JP7141933B2 - 車両台数計算システム - Google Patents

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Description

本発明は、すべての利用希望者を効率的に送迎できる車両の台数を計算する車両台数計算システムに関する。
近年、利用者の需要(予約)を集約して、利用者を乗り合わせて運行するオンデマンド型の車両運行システムが注目されている。
例えば、運行計画作成部を備える管理センターと、複数のバス車両とを備えるデマンドバスシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
そのようなデマンドバスシステムでは、管理センターに駐在するオペレータが、電話装置により利用者から、希望乗車位置、希望降車位置および乗車希望時刻を含む需要を受けて、その需要の内容を運行計画作成部に入力して、運行計画作成部が運行計画を作成することにより、利用者の利用予約を受け付ける。
特開2009-294904号公報
しかし、特許文献1に記載のデマンドバスシステムでは、先の利用者に続いて、次の利用者がバス車両への予約を希望しても、次の利用者の乗車希望時刻やバス車両の定員などに起因して、次の利用者が予約できない場合がある。
この場合、デマンドバスシステムが備えるバス車両の台数を増やすことが検討されるが、バス車両の増加数が不十分であると、利用希望者の予約不可を十分に解消できず、バス車両の増加数が過剰であると、設備コストが過度に増大してしまうという不具合がある。
そこで、本発明は、すべての利用希望者を効率的に送迎できる車両の台数を計算できる車両台数計算システムを提供する。
本発明[1]は、利用者の希望乗車位置および希望降車位置を含む運行ルートと、前記利用者の希望時間帯と、前記利用者の乗車希望人数と、車両の乗車可能人数とを含む運行計画を格納する運行計画格納領域と、前記運行計画を予約できなかった予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置と、前記予約不可者の希望時間帯と、前記予約不可者の希望乗車人数とを含む予約不可情報を格納する予約不可情報格納領域と、前記利用者の希望乗車位置および希望降車位置と、前記予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置とに基づいて仮想ルートを計算するルート計算手段と、前記仮想ルートに含まれる、前記利用者の希望乗車位置および希望降車位置と、前記予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置とへの到着時間を計算する時間計算手段と、前記時間計算手段が計算したすべての到着時間が前記利用者および前記予約不可者のすべての希望時間帯を満たすか否かを判断するステップと、前記すべての到着時間が前記利用者および前記予約不可者のすべての希望時間帯を満たさない場合、前記ルート計算手段に前記仮想ルートを再計算させる第1判断手段と、前記利用者の希望乗車人数と前記予約不可者の希望乗車人数とに基づいて、前記仮想ルートにおける車両の乗車人数を計算する人数計算手段と、前記仮想ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下であるかを判断するステップと、前記仮想ルートにおける車両の乗車人数が乗車可能人数を超過する場合、前記ルート計算手段に前記仮想ルートを再計算させる第2判断手段と、前記すべての到着時間が前記利用者および前記予約不可者のすべての希望時間帯を満たし、かつ、前記仮想ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下である場合、前記運行ルートの数と前記仮想ルートの数とを比較して、すべての前記利用者および前記予約不可者の送迎に必要となる車両台数を計算する車両台数計算手段と、を備えている、車両台数計算システムを含む。
このような構成によれば、ルート計算手段が、利用者および予約不可者(以下、利用希望者とする。)の希望乗車位置および希望降車位置に基づいて仮想ルートを計算し、時間計算手段が、仮想ルートに含まれる利用希望者の希望乗車位置および希望降車位置への到着時間を計算し、人数計算手段が、利用希望者の希望乗車人数に基づいて、仮想ルートにおける車両の乗車人数を計算する。
