JP7145101B2 - 燃料ガス供給システムおよび燃料ガス供給方法 - Google Patents

燃料ガス供給システムおよび燃料ガス供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料ガス供給システムおよび燃料ガス供給方法に関し、特に、高発熱量の燃料ガスおよび低発熱量の燃料ガスを需要先に供給することが可能な燃料ガス供給システムおよび燃料ガス供給方法に関するものである。
従来から、LNG基地では、タンク(LNGタンク)に貯蔵された液化天然ガス(Liquefied Natural Gas、以下、「LNG」と称す)を気化して、一般家庭等に「都市ガス」(以下、「LNG」を気化させた天然ガスを「NG」と称す)を供給するほか、その他の需要先、例えば、ガス発電機に用いられる「NG」(以下、「発電用ガス」と称す)を発電所等に供給する運用をおこなっている。
一般に、LNG基地から供給される「NG」は、その需要先の使用用途等に応じて、その性状(品質)が定められている場合が少なくない。
具体的に、「都市ガス」にあっては、需要先での利用に適した発熱量(例えば、「45MJ/m3」)が厳密に規定される一方、「発電用ガス」にあっては、「都市ガス」ほどの厳密な規定はないものの、契約等によって定められた要求発熱量(例えば、「40.5~42.5MJ/m3」)に調整等することが求められている。
このため、LNG基地では、「都市ガス」の規定発熱量や「発電用ガス」の要求発熱量を確保するため、例えば、
(a)タンクに受け入れる「LNG」種(例えば、リッチガスやシェールガス)を選定したうえ、
(b)受け入れた「LNG」が「都市ガス」の規定発熱量等に達していない場合、その発熱量をいわば強制的に上昇させる措置(以下、「熱量調整処理」という)を講じる、
ようにしている。
このような「熱量調整処理」としては、発熱量の異なる「LNG」を混合するほか、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。
この特許文献1の技術は、
「LNG」を気化して「NG」を生成する「LNG気化器」と、
「LNG」を貯蔵するLNGタンクから排出されたボイルオフガス(Boil Off Gas、以下、「BOG」と称す)を昇圧する「BOG圧縮機」と、
液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas、以下、「LPG」と称す)を気化してLPG気化ガスを生成する「LPG気化器」と、
「LPG気化器」により生成されたLPG気化ガスの送出量(流量)を調整する「流量調節弁」と、
「BOG圧縮機」により昇圧された「BOG」と、「流量調節弁」により流量調整されたLPG気化ガスとを混合する「ミキサ」と、
「ミキサ」により混合された「BOG」と、「LPG気化器」により生成された「NG」とを合流させた状態で、需要先に「NG」を供給する「ガス導管」と、
を備えたものである。
このような技術によれば、「流量調節弁」や「ミキサ」等を設けることにより「都市ガス」等の「NG」を所望の発熱量まで上昇させることが可能である。
実公平06-022429号公報
しかしながら、一般に、「LNG」や「NG」の増熱に用いられる「LPG」は、比較的高価であるため、特許文献1の技術では、その使用量の増加に伴って、コスト(ガス製造単価)が割高になる、といった問題があった。
また、特許文献1の技術では、「LPG」が混合された「BOG」を、「NG」が流れる「ガス導管」に直接導入するように構成されているため、比較的能力(吐出圧力等)の高い「BOG圧縮機」を用いなければならず、駆動頻度等によっては、消費電力の増加を招く、といった問題も生じる。
さらに、特許文献1の技術では、比較的能力の高い「BOG圧縮機」によって「BOG」が圧縮されると、その温度が高温となるため、場合によっては、昇温された「BOG」が原因で、その周囲等に設けられる機器(例えば、計器類)に不具合が生じるおそれがある。
かかる場合、「流量調整弁」の開閉量の制御に加え、「都市ガス」等の発熱量を考慮しつつ、例えば、「LNG気化器」による「NG」の気化量を調整する制御もおこなわなければならないため、制御内容等によっては、常に、一定品質の「都市ガス」や「発電用ガス」を需要先に供給することができない、といった問題を生じる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、「LPG」等の増熱用燃料の使用量を抑えつつ、発熱量の異なる燃料ガス(例えば、「都市ガス」および「発電用ガス」)を、一定の品質でかつ安定して需要先に供給することが可能な燃料ガス供給システムおよび燃料ガス供給方法を提供することにある。
上記課題は、本発明にかかる燃料ガス供給システムによれば、低温液体を貯蔵する低温タンクと、前記低温タンクに接続され、第1発熱量の第1燃料ガスを需要先に供給するための第1払出ラインと、前記低温タンクに接続され、前記第1発熱量よりも低い第2発熱量の第2燃料ガスを需要先に供給するための第2払出ラインと、前記低温タンク内で発生した蒸発ガスを当該低温タンクの外部に排出するための蒸発ガス排出ラインと、前記蒸発ガス排出ラインを介して排出された前記蒸発ガスを冷却して再液化する再液化装置と、前記再液化装置によって再液化された再液化ガスを前記第1払出ラインに供給する第1再液化ガス供給ラインと、前記再液化ガスを前記第2払出ラインに供給する第2再液化ガス供給ラインと、前記第1再液化ガス供給ラインに設けられ、前記第1払出ラインへの前記再液化ガスの供給量を可変する第1制御バルブと、前記第2再液化ガス供給ラインに設けられ、前記第2払出ラインへの前記再液化ガスの供給量を可変する第2制御バルブと、前記第2燃料ガスの品質を表す品質値を計測する計測装置と、前記計測装置によって計測された前記品質値に基づいて前記第1制御バルブおよび前記第2制御バルブの各開閉量を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記計測装置によって計測された前記品質値が予め定めた品質基準値を満たしているか否かを判定する判定部を有し、前記判定部によって前記品質値が前記品質基準値を満たしていないと判定されると、前記第2払出ラインに供給する前記再液化ガスの量を減じるように前記第2制御バルブの開閉量を制御するとともに、前記第2制御バルブを制御することによって減じられた量に対応する前記再液化ガスを前記第1払出ラインに供給するように前記第1制御バルブの開閉量を制御する、ことにより解決される。
