JP7146144B1 - 真空遮断器 - Google Patents

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Abstract

真空遮断器(50)は、筒状のタンク(1)と、可動側接点(5a)と、固定側接点(5b)と、可動側接点(5a)に電気的に接続された可動リード(11)と、固定側接点(5b)に電気的に接続された固定リード(13)とを備え、タンク(1)内に収容された真空バルブ(4)と、操作装置から伝達される駆動力によって可動側接点(5a)を移動させて可動側接点(5a)及び固定側接点(5b)を開閉する接点駆動機構(40)とを備え、接点駆動機構(40)は、可動側接点(5a)と固定側接点(5b)とが接触した状態において、駆動力によってねじれが生じることにより、可動側接点(5a)を固定側接点(5b)に押しつける接触圧力を発生させるトーションバーばね部材を備える。

Description

本開示は、タンク内に設置された真空バルブを備えた真空遮断器に関するものである。
真空遮断器に用いられる真空バルブは、一対の接点の一方が移動可能となっており、遮断状態と投入状態とが切り替わる際には、接点が移動する。
特許文献1に開示されるように、真空遮断器の内部に配置される真空バルブの一対の接点は、いずれも円板形電極となっており、投入時には電極を突合せ、さらに、操作装置が発生させる駆動力を一対の接点の一方に伝達する部品に設置されたコイルばねを押し縮めることで、電極同士の接触を確保するために必要な圧力を発生させている。電極同士の接触を確保するために必要な圧力は、一般的に接圧と称されており、電極同士の接触を確保するために必要な圧力を発生させるコイルばねは、一般的には接圧ばねと称されている。
特開2019-032994号公報
真空遮断器の開極動作にあたり、押し縮められた接圧ばねが伸び終わってから真空バルブの接点が動作を開始するが、押し縮められた接圧ばねが伸び終わって接点が移動し始める際に、操作装置が発生させる駆動力を一対の接点の一方に伝達する部品には衝撃荷重が加わる。このため、操作装置が発生させる駆動力を一対の接点の一方に伝達する部品は衝撃荷重に耐えるよう設計する必要があり、部品が大型化する。さらに、大きな部品を駆動するためには出力の大きな操作装置を用いる必要があり、真空遮断器のコスト増加要因となっている。一方で、接点が移動し始める際の衝撃荷重を小さくする目的で弾性力が弱い接圧ばねを使用すると、接圧が不足して通電に支障を来してしまう。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、機器の小型化と通電に支障を来さない接圧の確保との両立を図った真空遮断器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る真空遮断器は、筒状のタンクと、可動側接点と、固定側接点と、可動側接点に電気的に接続された可動リードと、固定側接点に電気的に接続された固定リードとを備え、タンク内に収容された真空バルブと、操作装置から伝達される駆動力によって可動側接点を移動させて可動側接点及び固定側接点を開閉する接点駆動機構とを備える。接点駆動機構は、可動側接点と固定側接点とが接触した状態において、駆動力によってねじれが生じることにより、可動側接点を固定側接点に押しつける接触圧力を発生させるトーションバーばね部材を備える。
本開示によれば、機器の小型化と通電に支障を来さない接圧の確保との両立を図った真空遮断器を得られる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る真空遮断器の鉛直断面図 実施の形態1に係る真空遮断器の水平断面図 実施の形態1に係る真空遮断器の変形例を示す図 実施の形態2に係る真空遮断器の側面図 実施の形態3に係る真空遮断器の側面図 実施の形態3に係る真空遮断器の鉛直断面図 実施の形態4に係る真空遮断器の鉛直断面図 実施の形態4に係る真空遮断器の水平断面図 実施の形態5に係る真空遮断器の鉛直断面図 実施の形態5に係る真空遮断器の水平断面図
以下に、実施の形態に係る真空遮断器を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る真空遮断器の鉛直断面図である。図2は、実施の形態1に係る真空遮断器の水平断面図である。図1及び図2では、真空遮断器50は、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触した投入状態である。図2は、図1中のII-II線の位置での水平断面を示す。図1は、図2中のI-I線の位置での鉛直断面を示す。実施の形態1に係る真空遮断器50は、絶縁ガスが充填された筒状のタンク1と、可動側接点5a及び固定側接点5bを備え、タンク1内に絶縁支持された真空バルブ4と、タンク1の上方に延びた1対のブッシング24内に配置された可動側の外部導体34及び固定側の外部導体とを備える。なお、固定側のブッシング及び固定側の外部導体は図示を省略している。
真空バルブ4は、真空容器26と、可動側接点5aに電気的に接続された可動リード11と、固定側接点5bに電気的に接続された固定リード13と、真空容器26の可動側の端面と可動リード11とを接続する伸縮可能なベローズ25とを備える。真空バルブ4は、可動側接点5aが移動可能となっており、遮断状態と投入状態とが切り替わる際には、可動側接点5aが移動する。タンク1の内部には、支持板3aが設置されている。支持板3aは、中央に穴が形成された円板状である。タンク1の固定側の端部は穴の無い円板状である不図示の支持板によって塞がれている。なお、可動側接点5aと固定側接点5bとの配列方向において、固定側接点5bから可動側接点5aに向かう方向が「可動側」であり、可動側接点5aから固定側接点5bに向かう方向が「固定側」である。
タンク1の可動側の端面1aは、穴の開いた円板状である。タンク1は、可動側の端部を覆うキャップ6を備えている。なお、キャップ6は、タンク1の本体部分と一体であってもよい。
真空容器26は、可動側接点5a、固定側接点5b及び固定リード13を収容する。可動リード11は、真空容器26の一端部から外部へ突出する。ベローズ25は、真空容器26と可動リード11とを接続し、可動側接点5aと固定側接点5bとが閉じた投入状態では伸張し、可動側接点5aと固定側接点5bとが開いた遮断状態では収縮する。
