JP7154151B2 - 電磁継電器の端子及び電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器の端子及び電磁継電器 Download PDF

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Description

本発明は、電磁継電器の端子に関する。本発明はまた、端子を有する電磁継電器に関する。
電磁石により接点を開閉する電磁継電器は、電磁石と、接極子と、可動接点を有する可動端子と、固定接点を有する固定端子とを備え、電磁石の励磁により接極子を動かして可動端子を押圧することで、可動接点と固定接点とを互いに接触させる。
密封形の電磁継電器は、可動端子及び固定端子の脚部を外部へ導出する孔を有する基部と、基部に取り付けられるカバーとを備え、基部とカバーとがシール材により固定される。シール材は、基部とカバーとの隙間、基部の孔と端子の脚部との隙間等に充填され、電磁継電器の内部を密封する。
特許文献1には、1枚の金属板を2つに折り重ねて形成した端子を器体の底面から突出させ、底面をシール剤で封止した電気機器の端子構造が開示されている。
特許文献2には、帯板材を折り重ねて形成した端子部を器体より突出させ、外面をシール剤で密封した電気機器の端子構造が開示されている。2枚重ねの端子部には、折り重なる一方の帯板材に、端子部の内部にシール剤を侵入させるための切り欠きが設けられる。
特許文献3には、層状の端子部を有し、層状の端子部の対向する面の間に形成される内部空間を外方に連通させる連通孔が形成される端子構造が開示されている。
特許文献4には、二つ折りにした外部接続端子を具えた電磁継電器の端子部分における密封不良をなくす構成が開示されている。外部接続端子には、折り曲げ部の内部へのシール材流入手段として、折り曲げ部の外面に板厚を越える深さのノッチが形成される。
特開2005-50663号公報 特開2004-63350号公報 特開2016-72059号公報 特開平5-74302号公報
2枚重ねの脚部を有する端子を備えた電磁継電器では、基部と脚部との隙間を封止するシール材にクラック等の封止不良が発生する可能性がある。
本発明の一態様は、第1の内面、第1の内面の反対側の第1の外面、及び第1の内面と第1の外面とに開口する第1の貫通口を有する第1の板部と、第2の内面、第2の内面の反対側の第2の外面、及び第2の内面と第2の外面とに開口する第2の貫通口を有する第2の板部と、第1の板部を第2の板部に接続する折り返し部とを備え、第1の貫通口が第2の貫通口に部分的に重なり、第2の内面が第1の貫通口に部分的に露出する、電磁継電器の端子である。
本発明の他の態様は、基部と、基部に取り付けられるカバーと、基部に取り付けられる上記一態様の端子と、基部とカバーと端子との隙間を封止するシール材とを備え、シール材が端子の第1の貫通口と第2の貫通口とに充填されている、電磁継電器である。
一態様の端子によれば、第1の板部と第2の板部との双方に互いに部分的に重なる貫通口が形成されて、第2の内面が第1の貫通口に部分的に露出するから、密封形の電磁継電器に用いた場合に、第1及び第2の貫通口がシール材で充填されるとともに、第2の内面の露出部分を伝って第1及び第2の板部の間にシール材が浸入する。結果として、第1及び第2の貫通口を通り抜ける一体形状のシール材が、第1及び第2の板部の双方に立体的に係合するように形成されるので、シール材にクラック等の封止不良が発生することが防止される。
他の態様の電磁継電器によれば、一態様の端子を備えたことにより、シール材にクラック等の封止不良が発生することが防止される。
一実施形態による電磁継電器の斜視図である。 図1の電磁継電器の内部構造を示す正面図である。 図1の電磁継電器の底面図である。 図1の電磁継電器が有する端子の脚部を展開して示す図である。 図4の脚部を完成品状態で示す図である。 図5の脚部の斜視図である。 図5の脚部を反対側から示す図である。 図5の脚部を矢印VIIIから示す図である。 図5の脚部の主要部の拡大図である。 変形例による端子の脚部を展開して示す図である。 図10の脚部を完成品状態で示す図である。 図11の脚部を反対側から示す図である。 図11の脚部を矢印XIIIから示す図である。
以下、添付図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。図1は電磁継電器2の斜視図である。電磁継電器2は箱形のカバー4を有する。図2はカバー4を取り外した状態の電磁継電器2の正面図である。電磁継電器2は、種々の構成部品を支持し、カバー4に取り付けられる基部6を有する。カバー4及び基部6は、例えば樹脂により形成される。
