JP7139918B2 - 振込システム、振込装置、振込プログラムおよび振込方法 - Google Patents

振込システム、振込装置、振込プログラムおよび振込方法 Download PDF

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Description

本発明は、振込システム、振込装置、振込プログラムおよび振込方法に関する。
従来、銀行などの金融機関では、営業日の予め定められた営業時間帯でのみ、振込取引を実行することが可能であった。例えば、特許文献1には、当日の振込取引が可能であるか否かを確認し、振込日に係る情報を利用者へ出力する技術が開示されている。
特開2016-177789号公報
ところで、近日、金融機関における振込取引を、非営業時間帯の一部で実行することが可能となった。しかし、特許文献1に記載の技術では、非営業日に振込取引の成立が可能な時間帯が存在する場合に、当該非営業日を振込日の候補と判定することができない。すなわち、特許文献1に記載の技術では、当日の振込取引を実行することができず、かつ、振込取引が可能な非営業時間帯が、当日から翌営業日までの間の非営業日に存在する場合に、当該非営業時間帯を含む非営業日を、振込取引の実行が可能な日と判定することができない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、振込取引を実行することが可能な非営業時間帯を含む日を、振込取引を実行することが可能な日と判定することが可能な、新規かつ改良された振込システム、振込装置、振込プログラムおよび振込方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である振込可能時間帯を取得する振込可能時間帯取得部と、非営業時間帯を取得する非営業時間帯取得部と、現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ翌営業時間帯までの間に振込可能時間帯が存在する場合、当該振込可能時間帯を含む日を振込可能日と判定する判定部と、を備えた、振込システムが提供される。
また、前記振込可能時間帯は、前記振込元の金融機関および前記振込先の金融機関の双方が全国銀行データ通信システムへ接続する時間帯であり、前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関および前記振込先の金融機関の双方が前記全国銀行データ通信システムへ接続する時間帯を取得してもよい。
また、前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関による振込取引の実行の成立が可能な時間帯および前記振込先の金融機関による振込取引の受付の成立が可能な時間帯に基づいて、前記振込可能時間帯を取得してもよい。
また、前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関による振込取引の実行の成立が可能な時間帯と前記振込先の金融機関による振込取引の受付の成立が可能な時間帯とが重複する時間帯を、前記振込可能時間帯として取得してもよい。
また、前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関を示す情報および前記振込先の金融機関を示す情報に基づいて、前記振込可能時間帯を取得してもよい。
また、前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関を示す情報と前記振込先の金融機関を示す情報との組み合わせに基づいて、前記振込可能時間帯を取得してもよい。
また、前記判定部は、前記振込可能日が含む振込可能時間帯のうち、いずれかの時間帯を、振込取引を実行する時間帯の候補である振込候補時間帯と判定してもよい。
また、前記判定部は、前記振込候補時間帯内の、いずれかの時刻を、振込取引を実行する時刻の候補である振込候補時刻と判定してもよい。
また、前記判定部は、前記現在時刻が営業日の前記非営業時間帯内であり、かつ、前記振込可能時間帯が本日の前記非営業時間帯を含む場合、前記本日を前記振込可能日と判定してもよい。
また、前記判定部は、前記現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ、前記振込可能時間帯が前記本日の前記非営業時間帯を含まず、かつ、前記振込可能時間帯が翌営業日の営業時間帯までの間の非営業日の時間帯を含む場合、前記非営業日前記振込可能日と判定してもよい。
また、前記判定部は、前記現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ、前記振込可能時間帯が翌営業日の営業時間帯までの間の前記非営業時間帯を含まない場合、本日を前記振込可能日と判定してもよい。
また、前記判定部は、前記現在時刻が前記営業時間帯内である場合、前記現在時刻を含む前記営業時間帯を前記振込可能日と判定してもよい。
また、前記振込システムは、前記判定部が判定した前記振込可能日に係る情報をユーザに対し表示する表示部、をさらに備えてもよい。
また、前記振込システムは、前記判定部が前記非営業時間帯である前記振込可能時間帯を含む日を、前記振込可能日と判定した場合、振込取引の件数および前記非営業時間帯である前記振込可能時間帯に基づいて、前記振込可能時間帯における所定時間当りに実行され得る前記振込取引の件数を算出する算出部をさらに備え、前記表示部は、前記算出部が算出した前記件数が所定以上である場合、前記ユーザに対し注意を促す情報を表示してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である振込可能時間帯を取得する振込可能時間帯取得部と、非営業時間帯を取得する非営業時間帯取得部と、現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ翌営業時間帯までの間に振込可能時間帯が存在する場合、当該振込可能時間帯を含む日を振込可能日と判定する判定部と、を備えた、振込装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である振込可能時間帯を取得する振込可能時間帯取得部と、非営業時間帯を取得する非営業時間帯取得部と、現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ翌営業時間帯までの間に振込可能時間帯が存在する場合、当該振込可能時間帯を含む日を振込可能日と判定する判定部と、を備えた、振込装置、として機能させるための、振込プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、プロセッサが、振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である振込可能時間帯を取得することと、非営業時間帯を取得することと、現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ翌営業時間帯までの間に振込可能時間帯が存在する場合、当該振込可能時間帯を含む日を振込可能日と判定することと、を含む、振込方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、振込取引を実行することが可能な非営業時間帯を含む日を、振込取引を実行することが可能な日と判定することが可能となる。
