JP7148125B2 - 地覆構造 - Google Patents
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Description
走行する重機や車両が橋から墜落する手前で衝突するように設けられ、この衝突による衝撃力を吸収する第1の衝撃吸収手段として機能する地覆本体と、
重機や車両が衝突することで変形した地覆本体が当接するように設けられ、この当接による衝撃力を吸収する第2の衝撃吸収手段として機能するストッパーと、を有し、
前記地覆本体と前記ストッパーが、時間差をおいて衝撃吸収手段として機能するように設けられている地覆構造によって達成される。
より具体的には、次に述べる優れた効果が達成される。
橋面上を走行する重機や大型車両などの車輌が橋から墜落するのを防止する手段として
・衝撃力を吸収する第1の衝撃吸収手段として機能する地覆本体と、
・衝撃力を吸収する第2の衝撃吸収手段として機能するストッパーと、
を有している。
第1の衝撃吸収手段である「地覆本体」は、橋面上を走行する車輌が橋から墜落する手前で衝突するように設けられ、自身の弾性変形や塑性変形などの変形を通じて衝突による衝撃力を吸収する。
第2の衝撃吸収手段である「ストッパー」は、前記車輌が衝突することで変形した地覆本体(※変形する過程の地覆本体を含む)が当接するように設けられ、この当接による衝撃力を吸収する第2の衝撃吸収手段として機能する。
そして、上述した地覆本体とストッパーは、時間差をおいて(つまり僅かな間をあけて)衝撃吸収手段として機能するように設けられている。
上述した特徴を具備する地覆構造によれば:
走行している車輌が(進行すべき方向から外れて)橋から墜落する可能性があるときに、はじめに、走行している当該車輌は地覆本体に対し衝突する。そして、車輌からの衝突を受けた地覆本体は、(該地覆本体がストッパーに対し当たる前に)自身の弾性変形や塑性変形などの変形を通じて衝突エネルギーを吸収する。
そして、地覆本体がある程度変形した段階で(つまり前述した変形を通じて衝突エネルギーが有る程度減衰した段階で)、変形した当該地覆本体がストッパーに当接する。これにより、地覆本体で吸収しきれなかった衝突エネルギーが、ストッパーによって時間差をおいて吸収される。
図4、図5に示す従来技術の地覆構造では、地覆材という単体の地覆構造の断面性能だけに頼って車輌の墜落防止を試みているのに対し、本発明では、地覆本体とストッパーが、時間差をおいて衝撃吸収手段として機能するように設けられ、一次的には地覆本体が変形を通じて衝突エネルギーを吸収し、これに続いて二次的にストッパーが衝突エネルギーを吸収するので、従来より高い確度で車輌の墜落を食い止めることができるようになる。また、鋼材等からなる地覆本体の断面性能を上限(最大限)まで有効活用することができる。
このような隙間(地覆本体の変形用のスペース)を設けることで、地覆本体が一次的に衝撃吸収手段として機能するための変形が可能となって、その断面性能を衝撃吸収手段として最大限活かすことができ、また、地覆本体とストッパーを異なるタイミングで衝撃吸収手段として機能させるための「時間差」を確実に確保することができる。
このような容易に入手可能な既存の鋼材を地覆本体として用いることで、低コストで、地覆本体に高い断面性能(車輌の衝突に対する強力な対抗力)を持たせることができる。
これにより、地覆本体とストッパーで受けた衝突エネルギーを、基台を通じて主桁で確実に受け止めることができる。
また、このような基台を主桁外側部に設けることで、主桁自体にストッパーの設置スペースが無い場合であっても、当該ストッパーを作動可能に(衝撃吸収手段として機能できるように)取り付けることができる。
以下、工事用の橋梁の具体例として桟橋を挙げて、地覆構造の実施形態について説明する。
なお、本実施形態に係る地覆構造を設ける桟橋の基本構造は、図4に示すものと同様である。ただし地覆構造に係る部分を除く。
本実施形態において、桟橋が具備する地覆構造は、
・車輌衝突時の衝撃力を吸収する第1の衝撃吸収手段として機能する地覆本体1と、
・車輌衝突時の衝撃力を吸収する第2の衝撃吸収手段として機能するストッパー2を
有しており、
これらの地覆本体1とストッパー2は、車輌衝突時に、時間差をおいて(つまり僅かな間をあけて)それぞれ衝撃吸収手段として機能する。このような時間差があることで、車輌衝突時に地覆本体1の断面性能を最大限に発揮させて、車輌衝突による衝撃を吸収することができる。
・地覆本体1を直接的に支えるための支持部21と、
・安定した姿勢でストッパー2を基台7の上に取り付けるためのフランジ23と、
・支持部21で受けたエネルギーをフランジ23を通じて基台7で受けるようにするためのリブ25を有している。
桟橋の橋面上を走行する車輌は、本来進むべき進行方向に沿って走行すべきであるが、何らかの理由によりそのような進行方向から外れると、桟橋の端から車輌が墜落する危険性がある。本実施形態の地覆構造は桟橋上からの車輌の墜落を防止する。
その具体的機能作用は以下のとおりである。
2 ストッパー(第2の衝撃吸収手段)
3 主桁(梁/覆工受桁)
4 上フランジ
6 ウェブ
7 基台
8 隙間(地覆本体の変形用のスペース)
9 覆工板
21 支持部
23 フランジ
25 リブ
71 リブ
91 地覆材
Claims (4)
- 重機や車両が走行可能な工事用の橋梁の地覆構造であって、
走行する重機や車両が橋から墜落する手前で衝突するように設けられ、この衝突による衝撃力を吸収する第1の衝撃吸収手段として機能する地覆本体と、
重機や車両が衝突することで変形した地覆本体が当接するように設けられ、この当接による衝撃力を吸収する第2の衝撃吸収手段として機能するストッパーと、を有し、
前記地覆本体と前記ストッパーが、時間差をおいて衝撃吸収手段として機能するように設けられている地覆構造。 - 前記地覆本体と前記ストッパーとの間には、地覆本体を変形させるための隙間が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の地覆構造。
- 前記地覆本体は、少なくとも1本の山形鋼または溝形鋼を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の地覆構造。 - 橋梁は、その主桁外側部に設けられた基台を有しており、
前記ストッパーは、前記基台の上に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の地覆構造。
Priority Applications (1)
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JP2018205549A JP7148125B2 (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 地覆構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018205549A JP7148125B2 (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 地覆構造 |
Publications (2)
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JP2020070629A JP2020070629A (ja) | 2020-05-07 |
JP7148125B2 true JP7148125B2 (ja) | 2022-10-05 |
Family
ID=70549309
Family Applications (1)
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JP2018205549A Active JP7148125B2 (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 地覆構造 |
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Citations (3)
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JP2015148071A (ja) | 2014-02-05 | 2015-08-20 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 剛性防護柵の補強構造 |
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JPS5613115U (ja) * | 1979-07-06 | 1981-02-04 | ||
JPH0638894Y2 (ja) * | 1989-12-21 | 1994-10-12 | 瀬戸内金網商工株式会社 | 緑化兼用防護柵 |
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2018
- 2018-10-31 JP JP2018205549A patent/JP7148125B2/ja active Active
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