JP7139608B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、電子ファイルとの関係を明確にして電子付箋を作成し、利便性のよい電子付箋の貼り付けを実現することを課題とし、起動中のアプリケーション、又はこのアプリケーションで開かれているファイルに電子付箋を貼り付けするシステムにおいて、システムフックを使用して、起動中のアプリケーションがウィンドウメッセージを受け取り時に、アプリケーション又は関連する該ファイルの識別情報を取得して電子付箋の対象リストを生成し、これにより任意のアプリケーション又は関連する該ファイルの識別情報を含む電子付箋を作成し保存し、電子付箋の貼り替えに際しては、ファイルの表示、非表示に連動した電子付箋の表示、非表示を可能とすることが開示されている。
特許文献2には、ウェブページのコンテンツのレイアウトや構造の変化に追随して電子付箋の表示位置を変えることを課題とし、コンピュータに、電子付箋の貼り付けが指定されたウェブページのコンテンツの場所を示す位置情報を基に前記ウェブページの中から前記電子付箋の貼り付け場所に最も類似する場所を推定するステップと、前記推定された場所に前記電子付箋が表示されるように前記ウェブページのソースを書き換えるステップと、を実行させるための電子付箋生成表示プログラムであって、前記位置情報は、前記電子付箋の貼り付けが指定されたコンテンツの場所のタグ、属性、及びタグ内の内容を含み、前記電子付箋の貼り付け場所に最も類似する場所は、前記タグ、前記属性、及び前記タグ内の内容の一致数が最大となる場所であることが開示されている。
特開2010-066868号公報 特許第5704508号公報
課題の抽出や、課題に対する解決策を抽出する会合が行われる場合がある。このような会合において、台紙に、課題又は解決策を記載した付箋を貼り付ける作業が行われている。
しかし、付箋には型を付与することができず、例えば、会合の参加者は、台紙上の付箋の内容を読まないと、課題、解決策、それ以外の内容であることが分からない。
本発明は、付箋の内容が課題であることを示す課題型を付与することができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。なお、以下の「請求項」とあるのは、出願当初の請求項である。
請求項1の発明は、台紙に貼り付けることができる付箋に対して、該付箋の内容が課題であることを示す課題型を付与することができる型付与手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記型付与手段は、前記課題型以外に、前記付箋の内容が前記課題に対する解決策であることを示す解決策型を付与することができる、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記型付与手段は、前記課題型と前記解決策型以外に、前記付箋の内容が前記課題及び前記解決策以外であることを示す通常型を付与することができる、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記課題型の付箋と前記解決策型の付箋は、木構造を構成している、請求項2又は3に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記台紙に貼り付けられている付箋の型が課題型である場合、該台紙上に領域を有しているユーザーが該台紙を用いた会合に参加している場合は、該ユーザーが該付箋を確認したことを示す記号を該台紙上に提示する提示手段をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記台紙上では、時系列に付箋が貼り付けられており、前記提示手段は、前記記号を該時系列にしたがって提示する、請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、前記台紙に貼り付けられている付箋の型が解決策型である場合、ユーザーが有している該台紙上の領域に、該付箋を移動したときは、該ユーザーに該付箋の解決策を担当させる、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8の発明は、前記付箋が他のユーザーの領域に移動させられた場合、該他のユーザーからの許可を得るようにする、請求項7に記載の情報処理装置である。
請求項9の発明は、コンピュータを、台紙に貼り付けることができる付箋に対して、該付箋の内容が課題であることを示す課題型を付与することができる型付与手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、付箋の内容が課題であることを示す課題型を付与することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、課題型以外に、付箋の内容が課題に対する解決策であることを示す解決策型を付与することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、課題型と解決策型以外に、付箋の内容が課題及び解決策以外であることを示す通常型を付与することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、課題型の付箋と解決策型の付箋は、木構造を構成することができる。
請求項5の情報処理装置によれば、台紙上に領域を有しているユーザーがその台紙を用いた会合に参加している場合は、そのユーザーが課題型の付箋を確認したことを示す記号をその台紙上に提示することができる。
請求項6の情報処理装置によれば、台紙上では、時系列に付箋が貼り付けられており、その時系列にしたがって記号を提示することができる。
請求項7の情報処理装置によれば、ユーザーが有している台紙上の領域に、解決策型の付箋を移動したときは、そのユーザーにその付箋の解決策を担当させることができる。
請求項8の情報処理装置によれば、付箋が他のユーザーの領域に移動させられた場合、そのユーザーからの許可を得るようにすることができる。
