JP7153792B2 - 自動分析装置、保冷庫、および自動分析装置における試薬の保冷方法 - Google Patents

自動分析装置、保冷庫、および自動分析装置における試薬の保冷方法 Download PDF

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Description

本発明は、血漿、血清、尿などの生体試料と各種試薬を混合させ分析を行う自動分析装置やそのような自動分析装置に好適な保冷庫、および自動分析装置における試薬の保冷方法に関する。
簡易な構成で、消費電力を低減させた自動分析装置の一例として、特許文献1には、試料と試薬保冷庫の上部に設けられる吸引孔から吸引した試薬とを混合して分析する自動分析装置であって、試薬保冷庫の下部に設けられ、試薬保冷庫の内部を冷却する吸熱手段と、冷却に伴って発生した暖気で吸引孔の温度が所定温度を超えるまで吸引孔を加温する暖気手段と、を備える場合に、暖気手段は、試薬保冷庫の下部から吸引孔へと暖気を流す暖気ダクトとした、ことが記載されている。
特開2018-0169278号公報
従来、血漿、血清、尿などの生体試料と各種試薬を混合させ分析を行う自動分析装置が知られている。自動分析装置によって得られる分析結果は、病状を診断する上での多くの情報をもたらす。
ここで、使用する試薬には種類によってさまざまな化学物質成分が含まれている。このような試薬を自動分析装置に搭載してから使い切るまでの間に試薬成分が劣化するのを抑制するために室温よりも低温で保管することが求められている。そのため、自動分析装置はほとんどの場合で試薬保冷庫を備えている。
この試薬保冷庫には、高温多湿環境下において結露する可能性のある箇所がある。例えば、試薬保冷庫には試薬容器を出し入れするための試薬取り出し口や、試薬情報読み取り用の窓がある。
前者の試薬取り出し口は取り出し口の扉状部品と試薬保冷庫の筐体との隙間から保冷庫内部の冷気が漏れる場合に接合部周辺で結露する可能性がある。また後者の試薬情報読み取り用窓は、窓の厚さが薄く十分な断熱性を確保できないために窓の表面が結露する可能性がある。
このような保冷庫内部の冷気が外へ漏れる箇所があれば、そこから結露する可能性がある。また、試薬保冷庫の冷気が物質内部を伝導して試薬保冷庫の外表面を冷やす場合には、外表面についても結露の可能性がある。
結露が生じる箇所の一例として、試薬保冷庫の蓋の境界部の外周側側面がある。
発生した結露水は、周囲部品の被水やカビの発生など装置に影響を及ぼすおそれがあるため、その発生を抑制することが求められている。
試薬保冷庫の結露対策方法として、上述の特許文献1に記載されたような、試薬保冷庫外側に暖気ダクトを設け、試薬吸引用の孔や外表面を加温する方法がある。
しかしながら、この場合、暖気ダクトの占める容積分だけ試薬保冷庫の外径が大きくなる。特に、中小型の自動分析装置においては周囲部品のスペース確保が困難となり、結果的に装置サイズを大きくしなければならないケースがある。
また、試薬保冷庫を加温する場合には、保冷庫内部の試薬温度への影響に留意する必要がある。加温箇所と試薬の距離によっては、加温が試薬の冷却を著しく妨げるおそれがある。
特に、中小型の自動分析装置では周囲部品との兼ね合いから保冷庫の結露対策に割くことのできるスペースが限られるため、試薬保冷庫は必要最小限の外径であることが望ましい。
このように、試薬保冷庫において、内部の試薬は冷たい温度に保ちたいものの、外気に触れる部分については温度を高めて室温との温度差を小さくし、結露を防ぎたい、というトレードオフの関係を両立させる対策が求められている。
本発明は、保冷庫の外径を拡大させずに、かつ試薬温度に影響を与えずに試薬保冷庫外部での結露を抑制することが可能な自動分析装置や保冷庫、および自動分析装置における試薬の保冷方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、反応容器に試料と試薬を各々分注して反応させた反応液の物性を測定する自動分析装置であって、前記試薬を収容した試薬容器を保管する試薬保冷庫と、前記試薬保冷庫の筐体と保冷庫蓋との境界部に配置され、前記境界部を加温する加熱部と、を備え、前記加熱部は、前記試薬容器の端部のうち、前記試薬保冷庫の外周側の端部より外側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、保冷庫の外径を拡大させることなく、かつ試薬温度に影響を与えずに試薬保冷庫外部での結露を抑制することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明に係る自動分析装置の一実施例の全体構成図である。 