JP7143657B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は画像形成装置に関するものである。
従来、回転する感光体等の像保持手段から記録媒体を剥離する際に生じる記録媒体への現像剤(トナー)の付着を防止できるようにした画像形成装置としては、例えば、以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1には、感光体ドラムの表面から記録媒体を剥離して搬送方向に誘導するための剥離手段を備えた画像形成装置であって、その剥離手段は、感光体ドラムと接触する剥離爪と、その両脇に配置され感光体ドラムに対して非接触の補助爪とからなり、その補助爪は上記剥離爪によって剥離された記録媒体を剥離爪の背部に接触させないよう搬送を案内するようにした画像形成装置が記載されている。
特許文献1には、補助爪の先端部が剥離爪の背部より感光体ドラム側となるよう形成されていることも示されている。
特開2008-158137号公報(段落0029-0030、図2など)
この発明は、第2剥離手段の像保持手段に接触しない先端部が像保持手段の回転方向において第1剥離手段の像保持手段に接触する先端部よりも下流側の位置に存在するよう配置されてかつ第2剥離手段が第1剥離手段に対して不動の状態に保たれるよう配置されている場合に比べて、記録媒体が第2剥離手段で詰まることを回避しつつ、記録媒体の搬送時の後端に第1剥離手段の先端部にある現像剤が付着して汚れることを抑制できる画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の画像形成装置は、
記録媒体に転写させる未定着像を保持して回転する像保持手段と、
先端部が前記像保持手段に接触した状態で設けられて当該像保持手段から記録媒体を剥離する第1剥離手段と、
先端部が前記像保持手段に接触しない状態で設けられて当該像保持手段から記録媒体を剥離する第2剥離手段と、
を備え、
前記第2剥離手段は、その先端部が前記像保持手段の回転方向において前記第1剥離手段の先端部と同じ位置又は当該先端部よりも上流側の位置に存在するよう配置されており、かつ、前記第1剥離手段で剥離された記録媒体に押されて当該第2剥離手段の先端部が前記像保持手段から離れるように動き得る状態で設けられているものである。
また、この発明(A2)の画像形成装置は、
記録媒体に転写させる未定着像を保持して回転する像保持手段と、
先端部が前記像保持手段に接触した状態で設けられて当該像保持手段から記録媒体を剥離する第1剥離手段と、
先端部が前記像保持手段に接触しない状態で設けられて当該像保持手段から記録媒体を剥離する第2剥離手段と、
を備え、
前記第2剥離手段は、その先端部が前記像保持手段の回転方向において前記第1剥離手段の先端部と同じ位置又は当該先端部よりも上流側の位置に存在するよう配置されており、かつ、前記第1剥離手段で剥離された記録媒体に押されときに当該第2剥離手段の先端部が前記像保持手段から離れるよう動くとともに前記第1剥離手段との間に挟まれる空間を拡げるように動き得る状態で設けられているものである。
また、この発明(A)の画像形成装置は、上記発明A1又はA2の画像形成装置において、前記第2剥離手段は、前記第1剥離手段とは独立して動き得る状態で設けられているものである。
この発明(A)の画像形成装置は、上記発明A1からA3のいずれかの画像形成装置において、前記第2剥離手段は、その先端部よりも後方側の部位に配置される支持軸を支点にして、その先端部が前記像保持手段から離れる方向に揺動するよう設けられているものである。
この発明(A)の画像形成装置は、上記発明A4の画像形成装置において、前記第2剥離手段は、前記支持軸を支点にして揺動するとき、その先端部が前記第1剥離手段で剥離された記録媒体の通過を可能にする位置まで揺動するよう設けられているものである。
この発明(A)の画像形成装置は、上記発明A1からA5のいずれかの画像形成装置において、前記第2剥離手段の先端部は、前記像保持手段のうち記録媒体の先端が自然に剥がれ始める位置よりも当該像保持手段の回転方向下流側の位置に存在するよう配置されているものである。
この発明(A)の画像形成装置は、上記発明A1からA6のいずれかの画像形成装置において、前記第1剥離手段と前記第2剥離手段は、前記像保持手段の回転軸方向において間隔をあけた状態で配置されているものである。
この発明(A)の画像形成装置は、上記発明A1からA7のいずれかの画像形成装置において、前記第2剥離手段は、少なくとも前記像保持手段の回転軸方向において前記第1剥離手段の両脇に配置されているものである。
この発明(A)の画像形成装置は、上記発明A6の画像形成装置において、前記像保持手段がロールに支持されて回転する像保持ベルトであり、前記第1剥離手段の先端部が前記像保持ベルトの前記ロールとの巻き付け終点の位置又は前記巻き付け終点よりも当該像保持ベルトの回転方向の上流側の位置に存在するよう配置されているものである。
さらに、この発明(A1)の画像形成装置は、上記発明A1からAのいずれかの画像形成装置において、前記第2剥離手段をその先端部の前記像保持手段から離間する距離が保たれる位置で停止させて保持する規制手段を備え、前記規制手段は、前記停止させて保持する位置を変更可能に設けられているものである。
この発明(A11)の画像形成装置は、上記発明A1からA10のいずれかの画像形成装置において、前記第1剥離手段と前記第2剥離手段は、その各後方側の部位に配置される共用の支持軸を支点にしてその各先端部がそれぞれ前記像保持手段に対して接近および離間する方向に揺動するよう設けられており、
前記第1剥離手段を前記像保持手段に対して接近する方向に付勢する第1付勢手段と前記第2剥離手段を前記像保持手段に対して接近する方向に付勢する第2付勢手段とを備え

前記第2付勢手段の付勢力は、前記第1付勢手段の付勢力よりも弱い関係でありかつ前記第2剥離手段が前記第1剥離手段で剥離された記録媒体に押されたときに前記像保持手段から離間する方向に揺動することを可能にする付勢力であるものである。
この発明(A12)の画像形成装置は、上記発明A1からA11のいずれかの画像形成装置において、前記第1剥離手段又は第2剥離手段の後方側の位置において、当該第2剥離手段により剥離された記録媒体を当該第2剥離手段から離す方向に案内する案内手段を備えているものである。
上記発明A1,A2およびA3の画像形成装置によれば、第2剥離手段の像保持手段に接触しない先端部が像保持手段の回転方向において第1剥離手段の像保持手段に接触する先端部よりも下流側の位置に存在するよう配置されてかつ第2剥離手段が第1剥離手段に対して不動の状態に保たれるよう配置されている場合に比べて、記録媒体が第2剥離手段で詰まることを回避しつつ、記録媒体の搬送時の後端に第1剥離手段の先端部にある現像剤が付着して汚れることを抑制できる。
上記発明Aの画像形成装置によれば、第2剥離手段が支持軸を支点にして揺動する構成を採用しない場合に比べて、第2剥離手段が第1剥離手段で剥離された記録媒体に押されたときに容易に揺動して、その記録媒体が第2剥離手段で詰まりにくくなる。
上記発明Aの画像形成装置によれば、第1剥離手段で剥離された記録媒体を揺動した第2剥離手段が進路妨害することなく通過させることができる。
上記発明Aの画像形成装置によれば、第2剥離手段による記録媒体の剥離を安定化させることができる。
上記発明Aの画像形成装置によれば、第1剥離手段と第2剥離手段が像保持手段の回転軸方向において間隔をあけない状態で配置されている場合に比べて、第1剥離手段の先端部により像保持手段からかき取られて浮遊する現像剤が第2剥離手段に付着することを抑制できる。
上記発明Aの画像形成装置によれば、第2剥離手段による記録媒体の剥離と第2剥離手段の動きが安定して行われる。
上記発明Aの画像形成装置によれば、第2剥離手段による記録媒体の像保持ベルトからの剥離を安定して行うことができる。
上記発明A1の画像形成装置によれば、第2剥離手段の先端部の像保持手段から離間する距離(浮き量)を調整することができる。
上記発明A1の画像形成装置によれば、第1剥離手段と第2剥離手段は像保持手段に対して安定した状態に保たれて記録媒体の剥離がそれぞれ安定して行われるとともに、第2剥離手段は第1剥離手段で剥離された記録用紙が接触したときに像保持手段から離間する方向に容易に揺動することができる。
上記発明A1の画像形成装置によれば、案内手段を備えていない場合に比べて、記録媒体の搬送時の後端が第1剥離手段にある現像剤の付着により汚れることをより一層防止できる。