また、上記課題は、本発明にかかる燃料ガス供給方法によれば、低温液体を貯蔵する低温タンクと、前記低温タンクに接続され、第1発熱量の第1燃料ガスを需要先に供給するための第1払出ラインと、前記低温タンクに接続され、前記第1発熱量よりも低い第2発熱量の第2燃料ガスを需要先に供給するための第2払出ラインと、前記低温タンク内で発生した蒸発ガスを当該低温タンクの外部に排出するための蒸発ガス排出ラインと、前記蒸発ガス排出ラインを介して排出された前記蒸発ガスを冷却して再液化する再液化装置と、前記再液化装置によって再液化された再液化ガスを前記第1払出ラインに供給するための第1再液化ガス供給ラインと、前記再液化ガスを前記第2払出ラインに供給するための第2再液化ガス供給ラインと、前記第1再液化ガス供給ラインに設けられ、前記第1払出ラインへの前記再液化ガスの供給量を可変する第1制御バルブと、前記第2再液化ガス供給ラインに設けられ、前記第2払出ラインへの前記再液化ガスの供給量を可変する第2制御バルブと、前記第2払出ラインを介して需要先に供給される前記第2燃料ガスの品質を表す品質値を計測する計測装置と、を備えた燃料ガス供給システムにおける燃料ガス供給方法であって、前記燃料ガス供給方法は、前記計測装置によって計測された前記品質値が予め定めた品質基準値を満たしているか否かを判定する判定工程と、前記判定工程をおこなうことによって前記品質値が前記品質基準値を満たしていないと判定されると、前記第2払出ラインに供給する前記再液化ガスの量を減じるように前記第2制御バルブの開閉量を変更するとともに、前記第2制御バルブの開閉量を変更することによって減じられた量に対応する前記再液化ガスを前記第1払出ラインに供給するように前記第1制御バルブの開閉量を変更するバルブ開閉量変更工程と、を含む、ことによっても解決される。
なお、ここでいう「低温液体」とは、いわゆる超低温または極低温の液体を意味し、例えば、「LNG」や「LPG」が該当する。
また、上記「蒸発ガス」とは、例えば、「低温液体」が、「LNG」であればメタンガスやエタンガス等の成分を含む「BOG」が、また、「LPG」であればプロパンガスやブタンガス等の成分を含む「BOG」が、それぞれ、該当する。
さらに、上記(「第1発熱量」の)「第1燃料ガス」および(「第1発熱量よりも低い第2発熱量」の)「第2燃料ガス」とは、例えば、「低温液体」が「LNG」であれば、「都市ガス」(例えば、発熱量:「45MJ/m3」)が「第1燃料ガス」に、また、「発電用ガス」(例えば、発熱量:「40.5~42.5MJ/m3」)が「第2燃料ガス」に、それぞれ、該当する。
上記構成では、第2払出ライン(以下、「低発熱量ガス供給ライン」と称す)から需要先に供給される第2燃料ガス(以下、「低発熱量燃料ガス」と称す)の品質が、
(a)品質基準値(例えば、発熱量:「42.5MJ/m3」)を満たしている場合、再液化ガスを「低発熱量ガス供給ライン」に導入する一方、
(b)品質基準値を満たしていない場合、「低発熱量ガス供給ライン」に供給する再液化ガスの量を減じる(供給停止を含む)とともに、その減じた分の再液化ガスを、(第2燃料ガスよりも発熱量の高い)第1燃料ガス(以下、「高発熱量燃料ガス」と称す)が流れる第1払出ライン(以下、「高発熱量ガス供給ライン」と称す)に導入する、
ように構成されている。
すなわち、上記構成では、「低発熱量ガス供給ライン」側においては、
(a)原則として、低温タンクから払い出された低温液体(例えば、発熱量:「44.8MJ/m3」)に、比較的多め(例えば、「15t/h」)の再液化ガス(例えば、発熱量が「39.6MJ/m3」程度の再液化された「BOG」(以下、「再液化BOG」と称す)を混合したものを流通させることができる一方、
(b)「低発熱量燃料ガス」の品質が品質基準値(例えば、発熱量:「42.5MJ/m3」)を満たさなくなると、低温タンクから払い出された低温液体に、比較的少なめ(例えば、「2t/h」)の再液化ガスを混合したもの、または、低温タンクから払い出された低温液体のみを流通させることができる、
ように構成されている。
このため、上記構成では、「低発熱量燃料ガス」を、需要先に安定して供給することができるばかりか、比較的容易に、一定の品質(例えば、需要先との間で取り決めた要求発熱量)とすることが可能なため、ガス製造に要するコストを確実に低減することが可能である。
一方、上記構成では、「低発熱量ガス供給ライン」への「再液化ガス」の導入量が減じられると、その減じた分の再液化ガスが、そのまま「高発熱量ガス供給ライン」に導入されるように構成されている。
すなわち、上記構成では、「低発熱量ガス供給ライン」への再液化ガスの導入量を減じた場合であっても、再液化装置による再液化ガスの生成処理を、中断することなく継続的におこなうことができるため、常に、一定品質の再液化ガスを安定して生成することが可能である。
なお、比較的需要の高い「都市ガス」(「高発熱量燃料ガス」)を供給する運用をおこなっている施設(例えば、LNG基地)においては、「都市ガス」の規定発熱量を遵守する必要があることから、発熱量を調整するための設備、例えば、「LPG」を添加して「LNG」を増熱する熱量調整装置や、比較的発熱量の高い「LNG」を貯蔵するLNGタンクが設けられている場合がほとんどである。
このため、仮に、再液化ガスを「高発熱量ガス供給ライン」に供給することによって、「高発熱量NG」の発熱量が低下するような場合であっても、既存の設備を利用して、「高発熱量NG」を容易に増熱することが可能である。
この点、上記構成は、「低発熱量NG」のみならず、「高発熱量NG」においても、品質を確保しつつ、需要先に安定的に供給することができるものといえる。
なお、上記構成では、再液化装置を用いて蒸発ガスの再液化処理をおこなっているため、例えば、低温液体が「LNG」である場合、
(a)「BOG」(蒸発ガス)を圧送するBOG圧縮機の能力(吐出圧力等)を、例えば、特許文献1の技術のように、必要以上に高める必要がなく、また、
(b)「BOG」中の「メタン」と、高沸点成分である「窒素」とを良好に分離することが可能なため、需要先に供給される「発電用ガス」等の窒素成分を低減することができ、
(c)「BOG」を「LNG」を用いて間接的に冷却している場合にあっては、「LNG」の発熱量が損失することがほとんどない、
等のメリットがある。
このように、上記構成では、発熱量の異なる燃料ガス(例えば、「都市ガス」や「発電用ガス」)を、品質の低下を招くことなく、安定的かつ安価に需要先に供給することができるうえ、既存の設備に容易に適用することが可能である。