実施例の自動分析装置における試薬保冷庫の構造を模式的に示す断面図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部の配置の一例を示す断面図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部の電源供給部の配置を示す側面図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部の電源供給部の配置を示す上面図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部の配置の他の一例を示す断面図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部の配置の他の一例を示す断面図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部の配置の他の一例を示す断面図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部の配置の他の一例を示す断面図である。 図3に示す構造の試薬保冷庫と図9に示す試薬保冷庫における保冷庫内部と保冷庫境界の温度の変化の一例を示す図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部の配置の他の一例を示す断面図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部や電源供給部の配置の他の一例を示す上面図である。 実施例の自動分析装置の試薬保冷庫における加熱部の配置の他の一例を示す断面図である。
本発明の自動分析装置、保冷庫、および自動分析装置における試薬の保冷方法の実施例について図1乃至図13を用いて説明する。
最初に、自動分析装置の全体構成の一例について図1を用いて説明する。図1は、本実施例に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。
図1に示した自動分析装置100は反応容器30に試料と試薬を各々分注して反応させた反応液の物性を測定する装置であり、検体供給部・収納部2と、試薬ディスク21と反応ディスク31とを有する分析ユニット3と、自動分析装置100全体の動作を制御する制御装置1と、を備えている。
検体供給部・収納部2は、検体を入れた検体容器10が投入され、検体搬送路を移動して分析ユニット3に搬送するための機構であり、その詳細は省略する。
分析ユニット3は、反応容器30に試料と試薬を各々分注して反応させた反応液の物性を測定するためのユニットであり、主に、検体搬送路11、検体情報読取装置13、検体分注機構12、反応ディスク31、試薬保冷庫24、試薬情報読取装置23、試薬ディスク21、試薬分注機構22、撹拌機構36、測光系37、洗浄機構38、等を備えている。
検体搬送路11は検体供給部・収納部2から供給された検体容器10を後述する検体分注機構12の近くまで送るとともに、分注済みの検体容器10を検体供給部・収納部2に返すための搬送路である。
検体情報読取装置13は、検体搬送路11に沿った所定位置に配設されている。検体情報読取装置13は、対向する読取位置に配置された検体容器10に付された記録媒体に固定されている検体コードを読み取り、検体搬送路11上における検体の搭載状況やその検体の情報を検出する。
反応ディスク31には、試料(検体)と試薬を反応させて生成した反応液を生成する反応容器30がディスク周方向に沿って複数装着されている。
試薬ディスク21は試薬保冷庫24内に位置しており、試薬を入れた試薬容器20がディスク周方向に沿って複数搭載される。各試薬容器20は試薬ディスク21に対し着脱可能に構成されている。
この試薬ディスク21は、駆動部(図示省略)によって、回動可能に構成されている。試薬ディスク21はその回動によって、搭載されている複数の試薬容器20の中の一の試薬容器20を、ディスクの周方向に沿った所定位置に配置することができる。
また、試薬保冷庫24は、試薬を収容した試薬容器106を試薬ディスク21ごと保冷する冷却庫であり、試薬を一定の温度範囲内で保冷する。例えば、図1に示すような生化学分析項目を分析する分析ユニット3の試薬保冷庫の場合、試薬温度は5~15℃の範囲内で保管することが求められる。これに対し、免疫分析項目を分析する分析ユニットの試薬保冷庫の場合、試薬温度を10±2℃程度に保つことが求められる。