実施の形態1に係る画像形成装置の全体を示す概要図である。 図1の画像形成装置の一部を示す概要図である。 図1の画像形成装置の他の一部を示す概略斜視図である。 (A)は画像形成装置における用紙剥離部を第2剥離手段が揺動していないときの状態で示す概略斜視図、(B)は(A)の用紙剥離部を斜め前方から見た状態で示す概要図である。 (A)は画像形成装置における用紙剥離部を第2剥離手段が揺動したときの状態で示す概略斜視図、(B)は(A)の用紙剥離部を斜め前方から見た状態で示す概要図である。 (A)は用紙剥離部における第1剥離手段を示す概要図、(B)は用紙剥離部における第2剥離手段を示す概要図である。 用紙剥離部とその周辺部を片側から見た状態を示す概要図である。 用紙剥離部の構成を示す概要図である。 用紙剥離部の構成を第2剥離手段が揺動したときの状態で示す概要図である。 (A)は用紙の先端が中間転写ベルトから自然に剥がれ始めて用紙剥離部に移動するときの状態例を示す概要図、(B)は用紙の先端が用紙剥離部における第2剥離手段等により補助的に剥離されて移動するときの状態例を示す概要図である。 用紙の後端が用紙剥離部における第2剥離手段の先端部に接触して移動するときの状態例を示す概要図である。 用紙の後端が第1剥離手段の先端部に接触せずに移動するときの状態例を示す概要図である。 用紙が第1剥離手段の先端部で剥離されて移動するときの状態例を示す概要図である。 (A)は用紙が第1剥離手段の先端部で剥離されて移動して第2剥離手段の先端部に接触するときの状態例を示す概要図、(B)は(A)の用紙で押されて第2剥離手段が揺動するときの状態例を示す概要図である。 図14の用紙の後端が第1剥離手段の先端部に接触せずに移動するときの状態例を示す概要図である。 (A)は変形例の用紙剥離部を示す概要図、(B)は(A)の用紙剥離部の機能を示す概要図である。 用紙剥離部における第1剥離手段と第2剥離手段の配置と両端部が変形した用紙との接触の状態を示す概念図であり、(A)は図3の用紙剥離部の場合を示し、(B)は比較対象の用紙剥離部の場合を示す。 用紙剥離部を備えない場合に発生する不具合の一例を示す概要図である。 (A)は従来の用紙剥離部を備えた場合における用紙剥離の機能を示す概要図、(B)は(A)の用紙剥離部において用紙の後端汚れが発生する状態例を示す概要図である。 用紙の後端汚れが目立つときの状態の一例を示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1と図2は、実施の形態1に係る画像形成装置1を示すものである。図1はその画像形成装置1の全体の構成を示し、図2はその画像形成装置1の一部(主に二次転写位置における用紙剥離部とその周辺部)の構成を示している。
各図面中に符号X,Y,Zで示す矢印は、各図面において想定した3次元空間の幅、高さおよび奥行の各方向を示す。また図1、図2等においてX,Yの方向の矢印が交わる部分の丸印は、Zの方向が図面の垂直下方に向いていることを示している。
画像形成装置1は、現像剤で構成される画像を記録媒体の一例である用紙9に形成する装置である。実施の形態1における画像形成装置1は、例えば、情報端末機等の外部機器から取得される画像情報に対応する画像の形成を行うプリンタとして構成されている。
この画像形成装置1は、図1に示されるように、筐体10の内部空間に、画像情報に基づく現像剤からなる未定着像を形成する像形成部2と、像形成部2で形成される未定着像を一時的に保持した用紙9に二次転写する中間転写部3と、中間転写部3の二次転写する位置に供給すべき用紙9を収容して供給する給紙部4と、中間転写部3で二次転写された未定着像を用紙9に定着させる定着部5と、中間転写部3で二次転写が終了した後の用紙9を剥離する用紙剥離部6等を備えている。
ここで、画像情報は、例えば、文字、図形、写真、模様等の画像に関係する情報である。図1等における一点鎖線は、筐体10内で用紙9が搬送されるときの主な搬送経路を示している。筐体10は、各種の支持部材、外装材等で所要の形状に形成された構造物である。この筐体10は、その上面部の一部に、画像が形成された後に排出される用紙9を重ねた状態で収容する排出収容部12とその排出収容部12にむけて用紙9が排出される排紙口13が形成されている。
像形成部2は、現像剤としてのトナーで構成される未定着像であるトナー像を形成するよう構成された部分である。実施の形態1における像形成部2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像をそれぞれ専用に形成する4つの像形成部2Y,2M,2C,2Kにて構成されている。
この4つの像形成部2(Y,M,C,K)はいずれも、矢印Aで示す方向に回転する感光体である感光ドラム21を有し、その感光ドラム21の周囲に、帯電装置22、露光装置23、現像装置24(Y,M,C,K)、一次転写装置25、ドラム清掃装置26等の機器を配置して構成されている。図1では、符号21から26をブラック(K)の像形成部2Kのみに全部記載し、他の色の像形成部2(Y,M,C)にはその一部のみを記載している。
このうち、帯電装置22は感光ドラム21の外周面(像形成可能面)を帯電させる装置であり、露光装置23は感光ドラム21の外周面に画像情報に基づく露光をして所要の色成分(Y,M,C,K)の静電潜像を形成する装置である。また、現像装置24(Y,M,C,K)は、感光ドラム21の外周面に形成された静電潜像を対応する所要の色(Y,M,C,K)の現像剤(トナー)により現像して顕像化させる装置であり、一次転写装置25は各色のトナー像を中間転写部3(中間転写ベルト31)に転写させる装置である。ドラム清掃装置26は、感光ドラム21の外周面に付着するトナー、紙粉等の不要物を除去して清掃する装置である。
また、この像形成部2(Y,M,C,K)では、感光ドラム21と一次転写装置25が対向する各部位がトナー像の一次転写を行う一次転写位置になる。
中間転写部3は、像形成部2(Y,M,C,K)で形成される各色のトナー像を一次転写して保持した後に搬送し、最終的に用紙9に二次転写するよう構成された部分である。実施の形態1における中間転写部3は、筐体10の内部で像形成部2(Y,M,C,K)の上方側に配置されており、具体的には、その像形成部2(Y,M,C,K)における各感光ドラム21から未定着のトナー像が転写されて保持する像保持手段又は像保持ベルトの一例である中間転写ベルト31を備え、その中間転写ベルト31の周囲に以下の機器を配置して構成されている。
まず、中間転写ベルト31の内側には、複数の支持ロール32a~32が配置されている。中間転写ベルト31は、この複数の支持ロール32a~32eにより、像形成部2(Y,M,C,K)の各一次転写位置を順次通過して矢印Bで示す方向に回転(周回移動)するよう支持されている。このうち支持ロール32aは、駆動ロールおよび二次転写バックアップロールとして構成されている。また、支持ロール32bはテンションロールとして、支持ロール32eは後述するベルト清掃装置(36)の清掃バックアップロールとして、それぞれ構成されている。
また、中間転写ベルト31の内側には、各像形成部2(Y,M,C,K)における上記一次転写装置25が配置されている。一次転写装置25は、中間転写部3の一部を構成するものであり、一次転写電流が供給されるロール形態等の一次転写部材により中間転写ベルト31を感光ドラム21に押し付けるよう構成されている。
また、中間転写ベルト31の支持ロール32aに支持される外周面部分には、用紙9を通過させるとともにその用紙9に中間転写ベルト31上のトナー像を二次転写させる二次転写装置35が配置されている。二次転写装置35は、二次転写電流が供給されるロール形態等の二次転写部材により用紙9を中間転写ベルト31の支持ロール32aに支持される外周面部分に押し付けて通過させるよう構成されている。中間転写部3では、中間転写ベルト31の外周面に二次転写装置35が接触している部位がトナー像の二次転写を行う二次転写位置TP2になる。
さらに、中間転写ベルト31の外側の周囲には、二次転写後の中間転写ベルト31の外周面に残留するトナー等の不要物を除去して清掃するベルト清掃装置36が配置されている。ベルト清掃装置36は、筐体36aの内部に、中間転写ベルト31の外周面に押し当てる板状の清掃部材36b、清掃部材36bで除去した不要物を回転して回収する回収部材37等を配置して構成されている。
用紙剥離部6は、中間転写部3において二次転写終了後の用紙9を中間転写ベルト31から剥離するよう構成された部分である。この用紙剥離部6の詳細については後述する。
給紙部4は、中間転写部3の二次転写する位置TP2に供給すべき用紙9を収容して供給するよう構成された部分である。実施の形態1における給紙部4は、筐体10の内部で像形成部2(Y,M,C,K)よりも下方側の位置に配置されており、具体的には用紙収容体41と、供給装置43等の機器を配置して構成されている。
このうち用紙収容体41は、複数枚の用紙9を所要の向きで積載して収容する積載板42を有し、筐体10の外部に引き出し操作が可能になるよう取り付けられた収容部材である。また、供給装置43は、用紙収容体41の積載板42上に積載されている用紙9を、複数のロール等により上方のものから1枚ずつ繰り出す装置である。
定着部5は、中間転写部3で二次転写されたトナー像を用紙9に定着させるよう構成された部分である。実施の形態1における定着部5は、筐体10の内部で中間転写部3の二次転写位置TP2の上方側の位置に配置されており、具体的には、用紙9の導入口や排出口が設けられた筐体50の内部空間に加熱用回転体51、加圧用回転体52等の機器を配置して構成されている。
