JP7147245B2 - 情報処理装置、画像形成装置、検査装置、および、プログラム - Google Patents
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本発明の目的は、連続紙上に形成される複数個の画像の配置間隔を考慮せずに、各画像に対応した処理を行う場合に比べ、各画像に対応した処理がより確実に行われるようにすることにある。
請求項2に記載の発明は、前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、前記連続紙の前記複数個の画像の各々が被添付体に添付される添付処理のタイミングを設定する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記連続紙上の前記複数個の画像の各々は、当該連続紙の搬送に伴い予め定められた添付箇所へ移動して、前記被添付体に添付され、前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、搬送される前記連続紙上の前記複数個の画像の各々が前記添付箇所に到達するタイミングを設定する請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記連続紙上の前記複数個の画像の各々は、予め定められた添付箇所へ順次移動してくる被添付体に順次添付され、前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、前記添付箇所へ順次移動する前記被添付体の各々の当該添付箇所への到達タイミングを設定する請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、搬送される前記連続紙上の前記複数個の画像の各々が予め定められた箇所に到達するタイミングを設定する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記連続紙のうちの、前記複数個の画像の各々の周囲に位置する部分に対する切断処理が行われ、前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、前記複数個の画像の各々に対応して行われる前記切断処理のタイミングを設定する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記切断処理が行われる切断処理実施箇所へ前記連続紙が順次搬送されて、前記複数個の画像の各々の周囲に位置する前記部分に対する切断処理が行われ、前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、搬送される前記連続紙上の前記複数個の画像の各々が前記切断処理実施箇所へ到達するタイミングを設定する請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記切断処理が行われる切断処理実施箇所へ前記連続紙が順次搬送されて、前記複数個の画像の各々の周囲に位置する前記部分に対する切断処理が行われ、前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、前記切断処理に用いられる金型を前記連続紙へ進出させるタイミングを設定する請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記切断処理では、前記連続紙の一部を構成する用紙であって当該連続紙の台紙の上に載り前記複数個の画像が形成される用紙を打ち抜く処理が行われる請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記取得手段は、前記連続紙への前記複数個の画像の形成を行う画像形成装置から出力された情報から、前記複数個の画像の前記配置間隔を取得する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記取得手段は、前記複数個の画像が形成された前記連続紙の検査を行う検査装置から出力された情報から、前記複数個の画像の前記配置間隔を取得する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、前記複数個の画像が形成された前記連続紙には、前記画像形成装置から出力された前記情報が付され、前記取得手段は、前記連続紙に付された前記情報から、前記配置間隔を取得する請求項10に記載の情報処理装置である。
請求項13に記載の発明は、前記複数個の画像が形成された前記連続紙には、前記検査装置から出力された前記情報が付され、前記取得手段は、前記連続紙に付された前記情報から、前記配置間隔を取得する請求項11に記載の情報処理装置である。