このような試薬保冷庫24の詳細な構造については後述する。
試薬ディスク21の周方向に沿った所定位置には試薬情報読取装置23が配設されている。試薬情報読取装置23は、対向する読取位置に配置された試薬容器20に付された記録媒体に固定されている試薬コードを読み取る。試薬情報読取装置23は、試薬容器20の試薬コードを読み取ることにより、試薬ディスク21上における検体、試薬それぞれの搭載状況を検出できる。
検体搬送路11と反応ディスク31との間には検体分注機構12が、試薬ディスク21と反応ディスク31との間には試薬分注機構22がそれぞれ設置されている。検体分注機構12、試薬分注機構22は、それぞれが、可動アームと、可動アームに取り付けられたピペットノズルからなる分注ノズルとを備えている。
検体分注機構12は反応ディスク31上の反応容器30内に検体を分注し、試薬分注機構22は反応容器30内に試薬を分注し、混合液、すなわち反応液を生成する。
反応液の生成に当たって、検体分注機構12は、検体搬送路の直線移動によって検体吸入位置に配置された検体容器10から、分注ノズル内に所定量の検体を吸入して収容する。そして、検体分注機構12は、この分注ノズル内に収容されている検体を、反応ディスク31の回動によって検体吐出位置に配置された反応容器30内に吐出する、という検体の分注動作を実行する。
一方、試薬分注機構22は、試薬ディスク21の回動によって試薬吸入位置に配置された試薬容器20から、分注ノズル内に所定量の試薬を吸入して収容する。そして、試薬分注機構22は、この分注ノズル内に収容されている試薬を、反応ディスク31の回動によって試薬吐出位置に配置された反応容器30内に吐出して、試薬の分注を行う。
反応ディスク31のディスク周りには、検体分注機構12、試薬分注機構22とともに、作業位置を互いにずらして、撹拌機構36、測光系37、洗浄機構38等が配置されている。
撹拌機構36は、検体分注機構12、試薬分注機構22により反応容器30内に分注されて生成された反応液の攪拌を行う。これにより、反応容器30内の反応液は、均一に攪拌されて反応が促進される。
測光系37は、反応ディスク31の回動に連動して反応容器30が通過する測光位置を挟んで、光源(図示省略)と吸光光度計(図示省略)とが相対向して配置されている。測光系37は、反応液が収容され、光源と吸光光度計との間の測光位置に位置する反応容器30に、光源から測定光を照射し、その透過光を吸光光度計により測光する。これにより、各反応容器30内の反応液は、反応ディスク31の間歇回転による回動変位によって測光系37の測光位置を通過する毎に吸光度が測定される。
洗浄機構38は、反応ディスク31に装着された反応容器30について、依頼項目の分析が終わった反応液を廃棄し、新たな依頼項目の分析での使用に備えて容器内の洗浄を行う。洗浄機構38により、反応ディスク31の装着された複数の反応容器30それぞれは、分析での繰り返し使用が可能になる。
図1に戻り、制御装置1は、自動分析装置100の全体の動作を制御するものであり、表示部40、入力部44、記憶部43、制御部42を備えている。
表示部40は、分析に必要な各種パラメータや設定の入力画面、初回検査あるいは再検査の分析検査データ、分析の進行状況に関係する情報、測定結果等が表示される液晶ディスプレイ等の表示機器である。
入力部44は、各種パラメータや設定、分析依頼情報、分析開始等の指示などを入力するための機器であり、キーボードやマウスで構成される。なお、この入力部は、表示部40がタッチパネル式の場合は表示部40と一体化しているものとなる。
記憶部43は、各種パラメータや設定、測定結果、各検体ラックに搭載された検体容器10に収容された検体の分析依頼情報等を記憶する装置であり、フラッシュメモリ等の半導体メモリやHDD等の磁気ディスク等で構成される。この記憶部43は、また、自動分析装置100内の各機器の動作の制御や各種表示処理等を実行するための様々なコンピュータプログラム等を記録している。
制御部42は、CPUやメモリなどを備えたコンピュータであり、上記の各部材の様々な動作を制御するとともに、分析ユニットで行われた検出結果から、検体中の所定成分の濃度を求める演算処理を行う。制御部42による各機器の動作の制御は、記憶部43に記録された各種プログラムに基づき実行される。
なお、制御部42で実行される動作の制御処理は、1つのプログラムにまとめられていても、それぞれが複数のプログラムに別れていてもよく、それらの組み合わせでもよい。また、プログラムの一部または全ては専用ハードウェアで実現してもよく、モジュール化されていても良い。