このうち加熱用回転体51は、矢印で示す方向に回転するロール形態等からなる定着手段の一部である。加熱用回転体51は、図示しない加熱源により所要の温度に保たれるよう加熱される。加圧用回転体52は、加熱用回転体51に所要の加圧下で接触して従動回転するロール形態等からなる定着手段の一部である。
この定着部5では、加熱用回転体51と加圧用回転体52が接触する部位が、未定着像のトナー像が転写された用紙9を定着するために加熱および加圧するニップ部(定着処理部)FNとして構成される。
この画像形成装置1においては、図1に示されるように、給紙部4と中間転写部3の二次転写位置TP2の間に、給紙部4にある用紙9を二次転写位置TP2まで供給するよう搬送する給紙搬送路Rt1が設けられている。給紙搬送路Rt1は、図1や図2に示されるように、用紙6を挟持して搬送する一対の搬送ロール44や、用紙9の搬送空間を確保して用紙9の搬送を案内する複数の案内部材45a,45b等を配置して構成されている。このうち搬送ロール44は、用紙9の斜行を矯正するとともに用紙9を所要のタイミングで送り出すロール、いわゆるレジロールとして構成されている。
また、画像形成装置1においては、図1に示されるように、中間転写部3の二次転写位置TP2と定着部5のニップ部FNとの間に、二次転写終了後の用紙9をニップ部FNに達するよう誘導する誘導搬送路Rt2が設けられている。誘導搬送路Rt2は、図2に示されるように、用紙9の搬送空間を確保して用紙9の搬送を案内する複数の案内部材46a,46b,56等を配置して構成されている。このうち案内部材56は、定着部5の筐体50における導入口に設けられる導入用の案内部材である。
ここで、図2等に示される一点鎖線VLは、誘導搬送路Rt2における用紙9の理想的な搬送経路を示している。この一点鎖線VLは、中間転写ベルト31の支持ロール32aの回転中心C1と二次転写装置35のロール状の二次転写部材の回転中心C2とを結ぶ直線が二次転写位置TP2のニップ部と交差する交点CP1と、定着部5における加熱用回転体51の回転中心C3と加圧用回転体52の回転中心C4とを結ぶ直線がニップ部FNと交差する交点CP2とを結ぶときに得られる仮想の直線である。
さらに、画像形成装置1においては、図1に示されるように、定着部5と排出口13との間に、定着終了後の用紙9を排紙口13まで搬送して排出収容部12に排出させる排出搬送路Rt3が設けられている。排出搬送路Rt3は、排紙口13の手前における一対の排出ロール47や、用紙9の搬送空間を確保して用紙9の搬送を案内する図示しない案内部材等を配置して構成されている。
この画像形成装置1では、以下の基本的な画像形成の動作が行われる。
まず、画像形成装置1は、図示しない制御手段が外部接続機器等から画像形成の動作を要求する指令を受けると、像形成部2、中間転写部3、給紙部4、定着部5等における所要の部分が所定のタイミングで始動する。ここでは、4つの像形成部2(Y,M,C,K)をすべて作動させて形成する上記4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるカラー画像、いわゆるフルカラー画像を形成する場合の動作を例にして説明する。
像形成部2(Y,M,C,K)では、図1に示されるように、各感光ドラム21が矢印Aで示す方向に回転始動し、各帯電装置22がその感光ドラム21の外周面を所要の電位にそれぞれ帯電させた後、各露光装置23が画像処理された画像信号に対応した光を感光ドラム21の帯電後の外周面に照射して4色に対応する色成分の静電潜像を形成する。
しかる後、各現像装置24(Y,M,C,K)が、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,Kのいずれかの色)からなるトナーを供給して静電作用で付着させることにより現像する。これにより、各感光ドラム21の外周面には、静電潜像に対応した色のトナー像がそれぞれ形成される。
また、像形成部2(Y,M,C,K)では、各ドラム清掃装置26が感光ドラム21の外周面を一次転写後の時期を含めて清掃する。
続いて、中間転写部3では、中間転写ベルト31が矢印Bで示す方向に回転して像形成部2(Y,M,C,K)の一次転写位置を通過する際、各一次転写装置25が像形成部2(Y,M,C,K)における各感光ドラム21の外周面上の各色のトナー像を中間転写ベルト31の外周面に順に一次転写させる。また、中間転写ベルト31が回転していることにより、中間転写ベルト31の外周面に一次転写されたトナー像が二次転写位置TP2にむけて搬送される。
一方、給紙部4では、中間転写部3における二次転写動作のタイミングに合わせて、供給装置43が用紙収容体41に収容されている用紙9を中間転写部3における二次転写位置TP2にむけて供給する。
この際、給紙部4の用紙収容体41から供給装置43により繰り出された用紙9が、給紙搬送路Rt1を通してレジロールである搬送ロール44まで搬送された後、その搬送ロール44により所要のタイミングで二次転写位置TP2に送り出される。
続いて、中間転写部3では、二次転写装置35が中間転写ベルト31の外周面上に一次転写されて保持されたトナー像を二次転写位置TP2に供給される用紙9に一括して二次転写させる。
また、中間転写部3では、ベルト清掃装置36が二次転写後の時期を含めて中間転写ベルト31の外周面を清掃する。
続いて、中間転写部3でトナー像が二次転写された用紙9が、その二次転写位置TP2から誘導搬送路Rt2を通して定着部5へ送られる。
この際、用紙剥離部6では、二次転写位置TP2を通過した後に中間転写ベルト31から十分に又は完全に剥離されていない用紙6を中間転写ベルト31の外周面から分離させて剥離する。
定着部5では、トナー像を保持する用紙9が加熱用回転体51と加圧用回転体52が圧接するニップ部FNに導入されて通過させられる。これにより、用紙9上のトナー像は、ニップ部FNにおいて加圧下で加熱されて溶融し、最終的に用紙9に定着される。
最後に、定着終了後の用紙9は、定着部5から排出された後、排出搬送路Rt3を経由して搬送されて排出収容部12に収容される。
この際、定着部5から排出される用紙9は、排出搬送路Rt2を通して排出ロール46まで送られた後、その排出ロール46により排紙口13を通して筐体10の外部に送り出される。これにより、定着終了後の用紙9は排出収容部12に落下するようにして収容される。
以上の一連の動作が行われることにより、1枚の用紙9の片面に対してフルカラー画像が形成され、基本的な画像形成の動作が終了する。
また、この画像形成装置1では、像形成部2(Y,M,C,K)のいずれか1つを作動させて画像形成の動作を行うことにより単色画像を形成することや、像形成部2(Y,M,C,K)の2つ又は3つを作動させて画像形成の動作を行うことによりフルカラー画像以外のカラー画像を形成することも可能である。
<用紙剥離部における不具合>
ところで、このような画像形成装置1においては、仮に上記用紙剥離部6を設けていないときには、次の不具合が発生する。
例えば、用紙9として画像形成装置1の取扱仕様書等で推奨する条件から外れる薄紙を用いて画像形成が行われた場合に以下の不具合が発生する。
この場合は、図18に例示するように、その薄紙の用紙9Uが、二次転写終了後に中間転写ベルト31から剥離されず中間転写ベルト31に張り付いたままで搬送され、最終的に、その用紙9Uの先端9aを含む前方部分が二次転写位置TP2よりも中間転写ベルト31の回転方向Bの下流側に存在するベルト清掃装置36に突入してしまうことがある。このときの用紙9Uは、ベルト清掃装置36において板状の清掃部材36bにより中間転写ベルト31に押し付けられて挟まれた状態になる。
したがって、この場合は、その用紙9Uをベルト清掃装置36から引き抜くことが難しくなって除去処理が困難になることや、その用紙9Uを引き抜く際にベルト清掃装置36で除去して捕集したトナー等の不要物100が用紙9Uに付着して汚れてしまうことや、その付着したトナーが用紙9Uをベルト清掃装置36から引き出したときに飛散して画像形成装置1の機内を汚してしまうこと等の不具合が発生する。
一方、画像形成装置1では上記用紙剥離部6を設けているが、このときであっても次の新たな不具合が発生することがある。
つまり、用紙剥離部6として、図19に例示するように、先細り形状の先端部611が中間転写ベルト31の外周面に接触した状態で設けられる接触剥離爪610のみを備えた用紙剥離部600を設けた場合は、以下のようになる。
はじめに、この用紙剥離部600が設けられていると、用紙9として上記薄紙の用紙9Uを使用して画像形成が行われたとしても、その薄紙の用紙9Uが二次転写終了後に用紙剥離部600における接触剥離爪610によって中間転写ベルト31から剥離されるか又はその通過が阻止される。このため、このときの薄紙の用紙9Uは、その前方部分が上述したようにベルト清掃装置36に突入してしまうことが防止される。
しかし、この場合は、用紙剥離部600における接触剥離爪610の先端部611が、中間転写ベルト31に残留する転写残りのトナーが付着することにより汚れていることがある。