請求項9の情報処理プログラムによれば、付箋の内容が課題であることを示す課題型を付与することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用した電子付箋システム構成例を示す説明図である。 本実施の形態が使用される会議室等における、電子付箋端末、情報処理装置の使用例を示す説明図である。 会合情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 台紙情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 メッセージ付箋提示台紙テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ユーザー領域テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 付箋情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ジョブ付箋管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 課題とジョブの木構造の例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100(電子付箋制御装置)は、会合において用いられる台紙と付箋(電子付箋、電子カード等ともいわれる)に関する処理を行うものであって、図1の例に示すように、付箋受付モジュール105、タイプ処理モジュール110、付箋管理モジュール125、課題・ジョブ管理モジュール145、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165、ジョブ管理モジュール170を有している。なお、会合は、複数人が集まって話し合うことであればよく、例えば、会議、ワークショップ、アイデア抽出会、検討会、相談、議論、集会、ミーティング等を含む。本実施の形態は、電子的な付箋と台紙を利用した電子付箋システム(電子白板等ともいわれる)にかかるものである。
情報処理装置100は、具体的には、付箋を用いて、ファシリテーター(一般的には1人)と複数人の参加者によって行われる会合で利用される。参加者は参加者用端末としての電子付箋端末250を用いて、アイデア等が記載された付箋を作成する。一般的に、図3の例に示すように、電子付箋端末250として、各参加者が所持する電子付箋端末250A、電子付箋端末250B等(以下、代表して電子付箋端末250という)のように複数ある。そして、情報処理装置100は、電子付箋端末250から付箋を受け取って、台紙(又は背景)上にその付箋を貼り付ける。ファシリテーターは情報処理装置100の表示装置である共有画面を用いて、その台紙上で、付箋の位置を決定又は変更したり、付箋をまとめたり(第1の付箋と第2の付箋を関連付けること、グループ形成等ともいわれる)、自らも付箋情報の作成等を行って、その会合を進行させる。なお、本実施の形態において、参加者には、ファシリテーターを含む。また、付箋は、メッセージともいう。
付箋受付モジュール105は、タイプ処理モジュール110、付箋管理モジュール125と接続されている。付箋受付モジュール105は、付箋を受け付ける。電子付箋端末250から付箋を受け付けるようにしてもよいし、情報処理装置100のユーザー(一般的にはファシリテーター)の操作によって作成された付箋を受け付けるようにしてもよいし、台紙・付箋情報記憶装置294等に記憶されている付箋を受け付けるようにしてもよい。
そして、付箋受付モジュール105は、付箋をタイプ処理モジュール110、付箋管理モジュール125に渡す。
タイプ処理モジュール110は、タイプ確認モジュール115、タイプ付与モジュール120を有しており、付箋受付モジュール105、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165と接続されている。タイプ処理モジュール110は、付箋受付モジュール105によって受け付けられた付箋の型(タイプ)に関する処理を行う。
タイプ確認モジュール115は、付箋に型が付与されているか否かを確認する。なお、付箋に型を付与するのは、付箋が作成された後(例えば、付箋に内容が記載された後)であってもよいし、型が付与された付箋を作成してもよい。なお、後者の場合は、付箋の内容は空白となる。
タイプ付与モジュール120は、台紙に貼り付けることができる付箋に対して、その付箋の内容の種類を示す型を付与する。型の付与として、ユーザーの操作によって型を付与してもよいし、付箋の内容を判断して型を付与してもよい。前者の操作例として、付箋上で型を列記したメニューを表示させ、その型を選択するようにしてもよい。後者の例として、付箋の内容に「課題」等との記載があれば課題型とし、付箋の内容に「解決策」、「ジョブ」、「アクション」等との記載があれば解決策型としてもよい。また、後者の別の例として、予め教師データ(既に型が付与された付箋)を用いて、付箋に記載された内容と型との関連付けを機械学習を行うようにしてもよい。そして、機械学習されたモデルを用いて、付箋に型を付与するようにしてもよい。
タイプ付与モジュール120は、台紙に貼り付けることができる付箋に対して、その付箋の内容が課題であることを示す課題型を付与することができる。
そして、タイプ付与モジュール120は、課題型以外に、付箋の内容が課題に対する解決策(アクション、ジョブ等ともいわれる。以下、ジョブともいう)であることを示す解決策型を付与することができる。
さらに、タイプ付与モジュール120は、課題型と解決策型以外に、付箋の内容が課題及び解決策以外であることを示す通常型を付与することができる。なお、通常型とは、課題型ではなく、解決策型でもない型である。
付箋管理モジュール125は、付箋編集モジュール130、付箋提示モジュール135を有しており、付箋受付モジュール105、課題・ジョブ管理モジュール145、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165、ジョブ管理モジュール170と接続されている。付箋管理モジュール125は、付箋を管理する。