基部6に支持される構成部品は、電磁石8と、接極子10と、ヒンジばね12と、可動端子14と、固定端子16と、押圧部材18とを含む。電磁石8は、コイル9と鉄心11とを含む。コイル9は、コイル端子20a、20bに接続されている。
接極子10は、例えば金属等の磁性材料により板状に形成されている。接極子10の端部10a側にはヒンジばね12が配置されている。ヒンジばね12は、接極子10の端部10bを鉄心11の吸着面11aから離れる方向へ弾性的に付勢する。
可動端子14は、外部機器に接続される脚部22と、可動接点24を有する接点部26とを有する。接点部26は、押圧部材18から力を受けて弾性的に撓む。可動端子14は、例えば金属等の板状の部材(以下、金属板と称する)により形成される。
固定端子16は、外部機器に接続される脚部28と、固定接点30を有する接点部32とを有する。固定端子16は、例えば金属板により形成される。
押圧部材18は、接極子10に連結され、接極子10の動作を可動端子14に伝達する。押圧部材18は、接極子10の端部10bと、可動端子14の接点部26の端部26aとに連結される。押圧部材18は、図2上下方向に移動可能である。押圧部材18は、例えば樹脂により形成される。
電磁石8は、コイル端子20a、20bに電圧を印加することで励磁される。電磁石8の励磁により、接極子10が鉄心11に引き寄せられて矢印A方向に移動し、鉄心11の吸着面11aに接極子10の面10cが吸着する。接極子10のA方向への移動と連動して、押圧部材18は矢印B方向へ移動する。更に、押圧部材18のB方向への移動と連動して、押圧部材18と連結している可動端子14の接点部26は矢印C方向へ移動する。接点部26がC方向へ移動することで、可動接点24と固定接点30とが接触する。
コイル端子20a、20bへの電圧印加を停止すると、ヒンジばね12の付勢により面10cが吸着面11aから離れ、接極子10はA方向と反対向きに復帰動作する。接極子10の復帰動作に伴い、押圧部材18はB方向と反対向きに移動し、押圧部材18から可動端子14への押圧力が解除される。押圧力の解除に伴い、接点部26はC方向と反対向きに移動する。接点部26がC方向と反対向きに移動することで、可動接点24は固定接点30から離れる。
上記の構成により、電磁継電器2は可動接点24と固定接点30とを開閉する。
図3は電磁継電器2の底面図である。図3でクロスハッチングされた部分は、シール材34を示す。シール材34は、例えばエポキシ樹脂等の接着剤である。
カバー4は略直方体形状であり、一端に開口33を有する。基部6は底部35を有し、底部35が開口33を閉じるようにカバー4に収容される。カバー4の4つの内面4a、4b、4c、4dと、底部35の4つの外面6a、6b、6c、6dとはそれぞれ対向している。外面6aには、内面4aから離れる方向へ凹む凹部38、40が形成される。
図2に示すように、可動端子14の脚部22は凹部38を通って電磁継電器2の外部へ導出される。固定端子16の脚部28は凹部40を通って電磁継電器2の外部へ導出される。外面6cには、内面4cから離れる方向へ凹む凹部42、44が形成される。コイル端子20a、20bは、凹部42、44を通って電磁継電器2の外部へ導出される。
組立てを容易にするために、底部35はカバー4に対し隙間嵌めされる。したがって、内面4a及び外面6a、内面4b及び外面6b、内面4c及び外面6c、内面4d及び外面6dの間には、隙間46a、46b、46c、46dが生じている。
シール材34は、底部35の外面36に塗布されると共に、隙間46a、46b、46c、46dと、凹部38、40、42、44とに充填される。この充填ののち、シール材34は底部35に設けられた開口部45へさらに塗布され、電磁継電器2の内部を密封する。また、シール材34は、カバー4、基部6、可動端子14、固定端子16、コイル端子20a、20bを互いに固定する。
以下、図4~図9を参照して、一実施形態による端子としての可動端子14の構成を説明する。図4は脚部22の展開図である。脚部22は1枚の金属板48から形成される。
脚部22は、第1の板部50と、第2の板部52と、第1の板部50と第2の板部52を接続する折り返し部54とを有する。
第1の板部50は、第1の内面50aと、第1の内面50aの反対側の第1の外面50bとを有する。第2の板部52は、第2の内面52aと、第2の内面52aの反対側の第2の外面52bとを有する。
第1の板部50は、金属板48を貫通する第1の貫通口56を有する。第2の板部52は、金属板48を貫通する第2の貫通口58を有する。