このため、二次転写終了後の用紙9は、二次転写位置TP2を抜けて移動する際に、その後端9bが接触剥離爪610の先端部611に接触すると、その後端9bに接触剥離爪610の先端部611にある転写残りトナーが付着して汚れてしまうという不具合が発生する。
このような用紙後端9bのトナー汚れは、画像形成が終了した複数枚の用紙9を積み重ねて束のような状態にしたときに、図20において点線で囲った範囲内に示されるように目立った汚れとして認められる。
<用紙剥離部の詳細な構成>
そこで、この画像形成装置1においては、中間転写部3における中間転写ベルト31の二次転写位置TP2を通過した位置に、以下の構成からなる用紙剥離部6を設けている。
用紙剥離部6は、図2から図9等に示されるように、先端部62が中間転写ベルト31の外周面に接触した状態で設けられて二次転写終了後の用紙9を中間転写ベルト31から剥離する第1剥離手段61と、先端部66が中間転写ベルト31の外周面に接触しない状態で設けられて二次転写終了後の用紙9を中間転写ベルト31から剥離する第2剥離手段65とを備えている。
しかも、この用紙剥離部6は、図7、図9等に示されるように、第2剥離手段65を、その先端部66(の先端66a)が中間転写ベルト31の回転方向Bにおいて第1剥離手段61の先端部62(の先端62a)よりも上流側の位置に存在するよう配置しており、かつ、その先端部62が中間転写ベルト31から離れるように動き得る状態で設けられている。
ここで、第2剥離手段65の先端部66が中間転写ベルト31から離れるように動き得る状態で設けられているとは、第2剥離手段65が第1剥離手段61で剥離された用紙9に押されて動かされるよう設けられていると言い換えることができる。また、この動き得る状態で設けられているとは、図7に示されるように、第2剥離手段65が第1剥離手段61で剥離された用紙9に押されて第1剥離手段61との間に挟まれる空間Q1を広げるように動かされるよう設けられていると言い換えることもできる。
実施の形態1における用紙剥離部6では、第2剥離手段65が、図3~5等に示されるように、中間転写ベルト31の幅方向(支持ロール32aの回転軸の方向)Jにおいて第1剥離手段61の両脇に存在する左右の第2剥離手段65A,65Bとして配置されている。
この左右の第2剥離手段65A,65Bは、同様の構成になっている。このため、以下において、第2剥離手段65に関する説明については、第2剥離手段65A,65Bであることを明示しない限り、2つの第2剥離手段65A,65Bに関する説明であるとする。
また、用紙剥離部6は、図2や図3等に示されるように、中間転写ベルト31の幅方向Jにおいて所要の間隔をあけた状態で複数存在するように設けている。実施の形態1では、2つの用紙剥離部6A,6Bを設けている。
用紙剥離部6に関する説明については、以下、用紙剥離部6A,6Bであると明示しない限り、2つの用紙剥離部6A,6Bに関する説明であるとする。
さらに、用紙剥離部6は、図2、図4から図8等に示されるように、第1剥離手段61が支持手段としての固定フレーム70に支持軸63を支点として矢印D1,D2で示す方向に揺動可能な状態で取り付けられており、また、第2剥離手段65が同じく上記支持軸63を支点として矢印D3,D4で示す方向に揺動可能な状態で取り付けられている。
このとき第1剥離手段61は、図8等に示されるように、付勢手段64により矢印D1で示す方向に揺動され続ける状態に保たれるよう付勢されるようになっている。これにより、第1剥離手段61は、使用時に、その先端部62が中間転写ベルト31の外周面に安定して接触するようになる。付勢手段64としては、例えば、コイル状の引張ばねが適用される。
一方の第2剥離手段65は、付勢手段による付勢を受けず、支持軸63に対して単に揺動可能な状態になっている。このときの第2剥離手段は、第1剥離手段61とは独立して動き得る状態で設けられていると言い換えることもできる。さらには、このときの第2剥離手段は、その先端部66が第1剥離手段61の先端部62よりも中間転写ベルト31から離れた位置まで動き得る状態で設けられていると言い換えることもできる。そして、このときの第2剥離手段65は、上記いずれの状態で設けられていると言い表したとしても、その先端部62が中間転写ベルト31から離れるように動き得る状態に設けられていることになる。
用紙剥離部6における第1剥離手段61は、図6等に示されるように、支持軸63が設けられた軸部630と、軸部630から一方向に伸びて先細りする形状の先端部62と、軸部630から先端部62の延びる方向に対して屈折した方向に伸びる形状の腕部614とを有する部材として構成されている。このうち先端部62の剥離された用紙9と向き合う対向部分62bは、用紙9が接触したときの接触面積を少なくする等の観点から、断面が用紙9に向けて先細りする形状からなる刃状の形態にされている。
また、第1剥離手段61は、図6や図8に示されるように、腕部614に、上記付勢手段64の一端の取付け部64bを引っ掛けるための溝状の引っ掛け部614aが設けられている。引っ掛け部614aは、腕部614の端部の下方から斜め上方に食い込むような凹部として形成されている。
一方、用紙剥離部6における第2剥離手段65は、先細りする形状の先端部66と、先端部66の後方側に延びる形状の本体部67とを有する部材として構成されている。本体部67には、第1剥離手段61における支持軸63に対して回動可能に取り付けられる取付孔68が設けられている。
先端部66は、中間転写ベルト31から自然に剥離されて到達する用紙9と向き合ってその用紙9の剥離を補助するよう案内する第1対向部分66bと、第1剥離手段61で剥離された用紙9に押されて矢印D4で示す方向に揺動したときにその用紙9と向き合ってその用紙9を通過させるよう案内する第2対向部分66cを有している。
このうち第1対向部分66bは、第2剥離手段65が矢印D4で示す方向に揺動していないときに、先端部66の先端66aから用紙9の搬送経路側に凸となるように湾曲して又は用紙9を第1剥離手段61から離す方向に案内するように湾曲して取付孔68の近くまで延びる部位として形成されている。また、第2対向部分66cは、第2剥離手段65が矢印D4で示す方向に揺動していないときに、先端部66の先端66aから第1対向部分66bと分かれて用紙9の搬送経路から離れる側に延びるとともにその搬送経路側に凸となるように湾曲して取付孔68を通過する程度まで延びる部位として形成されている。
また、第1対向部分66bと第2対向部分66cはいずれも、第1剥離手段61における先端部62の対向部分62bと同様に、断面が用紙9に向けて先細りする形状からなる刃状の形態に成形されている。
また、先端部66には、図6(B)や図8等に示されるように、第2剥離手段65をその先端部66における先端66aの中間転写ベルト31の外周面から離間する距離Kが保たれる位置で停止させて保持する規制手段69が設けられている。
規制手段69は、第1剥離手段61の中間転写ベルト31に接触しているときの先端部62の一部である対向部分62bに接触するよう設けられた接触部として構成することができる。ちなみに、実施の形態1では左右2つの第2剥離手段65A,65Bを設けているため、規制手段69については、その第2剥離手段65A,65Bどうしが向かい合う内壁面の間を結合する棒状の接触部材として構成されている。
また、本体部67には、図6(B)や図9等に示されるように、第2剥離手段65が矢印D4で示す方向に揺動したときに最大の揺動位置で停止させられる後述する第2揺動停止部(78)に接触する接触形状部67aが設けられている。
実施の形態1における接触形状部67aは、図6(B)に示されるように、先端部66の第1対向部分66bから窪んだ曲線形状からなる部位として形成されている。
用紙剥離部6における固定フレーム70は、図4、図5、図7から図9等に示されるように、隙間空間73を確保するために所要の間隔をあけて対向する対向面部71,72と、対向面部71,72の固定する側の後方部位に配置されて接続される板状の取付け面部75とを有する形状からなる部材である。
このうち対向面部71,72の取付け面部75とは反対側の端部には、図4、図7等に示されるように、第1剥離手段61の支持軸63を嵌め入れて回動可能に保持する軸受け凹部74が設けられている。軸受け凹部74は、対向面部71,72の端部の下方から上方に向けて食い込む形状の凹部として形成されている。
また、対向面部71,72の軸受け凹部74のある端部とは反対の端部側の部位には、隙間空間73を横断する棒状の引っ掛け部76が設けられている。
また、対向面部71,72の軸受け凹部74と引っ掛け部76の間になる部位には、図6、図8、図9等に示されるように、第1剥離手段61の矢印D1で示す方向への揺動を規制して停止させる第1揺動停止部77を設けている。
第1揺動停止部77は、第1剥離手段61の腕部614の外側端部(背部)614bが接触する位置に配置されている。この第1揺動停止部77により、第1剥離手段61の先端部62の先端62aが中間転写ベルト31の外周面に必要以上に食い込んで接触することを防ぐようになっている。