なお、上記燃料ガス供給システムにかかる発明においては、前記品質基準値は、前記第2燃料ガスの最低限必要な品質を表す値として予め定めた最低品質基準値を含み、前記制御装置は、前記判定部によって前記品質値が前記最低品質基準値を満たしていないと判定されると、前記第2制御バルブを閉塞する制御をおこなう、と好適である。
また、上記燃料ガス供給システムにかかる発明においては、前記品質基準値は、前記第2燃料ガスの最低限必要な品質よりも高い品質であることを表す値として予め定めた許容品質基準値を含み、前記制御装置は、前記判定部によって前記品質値が前記許容品質基準値を満たしていないと判定されると、前記第2払出ラインに供給する前記再液化ガスの量を絞るように前記第2制御バルブの開閉量を制御する、と好適である。
さらに、上記燃料ガス供給システムにかかる発明においては、前記燃料ガス供給システムは、前記第1払出ラインに接続され、前記第1払出ラインを流通する前記低温液体または当該低温液体を気化させた燃料ガスに増熱用燃料を混合して前記第1発熱量の前記第1燃料ガスを生成する熱量調整装置をさらに備える、と好適である。
以上のように、本発明にかかる燃料供給システムおよび燃料供給方法によれば、比較的簡単な構成でありながらも、発熱量の異なる燃料ガスを、品質の低下を招くことなく、安定的かつ安価に提供することが可能なうえ、既存の設備に容易に適用することができる。
本実施形態にかかるLNG供給システムを説明するための系統図である。 図1のLNG供給システムの概略を示すブロック図である。 制御装置の記憶部に記憶される情報を説明するための説明図である。 本実施形態にかかるLNG供給方法の内容を説明するためのフロー図である。 シャットダウン処理をおこなった際の再液化BOGの流れを説明するための説明図である。 インターロック処理をおこなった際の再液化BOGの流れを説明するための説明図である。
以下、発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態にかかるLNG供給システムを説明するための系統図、図2は図1のLNG供給システムの概略を示すブロック図、図3は制御装置の記憶部に記憶される情報を説明するための説明図、図4は本実施形態にかかるLNG供給方法の内容を説明するためのフロー図、図5はシャットダウン処理をおこなった際の再液化BOGの流れを説明するための説明図、図6はインターロック処理をおこなった際の再液化BOGの流れを説明するための説明図である。
である。
(LNG供給システム1の構成)
図1は、本実施形態にかかるLNG供給システム1およびLNG供給方法が適用される施設(以下、「LNG基地」と称す)の概要を示す配管系統図である。なお、上記LNG供給システム1が特許請求の範囲に記載の「燃料ガス供給システム」に該当する。
図1に示すように、LNG供給システム1は、「LNG」を貯蔵するためのLNGタンクTと、LNG受入ライン10と、LNG払出ライン20と、冷却用LNGライン25と、NG供給ライン30と、BOG排出ライン40と、再液化装置Rと、再液化BOG供給ライン50と、制御装置60とを備えている。なお、上記「LNG」と、LNGタンクTと、BOG排出ライン40と、再液化装置Rと、制御装置60とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「低温液体」と、「低温タンク」と、「蒸発ガス排出ライン」と、「再液化装置」と、「制御装置」とに該当する。
(LNGタンクT)
LNGタンクTは、例えば、「LNG」を貯蔵する内槽と、その周囲に設けられる外槽と、内槽と外槽との間に設けられ、保冷材(例えば、パーライト)が充填される保冷層とを備えた地下式の二重殻タンクである。
このLNGタンクTには、LNG受入ライン10、LNG払出ライン20およびBOG排出ライン40等の各種配管が接続されるとともに、その内部には、LNG払出ライン20を介して「LNG」を払い出すための払出ポンプP1が設けられている。
(LNG受入ライン10)
LNG受入ライン10は、アンローディングアーム2を介してLNGタンカーSから荷揚げされた「LNG」をLNGタンクTに受け入れるための管路である。
(LNG払出ライン20)
LNG払出ライン20は、LNG払出ポンプP1から吐出された「LNG」を、NG供給ライン30(後述する第1NG供給ライン30Aおよび第2NG供給ライン30B)に払い出すための管路であって、第1LNG払出ライン20Aと、第2LNG払出ライン20Bとを有している。なお、第1LNG払出ライン20Aと、第2LNG払出ライン20Bとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1払出ライン」と、「第2払出ライン」とに該当する。
第1LNG払出ライン20Aは、後述する第1気化器V1に接続され、その管路中には、
・第1気化器V1への「LNG」の供給量を調整するための制御弁(図示省略)等が設けられるとともに、
・後述する冷却用LNG往きライン25A、第1再液化BOG供給ライン50A、冷却用LNG戻りライン25BおよびLPG払出ライン72が、それぞれ、下流側に向かって順に接続されている。
一方、第2LNG払出ライン20Bは、後述する第2気化器V2に接続され、その管路中には、後述する第2再液化BOG供給ライン50Bが分岐接続されるとともに、その下流側に流量計21が設けられている。
(冷却用LNGライン25)
冷却用LNGライン25は、再液化装置Rに導入された「BOG」を冷却して再液化するための管路であって、冷却用LNG往きライン25Aと、冷却用LNG戻りライン25Bとを有している。なお、上記「BOG」が特許請求の範囲に記載の「蒸発ガス」に該当する。
冷却用LNG往きライン25Aは、再液化装置Rに「LNG」を供給するための管路であって、その管路中に、再液化装置Rへの「LNG」の吐出量(導入量)を可変することが可能な冷却用LNGポンプP2が設けられている。
冷却用LNG戻りライン25Bは、再液化装置Rから排出された「LNG」を、再度、LNG払出ライン20Aに戻すための管路である。
(NG供給ライン30)
NG供給ライン30は、第1気化器V1に接続される第1NG供給ライン30Aと、第2気化器V2に接続される第2NG供給ライン30Bとを有している。なお、上記第1NG供給ライン30Aと、第2NG供給ライン30Bとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1払出ライン」と、「第2払出ライン」とに該当する。
