JP7139773B2 - 構造物の形成方法及び構造物 - Google Patents
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Description
以下、図1~図6を用いて、構造物の形成方法及び構造物を具体化した第1の実施形態を説明する。本実施形態では、構造物の外形を形成する第1部材としての外形成体と、外形成体の内部に形成される第2部材としての内構造体とを備えた構造物を構築する。
構造物C1は、外形成体10と内構造体20とを含んで構成される。外形成体10は、構造物C1の外形を構成し、3次元(3D)プリンターを用いて、積層可能な硬化性を有するセメント系材料(第1モルタル)を積層させて形成される。内構造体20は、外形成体10の内部に形成され、外形成体10よりも高強度の部材で形成される。この内構造体20の形成には、第2モルタルとして、例えば、スリムクリート(登録商標)等、繊維を混合したセメント系材料(繊維補強コンクリート材料)を用いる。
本実施形態の外形成体10は、第1レイヤとしての奇数層部11と、第2レイヤとしての偶数層部12とを交互に積層して構成する。
図2(a)に示すように、奇数層部11は、第1領域としての外形状部11aと、第2領域としてのリブ部11bとを備える。外形状部11aは、2点鎖線で示すように、構造物C1の略四角枠(外形)を構成する。リブ部11bは、2点鎖線で示すように、外形状部11aに接続され、構造物C1の内部に形成される各孔部10aを区画する。本実施形態では、外形状部11a及びリブ部11bを、一筆書きの移動経路で構成する。なお、リブ部11bは、往路に接した復路からなる一筆書きで形成される。
次に、図3を用いて、外形成体10を形成する3Dプリンター30の構成について説明する。
ノズル31は、その先端部(図中の左側端部)が縮径し、その先端が開口した吐出口31aを有している。本実施形態では、吐出口31aは、下方を向いている。ノズル31の吐出口31aと反対側の端部には、ホース32の端部が接続されている。ホース32は、圧送ポンプ(図示せず)に接続されている。この圧送ポンプの圧力により、ホース32を介してノズル31に供給された第1モルタルは、吐出口31aから下方に吐出される。
移動制御部412は、経路に応じてノズル31を移動させるロボットアーム35の動きを制御する処理を実行する。
吐出量制御部413は、ノズル31から吐出するモルタルを圧送するポンプを制御する処理を実行する。
次に、図4を用いて、外形成体10の奇数層部11及び偶数層部12を形成するための移動経路について説明する。
このように、奇数層部11及び偶数層部12の移動経路を接続させた一筆書き経路を積層管理部411に記憶させる。
次に、図5を用いて、構造物C1の形成方法について説明する。ここでは、所定の高さ(基準高さ)までの連続的な形成を繰り返しながら、構造物C1を構築する。具体的には、奇数層部11及び偶数層部12を積層させて、基準高さまで到達した場合、3Dプリンターによる形成を中断する。そして、所定の中断期間の経過後に、再び基準高さ分の形成を繰り返す。この中断期間において、所定の高さ(接続面高さ)分の第2モルタルを注入して、鉛直部21を形成する。本実施形態では、外形成体10の基準高さより低く、かつ隣接する孔部10aにおいては異なる接続面高さで、第2モルタルを注入することにより、目地の高さを不揃いにする。
そして、孔部10a毎に予め定められた接続面高さまで、第2モルタルを注入する注入工程を実行する(ステップS1-4)。
そして、孔毎に、構造物高さまで第2モルタルを注入する(ステップS1-5)。具体的には、各孔部10aに、構造物C1の外形成体10の最上面まで第2モルタルを注入する。
(1-1)本実施形態では、孔部10aを有し構造物C1の外形を構成する外形成体10と、孔部10aに注入して形成される内構造体20とを備えた構造物C1を形成する。内構造体20を、高強度材料で構成することにより、強度が高い構造物C1を構築することができる。また、第2モルタルは、孔部10aのみに使用するので、使用量を低減することができる。