さらに、対向面部71,72の軸受け凹部74と引っ掛け部76の間になる部位には、図4、図6、図8、図9等に示されるように、第2剥離手段65の矢印D4で示す方向への揺動を最大の揺動位置で規制して停止させる第2揺動停止部78を設けている。
第2揺動停止部78は、第2剥離手段65が中間転写ベルト31から離れる方向である矢印D4で示す方向に揺動した際、その第2剥離手段65における規制手段69が最大の揺動位置で接触して停止させる部材として構成されている。実施の形態1における第2揺動停止部78は、固定フレーム70の対向面部71,72の間を結合するよう設けられた棒状の部材で構成されている。
また、固定フレーム70は、図2や図4に示されるように、その取付け面部75を、中間転写部3の二次転写位置TP2の下流側に配置される取付け板38の装着位置に取り付けて固定される。取付け面部75は、固定ネジ等の固定手段79により取付け板38に固定される。
取付け板38は、中間転写部3における支持ロール32、ベルト清掃装置36等を取り付けるための図示しない支持フレームに取り付けられて配置されている。
この用紙剥離部6は、例えば、以下のようにして組み立てられる。
はじめに、第1剥離手段61の支持軸63に対して左右2つの第2剥離手段65A,65Bの取付孔68をそれぞれ嵌め入れる。これにより、第1剥離手段61に左右2つの第2剥離手段65A,65Bを取り付けた構造物とする。
続いて、2つの第2剥離手段65A,65Bが取り付けられた状態の第1剥離手段61について、図4、図5、図7等に示されるように、その支持軸63を固定フレーム70の対向面部71,72における軸受け凹部74に嵌め入れる。しかる後、図8や図9等に示されるように、付勢手段64である引張ばねについて、その一端の取付け部64aを固定フレーム70の対向面部71,72における棒状の引っ掛け部76に引っ掛けたうえで、その他端の取付け部64bを第1剥離手段61の腕部614における溝状の引っ掛け部614aに引っ掛けることにより、取り付ける。
これにより、第1剥離手段61は、図7から図9等に示されるように、固定フレーム70において支持軸63を支点として矢印D1,D2で示す方向に揺動可能に取り付けられるとともに、付勢手段64である引張ばねにより矢印D1で示す方向に揺動し続けるよう付勢された状態で取り付けられる。
また、このときの第1剥離手段61は、その腕部614の外側端部614bが固定フレーム70の対向面部71,72における揺動停止部77に接触して停止し、それ以上は矢印D1で示す方向に揺動できない状態に保たれる。
一方の第2剥離手段65(65A,65B)は、図7から図9等に示されるように、固定フレーム70に取り付けられた状態にある第1剥離手段61の支持軸63を支点として矢印D3,D4で示す方向に揺動可能に取り付けられる。この際、第1剥離手段61の揺動する方向D1,D2と第2剥離手段65の揺動する方向D3,D4は、同じ支持軸63を支点にしていることから、互いに同じ方向になる。
また、このときの第2剥離手段65は、自重により矢印D3で示す方向に揺動し続ける状態にあるとともに、規制手段69が第1剥離手段61の先端部62の対向部分62bに接触して矢印D3で示す方向への揺動が停止させられた状態にある。
この結果、第2剥離手段65は、その先端部66の先端66aが、第1剥離手段61の
先端部62の先端62aから第1剥離手段61の矢印D2で示す揺動方向に一定の離間距離だけ離れた位置に存在する関係になる。
このときの離間距離は、用紙剥離部6を実際に使用したときに、第2剥離手段65の先端部66の先端66aが中間転写ベルト31の外周面から離間する距離(浮く量)に相当する。また、この離間距離は、第2剥離手段65における規制手段69の位置や、第1剥離手段61の先端部62との接触位置などを適宜変更することで所望の値に設定することができる。
さらに、このときの第2剥離手段65A,65Bはいずれも、その各先端部66,66が、図4(B)に示されるように第1剥離手段61の先端部62に対して(中間転写ベルト31の幅方向Jにおいて)所要の間隔S1、S2をそれぞれあけて離間した位置関係になるよう配置される。
このときの間隔S1、S2は、同じ値であるが、異なる値であっても構わない。また間隔S1、S2は、例えば、第1剥離手段61における支持軸63に取り付ける位置や、第1剥離手段61の先端部62又は第2剥離手段65の先端部66の形状等を適宜変更することで設定することができる。
以上により、用紙剥離部6は、図4等に示されるように、固定フレーム70に対して第1剥離手段61と左右2つの第2剥離手段65A,65Bが取り付けられてその組み立てが完了する。また、実施の形態1における用紙剥離部6は、前述したとおり、2つの用紙剥離部6A,6Bが組み立てられて用意される。
そして、用紙剥離部6としての2つの用紙剥離部6A,6Bは、図3に示されるように、中間転写部3における取付け板38の予め定められた2箇所の装着箇所に、固定フレーム70における取付け面部75を固定手段79にて固定することにより装着されて使用可能になる。
2つの用紙剥離部6A,6Bはいずれも、中間転写部3における取付け板38に取り付けられると、図7や図8に示されるように、第1剥離手段61の先端部62が中間転写ベルト31の外周面における所定の位置31mで接触した状態になり、第2剥離手段65(65A,65B)の先端部66が中間転写ベルト31の外周面に接触しない状態(非接触の状態や浮いた状態)になる。
この際、第2剥離手段65の先端部66が中間転写ベルト31の外周面と離間する距離(浮き量)Kは、第1剥離手段61の先端部62を中間転写ベルト31の外周面に接触させることに併せて自動的に確定される。つまり、第1剥離手段61の先端部62は、中間転写ベルト31の外周面に接触して位置が確定される一方で、第2剥離手段65は、その第1剥離手段61の先端部62の対向部分62bに規制手段69が接触することでその揺動が停止させられた状態になるので、このときの第1剥離手段61の先端部62と第2剥離手段65の先端部66との離間距離が上記離間距離Kになる。
第2剥離手段65の先端部66の離間距離Kは、例えば、0.5~5.0mmの範囲内で、好ましくは0.5~3.0mmの範囲内で設定される。
またこの際、第1剥離手段61は、付勢手段64により矢印D1で示す方向に揺動するよう付勢されているので、その先端部62の先端62aが中間転写ベルト31に所要の圧力で接触した状態に保たれる。
さらにこの際、第2剥離手段65は、例えば付勢手段64により矢印D3で示す方向に揺動するよう付勢されていないので、矢印D4で示す方向に揺動可能な状態に保たれる。また、このときの第2剥離手段65は、図9等に示されるように、支持軸63を支点にして矢印D4で示す方向に揺動可能になっているが、固定フレーム70における第2揺動停止部78に接触して最大の揺動位置で停止させられ、それ以上は矢印D4で示す方向に揺動できない状態になる。
ここで、第2剥離手段65における矢印D4で示す方向における最大の揺動位置は、例えば、図9に示されるように、第2剥離手段65の先端部66の先端66aが上記用紙9の理想的な搬送経路VLに接近した位置に設定される。つまり、このときの最大の揺動位置は、第2剥離手段65の先端部66の先端66aが、理想的な搬送経路VLを挟んで誘導搬送路Rt2における案内部材46bとは反対側になる領域内に存在する位置に設定される。
しかも、このときの用紙剥離部6においては、図7に示されるように、第2剥離手段65の先端部66の先端66aが、中間転写ベルト31の回転方向Bにおいて第1剥離手段61の先端部62の先端62aよりも上流側の位置に存在する状態になる。
つまり、図7に示すように、第2剥離手段65における先端部66の先端66aは、その先端66aと中間転写ベルト31の支持ロール32aの回転中心C1とを結ぶ直線L2が、第1剥離手段61における先端部62の先端62aと中間転写ベルト31の支持ロール32aの回転中心C1とを結ぶ直線L1よりも中間転写ベルト31の回転方向Bの上流側にずれた状態になるよう配置されることになる。
この先端部66の先端66aが先端部62の先端62aとずれるときのずれ量(回転方向Bにおいて離間する距離)は、例えば、0mmより大きくかつ5mm以下になる範囲内で、好ましくは3mm以下になる範囲内で設定される。
また、用紙剥離部6は、第1剥離手段61の先端部62を中間転写ベルト31の外周面に接触させる位置31mについて、図7に示されるように、二次転写位置TP2を抜け出した位置から中間転写ベルト31の支持ロール32aに巻き付けられる範囲の巻き付け終点になる位置31eまでの範囲内に設定される。
特にこの用紙剥離部6においては、第2剥離手段の先端部66について、図7や図8に示されるように、用紙9の搬送時における先端9aが中間転写ベルト31から自然に剥がれ始める位置31pよりも中間転写ベルト31の回転方向Bの下流側になる位置に存在するよう配置されている。