また、真空遮断器50は、導電性材料で筒状に形成され、真空バルブ4の可動側に設置された可動側シールド8と、可動側シールド8を支持板3aに絶縁支持する可動側絶縁支持筒10とを有する。可動側シールド8の筒内には、導電性材料で形成されたコンタクト28が設置されている。可動側シールド8は、コンタクト28を介して可動側の外部導体34の下端を可動リード11に電気的に接続する。固定側シールド15は、不図示の固定側の外部導体の下端を固定リード13に電気的に接続する。
実施の形態1に係る真空遮断器50は、操作装置から伝達される駆動力によって可動側接点5aを移動させて可動側接点5a及び固定側接点5bを開閉する接点駆動機構40を備える。接点駆動機構40は、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触した状態において駆動力によってねじれが生じ、可動側接点5aを固定側接点5bに押しつける接触圧力を発生させるトーションバーばね部材である回転シール軸9を備える。接点駆動機構40は、タンク1の一部であるキャップ6の外に一端部91が突出する回転シール軸9と、回転シール軸9の一端部91に固定され、操作装置の駆動力を受けて回転する操作レバー14と、タンク1の内部において回転シール軸9に固定され、回転シール軸9とともに回転するレバー7と、レバー7と可動リード11とを接続する絶縁ロッド12とを備える。
絶縁ロッド12は、タンク1の可動側の端面1aからタンク1の外に突出しており、絶縁ロッド12の可動側の端部122は、キャップ6の内部に配置されている。絶縁ロッド12の可動側の端部122は、レバー7の固定側の端部71に回転可能に連結されている。絶縁ロッド12の固定側の端部121は、可動リード11の可動側の端部112に固定されている。
レバー7の可動側の端部72は、回転シール軸9に固定されている。回転シール軸9は、ばね鋼で形成されている。回転シール軸9の一端部91は、キャップ6の外に突出しており、タンク1外に設置された不図示の操作装置の操作レバー14に固定されている。回転シール軸9の他端部92は、キャップ6の外に露出しているが、キャップ6の表面と面一とされている。回転シール軸9は、可動リード11よりも上方に設置されている。回転シール軸9は、軸受16を介してキャップ6に支持されている。回転シール軸9とキャップ6との隙間は、回転シール部材17でシールされている。
図3は、実施の形態1に係る真空遮断器の変形例を示す図である。回転シール軸9の他端部92は、キャップ6の外に露出していなくてもよい。
以下の説明において、回転シール軸9の下面が可動側へ向かう方向に回転シール軸9が回転することを「順回転」という。また、回転シール軸9の下面が固定側へ向かう方向に回転シール軸9が回転することを「逆回転」という。なお、図1には回転シール軸9の順回転の方向を矢印Aで示し、回転シール軸9の逆回転の方向を矢印Bで示している。
真空遮断器50が投入状態にあるとき、回転シール軸9にはねじれが生じている。回転シール軸9は、可動側接点5aを固定側接点5bに押しつけて、通電に必要な接触圧力である接圧を発生させている。実施の形態1に係る真空遮断器50では、操作装置が回転シール軸9を逆回転させることにより、レバー7の固定側の端部71が固定側へ移動し、絶縁ロッド12及び可動リード11も固定側へ移動する。可動側接点5aと固定側接点5bとが接触した状態でさらに回転シール9軸が逆回転する場合には、レバー7、絶縁ロッド12及び可動リード11が変位せずに回転シール軸9にねじれが生じ接圧が発生する。
真空遮断器50が投入状態のときに操作装置の駆動力によって回転シール軸9が順回転すると、回転シール軸9のねじれが解消され、接圧が発生しなくなる。回転シール軸9のねじれが解消されたのちにさらに回転シール軸9が順回転すると、レバー7の固定側の端部71が可動側へ移動する。レバー7の固定側の端部71が可動側へ移動すると、可動側の端部122がレバー7に連結されている絶縁ロッド12は可動側へ移動する。絶縁ロッド12が可動側へ移動すると、可動側の端部112が絶縁ロッド12に連結されている可動リード11が可動側へ移動する。可動リード11が可動側へ移動することにより、可動側接点5aが固定側接点5bから離れ、真空遮断器50は遮断状態となる。
真空遮断器50が遮断状態のときに操作装置の駆動力によって回転シール軸9が逆回転すると、レバー7の固定側の端部71が固定側へ移動する。レバー7の固定側の端部71が固定側へ移動すると、可動側の端部122がレバー7に連結されている絶縁ロッド12は固定側へ移動する。絶縁ロッド12が固定側へ移動すると、可動側の端部112が絶縁ロッド12に連結されている可動リード11が固定側へ移動する。可動リード11が固定側へ移動することにより、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触し、真空遮断器50は投入状態となる。可動側接点5aと固定側接点5bとが接触した状態でさらに回転シール軸9が逆回転することにより、回転シール軸9にねじれが発生し、可動側接点5aが固定側接点5bに押しつけられて、接圧が発生する。
実施の形態1に係る真空遮断器50は、回転シール軸9がねじれることによって接圧を発生させるため、接圧が解消される際に部品同士の衝突が発生しない。したがって、操作装置の駆動力を伝達する各部品を小型化しても、接圧を確保することができる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る真空遮断器の側面図である。実施の形態2に係る真空遮断器50は、交流電流の三相に対応してキャップ6を備えたタンク1が三つ設置されており、各タンク1の内部に真空バルブ4が収容されている。
