JP7142877B2 - 塗布具 - Google Patents

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本発明は、インキの補充時においてインキタンクから不用意にインキがこぼれるのを防ぐことができる塗布具に関するものである。
従来から、インキタンクを備えた種々の塗布具が市販されている。例えば、水性・油性の筆記具用インキ類、インキジェットプリンタ用インキ類、アイライナー等の化粧液、塗料や薬剤等の塗布液といった液料(以下、インキという)を流動状態で収容するインキタンクを備えた塗布具が周知である。
しかしながら、インキが自由に流動できる状態でインキを貯留し、かつインキの補充もできるようにした塗布具においては、インキを補充する際にインキタンク内の加圧によってインキが外部へ漏れ落ちるおそれがあるという問題があった。
そこで、特許文献1に示されるように、インキタンクと蓋とを螺合によって着脱自在とするとともに、螺合部に隙間を形成してインキが外部へ漏れ落ちるのを防止した塗布具が提案されている。
ところが、特許文献1に記載のものでは、キャップの螺合解除時に密栓状態が解除されるため、キャップ螺合解除の状態で傾けたり、落としたりするとインキがこぼれるという不具合があった。また、第7の実施形態に弾性体で栓体を付勢して補充孔を密栓状態にする構造が示されているが、キャップの螺合解除時に徐々に密栓状態が弱くなりインキが漏れるおそれがあるという問題があった。
特許4192770号公報
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、キャップの螺合解除時においても密栓状態を維持することができて、インキの補充時においてインキタンクから不用意にインキがこぼれるのを確実に防止することができ、しかも簡単な構造で操作性にも優れている塗布具を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明の塗布具は、塗布具本体と、該塗布具本体に設けたインキタンクと、該インキタンク後端に形成されたインキ補充孔と、該インキ補充孔を密栓するための栓体を備えたキャップとを有し、該キャップは塗布具本体に脱着自在に嵌合され、前記キャップを開いてインキの補充を行うようにした塗布具であって、
キャップの嵌合解除時において、前記栓体が前記インキ補充孔を密閉して密栓状態を維持する構造となっていることを特徴とするものであり、これを請求項1に係る発明とする。
好ましい実施形態によれば、前記栓体が、インキ補充孔に挿入されることで密栓状態とするものが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
また、その他の好ましい実施形態によれば、前記栓体とキャップが別体として構成されており、栓体の外周面とキャップのどちらか一方に形成した凹部と、他方に形成した突部が係合していて、栓体は前記突部又は凹部に規制されて軸方向に摺動するように構成されているものが好ましく、これを請求項3に係る発明とする。
請求項1に係る発明では、塗布具本体と、該塗布具本体に設けたインキタンクと、該インキタンク後端に形成されたインキ補充孔と、該インキ補充孔を密栓するための栓体を備えたキャップとを有し、該キャップは塗布具本体に脱着自在に嵌合され、前記キャップを開いてインキの補充を行うようにした塗布具であって、キャップの嵌合解除時において、前記栓体が前記インキ補充孔を密閉して密栓状態を維持する構造となっているので、キャップ螺合解除の状態で傾けたり、落としたりしてもインキタンクから不用意にインキがこぼれることをなくすことができる。
また、請求項2に係る発明では、栓体が、インキ補充孔に挿入されることで密栓状態としたので、螺合解除時においても栓体がインキ補充孔に挿入されており、常に一定の密栓状態を維持することができる。
また、請求項3に係る発明では、栓体とキャップが別体として構成されているので、栓体とインキ補充孔の間で摩擦力が働かず補充孔及び栓体が摩耗するのを防止することができる。更に、栓体の外周面とキャップのどちらか一方に形成した凹部と、他方に形成した突部が係合していて、栓体は前記突部又は凹部に規制されて軸方向に摺動するように構成されているので、螺合解除時におけるキャップと栓体との動きにズレを発生させ、キャップの螺合が解除されている間、栓体は動かずにインキ補充孔を密閉して密栓状態を維持することができ、この結果、栓体とインキ補充孔の間で摩擦力が働かず補充孔及び栓体が摩耗するのを防止することができると同時に、螺合解除時にインキタンクから不用意にインキがこぼれるのをなくすことができる。
螺合時における本発明の実施の形態を示す断面図である。 螺合解除時を示す断面図である。 キャップの分離時を示す断面図である。 螺合開始時を示す断面図である。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図面は、塗布具の一例として、インキタンクを備えた筆記具を示すものである。図1は、螺合時(螺合が完了した状態)における中央縦断面を示す図で、図中、1は塗布具本体であり、この塗布具本体1は軸部2とキャップ3で構成されている。軸部2には、芯2aとインキ貯留部材2bが内蔵され、キャップ3にはインキタンク4が内蔵されており、これら軸部2とキャップ3とは螺合により結合されている。
前記インキタンク4の後端にはインキ補充孔4aが形成され、このインキ補充孔4a内にキャップに備えられた弾力性を有する栓体5を挿入することによって密封するよう構成されている。なお、栓体5の略下半分は肉盗み加工されて筒状となっており、インキ補充孔4aへの挿入性および密着性が高められている。
このように、栓体5をインキ補充孔4aに挿入することで密栓状態とするようにしたので、常に一定の密栓状態を維持できることとなる。また、栓体5とキャップ3が別体として構成されていて、栓体5をキャップ3の中央に設けた孔部3aに嵌合させた構造となっているので、栓体5とインキ補充孔4aの間で摩擦力が働かず補充孔及び栓体が摩耗するのを防止することができることとなる。