請求項14に記載の発明は、1つの印刷処理単位毎に、連続紙の延び方向に並んだ複数の画像を形成する処理を行うとともに、当該印刷処理単位での処理を当該連続紙に対して複数回行って、当該連続紙の延び方向に並んだ複数個の画像を形成する画像形成手段と、前記複数個の画像の配置間隔に関する情報を出力する出力手段と、備える画像形成装置である。
請求項15に記載の発明は、連続紙の延び方向に並んだ複数個の画像であって、1つの印刷処理単位毎に複数の画像が当該連続紙上に形成される処理が複数回行われて当該連続紙上に形成された当該複数個の画像を検査する検査手段と、前記複数個の画像の配置間隔に関する情報を出力する出力手段と、を備える検査装置である。
請求項16に記載の発明は、連続紙の延び方向に並んだ複数個の画像であって、1つの印刷処理単位毎に複数の画像が当該連続紙上に形成される処理が複数回行われて当該連続紙上に形成された当該複数個の画像の配置間隔を取得する取得機能と、前記取得機能により取得された前記配置間隔に基づき、前記複数個の画像の各々に対応して行われる処理のタイミングを設定する設定機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項17に記載の発明は、連続紙の延び方向に並んだ複数個の画像であって、1つの印刷処理単位毎に複数の画像が当該連続紙上に形成される処理が複数回行われて当該連続紙上に形成された当該複数個の画像の配置間隔を取得する取得機能と、前記取得機能により取得された前記配置間隔を出力する出力機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
請求項2の発明によれば、配置間隔に基づかずに添付処理のタイミングを設定する場合に比べ、被添付体における画像の添付位置が、予定していた位置からずれることを抑制できる。
請求項3の発明によれば、配置間隔に基づかずに、連続紙上の画像の各々が添付箇所に到達するタイミングを設定する場合に比べ、被添付体における画像の添付位置が、予定していた位置からずれることを抑制できる。
請求項4の発明によれば、配置間隔に基づかずに、被添付体の各々の添付箇所への到達タイミングを設定する場合に比べ、被添付体における画像の添付位置が、予定していた位置からずれることを抑制できる。
請求項5の発明によれば、配置間隔に基づかずに、連続紙上の画像の各々が予め定められた箇所に到達するタイミングを設定する場合に比べ、複数個の画像の各々に対応して行われる処理のタイミングが、予定していたタイミングからずれることを抑制できる。
請求項6の発明によれば、配置間隔に基づかずに切断処理のタイミングを設定する場合に比べ、予定していた箇所とは異なる箇所にて切断処理が行われることを抑制できる。
請求項7の発明によれば、配置間隔に基づかずに、連続紙上の画像の各々が切断処理実施箇所へ到達タイミングを設定する場合に比べ、予定していた箇所とは異なる箇所にて切断処理が行われることを抑制できる。
請求項8の発明によれば、配置間隔に基づかずに、金型を連続紙へ進出させるタイミングを設定する場合に比べ、予定していた箇所とは異なる箇所にて切断処理が行われることを抑制できる。
請求項9の発明によれば、用紙の一部を、この用紙から分離させることが可能になる。
請求項10の発明によれば、画像の配置間隔を取得するための専用の装置を用意せずに、画像の配置間隔を取得することができる。
請求項11の発明によれば、画像の配置間隔を取得するための専用の装置を用意せずに、画像の配置間隔を取得することができる。
請求項12、13の発明によれば、連続紙とは別に運搬される記憶媒体から配置間隔についての情報を取得する場合に比べ、配置間隔についての情報と連続紙との紐付けを行いやすくなる。
請求項14の発明によれば、連続紙上に形成される複数個の画像の配置間隔を考慮せずに、各画像に対応した処理を行う場合に比べ、各画像に対応した処理がより確実に行われるようにすることができる。
請求項15の発明によれば、連続紙上に形成される複数個の画像の配置間隔を考慮せずに、各画像に対応した処理を行う場合に比べ、各画像に対応した処理がより確実に行われるようにすることができる。
請求項16の発明によれば、連続紙上に形成される複数個の画像の配置間隔を考慮せずに、各画像に対応した処理を行う場合に比べ、各画像に対応した処理がより確実に行われるようにすることができる。
請求項17の発明によれば、連続紙上に形成される複数個の画像の配置間隔を考慮せずに、各画像に対応した処理を行う場合に比べ、各画像に対応した処理がより確実に行われるようにすることができる。
図1は、生産システム1の全体構成を示した図である。
本実施形態の生産システム1には、ラベル6が付帯された商品5を製造する製造装置10が設けられている。さらに、この生産システム1には、連続紙Pへの画像形成を行う画像形成装置20が設けられている。
本実施形態では、この画像形成装置20にて、商品5に添付されるラベル6が生成される。