実施の形態2に係る真空遮断器50は、操作装置から伝達される駆動力によって可動側接点5aを移動させて可動側接点5a及び固定側接点5bを開閉する接点駆動機構40を備える。接点駆動機構40は、各相のタンク1に設置され、両端部がタンク1の外に突出する回転シール軸9と、回転シール軸9の端部に固定されて、回転シール軸9とともに回転する連結部品19と、複数のタンク1の配列方向に一方の端に位置する連結部品19に固定され、操作装置の駆動力を受けて連結部品19及び回転シール軸9を回転させる操作レバー14と、各相のタンク1の内部において回転シール軸9に固定され、回転シール軸9とともに回転するレバー7と、各相のタンク1の内部に設置され、レバー7と可動リード11とを接続し、レバー7の回転により可動側接点5aと固定側接点5bとの配列方向に移動する絶縁ロッド12とを有する。
トーションバーばね部材である回転シール軸9は、炭素鋼などの材料で形成されており、両端部ともキャップ6の外に突出している。各相の回転シール軸9は、連結部品19で連結されている。回転シール軸9の両端部及び連結部品19にはセレーション加工が施されており、連結部品19と回転シール軸9との間でトルクが伝わる構造となっている。実施の形態2に係る真空遮断器50は、三相の各々の真空バルブ4の接点を、共通の操作装置で駆動する三相一括型である。
各相のタンク1の内部の構造は、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様である。ただし、遮断状態での可動側接点5aと固定側接点5bとの距離は、各相で異なっている。操作レバー14が固定された連結部品19が回転シール軸9に連結された相をA相、タンク1の配列方向の中央の相をB相、回転シール軸9の一方の端部に何も取り付けられていない相をC相とする。遮断状態での可動側接点5aと固定側接点5bとの距離は、C相が最も短く、B相が二番目に短く、A相が最も長くなっている。以下、A相、B相及びC相の回転シール軸9を区別するときは、回転シール軸9a、回転シール軸9b又は回転シール軸9cと表記する。また、不図示の操作装置の操作レバー14が固定された連結部品19、A相とB相との間の連結部品19及びB相とC相との間の連結部品19を区別するときは、連結部品19a、連結部品19b又は連結部品19cと表記する。
真空遮断器50が投入状態にあるとき、連結部品19a,19b,19cにはねじれが生じており、各相の真空バルブ4の可動側接点5aを固定側接点5bに押しつけて、通電に必要な接触圧力である接圧を発生させている。
真空遮断器50が投入状態のときに操作レバー14が連結部品19aに加えるトルクによって回転シール軸9aが順回転すると、連結部品19aのねじれが解消され、A相には接圧が発生しなくなる。A相の接圧が無くなったのちに操作レバー14が連結部品19aに加えるトルクによって回転シール軸9a,9bが順回転すると、A相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが離れ、A相は遮断状態となる。また、連結部品19bのねじれが解消され、B相には接圧が発生しなくなる。B相の接圧が無くなったのちに操作レバー14が連結部品19aに加えるトルクによってさらに回転シール軸9a,9bが順回転すると、B相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが離れ、B相は遮断状態となる。また、連結部品19cのねじれが解消され、C相には接圧が発生しなくなる。C相の接圧が無くなったのちに操作レバー14が連結部品19aに加えるトルクによってさらに回転シール軸9a,9b,9cが順回転すると、C相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが離れ、C相は遮断状態となる。
真空遮断器50が遮断状態のときに操作レバー14が連結部品19aに加えるトルクによって回転シール軸9a,9b,9cが逆回転すると、C相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触し、C相は投入状態となる。C相の可動側接点5aと固定側接点5bとが接触したのちにさらに操作レバー14が連結部品19aに逆回転方向のトルクを加えると、回転シール軸9a,9bが逆回転して連結部品19cにねじれが生じ、C相には接圧が発生する。また、回転シール軸9a,9bが逆回転することにより、B相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、B相の可動側接点5aと固定側接点5bとが接触し、B相は投入状態となる。B相の可動側接点5aと固定側接点5bとが接触したのちにさらに操作レバー14が連結部品19aに逆回転方向のトルクを加えると、回転シール軸9aが逆回転して連結部品19bにねじれが生じ、B相には接圧が発生する。また、回転シール軸9aが逆回転することにより、A相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、A相の可動側接点5aと固定側接点5bとが接触し、A相は投入状態となる。A相の可動側接点5aと固定側接点5bとが接触したのちにさらに操作レバー14が連結部品19aにトルクを加えると、連結部品19aにねじれが生じ、A相には接圧が発生する。
複数の真空バルブを一つの操作装置で駆動する真空遮断器においては、操作装置の駆動力の伝達経路において上流側の真空バルブと下流側の真空バルブとで遮断状態での可動側接点と固定側接点との距離が同じであると、操作装置の駆動力の伝達経路において下流側の真空バルブに接圧を発生させにくくなくなってしまう。実施の形態2に係る真空遮断器50は、操作装置の駆動力の伝達経路において下流側の真空バルブ4ほど、遮断状態での可動側接点5aと固定側接点5bとの距離が短いため、操作装置の駆動力の伝達経路において下流側の真空バルブ4から順に投入状態となって接圧が発生していく。このため、実施の形態2に係る真空遮断器50は、操作装置で駆動する全ての相の真空バルブ4に接圧を発生させることができる。