付箋編集モジュール130は、ユーザーの操作に応じて、付箋の内容を編集する。
付箋提示モジュール135は、課題・ジョブ付箋提示モジュール140を有している。付箋提示モジュール135は、台紙上に付箋を提示する。
また、付箋提示モジュール135は、台紙上では、時系列に付箋が貼り付けられているように提示してもよい。ここでの時系列には、その付箋が作成された順番であってもよいし、その付箋が修正された順番(修正されていない場合は、作成されたときが修正されたときとする)であってもよい。そして、会合の参加者であるユーザー毎に、付箋を時系列に提示してもよい。例えば、台紙上にユーザーの領域を定めておき、その中で共通の時間軸で付箋を貼り付けるようにしてもよい。
また、付箋提示モジュール135は、課題型の付箋、解決策型の付箋、通常型の付箋の別を、会合の参加者にも分かりやすくするために、付箋の形態(色、形、枠線の太さ等)を区別するようにしてもよい。
課題・ジョブ付箋提示モジュール140は、台紙に貼り付けられている課題型の付箋と解決策型の付箋を提示する。
また、課題・ジョブ付箋提示モジュール140は、台紙に貼り付けられている付箋の型が課題型である場合、その台紙上に領域を有しているユーザーがその台紙を用いた会合に参加している場合は、そのユーザーがその付箋を確認したことを示す記号をその台紙上に提示するようにしてもよい。なお、ユーザーが課題型の付箋を確認したか否かの判断処理は、課題・ジョブ管理処理モジュール160が行う。
また、課題・ジョブ付箋提示モジュール140は、その記号を時系列にしたがって提示するようにしてもよい。
課題・ジョブ管理モジュール145は、課題・ジョブ関連付モジュール150、ジョブ・担当者関連付モジュール155、課題・ジョブ管理処理モジュール160を有しており、付箋管理モジュール125、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165、ジョブ管理モジュール170と接続されている。課題・ジョブ管理モジュール145は、課題とその課題に対する解決策とを管理する。
課題・ジョブ関連付モジュール150は、課題とその課題に対する解決策とを関連付ける(紐付ける)。例えば、ユーザーの操作に応じて、課題型の付箋と解決策型の付箋との関連付けを行う。具体的には、課題型の付箋に重複させた付箋を、解決策型の付箋として関連付けるようにしてもよい。
ジョブ・担当者関連付モジュール155は、解決策型の付箋における解決策を担当するユーザーを関連付ける(紐付ける)。
また、ジョブ・担当者関連付モジュール155は、台紙に貼り付けられている付箋の型が解決策型である場合、ユーザーが有しているその台紙上の領域に、その付箋を移動したときは、そのユーザーにその付箋の解決策を担当させるようにしてもよい。
また、ジョブ・担当者関連付モジュール155は、付箋が他のユーザー(B)の領域に移動させられた場合、その他のユーザー(B)からの許可を得るようにしてもよい。
課題・ジョブ管理処理モジュール160は、課題型の付箋を参加者に確認させる。この課題・ジョブ管理処理モジュール160による確認処理の結果を示す記号を、課題・ジョブ付箋提示モジュール140が提示する。具体的な処理例を、図13を用いて後述する。
また、課題・ジョブ管理処理モジュール160は、課題型の付箋と解決策型の付箋が、木構造を構成するように管理する。
具体的に、木構造は以下のように作成される。
(1)課題をブレークダウンした場合は、最初の課題の付箋を親とし、ブレークダウンした課題の付箋が子となる。
(2)解決策をさらに小さな解決策に分解した場合は、最初の解決策の付箋を親とし、分割した解決策の付箋が子となる。
そして、課題抽出と課題解決策抽出のサイクルが回っている場合は、(3)課題を抽出し、その課題を解決するための解決策が作成されたときは、課題型の付箋を親として、その課題を解決するための解決策型の付箋が子となること、(4)解決策を実施するにあたって新たな課題が抽出されたときは、解決策型の付箋を親として、新たに抽出された課題の課題型の付箋が子となることがある。
会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165は、タイプ処理モジュール110、付箋管理モジュール125、課題・ジョブ管理モジュール145と接続されている。会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165は、会合、その会合で用いられる台紙、その台紙に貼り付けられている付箋に関する情報を記憶している。例えば、会合情報テーブル400、台紙情報テーブル500、メッセージ付箋提示台紙テーブル600、ユーザー領域テーブル700、付箋情報テーブル800を記憶している。
図4は、会合情報テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。会合情報テーブル400は、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165に記憶されている。会合情報テーブル400は、会合ID欄410、会合名欄415、日時欄420、台紙ID欄425、参加人数欄430、参加者ID欄435を有している。会合ID欄410は、本実施の形態において、会合を一意に識別するための情報(会合ID:IDentification)を記憶している。会合名欄415は、その会合の会合名を記憶している。日時欄420は、その会合が行われた日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)又は期間を記憶している。台紙ID欄425は、本実施の形態において、その会合で用いられた台紙を一意に識別するための情報(台紙ID)を記憶している。参加人数欄430は、その会合における参加人数を記憶している。参加者ID欄435は、本実施の形態において、参加者を一意に識別するための情報(参加者IDのリスト)を記憶している。