さらに、製造装置10には、製造装置10に設けられた各機能部の制御を行う制御装置13が設けられている。
さらに、本実施形態では、添付装置12により、連続紙Pが、添付箇所12Aへ順次搬送される。これにより、連続紙P上のラベル6の各々が(ラベル6に形成された画像7の各々が)、添付箇所12Aへ順次搬送される。
添付装置12には、添付箇所12Aへ連続紙Pを搬送する搬送ロール12Eが設けられている。本実施形態では、この搬送ロール12Eが、駆動源であるモータ(不図示)により回転駆動されることで、添付箇所12Aに対して連続紙Pが送り込まれる。
画像形成装置20には、連続紙Pを搬送する搬送装置21が設けられている。
また、画像形成装置20には、画像形成手段の一例としての画像形成ユニット22が設けられている。画像形成ユニット22は、搬送装置21により搬送される連続紙Pの上に、画像7を形成する。
画像形成ユニット22では、インクジェット印刷方式や、電子写真方式などが用いられて、連続紙Pへの画像形成が行われる。なお、画像形成の方式は、インクジェット印刷方式や、電子写真方式に限られず、他の方式としてもよい。
さらに、画像形成装置20には、画像形成装置20に設けられた各機能部の制御を行う制御装置30が設けられている。
さらに、搬送装置21は、画像形成ユニット22による画像形成、切断装置24による切断処理が終了した連続紙Pをさらに搬送する。そして、搬送装置21は、最終的に、連続紙Pの巻き取りを行って、ロール体Rを生成する。
切断装置24では、ラベル紙P2のうちの、形成された画像7の各々の周囲に位置する部分を環状に切断する。これにより、台紙P1上に、複数のラベル6が生成される。
これにより、ラベル紙P2が切断され、台紙P1上にラベル6が生成される。
なお、本実施形態では、画像形成装置20内に切断装置24を設けたが、切断装置24は、画像形成装置20とは別の箇所に設置してもよい。この場合は、ロール体Rを切断装置24へ運んで、ラベル紙P2の切断を行う。
そして、添付箇所12Aへ、連続紙Pが順次送り込まれることで、連続紙P上のラベル6が、添付箇所12Aへ搬送される。
そして、添付箇所12Aでは、台紙P1からラベル6が剥離され、ラベル6が、搬送装置11により搬送されてくる商品5へ順次添付される。
情報処理装置の一例としての製造制御装置13、印刷制御装置30の各々は、コンピュータ装置により構成され、製造制御装置13、印刷制御装置30の各々には、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303が設けられている。
さらに、製造制御装置13、印刷制御装置30の各々には、外部との通信を行うための通信インタフェース(通信I/F)305が設けられている。
なお、本実施形態では、図1に示すように、製造制御装置13(製造装置10)と、印刷制御装置30(画像形成装置20)とは、LAN(Local Area Network)などの通信回線100を介して相互に接続されている。
図3に示すように、製造制御装置13は、配置間隔取得部311と、タイミング設定部312と、制御部313として機能する。
取得手段の一例としての配置間隔取得部311は、連続紙P上に形成されたラベル6(画像7)の配置間隔を取得する。
具体的には、配置間隔取得部311は、図4(連続紙P上のラベル6を示した図)に示すように、予め定められた先頭の基準位置P1から、ラベル6の各々の先頭位置までの距離Lを取得することで、ラベル6の配置間隔を取得する。
言い換えると、配置間隔取得部311は、基準位置P1からラベル6の各々までの距離Lを取得することで、互いに隣接するラベル6間に位置する間隙Gの大きさ(連続紙Pの延び方向における長さ)を、実質的に取得する。
より具体的には、ラベル6の配置間隔についての情報としては、各ラベル6の先頭からの枚数(各ラベル6の位置を示す情報)と、ラベル6間の距離とが互いに対応付いた情報を取得するようにしてもよい。
そして、印刷制御装置30から製造制御装置13に対し、この間隔情報が送信される。そして、配置間隔取得部311(図3参照)は、製造制御装置13から送信されてきたこの間隔情報を取得する。
具体的には、タイミング設定部312は、間隔情報に基づき、連続紙P上の複数個のラベル6の各々が、対応する商品5に添付される添付処理のタイミングを設定する。
タイミング設定部312は、配置間隔取得部311が取得した間隔情報に基づき、搬送される連続紙P上の複数個のラベル6の各々が、添付箇所12Aに到達するタイミングを設定する。
また、タイミング設定部312は、例えば、ラベル6間の間隙が予定されていた間隙よりも小さい場合、連続紙Pの搬送速度を一時的に遅くする設定を行い、この間隙に続くラベル6が、添付箇所12Aに到達するタイミングを遅くする設定を行う。
より具体的には、制御部313は、タイミング設定部312により設定された設定情報に基づき、搬送ロール12Eの回転速度を増減する。