本開示の実施形態による振込システム1の全体構成を説明するための図である。 同実施形態に係るATM1000の機能構成の一例について説明するための図である。 同実施形態に係る振込元ホストサーバ2000の機能構成の一例について説明するための図である。 同実施形態に係る振込可能時間帯取得部220による振込可能時間帯の取得の一例について説明するための図である。 同実施形態に係る振込可能時間帯取得部220による振込可能時間帯の取得の一例について説明するための図である。 同実施形態に係る判定部250による振込可能日の判定に係る動作の流れの一例について説明するための図である。 同実施形態に係る算出部260による算出および表示部270による表示制御に係る動作の流れの一例について説明するための図である。 同実施形態に係る表示部270による振込可能日に係る情報の表示制御の一例について説明するための図である。 同実施形態に係る表示部270による振込可能日に係る情報の表示制御の一例について説明するための図である。 同実施形態に係る表示部270による振込可能日に係る情報の表示制御の一例について説明するための図である。 同実施形態に係る表示部270による振込可能日に係る情報の表示制御の一例について説明するための図である。 同実施形態に係るATM1000および振込元ホストサーバ2000による振込可能日の判定および振込日の決定に係る動作の流れの一例について説明するための図である。 同実施形態に係るATM1000および振込元ホストサーバ2000による振込可能日の判定および振込日の決定に係る動作の流れの一例について説明するための図である。 同実施形態に係るATM1002の機能構成の変形例について説明するための図である。 同実施形態に係るATM1002による振込可能日の判定および振込日の決定に係る動作の流れの一例について説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る各構成のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.実施形態>
<<1-1.背景>>
まず、最初に、本発明の実施形態の背景について説明する。
全国の金融機関間での振込取引において、全国銀行データ通信システムと呼ばれる専用のネットワークシステムが使用される。具体的には、振込元の金融機関および振込先の金融機関の双方は、全国銀行データ通信システム(以下、全銀システムと称する)に接続し、全銀システムを介して振込取引を実行する。
なお、従来、金融機関間で振込取引が成立することが可能な時間帯は、全銀システムが稼働している平日朝から夕方までの定められた時間帯(営業時間帯)のみであった。しかし、近日、全銀システムの稼働時間が拡大された。拡大後の全銀システムの稼働時間は、非営業時間帯を含む24時間365日である。すなわち、全銀システムは稼働を停止することが無くなった。稼働時間が拡大する利点は、例えば振込取引をリアルタイム完了できる時間帯が拡大することで、ユーザの利便性が向上することなどである。
しかしながら、全銀システムの稼働時間が拡大するだけでは、振込取引の成立が可能な時間帯は拡大しない。実際に振込取引の成立が可能となる条件、言い換えれば、リアルタイムに着金処理まで完了する条件は、振込元の金融機関および振込先の金融機関の双方が全銀システムへ同時に接続していることである。
また、各々の金融機関は、営業時間帯などの予め定められた時間帯以外の全銀システムへ接続する時間帯を、各々決定する。すなわち、金融機関が全銀システムへ接続する時間帯は、金融機関毎に異なる。そのため、振込取引においては、振込元の金融機関および振込先の金融機関の双方が全銀システムへ同時に接続する時間帯から、振込が可能な日を判定する必要がある。
例えば、上述した特許文献1に記載の技術では、本日の振込取引が可能であるか否かを確認し、振込日に係る情報を利用者へ出力する技術が開示されている。しかし、特許文献1に記載の技術では、振込が可能な日として「本日」もしくは「翌営業日」しか判定できず、非営業日に振込取引が可能な時間帯が存在している場合でも、「非営業日」を振込が可能な日と判定することができない。
そこで、本開示に記載の一実施形態は、上記問題に鑑みてなされたものであり、振込取引を実行することが可能な非営業時間帯を含む日を、振込取引を実行することが可能な日と判定する機能を有する。係る機能によれば、振込取引における利便性をより高くすることが可能となる。
<<1-2.全体構成例>>
続いて、本発明の一実施形態における振込システムの全体構成の一例について図1を参照して説明する。図1は、本開示の実施形態による振込システム1の全体構成を説明するための図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る振込システム1は、ATM(Automated Teller Machine)1000、振込元ホストサーバ2000、専用ネットワーク3000、および振込先ホストサーバ4000を含む。
(1-2-1.ATM1000)
ATM1000は、入出金や振込などの種々の金銭取引に係る情報を入出力する装置である。また、ATM1000は、金銭取引に係る情報を後述する振込元ホストサーバ2000と送受信する。
また、ATM1000は、振込取引の実行に際し、振込元情報および振込先情報を振込元ホストサーバ2000に対し送信する。
(1-2-2.振込元ホストサーバ2000)
振込元ホストサーバ2000は、種々の金銭取引に係る処理を実行する装置である。つまり、振込元ホストサーバ2000は、振込取引に係る処理を実行する振込装置である。
なお、振込元ホストサーバ2000は、振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である時間帯を取得し、取得した時間帯に基づいて振込取引の実行が可能な日を判定する。ここで、振込取引の実行が可能な日は、当該取得した振込取引の成立が可能である時間帯を含む。また、振込元ホストサーバ2000は、当該候補に係る情報を、ATM1000に表示させる。