図5は、台紙情報テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。台紙情報テーブル500は、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165に記憶されている。台紙情報テーブル500は、台紙ID欄510、台紙パターンID欄515、作成日時欄520、作成者欄525を有している。台紙ID欄510は、台紙IDを記憶している。台紙パターンID欄515は、背景となる台紙パターンIDを記憶している。例えば、白紙のパターン、表形式のパターン等がある。さらに、台紙パターンとして、例えば、タスク管理用の台紙パターンとしてもよい。具体的には、会合参加者(解決策の担当者となり得る者としてもよい)の名称又は似顔絵のアイコンを描く領域が予め定められており、会合の参加者が決定した時点で、その名称又はアイコンを描くようにしたものであってもよい。さらに、参加者の領域に区切られているパターン(メッセージ付箋提示台紙)として、後述する図15の例に示すように、横軸を付箋の貼付日時(作成日時、修正日時等であってもよい)、縦軸を各担当者として、各担当者に領域を割り当てたパターンを用意してもよい。メッセージ付箋提示台紙は、さらに、メッセージ付箋提示台紙テーブル600、ユーザー領域テーブル700によって管理されている。作成日時欄520は、その台紙の作成日時を記憶している。作成者欄525は、その台紙の作成者を記憶している。
図6は、メッセージ付箋提示台紙テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。メッセージ付箋提示台紙テーブル600は、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165に記憶されている。メッセージ付箋提示台紙テーブル600は、台紙ID欄610、時間軸欄615を有しており、時間軸欄615は、開始位置欄620、開始日時欄625、終了位置欄630、終了日時欄635を有している。台紙ID欄610は、台紙IDを記憶している。時間軸欄615は、その台紙における時間軸を記憶している。開始位置欄620は、その時間軸の開始位置を記憶している。開始日時欄625は、その時間軸の開始日時を記憶している。終了位置欄630は、その時間軸の終了位置を記憶している。終了日時欄635は、その時間軸の終了日時を記憶している。
図7は、ユーザー領域テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。ユーザー領域テーブル700は、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165に記憶されている。ユーザー領域テーブル700は、ユーザーID欄710、台紙上の領域欄715、付箋ID欄720を有しており、付箋ID欄720は、課題付箋ID欄725、ジョブ付箋ID欄730、通常付箋ID欄735を有している。ユーザーID欄710は、本実施の形態において、ユーザーを一意に識別するための情報(ユーザーID)を記憶している。台紙上の領域欄715は、台紙上のそのユーザーの領域を記憶している。例えば、台紙上の座標において、領域を矩形として、矩形における対角の座標の組を記憶してもよい。付箋ID欄720は、本実施の形態において、その領域内に貼り付けられている付箋を一意に識別するための情報(付箋ID)を記憶している。課題付箋ID欄725は、その領域内に貼り付けられている課題型の付箋のIDを記憶している。ジョブ付箋ID欄730は、その領域内に貼り付けられている解決策型の付箋のID(ジョブ付箋ID)を記憶している。通常付箋ID欄735は、通常型の付箋のIDを記憶している。
図8は、付箋情報テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル800は、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165に記憶されている。付箋情報テーブル800は、付箋ID欄810、台紙ID欄812、貼付位置欄815、サイズ欄820、作成日時欄825、作成者欄830、貼付日時欄835、色欄840、枠線形状欄845、枠線色欄850、枠線太さ欄855、所属グループ欄860、タイプ欄865、内容種別欄870、内容欄875を有している。付箋ID欄810は、付箋のIDを記憶している。台紙ID欄812は、その付箋が貼り付けられている台紙のIDを記憶している。貼付位置欄815は、その付箋が貼り付けられる位置(例えば、付箋の中心、左上端等の位置)を記憶している。つまり、台紙上の貼り付け位置を記憶している。例えば、台紙のXY座標系における座標である。サイズ欄820は、その付箋のサイズを記憶している。例えば、提示する付箋が矩形である場合は、幅と高さを記憶している。作成日時欄825は、その付箋が作成された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。作成者欄830は、その付箋の作成者(作成者ID)を記憶している。又は、その付箋が作成された情報処理装置(電子付箋端末250又は情報処理装置100の機器ID)を記憶してもよい。貼付日時欄835は、その付箋が台紙に貼り付けられた日時を記憶している。色欄840は、その付箋の表示色を記憶している。枠線形状欄845は、その付箋の表示における枠線の形状(実線、点線、破線、波線、二重線等)を記憶している。枠線色欄850は、その付箋の表示における枠線の色を記憶している。枠線太さ欄855は、その付箋の表示における枠線の太さを記憶している。所属グループ欄860は、その付箋が所属しているグループに関する情報を記憶している。例えば、その付箋がグループに属しているか否かを示す情報を記憶していてもよいし、グループに属している場合は、グループIDやそのグループに属している他の付箋ID等を記憶していてもよい。タイプ欄865は、その付箋の型(タイプ)を記憶している。具体的には、課題型、解決策型、通常型がある。内容種別欄870は、その付箋の内容種別(テキスト情報、手書き文字又は図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせを示す情報)を記憶している。内容欄875は、その付箋に書き込まれている内容を記憶している。