そして、制御部313は、拡がっている間隙や狭まっている間隙の1つ前に位置するラベル6が添付箇所12Aを通過した後に、搬送ロール12Eの回転速度を変化させる。
これにより、間隙に後続するラベル6が、本来予定されていたタイミングで、添付箇所12Aへ到達するようになる。これにより、ラベル6間の間隙が変動することに起因する、ラベル6の添付位置のずれが抑えられる。
この場合、制御部313は、例えば、添付箇所12Aを通過するラベル6の枚数を把握するようにし、大きい間隙や小さい間隙の1つ前に位置するラベル6が、添付箇所12Aを通過したら、上記と同様、搬送ロール12Eの回転速度を一時的に増減する。
そして、この場合、制御部313は、大きい間隙や小さい間隙の1つ前に位置するラベル6が、添付箇所12Aを通過するタイミングとなったら、搬送ロール12Eの回転速度を一時的に増減する。これにより、この場合も、後続するラベル6が、本来予定されていたタイミングで、添付箇所12Aへ到達する。
この場合、配置間隔のこの変動を考慮せずに、商品5へのラベル6の添付を行うと、ラベル6の添付位置が本来の位置からずれてしまう。
これにより、商品5の外周面上におけるラベル6の位置が、本来の位置からずれることが抑制される。
言い換えると、ラベル6の配置間隔に基づき、添付箇所12Aへ順次移動する商品5の各々の添付箇所12Aへの到達タイミングを設定するようにしてもよい。付言すると、間隔情報に基づき、商品5の搬送を制御することで、添付箇所12Aへの商品5の到達タイミングを変更してもよい。
また、連続紙Pおよび商品5のいずれか一方の搬送の制御だけではなく、連続紙Pおよび商品5の両者の搬送を制御して、添付箇所12Aへの商品5の到達タイミングと、添付箇所12Aへのラベル6の到達タイミングとを一致させてもよい。
また、ラベル6間の間隙と、間隙の予定値との差が大きい場合(差が、予め定められた閾値よりも大きい場合)は、連続紙Pの搬送および商品5の搬送を停止してもよい(商品5の製造を一時的に中断してもよい)。
差が大きい場合は、連続紙Pや商品5の搬送制御では対応が困難な場合があり(商品5におけるラベル6の添付位置が大きくずれてしまう場合があり)、このような場合は、連続紙Pの搬送および商品5の搬送を停止することが好ましい。
本実施形態の画像形成装置20では、1つの印刷処理単位毎に、連続紙Pへの画像形成を行う。より具体的には、本実施形態の画像形成装置20では、ページ単位毎に、画像データに対する画像処理を行ったうえで、画像処理後のこの画像データを用い、連続紙Pへの画像形成を行う。
付言すると、本実施形態では、1ページ分の画像データが、基本単位となっており、この基本単位毎に、画像処理、連続紙Pへの画像形成を行う。
さらに説明すると、本実施形態では、1つの印刷処理単位毎に、図4にて符号4Aで示す枠の内側に位置する3つの画像7を形成する。
これにより、本実施形態では、図4の符号4Aで示す枠の1つ後に続く枠4Bの内側に、次の印刷処理単位により形成される3つの画像7が形成される。
さらに、図示は省略するが、この3つの画像7は、さらに形成され、連続紙P上には、連続紙Pの延び方向に並んだ複数個の画像7が形成される。
図5に示すように、印刷制御装置30は、印刷制御部391、切断制御部392、配置間隔取得部393、情報出力部394として機能する。
印刷制御部391は、画像データ(1つの印刷処理単位に対応した画像データ)に対する画像処理、画像処理後の画像データの画像形成ユニット22(図1参照)への出力を順次行う。また、印刷制御部391は、画像形成ユニット22の制御を行う。
さらに、本実施形態では、印刷制御部391は、画像形成を行うと、自身が行った画像形成の結果を保持する。この結果には、形成した画像7の配置間隔についての情報(間隔情報)が含まれる。
また、切断制御部392は、金型24A(図1参照)を進出させる進出機構(不図示)の駆動を制御し、連続紙Pへ進出する金型24Aの動作制御を行う。なお、この進出機構は、特に限定されず、公知の機構を用いて構成される。
出力手段の一例としての情報出力部394は、配置間隔取得部393が取得した間隔情報を、製造装置10へ出力する。これにより、本実施形態では、製造装置10の製造制御装置13(図1参照)が、事前に(商品5へのラベル6の添付処理を開始する前に)、ラベル6の配置間隔についての情報を得るようになる。
そして、この場合、画像形成ユニット22による画像形成(印刷処理単位毎の画像形成)に遅延が生じ、上記のように、形成される画像間の間隙が拡がってしまうことがある。
また、その他に、定着装置(不図示)の温度の調整のため、画像形成が一時的に中断することもあり、この一時的な中断により、画像間の間隙が変動してしまうことがある。
具体的には、画像形成ユニット22による画像形成に遅延などが生じると、1つの印刷処理単位により形成される複数の画像7のうちの最後端に位置する画像7と、次の印刷処理単位により形成される複数の画像7のうちの最先端に位置する画像7との間の間隙が変動してしまう。
