JP7145237B2 - 制御装置、ワーク作業装置、ワーク作業システム及び制御方法 - Google Patents

制御装置、ワーク作業装置、ワーク作業システム及び制御方法 Download PDF

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Description

本明細書では、制御装置、ワーク作業装置、ワーク作業システム及び制御方法を開示する。
従来、ロボットアームを有するワーク作業装置としては、例えば、装置近傍の第1領域と第1領域の外側の第2領域とがあり、第2領域に人が検知されると、ロボットの動作を制限し、第1領域に人が検知されるとロボットの動作を停止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、安全性と作業性とを両立した適切な制御を行うことができるとしている。
特開2018-126818号公報
しかしながら、この特許文献1の装置では、大まかな動作制限しか行うことができないため、安全性と作業性とを両立するとしてもまだ十分でなく、更なる改良が望まれていた。
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる制御装置、ワーク作業装置、ワーク作業システム及び制御方法を提供することを主目的とする。
本開示では、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の制御装置は、
ワークに対して所定の作業を実行する作業部を備え、第1の動作で前記作業部を動作させる第1モードと、前記第1モードよりも遅い第2の動作で前記作業部を動作させる第2モードと、前記作業部の動作を停止させる停止モードとを含む動作モードを有するワーク作業装置に用いられる制御装置であって、
前記ワーク作業装置の外側にある移動物体と前記作業部との間の距離情報及び前記移動物体が前記作業部へ向かう速度情報とを電波センサから取得し、取得した前記距離情報及び前記速度情報に基づいて、前記作業部の実行用モードを前記動作モードから設定する制御部、
を備えたものである。
この制御装置では、電波センサから取得した、ワーク作業装置の外側にある移動物体(例えば作業者など)と作業部との間の距離情報及び移動物体が作業部へ向かう速度情報とに基づいて、作業部の実行用モードを設定する。即ち、この装置では、移動物体の速度も考慮して作業部の動作モードを設定する。例えば、移動物体は、その速度が遅い場合、作業部と接触するまで時間がある一方、その速度が速い場合、作業部と接触するまで時間がない場合がある。ここでは、このような速度を考慮して動作モードを設定するから、安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる。ここで、「作業部」とは、例えば、ワーク作業装置としてのアームロボットが備える多関節アームとしてもよいし、ワーク作業装置としての無人搬送車が備える搬送物を出し入れする搬送部としてもよい。
ワーク作業システム10の一例を示す概略説明図。 電波センサ25から出力される信号種別の一例を示す説明図。 記憶部33に記憶された情報の説明図。 電波センサ25の出力パターン1の概略説明図。 電波センサ25の出力パターン2の概略説明図。 電波センサ25の出力パターン3の概略説明図。 電波センサ25の出力パターン4の概略説明図。 作業実行ルーチンの一例を示すフローチャート。
本明細書で開示するワーク作業システム10の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、ワーク作業システム10の一例を示す概略説明図である。図2は、電波センサ25から出力される信号種別の一例を示す説明図である。図3は、記憶部33に記憶されたモード設定情報34及び選択情報35の説明図である。図4~7は、それぞれ電波センサ25の出力パターン1~4の概略説明図である。ワーク作業システム10は、作業対象の物品(ワークW)に対して所定作業を行うワーク作業装置20を1以上備えて構成されている。ワーク作業システム10は、ワーク作業装置20と、制御PC30とを備えている。なお、ワーク作業装置20は全方位に可動するため固定される特定の方向はないが、説明の便宜のため、図1に示した方向を左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)として説明する。
ワーク作業装置20は、作業対象のワークWに対して所定の作業を実行する装置として構成されている。ワークWは、例えば、機械部品、電気部品、電子部品、化学部品など各種の部品のほか、食品、バイオ、生物関連の物品などが挙げられる。また、所定の作業としては、例えば、採取位置から配置位置まで採取、移動、配置する移動作業や、部品を組み付ける組付け作業、加工を施す加工作業、粘性材料を塗布する塗布作業、加熱する加熱作業、化学的及び/又は物理的な所定処理を行う処理作業及び検査を行う検査作業などが挙げられる。組付け作業としては、例えば、ネジ、ボルトなどの締結部材の締結作業や、コネクタの挿入作業、配線に関する取回し作業、部品のはめ込み作業、部材の取付作業、ワークを押さえる押さえ付け作業などが挙げられる。加工作業としては、研削作業、切削作業、変形作業、接続作業、接合作業などが挙げられる。粘性材料としては、接着剤やはんだペースト、グリスなどが挙げられる。検査作業としては、例えば、上述した1以上の作業結果を検査する作業などが挙げられ、ワークWの移動作業を伴うものとしてもよい。