(1-2-3.専用ネットワーク3000)
専用ネットワーク3000は、金融機関内での情報の送受信に利用されるネットワークである。専用ネットワーク3000は、例えばVPN網などにより構成される。専用ネットワーク3000は、全国の金融機関のホストサーバと接続している。
なお、専用ネットワーク3000は、全銀システムを含む。専用ネットワーク3000が含む全銀システムは、全国の金融機関から送信された振込取引に関するデータの処理を行う。
(1-2-4.振込先ホストサーバ4000)
振込先ホストサーバ4000は、全銀システムへ接続し振込元ホストサーバ2000から振込取引を受け付ける装置である。
なお、本実施形態に係る振込システム1は、上記の構成に限定されない。
<<1-3.ATM1000の機能構成例>>
続いて、本実施形態に係るATM1000の機能構成の一例について説明する。図2は、本実施形態に係るATM1000の機能構成の一例について説明するための図である。ATM1000は、入力部110、制御部120、通信部130および出力部140を備える。
(1-3-1.入力部110)
入力部110は、ユーザから振込元情報や振込先情報など種々の情報の入力を受け付ける。ここで、振込元情報とは、例えば当該ユーザに対応する振込元の金融機関の口座情報などをいう。また、振込先情報とは、例えば振込取引の振込先の金融機関名や振込先の口座情報などをいう。
なお、入力部110は、振込元情報や振込先情報を、取引カードやATM1000に取り付けられたタッチパネルなどの種々の手段で入力を受け付けてよい。
(1-3-2.制御部120)
制御部120は、ATM1000に内蔵される、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などのハードウェアを用いて、ATM1000の動作を全般的に制御する。
(1-3-3.通信部130)
通信部130は、振込元ホストサーバ2000との間で、種々の情報の送受信を行う。なお、通信部130は、振込取引に係る情報と後述する出力部140の画面出力に係る情報とを、別々の独立した物理ケーブルを用いて情報の送受信を行ってもよい。
(1-3-4.出力部140)
出力部140は、ATM1000の入力部110により入力が受け付けられた情報や、振込元ホストサーバ2000から送信され、通信部130を介して受信された情報、をユーザに対し出力する。例えば、出力部140は、振込元ホストサーバ2000から送信された情報を表示画面上に表示してよい。
なお、ATM1000の構成は、上述した構成に限定されない。例えば、ATM1000は、上述した構成以外の構成を備えてもよい。ATM1000が振込元ホストサーバ2000の構成の一部を備える例は、変形例として後述する。
以上、ATM1000の機能構成の一例について説明した。
<<1-4.振込元ホストサーバ2000の機能構成例>>
続いて、本実施形態に係る振込元ホストサーバ2000の機能構成の一例について説明する。図3は、本実施形態に係る振込元ホストサーバ2000の機能構成の一例について説明するための図である。振込元ホストサーバ2000は、通信部210、振込可能時間帯取得部220、記憶部230、非営業時間帯取得部240、判定部250、算出部260および表示部270を備える。
(1-4-1.通信部210)
通信部210は、ATM1000との間で種々の情報の送受信を行う。例えば、通信部210は、専用ネットワーク3000の全銀システムへ接続し、振込取引に係る情報を送受信する。なお、通信部210が全銀システムへ接続する時間帯は、振込元の金融機関により決定される。
(1-4-2.振込可能時間帯取得部220)
振込可能時間帯取得部220は、振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である振込可能時間帯を取得する。ここで、振込可能時間帯は、振込元の金融機関が全銀システムへ接続する時間帯であり得て、営業時間帯および非営業時間帯の双方の時間帯を含む。
なお、振込可能時間帯取得部220による振込可能時間帯の取得処理は、種々の方法で実行される。
[1-4-2-1.取得例1]
ここで、図4を参照して、振込可能時間帯取得部220による振込可能時間帯の取得の一例について説明する。図4は、本実施形態に係る振込可能時間帯取得部220による振込可能時間帯の取得の一例について説明するための図である。
図4には、A銀行による振込取引の実行の成立が可能な時間帯TZAおよびB銀行による振込取引の受付の成立が可能な時間帯TZB1、TZB2、TZB3が示されている。
振込可能時間帯取得部220は、振込元の金融機関による振込取引の実行の成立が可能な時間帯および前記振込先の金融機関による振込取引の受付の成立が可能な時間帯に基づいて、振込可能時間帯を取得してよい。具体的には、振込元の金融機関による振込取引の実行の成立が可能な時間帯と振込先の金融機関による振込取引の受付が可能な時間帯とが重複する時間帯を、振込可能時間帯として取得してよい。
ここで、例えば、振込元の金融機関による振込取引の実行の成立が可能な時間帯と振込先の金融機関による振込取引の受付が可能な時間帯は共に、全銀システムへ接続する時間帯を示す。従って、振込元の金融機関による振込取引の受付が可能な時間帯は、振込元の金融機関による振込取引の実行の成立が可能な時間帯であり得る。同様に、振込先の金融機関による振込取引の実行が可能な時間帯は、振込先の金融機関による振込取引の受付が可能な時間帯であり得る。
図4に示される一例について説明する。図4において、A銀行による振込取引の実行が可能な時間帯TZAおよびB銀行による振込取引の実行が可能な時間帯TZB1、TZB2、TZB3が示されている。ここで、振込可能時間帯取得部220は、横軸を時間軸とすると、A銀行による振込取引の実行が可能な時間帯とB銀行による振込取引の実行が可能な時間帯とが重複している時間帯D1、D2を振込可能時間帯と判定してよい。
なお、図4に示されるように、振込可能時間帯は複数存在してもよい。
このように、振込可能時間帯取得部220が振込元の金融機関による振込取引の実行の成立が可能な時間帯および振込先の金融機関による振込取引の受付が可能な時間帯に基づいて振込可能時間帯を取得することができる。係る機能によれば、各々の金融機関により設定されている振込取引の実行または受付が可能な時間帯が変更されても、当該変更された時間帯に基づいて、振込可能時間帯を取得することが可能となる。
[1-4-2-2.取得例2]