なお、図1では、1台の検体供給部・収納部2に分析ユニット3を1台接続した構成について説明したが、検体供給部・収納部2に対して分析ユニットを2台以上接続した自動分析装置とすることができる。
分析ユニットを2台以上接続する場合、分析ユニットの構成は特に限定されず、図1に示すような生化学分析を行う分析ユニットの他に免疫分析を行う分析ユニット等を接続することができる。また、接続する分析ユニットに対して、電解質濃度測定用の測定ユニットや血液凝固分析用ユニットなどを適宜追加することができる。更に、複数台とも同一の分析ユニットで構成してもよい。
次に、本実施例の自動分析装置100の試薬保冷庫24の構造の詳細について図2乃至図13を用いて説明する。図2は、本発明の一実施例の試薬保冷庫を模式的に示す断面図である。図3はヒータの配置方法の一例を示す図である。
図2に示すように、試薬保冷庫24は、主に試薬を保冷する機能をもつ筐体101と、保冷庫蓋102と、ヒータ110と、で構成される。
筐体101は、試薬容器106を冷却する冷却釜107と、冷却釜107の外周側に配置された保冷庫断熱材115と、を有している。
冷却釜107は、その内側に冷媒が通過可能な流路(図示省略)が形成されており、冷媒が通ることで試薬保冷庫24内部の空気が冷却される。冷媒は水が代表されるが空気等であっても良い。
保冷庫蓋102は、図3に示すように、冷却釜107の上面側をカバーする下蓋113、下蓋113の上面側に配置された蓋断熱材114、蓋断熱材114の上面側をカバーする上蓋112を有している。
この保冷庫蓋102には、図2に示すように、試薬保冷庫24外部から試薬分注機構22の試薬プローブ104が試薬保冷庫24内部の試薬を吸引するためにアクセスする試薬吸引用の孔103が設けられている。試薬は筐体101の中央下部に配置される回転駆動系105により円周移動することで、同じ試薬吸引用の孔から各試薬へ吸引のアクセスを行うことができる。
ヒータ110は、試薬保冷庫24の外周部である、筐体101と保冷庫蓋102の境界部108に加熱部として配置されている。境界部108をヒータ110により直接加温することで、表面の温度が結露する温度(露点)よりも高くなり、結露を抑制する。
ヒータ110は直径2mm程度のニクロム線などの電熱線であり、ジュール熱で発熱するものである。
ヒータ110は、図3に示すように、試薬容器106の端部のうち、試薬保冷庫24の外周側の端部106Aより外側に配置されていることが望ましい。より好適には、試薬保冷庫24の内部を冷却する冷却釜107の外周側の端部107Aより外側に配置されていることが望ましい。
また、図3に示すように、ヒータ110は、境界部108のうち、保冷庫蓋102側に設置する。このときヒータ110を配置できる溝を下蓋113の上面外周側に設ける。
このヒータ110は、試薬保冷庫24を構成する部材、図3では下蓋113と、蓋断熱材114を固定する第1リブ119Aと、下蓋113の上面側の最外周部に設けられた第2リブ119Bと、上蓋112,112Aと、に囲まれることで固定される。
第1リブ119Aと第2リブ119Bとにより形成される、ヒータ110を固定する溝の幅は、ヒータ110の断面幅より広くする(例えば3mm程度)ことが望ましい。また、その高さについても、ヒータ110の高さの1倍より大きく、1.5倍以下となるようにとることが望ましい。これによりヒータ110は断面の形状が変化して潰されることなく、かつ保冷庫蓋102から飛び出すことなく配置される。この方法では、配置のために他の部品を追加することがないため、容易にヒータ110を境界部108に配置することができる。
なお、第1リブ119Aについては、蓋断熱材114を固定する役割を兼ねていることから、その高さは蓋断熱材114とヒータ110のうち高さの高い側と同じ高さとすることが望ましい。
本実施例では、ヒータの筐体101の外径寸法に依存せずに、結露抑制の効果を得ることができる。外径寸法は保冷庫断熱材115の厚さのみに左右され、その厚さは、保冷庫断熱材115の表面が冷却釜107からの冷熱により結露しないために必要な厚さとすることができる。保冷庫断熱材115の厚さを必要最小限としたときの外形寸法のままで、結露を抑制することができる。
この保冷庫断熱材115は発泡スチロールなどの熱伝導率が低い材料から構成される。
また、蓋断熱材114は、保冷庫断熱材115と同様に発泡スチロールなどの熱伝導率が低い材料から構成される。
下蓋113は、ABS樹脂などの硬度があり、熱伝導率が低い材料から構成される。