このワーク作業装置20は、作業部21と、電波センサ25とを有しており、多関節アームロボットとして構成されている。作業部21は、多関節アーム22と、エンドエフェクタ23と、駆動部24とを備えている。多関節アーム22は、第1アームと、第2アームとを有している。エンドエフェクタ23は、ワークWに対して所定の作業を行う部材であり、多関節アーム22の先端に回動可能に接続されている。このエンドエフェクタ23は、ワークWを把持して採取する作業部材である。駆動部24は、各アームを回動駆動し、エンドエフェクタ23を開閉駆動する。
電波センサ25は、検知可能領域内において移動する移動物体までの距離に関する距離情報と速度に関する速度情報とを出力可能な非接触式のセンサとして構成されている。電波センサ25は、電波を送信し、対象物から反射した電波を受信することで対象物の存在位置を検出し、この送信波と反射波との間で生じた周波数の変化に基づいて移動速度を検出する。この電波センサ25では、図2に示すように、例えば、検出した結果を制御装置31へ出力する信号のパターンとして、パターン1~4が設定されている。パターン1は、距離2チャネル、速度2チャネルの出力を行う設定である。このパターン1では、第1距離範囲A1内に移動物体があるときにOSSD1信号を出力し、第1距離範囲A1よりも短い第2距離範囲A2内に移動物体があるときにOSSD2信号を出力する(図4参照)。また、パターン1では、移動物体が電波センサ25に向かって第1速度範囲S1内で移動しているときにOSSD3信号を出力し、第1速度範囲S1よりも速い第2速度範囲S2内で移動物体が移動しているときにOSSD4信号を出力する。例えば、パターン1において、第1距離範囲A1を2m以上5m以下、第2距離範囲A2を2m未満、第1速度範囲S1を0.1m/s以上0.5m/s未満、第2速度範囲S2を0.5m/s以上などとしてもよい。パターン2は、距離4チャネルの出力を行う設定である。このパターン2では、第1距離範囲A1内に移動物体があるときにOSSD1信号を出力し、第1距離範囲A1よりも短い第2距離範囲A2内に移動物体があるときにOSSD2信号を出力し、第2距離範囲A2よりも短い第3距離範囲A3内に移動物体があるときにOSSD3信号を出力し、第3距離範囲A3よりも短い第4距離範囲A4内に移動物体があるときにOSSD4信号を出力する(図5参照)。例えば、パターン2において、第1距離範囲A1を4m以上5m以下、第2距離範囲A2を3m以上4m未満、第3距離範囲A3を2m以上3m未満、第4距離範囲A4を2m未満などとしてもよい。パターン3は、距離3チャネル、速度1チャネルの出力を行う設定である。このパターン3では、第1距離範囲A1内に移動物体があるときにOSSD1信号を出力し、第1距離範囲A1よりも短い第2距離範囲A2内に移動物体があるときにOSSD2信号を出力し、第2距離範囲A2よりも短い第3距離範囲A3内に移動物体があるときにOSSD3信号を出力する(図6参照)。また、パターン3では、移動物体が電波センサ25に向かって第1速度範囲S1内で移動しているときにOSSD4信号を出力する。例えば、パターン3において、第1距離範囲A1を4m以上6m以下、第2距離範囲A2を2m以上4m未満、第3距離範囲A3を2m未満、第1速度範囲S1を0.3m/s以上などとしてもよい。パターン4は、距離1チャネル、速度3チャネルの出力を行う設定である。このパターン4では、第1距離範囲A1内に移動物体があるときにOSSD1信号を出力する(図7参照)。また、パターン4では、移動物体が電波センサ25に向かって第1速度範囲S1内で移動しているときにOSSD2信号を出力し、第1速度範囲S1よりも速い第2速度範囲S2内で移動物体が移動しているときにOSSD3信号を出力し、第2速度範囲S2よりも速い第3速度範囲S3内で移動物体が移動しているときにOSSD4信号を出力する。例えば、パターン4において、第1距離範囲A1を3m未満、第1速度範囲S1を0.1m/s以上0.3m/s未満、第2速度範囲S2を0.3m/s以上0.5m/s未満、第3距離範囲A3を0.5m/s以上などとしてもよい。パターン1~4の第1~第4距離範囲A1~A4の各々は、同じ範囲に設定してもよいし、異なる範囲に設定するものとしてもよい。同様に、パターン1~4の第1~第3速度範囲S1~S3の各々は、同じ範囲に設定してもよいし、異なる範囲に設定してもよい。
制御PC30は、ワーク作業装置20の全体を制御するコンピュータである。この制御PC30は、制御装置31と、表示部38と、入力装置39とを備えている。制御装置31は、CPU32と、記憶部33と、図示しない通信部とを備えている。制御装置31は、CPU32を中心とするマイクロプロセッサとして構成されている。制御装置31は、駆動部24へ駆動信号を出力し、電波センサ25から検出信号を入力する。記憶部33は、例えば、HDDなど、大容量の記憶装置として構成されている。記憶部33には、図3に示すように、モード設定情報34や選択情報35が記憶されている。モード設定情報34は、ワーク作業装置20を制御する動作モードを設定するために用いられる情報である。ワーク作業装置20の動作モードには、例えば作業者などの移動物体との接触を抑制して安全性を高めるため、動作速度を制限する複数のモードを含んでいる。この動作モードには、移動物体との距離と移動物体の速度とに応じて設定されるモードであって、通常モード、小遅モード、中遅モード、大遅モード及び停止モードを含む。通常モードは、最速の動作速度で作業部21を動作させるモードである。小遅モードは、通常モードよりも遅い第1の動作速度で作業部21を動作させるモードである。中遅モードは、小遅モードよりも遅い第2の動作速度で作業部21を動作させるモードである。大遅モードは、中遅モードよりも遅い第3の動作速度で作業部21を動作させるモードである。停止モードは、作業部21の動作を停止させるモードである。