上記では、各々の金融機関による振込取引の実行または受付が可能な時間帯を用いたが、他にも、振込可能時間帯取得部220は、金融機関を示す情報に基づいて振込可能時間帯を取得してもよい。
ここで、図5を参照して、振込可能時間帯取得部220による振込可能時間帯の取得において金融機関を示す情報を用いた一例について説明する。図5は、本実施形態に係る振込可能時間帯取得部220による振込可能時間帯の取得の一例について説明するための図である。
図5には、A銀行、B銀行、C銀行、D銀行が他の各々の金融機関と振込取引を実行することが可能な時間帯が記録される表TAが示されている。
振込可能時間帯取得部220は、振込元の金融機関を示す情報および振込先の金融機関を示す情報に基づいて、前記振込可能時間帯を取得してよい。具体的には、振込元の金融機関を示す情報と振込先の金融機関を示す情報との組み合わせに基づいて、振込可能時間帯を取得してもよい。ここで、金融機関を示す情報とは、金融機関名などの金融機関が一意に定まる情報をいう。
振込可能時間帯取得部220は、振込元の金融機関を示す情報および振込先の金融機関を示す情報から、振込可能時間帯を直接取得する。言い換えれば、振込可能時間帯取得部220は、両銀行の振込取引の実行や受付が可能な時間帯を用いずに、振込可能時間帯を取得する。
図5に示される一例について説明する。表TAには、振込元の金融機関名および振込先の金融機関名並びに、組み合わせに応じた振込可能時間帯が記録されている。なお、表TAには、振込元の金融機関および振込先の金融機関の双方が全銀システムへ同時に接続する時間帯が記録されてもよい。
例えば、「振込元」は「A銀行」であり、「振込先」が「B銀行」である場合、振込可能時間帯は、「平日8:30~18:00、土日祝8:30~12:00」となる。また、例えば、「振込元」は「C銀行」であり、「振込先」が「D銀行」である場合、振込可能時間帯は、「平日8:30~15:30」となる。
このように、振込元の金融機関を示す情報および振込先の金融機関を示す情報に基づいて、振込可能時間帯を取得することができる。係る機能によれば、より少ない量の処理により振込可能時間帯を取得することが可能となる。
再び図3を参照して説明していく。
(1-4-3.記憶部230)
記憶部230は、振込取引に係る情報などの、各種のデータを記憶することが可能である。記憶部230は、各々の金融機関を示す情報を記憶してよい。
(1-4-4.非営業時間帯取得部240)
非営業時間帯取得部240は、非営業時間帯を取得する。例えば、非営業時間帯取得部240は、振込元の金融機関の営業時間を示す情報や振込元の金融機関の営業時間を示す情報に基づいて非営業時間帯を取得してもよい。非営業時間帯取得部240は取得した非営業時間帯は、後述する判定部250による処理に用いられる。
(1-4-5.判定部250)
判定部250は、振込可能時間帯取得部220が取得した振込可能時間帯を含む日を、振込可能日と判定する。ここで、振込可能日とは、実際に振込取引を実行することが可能な日をいう。振込可能日は、振込可能時間帯を複数含んでもよい。
なお、判定部250は、振込可能日が含む振込可能時間帯のうち、いずれかの振込可能時間帯を、振込候補時間帯と判定してもよい。ここで、振込候補時間帯とは、振込取引を実行する時間帯の候補をいう。判定部250は、振込可能日が含む複数の振込可能時間帯のうち、例えば最先の振込可能時間帯を、振込候補時間帯と判定してもよい。
[1-4-5-1.判定例]
ここで、図6を参照して、判定部250による振込可能日の判定に係る動作の流れの一例について説明する。図6は、本実施形態に係る判定部250による振込可能日の判定に係る動作の流れの一例について説明するための図である。
図6を参照すると、まず、判定部250は、現在が振込元の金融機関および振込先の金融機関の双方の営業時間帯であるか否かを判定する(S1101)。判定部250が現在を振込元の金融機関および振込先の金融機関の双方の営業時間帯であると判定した場合(S1101:Yes)、本日を振込可能日と判定し、また本日の営業時間帯を振込候補時間帯と判定し(S1102)、判定部250の動作は終了する。
なお、ここでは、振込元の金融機関および振込先の金融機関の双方の営業時間帯が同一であることを前提としている。振込元の金融機関と振込先の金融機関との営業時間帯が異なる場合、双方の営業時間帯を示す情報に基づいて、ステップS1101は実行される。
また、一方、判定部250が現在を振込元の金融機関および振込先の金融機関の双方の営業時間帯でないと判定した場合(S1101:No)、判定部250は、振込可能時間帯取得部220が取得した振込可能時間帯が本日の非営業時間帯を含むか否かを判定する(S1103)。判定部250が振込可能時間帯取得部220により取得された振込可能時間帯が本日の非営業時間帯を含むと判定した場合(S1103:Yes)、判定部250は本日を振込可能日と判定し、また本日の非営業時間帯を振込候補時間帯と判定し(S1102)、判定部250の動作は終了する。
一方、判定部250が振込可能時間帯取得部220により取得された振込可能時間帯が本日の非営業時間帯を含まないと判定した場合(S1103:No)、判定部250は、振込可能時間帯取得部220が取得した振込可能時間帯が翌営業時間帯までの間の非営業時間帯を含むか否かを判定する(S1104)。
判定部250が振込可能時間帯取得部220により取得された振込可能時間帯が翌営業時間帯までの間の非営業時間帯を含むと判定した場合(S1104:Yes)、判定部250は翌営業時間帯までの間の非営業日を振込可能日と判定し、または、当該振込可能日が含む振込可能時間帯を振込候補時間帯と判定し(S1105)、判定部250の動作は終了する。
一方、振込可能時間帯取得部220が取得した振込可能時間帯が翌営業時間帯までの間の非営業時間帯を含まないと判定した場合(S1104:No)、判定部250は翌営業日を振込可能日と判定し、また当該翌営業日が含む振込可能時間帯を振込候補時間帯と判定し(S1106)、判定部250の動作は終了する。
なお、上記動作により振込可能日と判定され得る日が複数存在する場合は、判定部250は最先の日を振込可能日と判定してよい。また、判定部250による振込候補時間帯の判定は任意であり、判定部250は振込可能日のみを判定してよい。
このように、判定部250は振込可能時間帯に基づいて、最先の振込可能日を判定し振込取引の実行の完了までの時間を短くすることができる。係る機能によれば、より高い利便性を有するサービス提供を行うことが可能となる。
再び図3を参照して、構成例を説明していく。
(1-4-6.算出部260)