これに対し、上蓋112は特に限定されないが、下蓋113と同様にABS樹脂等から構成される。
図4および図5にヒータ110の加熱源の電源供給部の配置方法の一例を示す。図4は試薬保冷庫24を自動分析装置100の側面側から見たときの図、図5は試薬保冷庫24を自動分析装置100の上面側から見たときの図である。
図4および図5に示すように、境界部108に配置されたヒータ110は、外周のうちの一部に設けられた段差部118Aから外部へ出てヒータ用電源供給部117に接続されており、試薬保冷庫24の周方向を全て加熱する。
このヒータ用電源供給部117の出力は、必要最小限度の出力で固定することが望ましい。
本発明における出力の必要最小限度とは、例えば、自動分析装置100の動作の保障範囲の上限の気温,湿度(例えば気温32度、湿度80%の条件)において、試薬保冷庫24の第2リブ119Bの側面側を中心とした領域に結露が生じないヒータ出力を実験的に求めることにより決定することができる。
ただし、ヒータ用電源供給部117の出力は必要最小限度である必要はなく、試薬保冷庫24の内外の温度のうち少なくともいずれか1つ以上を測定し、それらの測定値のうち少なくとも一つ以上を用いて制御することも可能である。
また、ヒータ110は、図5に示すように全周方向を加熱する必要は必ずしもなく、保冷庫の外周部分のうち少なくとも一部分以上が加温されていればよい。しかしながら、効果的に結露を抑制するためには、少なくとも半周以上、より望ましくは3/4周以上は加温されていることが望ましい。
図6にヒータ110の異なる配置方法の一例を示す。図6に示す他の配置においても、ヒータ110は図3の配置と同様に境界部を直接加温するものである。
図6に示す形態では、第1リブ119Cの上端面と第2リブ119Bとの上端面とが同じ平面に配置されており、ヒータ110は、下蓋113と、第1リブ119Cと、第2リブ119Bと、上蓋112Aと、により固定される。
上蓋112Aのうち、ヒータ110を固定する部分は平らな面の形状である。
上蓋112Aと下蓋113の間の第1リブ119Cと第2リブ119Bとにより構成される溝の幅は、ヒータ110の断面幅より広く、その高さはヒータ110の高さの1倍より大きく、1.5倍以下となるようにとることが望ましい。
図7に、ヒータ110の異なる配置方法の一例を示す。
図7に示す形態では、蓋断熱材114Aの外周部の下面側に段差部118Aが設けられており、下蓋113と蓋断熱材114Aとの間にヒータ110を配置する溝をつくる。溝は、図6に示した形態と同様に、第1リブ119Cと第2リブ119Bとにより構成される。
この図7に示す形態では、ヒータ110は、下蓋113と、下蓋113の上面側に形成された蓋断熱材114を固定する第1リブ119Cと、下蓋113の上面側の最外周部に設けられた第2リブ119Bと、蓋断熱材114Aの段差部118Aと、により固定される。
第1リブ119Cと第2リブ119Bとにより構成される溝の幅は、図6の場合と同様に、ヒータ110の断面幅より広く、その高さはヒータ110の高さの1倍より大きく、1.5倍以下となるようにとることが望ましい。
図8に、ヒータ110の異なる配置方法の一例を示す。
図8に示す形態では、ヒータ110は、下蓋113と、上蓋112Cに設けられた溝と、により固定されている。これにより、下蓋113に溝構造をとれない場合でも境界部108を加温するヒータ110を配置することができる。
図9にヒータ110の配置方法の一例を示す。
図9に示す形態では、ヒータ110Aは、試薬容器106の端部のうち、試薬保冷庫24の外周側の端部106Aより外側ではあるものの、試薬保冷庫24の内部を冷却する冷却釜107の外周側の端部107Aよりは内側に配置されている。この場合、蓋断熱材114Bにヒータ110Aを配置するための凹部118Bをその下面側の周方向全周に設ける。
このような配置においても、保冷庫蓋102内の伝熱により境界部108を加温することができる。一方で、試薬保冷庫24内部にヒータ110Aが近づいているため、試薬の温度に留意することが望まれる、との懸念点がある。
具体的な温度影響について図10を用いて説明する。
図10に図3と図9それぞれのヒータ110,110Aの配置において、ヒータ110,110Aの出力を変化させたときの試薬温度と境界部108への温度影響を示す。
この図10に示すデータは、図3や図9の構造を基に各箇所の温度を解析したデータの一例である。
