JP7140651B2 - 工作機械 - Google Patents

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本発明は、工作機械に関する。
タレット刃物台を備えた工作機械として、特許文献1に記載されるように、回転工具を、主軸の軸線の方向と回転工具の軸線の方向とに垂直な方向を向くとともに回転工具の軸線と直交する旋回軸を中心として旋回可能な構成としたものが知られている。
特開2004-34160号公報
上記特許文献1に記載の工作機械では、両隣のタレット面に設置された工具との干渉を生じさせることなく回転工具を旋回させることができるが、回転工具の旋回半径を大きく設定することが困難であるという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みて成されたものであり、その目的は、回転工具を、他の工具との干渉を防止して大きな旋回半径で旋回させることが可能な工作機械を提供することにある。
本発明の工作機械は、ワークを把持する主軸と、刃物台の工具装着面に装着され、前記主軸に把持された前記ワークを加工する回転工具と、前記回転工具を前記主軸の軸線の方向と前記回転工具の軸線の方向とに垂直な方向を向き、且つ、前記回転工具の軸線と交差しない旋回軸を中心として前記刃物台に対して旋回させる工具旋回機構と、を有する工作機械であって、前記旋回軸が、前記回転工具の旋回によって前記回転工具の軸線が前記工具装着面に交差するように揺動する方向を有し、且つ、前記回転工具の軸線と離反した位置に配置されていることを特徴とする。
本発明の工作機械は、上記構成において、前記刃物台が、複数の工具が周方向に設置可能であるとともに前記主軸の軸線に平行な軸線を中心として回転可能なタレットを有し、前記旋回軸が、前記タレットの内部を通るのが好ましい。
本発明の工作機械は、上記構成において、前記旋回軸が、前記タレットの軸線と直交しているのが好ましい。
本発明の工作機械は、上記構成において、前記工具旋回機構が、前記回転工具の所定位置への保持と解除とを行う保持機構を有するのが好ましい。
本発明によれば、回転工具を、他の工具との干渉を防止して大きな旋回半径で旋回させることが可能な工作機械を提供することができる。
本発明の一実施形態である工作機械の概略構成を示す斜視図である。 図1におけるA-A線に沿う断面図である。 図1におけるB-B線に沿う断面図である。 図2におけるC-C線に沿う断面図である。 回転工具を旋回させた状態を示す斜視図である。 回転工具を旋回させた状態を示す断面図である。 保持機構により回転工具を所定位置へ保持した状態を示す断面図である。
図1に示す本発明の一実施形態である工作機械1は、例えばCNC旋盤等の旋盤として構成されたものであり、基台2上に主軸3を有している。
主軸3は、基台2に固定された主軸台4に支持されて当該軸線を中心として回転自在となっている。主軸3は先端にチャックを備えており、チャックによりワークを把持することができる。主軸台4には、例えばビルトイン式電動モータ等の駆動源が設けられており、主軸3は駆動源によって回転駆動されてワークを回転させる。
工作機械1は、基台2上に刃物台としてのタレット刃物台10を有している。タレット刃物台10は、支持台11に回転可能(旋回可能)に支持されたタレット13と、図2に示すカップリング機構16と、ピストン12とを有している。タレット13は、複数のタレット面(工具装着面)13aを有する多角形状となっている。タレット13の内部は中空となっており、他端側の先端開口はカバー14で閉塞されている。タレット13は主軸3の軸線方向であるZ軸方向に平行な軸線13bを中心にして回転(旋回)する。
タレット13の各タレット面13aは、それぞれ工具15を装着可能な構成となっている。それぞれのタレット面13aに工具15を装着することで、タレット13に複数の工具15を周方向に配置することができる。本実施の形態では、タレット13の周囲には、タレット面13aが12面備えられており、12個の工具15を装着することができる。それぞれの工具15は、例えば回転工具やバイトなどの、用途ないし形状等が互いに相違する複数種類のものとすることができる。
便宜上、図1においては、1つのタレット面13a及び工具15にのみ符号を付してある。
タレット13と支持台11との間にはカップリング機構16が設けられており、カップリング機構16によりタレット13を支持台11に対して回り止めすることができるとともに当該回り止めを解除することができる。