実施の形態2に係る真空遮断器50は、連結部品19がねじれることによって接圧を発生させるため、接圧が解消される際に部品同士の衝突が発生しない。したがって、操作装置の駆動力を伝達する各部品を小型化しても、接圧を確保することができる。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3に係る真空遮断器の側面図である。図6は、実施の形態3に係る真空遮断器の鉛直断面図である。図5では、真空遮断器50は、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触した投入状態である。図6は、図5中のVI-VI線の位置での鉛直断面を示す。実施の形態3に係る真空遮断器50は、三相の相ごとにタンク1が設置されており、各相の真空バルブ4の接点を、共通の操作装置で駆動する三相一括型である。実施の形態3に係る真空遮断器50は、操作装置から伝達される駆動力によって可動側接点5aを移動させて可動側接点5a及び固定側接点5bを開閉する接点駆動機構40を備える。接点駆動機構40は、複数のタンク1の配列方向に沿って配置された連結部品19と、連結部品19の端部に固定され、操作装置の駆動力を受けて連結部品19を回転させる操作レバー14と、各相のタンク1の外部において連結部品19に固定され、連結部品19とともに回転するレバー21と、各相のタンク1に設置され、タンク1の端面1aを貫通し、可動側の端部182がレバー21に連結された直線シール軸18と、各相のタンク1の内部に設置され、直線シール軸18と可動リード11とを接続し、レバー21の回転により可動側接点5aと固定側接点5bとの配列方向に移動する絶縁ロッド12とを有する。
各相のタンク1の内部の構造は、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様である。ただし、実施の形態3に係る真空遮断器50は、絶縁ロッド12の可動側の端部122に直線シール軸18の固定側の端部181が連結されている。直線シール軸18の可動側の端部182は、ジョイント20を介してレバー21の固定側の端部211に連結されている。レバー21の可動側の端部212は、連結部品19に固定されている。連結部品19は、可動リード11よりも上方に設置されている。トーションバーばね部材である連結部品19には、操作レバー14が固定されており、操作装置の駆動力によってトルクが発生する。タンク1は、可動側の端面1aには、直線シール軸18が貫通する穴が形成されている。端面1aの穴には直線シール材27が配置されており、タンク1と直線シール軸18との間の隙間はシールされている。また、遮断状態での可動側接点5aと固定側接点5bとの距離は、各相で異なっている。操作装置の駆動力の伝達経路における上流側から順にA相、B相、C相とする。遮断状態での可動側接点5aと固定側接点5bとの距離は、C相が最も短く、B相が二番目に短く、A相が最も長くなっている。これら以外は、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様である。
以下の説明において、連結部品19の下面が可動側へ向かう方向に連結部品19が回転することを「順回転」という。また、連結部品19の下面が固定側へ向かう方向に連結部品19が回転することを「逆回転」という。なお、図6には連結部品19の順回転の方向を矢印Cで示し、連結部品19の逆回転の方向を矢印Dで示している。
真空遮断器50が投入状態にあるとき、連結部品19にはねじれが生じており、各相の真空バルブ4の可動側接点5aを固定側接点5bに押しつけて、通電に必要な接触圧力である接圧を発生させている。
真空遮断器50が投入状態のときに操作レバー14が順回転方向のトルクを連結部品19に加えると、連結部品19のねじれが小さくなり、A相には接圧が発生しなくなる。A相の接圧が無くなったのちにさらに操作レバー14が順回転方向のトルクを連結部品19に加えると、連結部品19が順回転し、A相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが離れ、A相は遮断状態となる。また、連結部品19が順回転することにより、連結部品19のねじれがさらに小さくなり、B相には接圧が発生しなくなる。B相の接圧が無くなったのちにさらに操作レバー14が順回転方向のトルクを連結部品19に加えると、連結部品19が順回転し、B相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが離れ、B相は遮断状態となる。また、連結部品19が順回転することにより、連結部品19のねじれが解消され、C相には接圧が発生しなくなる。C相の接圧が無くなったのちにさらに操作レバー14が順回転方向のトルクを連結部品19に加えると、連結部品19が順回転し、C相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが離れ、C相は遮断状態となる。
真空遮断器50が遮断状態のときに操作レバー14が逆回転方向のトルクを連結部品19に加えると、C相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触し、C相は投入状態となる。C相が投入状態となったのちにさらに操作レバー14が逆回転方向のトルクを連結部品19に加えると、連結部品19が逆回転して連結部品19にねじれが発生し、C相には接圧が発生する。また、連結部品19が逆回転することにより、B相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触し、B相は投入状態となる。さらに、B相が投入状態となったのちにさらに操作レバー14が逆回転方向のトルクを連結部品19に加えると、連結部品19が逆回転して連結部品19のねじれが強くなり、B相には接圧が発生する。B相に接圧が発生したのちにさらに操作レバー14が逆回転方向のトルクを連結部品19に加えると、連結部品19が逆回転し、A相のタンク1内では、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様の動作により、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触し、A相は投入状態となる。A相が投入状態となったのちにさらに操作レバー14が逆回転方向のトルクを連結部品19に加えると、連結部品19のねじれが強くなり、A相には接圧が発生する。
実施の形態3に係る真空遮断器50は、連結部品19がねじれることによって接圧を発生させるため、接圧が解消される際に部品同士の衝突が発生しない。したがって、操作装置の駆動力を伝達する各部品を小型化しても、接圧を確保することができる。
実施の形態4.