また、前記栓体5は、キャップ3の螺合解除時において、前記インキ補充孔4aを密閉して密栓状態を維持する構造となっており、螺合解除時にインキタンク4から不用意にインキがこぼれることを防止している。なお、キャップ3の螺合を解いた後は、キャップ4を取外すとともに栓体5をインキ補充孔4aから取外して、インキの補充を行うものである。
前記栓体5は円柱状のものであり、上方部の外周面には凹部として縮径部6が形成されているとともに、縮径部6の両端には上部段部7aと下部段部7bが形成されている。一方、キャップ3の孔部3aには中心に向けて突出する突部8が形成されており、この突部8が前記縮径部6に係合した構造となっている。従って、前記栓体5は前記突部8に規制されて上部段部7aと下部段部7bとの距離だけ軸方向に摺動するよう構成されている(図1の円内に示した拡大図を参照)。
次に、以上の構成からなる塗布具のキャップの取り外しについて説明する。
図1は、軸部2の上端内周に設けた雌ネジ9aとキャップ3の下端外周に設けた雄ネジ9bとが完全に螺合して、軸部2に対しキャップ3が結合している状態を示すものであり、キャップ3は最下端まで下がった位置にある。この時、栓体5は下部段部7bがキャップ3の突部8に係止されて下方側へ押し込まれた状態となっている。この状態では、栓体5の下方部がインキ補充孔4aに挿入されて密栓状態が維持されており、インキの漏れはない。
図2は、前記軸部2の雌ネジ9aとキャップ3の雄ネジ9bとの螺合を解除した状態を示すものであり、螺合解除によりネジの長さ分だけキャップ3が上方へ移動している。この時、栓体5には縮径部6が形成されているため、キャップ3の突部8は栓体5と係止関係がなくキャップ3のみが移動することとなる。この結果、前記軸部2とキャップ3との螺合は解除されるが、栓体5の移動はなく、インキ補充孔4aの密栓状態が維持されるためインキの漏れは防止されることとなる。
なお、前記ネジの長さと縮径部6の長さは略等しくなっているので、螺合を解除した状態では上部段部7aとキャップ3の突部8とが係止した状態となる。
図3は、キャップを分離した状態を示すものである。
図2の段階で軸部2とキャップ3との螺合は解除されているので、更にキャップ3を引き上げると栓体5はインキ補充孔4aから外れ、またインキタンク4は露出することとなる。この状態では、インキタンク4へインキの補充を容易に行うことができる。
図4は、キャップ3を軸部2に対して再び螺合結合を始める状態を示すものである。
図3の状態で栓体5は、上部段部7aとキャップ3の突部8とが係止して、栓体5がキャップ3に対し最も下方に位置した状態にあった。図4に示すように、キャップ3を再び螺合結合を開始する位置にセットすると、キャップ3の押し下げに伴い突部8が栓体5の下部段部7bに係止した状態となる。なお、この螺合開始位置では、栓体5の前方部はインキ補充孔4a内に挿入した状態となっている。
更にキャップ3を回動していくと、キャップ3はネジの長さ分だけ下方へ移動していき、同時に突部8が栓体5の下部段部7bに係止しているので、栓体5も下方へ同様に移動していく。キャップ3と軸部2の螺合結合が終了すると、再び図1の状態に戻り、インキ補充孔4aは栓体5によって密栓された状態となり、インキの漏れは完全に防止されることとなる。
本実施形態ではキャップ3と塗布具本体1との嵌合方法として螺合を採用しているが、この他に圧入嵌合、凹凸嵌合など種々の篏合方法を適用することができる。また、キャップ3と栓体5における縮径部6と突部8の関係は逆でも良く、キャップ3の孔部3aに縮径部6、栓体5に突部8を形成するようにしても動作上問題はない。また、栓体5とキャップ3は別体ではなく、一体として構成してもよい。
以上の説明からも明らかなように、本発明はキャップの螺合解除時において、栓体がインキ補充孔を密閉して密栓状態を維持する構造となっているので、キャップ螺合解除の状態で傾けたり、落としたりしてもインキタンクから不用意にインキがこぼれることを確実になくすことができる。また、栓体とキャップを別体として構成し、かつ円柱状の栓体の外周面に形成した縮径部と、キャップに形成した突部とが係合していて、栓体は前記突部に規制されて軸方向に摺動するように構成したので、キャップの螺合が解除されている間、栓体は動かずにインキ補充孔を密閉して密栓状態を維持することができ、栓体とインキ補充孔の間で摩擦力が働かず補充孔及び栓体が摩耗するのを防止することができると同時に、螺合解除時にインキタンクから不用意にインキがこぼれるのをなくすことができる。
1 塗布具本体
2 軸部
2a 芯
2b インキ貯留部材
3 キャップ
3a 孔部
4 インキタンク
4a インキ補充孔
5 栓体
6 縮径部
7a 上部段部
7b 下部段部
8 突部
9a 雌ネジ
9b 雄ネジ

Claims (3)

  1. 塗布具本体と、該塗布具本体に設けたインキタンクと、該インキタンク後端に形成されたインキ補充孔と、該インキ補充孔を密栓するための栓体を備えたキャップとを有し、該キャップは塗布具本体に脱着自在に嵌合され、前記キャップを開いてインキの補充を行うようにした塗布具であって、
    キャップの嵌合解除時において、前記栓体が前記インキ補充孔を密閉して密栓状態を維持する構造となっていることを特徴とする塗布具。
  2. 栓体が、インキ補充孔に挿入されることで密栓状態とする請求項1に記載の塗布具。
  3. 栓体とキャップが別体として構成されており、栓体の外周面とキャップのどちらか一方に形成した凹部と、他方に形成した突部が係合していて、栓体は前記突部又は凹部に規制されて軸方向に摺動するように構成されている請求項1又は2のいずれかに記載の塗布具。
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