図3に示す形態の場合、図10に示すように、ヒータ110の出力の上昇に伴い境界部108の温度は上昇するが、試薬温度はほとんど変化しない。このことから、試薬保冷庫24の内部の試薬と保冷庫蓋102外周のヒータ110との間には距離があり、ヒータ110の出力が大きくなっても試薬温度への影響はほとんどないことが分かった。また、境界部108の温度を露点以上とするために必要なヒータ110の出力は、0.9[W/m]で済むことも分かった。
一方、図9に示す形態の場合、ヒータ110Aの出力の上昇に伴って境界部108の温度は上昇するが、図3に示す形態の場合より変化率は小さいことが分かった。図9に示す形態における境界部108の温度を露点以上とするために必要なヒータ110Aの出力は、4.0[W/m]以上と、図3の形態に比べて出力が必要であることが分かった。
また、このとき試薬温度も図3に示す形態と比較して1.2℃高くなる影響があり、その分だけ冷却釜107を流れる冷媒の温度を下げたり、流量を増やしたり、等の対策を取ることが望まれることが分かった。
以上の例より、ヒータ110を配置する円周の外径は、冷却釜107の外側端部107Aよりも大きくとることで、試薬温度を上昇させる影響を小さくしつつ、境界部108を加温できる効果が効果的に得られることが明らかとなった。
図11にヒータ110の異なる配置方法の一例を示す。図11に示す他の配置においても、ヒータ110は図3の配置と同様に境界部を直接加温するものである。
図11に示す形態では、下蓋113Aの上側ではなく、下蓋113Aの側面側、かつ保冷庫断熱材115の上面にヒータ110を配置する。このような配置においても、結露の予防を図ることができる。
図12および図13に境界部への加温手段の異なる一例を示す。
図3等では線状のヒータ110を境界部108の円周上に配置した形態であったのに対し、図12および図13に示すように、試薬保冷庫24の境界部108の同じ円周上に、熱伝導率の高い伝熱材120をヒータ110の代わりに配置し、この伝熱材120を加温する発熱部121を1つ以上接続する。
伝熱材120には、アルミニウムや銅等でできたリング、高熱伝導率の素材からなるシート等を用いることができる。
発熱部121の詳細は特に限定されないが、ヒータ110と同様に電気をジュール熱へ変換する物質と電源などで構成することができる。
なお、図12および図13では、図3におけるヒータ110の替わりに伝熱材120が配置されている場合について記載したが、図6や図7、図8、図9、図11におけるヒータ110の位置に伝熱材120を配置することができる。
次に、本実施例の効果について説明する。
上述した本実施例の自動分析装置100は、反応容器30に試料と試薬を各々分注して反応させた反応液の物性を測定する装置であって、試薬を収容した試薬容器106を保管する試薬保冷庫24と、試薬保冷庫24の外周部に配置され、外周部を加温するヒータ110,110Aや伝熱材120と、を備えている。
このような構成によると、試薬保冷庫24の冷気により保冷庫蓋102の隙間の空気が試薬保冷庫24外に漏れることで生じると推察される、下蓋113の外周部や、上蓋112,112A,112B,112C、112Dの下蓋113に近い外周部、保冷庫断熱材115の上端側外周部等の境界部118において発生する結露を従来の構成の自動分析装置に比べて抑制することができる。また、ヒータ110等は試薬保冷庫24の外周部に配置されていることから、試薬保冷庫24の外径サイズを増大させる必要もない。これらの効果により、必要最小限の外径となる構成で結露の抑制を実現することができる。
また、ヒータ110等は、試薬容器106の端部のうち、試薬保冷庫24の外周側の端部106Aより外側に配置されているため、試薬自体が加熱されることを抑制することができ、省エネルギー化を図ることができる。
更に、ヒータ110等は、試薬保冷庫24の内部を冷却する冷却釜107の外周側の端部107Aより外側に配置されていることで、より確実に試薬自体が加熱されることを抑制することができるとともに、ヒータ110等が熱する領域をより境界部118側に配置できるため、加熱出力や冷却用出力の省エネルギー化をより確実に図ることができる。
また、ヒータ110等は、試薬保冷庫24を構成する部材により固定されていることにより、ヒータ110等の固定のための部材を別途作製することが不要となり、試薬保冷庫24の製造をより簡易に行うことができ、低コスト化を図ることができる。
更に、試薬保冷庫24は、部材として、試薬容器106を冷却する冷却釜107、冷却釜107の外周側に配置された保冷庫断熱材115、冷却釜107の上面側をカバーする下蓋113、下蓋113の上面側に配置された蓋断熱材114、蓋断熱材114の上面側をカバーする上蓋112,112A,112B,112C、112D、を有し、ヒータ110等は、下蓋113の外周部の上面側に配置されていることで、下蓋113と蓋断熱材114との間のすき間に存在していた冷やされた空気が漏れ出た際に効果的に加熱することができるため、結露が生じることをより効果的に抑制することができる。