(第1気化器V1および第2気化器V2)
ここで、第1気化器V1および第2気化器V2について説明する。なお、第1気化器V1および第2気化器V2は、ほぼ同様な構成を有しているため、以下においては、第1気化器V1について説明し、必要がある場合を除き、第2気化器V2についての説明を省略する。
第1気化器V1は、公知の気化器と同様に、第1LNG払出ライン20Aを介して供給された「LNG」を海水等で気化させて「NG」(「都市ガス」)を生成するための装置である。
本実施形態では、第1気化器V1が「都市ガス」(発熱量:「45MJ/m3」)を、また、また、第2気化器V2が「発電用ガス」(例えば、発熱量:「42.5~46MJ/m3」)を、それぞれ、生成するための装置として、設けられている。なお、上記「都市ガス」と、「発電用ガス」とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第1発熱量」の「第1燃料ガス」と、「第2発熱量」の「第2燃料ガス」とに該当する。
すなわち、本実施形態では、第1気化器V1に接続される第1NG供給ライン30Aが「都市ガス」を供給するためのラインとして、また、第2気化器V2に接続される第2NG供給ライン30Bが「発電用ガス」を供給するためのラインとして系統分けされている。
(熱調設備70)
ところで、本実施形態にかかる「LNG基地」では、「都市ガス」(第1気化器V1により生成される「NG」)の発熱量を増熱することが可能な熱調設備70が設けられている。なお、上記熱調設備70が特許請求の範囲に記載の「熱量調整装置」に該当する。
具体的に、本実施形態にかかる熱調設備70は、「LPG」を貯蔵するLPGタンク71と、LPGタンク71から払い出された「LPG」を第1LNG払出ライン20Aに供給するLPG払出ライン72と、第1LNG払出ライン20Aへの「LPG」の導入量を調整する流量調整弁73(例えば、電動弁)とを備えている。なお、上記「LPG」が特許請求の範囲に記載の「増熱用燃料」に該当する。
本実施形態では、このような熱調設備70が設けられているため、仮に、第1LNG払出ライン20Aを流れる「LNG」の発熱量が「都市ガス」の規定発熱量(発熱量:「45MJ/m3」)に満たない場合であっても、「LNG」に「LPG」を添加することによって、これを規定発熱量まで増熱することができるように構成されている。
なお、本実施形態では、「LNG」を増熱する方式として、いわゆる「液-液熱調方式」を採用したが、これに代えて(または、これに加えて)、例えば、
・「ガス-ガス熱調方式」(LPGタンク71から払い出された「LPG」を気化させたものと、BOG排出ライン40を流れる「BOG」とを、ミキサ等のガス-ガス熱調装置で混合して、これを第1NG供給ライン30Aに供給する方式、特許文献1のような熱調方式)を採用してもよく、また、
・「液-ガス熱調方式」(LPGタンク71から払い出された「LPG」と、BOG排出ライン40を流れる「BOG」とを、いわゆる液-ガス熱調装置で混合して、これを第1NG供給ライン30Aに供給する方式)を採用することも可能である。
(BOG排出ライン40)
BOG排出ライン40は、LNGタンクT内で自然気化した「BOG」をLNGタンクT外に排出するための管路であって、その管路中には、BOG圧縮機41が設けられている。
本実施形態では、BOG圧縮機41により昇圧された「BOG」が、BOG排出ライン40を介して再液化装置Rに導入されるように構成されている。
(再液化装置R)
ここで、再液化装置Rについて説明すると、本実施形態にかかる再液化装置Rは、公知の再液化装置と同様に、冷却用LNG往きライン25Aを介して導入された「LNG」の冷熱を利用して、BOG排出ライン40を介して導入された「BOG」を再液化するための装置である。
(再液化BOG供給ライン50)
再液化BOG供給ライン50は、再液化装置Rにより再液化された「再液化BOG」(例えば、発熱量:「39.6MJ/m3」)をLNG払出ライン20に導入するための管路であって、「再液化BOG」を圧送するためのコンデンセントポンプP3と、第1再液化BOG供給ライン50Aと、第2再液化BOG供給ライン50Bとを有している。なお、上記「再液化BOG」と、第1再液化BOG供給ライン50Aと、第2再液化BOG供給ライン50Bとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「再液化ガス」と、「第1再液化ガス供給ライン」と、「第2再液化ガス供給ライン」とに該当する。
第1再液化BOG供給ライン50Aは、第1LNG払出ライン20Aに接続され、その管路中には、第1LNG払出ライン20Aへの「再液化BOG」の導入量を可変することが可能な流量調整弁51(例えば、電動弁)が設けられている。なお、上記流量調整弁51が特許請求の範囲に記載の「第1制御バルブ」に該当する。
第2再液化BOG供給ライン50Bは、第2LNG払出ライン20Bに接続され、その管路中には、「再液化BOG」の流通を遮断することが可能な緊急遮断弁52(例えば、電磁弁)と、流量計53と、その流量を調整することが可能な流量調整弁54(例えば、電動弁)とが、第2LNG払出ライン20Bに向かって順に設けられている。なお、上記緊急遮断弁52および流量調整弁54が特許請求の範囲に記載の「第2制御バルブ」に該当する。
(制御装置60)
図1~図3に示すように、制御装置60は、中央制御部(CPU:Central Processing Unit)61と、記憶部62とを有し、例えば、「LNG基地」のガス製造設備の運転等を監視するコントロールセンターに設けることが可能なものである。なお、上記中央制御部61が特許請求の範囲に記載の「判定部」に該当する。
中央制御部61は、例えば、
・第2LNG払出ライン20Bに設けられた流量計21、
・第2NG供給ライン30Bに設けられた熱量計31A,31B、
・第2再液化BOG供給ライン50Bに設けられた流量計53
等によって計測された計測値や、
・ガス成分(本実施形態では、サンプリング配管91を介して導入された「BOG」のガス成分、および、サンプリング配管92介して導入された「発電用ガス」のガス成分)を分析するガスクロマトグラフ80による分析値
等の計測結果と、後述する記憶部62に記憶された「第1品質基準値」および「第2品質基準値」とに基づいて、
・冷却用LNGポンプP2およびコンデンセントポンプP3を駆動する制御や、