より具体的には、図4にて示す間隙G20が変動してしまう。
そして、画像間の間隙が変動すると、商品5におけるラベル6の添付位置(商品5の外周面上におけるラベル6の位置)が、本来予定していた位置からずれる。
そして、製造制御装置13は、取得したこの間隔情報に基づき、連続紙Pの搬送速度や、商品5の搬送速度を変更する。言い換えると、製造制御装置13は、取得したこの間隔情報に基づき、複数個のラベル6の各々に対応して行われる、ラベル6の添付処理のタイミングを設定する。
これにより、ラベル6(画像7)間の間隙が変動したとしても、このラベル6は、商品5の外周面上における予め定められた箇所に添付される。
例えば、間隔情報を記憶した記憶媒体を製造装置10まで運んで、この記憶媒体から、製造装置10へ、間隔情報を提供してもよい。
具体的には、この場合、例えば、間隔情報を格納した二次元バーコードなどのコード画像や、間隔情報を格納したRFIDなどの記憶媒体を、連続紙Pに付す。
そして、製造装置10は、コード画像の読み取りや、記憶媒体からの情報の読み出しを行うことで、連続紙Pから間隔情報を取得する。
なお、上記のように、画像形成装置20から出力された間隔情報を、製造装置10へ提供する形態の方が、カメラの設置や撮像結果の解析処理などを行わずにすみ、間隔情報の取得をより容易に行える。
本実施形態では、間隔情報に基づき、金型24Aを下降させるタイミングを設定(変更)する。
付言すると、本実施形態では、ラベル6を生成するために、連続紙Pを構成するラベル紙P2の切断処理を行うが、本実施形態では、切断制御部392が、間隔情報に基づき、画像7の各々に対応して行われるこの切断処理のタイミングを設定する。そして、切断制御部392は、設定したタイミングに基づき、金型24Aを下降させる。
この処理を行うにあたり、本実施形態では、切断制御部392が、間隔情報に基づき、画像7の各々に対応して行われるこの切断処理のタイミングを設定する。
より具体的には、本実施形態の切断処理では、連続紙Pを構成するラベル紙P2であって、連続紙Pの台紙P1の上に載っているラベル紙P2を打ち抜く処理を行うが、この打ち抜く処理のタイミングを、間隔情報に基づき設定する。
これに対し、本実施形態のように、金型24Aの下降タイミング(打ち抜き処理のタイミング)を、間隔情報に基づき設定すると、画像7の位置と金型24Aの進出位置との関係が、本来予定していた関係となる。この場合、ラベル6内における画像7の位置が、本来予定していた位置となる。
これにより、画像間の間隙が変動したとしても、画像7の位置と金型24Aの進出位置との関係が、本来予定していた関係となる。
言い換えると、必要に応じて、切断処理実施箇所C1へ、各画像7が到達するタイミングを変更することで、連続紙P上における打ち抜き位置を変更するようにし、間隙の変動に起因する、打ち抜き位置のずれを生じにくくしてもよい。
これにより、切断装置24の設置箇所にて、連続紙Pの搬送速度を増加させたとしても、この搬送速度の増加が、画像形成処理に影響することを抑えられる。
具体的には、上記と同様、間隔情報に基づき、金型24Aの下降タイミングを変更し、及び/又は、連続紙Pの搬送速度を変更する。
これにより、この場合も、画像7に対する切断位置が変化しないようになり、ラベル6内のうちの予め定められた箇所に、画像7が位置するようになる。
また、その他に、例えば、間隔情報を記憶した記憶媒体を切断装置24へ運んで、切断装置24への間隔情報の提供を行ってもよい。
また、その他に、上記と同様、切断装置24にカメラを設置し、このカメラによる撮像結果を解析して、間隔情報を取得してもよい。
本実施形態では、この金型24Aを、連続紙Pに向けて進出させて(矢印6Aで示す方向へ移動させて)、上記の切断処理を行う。
具体的には、本実施形態では、1つの印刷処理単位による画像形成により、3個の画像7が形成されるが、本実施形態では、これに対応して、1つの金型24Aに、3つの環状刃24Bが設けられている。
言い換えると、間隙G20を挟みこの間隙G20の両側に位置する画像7のうちの一方の画像7に対応する切断処理については、本来の位置とは異なる位置にて、切断処理が行われてしまう。
付言すると、1つの金型24Aに、1つの印刷処理単位により形成される画像7の数と同数の環状刃24B、又は、この画像7の数よりも小さい数の環状刃24Bを設けると、金型24Aが、間隙G20を跨がないようになる。そして、この場合、金型24Aに起因する、切断位置のずれが抑制される。
このため、一つの金型24Aには、1つの印刷処理単位により形成される画像7の数以下の環状刃24Bを設けることが好ましい。より好ましくは、1つの金型24Aには、1つの印刷処理単位により形成される画像7の数と同数の環状刃24Bを設けることが好ましい。
