありの場合も、根尖孔cが無い被検査歯aの場合でも、術者は、表示部41に示される測定値の推移の波形から、側枝eの存在をより明確に把握することができる。このような拡大表示のための処理は、表示部41でも実施することができる。
切削具3を回転駆動させて被検査歯aを切削するモータから成る駆動体25は、一般的な電動モータに限定されるものでは無く、振動モータでもよい。また、切削具3を超音波振動させて被検査歯aを切削する超音波振動子も同様に、振動モータでもよい。
3 切削具
4 側枝検出機能付き根管長測定器(根管長測定器)
5 電極端子
22 ハンドピースヘッド部
25 駆動体(モータ、超音波振動子)
26 側枝開口位置確認手段(検出部材)
31 導電性金属
32 絶縁膜
32a 開口部
33 保持部材
34 被検出部材(マーカ)
40 報知手段
a 歯牙(被検査歯)
b 根管
c 根尖孔
e 側枝
h 歯根膜腔
i 根尖
Claims (5)
- 被検者の身体の一部に電極端子を配置し、
歯牙の根管から歯根膜腔に延びた側枝を検出する側枝検出用の切削具を装着して前記根管を拡大させる根管拡大装置であって、
前記切削具は、当該切削具を形成する導電性金属と、
当該導電性金属を覆う絶縁膜と、を備え、
前記絶縁膜の一部に側枝方向検出用の開口部を設け、
前記切削具に設けられた前記開口部の前記切削具の軸径方向の位置と、前記切削具を装着するチャックを有する駆動体を保持するハンドピースヘッド部の位置と、の関係を確認可能な側枝開口位置確認手段を備え、
前記側枝開口位置確認手段は、前記開口部の位置を確認可能にするために、
前記切削具の前記開口部に対応した周方向の位置、または、前記切削具に固着した保持部材の前記開口部に対応した周方向の位置に設けられて目印の機能を有する被検出部材と、
前記ハンドピースヘッド部に設けられて前記被検出部材を検出する検出部材と、を備え、
前記被検出部材は、前記切削具を前記チャックに装着した場合に、前記チャックから露出して目視で視認可能な位置に設けられ、
前記根管内の前記側枝の位置に配置した前記切削具を駆動体によって低速回転させて、前記切削具と電極端子との間に流れる測定電流が一番大きくなったときの前記被検出部材の方向を、前記側枝の方向として確認することができること
を特徴とする根管拡大装置。 - 側枝方向検出用の前記開口部の位置を報知する報知手段を備えていること
を特徴とする請求項1に記載の根管拡大装置。 - 側枝方向検出用の前記開口部に流れる電流値を検出してモータの回転数の制御を可能にしたこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の根管拡大装置。 - 前記切削具は、当該切削具を超音波振動させて前記根管を拡大させる超音波振動子、または、当該切削具を回転駆動させて前記根管を拡大させるモータに取り付けて駆動されること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の根管拡大装置。 - 側枝方向検出用の前記開口部に流れる電流値のピークを検出したときの前記開口部の位置から、前記歯根膜腔に延びた前記側枝の根管軸径方向の位置を検出可能にしたこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の根管拡大装置。
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