・流量調整弁51,54および緊急遮断弁52を開閉する制御
等をおこなう。なお、上記計測値と、流量計21、熱量計31A,31B、流量計53およびガスクロマトグラフ80とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「品質値」と、「計測装置」とに該当する。
制御装置60の記憶部62は、ROM(Read Only Memory)等の半導体メモリーからなり、LNG供給システム1の基本動作を司る基本動作プログラムが記憶される記憶領域のほか、
・「都市ガス」の品質基準値を示す情報(本実施形態では、発熱量:「45MJ/m3」)、
・「発電用ガス」の契約値(「発電用ガス」を供給する需要先との間で取り決めた値、以下、「第1品質基準値」と称す)を示す情報(本実施形態では、発熱量:「40.8MJ/m3」、窒素:「4.0mol%」)、および、
・「発電用ガス」の自主管理値(上記契約値よりも「発電用ガス」の品質が高くなるように「LNG基地」側で予め定めた値、以下、「第2品質基準値」と称す)を示す情報(本実施形態では、発熱量:「42.5MJ/m3」、窒素:「0.3mol%」)、
が記憶される記憶領域等を有している。なお、上記「第1品質基準値」と、「第2品質基準値」とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「最低品質基準値」(「品質基準値」)と、「許容品質基準値」(「品質基準値」)とに該当する。
詳しくは後述するが、中央制御部61は、「発電用ガス」の品質が「第1品質基準値」および「第2品質基準値」の何れの基準値を満たしていると判定すると、
・第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量が「15t/h」、
・第1LNG払出ライン20Aへの「再液化BOG」の導入量が「1t/h」、
となるように、流量調整弁51,54等の制御をおこなう(再液化BOGの総導入量:「16t/h」)。
また、中央制御部61は、
(a)「発電用ガス」の品質が、「第1品質基準値」を満たしているが「第2品質基準値」を満たしていないと判定すると、流量調整弁51,54等を制御して、
・第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量を「15t/h」→「2t/h」に減じるとともに(導入量:「13t/h」減)、
・第1LNG払出ライン20Aへの「再液化BOG」の導入量を「1t/h」→「14t/h」に増やす(導入量:「13t/h」増)、
制御(後述する「インターロック処理S500」)をおこなう一方(図6参照)、
(b)「発電用ガス」の品質が「第1品質基準値」を満たしていない判定すると、流量調整弁51および緊急遮断弁52等を制御して、
・第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量を「15t/h」→「0t/h」にする(シャットダウンする)とともに(導入量:「15t/h」減)、
・第1LNG払出ライン20Aへの「再液化BOG」の導入量を「1t/h」→「16t/h」に増やす(導入量:「15t/h」増)、
制御(後述する「シャットダウン処理S400」と称す)をおこなう(図5参照)、
ように構成されている(再液化BOGの総導入量:「16t/h」)。
ところで、本実施形態では、LNGタンクTに発熱量が「44.8MJ/m」の「LNG」が貯蔵されている状態で、再液化装置Rによって「BOG」が再液化されると、例えば、発熱量が「39.6MJ/m」程度の「再液化BOG」(低発熱量の「LNG」)が生成されるように構成されている。
そうすると、上述したような「シャットダウン」する制御がおこなわれた場合には、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入が遮断(シャットダウン)されるため、「発電用ガス」の発熱量が急上昇してしまうことが懸念される。
すなわち、一般に、第1LNG払出ライン20Aへの「再液化BOG」の導入量が多くなるほど、「発電用ガス」の発熱量の低下幅が大きくなる傾向があるため、かかる場合、熱量変化幅は大きくなる(熱量変化速度が速くなる)結果、「発電用ガス」の品質が低下する、といった問題が生じやすい。
この点、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量は、
・再液化装置Rの運転状況や、
・「シャットダウン処理」時における第1LNG払出ライン20Aへの「再液化BOG」の振替スピード、
などを考慮したうえで、予め制限(例えば、「発電用ガス」の供給量の「1/11」以下)するのが望ましい、といえる。
(LNG供給方法の構成)
次に、本実施形態にかかるLNG供給方法について、図1~図6を参照しつつ説明する。
なお、以下においては、説明の便宜上、
・LNGタンクTに貯蔵される「LNG」の発熱量が「44.8MJ/m」、
・第1LNG払出ライン20Aへの「LNG」の払出量が「160t/h」および
・第2LNG払出ライン20Bへの「LNG」の払出量が「160t/h」、
であること、
・中央制御部61による冷却用LNGポンプP2およびコンデンセントポンプP3の制御によって再液化装置Rから送出される「再液化BOG」の総送出量が「16t/h」となっていること、
・中央制御部61による流量調整弁73の制御(第1LNG払出ライン20Aへの「LPG」の払出量の制御)等によって「都市ガス」の発熱量が「45MJ/m」となっていること、
を前提として説明する。
図2~図4に示すように、本実施形態にかかるLNG供給方法は、主として、制御装置60の中央制御部61においておこなわれ、第1判定処理S100と、第2判定処理S200と、通常運転処理S300と、シャットダウン処理S400と、インターロック処理S500とを備えている。なお、上記第1判定処理S100および第2判定処理S200と、シャットダウン処理S400およびインターロック処理S500とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「判定工程」と、「バルブ開閉量変更工程」とに該当する。
(第1判定処理S100)
中央制御部61は、第1判定処理S100において、熱量計31A,31Bやガスクロマトグラフ80により計測された計測値が、記憶部62に記憶された「第1品質基準値」(契約値)を満たしているか否かを判定する処理をおこなう。
具体的に、中央制御部61は、熱量計31A,31Bやガスクロマトグラフ80により計測された、