課題型の付箋と解決策型の付箋は、木構造を構成している。例えば、図10に示すような木構造を有している。
課題1付箋1005の下位にジョブ1付箋1010、ジョブ2付箋1015、ジョブ3付箋1035があり、ジョブ2付箋1015の下位に課題2付箋1020があり、課題2付箋1020の下位にジョブ2-4付箋1025があり、ジョブ2-4付箋1025の下位にジョブ2-5付箋1030があり、ジョブ3付箋1035の下位に課題3付箋1040、課題4付箋1050があり、課題3付箋1040の下位にジョブ3-6付箋1045があり、課題4付箋1050の下位にジョブ41付箋1055、ジョブ42付箋1060、ジョブ43付箋1065がある。
図10の例は、課題抽出と課題解決策抽出のサイクルが回っている場合の例を主に示している。具体的には、課題1付箋1005とジョブ1付箋1010、ジョブ2付箋1015、ジョブ3付箋1035の関係は、課題を解決するための解決策が作成されたときに該当し、ジョブ3付箋1035と課題3付箋1040、課題4付箋1050の関係は、解決策を実施するにあたって新たな課題が抽出されたときに該当する。なお、ジョブ2-4付箋1025とジョブ2-5付箋1030の関係は、解決策をさらに小さな解決策に分解した場合に該当する。
ジョブ管理モジュール170は、付箋管理モジュール125、課題・ジョブ管理モジュール145と接続されている。ジョブ管理モジュール170は、解決策(ジョブ)に関する情報を記憶している。例えば、ジョブ付箋管理テーブル900を記憶している。図9は、ジョブ付箋管理テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。ジョブ付箋管理テーブル900は、ジョブ管理モジュール170に記憶されている。ジョブ付箋管理テーブル900は、ジョブID欄910、ジョブ付箋ID欄915、対応課題付箋ID欄920、担当者ID欄925、割り当て日時欄930、経過状況欄935、終了日時欄950を有しており、経過状況欄935は、日時欄940、状況欄945を有している。ジョブID欄910は、本実施の形態において、解決策であるジョブを一意に識別するための情報(ジョブID)を記憶している。ジョブ付箋ID欄915は、そのジョブが記載されているジョブ付箋のIDを記憶している。対応課題付箋ID欄920は、そのジョブに対応する課題が記載されている付箋のIDを記憶している。担当者ID欄925は、本実施の形態において、そのジョブの担当者を一意に識別するための情報(担当者ID)を記憶している。割り当て日時欄930は、そのジョブの割り当て日時を記憶している。経過状況欄935は、そのジョブの経過状況を記憶している。日時欄940は、日時を記憶している。状況欄945は、その日時におけるそのジョブの状況を記憶している。終了日時欄950は、そのジョブの終了日時を記憶している。
図2は、本実施の形態を利用した電子付箋システムの構成例を示す説明図である。情報処理装置100は、一般的に大画面の表示装置を備えており、ファシリテーターによって操作される。この表示装置は、参加者全員が見ることができるものである。各電子付箋端末250は、会合における参加者によって操作され、一般的には、各参加者が1台ずつ所持している。例えば、電子付箋端末250として、タブレット型端末等が使用される。
図2の例では、会議室280Aには、情報処理装置100A、電子付箋端末250A、電子付箋端末250B、電子付箋端末250Cが設置されており、会合が行われる。情報処理装置100A、電子付箋端末250A、電子付箋端末250B、電子付箋端末250Cは、通信回線298を介してそれぞれ接続されている。通信回線298は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。
また、会議室280Bには、情報処理装置100B、電子付箋端末250D、電子付箋端末250Eが設置されており、会議室280Aとは別個の会合が行われる。情報処理装置100B、電子付箋端末250D、電子付箋端末250Eは、通信回線298を介してそれぞれ接続されている。
そして、ユーザー端末210A、ユーザー端末210B、ジョブ管理装置290、台紙・付箋情報記憶装置294、会議室280A内の機器、会議室280B内の機器は、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。通信回線299は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、ジョブ管理装置290、台紙・付箋情報記憶装置294による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
ジョブ管理装置290は、解決策に関する情報(ジョブ管理モジュール170内の情報に相当)を記憶している。各情報処理装置100は、ジョブ管理装置290を用いて処理を行うようにしてもよい。この場合、ジョブ管理装置290内の解決策に関する情報を複数の情報処理装置100で共有してもよい。つまり、情報処理装置100Aが管理している解決策に関する情報を、情報処理装置100Bが利用できるようにしてもよい。
また、ジョブ管理装置290は、解決策、つまりジョブの状況を管理する。例えば、タスク管理処理装置(TODO管理装置等ともいわれる)と同等の機能を有していてもよい。具体的には、解決策の付箋に記載された内容(解決策)をTODO項目とし、担当者(その付箋が貼り付けられた領域のユーザー)、期限等を設定し、その進捗を管理する。進捗が変化した場合は、情報処理装置100にその内容を送信する。特に、情報処理装置100が完了した旨を受信した場合は、その解決策の付箋を表示装置から消去してもよい。
台紙・付箋情報記憶装置294は、台紙、付箋に関する情報(会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165内の情報に相当)を記憶している。各情報処理装置100は、台紙・付箋情報記憶装置294を用いて処理を行うようにしてもよい。この場合、台紙・付箋情報記憶装置294内の台紙と付箋に関する情報を複数の情報処理装置100で共有してもよい。つまり、情報処理装置100Aが管理している台紙と付箋に関する情報を、情報処理装置100Bが利用できるようにしてもよい。