モード設定情報34は、電波センサ25からの出力信号のパターン1~4に応じて、それぞれ信号の種別と実行用モードに設定されるいずれかのモードとが対応づけられている。モード設定情報34では、電波センサ25から取得した距離値がより短いときにはより遅い傾向の動作モードを実行用モードに設定し、電波センサ25から取得した速度値がより速いときにはより遅い傾向の動作モードを実行用モードに設定するようになっている。なお、「より遅い傾向に設定」とは、一部で速度が変わらない領域などがあることを許容し、全体としてみるとより遅くなるように設定される趣旨である。モード設定情報34において、例えば、パターン1の対応情報では、信号なしや距離2チャネル及び速度2チャネルの信号と、通常モード、小遅モード、中遅モード、大遅モード及び停止モードのいずれかの動作モードとが対応づけられている。パターン2の対応情報では、信号なしや距離4チャネルの信号と、通常モード、小遅モード、中遅モード、大遅モード及び停止モードのいずれかの動作モードとが対応づけられている。パターン3の対応情報では、信号なしや距離3チャネル及び速度1チャネルの信号と、通常モード、小遅モード、中遅モード、大遅モード及び停止モードのいずれかの動作モードとが対応づけられている。パターン4の対応情報では、信号なしや距離1チャネル及び速度3チャネルの信号と、通常モード、小遅モード、中遅モード、大遅モード及び停止モードのいずれかの動作モードとが対応づけられている。モード設定情報34を用いた具体的な実行用モードの設定については、詳しくは後述する。選択情報35は、電波センサ25から出力させる信号のパターンの種別を含む。この選択情報35には、上記パターン1~4のうち、事前に作業者によって選択されたパターンが含まれている。
次に、このように構成されたワーク作業システム10の処理、特に動作モードを自動で設定しながら作業部21が作業する処理について説明する。まず、この処理を実行する前に、作業者は、電波センサ25からの出力信号のパターンを事前に選択する。制御装置31は、選択されたパターンを選択情報35に記憶させる。ここでは、選択情報35にパターン1が記憶されている場合を主として説明する(図3参照)。図8は、制御装置31のCPU32が実行する作業実行ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、記憶部33に記憶され、作業者による開始指示により実行される。このルーチンが開始されると、CPU32は、選択されているパターンを選択情報35から読み出して取得し、電波センサ25へ出力する(S100)。これを受けた電波センサ25では、選択されたパターンで信号を出力するよう、検出条件を切り替える。次に、CPU32は、選択パターンに応じたモード設定情報34を読み出して取得する(S110)。ここでは、例えば、選択されているパターン1に応じた対応情報を取得する。次に、CPU32は、選択されているパターンがいずれであるかを判定し(S120)、選択されたパターンに応じて電波センサ25から信号(距離情報及び速度情報)を取得し(S130~S160)、モード設定情報34及び取得した信号に基づいて実行用モードを設定する(S170~S200)。
S120でパターン1が選択されている場合、CPU32は、モード設定情報34に含まれるパターン1の対応情報と、電波センサ25からの距離2チャネル及び速度2チャネルの信号とに基づいて動作モードに含まれる1つのモードを実行用モードに設定する(S130,170)。例えば、パターン1の対応情報において、CPU32は、図3に示すように、電波センサ25から距離の信号及び速度の信号が取得されない場合、又は距離の信号が取得されず且つ第1速度範囲S1の信号が取得された場合には、移動物体と作業部21との接触はないものとして通常モードを実行用モードに設定する。また、CPU32は、電波センサ25から距離の信号が取得されず且つ第2速度範囲S2の信号が取得された場合、又は取得した信号が第1距離範囲A1で且つ速度の信号が取得されない場合には、作業部21の動作速度を若干遅くする小遅モードを実行用モードに設定する。同様に、CPU32は、電波センサ25から取得した信号が第1距離範囲A1及び第1速度範囲S1である場合には中遅モードを設定し、第1距離範囲A1及び第2速度範囲S2である場合には大遅モードを実行用モードに設定する。また、CPU32は、電波センサ25から取得した信号が第2距離範囲A2である場合、速度の信号に関わらず、移動物体と作業部21との接触を防止するため停止モードを実行用モードに設定する。
S120でパターン2が選択されている場合、CPU32は、モード設定情報34に含まれるパターン2の対応情報と、電波センサ25からの距離4チャネルの信号とに基づいて動作モードに含まれる1つのモードを実行用モードに設定する(S140,180)。例えば、パターン2の対応情報において、CPU32は、電波センサ25から距離の信号が取得されない場合には、通常モードを実行用モードに設定する。また、CPU32は、取得した信号が、第1距離範囲A1である場合には作業部21の動作速度を若干遅くする小遅モード、第2距離範囲A2である場合には作業部21の動作速度を中程度遅くする中遅モード、第3距離範囲A3である場合には作業部21の動作速度を大きく遅くする大遅モード、第4距離範囲A4である場合には作業部21の動作速度を停止する停止モードをそれぞれ実行用モードに設定する。