そして、第1判断手段が、すべての到着時間が利用希望者のすべての希望時間帯を満たすか否かを判断し、第2判断手段が、仮想ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下であるかを判断し、それらの条件を満たさない場合、第1判断手段および/または第2判断手段は、ルート計算手段に仮想ルートを再計算させる。
一方、すべての到着時間が利用希望者のすべての希望時間帯を満たし、かつ、仮想ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下である場合、車両台数計算手段が、運行ルートの数と仮想ルートの数とを比較して、すべての利用希望者の送迎に必要となる車両台数を計算する。
そのため、すべての利用希望者の送迎に必要な車両台数を円滑に計算することができる。
本発明の車両台数計算システムによれば、すべての利用希望者の送迎に必要な車両台数を計算することができる。
図1は、本発明の車両台数計算システムの一実施形態としての運行管理システムを示す概略構成図である。 図2は、図1に示す運行管理システムの処理が含む情報蓄積プロセスのフローチャートを示す。 図3は、図2に示す運行計画作成プロセスのフローチャートを示す。 図4は、図1に示す運行管理システムの処理が含む車両台数計算プロセスのフローチャートを示す。
<運行管理システム>
図1を参照して、本発明の車両台数計算システムの一実施形態としての運行管理システム1を説明する。
図1に示すように、運行管理システム1は、複数の利用希望者を送迎する車両の運行を管理でき、かつ、すべての利用希望者の送迎に必要な車両台数を計算できる車両台数計算システムである。
より詳しくは、運行管理システム1は、複数の利用希望者の需要を集約して利用希望者を乗り合わせて送迎するオンデマンド型の車両の運行を管理でき、オンデマンド型の車両運行を効率的に実施できる車両台数を計算できる。運行管理システム1は、処理装置4と、入力装置5とを備える。
処理装置4は、ホストコンピュータであって、演算処理部6と、メモリ10と、プログラム20とを備える。
演算処理部6は、中央処理装置(CPU)であって、プログラム20を実行可能である。演算処理部6は、入力装置5から入力される情報およびメモリ10に格納される情報などを、プログラム20に基づいて、演算または計算して、メモリ10に記録する。
メモリ10は、情報を格納する。詳しくは、メモリ10は、停車位置格納領域11と、停車時間格納領域12と、移動時間格納領域13と、運行計画格納領域14と、予約不可情報格納領域15と、車両仕様格納領域16と、一時情報格納領域17とを備える。
停車位置格納領域11は、事前に登録される複数の停車位置に関する停車位置情報を格納している。停車位置として、例えば、バスターミナル、電車の駅、商業施設、病院、公民館、利用者の自宅などが挙げられる。
停車時間格納領域12は、複数の停車位置の停車時間に関する停車時間情報を格納している。
移動時間格納領域13は、複数の停車位置間における車両の移動時間に関する移動時間情報を格納している。移動時間格納領域13は、複数の停車位置のうち任意に選択される一の停車位置から、他の停車位置までの車両の移動時間についての情報を格納している。移動時間情報は、好ましくは、複数の停車位置に含まれる2つの停車位置のすべての組み合わせに応じた車両の移動時間を含む。
運行計画格納領域14は、詳しくは後述するが、予約した利用希望者を送迎する車両の運行計画(後述)を格納する。より具体的には、運行計画格納領域14は、車両の運行計画を、各日における所定時間枠毎(例えば、午前、午後、3時間毎など)に区分して格納している。
予約不可情報格納領域15は、詳しくは後述するが、車両の運行計画を予約できなかった利用希望者に関する予約不可情報(後述)を格納する。より具体的には、予約不可情報格納領域15は、予約不可情報を、運行計画格納領域14と同様に、各日における所定時間枠毎に区分して格納している。
なお、以下において、利用希望者のうち、運行計画を予約できた利用希望者を単に利用者とし、運行計画を予約できなかった利用希望者を予約不可者として区別する。
車両仕様格納領域16は、運行管理システム1が管理する車両の仕様に関する車両仕様情報を格納している。車両仕様情報は、車両の台数、車両の乗車可能人数などを含んでいる。なお、運行管理システム1が管理する車両の乗車可能人数は、すべての車両において同じである。