算出部260は、振込取引の件数および判定部250が判定した振込可能日が含む振込可能時間帯に基づいて、所定時間当りに実行され得る振込取引の件数を算出する。所定時間当りに実行され得る振込取引の件数は、振込取引の実行が当該振込可能時間帯内に完了するか否かの判断に用いられる。
例えば、判定部250が判定した振込可能日が含む振込可能時間帯の長さが、振込取引に係る処理に必要とされる長さよりも短い場合、当該振込可能時間帯内で当該振込取引の全てが完了するとは限らない。各々の金融機関の振込可能時間帯が各々決定され、さらに、振込先の金融機関による所定時間当たりの振込取引の処理が可能な件数の上限が存在するためである。
(1-4-7.表示部270)
表示部270は、判定部250が判定した振込可能日に係る情報の表示を制御する。具体的には、表示部270は、振込可能日に係る情報をATM1000の出力部140に出力させる。
また、表示部270は、算出部260が算出した件数が所定以上である場合、ユーザに対し注意を促す情報を表示する。
算出部260が算出した所定時間当たりに実行され得る振込取引の件数は、振込可能日が含む振込可能時間帯内に振込取引が完了し得るか否かの判断に用いられることができる。
[1-4-7-1.算出表示例]
ここで、図7を参照して、算出部260による算出および表示部270による表示制御に係る動作の流れの一例について説明する。図7は、本実施形態に係る算出部260による算出および表示部270による表示制御に係る動作の流れの一例について説明するための図である。
図7を参照すると、まず、算出部260は振込取引の件数および振込可能日が含む振込可能時間帯の長さに基づいて、所定時間当りに実行され得る前記振込取引の件数を算出する(S1201)。次に、ステップS1201で算出された件数が所定以上である場合(S1202:Yes)、表示部270は、注意を促す情報をATM1000の出力部140に出力させることで表示し(S1203)、算出部260および表示部270は動作を終了する。一方、ステップS1201で算出された件数が所定以上でない場合(S1202:No)、算出部260および表示部270は動作を終了する。
このように、算出部260および表示部270により振込取引の件数が所定以上である場合に、注意を促す情報を表示することができる。係る機能によれば、ユーザは振込日を決定する際の判断材料とすることが可能となる。
[1-4-7-2.表示例1]
続いて、表示部270による振込可能日に係る情報の表示の制御について具体例を挙げながら説明する。
表示部270は、判定部250の判定および算出部260の算出に基づいて、表示内容を変化させることができる。具体的には、表示部270は、判定部250が、いずれの日を振込可能日と判定したかに従って、表示内容を変化させることができる。また、具体的には、表示部270は、算出部260の算出結果に従って、注意を促す情報を表示させることができる。
以下、画面表示の具体例を図8~図11を参照しながら説明していく。
図8~図11は、本実施形態に係る表示部270による振込可能日に係る情報の表示制御の一例について説明するための図である。
まず、判定部250が本日を振込可能日と判定した場合の、表示部270による振込可能日に係る情報の表示制御の一例について説明する。
表示部270は、振込可能日が本日である場合、振込可能日に係る情報をATM1000の出力部140に表示させる。ここで、表示部270は、実際に振込取引が実行される時間帯をユーザに選択させるために、振込可能日以外の日を選択肢として表示させてもよい。
例えば、表示部270は、振込可能日が本日である場合、実際に振込取引が実行される日の選択肢として、翌営業日を表示させることで提示してもよい。また、表示部270は、他の選択肢として、取引の中止を提示してもよい。他にも、表示部270は、振込取引に係る処理が開始される具体的な時刻を表示させてもよい。
以下、図8の一例について説明する。図8には、画面SC1が示されている。画面SC1には、ボタンB11~B13が表示されている。表示部270は、画面SC1を出力部140に表示させている。ここで、ボタンB11には、具体的な振込時間が表示されている。
[1-4-7-3.表示例2]
続いて、判定部250が非営業日を振込可能日と判定した場合の、表示部270による振込可能日に係る情報の表示制御の一例について説明する。
表示部270は、振込可能日が非営業日である場合、振込可能日に係る情報をATM1000の出力部140に表示させる。
例えば、表示部270は、振込可能日が非営業日である場合、他の選択肢として、翌営業日を表示させることで提示してもよい。また、表示部270は、他の選択肢として、取引の中止を提示してもよい。他にも、表示部270は、振込取引に係る処理が開始される具体的な時刻(振込候補時刻)を表示させてもよい。
以下、図9の一例について説明する。図9には、画面SC2が示されている。画面SC2には、ボタンB21~B23が表示されている。表示部270は、画面SC2を出力部140に表示させている。ここで、ボタンB21には、具体的な振込時間が表示されている。なお、ボタンB21の「振込可能な非営業日」には具体的な日付が表示されるものとする。
続いて、判定部250が翌営業日を振込可能日と判定した場合の、表示部270による振込可能日に係る情報の表示制御の一例について説明する。
表示部270は、振込可能日が翌営業日である場合、振込可能日が翌営業日であることを示す情報をATM1000の出力部140に表示させる。また、例えば、表示部270は、振込可能日が翌営業日である場合、他の選択肢として、取引の中止を提示してもよい。
以下、図10の一例について説明する。図10には、画面SC3が示されている。画面SC3には、ボタンB31、B32が表示されている。表示部270は、画面SC2を出力部140に表示させている。ここで、取引中止ボタンB31および確認ボタンB32が表示されている。
[1-4-7-4.表示例3]
続いて、算出部260が算出した所定時間当たりに実行され得る振込取引の件数が所定件数以上であった場合の、表示部270による注意をユーザに対し促す情報の表示制御の一例について説明する。
表示部270は、算出部260が算出した所定時間当たりに実行され得る振込取引の件数が所定件数以上であった場合、振込可能日に対応する振込可能時間帯内に振込取引が完了しない可能性がある旨をATM1000の出力部140に表示させる。ここで、当該振込可能時間帯は、振込可能日が含む振込可能時間帯のうち、例えば最先の振込可能時間帯である。
以下、図11の一例について説明する。図11には、画面SC4が示されている。画面SC4には、ボタンB41~B43が表示されている。これらは、図8の画面SC1およびボタンB11~B13に対応している。画面SC4と画面SC1との相違点は、ボタンB41の付加情報としてメッセージMが表示されている点である。