本実施形態において、カップリング機構16は3ピースカップリングからなる。カップリング機構16は、支持台11側に固定された固定カップリング16aと、移動カップリング16bと、タレット13側に固定された回転カップリング16cを有する。回転カップリング16cは平歯車として外周に歯を有する。移動カップリング16bはピストン12と一体的に移動するように構成され、油圧によりZ軸方向に移動可能である。移動カップリング16bがZ軸方向でタレット13側に移動することで、回転カップリング16cと固定カップリング16aに対する移動カップリング16bの係合が解除される。移動カップリング16bがZ軸方向で支持台11側に移動することで、回転カップリング16cと固定カップリング16aに対して移動カップリング16bが係合して3つのカップリング間が係合し、タレット13が回り止めされる。
支持台11には駆動源として従来公知の割出しモータが設置されている。割出しモータには不図示の歯車を介して回転カップリング16cに連結されている。タレット13の回り止めが解除された状態で、割出モータを回転駆動し、回転カップリング16cを回転させることによって、タレット13を旋回させることができる。
カップリング機構16によるタレット13の支持台11に対する回り止めを解除し、次いでタレット13を割出しモータで駆動して所定角度だけ回転させた後、カップリング機構16により再度タレット13を支持台11に対して回り止めすることで、複数の工具15から選択した1つの工具15を、主軸3により把持されたワークを加工可能な位置である割出し位置に選択的に位置決めすることができる。
図1、図3に示すように、Z軸方向に沿って延びる姿勢でZ軸ガイドレール17aが基台2上に固定され、Z軸ガイドレール17aに当該Z軸ガイドレール17aに沿って移動自在にZ軸スライダ17bが装着されている。
Z軸方向と直交する水平方向のX軸方向に沿って延びる姿勢でX軸ガイドレール18aがZ軸スライダ17b上に固定され、X軸ガイドレール18aに当該X軸ガイドレール18aに沿って移動自在にX軸スライダ18bが装着されている。X軸スライダ18b上に支持台11が搭載されている。タレット刃物台10は、Z軸スライダ17bがZ軸ガイドレール17aに沿って移動することでZ軸方向に移動することができ、X軸スライダ18bがX軸ガイドレール18aに沿って移動することでX軸方向に移動することができる。
Z軸スライダ17b及びX軸スライダ18bは、それぞれ従来公知のボールネジ等からなる駆動部によって移動される。工作機械1は、タレット刃物台10のZ軸方向及びX軸方向への移動により、割出し位置に位置決めされた工具15を主軸3に把持されたワークに隣接させ、工具15によるワークの加工を実行する。
所定のタレット面13aには、主軸3に把持されたワークを加工可能な回転工具ユニット20が設置されている。このタレット面13aには開口部13cが設けられ、回転工具ユニット20は開口部13cから径方向外側に突出して設けられている。
図2、図4に示すように、回転工具ユニット20は、開口部13cから突出するように配置された箱状のホルダ21と、ホルダ21に回転自在に支持された例えばドリルやエンドミル等の回転工具22とを有している。回転工具22の軸線はZ軸方向に向けられており、その先端は主軸3側に向けてホルダ21の側面から突出している。ホルダ21の内部には、タレット13の径方向に沿って駆動軸23が回転自在に収容されている。駆動軸23の先端部には回転工具22を保持して回転するスピンドル22aが設けられている。スピンドル22aと駆動軸23は傘歯車等を介して連結され、駆動軸23が回転することで回転工具22が回転する。
タレット13の内部には工具駆動用モータ24が設けられている。工具駆動用モータ24は、支持体39を介して支持台11側に支持され、タレット13の旋回と無関係に出力軸24aをX軸方向に向けた姿勢に保持されている。出力軸24aには出力軸24aとともに回転する略円柱状の出力体25が装着されており、出力体25の先端には溝部25aが設けられている。