一時情報格納領域17は、停車位置格納領域11、停車時間格納領域12、移動時間格納領域13、運行計画格納領域14、予約不可情報格納領域15および車両仕様格納領域16に格納されている情報の一部または全部を一時的に格納する。
プログラム20は、メモリ10に格納される情報を処理する。プログラム20は、入力判断プログラム27と、ルート計算手段の一例としてのルート計算プログラム21と、時間計算手段の一例としての時間計算プログラム22と、第1判断手段の一例としての時間判断プログラム23と、人数計算手段の一例としての人数計算プログラム24と、第2判断手段の一例としての人数判断プログラム25と、車両台数計算手段の一例としての車両台数計算プログラム26と、運行計画格納プログラム28と、予約不可情報格納プログラム29とを備える。
入力判断プログラム27は、処理装置4に利用希望者の需要情報の入力があるかを判断する。
ルート計算プログラム21は、詳しくは後述するが、利用希望者の希望乗車位置および希望降車位置に基づいて、複数の停車位置を含むルート(運行ルートまたは仮想ルート)を計算する。
時間計算プログラム22は、詳しくは後述するが、ルートに含まれるすべての停車位置の到着時間および発車時間を計算する。
時間判断プログラム23は、詳しくは後述するが、時間計算プログラム22が計算したすべての到着時間がすべての利用希望者の希望時間帯を満たすか否かを判断するステップを含む。
人数計算プログラム24は、詳しくは後述するが、利用希望者の希望乗車人数に基づいてルートにおける車両の乗車人数を計算する。
人数判断プログラム25は、詳しくは後述するが、ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下であるかを判断するステップを含む。
車両台数計算プログラム26は、詳しくは後述するが、すべての利用希望者の送迎に必要となる車両台数を計算する。
運行計画格納プログラム28は、詳しくは後述するが、利用者の希望乗車位置および希望降車位置に基づく運行ルートと、利用者の希望時間帯と、運行ルートにおける各停車位置の到着時間および発車時間と、利用者の乗車希望人数と、運行ルートに対応する車両の仕様情報と、運行ルートにおける車両の乗車人数とを関連付けして運行計画とし、運行計画格納領域14に格納する。
予約不可情報格納プログラム29は、詳しくは後述するが、運行計画を予約できなかった予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置と、予約不可者の希望時間帯と、予約不可者の希望乗車人数とを関連付けして予約不可情報とし、予約不可情報格納領域15に格納する。
入力装置5は、処理装置4と電気的に接続されている。入力装置5は、例えば、オペレータによって操作可能である。
<運行管理システムの処理>
次いで、図2~図4を参照して、運行管理システム1の処理を説明する。
運行管理システム1の処理は、運行計画と予約不可情報とを蓄積する情報蓄積プロセス(図2および図3参照)と、すべての利用希望者の送迎に必要となる車両台数を計算する車両台数計算プロセス(図4参照)とを含む。
<情報蓄積プロセス>
図2に示すように、情報蓄積プロセスでは、まず、演算処理部6が入力判断プログラム27を実行して、入力判断プログラム27は、利用希望者の需要情報の入力があるかを判断する(ステップ1)。
具体的には、管理センターに駐在するオペレータが、管理センターに設けられる電話端末などにより、利用希望者からの需要情報を受け付ける。利用希望者の需要情報は、利用希望日、利用希望時間帯、利用希望者の乗車希望人数、利用希望者の希望乗車位置および希望降車位置を含む。
そして、オペレータが、利用希望者の需要情報を入力装置5により入力すると、入力判断プログラム27は、利用希望者からの需要情報(利用希望日、利用希望時間帯、乗車希望人数、希望乗車位置および希望降車位置)を一時情報格納領域17に格納して、利用者の需要情報の入力があると判断する(ステップ1のYes)。
すると、ステップ2の運行計画作成プロセスに進行する。図3に示すように、運行計画作成プロセスでは、まず、演算処理部6がルート計算プログラム21を実行し、ルート計算プログラム21は、利用者の利用希望日、かつ、利用者の利用希望時間帯を含む時間枠(例えば、午前、午後など)に予定される運行計画が、運行計画格納領域14に格納されていないかを判断する(ステップ2-1)。