このように、表示部270は振込可能日や振込候補時刻などをユーザに対し表示させることができる。係る機能によれば、各々のユーザの事情に合わせた振込取引を実行することが可能となる。
また、表示部270は、算出部260の算出結果に基づいて注意を促す情報を表示させることができる。係る機能によれば、時間内に完了させる必要がある重要な振込取引において、ユーザが振込取引を実行させる時間帯の選択の判断をさせることが可能となる。
以上、ATM1000および振込元ホストサーバ2000の機能構成例について説明した。なお、ATM1000は、自動取引装置に限られない。例えば、金融機関の営業店に設置されるタブレット端末にも本発明を適用可能である。
他にも、ATM1000の代わりとして、例えば、パーソナルコンピュータ(PC;Personal Computer)やスマートフォンから所謂インターネットバンキングを利用する際にも、本発明を適用可能である。
<2.動作>
<<2-1.動作例1>>
続いて、ATM1000および振込元ホストサーバ2000による振込可能日の判定に係る動作の流れの一例について説明する。図12は、本実施形態に係るATM1000および振込元ホストサーバ2000による振込可能日の判定に係る動作の流れの一例について説明するための図である。
図12を参照すると、まず、ATM1000の入力部110は、ユーザから振込元情報の入力を受け付ける(S1301)。次に、ATM1000の出力部140は、振込先情報の入力を促す画面を表示する(S1302)。次に、ATM1000の出力部140は、振込先情報の入力を受け付ける(S1303)。
次に、ATM1000の通信部130は、ステップS1301およびステップS1303で受け付けた振込元情報および振込先情報を、振込元ホストサーバ2000へ送信する(S1304)。次に、振込元ホストサーバ2000の振込可能時間帯取得部220は、振込元情報および振込先情報に基づいて、振込可能時間帯を取得する(S1305)。
次に、振込元ホストサーバ2000の非営業時間帯取得部240は、非営業時間帯を検出する(S1306)。次に、振込元ホストサーバ2000の判定部250は、ステップS1305で取得された振込可能時間帯に基づいて振込可能日を判定する(S1307)。
次に、振込元ホストサーバ2000の通信部210は、ステップS1307で判定された振込可能日を示す情報をATM1000へ送信する(S1308)。次に、ATM1000の出力部140は、振込可能日に係る情報をユーザに対し表示する(S1309)。次に、ATM1000の入力部110はユーザから振込日の入力を受け付ける(S1310)。
次に、ATM1000の制御部120は、ステップS1310で受け付けた振込日に基づいて、振込取引に係る処理を実行する(S1311)。最後に、ATM1000の出力部140は、ステップS1311で実行された振込取引に係る処理が完了したことをユーザに対し通知し(S1312)、ATM1000および振込元ホストサーバ2000は動作を終了する。
<<2-2.動作例2>>
ここで、振込元ホストサーバ2000は、振込先の金融機関に対応する振込取引の受付が可能な時間帯を示す情報を記憶部230に記憶させている。一方、振込元ホストサーバ2000は、振込先の金融機関に対応する振込取引の受付が可能な時間帯を示す情報を、振込先ホストサーバ4000に要求することで取得してもよい。
図13は、本実施形態に係るATM1000および振込元ホストサーバ2000による振込可能日の判定および振込日の決定に係る動作の流れの一例について説明するための図である。
図13に示される動作の流れは、基本的に図12で示された動作の流れと同様である。具体的には、ステップS1401~ステップS1404は、それぞれステップS1301~ステップS1304と同様である。またステップS1407~ステップS1414は、それぞれステップS1305~ステップS1312と同様である。
図13に示される動作の流れのうち、図12と異なる動作は、ステップS1405およびステップS1406である。まず、振込元ホストサーバ2000の通信部210は、振込先ホストサーバ4000へ、振込先の金融機関による振込取引の受付が可能な時間帯を要求する情報を送信する(S1405)。次に、振込元ホストサーバ2000の通信部210は、振込先ホストサーバ4000から、振込先の金融機関による振込取引の受付が可能な時間帯を示す情報を受信する(S1406)。
なお、通信部210が振込先ホストサーバ4000から振込先の金融機関による振込取引の受付が可能な時間帯を示す情報を受信するステップS1405およびステップS1406は、上記以外のタイミングで実行されてよい。
また、ステップS1405およびステップS1406は、振込可能時間帯取得部220が振込可能時間帯を取得するタイミング以外で実行されてもよく、例えば、所定の期間ごとに実行されてもよい。
このように、振込元ホストサーバ2000は、振込先の金融機関による振込取引の受付が可能な時間帯を適宜取得することができる。係る機能によれば、振込取引の受付が可能な時間帯が更新されたとしても、振込可能時間帯の取得の際に対応することが可能となる。
<3.変形例>
ところが、上記までは、振込可能時間帯の取得、非営業時間帯の検出、および振込可能日の判定を振込元ホストサーバ2000が実行している例について説明してきたが、一方で、変形例としてATM1002が上記処理を実行することも可能である。
図14は、本実施形態に係るATM1002の機能構成の変形例について説明するための図である。図14を参照すると、ATM1002は、入力部112、制御部122、通信部132、出力部142、振込可能時間帯取得部222、記憶部232、非営業時間帯取得部242、判定部252、算出部262および表示部272を備える。
ATM1002が備える各構成について説明する。まず、入力部112、制御部122、通信部132および出力部142は、それぞれ入力部110、制御部120、通信部130および出力部140と同様である。また、振込可能時間帯取得部222、記憶部232、非営業時間帯取得部242、判定部252、算出部262および表示部272は、それぞれ振込可能時間帯取得部220、記憶部230、非営業時間帯取得部240、判定部250、算出部260および表示部270と同様である。つまり、ATM1002は、ATM1000および振込元ホストサーバ2000の双方の機能を有している。なお、記憶部232は、自他の金融機関の振込取引の受付が可能な時間帯を示す情報を記憶している。