S120でパターン3が選択されている場合、CPU32は、モード設定情報34に含まれるパターン3の対応情報と、電波センサ25からの距離3チャネル及び速度1チャネルの信号とに基づいて動作モードに含まれる1つのモードを実行用モードに設定する(S150,190)。パターン3の対応情報において、CPU32は、電波センサ25から距離の信号及び速度の信号が取得されない場合、又は距離の信号が取得されず且つ第1速度範囲S1の信号が取得された場合には、移動物体と作業部21との接触はないものとして通常モードが実行用モードに設定される(図6参照)。また、パターン3の対応情報では、取得した信号が第1距離範囲A1で且つ速度の信号が取得されない場合、又は第1距離範囲A1及び第1速度範囲S1の信号が取得された場合には、作業部21の動作速度を若干遅くする小遅モードが実行用モードに設定される。また、パターン3の対応情報では、電波センサ25から取得した信号が、第2距離範囲A2で且つ速度の信号が取得されない場合には中遅モードが設定され、第2距離範囲A2及び第2速度範囲S2であるときに大遅モードが実行用モードに設定される。また、パターン3の対応情報では、電波センサ25から取得した信号が第3距離範囲A3である場合には、速度の信号に関わらず、移動物体と作業部21との接触を防止するため停止モードが実行用モードに設定される。
S120でパターン4が選択されている場合、CPU32は、モード設定情報34に含まれるパターン4の対応情報と、電波センサ25からの距離1チャネル及び速度3チャネルの信号とに基づいて動作モードに含まれる1つのモードを実行用モードに設定する(S160,200)。パターン4の対応情報において、CPU32は、電波センサ25から距離の信号及び速度の信号が取得されない場合には、移動物体と作業部21との接触はないものとして通常モードを実行用モードに設定する。また、CPU32は、電波センサ25から距離の信号が取得されず且つ第1速度範囲S1の信号が取得された場合には、作業部21の動作速度を若干遅くする小遅モードを実行用モードに設定する。同様に、CPU32は、電波センサ25から距離の信号が取得されず且つ第2速度範囲S2の信号が取得された場合には中遅モードを設定し、距離の信号が取得されず且つ第3速度範囲S3の信号が取得された場合には大遅モードを実行用モードに設定する。また、CPU32は電波センサ25から取得した信号が第1距離範囲A1である場合には、速度の信号に関わらず、移動物体と作業部21との接触を防止するため停止モードを実行用モードに設定する。
S170~S200で実行用モードを設定すると、CPU32は、設定した実行用モードを用いて作業部21に所定の作業を実行させる(S210)。例えば、ワーク作業装置20は、ワークWを採取位置で採取し、配置位置へ移動して載置させるなどの作業を実行する。このとき、例えば、電波センサ25の出力信号がパターン1~4の場合において、図4~7に示すように、CPU32は、同じエリアに移動物体があるときには移動速度がより大きいと作業部21の動作速度をより遅くし、移動物体の移動速度が同じでも移動物体がより近いエリアにあると、作業部21の動作速度をより遅くする。また、移動物体が電波センサ25に最も近いエリアに入ったときには、CPU32は、作業部21との接触を防止するため、作業部21の動作を停止し、安全を確保するのである。そして、S210のあと、CPU32は、作業部21の作業が完了したか否かを判定し(S220)、作業が完了していないときには、S120以降の処理を実行する。即ち、選択されたパターンに応じた信号を取得すると共に、その信号に応じて移動物体の距離及び速度に応じて実行用モードを設定し、設定した実行用モードで作業部21を動作させる。一方、S220で作業部21の作業が完了したときには、このルーチンを終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の作業部21が本開示の作業部に相当し、ワーク作業装置20がワーク作業装置に相当し、制御装置31が制御装置に相当し、CPU32が制御部に相当する。また、本実施形態の通常モード及び停止モードが本開示の通常モード及び停止モードに相当し、小遅モード、中遅モード及び大遅モードが、速度序列の関係を守る前提において第1モード、第2モード及び第3モードのうちいずれかに相当する。なお、本実施形態では、制御装置31の動作を説明することにより本開示の制御方法の一例も明らかにしている。
以上説明した本実施形態の制御装置31では、電波センサ25から取得した、ワーク作業装置20の外側にある移動物体(例えば作業者など)と作業部21との間の距離情報及び移動物体が作業部21へ向かう速度情報とに基づいて、作業部21の実行用モードを設定する。即ち、このワーク作業装置20では、移動物体の速度も考慮して作業部21の動作モードを設定する。例えば、移動物体は、その速度が遅い場合、作業部21と接触するまで時間がある一方、その速度が速い場合、作業部21と接触するまで時間が短い場合がある。この制御装置31では、このような速度を考慮して動作モードを設定するから、安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる。また、制御部31は、電波センサ25から取得した距離情報がより短いときにはより遅い傾向の動作モードを実行用モードに設定し、電波センサ25から取得した速度情報がより速いときにはより遅い傾向の動作モードを実行用モードに設定する。この制御装置31では、移動物体が作業部21に接触しやすい状況では作業部21の動作をより遅くする傾向にするため、安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる。