次に、図7~図9を用いて、構造物の形成方法及び構造物を具体化した第2の実施形態を説明する。本実施形態では、上記第1実施形態と同様に、外形成体10と内構造体20とを備えた構造物を形成する。本実施形態では、構造物の形状に応じて、内部に形成する孔部10aの配置を変更する。例えば、構造物の幅の変化に応じて、高さや大きさが異なる複数の孔部10aを形成する。なお、本実施形態において、上記実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この構造物C2は、上記第1実施形態と同じく、3Dプリンター30によって第1モルタルを積層して形成される外形成体10と、内部に形成された孔部10aに注入した第2モルタルで形成される内構造体20とを備える。本実施形態では、内構造体20は、両端に位置する鉛直部21が、外形成体10の外形状部(11a,12a)に沿う形状で形成される。そして、構造物C2は、両端の孔部10aを基準高さH1毎に減る構造である。このため、制御装置40の制御部41は、各孔部の上端の高さ(孔部上端高さ)を記憶する。
図8に示すように、ステップS1-1,S1-2と同様に、3Dプリンター30は、積層形成処理を実行し(ステップS2-1)、構造物高さまで到達したか否かの判定処理を実行する(ステップS2-2)。
一方、基準高さまで到達したと判定した場合(ステップS2-3において「YES」の場合)、3Dプリンター30は、積層形成処理(ステップS2-1)を中断する。
孔部上端高さに到達した孔がある場合(ステップS2-4において「YES」の場合)には、孔部上端高さに到達した孔において、第2モルタルを孔部上端高さまで注入する注入工程を実行する(ステップS2-5)。具体的には、基準高さの上面まで、孔部10aに第2モルタルを注入する。
図9(a)に示すように、両端に位置する孔部10aが孔部上端高さに到達した場合、この孔部10aには、孔部上端高さまで、第2モルタルを注入する。
一方、図8に示すように、孔部上端高さに到達した孔がない場合(ステップS2-4において「NO」の場合)、ステップS2-5をスキップする。
次に、各孔部10aへの第2モルタルの注入を完了した場合、再び、3Dプリンター30を用いて積層形成処理を実行する(ステップS2-1)。
(2-1)本実施形態では、外形成体10の長手方向の長さを徐々に短くなるように積層させるので、上方に従って幅が狭くなる構造物C2を形成することができる。
・上記各実施形態では、構造物C1,C2の外形成体10は、長手方向の向きを変更した奇数層部11と偶数層部12とを交互に積層することにより構成した。構造物の積層は、2つの層を交互に積層する場合に限られず、1つの層を積層してもよいし、3つ以上の層を交互に積層してもよい。更に、異なる形状の層部をランダムに積層してもよい。例えば、図10に示すように、各長辺部13aを形成する際に一部のリブ部13bを往復して形成する経路に沿って形成される層部13を含めて積層してもよい。
Claims (5)
- 構造物の外形を形成する第1組成の第1モルタルを、複数の孔部を区画して前記外形の基準高さまで積層して形成する積層形成工程と、
前記孔部に、前記第1組成とは異なる第2組成の第2モルタルを注入する注入工程とを繰り返して、前記構造物の高さまで形成し、
前記複数の孔部には、異なる接続面高さまで前記第2モルタルを注入することを特徴とする構造物の形成方法。 - 前記第2モルタルには、前記第1モルタルによって構成される部分よりも高強度の部材を構成するモルタルを用いることを特徴とする請求項1に記載の構造物の形成方法。
- 前記第1モルタルを吐出させる吐出部を、一筆書きの経路で移動させることにより各層を形成して積層することを特徴とする請求項1又は2に記載の構造物の形成方法。
- 第1組成の第1モルタルによって構築され、複数の孔部を区画して構造物の外形基準高さまでの積層を繰り返しながら形成される第1部材と、
前記第1組成とは異なる第2組成の第2モルタルによって構築され、前記孔部に注入されることを繰り返して形成される第2部材とを備え、
前記複数の孔部における前記第2モルタルの注入により形成される接続面高さが異なるように、前記第2部材が形成されていることを特徴とする構造物。 - 前記第1モルタルは、積層可能な硬化性を有するセメント系材料で構成されており、
前記第2モルタルは、繊維を混合したセメント系材料で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の構造物。
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