図3は、本実施の形態が使用される会議室等(会議室280等)における、電子付箋端末250、情報処理装置100の使用例を示す説明図である。
図3(a)の例に示すように、会議室等内に、参加者311、312、ファシリテーター321が集まっている。参加者311は電子付箋端末250Aを利用し、参加者312は電子付箋端末250Bを利用する。一般的に、端末装置(電子付箋端末250A等)は参加者1人に1個付与されており、図3(c)の例に示す電子付箋端末250のように、ノート程度の大きさ(例えば、A4、B5、7~10インチ等)のタブレット型の端末であり、指又はペン等を用いて操作されるものである。参加者によって、テキストデータ、手書きの文字、図形等が記載された付箋情報が作成される。なお、端末装置は、タブレット型の端末に限られず、キーボード、マウス等を備えたPC(ノートPCを含む)等であってもよい。
図3(a)の例に示す情報処理装置100xは、プロジェクターであって、台紙及び付箋を表示する。また、情報処理装置100yは、電子白板であって、ファシリテーター321の指又はペン等の動きを検知して、付箋を台紙(表)に貼り付けること、付箋の移動、付箋の関連付け(グループ化)を行うこと等の操作を受け付けるものである。例えば、情報処理装置100yにペンが備えられており、そのペンが予め定められたペン置きから離れたこと(ファシリテーター321が操作するためにペンを持ち上げたこと)、そしてペンの先端の位置(ペン先端が情報処理装置100yに触れたこと等)を検知することによって、台紙、付箋に対する操作を受け付ける。例えば、ペン置きにセンサー(ペンの重力でスイッチがオンオフとなるセンサー等)を設け、複数のペン(黒色のペン、赤色のペン、青色のペン等)のうち、どのペンが用いられているかを検知すればよい。また、情報処理装置100yの表示画面全体がタッチセンサーであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知すればよい。本例では、ペンのオンオフはペン置きによって制御するが、必ずしもペン置きがある必要はない。ペン側で直接オンオフを制御できるようにしても構わない。色の変更に関してもペン置きを必要とせずに、表示画面上の一部分にカラーパレットを用意しておき、目的の色をペン(又は、それに類するもの)がタッチすることで色を変更したり、ペンに色を変える指示をするための機能(ボタンやスライダ等)が備わっていたりしても構わない。
また、情報処理装置100は、図3(b)の例に示すような電子ボードであってもよい。電子ボードは、一般的に大画面の表示装置(少なくとも、電子付箋端末250の表示装置よりも大きい)を有しており、その表示装置はタッチパネルであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知する。例えば、画面として、80インチ等の大きさを備えたものであってもよい。
図11は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。主に、型(タイプ)付与の処理例を示すものである。
ステップS1102では、付箋受付モジュール105は、付箋を受け付ける。
ステップS1104では、その付箋には、タイプが付与されているか否かを判断し、付与されている場合は処理を終了し(ステップS1199)、それ以外の場合はステップS1106へ進む。タイプが付与されているか否かの判断は、図8の例に示した付箋情報テーブル800のタイプ欄865をチェックすればよい。
ステップS1106では、その付箋のタイプについて、ユーザーに問い合わせる。つまり、ユーザーに、対象となっている付箋にタイプを付与することを要求するものである。
ステップS1108では、ユーザーの指示を受け付ける。つまり、その付箋のタイプがユーザーの操作によって指定される。
ステップS1110では、タイプ付与モジュール120は、その付箋に、ステップS1108で受け付けたタイプを付与する。
ステップS1106~ステップS1110の代わりに、デフォルトとして、通常型のタイプを付与してもよい。
付箋の作成時に、ユーザーの指示にしたがって、タイプを付与するようにしてもよい。また、タイプ付与後に、ユーザーの指示にしたがって、そのタイプを変更するようにしてもよい。また、付箋に記載されている内容にしたがって、タイプを付与するようにしてもよい。具体例は、タイプ付与モジュール120の説明で前述した。
図12は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。主に、課題・ジョブ付箋提示モジュール140による提示処理例を示すものである。
ステップS1202では、付箋の作成者を抽出する。
ステップS1204では、その作成者の台紙上の領域に、付箋の作成日時に合わせて、その付箋を貼り付ける。具体的には、図7の例に示したユーザー領域テーブル700の台紙上の領域欄715と、図6の例に示したメッセージ付箋提示台紙テーブル600、図8の例に示した付箋情報テーブル800の作成日時欄825、作成者欄830を用いて、付箋を台紙上のユーザー領域内に貼り付ける。
図13は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。主に、課題・ジョブ管理処理モジュール160による処理であって、課題型の付箋をユーザーに確認させる処理例を示すものである。なお、会合に参加しているユーザーの他に、その会合に参加していないユーザーも対象としている。
ステップS1302では、対象となっている台紙上に、課題型の付箋があるか否かを判断し、ある場合はステップS1304へ進み、それ以外の場合は課題付箋が出現するまで待機する。
ステップS1304では、その会合の参加者を抽出する。
ステップS1306では、台紙上の領域を有しているユーザーを抽出する。