図7にて示すこの検査装置500には、連続紙Pの搬送を行う搬送装置510、搬送装置510により搬送される連続紙Pを撮像する撮像手段の一例としてのカメラ520が設けられている。さらに、検査装置500には、検査装置500の各部を制御する制御部530が設けられている。
さらに、搬送装置510は、撮像位置を通過した連続紙Pをさらに搬送する。そして、搬送装置510は、最終的に、連続紙Pの巻き取りを行って、再びロール体Rを生成する。
検査制御部531は、検査装置500に設けられた各機能部の制御を行う。また、検査制御部531は、検査手段としても機能し、カメラ520により得られた撮像結果を解析して、連続紙P上に形成された画像7(ラベル6)を検査する。より具体的には、検査制御部531は、カメラ520により得られた撮像結果を解析して、連続紙P上の画像7(ラベル6)が、予め定められた条件を満たしているか否かを判断する。
出力手段の一例としての情報出力部533は、配置間隔取得部532が取得した間隔情報を、例えば、通信回線を介して、製造装置10へ出力する。これにより、この場合も、製造装置10の製造制御装置13が、事前に、ラベル6の配置間隔についての情報を得る。
このように、間隔情報の取得は、画像形成装置20に限らず、検査装置500などの他の装置にて行ってもよい。
また、例えば、間隔情報を連続紙Pに付すことで(コード画像を連続紙Pに付したり、RFIDなどの記憶媒体を連続紙Pに付したりすることで)、製造装置10へ提供してもよい。
そして、この場合、製造装置10では、予め定められた品質を満たしていないラベル6については、商品5への添付が行われないようにしてもよい。
より具体的には、この場合、予め定められた品質を満たしていないラベル6については、台紙P1からの剥離が行われないようにして、商品5への添付が行われないようにしてもよい。
また、予め定められた品質を満たしていないラベル6については、ラベル6の剥離処理を省略することで、商品5へのラベル6の添付が行われないようにしてもよい。
この場合は、間隙へのこの剥離用部材の配置を省略することで(先端部への剥離用部材の引っ掛けを行わないことで)、商品5へのラベル6の添付が行われないようにする。
具体的には、例えば、切断装置24(図1参照)の下流側に、検査装置500を設け、ラベル6の生成処理が済んだ後に、検査装置500による検査が行われるようにしてもよい。
上記にて説明した各処理は、ラベル6が付された商品5の製造に関する処理に限らず、他の処理に適用してもよい。
具体的には、上記にて説明した各処理は、例えば、箱体などの包装容器に用いる基材の製造に用いてもよい。
より具体的には、箱体などの包装容器は、厚紙などの基材に対する曲げ加工を行って形成されることがあるが、上記にて説明した各処理は、この基材の製造に適用してもよい。
これにより、上記と同様、連続紙P上に、連続紙Pの延び方向に並んだ複数個の画像7が形成される。なお、上記と同様、この画像形成の際に、各画像間の間隙についての情報である、間隔情報を取得する。
具体的には、上記と同様、この間隔情報を用い、連続紙Pの搬送速度を制御し、及び/又は、金型24A(環状刃24B)の下降タイミングを設定(変更)する。
これにより、この場合も、画像7に対する切断位置がずれることが抑制される。
また、切断装置に、別途カメラを設置し、間隔情報は、このカメラにより得られた撮像結果を解析することで得てもよい。
Claims (17)
- 連続紙の延び方向に並んだ複数個の画像であって、1つの印刷処理単位毎に複数の画像が当該連続紙上に形成される処理が複数回行われて当該連続紙上に形成された当該複数個の画像の配置間隔を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、前記複数個の画像の各々に対応して行われる処理のタイミングを設定する設定手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、前記連続紙の前記複数個の画像の各々が被添付体に添付される添付処理のタイミングを設定する請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記連続紙上の前記複数個の画像の各々は、当該連続紙の搬送に伴い予め定められた添付箇所へ移動して、前記被添付体に添付され、
前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、搬送される前記連続紙上の前記複数個の画像の各々が前記添付箇所に到達するタイミングを設定する請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記連続紙上の前記複数個の画像の各々は、予め定められた添付箇所へ順次移動してくる被添付体に順次添付され、