なお、本実施形態では、まず、運行計画格納領域14に運行計画が格納されていない態様(つまり利用希望者の需要情報の入力が最初である態様)について説明し、運行計画格納領域14に運行計画が格納されている態様(つまり利用希望者の需要情報の入力が二回目以降である態様)について後述する。
つまり、運行計画格納領域14に運行計画が格納されていないため(ステップ2-1のYes)、ルート計算プログラム21は、利用希望者の希望乗車位置および希望降車位置に基づいて、特定の停車位置情報を停車位置格納領域11から一時情報格納領域17に抽出して、複数の停車位置を含む運行ルートを作成する(ステップ2-2)。
その後、ルート計算プログラム21は、任意の車両を決定し、その車両の乗車可能人数に関する情報を車両仕様格納領域16から一時情報格納領域17に抽出する(ステップ2-3)。
次いで、演算処理部6は、時間計算プログラム22を実行する。すると、時間計算プログラム22は、運行ルートに含まれる複数の停車位置のうち互いに隣り合う停車位置間(以下、セクションとする。)の特定の移動時間情報を移動時間格納領域13から一時情報格納領域17に抽出するとともに、当該運行ルートの各停車位置に対応する特定の停車時間情報を停車時間格納領域12から一時情報格納領域17に抽出する。そして、時間計算プログラム22は、特定の移動時間情報および特定の停車時間情報に基づいて、運行ルートにおける複数の停車位置(希望乗車位置および希望降車位置)のそれぞれの到着時間および発車時間を計算する(ステップ2-4)。
次いで、演算処理部6は、時間判断プログラム23を実行する。時間判断プログラム23は、時間計算プログラム22が計算したすべての停車位置の到着時間が、すべての利用希望者の利用希望時間帯を満たすか否かを判断する(ステップ2-5)。
但し、今回の利用希望者は、最初の利用希望者であるため、時間計算プログラム22が計算する到着時間は、利用希望者の利用希望時間帯を満たす(ステップ2-5のYes)。
次いで、演算処理部6は、人数計算プログラム24を実行する。人数計算プログラム24は、利用希望者の希望乗車人数に基づいて、運行ルートが含む各セクションにおける、車両の乗車人数を計算する(ステップ2-6)。
次いで、演算処理部6は、人数判断プログラム25を実行する。人数判断プログラム25は、車両の乗車人数が、運行ルートの全体(つまり全セクション)において当該車両の乗車可能人数以下であるかを判断する(ステップ2-7)。
そして、運行ルートの全体において車両の乗車人数が乗車可能人数以下である場合(ステップ2-7のYes)、演算処理部6は、運行計画格納プログラム28を実行する。
運行計画格納プログラム28は、ステップ1において入力された利用希望日(運行予定日)、利用希望時間帯および希望乗車人数と、ステップ2-2において計算された運行ルートと、ステップ2-3において抽出した車両の乗車可能人数と、ステップ2-4において計算された各停車位置の到着時間および発車時間と、ステップ2-6において計算された各セクションにおける車両の乗車人数とを関連付けして、1つの運行計画として、運行計画格納領域14に格納する(ステップ2-8)。
言い換えれば、運行計画は、利用希望日(運行予定日)、利用希望時間帯および希望乗車人数と、複数の停車位置(利用者の希望乗車位置および希望降車位置)を含む運行ルートと、車両の乗車可能人数と、各停車位置の到着時間および発車時間と、各セクションにおける車両の乗車人数とを含む。
その後、図2に示すように、その運行計画に対する予約受付時間が終了したか否かが判断され(ステップ3)、予約受付時間の終了前であれば(ステップ3のNo)、ステップ1に戻る。
そのため、予約受付時間の終了前であれば、利用希望者の需要情報の入力がある毎に、運行管理システム1の運行計画作成プロセス(ステップ2)が実行される。なお、利用希望者の需要情報の入力がなければ(ステップ1のNo)、ステップ3に進行する。
そして、図3に示すように、一の利用希望者からの予約が完了した後(つまり、予約した利用者に対応する運行計画が運行計画格納領域14に格納された後)、次の利用希望者からの需要情報が入力されると、ステップ2-1において、ルート計算プログラム21は、運行計画が運行計画格納領域14に格納されていると判断する(ステップ2-1のNo)。
すると、ルート計算プログラム21は、運行計画格納領域14から運行計画を抽出し、その運行計画が含む運行ルートに新たに受け付けた希望乗車位置および希望降車位置を組み込むように、運行ルートを変更する(ステップ2-9)。