また、ヒータ110等は、下蓋113と、蓋断熱材114を固定する第1リブ119Aと、下蓋113の上面側の最外周部に設けられた第2リブ119Bと、上蓋112,112Aと、に囲まれていることにより、簡易な構成によりヒータ110等を固定することができ、製造が容易であり、低コスト化も図ることができる。
更に、第1リブ119Cの上端面と第2リブ119Bとの上端面とが同じ平面に配置されていることで、下蓋113はアスペクト比の高いリブ(第1リブ119A)を必要としない形状となり、下蓋113の加工が容易になる、との利点がある。
また、蓋断熱材114Aの外周部の下面側に段差部118Aが設けられており、ヒータ110等は、下蓋113と、下蓋113の上面側に形成された蓋断熱材114を固定する第1リブ119Cと、下蓋113の上面側の最外周部に設けられた第2リブ119Bと、蓋断熱材114Aの段差部118Aと、に囲まれていることにより、下蓋113および上蓋112Aともに単純な形状となり、加工が容易になる、との利点が得られる。
更に、ヒータ110等は、下蓋113と、上蓋112Cに設けられた溝と、に囲まれていることによっても、簡易な構成によりヒータ110等を固定することができ、製造が容易であり、低コスト化も図ることができる。
また、加熱部は、線状のヒータ110と、ヒータ110に電流を供給するヒータ用電源供給部117と、を有することにより、試薬保冷庫24の外周側の境界部108を簡易な構成で均等に加熱することができ、結露の抑制をより効果的に実現することができる。
また、加熱部は、試薬保冷庫24の外周部に配置された伝熱材120と、伝熱材120に熱を与える発熱部121と、を有することにより、発熱部121を配置するスペースを局所的に確保することで筐体101の外径寸法を大きくすることなく結露を抑制することができる。
更に、ヒータ用電源供給部117や発熱部121の出力を必要最小限度とすることで、省エネルギー化を図りつつ、結露をより効果的に抑制することができる。
また、ヒータ用電源供給部117や発熱部121の出力を、自動分析装置100の動作の保障範囲の上限の気温、湿度において試薬保冷庫24の外周部に結露が生じない条件とすることにより、省エネルギー化を図りつつ、自動分析装置100の稼働する環境に寄らずに試薬保冷庫24の外周部に結露が発生することをより効果的に抑制することができる。
<その他>
なお、本発明は上記の実施例に限られず、種々の変形、応用が可能なものである。上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。
例えば、既に顧客により使用されている自動分析装置100の試薬保冷庫24の外周部分にヒータ110およびヒータ用電源供給部117、あるいは伝熱材120および発熱部121と同様の構成を追加し、これらを固定することで、既存の自動分析装置100においても効果的に試薬保冷庫24の外周部の結露を効果的に抑制することができる。
1…制御装置
2…検体供給部・収納部
3…分析ユニット
10…検体容器
11…検体搬送路
12…検体分注機構
13…検体情報読取装置
20…試薬容器
21…試薬ディスク
22…試薬分注機構
23…試薬情報読取装置
24…試薬保冷庫
30…反応容器
31…反応ディスク
36…撹拌機構
37…測光系
38…洗浄機構
40…表示部
42…制御部
43…記憶部
44…入力部
100…自動分析装置
101…筐体
102…保冷庫蓋
103…試薬吸引用の孔
104…試薬プローブ
105…回転駆動系
106…試薬容器
106A…端部
107…冷却釜(冷却器)
107A…外側端部
108…境界部
110,110A…ヒータ(電熱線、加熱部)
112,112A,112B,112C,112D…上蓋(第2蓋)
113,113A…下蓋(第1蓋)
114,114A,114B…蓋断熱材
115…保冷庫断熱材
116…スポンジ状断熱材
117…ヒータ用電源供給部(電源、加熱部)
118A…段差部
118B…凹部
119A,119C…第1リブ
119B…第2リブ
120…伝熱材(加熱部)
121…発熱部(加熱部)

Claims (14)

  1. 反応容器に試料と試薬を各々分注して反応させた反応液の物性を測定する自動分析装置であって、
    前記試薬を収容した試薬容器を保管する試薬保冷庫と、