上記自然に剥がれ始める位置31pは、例えば、図7や図8に示されるように、中間転写ベルト31が上記理想的な搬送経路VLと交差する位置を適用することができる。ここで、自然に剥がれ始めるとは、用紙9が中間転写ベルト31等の像保持手段から剥離手段による補助を受けずに自ら又は自力で剥離し始めることをいう。
<紙剥離部の機能>
この用紙剥離部6(用紙剥離部6A,6B)は、画像形成装置1による画像形成の動作が行われる際に次のように機能する。
中間転写部3における二次転写位置TP2を通過した用紙9は、例えば上記した取扱仕様書の推奨条件外の薄紙の用紙9Uを使用する場合を除けば、図10(A)に例示されるように、その先端9aが、用紙剥離部6における第2剥離手段65の先端部66よりも中間転写ベルト31の回転方向Bの上流側の位置で中間転写ベルト31から自然に剥がれ始めることが多い。
この場合、中間転写ベルト31から剥がれ始めた用紙9は、用紙剥離部6による剥離作用を受けることなく通過するときもあるが、用紙剥離部6における第2剥離手段65(65A,65B)の先端部66に接触したときには、図7や図10(B)に例示されるように、第2剥離手段65の先端部66(の第1対向部分66b)に接触して案内されるように移動する。これにより、このときの用紙9は、その剥離が第2剥離手段65(65A,65B)の先端部66により補助されて良好に搬送される。
続いて、用紙9は、その先端9aが用紙剥離部6を通過した後も、二次転写位置TP2において矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト31と二次転写装置35との間に挟まれて搬送力を得ながら誘導搬送路Rt2内を進み、図11に一部示されるように、その先端9aから定着部5におけるニップ部FNに導入される。
また、このときの用紙9は、定着部5のニップ部FNにおいて矢印で示す方向に回転する加熱用回転体51と加圧用回転体52との間に挟まれることでも搬送力を得て搬送される。
続いて、用紙9は、その後端9bが二次転写位置TP2を通過して抜け出したとき、図11に例示されるように、特に未定着のトナー像が二次転写された面の側に反るように曲がって変形(カール)していると、そのカールした後端9bが用紙剥離部6に近づくように移動する。
この際、その用紙9の後端9bは、図12に例示されるように、用紙剥離部6における第2剥離手段65(65A,65B)の先端部66の第1対向部分66bに一度接触して移動することがある。
しかし、この場合、第2剥離手段65(65A,65B)の先端部66は、図12に例示されるように、中間転写ベルト31の外周面に接触していないので、中間転写ベルト31に残留する転写残りのトナーをかき取って転写残りのトナーが付着することがない。
このため、このときの用紙9の後端9bは、第2剥離手段65(65A,65B)の先端部66に接触したとしても、その先端部66にあるトナーが付着して汚されることはない。
またこの場合、その用紙9の後端9bは、第2剥離手段65(65A,65B)の先端部66に接触しても、第2剥離手段65の先端部66よりも中間転写ベルト31の回転方向Bの下流側に存在する第1剥離手段61の先端部62に接触しない。なお、第1剥離手段61の先端部62は、中間転写ベルト31の外周面に接触していて中間転写ベルト31に残留する転写残りのトナーをかき取って転写残りのトナーが付着することがある。
このため、このときの用紙9の後端9bは、第1剥離手段61の先端部62に接触したときのように、その先端部62にあるトナーが付着して汚されることもない。
したがって、この用紙剥離部6を備えた画像形成装置1においては、画像形成の動作が行われた際、その画像形成の動作に使用された用紙9の後端9bに第1剥離手段61の先端部62にあるトナーが付着して後端9bが汚されてしまうことが抑制される。
この点、例えば用紙剥離部6における第2剥離手段65(65A,65B)の先端部66が第1剥離手段61の先端部62よりも中間転写ベルト31の回転方向Bの下流側の位置に存在するよう配置して構成した場合には、次の不具合がある。
つまり、このような配置で構成した場合は、用紙9の後端9bが第1剥離手段61の先端部62に接触することがあるので、その用紙9の後端9bに第1剥離手段61の先端部62にあるトナーが付着して汚されることがある。したがって、この場合は、用紙9の後端9bが第1剥離手段61の先端部62にあるトナーが付着して汚されてしまうことを防止することができない。
また、この用紙剥離部6においては、その第2剥離手段65(65A,65B)の先端部66に達する前に中間転写ベルト31から自然に剥離されずに通過する用紙9Xがあった場合でも、次のように機能する。
この場合は、その用紙9Xの先端9aが第2剥離手段65(65A,65B)の中間転写ベルト31と非接触の先端部66を通過してしまうが、第1剥離手段61の中間転写ベルト31に接触している先端部62により掬い上げられて剥離され始める。
続いて、第1剥離手段61により中間転写ベルト31から剥離され始めた用紙9Xは、その先端9aが第2剥離手段65の先端部66(の第2対向部分66c)に接触した後、第2剥離手段65の先端部66を押すように移動する。
これにより、第2剥離手段65は、図13や図14に例示されるように、第1剥離手段61で剥離された用紙9Xに押されるので、支持軸63を支点として矢印D4で示す方向に揺動させられる。つまり、このときの第2剥離手段65は、第1剥離手段61で剥離された用紙9Xの進路を妨げること(塞ぐこと)がない状態に変位する。
また、第1剥離手段61で剥離され始めた用紙9Xについては、図14(A)に例示されるように、その先端9aが第1剥離手段61の先端部62(の対向部分62b)と第2剥離手段65の先端部66(の第1対向部分66b)との間に挟まれて形成される断面くさび状の形状からなる空間Q1に進入した後、第2剥離手段65の先端部66(の第2対向部分66c)に接触して押すように移動することにもなる。
これにより、第2剥離手段65は、図14(B)に例示されるように、その用紙9Xに押されて支持軸63を支点として矢印D4で示す方向に揺動させられるが、そのときに上記空間Q1を拡げるように揺動することにもなる。
この際、図14(A)で示す第2剥離手段65が揺動する前で最小の広さの空間Q1は、第2剥離手段65が揺動する量に応じて拡げられる。
例えば、図14(B)に二点鎖線で示される位置まで揺動させられた第2剥離手段65と実線で示す状態のままの第1剥離手段61とに挟まれて形成される中間的な広さの空間Q2に拡げられた後、同図(B)に実線で示される位置まで揺動させられた第2剥離手段65と実線で示す状態のままの第1剥離手段61とに挟まれて形成される最大の広さの空間Q3まで拡げられる。
この空間Q3は、図9に示されるように、第2剥離手段65の接触形状部67aが第2揺動停止部78に接触して第2剥離手段65が最大の揺動位置で停止したときに形成される空間になる。また、このときの中間的な広さの空間Q2や最大の広さの空間Q3は、第1剥離手段61で剥離された用紙9Xが通過して進む通路の一部を形成することになる。ちなみに、この空間Q3を形成するときの第1剥離手段61の先端部62の対向部分62bと第2剥離手段65の先端部66の第1対向部分66bは、図9等に示されるように、途中で屈曲することなくほぼ連続して同じ方向に緩やかに曲がる曲線を描くような形状で形成されている。
このように第2剥離手段65が動くことにより、第1剥離手段61で剥離された用紙9Xは、その進路が第2剥離手段65により妨げられることや上記空間Q1内にとどめられることがなく、回転する中間転写ベルト31と二次転写装置35との間の二次転写位置TP2において搬送力を受けながら移動し続けることになる。
また、用紙剥離部6を通過するときの用紙9Xは、揺動した第2剥離手段65の第2対向部分66cの一部に接触しつつ案内されて進むか又は用紙9Xの剛性力(腰の強さ)により自力で体勢を整えながら進むことにより、最終的に例えば理想的な搬送経路VLに戻されるよう移動させられる。
続いて、このときの用紙9Xは、用紙剥離部6を通過した後に誘導搬送路Rt2内を進み、その先端9aから定着部5におけるニップ部FNに導入されることでニップ部FNにおいて搬送力を得ることで搬送される。
そして、このときの用紙9Xについても、その後端9bが二次転写位置TP2を通過して抜け出したとき、上記したようにトナー像が二次転写された面の側に反るように曲がってカールしていると、そのカールした後端9bが用紙剥離部6の第1剥離手段61に近づくように移動しようとする。
しかし、この場合は、例えば、用紙剥離部6における矢印D4で示す方向に揺動した第2剥離手段65が用紙9Xの二次転写位置TP2の通過後に用紙9Xにより押される力がなくなることで、矢印D3で示す方向に揺動して元の位置に戻るように動き始める。このとき、用紙9Xのカールした後端9bの側の部分は、図15に例示されるように、矢印D3で示す方向に自重により揺動し始める第2剥離手段65(の先端部66)に一時的に押され、第1剥離手段61から離される方向に移動させられる。
この結果、用紙9Xのカールした後端9bは、二次転写位置TP2を通過して抜け出した後、第1剥離手段61の先端部62に接触することなく通過させられる。