ステップS1308では、その会合の参加者(ステップS1304の抽出結果)と台紙上の領域を有しているユーザー(ステップS1306の抽出結果)との間で、一致するユーザーはいるか否かを判断し、いる場合はステップS1310へ進み、それ以外の場合はステップS1312へ進む。ステップS1312へ進む場合は、その会合に参加していないユーザーが台紙上で領域を有している場合に該当する。
ステップS1310では、その課題型の付箋に対して、そのユーザーは確認したことを示すマークを提示する。つまり、その台紙を用いている会合に参加しているユーザーであるので、その台紙上に貼り付けられている課題型の付箋を見ていることになるからである。
ステップS1312では、台紙上の領域を有しているユーザーは、電子付箋端末250上で確認したか否かを判断し、確認した場合はステップS1310へ進み、それ以外の場合はステップS1314へ進む。
ステップS1314では、台紙上の領域を有しているユーザーに対して、課題型の付箋の確認を促す。例えば、そのユーザーに対して、電子メール、チャット、SNS(Social Networking Service)にコミュニケーション機能等を用いて、課題型の付箋の内容を通知するようにしてもよい。
図14は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。主に、ジョブ・担当者関連付モジュール155による処理であって、解決策型の付箋の内容(解決策であるジョブ)を、その付箋の作成者とは異なる他のユーザーに担当させる処理例を示すものである。
ステップS1402では、付箋の作成者とは異なるユーザーの領域に移動されたか否かを判断し、移動された場合はステップS1404へ進み、それ以外の場合は移動されるまで待機する。その付箋を作成したユーザーが、その付箋の内容(解決策)を担当する場合は、ステップS1404以下の処理は不要である。
ステップS1404では、その付箋のタイプはジョブ(解決策型)であるか否かを判断し、付箋のタイプがジョブの場合はステップS1406へ進み、それ以外の場合はステップS1426へ進む。
ステップS1406では、移動操作をしたユーザーを判断し、移動元の領域のユーザーの場合(具体的には、他のユーザーにジョブを担当させる場合)はステップS1408へ進み、移動先の領域のユーザーの場合(具体的には、操作者自身がジョブを引き受ける場合)はステップS1414へ進み、移動元・移動先の領域のユーザーのいずれとも異なるユーザーの場合(具体的には、第三者(例えば、上司)が、ジョブの担当を決定する場合)はステップS1420へ進む。
ステップS1408では、移動先の領域のユーザーに通知する。つまり、移動先の領域のユーザーは、移動してきた付箋のジョブを担当することになるからである。
ステップS1410では、移動先の領域のユーザーによって確認されたか否かを判断し、確認された場合はステップS1412へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1499)。確認として、例えば、そのユーザーに対して、電子メール、チャット、SNSにコミュニケーション機能等を用いて、解決策型の付箋の内容を通知するようにしてもよい。さらに、その解決策型の付箋の元となった課題型の付箋の内容を通知するようにしてもよい。
ステップS1412では、対象となっている付箋を、他のユーザーの領域(ステップS1402での付箋の作成者とは異なるユーザーの領域)に移動する。
ステップS1414では、移動元の領域のユーザーに通知する。つまり、移動元の領域のユーザーは、移動された付箋のジョブの担当から外れることになるからである。
ステップS1416では、確認されたか否かを判断し、確認された場合はステップS1418へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1499)。
ステップS1418では、対象となっている付箋を、他のユーザーの領域(ステップS1402での付箋の作成者とは異なるユーザーの領域)に移動する。
ステップS1420では、移動先と移動元の領域のユーザーに通知する。つまり、移動先の領域のユーザーは、移動してきた付箋のジョブを担当することになり、移動元の領域のユーザーは、そのジョブの担当から外れることになるからである。
ステップS1422では、両者(移動先と移動元の領域のユーザー)によって確認されたか否かを判断し、確認された場合はステップS1424へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1499)。
ステップS1424では、対象となっている付箋を、他のユーザーの領域(ステップS1402での付箋の作成者とは異なるユーザーの領域)に移動する。
ステップS1426では、ジョブ以外のタイプの付箋は異なるユーザーの領域に移動できない旨の警告を行う。基本的に、付箋を作成したユーザーの領域に、その付箋を貼り付けることを原則としている。例外として、ジョブの付箋は、その付箋の内容を担当する者は、その付箋が貼り付けられた領域のユーザーであるからである。警告として、例えば、そのユーザーに対して、電子メール、チャット、SNSにコミュニケーション機能等を用いて、移動しようとした課題型又は通常型の付箋の内容を通知するようにしてもよい。
ステップS1406の処理によって、解決策型(ジョブ型)である付箋の場合には、他のユーザーにジョブを担当させる(いわゆる「押し付ける(Push)」)、又は、他のユーザーからジョブを自分が引き受ける(いわゆる「引き取る(Pull)」)等の動作ができる。
図15~図26を用いて、会合に参加しているユーザーとして、「Aさん」、「Bさん」、「Cさん」がいる場合の台紙1500の例を示す。具体的には、3人が所属するグループ内で付箋を用いてコミュニケーションを行うものである。例えば、チャットやSNSにおけるコミュニケーション機能と同等のユーザーインターフェースを備えていてもよい。したがって、各付箋は、メッセージと捉えてもよい。ただし、チャット等のユーザーインターフェースでは、メッセージを重ねて表示することはしないが、本実施の形態では、付箋は重ね合わせて表示してもよい。なお、台紙1500は、情報処理装置100の表示装置における画面であってもよいし、電子付箋端末250の表示装置における画面であってもよい。