    前記試薬保冷庫の筐体と保冷庫蓋との境界部に配置され、前記境界部を加温する加熱部と、を備え、
    前記加熱部は、前記試薬容器の端部のうち、前記試薬保冷庫の外周側の端部より外側に配置されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記加熱部は、前記試薬保冷庫の内部を冷却する冷却器の外周側の端部より外側に配置されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記加熱部は、前記試薬保冷庫を構成する部材により固定されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項4に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫は、前記部材として、前記試薬容器を冷却する冷却器、前記冷却器の外周側に配置された保冷庫断熱材、前記冷却器の上面側をカバーする第1蓋、前記第1蓋の上面側に配置された蓋断熱材、前記蓋断熱材の上面側をカバーする第2蓋、を有し、
    前記加熱部は、前記第1蓋の外周部の上面側に配置されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項5に記載の自動分析装置において、
    前記加熱部は、前記第1蓋と、前記蓋断熱材を固定する第1リブと、前記第1蓋の上面側の最外周部に設けられた第2リブと、前記第2蓋と、に囲まれている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項6に記載の自動分析装置において、
    前記第1リブの上端面と前記第2リブとの上端面とが同じ平面に配置されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項5に記載の自動分析装置において、
    前記蓋断熱材の外周部の下面側に段差部が設けられており、
    前記加熱部は、前記第1蓋と、前記第1蓋の上面側に形成された前記蓋断熱材を固定する第1リブと、前記第1蓋の上面側の最外周部に設けられた第2リブと、前記蓋断熱材の前記段差部と、に囲まれている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項5に記載の自動分析装置において、
    前記加熱部は、前記第1蓋と、前記第2蓋に設けられた溝と、に囲まれている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記加熱部は、線状の電熱線と、前記電熱線に電流を供給する電源と、を有する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  10. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記加熱部は、前記試薬保冷庫の外周部に配置された伝熱材と、前記伝熱材に熱を与える発熱部と、を有する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  11. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記加熱部の出力を必要最小限度とする
    ことを特徴とする自動分析装置。
  12. 請求項12に記載の自動分析装置において、
    前記加熱部の出力を、前記自動分析装置の動作の保障範囲の上限の気温、湿度において前記試薬保冷庫の外周部に結露が生じない条件とする
    ことを特徴とする自動分析装置。
  13. 保冷庫であって、
    その内側に収容される収容物を冷却する冷却器と、
    前記保冷庫の筐体と保冷庫蓋との境界部に配置され、前記境界部を加温する加熱部と、を備え、
    前記加熱部は、前記収容物の端部のうち、前記保冷庫の外周側の端部より外側に配置されている
    ことを特徴とする保冷庫。
  14. 試料と反応させる試薬を収容した試薬容器を保管する試薬保冷庫の筐体と保冷庫蓋との境界部に、前記境界部を加温する加熱部を、前記試薬容器の端部のうち、前記試薬保冷庫の外周側の端部より外側に配置し、
    前記試薬保冷庫の内側の温度が前記試薬の保管条件を満たすように前記内側を冷却するとともに、前記加熱部により前記試薬保冷庫の前記境界部を加温する
    ことを特徴とする自動分析装置における試薬の保冷方法。
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