JP2005062775A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヒートローラ41と、ヒートローラ41に圧接するプレスローラ42とを有する定着器ユニット4と、回動軸75に支持される外装カバー7と、プレスローラ42を回転自在に支持する定着器フレーム44とを備え、定着器フレーム44が外装カバー7と同方向に回動するように、画像形成装置を構成した。
【選択図】図1
Description
定着器のジャム処理を行うために、例えば、定着器にニップ解除レバーを別途設け、該ニップ解除レバーを操作することにより、ヒートローラとプレスローラとのニップ解除を可能とした画像形成装置が知られている。また、一方のローラの回転解除レバーを別途設け、該回転解除レバーを操作することにより、そのローラを自由回転としてジャム処理を可能とした画像形成装置が知られている。
また、ニップ解除レバーや回転解除レバーを別途設ける構成のため、部品点数が増えてコストが上昇するという問題点があった。さらに、その配置スペースを確保する必要があったため、装置のコンパクト化が難しいという問題点があった。
すなわち、請求項1においては、ヒートローラと、該ヒートローラに圧接するプレスローラとを有する定着器を備えた画像形成装置において、回動軸に支持される外装カバーと、前記プレスローラを回転自在に支持するフレームとを備え、該フレームは、外装カバーと同方向に回動可能とした。
このような構成とした画像形成装置では、外装カバーおよびフレームを、開く方向に回動させると、定着器のヒートローラとプレスローラのニップが解除される。
これにより、従来の画像形成装置では困難であった定着器でのジャム処理を容易に行うことができる。そして、定着器ニップ解除レバーや回転解除レバー等を別途設ける必要ないため、部品点数の増加を抑えることができるとともに、装置のコンパクト化を図ることができる。
このような構成とした画像形成装置では、外装カバーを開く方向に回動させると、外装カバーの回動とともにフレームが回動し、定着器のヒートローラとプレスローラのニップが解除される。
これにより、高温に加熱されている定着器に直接触れることなく、ジャム処理を行うことができ、従来の画像形成装置では困難であった定着器でのジャム処理を容易に行うことができる。そして、定着器ニップ解除レバーや回転解除レバー等を別途設ける必要ないため、部品点数の増加を抑えることができるとともに、装置のコンパクト化を図ることができる。
このような構成とした画像形成装置では、外装カバーを閉じた状態では、当接部材によりフレームが前方(外装カバーを閉じる方向)へ向けて押圧されており、このため、フレームに支持されるプレスローラがヒートローラに圧接されている。この場合、当接部材を最大通紙幅の両外側に配置しているため、プレスローラの軸方向にわたって略均等な押圧力がかかることとなる。
これにより、ジャム処理終了後には、外装カバーおよびフレームを閉じる方向に回動させると、プレスローラとヒートローラとのニップ部に所定のニップ圧をかけることができ、定着器をジャム発生前の状態に容易に復帰させることができる。
図1には、本発明を適用した一実施例である画像形成装置の概略構成を示している。また、図2には、外装カバーを開いた状態の画像形成装置を示している。本実施例の画像形成装置1は、電子写真方式に構成されており、例えば、プリンタ、コピー機、ファクシミリに適用される。
図1、図2に示すように、画像形成装置1は、給紙カセット5の上方に配置されており、該給紙カセット5から繰り込まれた記録紙に画像情報を転写し、定着を行って、画像形成装置1の上部に設けられる排紙トレイ6に記録紙を排出するようにしている。画像形成装置1の後部には、外装カバー(プリンタカバー)7が装置本体1aに対して開閉(回動)可能に設けられている。外装カバー7が画像形成装置1後下部に設けられる回動軸75を中心に回動すると、画像形成装置1の後部が開放される。通常時には、外装カバー7はストッパー等によって係止されて閉じた状態(図1の状態)となっているが、後述するように、ジャム処理を行う場合には、外装カバー7を開いた状態(図2の状態)とする。
画像形成装置1の内部には、給紙カセット5から繰り込まれた記録紙を、画像形成装置1の上部に配置される排紙トレイ6まで搬送する記録紙搬送路9が形成されている。外装カバー7を閉じた状態では、装置本体1aと外装カバー7との間には隙間があり、この隙間に記録紙搬送路9の一部分が形成されている。また、装置本体1aと外装カバー7との間には、後述する定着器フレーム44が配設されている。
なお、16は第2搬送路9Bとの合流部12近傍に備えられる給紙センサ、17は排紙ローラ62・63の近傍に備えられる排紙センサであり、それぞれ、記録紙の通過開始および通過完了を検知するために設けられている。また、18は第2搬送路9Bとの分岐部13に備えられる切換部材であり、両面印刷の場合に、記録紙の搬送方向を切り換えるために設けられている。
ここで、第1フィードローラ72、および第2フィードローラ73・74は、外装カバー7に回転自在に軸支されている。一方、第1フィードローラ71は、後述する定着器フレーム44に回転自在に軸支されている。
これに対して、両面印刷を行う場合には、まず、第1搬送路9Aを前述の搬送方向に沿って、排紙ローラ62・63まで記録紙を搬送する。そして、記録紙を排紙ローラ62・63でニップした状態で、該排紙ローラ62・63の回転方向を切り換えることによって、第1搬送路9Aにおける記録紙の搬送方向を反転する。次いで、反転した記録紙を分岐部13において第2搬送路9Bへ流入させ、前述した搬送方向に沿って搬送し、さらに、合流部12において再び第1搬送路9Aへ流入させて、排紙トレイ6まで搬送する。