そのため、変更された運行ルートには、複数の利用希望者の希望乗車位置および希望降車位置に対応する複数の停車位置が含まれる。
その後、上記したステップ2-4に進行し、時間計算プログラム22は、上記と同様にして、変更された運行ルートに含まれる各セクションの特定の移動時間情報を移動時間格納領域13から一時情報格納領域17に抽出するとともに、当該運行ルートの各停車位置に対応する特定の停車時間情報を停車時間格納領域12から一時情報格納領域17に抽出して、変更された運行ルートにおける各停車位置の到着時間および発車時間を計算する(ステップ2-4)。
次いで、上記したステップ2-5と同様に、時間判断プログラム23は、時間計算プログラム22が計算したすべての停車位置の到着時間が、すべての利用希望者の利用希望時間帯を満たすか否かを判断する(ステップ2-5)。
すべての停車位置の到着時間がすべての利用希望時間帯を満たす場合(ステップ2-5のYes)、上記したステップ2-6と同様に、人数計算プログラム24は、利用希望者の希望乗車人数に基づいて、運行ルートの各セクションにおける、車両の乗車人数を計算する(ステップ2-6)。
次いで、上記したステップ2-7と同様に、人数判断プログラム25は、車両の乗車人数が、運行ルートの全体(つまり全セクション)において当該車両の乗車可能人数以下であるかを判断する(ステップ2-7)。
そして、運行ルートの全体において車両の乗車人数が乗車可能人数以下である場合(ステップ2-7のYes)、運行計画格納プログラム28は、今回の利用希望者の希望通りの予約が可能であると判断して、運行ルートを更新するとともに、各停車位置における到着時間および発車時間と、各セクションにおける車両の乗車人数とを更新する。これによって、運行計画格納プログラム28は、運行計画格納領域14に格納されている運行計画を更新する。
一方、すべての停車位置の到着時間がすべての利用者の利用希望時間帯を満たさない場合(つまり、複数の停車位置のうちいずれかの停車位置の到着時間が利用者の利用希望時間帯を満たさない場合、ステップ2-5のNo)、および、運行ルートが車両の乗車人数が乗車可能人数を超過するセクションを含む場合(ステップ2-7のNo)、演算処理部6は、ルート計算プログラム21を実行する。
そして、ルート計算プログラム21は、利用希望者の利用希望日時において、運行予定のない車両がないかを判断する(ステップ2-10)。
そして、運行予定のない車両がある場合(ステップ2-10のNo)、ルート計算プログラム21は、上記したステップ2-2に進行して運行ルートを計算した後、上記したステップ2-3~ステップ2-8が順次実行されて、新たな運行計画が運行計画格納領域14に格納される。
一方、運行予定のない車両がない場合(ステップ2-10のYes)、演算処理部6は、予約不可情報格納プログラム29を実行する。そして、予約不可情報格納プログラム29は、利用希望者の予約が不可であると判断して、予約できなかった利用希望者(予約不可者)の希望乗車位置および希望降車位置と、希望時間帯と、希望乗車人数とを関連付けして予約不可情報として、予約不可情報格納領域15に格納する(ステップ2-11)。
その後、図2に示すように、所定時間枠に対応する予約受付時間が終了するまで、ステップ1~ステップ3を繰り返す。そのため、運行計画格納領域14には運行計画が蓄積され、予約不可情報格納領域15には予約不可情報が蓄積される。
<車両台数計算プロセス>
次に、図4を参照して、車両台数計算プロセスについて説明する。
車両台数計算プロセスは、情報蓄積プロセスが終了した後に実行される。
車両台数計算プロセスでは、まず、演算処理部6がルート計算プログラム21を実行する。すると、ルート計算プログラム21は、運行計画に含まれる利用者の希望乗車位置および希望降車位置を、運行計画格納領域14から一時情報格納領域17に抽出するとともに、予約不可者情報に含まれる予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置を、予約不可情報格納領域15から一時情報格納領域17に抽出する。そして、ルート計算プログラム21は、利用者の希望乗車位置および希望降車位置と、予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置とに基づいて、複数の停車位置を含む仮想ルートを計算する(ステップ4)。このとき、ルート計算プログラム21は、1つあたりの仮想ルートの長さが所定距離以下となるように計算する。