図7は、実施の形態4に係る真空遮断器の鉛直断面図である。図8は、実施の形態4に係る真空遮断器の水平断面図である。図7及び図8では、真空遮断器50は、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触した投入状態である。図8は、図7中のVIII-VIII線の位置での水平断面を示す。図7は、図8中のVII-VII線の位置での鉛直断面を示す。実施の形態4に係る真空遮断器50は、操作装置から伝達される駆動力によって可動側接点5aを移動させて可動側接点5a及び固定側接点5bを開閉する接点駆動機構40を備える。接点駆動機構40は、タンク1の外に配置された連結部品19と、連結部品19の端部に固定され、操作装置の駆動力を受けて連結部品19を回転させる操作レバー14と、タンク1の外部において連結部品19に固定され、連結部品19とともに回転するレバー21と、タンク1の端面1aを貫通し、可動側の端部182がレバー21に連結された直線シール軸18と、タンク1の内部に設置され、直線シール軸18の固定側の端部181に可動側の端部122が連結された絶縁ロッド12と、タンク1の内部に回転可能に設置され、第1アーム231及び第2アーム232を備え、第1アーム231の先端に絶縁ロッド12の固定側の端部121が連結されたトーションバー軸23と、第2アーム232の先端に可動側の端部222が連結され、固定側の端部221が可動リード11に連結されたリンク22とを有する。実施の形態4に係る真空遮断器50において、トーションバー軸23は、トーションバーばね部材である。
可動リード11の可動側の端部112には、リンク22の固定側の端部221が連結されている。また、トーションバー軸23は、可動側シールド8の筒内に設置されている。第1アーム231及び第2アーム232は、トーションバー軸23の径方向に延びている。第1アーム231及び第2アーム232は、トーションバー軸23の軸方向において異なる位置に設けられている。直線シール軸18の可動側の端部182は、ジョイント20を介してレバー21の固定側の端部211に連結されている。レバー21の可動側の端部212は、連結部品19に固定されている。タンク1の可動側の端面1aには、直線シール軸18が貫通する穴が形成されている。端面1aの穴には直線シール材27が配置されており、タンク1と直線シール軸18との間の隙間はシールされている。この他は、実施の形態1に係る真空遮断器50と同様である。
トーションバー軸23は、ばね鋼で形成されている。トーションバー軸23は、可動リード11よりも下方に設置されている。真空遮断器50が投入状態にあるとき、トーションバー軸23にはねじれが生じており、可動側接点5aを固定側接点5bに押しつけて、通電に必要な接触圧力である接圧を発生させている。
以下の説明において、連結部品19又はトーションバー軸23の下面が可動側へ向かう方向に連結部品19又はトーションバー軸23が回転することを「順回転」という。また、連結部品19又はトーションバー軸23の下面が固定側へ向かう方向に連結部品19又はトーションバー軸23が回転することを「逆回転」という。なお、図7には、連結部品19の順回転の方向を矢印Eで示し、連結部品19の逆回転の方向を矢印Fで示している。また、トーションバー軸23の順回転の方向を矢印Gで示し、トーションバー軸23の逆回転の方向を矢印Hで示している。
実施の形態4に係る真空遮断器50では、操作装置が連結部品19を順回転させることにより、直線シール軸18及び絶縁ロッド12が固定側へ移動する。絶縁ロッド12が固定側へ移動することにより、絶縁ロッド12の固定側の端部121が第2アーム232の先端に連結されているトーションバー軸23は、逆回転する。トーションバー軸23が逆回転することにより、リンク22及び可動リード11は固定側へ移動する。可動側接点5aと固定側接点5bとが接触した状態でさらに連結部品19が順回転すると、直線シール軸18及び絶縁ロッド12は固定側へ移動するが、リンク22及び可動リード11は変位せずにトーションバー軸23にねじれが発生し接圧が発生する。
真空遮断器50が投入状態のときに操作装置の駆動力によって連結部品19が逆回転すると、直線シール軸18及び絶縁ロッド12が可動側へ移動する。絶縁ロッド12が可動側へ移動することにより、絶縁ロッド12の固定側の端部121が第2アーム232の先端に連結されているトーションバー軸23は、順回転する。トーションバー軸23が順回転することにより、トーションバー軸23のねじれが解消され、接圧が発生しなくなる。トーションバー軸23のねじれが解消されたのちにさらに連結部品19が逆回転すると、直線シール軸18及び絶縁ロッド12がさらに可動側へ移動し、トーションバー軸23がさらに逆回転する。トーションバー軸23がさらに逆回転することにより、第1アーム231の先端に可動側の端部222が固定されているリンク22が可動側へ移動する。リンク22が可動側へ移動すると、可動側の端部112がリンク22に連結されている可動リード11が可動側へ移動する。可動リード11が可動側へ移動することにより、可動側接点5aが固定側接点5bから離れ、真空遮断器50は遮断状態となる。