ここで、感光体ドラム31は、装置本体1aに回転自在に軸支されている。一方、転写ローラ32は、外装カバー7に回転自在に軸支されている。
定着器フレーム44の筒状部分44aと装置本体1aとの間には隙間があり、この隙間に第1搬送路9Aの一部分が形成されている。同じく、筒状部分44aと外装カバー7との間にも隙間があり、この隙間に第2搬送路9Bの一部分が形成されている。また、この筒状部分44aと外装カバー7との隙間には、後述する当接部材76・76が配設され、該当接部材76・76が筒状部分44aと当接している。
つまり、各ローラ対にはニップ部が形成されて、所定のニップ圧がかかるようにしている。具体的には、レジストローラ14・15対のニップ部、ヒートローラ41・プレスローラ42対のニップ部、第1フィードローラ71・72対のニップ部が形成されている。
なお、当接部材76・76を外装カバー7にではなく、定着器フレーム44に突設する構成としてもよい。
この結果、前述した各ローラ対によるニップが同時に解除され、対向するローラ対の間に隙間が形成される。また、同時に感光体ユニット3の感光体ドラム31から転写ローラ32が離間して、感光体ドラム31・転写ローラ32対の間に隙間が形成される。
なお、定着器フレーム44が自重により回動するようにしているが、回動軸45の定着器フレーム44を支持する部分にトーションスプリングを取り付け、該トーションスプリングの付勢力によって定着器フレーム44を回動させるようにしてもよい。また、定着器フレーム44の回動範囲は、装置本体1aに設けられる規制部材(図示せず)によって所定の範囲に規制されている。
ジャムの発生により、操作者は、外装カバー7を回動させて、画像形成装置1の後部を開放する。この外装カバー7の回動により、前述した各ローラ対によるニップが解除される。具体的には、レジストローラ14・15対によるニップ、第1フィードローラ71・72対によるニップがそれぞれ解除される。また、感光体ドラム31・転写ローラ32対の間に隙間が形成される。これにより、これらのローラ対のニップ部(感光体ドラム31・転写ローラ32対の場合には当接部)で挟まれていた記録紙を取り除くことができる。
また、外装カバー7を回動させると、連動して定着器フレーム44が回動する。この定着器フレーム44の回動により、定着器ユニット4のヒートローラ41とプレスローラ42のニップが解除される。これにより、ヒートローラ41とプレスローラ42のニップ部で挟まれていた記録紙を取り除くことができる。この場合、高温に加熱されている定着器ユニット4に直接触れることなく、ジャム処理を行うことができる。
さらに、外装カバー7を開くという簡単な操作だけで、記録紙搬送路9において発生する殆どのジャムを解消できる。
4 定着器ユニット
7 外装カバー
41 ヒートローラ
42 プレスローラ
44 定着器フレーム
75 回動軸
Claims (3)
- ヒートローラと、該ヒートローラに圧接するプレスローラとを有する定着器を備えた画像形成装置において、
回動軸に支持される外装カバーと、前記プレスローラを回転自在に支持するフレームとを備え、
該フレームは、外装カバーと同方向に回動可能としたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記外装カバーとフレームとは、連動して回動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記外装カバーおよびフレームのうちいずれか一方と当接する複数の当接部材を、外装カバーおよびフレームのうち残り一方の最大通紙幅の両外側に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003296458A JP2005062775A (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003296458A JP2005062775A (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005062775A true JP2005062775A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34372368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003296458A Pending JP2005062775A (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005062775A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292642A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2015011299A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2003
- 2003-08-20 JP JP2003296458A patent/JP2005062775A/ja active Pending
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JP2008292642A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
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