(a)「発電用ガス」の発熱量が、「40.8MJ/m」未満となっているか否かを判定するとともに、
(b)「発電用ガス」の窒素濃度が、「4.0mol%」超えているか否かを判定する、
処理をおこなう。
なお、本実施形態では、「発電用ガス」の発熱量を計測する熱量計として2つの熱量計31A,31Bを設けたが、何れか一方の熱量計を省略してもよく、また、3つ以上の熱量計を設けることも可能である。また、2つ以上の熱量計を設けた場合にあっては、何れか1つの熱量計によって「発電用ガス」の発熱量が「40.8MJ/m」未満であることが計測された時点で、すぐさま、「第1品質基準値」を満たしていない、と判断するように構成するのが望ましい。
また、「発電用ガス」の発熱量は、熱量計31A,31Bおよびガスクロマトグラフ80の何れにおいても計測することできるが、ガスクロマトグラフによっては計測結果が「リアルタイム」で出力(後進)されないものも存在するため、かかる場合、熱量計31A,31Bで計測するのが望ましい。
中央制御部61は、「第1品質基準値」を満たしていると判定すると、ステップS200に処理を移し、「第1品質基準値」を満たしていないと判定すると、ステップS400に処理を移す。なお、本実施形態では、本処理において、「発電用ガス」の発熱量およびその窒素濃度の双方を判定するように構成したが、例えば、何れか一方のみ(例えば、「発電用ガス」の発熱量のみ)を判定するように構成してもよい。
(第2判定処理S200)
中央制御部61は、第2判定処理S200において、熱量計31A,31Bやガスクロマトグラフ80により計測された計測値が、記憶部62に記憶された「第2品質基準値」(自主管理値)を満たしているか否かを判定する処理をおこなう。
具体的に、中央制御部61は、熱量計31A,31Bやガスクロマトグラフ80により計測された、
(a)「発電用ガス」の発熱量が、「42.5MJ/m」未満となっているか否かを判定するとともに、
(b)「発電用ガス」の窒素濃度が、「0.3mol%」を超えているか否かを判定する、
処理をおこなう。
中央制御部61は、「第2品質基準値」を満たしていると判定すると、ステップS300に処理を移し、「第2品質基準値」を満たしていないと判定すると、ステップS500に処理を移す。なお、本実施形態では、本処理において、「発電用ガス」の発熱量およびその窒素濃度の双方を判定するように構成したが、例えば、何れか一方のみ(例えば、「発電用ガス」の発熱量のみ)を判定するように構成することも可能である。
(通常運転処理S300)
図1、図2および図4に示すように、中央制御部61は、通常運転処理S300において、第1LNG払出ライン20Aおよび第2LNG払出ライン20Bへの再液化BOGの導入量が、通常時の運転状態となるための制御をおこなう。
具体的に、中央制御部61は、
(a)第1再液化BOG供給ライン50Aを流れる「再液化BOG」の流量が「1t/h」となるように流量調整弁51の開閉量を制御するとともに、
(b)第2再液化BOG供給ライン50Bを流れる「再液化BOG」の流量が「15t/h」となるように流量調整弁54の開閉量を制御する、
処理をおこなう。
中央制御部61は、通常運転処理S300をおこなった後、再び、ステップS100に処理を移す。
なお、「シャットダウン処理」(シャットダウン処理S400)をおこなった際に生じうる「発電用ガス」の熱量変化幅を抑制するため、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量を制限(例えば、「発電用ガス」の供給量の「1/11」以下)している場合、中央制御部61は、
(a)流量計21,53等により計測される計測値を監視するとともに、
(b)予め定めた「再液化BOG」の導入量を超えた場合、流量調整弁51の開閉量を絞る、
等の制御をおこなえばよい。
(シャットダウン処理S400)
図2および図5に示すように、中央制御部61は、「第1品質基準値」(契約値)を満たしていないと判定すると(第1判定処理S100)、シャットダウン処理S400において、
(a)第2再液化BOG供給ライン50B側では、緊急遮断弁52を閉位置に移動させるとともに(例えば、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量:「15t/h」→「0t/h」(15t/h減))
(b)第1再液化BOG供給ライン50A側では、流量調整弁51を所定量開移動させる(例えば、第1LNG払出ライン20Aへの「再液化BOG」の導入量:「1t/h」→「16t/h」(15t/h増))、
制御をおこなう。
これにより、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」(低発熱量(例えば、「39.6MJ/m」)で、かつ、窒素成分が多く含まれがちな液化燃料)の導入が遮断されるため、「発電用ガス」の発熱量を上昇させることができるうえ、その窒素濃度も低下させることが可能となる。
中央制御部61は、シャットダウン処理S400をおこなった後、再び、ステップS100に処理を移す。
なお、シャットダウン処理S400をおこなった結果、「発電用ガス」の発熱量等が「第1品質基準値」を満たすようになった場合、
(a)緊急遮断弁52を開移動させるとともに、
(b)流量調整弁51を所定量閉移動させる、
必要が生じるが、このような復旧作業は、手動でおこなってもよく、また、自動(例えば、中央制御部61による制御)でおこなうことも可能である。
(インターロック処理S500)
図2および図6に示すように、中央制御部61は、「第2品質基準値」(自主管理値)を満たしていないと判定すると(第2判定処理S200)、インターロック処理S500において、
(a)第2再液化BOG供給ライン50B側において、流量調整弁54の開閉量を絞って、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量を「15t/h」→「2t/h」に減少させるとともに(13t/h減)、
(b)第1再液化BOG供給ライン50A側において、流量調整弁51の開閉量を増加させることによって、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量を「1t/h」→「14t/h」に増加させる(13t/h増)、
制御をおこなう。
これにより、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入が減じられるため、上述したシャットダウン処理S400と同様に、「発電用ガス」の発熱量を(徐々に)上昇させることができるうえ、その窒素濃度も(徐々に)低下させることが可能となる。