真空遮断器50が遮断状態のときに操作装置の駆動力によって連結部品19が順回転すると、レバー21の固定側の端部211が固定側へ移動する。レバー21の固定側の端部211が固定側へ移動すると、ジョイント20を介して可動側の端部182がレバー21に連結されている直線シール軸18は固定側へ移動する。直線シール軸18が固定側へ移動すると、可動側の端部122が直線シール軸18の固定側の端部181に連結されている絶縁ロッド12が固定側へ移動する。絶縁ロッド12が固定側へ移動すると、絶縁ロッド12の固定側の端部121が第1アーム231の先端に連結されているトーションバー軸23は、逆回転する。トーションバー軸23が逆回転することにより、第2アーム232の先端に可動側の端部222が連結されているリンク22は固定側へ移動する。リンク22が固定側へ移動すると、可動側の端部112がリンク22の固定側の端部221に連結されている可動リード11が固定側へ移動する。可動リード11が固定側へ移動することにより、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触し、真空遮断器50は遮断状態となる。可動側接点5aと固定側接点5bとが接触した状態でさらに連結部品19が順回転することにより、トーションバー軸23にねじれが発生し、可動側接点5aが固定側接点5bに押しつけられて、接圧が発生する。
実施の形態4に係る真空遮断器50は、トーションバー軸23がねじれることによって接圧を発生させるため、接圧が解消される際に部品同士の衝突が発生しない。したがって、操作装置の駆動力を伝達する各部品を小型化しても、接圧を確保することができる。
実施の形態5.
図9は、実施の形態5に係る真空遮断器の鉛直断面図である。図10は、実施の形態5に係る真空遮断器の水平断面図である。図9及び図10では、真空遮断器50は、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触した投入状態である。図10は、図9中のX-X線の位置での水平断面を示す。図9は、図10中のIX-IX線の位置での鉛直断面を示す。実施の形態5に係る真空遮断器50は、可動側接点5a及び固定側接点5bを備えた真空バルブ4を二つ有する二点切りの構造である。実施の形態5に係る真空遮断器50は、操作装置から伝達される駆動力によって可動側接点5aを移動させて可動側接点5a及び固定側接点5bを開閉する接点駆動機構40を備える。接点駆動機構40は、操作装置の駆動力を受けて可動側接点5aと固定側接点5bとの配列方向と垂直な方向に移動する絶縁ロッド12と、タンク1の内部に回転可能に設置され、第1アーム231及び第2アーム232を備え、第1アーム231の先端に絶縁ロッド12が連結されたトーションバー軸23と、第2アーム232の先端に可動側の端部222が連結され、固定側の端部221が可動リード11に連結されたリンク22とを有する。実施の形態5に係る真空遮断器50において、トーションバーばね部材は、トーションバー軸23である。
可動側接点5aと固定側接点5bは、タンク1の長手方向に配列されているため、絶縁ロッド12は、タンク1の長手方向に対して垂直な方向に移動する。ここで、タンク1の長手方向の中央かつ長手方向に垂直な断面の中心に原点Oをとる。また、タンク1の長手方向にX軸をとり、絶縁ロッド12の可動方向にY軸をとる。実施の形態1と同様に可動側接点5aと固定側接点5bとの配列方向において固定側接点5bから可動側接点5aに向かう方向を「可動側」、可動側接点5aから固定側接点5bに向かう方向を「固定側」と定義する場合、X軸の座標値が正の領域の2点では、X軸の座標値がより小さい方が「可動側」に位置する。同様に、X軸の座標値が負の領域の2点では、X軸の座標値がより大きい方が「可動側」に位置する。したがって、X軸の座標値が正の領域では、X軸の座標値が減少する方向に移動することが「可動側へ移動する」ことを意味し、X軸の座標値が負の領域では、X軸の座標値が増加する方向に移動することが「可動側へ移動する」ことを意味する。また、X軸の座標値が正の領域では、X軸の座標値が増加する方向に移動することが「固定側へ移動する」ことを意味し、X軸の座標値が負の領域では、X軸の座標値が減少する方向に移動することが「固定側へ移動する」ことを意味する。すなわち、X軸の座標値の絶対値が減少する方向に移動することが「可動側へ移動する」ことを意味し、X軸の座標値の絶対値が増加する方向に移動することが「固定側へ移動する」ことを意味する。
二つの真空バルブ4の各々の固定側接点5bは、固定リード13及び固定側シールド15を介して不図示の外部導体に接続されている。すなわち、実施の形態5に係る真空遮断器50は、外部導体同士の間の2箇所において開閉する。
トーションバー軸23は、可動側シールド8の筒内に設置されている。トーションバー軸23は、可動リード11よりも下方に設置されている。第1アーム231及び第2アーム232は、トーションバー軸23の径方向に延びている。第1アーム231及び第2アーム232は、トーションバー軸23の軸方向において異なる位置に設けられている。