第1の貫通口56と第2の貫通口58とは互いに連通して、単一の貫通口60を構成する。例えばプレス加工により金属板48に貫通口60を形成することにより、第1の貫通口56及び第2の貫通口58を形成することができる。貫通口60は、任意の大きさとすることができ、また円、楕円、三角形、矩形等の任意の形状とすることができる。貫通口60は、折り返し部54に位置する折り曲げ線62に対して非対称となる形状を有する。本実施形態では、貫通口60は折り曲げ線62に対して斜交する長穴であり、折り曲げ線62上に配置される中心点63に対して点対称の形状を有する。貫通口60は、折り曲げ線62において面積が二等分される。なお貫通口60は、中心点63が折り曲げ線62上に配置されない形状であってもよい。
脚部22は、金属板48を折り曲げ線62に沿って折り曲げて形成される。第1の貫通口56と第2の貫通口58とは、金属板48を折り曲げることにより互いに部分的に重なる。
図5は脚部22を完成品状態で第1の板部50の側から示す。図6は図5の脚部22の斜視図である。それぞれ貫通口60の一部分である第1の貫通口56と第2の貫通口58とが互いに部分的に重なることで、折り返し部54を切り欠いた形状の切り欠き64を形成する。本実施形態では、切り欠き64の形状は図5に示す三角形である。
また、図5及び図6に示すように、第1の貫通口56が第2の貫通口58に部分的に重なることで、第2の内面52aが第1の貫通口56に部分的に露出する。
図7は図5の脚部22を第2の板部52の側から示す。第2の貫通口58が第1の貫通口56に部分的に重なることで、第1の内面50aが第2の貫通口58に部分的に露出する。
図8は図5の矢印VIIIから脚部22を示す。脚部22は、第1の板部50と第2の板部52とが互いに重なることで図8左右方向の厚みを確保し、外力による変形等に強い構造を有する。
図8に示すように、例えばプレス機による折り曲げにより、第1の内面50aと第2の内面52aとが接触しない空隙66が折り返し部54に沿って形成される場合がある。図5及び図7に点線で示すように、例えば空隙66は折り返し部54の全長に沿って延び、脚部22の図で上端55及び下端57に開口する。図示実施形態では、空隙66は第1の貫通口56と第2の貫通口58との双方に連通する。
電磁継電器2の組立工程では、カバー4を基部6に取り付けたのちにシール材34を底部35の外面36に塗布する。シール材34は凹部38に充填されて、脚部22の第1の貫通口56及び第2の貫通口58へ流れ込む。さらにシール材34は、第1の貫通口56に露出した第2の内面52a及び第2の貫通口58に露出した第1の内面50aを伝って空隙66へ浸入する。
上記の工程を経て、第1の貫通口56及び第2の貫通口58と空隙66とにシール材34が充填される。結果として、第1の貫通口56及び第2の貫通口58を通り抜ける一体形状のシール材34が、第1の板部50と第2の板部52との双方に立体的に係合するように形成される。
脚部22が外部から力を受けても立体的に係合したシール材34に第1の板部50及び第2の板部52が引っ掛かるため、脚部22が凹部38の中で動きにくくなる。脚部22が動きにくくなることで、脚部22とシール材34との界面分離が生じにくくなり、凹部38内のシール材34にクラックが発生しにくくなる。底部35上のシール材34にクラックが発生したとしても、凹部38内で脚部22の両面にわたって一体的かつ立体的に硬化するシール材34にはクラックが伝達しにくくなる。したがって、本実施形態の可動端子14により、電磁継電器2の密封不良を防止できる。
シール材34は、部分的に露出した第1の内面50a及び第2の内面52aを伝って空隙66へ浸入するため、空隙66にもシール材34を充填することができ、電磁継電器2の密封性を高めることができる。またシール材34が空隙66に充填されることで、脚部22が外部から力を受けても第1の板部50と第2の板部52との位置ずれが生じにくくなる。
可動端子14は、貫通口60の形状、大きさ、角度等を変更し、第1の内面50a及び第2の内面52aが露出する面積を任意に変更することで、シール材34の空隙66への流れ込みやすさを調整できる。例えば、第1の内面50a又は第2の内面52aのいずれか一方のみが部分的に露出するように貫通口60を形成しても良い。貫通口60は1回のプレス加工で形成されるため、このような設計変更が低コストで且つ容易に実現できる。