なお、第2剥離手段65は、用紙9Xのカールした後端9bが通過し終わるまで、矢印D3で示す方向に自重で揺動することなく矢印D4で示す方向に揺動して持ち上がったままの姿勢に保たれていることもある。この場合は、用紙9Xのカールした後端9bが、二次転写位置TP2を通過して抜け出した後、第1剥離手段61の先端部62に接触することはない。
したがって、この用紙剥離部6を備えた画像形成装置1においては、画像形成の動作が行われた際、用紙剥離部6における第1剥離手段61の先端部62により剥離される用紙9Xが発生した場合でも、その用紙9Xの後端9bに第1剥離手段61の先端部62にあるトナーが付着して後端9bが汚されてしまうことが抑制される。
ちなみに、このときの用紙9Xは、そのカールした後端9bの側の部分に対して矢印D3で示す方向に揺動しても復元する第2剥離手段65の先端部66が一時的に接触するが、その先端部66にはトナーが付着していないため、トナーの付着により汚されるというおそれがない。
さらに、この用紙剥離部6においては、用紙9として上記した取扱仕様書の推奨条件外の薄紙の用紙9Uを使用して画像形成の動作が行われた場合でも、その薄紙の用紙9Uの先端9aが第1剥離手段61の先端部62により掬い上げられて剥離される。
この場合、その薄紙の用紙9Uが第2剥離手段65の先端部66に接触して押すことにより第2剥離手段65を矢印D4で示す方向に揺動させることができるときは、上記した用紙9Xの場合と同様に用紙剥離部6が機能する。これにより、その薄紙の用紙9Uは、用紙剥離部6を無事通過して搬送されるとともに、その後端9bが第1剥離手段61の先端部62に触れてトナーにより汚されてしまうことが抑制される。
一方、その薄紙の用紙9Uが第2剥離手段65の先端部66に接触して押す状態になっても第2剥離手段65を矢印D4で示す方向に揺動させることができないときは、その進路が第2剥離手段65の存在で妨げられてしまう。このため、このときは、その薄紙の用紙9Uは、その先端9aが用紙剥離部6における第1剥離手段61と第2剥離手段65で挟まれる空間Q1内で停止させられるので、用紙剥離部6においてその先端9aの後方部分から折り重なるように変形し始めて詰まった状態になる。
しかし、このときは、その薄紙の用紙9Uが中間転写ベルト31から剥離されず中間転写ベルト31に張り付いた状態のままで搬送されてベルト清掃装置36に突入してしまう不具合が発生すること(図18)が防止される。またこれにより、薄紙の用紙9Uをベルト清掃装置36から引き抜く除去作業を行う必要もなくなる。
また、この用紙剥離部6においては、第2剥離手段65の先端部66が、用紙9の先端9aが中間転写ベルト31から自然に剥がれ始める位置31pよりも中間転写ベルト31の回転方向Bの下流側になる位置に存在するよう配置されている。
これにより、第2剥離手段65の先端部66には、剥がれ始めた用紙9の先端9aが到達しやくなる。このことによっても、第2剥離手段65の先端部66による用紙9の剥離が安定して行われるようになる。
また、この用紙剥離部6においては、図4(B)に例示されるように、第1剥離手段61の先端部62と2つの第2剥離手段65A,65Bの各先端部66が、中間転写ベルト31の幅方向Jにおいて所要の間隔S1,S2をそれぞれあけた状態で配置されている。
これにより、第1剥離手段61の中間転写ベルト31に接触している先端部62が中間転写ベルト31上の転写残りのトナーをかき取ったときに、その一部のトナーが浮遊して第2剥離手段65に付着して汚してしまうことが抑制される。
さらに、この用紙剥離部6においては、図4(B)等に示されるように、第2剥離手段65として、中間転写ベルト31の幅方向Jにおいて第1剥離手段61の両脇に存在する2つの第2剥離手段65A,65Bを配置している。
これにより、2つの第2剥離手段65A,65Bによって用紙9の剥離が安定して行われる。また、第1剥離手段61で剥離した用紙9(の先端9a)が2つの第2剥離手段65A,65Bに接触して動かすので、2つの第2剥離手段65A,65Bの矢印D4で示す方向への動き(揺動)も安定して行われる。
[他の変形例]
この発明は、上記実施の形態1,2で例示した内容に何ら限定されるものではなく、例えば、以下に挙げるような変形例も含むものである。
用紙剥離部6については、図16(A)に示されるように、第2剥離手段65を、その先端部66の先端66aが中間転写ベルト31の回転方向Bにおいて第1剥離手段61の先端部62の先端62aと同じ位置に存在するよう配置してもよい。
この場合、第2剥離手段65の先端部66の先端66aが中間転写ベルト31と接触する位置は、中間転写ベルト31の支持ロール32aの回転中心C1と第1剥離手段61の先端部62の先端62aが接触する位置31mとを結ぶ直線L1の延長線上の位置になる。具体的には、第2剥離手段65の先端66aが接触する位置は、第1剥離手段61の先端62aが接触する位置31mから第2剥離手段65の先端66aの中間転写ベルト31との離間距離Kに相当する寸法だけ離れた位置になる。
このような位置関係で配置した第1剥離手段61と第2剥離手段65を備える変形例の用紙剥離部6Cでは、その用紙剥離部6Cを通過するときの用紙9は、図16(B)に示されるように、その後端9bが先に第2剥離手段65の中間転写ベルト31と非接触の状態にある先端部66の先端66aに接触し、第1剥離手段61の中間転写ベルト31と接触の状態にある先端部62の先端62aに接触しにくい。
したがって、この変形例の用紙剥離部6Cであっても、その画像形成の動作に使用された用紙9の後端9bに第1剥離手段61の先端部62にあるトナーが付着して後端9bが汚されてしまうことが抑制される。この作用効果は、上記用紙9Xを用いた場合も同様に得られる。
なお、この変形例の用紙剥離部6Cにおいては、用紙9としてその後端9bが未定着のトナー像が二次転写された面の側に反るよう極端に曲げられて変形した用紙が通過する場合には、その変形している後端9bが第2剥離手段65の先端部66を回り込むような状態で第1剥離手段61の先端部62の先端62aに接触するおそれがある。この場合は、その用紙9の後端9bが第1剥離手段61の先端部62にあるトナーの付着により汚れてしまう。
また、用紙剥離部6においては、第2剥離手段65に固定して設けた規制手段69について、第1剥離手段61の一部と接触して停止させられる位置を変更可能な規制手段として構成してもよい。
この変形例の規制手段69を採用した場合は、第2剥離手段65の先端部66の中間転写ベルト31との離間距離Kを微調整することや変更することが容易になる。
また、用紙剥離部6においては、第1剥離手段61、第2剥離手段65又は固定フレーム70に、第2剥離手段65で補助的に剥離された用紙9を第2剥離手段65から離す方向に案内する案内手段を設けてもよい。
この案内手段は、例えば、剥離された用紙9を第2剥離手段65から例えば理想的な搬送経路VLの方に寄せるよう案内する案内部分を有する突起を設けることで構成することができる。また、案内手段としては、例えば、外周全域に鋸刃状の突起が複数配置された板状の回転体(例えばスターホイール)のような案内手段を適用することも可能である。
さらに、案内手段は、第2剥離手段65が矢印D4で示す方向に揺動した場合、第1剥離手段61の先端部62で剥離された用紙9Xの後方部分をその第1剥離手段61からも離す方向に案内するように機能を発揮することが望ましい。この場合を考慮すると、案内手段は、矢印D4で示す方向に最大に揺動したときの第2剥離手段65と第1剥離手段61との間に形成される空間Q3(図14(B)など)内に少なくとも一部が存在して案内するように構成するとよい。
このような案内手段を設けた場合には、第2剥離手段65で剥離された用紙9が案内手段にて第2剥離手段65(場合によっては第1剥離手段61を含む)から離す方向に案内されることにより第1剥離手段61の先端部62からも更に遠ざけられて移動する。この結果、その用紙9の後端9bが第1剥離手段61の先端部62にあるトナーの付着により汚れることが更に抑制される。
また、用紙剥離部6においては、第2剥離手段65を中間転写ベルト31に接近させる矢印D1で示す方向に揺動させるよう付勢する第2付勢手段を設けてもよい。
この第2付勢手段は、例えば、第1剥離手段61を矢印D1で示す方向に揺動させるよう付勢する付勢手段(第1付勢手段)64と同様のコイルばね等を用いて構成される。また、第2付勢手段は、第2剥離手段65を回動自在に支持する第1剥離手段61の支持軸63に装着して一端を第2剥離手段65に接続し、他端を固定フレーム70側に接続するコイルばね等を用いて構成することもできる。
ただし、この第2付勢手段を設ける場合は、その第2付勢手段の付勢力を、第1付勢手段64の付勢力よりも弱い関係であり、しかも第2剥離手段65が第1剥離手段61で剥離された用紙9Xに押されたときに中間転写ベルト31から離間する矢印D4で示す方向に揺動することを可能にする付勢力にする。