以下の説明において、トーションバー軸23の下面が可動側へ向かう方向にトーションバー軸23が回転することを「順回転」という。また、トーションバー軸23の下面が固定側へ向かう方向にトーションバー軸23が回転することを「逆回転」という。なお、図9にはトーションバー軸23の順回転の方向を矢印J及び矢印Lで示し、トーションバー軸23の逆回転の方向を矢印K及び矢印Mで示している。X軸の座標値が正の領域に配置されたトーションバー軸23の順回転の方向とX軸の座標値が負の領域に配置されたトーションバー軸23の順回転の方向とは逆方向になっている。同様に、X軸の座標値が正の領域に配置されたトーションバー軸23の逆回転の方向とX軸の座標値が負の領域に配置されたトーションバー軸23の逆回転の方向とは逆方向になっている。
不図示の操作装置に遮断指令が入力されると、絶縁ロッド12は、タンク1から引き抜かれる方向である-Y方向に移動する。絶縁ロッド12が-Y方向へ移動すると、第1アーム231の先端が絶縁ロッド12に固定されているトーションバー軸23は、逆回転する。トーションバー軸23が逆回転することにより、トーションバー軸23のねじれが解消され、接圧が生じなくなる。トーションバー軸23のねじれが解消されたのち、絶縁ロッド12が-Y方向にさらに移動すると、トーションバー軸23がさらに逆回転し、第2アーム232の先端は、可動側へ移動する。第2アーム232の先端が可動側へ移動すると、可動側の端部222が第2アーム232の先端に連結されているリンク22が可動側へ移動する。リンク22が可動側へ移動すると、リンク22の固定側の端部221に可動側の端部112が固定されている可動リード11が可動側へ移動する。可動リード11が可動側へ移動することにより、可動側接点5aと固定側接点5bとが離れ、真空遮断器50が遮断状態となる。
不図示の操作装置に投入指令が入力されると、絶縁ロッド12がタンク1に押し込まれる方向である+Y方向に移動する。絶縁ロッド12が+Y方向へ移動すると、第1アーム231の先端が絶縁ロッド12に固定されているトーションバー軸23は、順回転する。トーションバー軸23が順回転すると、第2アーム232の先端は、固定側へ移動する。第2アーム232の先端が固定側へ移動すると、可動側の端部222が第2アーム232の先端に連結されているリンク22が固定側へ移動する。リンク22が固定側へ移動すると、リンク22の固定側の端部221に可動側の端部112が固定されている可動リード11が固定側へ移動する。可動リード11が固定側へ移動することにより、可動側接点5aと固定側接点5bとが接触し、真空遮断器50が投入状態となる。可動側接点5aと固定側接点5bとが接触したのち、さらに絶縁ロッド12が+Y方向へ移動すると、トーションバー軸23にねじれが生じ、接圧が発生する。
なお、ここでは、外部導体同士の間の2箇所で開閉する二点切りの構造の真空遮断器50について説明したが、真空遮断器50は、外部導体同士の間の3箇所以上で開閉する複数点切りの構造であってもよい。
実施の形態5に係る真空遮断器50は、トーションバー軸23がねじれることによって接圧を発生させるため、接圧が解消される際に部品同士の衝突が発生しない。したがって、操作装置の駆動力を伝達する各部品を小型化しても、接圧を確保することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 タンク、1a 端面、3a 支持板、4 真空バルブ、5a 可動側接点、5b 固定側接点、6 キャップ、7,21 レバー、8 可動側シールド、9,9a,9b,9c 回転シール軸、10 可動側絶縁支持筒、11 可動リード、12 絶縁ロッド、13 固定リード、14 操作レバー、15 固定側シールド、16 軸受、17 回転シール部材、18 直線シール軸、19,19a,19b,19c 連結部品、20 ジョイント、22 リンク、23 トーションバー軸、24 ブッシング、25 ベローズ、26 真空容器、27 直線シール材、28 コンタクト、34 外部導体、40 接点駆動機構、50 真空遮断器、71,121,181,211,221 固定側の端部、72,112,122,182,212,222 可動側の端部、91 一端部、92 他端部、231 第1アーム、232 第2アーム。

Claims (6)

  1. 筒状のタンクと、
    可動側接点と、固定側接点と、前記可動側接点に電気的に接続された可動リードと、前記固定側接点に電気的に接続された固定リードとを備え、前記タンク内に収容された真空バルブと、
    操作装置から伝達される駆動力によって前記可動側接点を移動させて前記可動側接点及び前記固定側接点を開閉する接点駆動機構とを備え、
    前記接点駆動機構は、
    少なくとも一端部が前記タンクの外に突出し、前記可動側接点と固定側接点とが接触した状態において、前記駆動力によってねじれが生じることにより、前記可動側接点を前記固定側接点に押しつける接触圧力を発生させる回転シール軸と、
    前記回転シール軸の一端部に固定され、前記駆動力を受けて回転する操作レバーと、