前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、前記添付箇所へ順次移動する前記被添付体の各々の当該添付箇所への到達タイミングを設定する請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、搬送される前記連続紙上の前記複数個の画像の各々が予め定められた箇所に到達するタイミングを設定する請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記連続紙のうちの、前記複数個の画像の各々の周囲に位置する部分に対する切断処理が行われ、
前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、前記複数個の画像の各々に対応して行われる前記切断処理のタイミングを設定する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記切断処理が行われる切断処理実施箇所へ前記連続紙が順次搬送されて、前記複数個の画像の各々の周囲に位置する前記部分に対する切断処理が行われ、
前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、搬送される前記連続紙上の前記複数個の画像の各々が前記切断処理実施箇所へ到達するタイミングを設定する請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記切断処理が行われる切断処理実施箇所へ前記連続紙が順次搬送されて、前記複数個の画像の各々の周囲に位置する前記部分に対する切断処理が行われ、
前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記配置間隔に基づき、前記切断処理に用いられる金型を前記連続紙へ進出させるタイミングを設定する請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記切断処理では、前記連続紙の一部を構成する用紙であって当該連続紙の台紙の上に載り前記複数個の画像が形成される用紙を打ち抜く処理が行われる請求項6に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、前記連続紙への前記複数個の画像の形成を行う画像形成装置から出力された情報から、前記複数個の画像の前記配置間隔を取得する請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、前記複数個の画像が形成された前記連続紙の検査を行う検査装置から出力された情報から、前記複数個の画像の前記配置間隔を取得する請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記複数個の画像が形成された前記連続紙には、前記画像形成装置から出力された前記情報が付され、
前記取得手段は、前記連続紙に付された前記情報から、前記配置間隔を取得する請求項10に記載の情報処理装置。 - 前記複数個の画像が形成された前記連続紙には、前記検査装置から出力された前記情報が付され、
前記取得手段は、前記連続紙に付された前記情報から、前記配置間隔を取得する請求項11に記載の情報処理装置。 - 1つの印刷処理単位毎に、連続紙の延び方向に並んだ複数の画像を形成する処理を行うとともに、当該印刷処理単位での処理を当該連続紙に対して複数回行って、当該連続紙の延び方向に並んだ複数個の画像を形成する画像形成手段と、
前記複数個の画像の配置間隔に関する情報を出力する出力手段と、
備える画像形成装置。 - 連続紙の延び方向に並んだ複数個の画像であって、1つの印刷処理単位毎に複数の画像が当該連続紙上に形成される処理が複数回行われて当該連続紙上に形成された当該複数個の画像を検査する検査手段と、
前記複数個の画像の配置間隔に関する情報を出力する出力手段と、
を備える検査装置。 - 連続紙の延び方向に並んだ複数個の画像であって、1つの印刷処理単位毎に複数の画像が当該連続紙上に形成される処理が複数回行われて当該連続紙上に形成された当該複数個の画像の配置間隔を取得する取得機能と、
前記取得機能により取得された前記配置間隔に基づき、前記複数個の画像の各々に対応して行われる処理のタイミングを設定する設定機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。 - 連続紙の延び方向に並んだ複数個の画像であって、1つの印刷処理単位毎に複数の画像が当該連続紙上に形成される処理が複数回行われて当該連続紙上に形成された当該複数個の画像の配置間隔を取得する取得機能と、
前記取得機能により取得された前記配置間隔を出力する出力機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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