JP7143245B2 - データ収集ユニット、データ収集方法、モデル編集ユニット、モデル編集方法、支援システム、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
本発明が解決しようとする別の課題は、より短時間で、処理システムの構成や付加したい生産情報に応じたプログラムの作成を可能とする、モデル編集ユニット、モデル編集方法、支援システム、プログラム、及び記憶媒体を提供することである。
実施形態に係るモデル編集ユニットは、編集部を備える。前記編集部は、ソフトウェア部品及び編集領域を表示し、前記編集領域において、前記第1プロセッサと前記第1キューとの接続を受け付け、前記第1キューと前記第2プロセッサとの接続を受け付けることで、モデルを構築可能とする。前記ソフトウェア部品は、処理システムに設けられる互いに異なる検出部のデータをそれぞれイベントとして収集する複数の第1プロセッサと、前記複数の第1プロセッサの少なくとも1つで収集された前記イベントを保持する第1キューと、前記第1キューに保持された前記イベントに、それぞれ互いに異なる生産情報を付加し、処理イベントを出力する複数の第2プロセッサと、を含む。
本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
実施形態に係る支援システム1は、例えば、処理システムPSにおけるデータ収集の流れを表すモデル(データ収集フロー)を構築するために用いられる。また、支援システム1は、構築したデータ収集フローに対応するプログラムを生成して処理システムPSのデータ収集を行うためにも用いられる。
読込部11は、第2記憶部32に記憶された定義ファイルを読み込む。
編集部12は、読み込まれた定義ファイルに基づき、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)をディスプレイに表示させる。GUIでは、プラグインに対応するソフトウェア部品を表すアイコンの一覧、アイコンを配置してモデルを構築するための編集領域、ソフトウェア部品の詳細設定画面などが表示される。ユーザは、編集部12により表示されたGUI上でモデルを構築できる。
出力部13は、構築されたモデルに対応する設定ファイルを、データ収集ユニット20が読み込み可能な形式で出力し、第3記憶部33に記憶する。
生成部21は、第3記憶部33に記憶された設定ファイルと、第1記憶部31に記憶されたプラグインと、を読み込む。そして、生成部21は、設定ファイル及びプラグインに対応したプログラムを生成する。
駆動部22は、生成部21で生成されたプログラムを駆動させ、当該プログラムに沿って処理システムPSのデータ収集を行う。
判定部23は、設定ファイルと、第2記憶部32に記憶された定義ファイルと、を読み込む。第2記憶部32の定義ファイルには、設定ファイルの文法定義が含まれている。判定部23は、定義ファイルの文法定義に基づいて、設定ファイルにおけるテキストの記述が適切か判定する。
設定ファイルに誤りが無かった場合、判定部23は、設定ファイルを生成部21に出力する。その後の生成部21における動作は、上述した通りである。
図2は、実施形態に係る支援システムの動作を表すフローチャートである。
図3~図5は、編集部により表示されるGUIを例示する模式図である。
第1プロセッサは、処理システムに設置された特定の検出部のデータを受け付けると、イベントを生成する。例えば、センサまたはバーコードリーダにより、ワークが処理システムに投入されたことが検出されると、第1プロセッサは、その検出データに応じてイベントを生成する。
第2プロセッサは、生成されたイベントを処理し、処理イベントを出力する。例えば、第2プロセッサは、イベントに生産情報を付加し、処理イベントとして出力する。生産情報は、例えば、ワークのID、ロットのID、処理システムPSのID、処理システムPSを担当しているオペレータのID、処理システムPSで実施される工程のIDなどの少なくとも1つを含む。
第3プロセッサは、外部データベースやFTPサーバなどの外部へイベントを出力する。
上述したように、実施形態に係るモデル編集ユニット10において、編集部12は、ソフトウェア部品及び編集領域43をGUIに表示する。ユーザは、編集領域43において、複数の第1プロセッサの少なくとも1つとキューとを接続し、当該キューと複数の第2プロセッサの少なくとも1つとを接続することで、モデルを構築できる。従って、検出部のデータに生産情報を付加するためのプログラムのモデルを容易に構築できる。
されるイベントで代替することが可能である。これにより、処理システムPSの運転の少なくとも一部を自動化できる。
以下で、実施形態に係る支援システム1を用いた、具体的なデータ収集フローの構築方法について説明する。
図6は、編集部により表示されるGUIを例示する模式図である。
図6に表した例では、ソフトウェア部品として、"MemoryEventQueue"(キュー41a)、"OrderedMemoryEventQueue"(キュー41b)、"SQLEventQueue"(キュー41c)、"BarcodeReaderProcessor"(プロセッサ42a)、"SensorInputProcessor"(プロセッサ42b)、"FtpOutputProcessor"(プロセッサ42c)、"GridDbOutputProcessor"(プロセッサ42d)、"AnalogTrimProcessor"(プロセッサ42e)、"BasicStateMachineProcessor"(プロセッサ42f)が表示されている。