回転工具ユニット20の駆動軸23のタレット13の内部側を向く先端には、溝部25aと係合可能なホゾ部23aが設けられている。タレット13が旋回して回転工具22が割出し位置に配置されると、駆動軸23のホゾ部23aが出力体25の溝部25aに係合して、駆動軸23は工具駆動用モータ24の出力軸24aに動力伝達可能に接続される。したがって、回転工具ユニット20が割出し位置に配置された状態で工具駆動用モータ24が作動すると、出力軸24aの回転が出力体25と駆動軸23とを介して回転工具22に伝達される。これにより回転工具22が回転し、ワークの加工が可能となる。
タレット13の開口部13cの側面に円弧状の湾曲レール32が固定され、ホルダ21に固定されたブラケット33にスライダ34が固定されている。スライダ34は湾曲レール32の側面を挟むように設けられており、内部に湾曲レール32の側面に回転自在に接するボールが内蔵されている。スライダ34は湾曲レール32の側面に沿って移動することができる。回転工具22はスライダ34が湾曲レール32に沿って移動することで湾曲レール32の中心軸線を旋回軸31として旋回する。湾曲レール32は、旋回軸31が、Z軸方向とX軸方向とに垂直なY軸方向を向き、且つ、回転工具22の軸線と交差しない位置に配置されるように設けられる。本実施の形態では、旋回軸31は、Y軸方向を向くとともにタレット13の内部を通ってタレット13の旋回の軸線13bと直交する。
支持台11には旋回用モータ35が装着されている。旋回用モータ35の出力軸には出力プーリー36が固定されている。工具駆動用モータ24は軸受40を介して支持体39に、旋回軸31を中心として旋回可能に支持されている。工具駆動用モータ24の上面には旋回軸31と同軸に入力プーリー37が固定されており、出力プーリー36と入力プーリー37との間にはベルト38が掛け渡されている。
上記構成の工具旋回機構30により、旋回用モータ35が作動して出力プーリー36が回転すると、その回転がベルト38を介して入力プーリー37に伝達され、工具駆動用モータ24が旋回軸31を中心として回転する。工具駆動用モータ24が旋回軸31を中心として回転すると、ホゾ部23aにおいて出力体25の溝部25aに係合する回転工具ユニット20にその回転力が伝達され、回転工具ユニット20と一体に回転工具22が旋回軸31を中心として旋回(B軸旋回)する。旋回用モータ35の作動を制御することで、回転工具22の旋回位置を制御することができる。このときホゾ部23aにおいて出力体25の溝部25aに係合する回転工具ユニット20にその回転力が伝達されているので、回転工具ユニット20は、回転工具22を回転させながら旋回軸31を中心として旋回し、回転工具22は回転工具22の軸心がタレット面13aに向かって交差するように揺動してワークの加工が可能となる。
本実施の形態の工作機械1では、上記の通り、工具旋回機構30により回転工具22をタレット13に対して旋回軸31を中心として旋回させることができる。このとき、旋回軸31を、主軸3の軸線の方向と回転工具22の軸線の方向とに垂直な方向を向き、且つ、回転工具22の軸線と交差しない位置に配置するようにしたので、図5、図6に示すように、回転工具22(回転工具ユニット20)を、タレット13の当該回転工具22の両隣に配置された工具15との干渉を防止して、湾曲レール32に沿って移動させて旋回軸31を中心として旋回させることができる。したがって、回転工具22をタレット13に対して旋回可能な構成とした場合において、タレット13を、より多くの工具15を設置可能な多数のタレット面13aを備えた構成のものとすることができる。これにより、工作機械1を、ワークに対してより多くの種類の加工を行うことが可能な構成とすることができきる。
また、上記構成を有する本実施の形態の工作機械1では、回転工具22の旋回軸31が回転工具22の軸線と交差することなく、回転工具22の軸線から離反してタレット13の内部を通るように設けられているため、回転工具22の旋回軸31を回転工具22の軸線に交差させて設けた場合に比べて、当該回転工具22の旋回半径を大きくすることができる。これにより、例えば、タレット刃物台10をX軸方向に移動させつつ旋回軸31を中心として回転工具22を回転させながら旋回させることで、中空のワークの内周面にコンタリング加工を施すことが可能となる。このように、上記構成を有する本実施の形態の工作機械1では、工作機械1を、主軸3に把持されたワークに対して、上記したような加工も行うことが可能なものとすることができる。