このような第2付勢手段を設けた場合には、第2剥離手段65の先端部66が中間転写ベルト31の外周面との離間距離Kを維持して安定した状態に保たれるので、第2剥離手段65による用紙9の剥離が安定してなされる。また、第2剥離手段65が第1剥離手段61で剥離された用紙9Xに押されたときに矢印D4で示す方向に揺動するので、その用紙9Xを詰まらせることがなく、しかも用紙9Xの後端9bが第1剥離手段61の先端部62にあるトナーの付着により汚れることも抑制される。
また、用紙剥離部6については、1つの第1剥離手段61と1つの第2剥離手段65を備える用紙剥離部6Dとして構成することもできる。
しかも、この変形例の用紙剥離部6Dは、例えば、中間転写ベルト31の幅方向Jにおいて間隔をあけた状態で2つ配置する場合、第2剥離手段65が中間転写ベルト31の幅方向(回転軸方向)Jにおいて第1剥離手段61よりも外側の位置に存在するよう配置することが望ましい。
この変形例の2つの用紙剥離部6Dを上記のように配置した場合は、図17(A)に例示されるように、二次転写位置TP2を通過した後において自然に剥離された用紙9の搬送時の幅方向における両端部9c、9dが二次転写の未定着トナー像がある面の側に反るように曲がるように変形して搬送されるときであっても、その用紙9の後端9bが、第2搬送手段65の先端部66に先に接触して支えられるようになるので、第1剥離手段61の先端部62の先端62aに接触することが回避されて、その先端部62にあるトナーが付着して汚れることが防止される。
この点、2つの用紙剥離部6Dについて、例えば、図17(B)に示すように第2剥離手段65が中間転写ベルト31の回転軸方向Jにおいて第1剥離手段61よりも内側の位置に存在するよう配置して構成した場合には、次の不具合がある。
つまり、このように配置して構成した場合は、その用紙9の両端部9c、9dが曲がるように変形したとき、その用紙9の後端9bが、第2搬送手段65の先端部66よりも先に第1剥離手段61の先端部62に接触してしまうことがある。したがって、この場合は、その用紙9の後端9bが第1剥離手段61の先端部62の先端62aにあるトナーが付着することで汚れることになる。
また、用紙剥離部6(変形例の用紙剥離部6C,6Dを含む)は3以上の用紙剥離部6を中間転写ベルト31の幅方向Jにおいて間隔をあけた状態で配置してもよい。ちなみに、用紙剥離部6は、有効である場合には1つ配置して使用する構成としてもよい。
さらに、用紙剥離部6は、中間転写ベルト31から用紙9を剥離する用紙剥離部として設けることに限定されず、用紙9に転写させる未定着像を保持して回転する感光ドラム、中間転写ドラム等の像保持手段から用紙9を剥離する用紙剥離部として設けるようにしてもよい。
この他、実施の形態1では、画像形成装置として現像剤から構成される多色(カラー)画像を形成することが可能な像形成部2および中間転写部3を備えた画像形成装置1を例示したが、この発明は、用紙剥離部6を要する画像形成装置であれば、例えば単色画像を形成する像形成部を備えた画像形成装置にも適用することができる。色画像を形成する像形成部は、中間転写部3が必須でなくなり、その一方で用紙搬送転写部を併用する像形成部を含むものである。
この単色画像を形成する画像形成装置を適用する場合、用紙剥離部6は、感光体等の像保持手段から未定着像を用紙9に直接転写する転写位置の下流側の位置に配置される。
1 …画像形成装置
9 …用紙(記録媒体の一例)
9a…先端
9b…後端
31…中間転写ベルト(像保持手段又は像保持ベルトの一例)
31e…中間転写ベルトの巻き付け終点の位置
31m…第1剥離手段の先端部が中間転写ベルトに接触する位置
31p…中間転写ベルトのうち用紙の先端が自然に剥がれ始める位置
32…支持ロール
61…第1剥離手段
62…先端部
63…支持軸
64…付勢手段(第1付勢手段の一例)
65…第2剥離手段
66…先端部
69…規制手段
B …中間転写ベルトの回転方向
D1,D3…中間転写ベルトに接近する方向
J …中間転写ベルトの幅方向(像保持手段の回転軸方向の一例)
M …第2剥離手段から離す方向
S …間隔
Q …空間
K …離間距離(離間する距離)

Claims (12)

  1. 記録媒体に転写させる未定着像を保持して回転する像保持手段と、
    先端部が前記像保持手段に接触した状態で設けられて当該像保持手段から記録媒体を剥離する第1剥離手段と、
    先端部が前記像保持手段に接触しない状態で設けられて当該像保持手段から記録媒体を剥離する第2剥離手段と、
    を備え、
    前記第2剥離手段は、その先端部が前記像保持手段の回転方向において前記第1剥離手段の先端部と同じ位置又は当該先端部よりも上流側の位置に存在するよう配置されており、かつ、前記第1剥離手段で剥離された記録媒体に押されて当該第2剥離手段の先端部が前記像保持手段から離れるように動き得る状態で設けられている画像形成装置。
  2. 記録媒体に転写させる未定着像を保持して回転する像保持手段と、
    先端部が前記像保持手段に接触した状態で設けられて当該像保持手段から記録媒体を剥離する第1剥離手段と、
    先端部が前記像保持手段に接触しない状態で設けられて当該像保持手段から記録媒体を剥離する第2剥離手段と、
    を備え、
    前記第2剥離手段は、その先端部が前記像保持手段の回転方向において前記第1剥離手段の先端部と同じ位置又は当該先端部よりも上流側の位置に存在するよう配置されており、かつ、前記第1剥離手段で剥離された記録媒体に押されときに当該第2剥離手段の先端部が前記像保持手段から離れるよう動くとともに前記第1剥離手段との間に挟まれる空間を拡げるように動き得る状態で設けられている画像形成装置。
  3. 前記第2剥離手段は、前記第1剥離手段とは独立して動き得る状態で設けられている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2剥離手段は、その先端部よりも後方側の部位に配置される支持軸を支点にして、その先端部が前記像保持手段から離れる方向に揺動するよう設けられている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2剥離手段は、前記支持軸を支点にして揺動するとき、その先端部が前記第1剥離手段で剥離された記録媒体の通過を可能にする位置まで揺動するよう設けられている請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2剥離手段の先端部は、前記像保持手段のうち記録媒体の先端が自然に剥がれ始める位置よりも当該像保持手段の回転方向下流側の位置に存在するよう配置されている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1剥離手段と前記第2剥離手段は、前記像保持手段の回転軸方向において間隔をあけた状態で配置されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2剥離手段は、少なくとも前記像保持手段の回転軸方向において前記第1剥離手段の両脇に配置されている請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記像保持手段がロールに支持されて回転する像保持ベルトであり、
    前記第1剥離手段の先端部が前記像保持ベルトの前記ロールとの巻き付け終点の位置又は前記巻き付け終点よりも当該像保持ベルトの回転方向の上流側の位置に存在するよう配置されている請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2剥離手段をその先端部の前記像保持手段から離間する距離が保たれる位置で停止させて保持する規制手段を備え、
    前記規制手段は、前記停止させて保持する位置を変更可能に設けられている請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1剥離手段と前記第2剥離手段は、その各後方側の部位に配置される共用の支持軸を支点にしてその各先端部がそれぞれ前記像保持手段に対して接近および離間する方向に揺動するよう設けられており、
    前記第1剥離手段を前記像保持手段に対して接近する方向に付勢する第1付勢手段と前記第2剥離手段を前記像保持手段に対して接近する方向に付勢する第2付勢手段とを備え、
    前記第2付勢手段の付勢力は、前記第1付勢手段の付勢力よりも弱い関係でありかつ前記第2剥離手段が前記第1剥離手段で剥離された記録媒体に押されたときに前記像保持手段から離間する方向に揺動することを可能にする付勢力である請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1剥離手段又は第2剥離手段の後方側の位置において、当該第2剥離手段により剥離された記録媒体を当該第2剥離手段から離す方向に案内する案内手段を備えている請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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