図7(a)では、編集領域43にプロセッサ42bが配置され、プロセッサ42bの詳細設定画面が開かれている。例えば、この詳細設定画面では、イベントドレインを設定するための項目45hが表示される。なお、ここでは、イベントドレインとは、イベントが出力される出力端子を意味する。
図6のGUI上で構築されたモデルは、図9に表したように、BCRデータ受信部61、シリアルデータ受信部62、入力用イベントデータリスト63、入力用プロセスデータリスト64、ステートマシン駆動部65、ステートマシンリスト66、設定ファイル読込部67、紐付け部68、出力用イベントデータリスト69、出力用プロセスデータリスト70、イベントデータ出力部71、及びプロセスデータ出力部72を備えるデータ収集フロー2に対応する。
図10(a)は、実際のワークの処理の一例を表す模式図である。図10(b)は、図10(a)に対応した仮想上のワークの処理を表す模式図である。
図11は、仮想ワークの一例を表すステートマシン図である。
なお、図11のステートマシン図は、Unified Modeling Language(UML)で作成されたものである。
図12は、製造装置の動作とそれに応じた仮想ワークの状態の一例を表すグラフである。
なお、ID紐付け後の波形データについては、紐付けが行われた部分が実線で表され、紐付けされていない部分は破線で表されている。
時刻t2で、加工室投入イベントが生成されると、仮想ワークが状態S12に遷移する。このとき、加工室内の圧力データの切り出しが開始される。
時刻t3で、加工室払出イベントが生成されると、仮想ワークが状態S13に遷移する。このとき、加工室内の圧力データの切り出しが終了する。
時刻t2から時刻t3までの間の波形データが切り出され、1番目のワークのIDと紐付けられる。
時刻t5で、ワーク払出イベントが生成されると、仮想ワークが状態S15(終端状態)に遷移し、消滅する。
また、検出部のデータに付加したい生産情報が変わった場合も、その変更に対応して第2プロセッサを組み替えることで、所望の生産情報を付加可能なデータ収集フローを構築できる。
また、データの出力方式や、出力されるデータの形式を変更したい場合も、その変更に対応して第3プロセッサを組み替えることで、所望の出力方式及びデータ形式を出力可能なデータ収集フローを構築できる。
また、データ収集ユニット20は、監視制御ユニットにより構成される。このユニットのプログラム格納部には、当該ユニットを、生成部21、駆動部22、判定部23、通知部24などとして機能させるためのプログラムが格納されている。
Claims (27)
- 処理システムに設けられる検出部のデータをイベントとして収集する第1プロセッサと、
前記第1プロセッサによって収集された前記イベントを保持する第1キューと、
前記第1キューに保持された前記イベントに生産情報を付加し、処理イベントを出力する第2プロセッサと、
が、表示された編集領域において互いに接続されて構築されたデータ収集フローを読み込み、
前記データ収集フローに対応するプログラムを駆動することで、前記処理システムからの前記生産情報が付加された前記データの収集を実行する、
データ収集ユニット。 - 前記収集において、
前記処理システムへのワークの投入を示す前記イベントが保持されると、複数の状態と、前記複数の状態間の遷移と、アクションと、を含むステートマシンを生成し、
前記生産情報としてIDを発番して前記ステートマシンに付加する、
請求項1記載のデータ収集ユニット。 - 前記収集において、
前記処理システムにおける波形データを前記イベントとして収集し、
前記波形データの一部を切り出し、前記IDと紐付ける、
請求項2記載のデータ収集ユニット。 - 前記データ収集フローは、前記処理イベントの保持と、前記処理イベントの出力と、をさらに含む、請求項1~3のいずれか1つに記載のデータ収集ユニット。
- 前記データ収集フローに対応する設定ファイルと、前記設定ファイルの文法定義を含む定義ファイルと、を読み込み、
前記文法定義に基づいて、前記設定ファイルの文法に誤りが無いか判定し、誤りが無かった場合に、前記設定ファイルに記述された前記データ収集フローを読み込む、請求項1~4のいずれか1つ記載のデータ収集ユニット。 - 前記設定ファイルの文法に誤りが有った場合に、通知を発する、請求項5記載のデータ収集ユニット。
- 請求項1~6のいずれか1つに記載のデータ収集ユニットと、
前記第1プロセッサ、前記第1キュー、及び前記第2プロセッサを含むソフトウェア部品に対する操作を受け付け可能な前記編集領域を表示させ、
構築された前記データ収集フローを出力する、
モデル編集ユニットと、
を備えた支援システム。 - コンピュータが、
処理システムに設けられる検出部のデータをイベントとして収集する第1プロセッサと、
前記第1プロセッサによって収集された前記イベントを保持する第1キューと、
前記第1キューに保持された前記イベントに生産情報を付加し、処理イベントを出力する第2プロセッサと、
が、表示された編集領域において互いに接続されて構築されたデータ収集フローを読み込み、
前記データ収集フローに対応するプログラムを駆動することで、前記処理システムからの前記生産情報が付加された前記データの収集を実行する、
データ収集方法。 - 前記収集において、前記コンピュータが、