さらに、上記構成を有する本実施の形態の工作機械1では、刃物台としてタレット刃物台10を用いるとともに、旋回軸31をタレット13の内部を通る配置としたので、タレット刃物台10の構成を複雑化ないし大型化することなく、回転工具22を大きな旋回半径で旋回させることができる。これにより、旋回する回転工具22を有する工作機械1のコストを低減することができる。
さらに、上記構成を有する本実施の形態の工作機械1では、刃物台としてタレット刃物台10を用い、旋回軸31をタレット13の内部を通る配置にするとともに、旋回軸31を、軸線13bと直交する配置としたので、回転工具22の旋回半径をより大きなものとして、上記効果をより高めることができる。
さらに、上記構成を有する本実施の形態の工作機械1では、湾曲レール32の長さ、曲率を変更し、あるいは旋回軸31の位置を変更することで、回転工具22の旋回半径ないし旋回する距離を種々変更することができるので、工作機械1を、より多くの種類の加工が可能なものとすることができる。
図4、図7に示すように、工具旋回機構30は、回転工具22とは異なる工具が割出し位置に配置されているときに旋回軸31を中心として旋回してしまうことを防止するために、保持機構50を有している。保持機構50は、略円柱状の固定ピン51と、略円筒状に形成されてタレット13の開口部13cの湾曲レール32とは反対側の内面に設けられた嵌合部52とを有している。
駆動軸23のホルダ21からタレット13の径方向内側へ突出する部分には環状凸部23cが設けられている。固定ピン51は、環状凸部23cに駆動軸23の径方向を軸線方向とする方向に進退移動自在に支持されている。固定ピン51の先端は、環状凸部23cの外周面から径方向外側に向けて突出している。固定ピン51の後端は駆動軸23の内部に突出している。
駆動軸23の内部には、駆動軸23の軸方向に沿って移動自在に移動体53が収容されている。移動体53は、駆動軸23のシリンダ状の内面に摺接する大径部53aと、大径部53aよりも小径の小径部53bとを有し、大径部53aと小径部53bとの間に大径部53aから小径部53bに向けて徐々に外径を縮小させるテーパ面53cを備えている。小径部53bの先端はホゾ部23aを通過し、ホゾ部23aの先端面からタレット13の径方向内側に向けて突出している。駆動軸23の内部にはバネ部材54が設けられている。移動体53はバネ部材54によって、小径部53bの先端をホゾ部23aからタレット13の径方向内側に向けて突出させる方向に付勢されている。
固定ピン51の長手方向中間部にはフランジ51aが一体に設けられている。フランジ51aと環状凸部23cの外周面との間にはバネ部材55が設けられている。固定ピン51はバネ部材55により駆動軸23の内部に向けて付勢されている。
図7に示すように、回転工具22が割出し位置ではない位置に配置されているときは、移動体53はバネ部材54により付勢されて小径部53bをホゾ部23aから大きく突出させた前進位置にある。固定ピン51の駆動軸23の内部に突出する後端は、前進位置にある移動体53のテーパ面53cに当接している。これにより、固定ピン51はテーパ面53cにより押されてバネ部材55を圧縮させて環状凸部23cから突出する突出姿勢となり、嵌合部52に嵌合する。したがって、回転工具22とは異なる工具が割出し位置に配置され、回転工具22が、割出し位置とは異なる位置に配置されているときには、保持機構50によって回転工具22の軸線がZ軸方向に平行の状態で所定位置に保持(固定)される。
一方、図4に示すように、回転工具22が割出し位置に配置されると、ホゾ部23aが出力体25の溝部25aに係合する。ホゾ部23aが出力体25の溝部25aに係合すると、移動体53の小径部53bの先端が溝部25aの底面に押される。移動体53はバネ部材54を圧縮させて小径部53bが駆動軸23の内部に収容される後退位置に向けて移動する。移動体53が後退位置となると、固定ピン51の後端がテーパ面53cから離れる。固定ピン51はバネ部材55によって付勢されてその後端が小径部53bの外周面に当接する位置にまで駆動軸23の内部に向けて移動して嵌合部52に対する固定ピン51の嵌合が解除される。したがって、回転工具22が、割出し位置に配置されると、回転工具ユニット20は旋回軸31を中心とした旋回が可能な状態とされる。