    前記タンクの内部において前記回転シール軸に固定され、前記回転シール軸とともに回転するレバーと、
    前記レバーと前記可動リードとを接続する絶縁ロッドとを有することを特徴とする真空遮断器。
  2. 各々が筒状であり、交流電流の相ごとに設けられた複数のタンクと、
    可動側接点と、固定側接点と、前記可動側接点に電気的に接続された可動リードと、前記固定側接点に電気的に接続された固定リードとを備え、各相の前記タンクの各々の内に収容された複数の真空バルブと、
    操作装置から伝達される駆動力によって前記可動側接点を移動させて前記可動側接点及び前記固定側接点を開閉する接点駆動機構とを備え、
    前記接点駆動機構は、
    各相の前記タンクに設置され、両端部が前記タンクの外に突出する回転シール軸と、
    前記回転シール軸の端部に固定されて前記回転シール軸とともに回転し、前記可動側接点と前記固定側接点とが接触した状態において、前記駆動力によってねじれが生じることにより、前記可動側接点を前記固定側接点に押しつける接触圧力を発生させる連結部品と、
    複数の前記タンクの配列方向に一方の端に位置する前記連結部品に固定され、前記駆動力を受けて前記連結部品及び前記回転シール軸を回転させる操作レバーと、
    各相の前記タンクの内部において前記回転シール軸に固定され、前記回転シール軸とともに回転するレバーと、
    各相の前記タンクの内部に設置され、前記レバーと前記可動リードとを接続し、前記レバーの回転により前記可動側接点と前記固定側接点との配列方向に移動する絶縁ロッドとを有することを特徴とする真空遮断器。
  3. 各々が筒状であり、交流電流の相ごとに設けられた複数のタンクと、
    可動側接点と、固定側接点と、前記可動側接点に電気的に接続された可動リードと、前記固定側接点に電気的に接続された固定リードとを備え、各相の前記タンクの各々の内に収容された複数の真空バルブと、
    操作装置から伝達される駆動力によって前記可動側接点を移動させて前記可動側接点及び前記固定側接点を開閉する接点駆動機構とを備え、
    前記接点駆動機構は、
    複数の前記タンクの配列方向に沿って配置され、前記可動側接点と前記固定側接点とが接触した状態において、前記駆動力によってねじれが生じることにより、前記可動側接点を前記固定側接点に押しつける接触圧力を発生させる連結部品と、
    前記連結部品の端部に固定され、前記駆動力を受けて前記連結部品を回転させる操作レバーと、
    各相の前記タンクの外部において前記連結部品に固定され、前記連結部品とともに回転するレバーと、
    各相の前記タンクに設置され、前記タンクの一端面を貫通し、一端部が前記レバーに連結された直線シール軸と、
    各相の前記タンクの内部に設置され、前記直線シール軸と前記可動リードとを接続し、前記レバーの回転により前記可動側接点と前記固定側接点との配列方向に移動する絶縁ロッドとを有することを特徴とする真空遮断器。
  4. 筒状のタンクと、
    可動側接点と、固定側接点と、前記可動側接点に電気的に接続された可動リードと、前記固定側接点に電気的に接続された固定リードとを備え、前記タンク内に収容された真空バルブと、
    操作装置から伝達される駆動力によって前記可動側接点を移動させて前記可動側接点及び前記固定側接点を開閉する接点駆動機構とを備え、
    前記接点駆動機構は、
    前記タンクの外に配置された連結部品と、
    前記連結部品の端部に固定され、前記駆動力を受けて前記連結部品を回転させる操作レバーと、
    前記タンクの外部において前記連結部品に固定され、前記連結部品とともに回転するレバーと、
    前記タンクの一端面を貫通し、一端部が前記レバーに連結された直線シール軸と、
    前記タンクの内部に設置され、前記直線シール軸の他端部に一端部が連結された絶縁ロッドと、
    前記タンクの内部に回転可能に設置され、第1アーム及び第2アームを備え、前記第1アームの先端に前記絶縁ロッドの他端部が連結され、前記可動側接点と前記固定側接点とが接触した状態において、前記駆動力によってねじれが生じることにより、前記可動側接点を前記固定側接点に押しつける接触圧力を発生させるトーションバー軸と、
    前記第2アームの先端に一端部が連結され、他端部が前記可動リードに連結されたリンクとを有することを特徴とする真空遮断器。
  5. 前記タンク及び前記真空バルブを交流電流の相ごとに複数備え、
    前記連結部品は、複数の前記タンクの配列方向に沿って配置されており、
    前記レバー、前記直線シール軸、前記トーションバー軸及び前記リンクを相ごとに備えることを特徴とする請求項に記載の真空遮断器。
  6. 複数の前記真空バルブは、複数の前記タンクの配列方向において、前記操作レバーから離れた位置に配置されているものほど、前記可動側接点と前記固定側接点とが離れた遮断状態における前記可動側接点と前記固定側接点との距離が短いことを特徴とする請求項又はに記載の真空遮断器。
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