前記処理システムへのワークの投入を示す前記イベントが保持されると、複数の状態と、前記複数の状態間の遷移と、アクションと、を含むステートマシンを生成し、
前記生産情報としてIDを発番して前記ステートマシンに付加する、
請求項8記載のデータ収集方法。 - 前記収集において、前記コンピュータが、
前記処理システムにおける波形データを前記イベントとして収集し、
前記波形データの一部を切り出し、前記IDと紐付ける、
請求項9記載のデータ収集方法。 - 前記コンピュータが、
前記データ収集フローに対応する設定ファイルと、前記設定ファイルの文法定義を含む定義ファイルと、を読み込み、
前記文法定義に基づいて、前記設定ファイルの文法に誤りが無いか判定し、誤りが無かった場合に、前記設定ファイルに記述された前記データ収集フローを読み込む、
請求項8~10のいずれか1つ記載のデータ収集方法。 - 前記設定ファイルの文法に誤りが有った場合に、前記コンピュータが、通知を発する、請求項11記載のデータ収集方法。
- 請求項8~12のいずれか1つに記載のデータ収集方法をコンピュータに実行させるプログラム。
- 請求項8~12のいずれか1つに記載のデータ収集方法をコンピュータに実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
- ワークを処理する処理システムに設けられる互いに異なる検出部のデータをイベントとして収集する第1プロセッサと、
前記第1プロセッサによって収集された前記イベントを保持する第1キューと、
前記第1キューに保持された前記イベントに生産情報を付加し、処理イベントを出力する第2プロセッサと、
を含むソフトウェア部品と、編集領域と、を表示し、前記編集領域において、前記第1プロセッサと前記第1キューとの接続を受け付け、前記第1キューと前記第2プロセッサとの接続を受け付けることで、モデルを構築可能とする編集部を備えたモデル編集ユニット。 - 前記検出部は、カメラ、バーコードリーダ、近接センサ、光電センサ、温度センサ、圧力センサ、及び流量センサからなる群より選択された少なくとも1つを含む、請求項15記載のモデル編集ユニット。
- 前記ソフトウェア部品は、第2キュー及び第3プロセッサを含み、
前記第2キューは、前記第2プロセッサから出力された前記処理イベントを保持し、
前記第3プロセッサは、前記第2キューに保持された前記処理イベントを、それぞれ、互いに異なる方式で外部に出力する請求項15又は16に記載のモデル編集ユニット。 - 出力部をさらに備え、
前記出力部は、構築された前記モデルを、前記処理システムのデータを収集するデータ収集ユニットで読み込み可能な設定ファイルとして出力する請求項15~17のいずれか1つに記載のモデル編集ユニット。 - 前記第2プロセッサは、
前記処理システムへのワークの投入を示す前記イベントが前記第1キューに保持されると、複数の状態と、前記複数の状態間の遷移と、アクションと、を含むステートマシンを生成し、
前記生産情報としてIDを発番して前記ステートマシンに付加する
請求項15~18のいずれか1つに記載のモデル編集ユニット。 - 前記第1プロセッサは、前記処理システムにおける波形データを前記イベントとして収集し、
前記第2プロセッサは、前記波形データの一部を切り出し、前記IDと紐付ける請求項19記載のモデル編集ユニット。 - 請求項15~20のいずれか1つに記載のモデル編集ユニットと、
データ収集ユニットと、
を備え、
前記データ収集ユニットは、
前記モデルに対応するプログラムを生成する生成部と、
前記プログラムを駆動する駆動部と、
を有する支援システム。 - コンピュータが、
ワークを処理する処理システムに設けられる互いに異なる検出部のデータをイベントとして収集する第1プロセッサと、
前記第1プロセッサによって収集された前記イベントを保持する第1キューと、
前記第1キューに保持された前記イベントに生産情報を付加し、処理イベントを出力する第2プロセッサと、
を含むソフトウェア部品と、編集領域と、を表示し、前記編集領域において、前記第1プロセッサと前記第1キューとが接続され、前記第1キューと前記第2プロセッサとが接続されることで、モデルを構築する、モデル編集方法。 - 前記ソフトウェア部品は、第2キュー及び第3プロセッサを含み、
前記第2キューは、前記第2プロセッサから出力された前記処理イベントを保持し、
前記第3プロセッサは、前記第2キューに保持された前記処理イベントを、それぞれ、互いに異なる方式で外部に出力する請求項22記載のモデル編集方法。 - 前記第2プロセッサは、
前記処理システムへのワークの投入を示す前記イベントが前記第1キューに保持されると、複数の状態と、前記複数の状態間の遷移と、アクションと、を含むステートマシンを生成し、
前記生産情報としてIDを発番して前記ステートマシンに付加する
請求項22又は23に記載のモデル編集方法。 - 前記第1プロセッサは、前記処理システムにおける波形データを前記イベントとして収集し、
前記第2プロセッサは、前記波形データの一部を切り出し、前記IDと紐付ける請求項24記載のモデル編集方法。 - 請求項22~25のいずれか1つに記載のモデル編集方法を前記コンピュータに実行させるプログラム。
- 請求項22~25のいずれか1つに記載のモデル編集方法を前記コンピュータに実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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