続いて、ATM1002による振込可能日の判定に係る動作の流れの一例について説明する。図15は、本実施形態に係るATM1002による振込可能日の判定に係る動作の流れの一例について説明するための図である。
図15に示される動作の流れは、基本的に図12で示された動作の流れと同様である。具体的には、ステップS1501~ステップS1403は、ステップS1301~ステップS1303と同様である。また、ステップS1504~ステップS1506は、ステップS1305~ステップS1307と同様である。
また、ステップS1507~ステップS1510は、ステップS1309~ステップS1312と同様である。すなわち、図14に示される動作の流れには、図12で示されるステップS1304およびステップS1306が含まれない。
このように、ATM1002で上記処理を実行することができ、当該処理を完了するまでの時間を短縮することが可能となる。
<4.ハードウェア構成例>
次に、本発明の一実施形態に係るATM1000、振込元ホストサーバ2000に共通するハードウェア構成例について説明する。図16は、本発明の一実施形態に係る各構成のハードウェア構成例を示すブロック図である。図16を参照すると、ATM1000、振込元ホストサーバ2000は、例えば、CPU871と、ROM872と、RAM873と、ホストバス874と、ブリッジ875と、外部バス876と、インターフェース877と、入力部878と、出力部879と、記憶部880と、ドライブ881と、接続ポート882と、通信部883と、を有する。なお、ここで示すハードウェア構成は一例であり、構成要素の一部が省略されてもよい。また、ここで示される構成要素以外の構成要素をさらに含んでもよい。
(CPU871)
CPU871は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM872、RAM873、記憶部880、又はリムーバブル記録媒体901に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。
(ROM872、RAM873)
ROM872は、CPU871に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM873には、例えば、CPU871に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
これら、CPU871やROM872、RAM873とソフトウェアとの協働によりATM1000の制御部120並びに振込元ホストサーバ2000の振込可能時間帯取得部220、非営業時間帯取得部240および判定部250の機能が実現され得る。
(ホストバス874、ブリッジ875、外部バス876、インターフェース877)
CPU871、ROM872、RAM873は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス874を介して相互に接続される。一方、ホストバス874は、例えば、ブリッジ875を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス876に接続される。また、外部バス876は、インターフェース877を介して種々の構成要素と接続される。
(入力部878)
入力部878には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、マイク、及びレバー等が用いられる。さらに、入力部878としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。ATM1000の入力部110は、タッチパネルなどを備える。ATM1000のユーザは、当該入力部878を操作することにより、ATM1000に対して、種々の情報を入力することができる。
(出力部879)
出力部879には、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD、又は有機EL等のディスプレイ装置(表示装置)、スピーカー、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。また、ATM1000の出力部140は、ディスプレイ装置(表示装置)などの画面表示装置を含む。
(記憶部880)
記憶部880は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部880としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。
(ドライブ881)
ドライブ881は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体901に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体901に情報を書き込む装置である。
(リムーバブル記録媒体901)
リムーバブル記録媒体901は、例えば、DVDメディア、Blu-ray(登録商標)メディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体901は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。
(接続ポート882)
接続ポート882は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS-232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器902を接続するためのポートである。
(外部接続機器902)
外部接続機器902は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
(通信部883)
通信部883は、ネットワーク903に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、内線電話網や携帯電話事業者網等の電話網に接続してもよい。
<5.まとめ>
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る振込システムによれば、非営業日を、振込取引を実行することが可能な日として判定することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1000 ATM
110 入力部
120 制御部
130 通信部
140 出力部
2000 振込元ホストサーバ
210 通信部
220 振込可能時間帯取得部
230 記憶部
240 非営業時間帯取得部
250 判定部
260 算出部
270 表示部