その後、演算処理部6は、時間計算プログラム22を実行する。すると、時間計算プログラム22は、仮想ルートに含まれる各セクションの特定の移動時間情報を移動時間格納領域13から一時情報格納領域17に抽出するとともに、当該仮想ルートの各停車位置に対応する特定の停車時間情報を停車時間格納領域12から一時情報格納領域17に抽出する。そして、時間計算プログラム22は、特定の移動時間情報および特定の停車時間情報に基づいて、複数の停車位置(利用者の希望乗車位置および希望降車位置と、予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置)のそれぞれの到着時間および発車時間を計算する(ステップ5)。
次いで、演算処理部6は、時間判断プログラム23を実行する。時間判断プログラム23は、運行計画に含まれる利用者の希望時間帯を、運行計画格納領域14から一時情報格納領域17に抽出するとともに、予約不可者情報に含まれる予約不可者の希望時間帯を、予約不可情報格納領域15から一時情報格納領域17に抽出する。そして、時間判断プログラム23は、ステップ5において計算したすべての到着時間が、利用者および予約不可者のすべての希望時間帯を満たすか否かを判断する(ステップ6)。
すべての到着時間が利用者および予約不可者のすべての希望時間帯を満たさない場合(つまり、複数の停車位置のうちいずれかの停車位置の到着時間が利用希望時間帯を満たさない場合、ステップ6のNo)、時間判断プログラム23は、ルート計算プログラム21に、今回の仮想ルートとは異なる新たな仮想ルートを再計算させる(ステップ4)。
より具体的には、今回の仮想ルートの本数よりも本数を多くして、すべての到着時間がすべての希望時間帯を満たすような新たな仮想ルートを再計算させる。
一方、すべての到着時間が利用者および予約不可者のすべての希望時間帯を満たす場合(ステップ6のYes)、演算処理部6は、人数計算プログラム24を実行する。人数計算プログラム24は、運行計画に含まれる利用者の希望乗車人数を、運行計画格納領域14から一時情報格納領域17に抽出するとともに、予約不可者情報に含まれる予約不可者の希望乗車人数を、予約不可情報格納領域15から一時情報格納領域17に抽出する。
そして、人数計算プログラム24は、利用者の希望乗車人数と予約不可者の希望乗車人数とに基づいて、仮想ルートが含む各セクションにおける、車両の乗車人数を計算する(ステップ7)。
その後、演算処理部6は、人数判断プログラム25を実行する。人数判断プログラム25は、運行計画に含まれる車両の乗車可能人数を運行計画格納領域14から一時情報格納領域17に抽出し、ステップ7において計算した車両の乗車人数が、仮想ルートの全体(つまり全セクション)において当該車両の乗車可能人数以下であるかを判断する(ステップ8)。
仮想ルートの全体における車両の乗車人数が乗車可能人数を超過する場合(ステップ8のNo)、人数判断プログラム25は、ルート計算プログラム21に、今回の仮想ルートとは異なる新たな仮想ルートを再計算させる(ステップ4)。
より具体的には、今回の仮想ルートの本数よりも本数を多くして、車両の乗車人数が乗車可能人数以下となるような新たな仮想ルートを再計算させる。
一方、仮想ルートの全体における車両の乗車人数が乗車可能人数以下である場合(ステップ8のYes)、演算処理部6は、車両台数計算プログラム26を実行する。
つまり、すべての到着時間が利用者および予約不可者のすべての希望時間帯を満たし(ステップ6のYes)、かつ、仮想ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下(ステップ8のYes)である場合、車両台数計算プログラム26は実行される。
車両台数計算プログラム26は、仮想ルートの数と、運行計画格納領域14に格納される運行ルートの数とを比較する(ステップ9)。より具体的には、仮想ルートの数から運行ルートの数を減算する。
ルートの本数は、車両の台数に対応するため、すべての利用希望者(利用者および予約不可者)の送迎にさらに必要となる車両台数が計算される。例えば、仮想ルートの数が5本であり、運行ルートの数が3本である場合、車両を2台追加すれば、すべての利用希望者を効率的に送迎することができる。