回転工具22によるワークの加工を行った後、回転工具22を、その軸線がZ軸方向に平行となる所定位置に戻し、次いで、回転工具22を割出し位置から他の位置に向けて移動させるようにタレット13を旋回させると、移動体53の小径部53bが出力体25の溝部25aから離れ、移動体53がバネ部材54により付勢されて小径部53bをホゾ部23aから突出させる前進位置にまで移動する。移動体53が前進位置となると、固定ピン51がテーパ面53cにより押されて突出姿勢となって嵌合部52に嵌合し、回転工具22は再度保持機構50によって所定位置に保持(固定)される。
このとき、工具駆動用モータ24を、溝部25a及びホゾ部23aが係合するように出力体25の回転位置を調整してから停止する構成とすることによって、回転工具22によるワークの加工を行った後には、ホゾ部23aと平行な固定ピン51は常にタレット13の旋回方向に沿う方向に向けられて嵌合部52に対向し、回転工具22を割出し位置から他の位置に向けて旋回させるだけで固定ピン51を嵌合部52に嵌合させることができる。
このように、本実施の形態の工作機械1では、工具旋回機構30に上記構成の保持機構50を設けるようにしたので、回転工具22が割出し位置とは異なる位置にあるときに、旋回軸31を中心として回転工具22が旋回してしまうことを防止することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
前記実施の形態では、旋回軸31を軸線13bと直交する配置としたが、これに限らず、主軸3の軸線の方向と回転工具22の軸線の方向とに垂直な方向を向き、且つ、回転工具22の軸線と交差しない位置に配置されていれば、その位置は種々変更可能である。
前記実施の形態では、刃物台としてタレット13を有するタレット刃物台10を用いた場合を示したが、刃物台は、例えば櫛歯刃物台などの他の形式のものとしてもよく、また、工具として1つの回転工具22のみを備えたものとしてもよい。
前記実施の形態では、回転工具22を、湾曲レール32を用いて旋回させる構成としたが、例えば、回転工具ユニット20を旋回軸31のみで旋回自在に支持する構成とするなど、回転工具22を旋回させることができれば、その旋回のための構成は種々変更可能である。
1 工作機械
2 基台
3 主軸
4 主軸台
10 タレット刃物台
11 支持台
12 ピストン
13 タレット
13a タレット面
13b 軸線
13c 開口部
14 カバー
15 工具
16 カップリング機構
16a 固定カップリング
16b 移動カップリング
16c 回転カップリング
17a Z軸ガイドレール
17b Z軸スライダ
18a X軸ガイドレール
18b X軸スライダ
20 回転工具ユニット
21 ホルダ
22 回転工具
22a スピンドル
23 駆動軸
23a ホゾ部
23c 環状凸部
24 工具駆動用モータ
24a 出力軸
25 出力体
25a 溝部
30 工具旋回機構
31 旋回軸
32 湾曲レール
33 ブラケット
34 スライダ
35 旋回用モータ
36 出力プーリー
37 入力プーリー
38 ベルト
39 支持体
40 軸受
50 保持機構
51 固定ピン
51a フランジ
52 嵌合部
53 移動体
53a 大径部
53b 小径部
53c テーパ面
54 バネ部材
55 バネ部材

Claims (4)

  1. ワークを把持する主軸と、
    刃物台の工具装着面に装着され、前記主軸に把持された前記ワークを加工する回転工具と、
    前記回転工具を前記主軸の軸線の方向と前記回転工具の軸線の方向とに垂直な方向を向き、且つ、前記回転工具の軸線と交差しない旋回軸を中心として前記刃物台に対して旋回させる工具旋回機構と、を有する工作機械であって、
    前記旋回軸が、前記回転工具の旋回によって前記回転工具の軸線が前記工具装着面に交差するように揺動する方向を有し、且つ、前記回転工具の軸線と離反した位置に配置されていることを特徴とする工作機械。
  2. 前記刃物台が、複数の工具が周方向に設置可能であるとともに前記主軸の軸線に平行な軸線を中心として回転可能なタレットを有し、
    前記旋回軸が、前記タレットの内部を通る、請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記旋回軸が、前記タレットの軸線と直交している、請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記工具旋回機構が、前記回転工具の所定位置への保持と解除とを行う保持機構を有する、請求項1~3の何れか1項に記載の工作機械。
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