また、制御装置31は、パターン1において、電波センサ25から第1距離範囲A1及び第1速度範囲S1の信号を取得すると通常モードより遅い中遅モードを実行用モードに設定し、第1距離範囲A1及び第2速度範囲S2の信号を取得すると中遅モードより遅い大遅モードを実行用モードに設定し、第2距離範囲A2の信号を取得すると停止モードを前記実行用モードに設定する。この制御装置31では、電波センサ25からの信号値に応じて、更に適切な動作モードを設定することができる。また、制御装置31は、パターン2において、電波センサ25から信号を取得しないときには通常モード、第1距離範囲A1の信号を取得すると小遅モード、第2距離範囲A2の信号を取得すると中遅モード、第3距離範囲A3の信号を取得すると大遅モード、第4距離範囲A4の信号を取得すると停止モードを実行用モードに設定する。この制御装置31では、電波センサ25からの信号値に応じて、更に適切な動作モードを設定することができる。更に、制御装置31は、パターン3において、電波センサ25から第1距離範囲A1及び第1速度範囲S1の検出値を取得すると小遅モード、第1速度範囲S1の信号を取得せず且つ第2距離範囲A2の信号を取得すると中遅モード、第2距離範囲A2及び第1速度範囲S1の信号を取得すると大遅モード、第3距離範囲A3の信号を取得すると停止モードを実行用モードに設定する。この制御装置31では、電波センサ25からの信号値に応じて、更に適切な動作モードを設定することができる。更にまた、制御装置31は、パターン4において、電波センサ25から第1距離範囲A1の信号を取得せず且つ第1速度範囲S1の信号を取得すると小遅モード、第1距離範囲A1の信号を取得せず且つ第2速度範囲S2の信号を取得すると中遅モード、第1距離範囲A1の信号を取得せず且つ第3速度範囲S3の信号を取得すると大遅モード、第1距離範囲A1の信号を取得すると停止モードを実行用モードに設定する。この制御装置31では、電波センサ25からの信号値に応じて、更に適切な動作モードを設定することができる。
また、制御装置31は、パターン2、3において、第1距離範囲A1内に移動物体がないときには通常モードを実行用モードに設定する。この制御装置31では、移動物体がないときには高速で動作するため、作業性の低下をより抑制することができる。更に、パターン2では、パターン1の速度チャネルを距離チャネルに置き換えてより多段としており、使用者が選択可能となっているため、制御装置31では、距離と速度を用いるか、より多段の距離を選択可能であり、より細かな動作モードを設定することによって、安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、パターン1~4を選択可能としたが、パターン2~4のいずれか1以上のパターンを省略してもよいし、例えば、速度4チャネルのパターンなど、パターン1~4以外のパターンを採用してもよい。制御装置31は、少なくともパターン1を使用可能であれば、移動物体の距離と速度とに基づいて実行用モードを設定するから、安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる。
上述した実施形態では、モード設定情報34のパターン1~4において、距離範囲と速度範囲とに応じた動作モードが適宜設定されているものとしたが、この動作モードの設定は、パターン1~4に示したものに限られない。例えば、モード設定情報34のパターン1において、距離信号なし且つ第2速度範囲S2の信号が取得された場合、小遅モードを実行用モードに設定するものとしたが、これを通常モードとしてもよいし、中遅モードとしてもよい。同様に、パターン1において、第1距離範囲A1及び第1速度範囲S1の信号が取得された場合、中遅モードを実行用モードに設定するものとしたが、これを小遅モードとしてもよいし、大遅モードとしてもよい。モード設定情報34では、電波センサ25から取得した距離値がより短いときにはより遅い傾向の動作モードを実行用モードに設定し、電波センサ25から取得した速度値がより速いときにはより遅い傾向の動作モードを実行用モードに設定するものとすればよい。また、上述した実施形態では、小遅モード、中遅モード及び大遅モードがあるものとしたが、これに限定されず。これらのうち1~2つのいずれかの動作モードを省略してもよいし、更に1以上の動作モードを加えるものとしてもよい。この制御装置31においても、移動物体の距離と速度とに基づいて実行用モードを設定するから安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる。
上述した実施形態では、ワーク作業装置20は、ワークWの移動作業を行うものとして主として説明したが、特にこれに限定されず、ワーク作業装置20は、ワークWに対して所定作業を行う作業部を備えるものとすれば、様々な作業を実行するものとしてもよい。例えば、ワーク作業装置20は、採取位置から配置位置へ移動することを主として説明したが、部品を組み付ける組付け作業、加工を施す加工作業、粘性材料を塗布する塗布作業、加熱する加熱作業、化学的及び/又は物理的な所定処理を行う処理作業及び検査を行う検査作業などとしてもよい。また、ワーク作業装置20は、多関節アーム22を備えるアームロボットとしたが、特にこれに限定されず、ワーク作業装置はワークを移送する無人搬送車(AGV)としてもよい。また、上述した実施形態では多関節アーム22を作業部としたが、無人搬送車自体を作業部としてもよいし、無人搬送車が有する搬送物を出し入れする搬送部を作業部としてもよい。また、ワークWは、例えば、機械部品、電気部品、電子部品、化学部品など各種の部品のほか、食品、バイオ、生物関連の物品などのいずれの物品としてもよい。