中央制御部61は、インターロック処理S500をおこなった後、再び、ステップS100に処理を移す。
なお、インターロック処理S500をおこなった結果、「発電用ガス」の発熱量等が「第2品質基準値」を満たすようになった場合、
(a)流量調整弁54を所定量開移動させるとともに、
(b)流量調整弁51を所定量閉移動させる、
必要が生じるが、このような復旧作業は、手動でおこなってもよく、また、自動(例えば、中央制御部61による制御)でおこなうことも可能である。
以上のように、本実施形態では、第2NG供給ライン30Bを流れる「発電用ガス」の品質が、
(a)「第1品質基準値」(契約値、例えば、発熱量:「40.8MJ/m」)および「第2品質基準値」(自主管理値、例えば、発熱量:「42.5MJ/m3」)の何れの基準値も満たしている場合、第2LNG払出ライン20Bに「15t/h」の「再液化ガス」を導入する一方、第1LNG払出ライン20Aに「1t/h」の「再液化ガス」を導入し、
(b)「第1品質基準値」を満たしているが「第2品質基準値」を満たしていない場合、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量を「15t/h」→「2t/h」に減少させる一方(「13t/h」減)、第1LNG払出ライン20Aへの「再液化BOG」の導入量を「1t/h」→「14t/h」に増加させるとともに(「13t/h」増)、
(c)「第1品質基準値」を満たしていない場合、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化BOG」の導入量を「15t/h」→「0t/h」にする一方(「15t/h」減)、第1LNG払出ライン20Aへの「再液化BOG」の導入量を「1t/h」→「16t/h」に増加させる(「15t/h」増)、
ように構成されている。
すなわち、本実施形態では、第2LNG払出ライン20B側においては、
(a)原則、LNGタンクTから払い出された「LNG」(例えば、発熱量:「44.8MJ/m3」)に、比較的多め(例えば、「15t/h」)の「再液化BOG」(例えば、発熱量:「39.6MJ/m3」))を混合したものを流通させることができる一方、
(b)「発電用ガス」の品質が「第1品質基準値」(「第2品質基準値」)を満たさなくなると、LNGタンクTから払い出された「LNG」のみ(「LNG」に「比較的少なめ」(例えば、「2t/h」)の「再液化BOG」を混合したもの)を流通させることができる、
ように構成されている。
このため、本実施形態では、「発電用ガス」を、需要先に安定して供給することができるばかりか、比較的容易に、一定の品質(「第1品質基準値」および「第2品質基準値」を満たす品質)とすることが可能なため、ガス製造に要するコストを確実に低減することが可能である。
一方、本実施形態では、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化ガス」の導入量が減じられると、その減じた分の「再液化ガス」が、第1LNG払出ライン20Aに導入されるように構成されている。
すなわち、本実施形態では、第2LNG払出ライン20Bへの「再液化ガス」の導入量を減じる場合であっても、再液化装置Rによる「再液化ガス」の生成処理を、中断することなく継続的におこなうことができるため、常に、一定品質の「再液化ガス」を安定して生成することが可能である。
なお、一般に、「都市ガス」を供給する運用をおこなっている施設(本実施形態のような「LNG基地」)においては、「都市ガス」の規定発熱量(発熱量「45MJ/m3」を遵守する必要があることから、熱調設備70のような設備や、比較的発熱量の高い「LNG」を貯蔵するLNGタンクが設けられている場合がほとんどである。
このため、本実施形態のように、「再液化ガス」を第1LNG払出ライン20Aに供給することによって、「都市ガス」の発熱量が低下するような場合であっても、既存の設備を利用して、「高発熱量NG」を増熱することが可能である。
この点、本実施形態では、「発電用ガス」のみならず、「都市ガス」においても、品質を確保しつつ、需要先に安定的に供給することができるものといえる。
なお、本実施形態では、再液化装置Rを用いて「BOG」の再液化処理をおこなっているため、
(a)BOG圧縮機41の吐出圧力等を、必要以上に高める必要がなく、また、
(b)「BOG」中の「メタン」と、高沸点成分である「窒素」とを良好に分離することが可能なため、需要先に供給される「発電用ガス」等の窒素成分を低減することができ、
(c)「BOG」を「LNG」の冷熱を利用して間接的に「BOG」を冷却しているため、「LNG」の発熱量が損失することがほとんどない、
等のメリットがある。
このように、本実施形態によれば、発熱量の異なる「都市ガス」および「発電用ガス」を、品質の低下を招くことなく、安定的かつ安価に、需要先に供給することができるうえ、様々な「LNG基地」等の施設に容易に適用することが可能である。
なお、本実施形態では、低温液体としての「LNG」を需要先に供給する場合を例にとって説明したが、本発明は、これに限られず、他の低温液体(例えば、LPG)を供給する場合にも適用することが可能である。
また、本実施形態では、「第1品質基準値」および「第2品質基準値」として所定の「発熱量」や「窒素濃度」を設定したが、これに加えて(または、「発熱量」や「窒素濃度」の何れか一方に代えて)、他の基準値、例えば、「熱量変化速度」(例えば、「第1品質基準値」としては「熱量変化速度:5.0%/min」、また、「第2品質基準値」としては「熱量変化速度:3.0%/min」)を設定してもよい。
さらに、本実施形態では、「都市ガス」側の系統のみに熱調設備70を設けたが、必要に応じて、「発電用ガス」側の系統にもこれと同様な熱調設備を設けてもよいことはいうまでもない。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により、本発明は限定されるものではない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実例および運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることはもちろんであることを付け加えておく。
1 LNG供給システム
2 アンローディングアーム