図9は脚部22の主要部の拡大図である。図4の第1の板部50と第2の板部52とを折り曲げる際に、折り返し部54の周囲で第1の外面50b及び第2の外面52bが第1の内面50a及び第2の内面52aよりも大きく延伸されるため、折り曲げ線62に対して斜交する第1の貫通口56の内周面56a(下側の内周面56aのみ図示)は、折り返し部54から離れた部位から折り返し部54に近づくにつれて、第1の外面50b側に引っ張られるような三次元的曲げを生じる。この三次元的曲げにより、特に折り返し部54の周辺では、内周面56aが第1の外面50bに鈍角に連結される。同様に、特に折り返し部54の周辺では、第2の貫通口58の内周面(図示せず)が第2の外面52bに鈍角に連結される。
第1の外面50bと内周面56aとが鈍角で連結されることで、第1の外面50bと内周面56aとの交差部位56bをシール材34が乗り越えやすくなり、特に折り返し部54の周辺で、第1の貫通口56から第2の内面52aの露出部分にシール材34が伝わりやすくなるとともに、空隙66へシール材34が浸入しやすくなる。このように、第1の貫通口56及び第2の貫通口58の少なくとも一方を、金属板48の折り曲げ線62に対して斜交するように形成することで、第1及び第2の貫通口56、58の全体に渡るシール材34の充填、並びに空隙66へのシール材34の浸入を促進することができる。
図4を参照して、可動端子14の製造方法を説明する。脚部22は金属板48を折り畳んで形成される。初めに、金属板48の内面47と外面49とを貫通する貫通口60を形成する。続いて、金属板48を例えばプレス機により金属板48を折り曲げて、互いに重なり合う一対の第1及び第2の板部50、52を形成し、第1及び第2の板部50、52の間で貫通口60の一部分を他部分に重ねる。貫通口60の一部分を他部分に重ねることで、一方の板部50又は52における貫通口60に他方の板部52又は50を部分的に露出させて、図5及び図6に示す脚部22を製造する。
上述したように、本実施形態では、貫通口60は金属板48の折り曲げ線62の両側で非対称な形状を有する長穴である。貫通口60を形成するステップは、例えばプレス加工により実現される。
上記方法により、可動端子14の脚部22を簡易に製造することができる。
なお、可動端子14を例に説明をしたが、上記の構成及び製造方法を固定端子16等の他の端子に適用しても良い。
以下、図10から図13を参照して、変形例の可動端子67の構成を説明する。図10は可動端子67の脚部68の展開図である。脚部68は1枚の金属板70から形成される。
脚部68は、第1の板部72と、第2の板部74と、第1の板部72と第2の板部74を接続する折り返し部76とを有する。
第1の板部72は、第1の内面72aと第1の外面72bとを有する。第2の板部74は、第2の内面74aと第2の外面74bとを有する。
第1の板部72は、金属板70を貫通する第1の貫通口を有する。第2の板部74は、金属板70を貫通する第2の貫通口80を有する。
第1の貫通口78及び第2の貫通口80は、例えばプレス加工により形成することができる。第1の貫通口78及び第2の貫通口80は、任意の大きさとすることができ、また円、楕円、三角形、矩形等の任意の形状とすることができる。第1の貫通口78及び第2の貫通口80は、折り返し部76に位置する折り曲げ線82に対して非対称かつ金属板70を折り曲げ線82に沿って折り曲げたときに部分的に重なるように配置される。本実施形態では、第1の貫通口78及び第2の貫通口80は、同一の形状及び大きさの丸穴である。
脚部68は、金属板70を折り曲げ線82に沿って折り曲げることで形成される。第1の貫通口78と第2の貫通口80とは、金属板70を折り曲げることにより互いに部分的に重なる。
図11は脚部68を第1の板部72の側から示す。第1の貫通口78が第2の貫通口80に部分的に重なることで、第2の内面74aが第1の貫通口78に部分的に露出する。
図12は図10の脚部68を第2の板部74の側から示す。第2の貫通口80が第1の貫通口78に部分的に重なることで、第1の内面72aが第2の貫通口80に部分的に露出する。
図13は図11の矢印XIIIから脚部68を示す。脚部68は、第1の板部72と第2の板部74とが互いに重なることで図13左右方向の厚みを確保し、外力による変形等に強い構造を有する。
図13に示すように、例えばプレス機による折り曲げ時に第1の内面72aと第2の内面74aとが接触しない空隙84が折り返し部76に沿って形成される場合がある。図11及び図12に点線で示すように、例えば空隙84は折り返し部76の全長に沿って延び、脚部68の図で上端77及び下端79に開口する。図示実施形態では、空隙84は第1の貫通口78と第2の貫通口80との双方に連通する。
上述したように、電磁継電器2の組立工程では、シール材34を底部35の外面36に塗布する。シール材34は、凹部38に充填されて、第1の貫通口78及び第2の貫通口80へ流れ込む。さらにシール材34は、第1の貫通口78に部分的に露出した第2の内面74a及び第2の貫通口80に部分的に露出した第1の内面72aを伝って空隙84へ浸入する。