上述した実施形態では、制御装置31をワーク作業装置20の外部に接続された制御PC30として説明したが、特にこれに限定されず、例えば、ワーク作業装置20の内部に備えるコントローラを制御装置31としてもよい。
ここで、本開示の制御装置は、以下のように構成してもよい。例えば、本開示の制御装置において、前記制御部は、前記電波センサから取得した前記距離情報がより短いときにはより遅い傾向の動作モードを前記実行用モードに設定し、前記電波センサから取得した前記速度情報がより速いときにはより遅い傾向の前記動作モードを前記実行用モードに設定するものとしてもよい。この制御装置では、移動物体が作業部に接触しやすい状況では作業部の動作をより遅くする傾向にするため、安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる。
本開示の制御装置において、前記制御部は、前記距離情報として第1距離範囲と前記第1距離よりも短い第2距離範囲との検出値を取得し、前記速度情報として第1速度範囲と前記第1速度よりも速い第2速度範囲との検出値を取得し、取得した検出値に基づいて、下記(1)~(3)のいずれか1以上で前記作業部の実行用モードを設定するものとしてもよい。この制御装置では、電波センサからの検出値に応じて、更に適切な動作モードを設定することができる。
(1)前記電波センサから前記第1距離範囲及び前記第1速度範囲の検出値を取得すると、前記第1モードを前記実行用モードに設定する。
(2)前記電波センサから前記第1距離範囲及び前記第2速度範囲の検出値を取得すると、前記第2モードを前記実行用モードに設定する。
(3)前記電波センサから前記第2距離範囲の検出値を取得すると、前記停止モードを前記実行用モードに設定する。
本開示の制御装置において、前記動作モードには、前記第2モードよりも遅い動作で前記作業部を動作させる第3モード、を更に含み、前記制御部は、前記距離情報として第1距離範囲と前記第1距離よりも短い第2距離範囲と前記第2距離よりも短い第3距離範囲との検出値を取得し、前記速度情報として第1速度範囲の検出値を取得し、取得した検出値に基づいて、下記(4)~(7)のいずれか1以上で前記作業部の実行用モードを設定するものとしてもよい。この制御装置では、電波センサからの検出値に応じて、更に適切な動作モードを設定することができる。
(4)前記電波センサから前記第1距離範囲及び前記第1速度範囲の検出値を取得すると、前記第1モードを前記実行用モードに設定する。
(5)前記電波センサから前記第1速度範囲の検出値を取得せず、且つ前記第2距離範囲の検出値を取得すると、前記第2モードを前記実行用モードに設定する。
(6)前記電波センサから前記第2距離範囲及び前記第1速度範囲の検出値を取得すると、前記第3モードを前記実行用モードに設定する。
(7)前記電波センサから前記第3距離範囲の検出値を取得すると、前記停止モードを前記実行用モードに設定する。
本開示の制御装置において、前記動作モードには、前記第2モードよりも遅い動作で前記作業部を動作させる第3モード、を更に含み、前記制御部は、前記距離情報として第1距離範囲の検出値を取得し、前記速度情報として第1速度範囲の検出値と前記第1速度よりも速い第2速度範囲の検出値と前記第2速度よりも速い第3速度範囲の検出値とを取得し、取得した検出値に基づいて、下記(8)~(11)のいずれか1以上で前記作業部の実行用モードを設定するものとしてもよい。この制御装置では、電波センサからの検出値に応じて、更に適切な動作モードを設定することができる。
(8)前記電波センサから前記第1距離範囲の検出値を取得せず、且つ前記第1速度範囲の検出値を取得すると、前記第1モードを前記実行用モードに設定する。
(9)前記電波センサから前記第1距離範囲の検出値を取得せず、且つ前記第2速度範囲の検出値を取得すると、前記第2モードを前記実行用モードに設定する。
(10)前記電波センサから前記第1距離範囲の検出値を取得せず、且つ前記第3速度範囲の検出値を取得すると、前記第3モードを前記実行用モードに設定する。
(11)前記電波センサから前記第1距離範囲の検出値を取得すると、前記停止モードを前記実行用モードに設定する。
本開示の制御装置において、前記制御部は、前記電波センサからの検出値で所定の第1距離範囲内に移動物体がないときには、前記第1モードよりも速い通常動作で前記作業部を動作させる通常モードを前記作業部の実行用モードに設定するものとしてもよい。この制御装置では、移動物体がないときには高速で動作するため、作業性の低下をより抑制することができる。
本開示の制御装置において、前記制御装置は、前記距離情報と前記速度情報とを含む距離速度情報を前記電波センサから取得するか、前記距離速度情報における前記速度情報を前記距離情報に置き換えてより多段とした多段距離情報を前記電波センサから取得するかを使用者が選択した選択情報を有し、前記制御部は、前記多段距離情報が選択されているときには、前記距離速度情報を取得するときに比してより多段に異なる速度を含む前記動作モードを前記実行用モードに用いるものとしてもよい。この制御装置では、距離と速度を用いるか、より多段の距離を用いることができるため、より細かな動作モードを設定することによって、安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる。