10 LNG受入ライン
20 LNG払出ライン
20A 第1LNG払出ライン
20B 第2LNG払出ライン
21 流量計
25 冷却用LNGライン
25A 冷却用LNG往きライン
25B 冷却用LNG戻りライン
30 NG供給ライン
30A 第1NG供給ライン
30B 第2NG供給ライン
31A,31B 熱量計
40 BOG排出ライン
41 BOG圧縮機
50 再液化BOG供給ライン
50A 第1再液化BOG供給ライン
50B 第2再液化BOG供給ライン
51,54 流量調整弁
52 緊急遮断弁
53 流量計
60 制御装置
61 中央制御部
62 記憶部
70 熱調設備
71 LPGタンク
72 LPG払出ライン
73 流量調整弁
80 ガスクロマトグラフ
91,92 サンプリング配管
T LNGタンク
R 再液化装置
S LNGタンカー
P1 LNG払出ポンプ
P2 冷却用LNGポンプ
P3 コンデンセントポンプ
V1 第1気化器
V2 第2気化器

Claims (5)

  1. 低温液体を貯蔵する低温タンクと、
    前記低温タンクに接続され、第1発熱量の第1燃料ガスを需要先に供給するための第1払出ラインと、
    前記低温タンクに接続され、前記第1発熱量よりも低い第2発熱量の第2燃料ガスを需要先に供給するための第2払出ラインと、
    前記低温タンク内で発生した蒸発ガスを当該低温タンクの外部に排出するための蒸発ガス排出ラインと、
    前記蒸発ガス排出ラインを介して排出された前記蒸発ガスを冷却して再液化する再液化装置と、
    前記再液化装置によって再液化された再液化ガスを前記第1払出ラインに供給する第1再液化ガス供給ラインと、
    前記再液化ガスを前記第2払出ラインに供給する第2再液化ガス供給ラインと、
    前記第1再液化ガス供給ラインに設けられ、前記第1払出ラインへの前記再液化ガスの供給量を可変する第1制御バルブと、
    前記第2再液化ガス供給ラインに設けられ、前記第2払出ラインへの前記再液化ガスの供給量を可変する第2制御バルブと、
    前記第2燃料ガスの品質を表す品質値を計測する計測装置と、
    前記計測装置によって計測された前記品質値に基づいて前記第1制御バルブおよび前記第2制御バルブの各開閉量を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記計測装置によって計測された前記品質値が予め定めた品質基準値を満たしているか否かを判定する判定部を有し、
    前記判定部によって前記品質値が前記品質基準値を満たしていないと判定されると、前記第2払出ラインに供給する前記再液化ガスの量を減じるように前記第2制御バルブの開閉量を制御するとともに、前記第2制御バルブを制御することによって減じられた量に対応する前記再液化ガスを前記第1払出ラインに供給するように前記第1制御バルブの開閉量を制御する、
    ことを特徴とする燃料ガス供給システム。
  2. 前記品質基準値は、
    前記第2燃料ガスの最低限必要な品質を表す値として予め定めた最低品質基準値を含み、
    前記制御装置は、
    前記判定部によって前記品質値が前記最低品質基準値を満たしていないと判定されると、前記第2制御バルブを閉塞する制御をおこなう、
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料ガス供給システム。
  3. 前記品質基準値は、
    前記第2燃料ガスの最低限必要な品質よりも高い品質であることを表す値として予め定めた許容品質基準値を含み、
    前記制御装置は、
    前記判定部によって前記品質値が前記許容品質基準値を満たしていないと判定されると、前記第2払出ラインに供給する前記再液化ガスの量を絞るように前記第2制御バルブの開閉量を制御する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料ガス供給システム。
  4. 前記燃料ガス供給システムは、
    前記第1払出ラインに接続され、前記第1払出ラインを流通する前記低温液体または当該低温液体を気化させた燃料ガスに増熱用燃料を混合して前記第1発熱量の前記第1燃料ガスを生成する熱量調整装置をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1~請求項3の何れか1項に記載の燃料ガス供給システム。
  5. 低温液体を貯蔵する低温タンクと、
    前記低温タンクに接続され、第1発熱量の第1燃料ガスを需要先に供給するための第1払出ラインと、
    前記低温タンクに接続され、前記第1発熱量よりも低い第2発熱量の第2燃料ガスを需要先に供給するための第2払出ラインと、
    前記低温タンク内で発生した蒸発ガスを当該低温タンクの外部に排出するための蒸発ガス排出ラインと、
    前記蒸発ガス排出ラインを介して排出された前記蒸発ガスを冷却して再液化する再液化装置と、
    前記再液化装置によって再液化された再液化ガスを前記第1払出ラインに供給するための第1再液化ガス供給ラインと、
    前記再液化ガスを前記第2払出ラインに供給するための第2再液化ガス供給ラインと、
    前記第1再液化ガス供給ラインに設けられ、前記第1払出ラインへの前記再液化ガスの供給量を可変する第1制御バルブと、
    前記第2再液化ガス供給ラインに設けられ、前記第2払出ラインへの前記再液化ガスの供給量を可変する第2制御バルブと、
    前記第2払出ラインを介して需要先に供給される前記第2燃料ガスの品質を表す品質値を計測する計測装置と、
    を備えた燃料ガス供給システムにおける燃料ガス供給方法であって、
    前記燃料ガス供給方法は、
    前記計測装置によって計測された前記品質値が予め定めた品質基準値を満たしているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程をおこなうことによって前記品質値が前記品質基準値を満たしていないと判定されると、前記第2払出ラインに供給する前記再液化ガスの量を減じるように前記第2制御バルブの開閉量を変更するとともに、前記第2制御バルブの開閉量を変更することによって減じられた量に対応する前記再液化ガスを前記第1払出ラインに供給するように前記第1制御バルブの開閉量を変更するバルブ開閉量変更工程と、を含む、
    ことを特徴とする燃料ガス供給方法。
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