3000 専用ネットワーク
4000 振込先ホストサーバ

Claims (17)

  1. 振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である振込可能時間帯を取得する振込可能時間帯取得部と、
    非営業時間帯を取得する非営業時間帯取得部と、
    現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ翌営業時間帯までの間に前記振込可能時間帯が存在する場合、当該振込可能時間帯を含む日を振込可能日と判定する判定部と、
    を備えた、振込システム。
  2. 前記振込可能時間帯は、前記振込元の金融機関および前記振込先の金融機関の双方が全国銀行データ通信システムへ接続する時間帯であり、
    前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関および前記振込先の金融機関の双方が前記全国銀行データ通信システムへ接続する時間帯を取得する、
    請求項1に記載の振込システム。
  3. 前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関による振込取引の実行の成立が可能な時間帯および前記振込先の金融機関による振込取引の受付の成立が可能な時間帯に基づいて、前記振込可能時間帯を取得する、
    請求項1または2に記載の振込システム。
  4. 前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関による振込取引の実行の成立が可能な時間帯と前記振込先の金融機関による振込取引の受付の成立が可能な時間帯とが重複する時間帯を、前記振込可能時間帯として取得する、
    請求項3に記載の振込システム。
  5. 前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関を示す情報および前記振込先の金融機関を示す情報に基づいて、前記振込可能時間帯を取得する、
    請求項1または2に記載の振込システム。
  6. 前記振込可能時間帯取得部は、前記振込元の金融機関を示す情報と前記振込先の金融機関を示す情報との組み合わせに基づいて、前記振込可能時間帯を取得する、
    請求項5に記載の振込システム。
  7. 前記判定部は、前記振込可能日が含む前記振込可能時間帯のうち、いずれかの時間帯を、振込取引を実行する時間帯の候補である振込候補時間帯と判定する、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の振込システム。
  8. 前記判定部は、前記振込可能日が含む前記振込可能時間帯内の、いずれかの時刻を、振込取引を実行する時刻の候補である振込候補時刻と判定する、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の振込システム。
  9. 前記判定部は、前記現在時刻が営業日の前記非営業時間帯内であり、かつ、前記振込可能時間帯が本日の前記非営業時間帯を含む場合、前記本日を前記振込可能日と判定する、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の振込システム。
  10. 前記判定部は、前記現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ、前記振込可能時間帯が前記本日の前記非営業時間帯を含まず、かつ、前記振込可能時間帯が翌営業日の営業時間帯までの間の非営業日の時間帯を含む場合、前記非営業日を前記振込可能日と判定する、
    請求項9に記載の振込システム。
  11. 前記判定部は、前記現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ、前記振込可能時間帯が翌営業日の営業時間帯までの間の前記非営業時間帯を含まない場合、前記翌営業日を前記振込可能日と判定する、
    請求項10に記載の振込システム。
  12. 前記判定部は、前記現在時刻が営業時間帯内である場合、本日を前記振込可能日と判定する、
    請求項1~11のいずれか一項に記載の振込システム。
  13. 前記判定部が判定した前記振込可能日に係る情報をユーザに対し表示する表示部、
    をさらに備える、
    請求項1~12のいずれか一項に記載の振込システム。
  14. 前記判定部が前記非営業時間帯である前記振込可能時間帯を含む日を、前記振込可能日と判定した場合、前記振込取引の件数および前記非営業時間帯である前記振込可能時間帯に基づいて、前記振込可能時間帯において所定時間当りに実行され得る前記振込取引の件数を算出する算出部をさらに備え、
    前記表示部は、前記算出部が算出した前記件数が所定以上である場合、前記ユーザに対し注意を促す情報を表示する、
    請求項13に記載の振込システム。
  15. 振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である振込可能時間帯を取得する振込可能時間帯取得部と、
    非営業時間帯を取得する非営業時間帯取得部と、
    現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ翌営業時間帯までの間に振込可能時間帯が存在する場合、当該振込可能時間帯を含む日を振込可能日と判定する判定部と、
    を備えた、振込装置。
  16. コンピュータを、
    振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である振込可能時間帯を取得する振込可能時間帯取得部と、
    非営業時間帯を取得する非営業時間帯取得部と、
    現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ翌営業時間帯までの間に前記振込可能時間帯が存在する場合、当該振込可能時間帯を含む日を振込可能日と判定する判定部と、
    を備えた、振込装置、
    として機能させるための、振込プログラム。
  17. プロセッサが、
    振込元の金融機関から振込先の金融機関への振込取引の成立が可能である振込可能時間帯を取得することと、
    非営業時間帯を取得することと、
    現在時刻が前記非営業時間帯内であり、かつ翌営業時間帯までの間に前記振込可能時間帯が存在する場合、当該振込可能時間帯を含む日を振込可能日と判定することと、
    を含む、振込方法。
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