多段距離情報を用いる制御装置において、前記動作モードには、前記第2モードよりも遅い動作で前記作業部を動作させる第3モード、を更に含み、前記制御部は、前記距離情報として第1距離範囲と前記第1距離よりも短い第2距離範囲と前記第2距離よりも短い第3距離範囲と前記第3距離よりも短い第4距離範囲との検出値を取得し、取得した検出値に基づいて、下記(12)~(15)のいずれか1以上で前記作業部の実行用モードを設定するものとしてもよい。この制御装置では、電波センサからの検出値に応じて、更に適切な動作モードを設定することができる。
(12)前記電波センサから前記第1距離範囲の検出値を取得すると、前記第1モードを前記実行用モードに設定する。
(13)前記電波センサから前記第2距離範囲の検出値を取得すると、前記第2モードを前記実行用モードに設定する。
(14)前記電波センサから前記第3距離範囲の検出値を取得すると、前記第3モードを前記実行用モードに設定する。
(15)前記電波センサから前記第4距離範囲の検出値を取得すると、前記停止モードを前記実行用モードに設定する。
本開示のワーク作業装置は、ワークに対して所定の作業を実行する作業部と、前記ワーク作業装置の外側にある移動物体と前記作業部との間の距離情報及び前記移動物体が前記作業部へ向かう速度情報と検出可能な電波センサと、上述したいずれかの制御装置と、を備えたものである。このワーク作業装置は、上述したいずれかの制御装置を備えるため、制御装置と同様の効果を得ることができる。
本開示のワーク作業システムは、ワークに対して所定の作業を実行する作業部と、前記ワーク作業装置の外側にある移動物体と前記作業部との間の距離情報及び前記移動物体が前記作業部へ向かう速度情報と検出可能な電波センサとを備えたワーク作業装置と、上述したいずれかの制御装置と、を備えたものである。このワーク作業システムは、上述したいずれかの制御装置を備えるため、この制御装置と同様の効果を得ることができる。
本開示の制御方法は、
ワークに対して所定の作業を実行する作業部を備え、第1の動作で前記作業部を動作させる第1モードと、前記第1モードよりも遅い第2の動作で前記作業部を動作させる第2モードと、前記作業部の動作を停止させる停止モードとを含む動作モードを有するワーク作業装置に用いられる制御方法であって、
前記ワーク作業装置の外側にある移動物体と前記作業部との間の距離情報及び前記移動物体が前記作業部へ向かう速度情報とを電波センサから取得し、取得した前記距離情報及び前記速度情報に基づいて、前記作業部の実行用モードを前記動作モードから設定するステップ、
を含むものである。
この制御方法では、上述した制御装置と同様に、速度を考慮して動作モードを設定するから、安全性と作業性とを両立したより適切な制御を行うことができる。なお、この制御方法において、上述したいずれかの制御装置の態様を採用してもよいし、上述したいずれかの制御装置の機能を発現するステップを含むものとしてもよい。
本明細書で開示する制御装置、ワーク作業装置、ワーク作業システム及び制御方法は、ワークに対して所定作業を実行する装置の技術分野に利用可能である。
10 ワーク作業システム、20 ワーク作業装置、21 作業部、22 多関節アーム、23 エンドエフェクタ、24 駆動部、25 電波センサ、30 制御PC(パソコン)、31 制御装置、32 CPU、33 記憶部、34 モード設定情報、35 選択情報、A1 第1距離範囲、A2 第2距離範囲、A3 第3距離範囲、A4 第4距離範囲、S1 第1速度範囲、S2 第2速度範囲、S3 第3速度範囲、W ワーク。

Claims (6)

  1. ワークに対して所定の作業を実行する作業部を備え、第1の動作で前記作業部を動作させる第1モードと、前記第1モードよりも遅い第2の動作で前記作業部を動作させる第2モードと、前記作業部の動作を停止させる停止モードとを含む動作モードを有するワーク作業装置に用いられる制御装置であって、
    前記ワーク作業装置の外側にある移動物体と前記作業部との間の距離情報及び前記移動物体が前記作業部へ向かう速度情報とを検出可能な電波センサにより少なくとも前記距離情報を含む移動物体情報を取得し、取得した前記移動物体情報に基づいて、前記作業部の実行用モードを前記動作モードから実行する制御部、を備え
    前記制御装置は、前記移動物体情報として、複数の距離範囲を設定するか、複数の距離範囲及び一の速度範囲を設定するか、一の距離範囲及び複数の速度範囲を設定するか、複数の距離範囲及び複数の速度範囲を設定するかを、作業者が選択した選択情報を有し、
    前記制御部は、前記選択情報として複数の距離範囲を設定することが選択されている場合、前記移動物体情報として取得した検出値が含まれる距離範囲に基づいて、距離範囲がより短いときにはより遅い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行し、
    前記制御部は、前記選択情報として複数の距離範囲及び一の速度範囲を設定することが選択されている場合、前記移動物体情報として前記一の速度範囲の検出値を取得したときには、前記移動物体情報として取得した検出値が含まれる距離範囲に基づいて、距離範囲がより短いときにはより遅い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行し、前記移動物体情報として前記一の速度範囲の検出値を取得していないときには、距離範囲がより短いときにより遅い傾向で且つ前記移動物体情報として前記一の速度範囲の検出値を取得したときと同じ又はより速い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行し、