<作用効果>
運行管理システム1では、図4に示すように、ルート計算プログラム21が、利用者および予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置に基づいて仮想ルートを計算し、時間計算プログラム22が、仮想ルートに含まれる利用希望者の希望乗車位置および希望降車位置への到着時間を計算し、人数計算プログラム24が、利用希望者の希望乗車人数に基づいて、仮想ルートにおける車両の乗車人数を計算する。
そして、時間判断プログラム23が、すべての到着時間が利用希望者のすべての希望時間帯を満たすか否かを判断し、人数判断プログラム25が、仮想ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下であるかを判断し、それらの条件を満たさない場合、時間判断プログラム23および/または人数判断プログラム25は、ルート計算プログラム21に仮想ルートを再計算させる。
一方、すべての到着時間が利用希望者のすべての希望時間帯を満たし、かつ、仮想ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下である場合、車両台数計算プログラム26が、運行ルートの数と仮想ルートの数とを比較して、すべての利用希望者の送迎に必要となる車両台数を計算する。
そのため、すべての利用希望者の送迎に必要な車両台数を円滑に計算することができる。
なお、上記の説明では、車両の乗車可能人数がすべてのルートで同じであること、つまり、同一種類の車両が運行することが前提であるが、乗車可能人数が異なる車両を運行させることもできる。その場合、車両仕様格納領域16には、互いに異なる複数の車両仕様情報が格納され、各種プログラムにおいて最適な車両仕様情報が抽出される。
1 運行管理システム
14 運行計画格納領域
15 予約不可情報格納領域
21 ルート計算プログラム
22 時間計算プログラム
23 時間判断プログラム
24 人数計算プログラム
25 人数判断プログラム
26 車両台数計算プログラム

Claims (1)

  1. 利用者の希望乗車位置および希望降車位置を含む運行ルートと、前記利用者の希望時間帯と、前記利用者の乗車希望人数と、車両の乗車可能人数とを含む運行計画を格納する運行計画格納領域と、
    前記運行計画を予約できなかった予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置と、前記予約不可者の希望時間帯と、前記予約不可者の希望乗車人数とを含む予約不可情報を格納する予約不可情報格納領域と、
    前記利用者の希望乗車位置および希望降車位置と、前記予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置とに基づいて仮想ルートを計算するルート計算手段と、
    前記仮想ルートに含まれる、前記利用者の希望乗車位置および希望降車位置と、前記予約不可者の希望乗車位置および希望降車位置とへの到着時間を計算する時間計算手段と、
    前記時間計算手段が計算したすべての到着時間が前記利用者および前記予約不可者のすべての希望時間帯を満たすか否かを判断するステップと、前記すべての到着時間が前記利用者および前記予約不可者のすべての希望時間帯を満たさない場合、前記ルート計算手段に前記仮想ルートを再計算させる第1判断手段と、
    前記利用者の希望乗車人数と前記予約不可者の希望乗車人数とに基づいて、前記仮想ルートにおける車両の乗車人数を計算する人数計算手段と、
    前記仮想ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下であるかを判断するステップと、前記仮想ルートにおける車両の乗車人数が乗車可能人数を超過する場合、前記ルート計算手段に前記仮想ルートを再計算させる第2判断手段と、
    前記すべての到着時間が前記利用者および前記予約不可者のすべての希望時間帯を満たし、かつ、前記仮想ルートにおける車両の乗車人数が車両の乗車可能人数以下である場合、前記運行ルートの数と前記仮想ルートの数とを比較して、すべての前記利用者および前記予約不可者の送迎に必要となる車両台数を計算する車両台数計算手段と、を備えていることを特徴とする、車両台数計算システム。
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