上記の工程を経て、第1の貫通口78及び第2の貫通口80と空隙84とにシール材34が充填される。結果として、第1の貫通口78及び第2の貫通口80を通り抜ける一体形状のシール材34が、第1の板部72と第2の板部74との双方に立体的に係合するように形成される。
脚部68が外部から力を受けても立体的に係合したシール材34に第1の板部72及び第2の板部74が引っ掛かるため、脚部68が凹部38の中で動きにくくなる。脚部68が動きにくくなることで、脚部68とシール材34との界面分離が生じにくくなり、凹部38内のシール材34にクラックが発生しにくくなる。底部35上のシール材34にクラックが発生したとしても、凹部38内で脚部68の両面にわたって一体的かつ立体的に硬化するシール材34にはクラックが伝達しにくくなり、電磁継電器2の密封不良を防止できる。
またシール材34は、部分的に露出した第1の内面72a及び第2の内面74aを伝って空隙84へ浸入するため、空隙84にもシール材34を充填することができ、電磁継電器2の密封性を高めることができる。またシール材34が空隙84に充填されることで、脚部68が外部から力を受けても、第1の板部72と第2の板部74との位置ずれが生じにくくなる。
図10を参照して、脚部68の製造方法を説明する。初めに、金属板70の内面69と外面71とを貫通する第1の貫通口78及び第2の貫通口80を形成する。続いて、金属板70を例えばプレス機により折り曲げて、第1及び第2の板部72、74の間で、第1の貫通口78と第2の貫通口80とを互いに部分的に重ねる。第1の貫通口78と第2の貫通口80とを部分的に重ねることで、一方の板部72(又は74)の貫通口78(又は80)に他方の板部74(又は72)を部分的に露出させて、図11に示す脚部68を製造する。
上述したように、本実施形態では、第1の貫通口78と第2の貫通口80とは折り曲げ線82の両側で非対称に配置され、同一の形状及び大きさの丸穴である。第1の貫通口78及び第2の貫通口80は、例えばプレス加工により形成される。なお、例えば第1の貫通口78を円形、第2の貫通口80を楕円形とする等、第1の貫通口78と第2の貫通口80とを折り曲げ線82の両側で非対称な形状として形成しても良い。
上記方法により、可動端子14の脚部22を簡易に製造することができる。
なお、可動端子67を例に説明をしたが、上記の構成及び製造方法を固定端子16等の他の端子に適用しても良い。
上記の実施の形態は、適宜組み合わせることができる。また、上記のそれぞれの図において、同一または相当する部分には同一の符号を付している。なお、上記の実施形態は例示であり発明を限定するものではない。
2 電磁継電器
4 カバー
6 基部
14、67 可動端子
22、68 脚部
34 シール材
48、70 金属板
50、72 第1の板部
52、74 第2の板部
50a、72a 第1の内面
52a、74a 第2の内面
54、76 折り返し部
56、78 第1の貫通口
56a 内周面
58、80 第2の貫通口
60 貫通口
64 切り欠き
66、84 空隙

Claims (5)

  1. 第1の内面、該第1の内面の反対側の第1の外面、及び該第1の内面と該第1の外面とに開口する第1の貫通口を有する第1の板部と、
    第2の内面、該第2の内面の反対側の第2の外面、及び該第2の内面と該第2の外面とに開口する第2の貫通口を有する第2の板部と、
    前記第1の板部を前記第2の板部に接続する折り返し部とを備え、
    前記第1の貫通口が前記第2の貫通口に部分的に重なり、前記第2の内面が前記第1の貫通口に部分的に露出する、
    電磁継電器の端子。
  2. 前記第1の内面が前記第2の貫通口に部分的に露出する、請求項1に記載の端子。
  3. 前記第1の貫通口と前記第2の貫通口とは、前記折り返し部を切り欠いた形状の切り欠きを形成する、請求項1又は2に記載の端子。
  4. 前記第1の貫通口の内周面が前記第1の外面に鈍角に連結される、請求項3に記載の端子。
  5. 基部と、
    前記基部に取り付けられるカバーと、
    前記基部に取り付けられる、請求項1から4のいずれか一項に記載の端子と、
    前記基部と前記カバーと前記端子との隙間を封止するシール材とを備え、
    前記シール材が前記端子の前記第1の貫通口と前記第2の貫通口とに充填されている
    電磁継電器。
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