    前記制御部は、前記選択情報として一の距離範囲及び複数の速度範囲を設定することが選択されている場合、前記移動物体情報として前記一の距離範囲の検出値を取得したときには、停止モードを前記実行用モードとして実行し、前記移動物体情報として前記一の距離範囲の検出値を取得していないときには、速度範囲がより速いときにより遅い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行し、
    前記制御部は、前記選択情報として複数の距離範囲及び複数の速度範囲を設定することが選択されている場合、距離範囲がより短いときにはより遅い傾向で且つ速度範囲がより速いときにはより遅い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行する、制御装置。
  2. 前記制御部は、前記距離情報として第1距離範囲と前記第1距離よりも短い第2距離範囲との検出値を取得し、前記速度情報として第1速度範囲と前記第1速度よりも速い第2速度範囲との検出値を取得し、取得した検出値に基づいて、下記(1)~(3)のいずれか1以上で前記作業部の実行用モードを実行する、請求項1に記載の制御装置。
    (1)前記電波センサから前記第1距離範囲及び前記第1速度範囲の検出値を取得すると、前記第1モードを前記実行用モードとして実行する。
    (2)前記電波センサから前記第1距離範囲及び前記第2速度範囲の検出値を取得すると、前記第2モードを前記実行用モードとして実行する。
    (3)前記電波センサから前記第2距離範囲の検出値を取得すると、前記停止モードを前記実行用モードとして実行する。
  3. 前記制御部は、前記電波センサからの検出値で所定の第1距離範囲内に移動物体がないときには、前記第1モードよりも速い通常動作で前記作業部を動作させる通常モードを前記作業部の実行用モードとして実行する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. ワークに対して所定の作業を実行する作業部と、
    前記ワーク作業装置の外側にある移動物体と前記作業部との間の距離情報及び前記移動物体が前記作業部へ向かう速度情報と検出可能な電波センサと、
    請求項1~のいずれか1項に記載の制御装置と、
    を備えたワーク作業装置。
  5. ワークに対して所定の作業を実行する作業部と、前記ワーク作業装置の外側にある移動物体と前記作業部との間の距離情報及び前記移動物体が前記作業部へ向かう速度情報と検出可能な電波センサとを備えたワーク作業装置と、
    請求項1~のいずれか1項に記載の制御装置と、
    を備えたワーク作業システム。
  6. ワークに対して所定の作業を実行する作業部を備え、第1の動作で前記作業部を動作させる第1モードと、前記第1モードよりも遅い第2の動作で前記作業部を動作させる第2モードと、前記作業部の動作を停止させる停止モードとを含む動作モードを有するワーク作業装置に用いられる制御方法であって、
    前記ワーク作業装置の外側にある移動物体と前記作業部との間の距離情報及び前記移動物体が前記作業部へ向かう速度情報とを検出可能な電波センサにより少なくとも前記距離情報を含む移動物体情報を取得し、取得した前記移動物体情報に基づいて、前記作業部の実行用モードを前記動作モードから実行するステップ、をみ、
    前記移動物体情報として、複数の距離範囲を設定するか、複数の距離範囲及び一の速度範囲を設定するか、一の距離範囲及び複数の速度範囲を設定するか、複数の距離範囲及び複数の速度範囲を設定するかを、作業者が選択した選択情報を有し、
    前記ステップでは、前記選択情報として複数の距離範囲を設定することが選択されている場合、前記移動物体情報として取得した検出値が含まれる距離範囲に基づいて、距離範囲がより短いときにはより遅い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行し、
    前記ステップでは、前記選択情報として複数の距離範囲及び一の速度範囲を設定することが選択されている場合、前記移動物体情報として前記一の速度範囲の検出値を取得したときには、前記移動物体情報として取得した検出値が含まれる距離範囲に基づいて、距離範囲がより短いときにより遅い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行し、前記移動物体情報として前記一の速度範囲の検出値を取得していないときには、距離範囲がより短いときにより遅い傾向で且つ前記移動物体情報として前記一の速度範囲の検出値を取得したときと同じ又はより速い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行し、
    前記ステップでは、前記選択情報として一の距離範囲及び複数の速度範囲を設定することが選択されている場合、前記移動物体情報として前記一の距離範囲の検出値を取得したときには、停止モードを前記実行用モードとして実行し、前記移動物体情報として前記一の距離範囲の検出値を取得していないときには、速度範囲がより速いときにより遅い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行し、
    前記ステップでは、前記選択情報として複数の距離範囲及び複数の速度範囲を設定することが選択されている場合、距離範囲がより短いときにはより遅い傾向で且つ速度範囲がより速いときにはより遅い傾向の動作モードを前記実行用モードとして実行する、制御方法。
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