図15は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
台紙1500に、会合に参加しているユーザーのユーザーA領域1510、ユーザーB領域1520、ユーザーC領域1530を表示する。そして、開始日時1542から終了日時1544の時間軸1540を表示する。なお、時間軸1540は、会合の予定終了日時(又は、その会議室の予約終了日時)としてもよい。また、時間軸1540は、左から右に過去から現在(又は未来)になっていれば、必ずしも時間が等間隔でなくてもよい。つまり、2つの付箋を比較した場合に、より左側に貼り付けられている付箋が先に貼り付けられたことを示している。図15の例では、メッセージ1付箋1522は、メッセージ2付箋1512よりも先に台紙に貼り付けられたことを示している。
図15の例では、Bさんがメッセージ1付箋1522を作成し、次に、Aさんがメッセージ2付箋1512を作成し、次に、Bさんが課題1付箋1524を作成したことを示している。また、ユーザーA領域1510にはメッセージ2付箋1512、ユーザーB領域1520にはメッセージ1付箋1522、課題1付箋1524を提示することによって、メッセージ2付箋1512はAさんが作成したこと、メッセージ1付箋1522、課題1付箋1524はBさんが作成したことを示している。なお、BさんとAさんがメッセージ(メッセージ2付箋1512、メッセージ1付箋1522、課題1付箋1524)を発信している。その中でBさんは「課題」として特定されたメッセージをマーキングした(課題1付箋1524)。
図16は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
会合には、Aさん、Bさん、Cさんが参加しているので、Aさん、Cさんが課題を確認したことが分かる。したがって、Aさんが確認したことを示す、ユーザーA領域1510から課題1付箋1524への矢印である確認マーク1614を表示し、Cさんが確認したことを示す、ユーザーC領域1530から課題1付箋1524への矢印である確認マーク1616を表示する。
図17は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図16の例に示す状態の後、課題1付箋1524についての議論やその他の議論が行われると、メッセージ(付箋)が増加し、台紙1500がスクロールしていく。
特定の課題1付箋1524についてメッセージを作成する場合は、課題1付箋1524をクリックするとメッセージ入力ができる。図17に示す例の場合、Cさんが課題1付箋1524をクリックしたので、ユーザーC領域1530内にメッセージ付箋入力領域1732を表示し、メッセージ付箋入力領域1732内にメッセージ入力を促す。
図18は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
同様に、Aさんも課題1付箋1524に対してメッセージ(メッセージ4付箋1812)を作成し、貼り付けた。なお、課題1付箋1524はスクロールアウトせずに、課題提起したBさんのエリア(ユーザーB領域1520)に留まる。また、メッセージ(メッセージ4付箋1812、メッセージ3付箋1832)が選択されると課題(課題1付箋1524)をピックアップし、課題(課題1付箋1524)が選択されるとそれに対するメッセージ(メッセージ4付箋1812、メッセージ3付箋1832)をフィルター処理してもよい。ピックアップとは、ピックアップ対象となった付箋(図18では、課題1付箋1524)を他の付箋とは異なる形態(例えば、枠線を太くする、付箋内を赤色にする等)に表示することである。フィルターとは、フィルター対象となった付箋(図18では、メッセージ4付箋1812、メッセージ3付箋1832)を抽出することである。他の付箋を消去してもよい。また、ピックアップ、フィルター処理によって、課題1付箋1524とメッセージ4付箋1812をつなぐ関連付矢印1814を描画し、課題1付箋1524とメッセージ3付箋1832をつなぐ関連付矢印1834を描画してもよい。
図19は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
Cさんが課題1付箋1524に対して、ジョブ1付箋(割当未完了)1912、ジョブ2付箋(割当未完了)1932、ジョブ3付箋(割当未完了)1936を作成した。そして、ジョブ1付箋(割当未完了)1912はAさんに担当してもらいたいので、ユーザーC領域1530からユーザーA領域1510にドロップした。残り2つは、割り当てなしとされている。なお、既に作成したメッセージ3付箋1832の型を(例えば、このメッセージ3付箋1832内には、解決策が記載されているので)通常型から解決策型に変更し、ジョブ2付箋(割当未完了)1932に変更するようにしてもよい。また、解決策型の付箋について、担当者の割り当てが完了していない状態では、図19の例に示すように、他の付箋とは異なる形態(図19の例では、点線の枠線)としてもよい。そして、ジョブ1付箋(割当未完了)1912、ジョブ2付箋(割当未完了)1932、ジョブ3付箋(割当未完了)1936は、それぞれ課題1付箋1524に対しての解決策が記載されている付箋であることを示す記号として、課題1付箋1524への矢印である関連付矢印1914、関連付矢印1934、関連付矢印1938を描画してもよい。
図20は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
さらに、図19の例に示す状態の後、Aさんがジョブ1付箋(割当未完了)1912の解決策、Bさんがジョブ2付箋(割当未完了)1932の解決策、Cさんがジョブ3付箋(割当未完了)1936の解決策を引き受けたので、それぞれジョブ1付箋(割当完了)2012、ジョブ2付箋(割当完了)2022、ジョブ3付箋(割当完了)2032のように割り当て完了の形態(図20の例では、実線の枠線)にする。これによって、3人が担当している課題とジョブが一覧できるようになる。なお、ジョブ1付箋(割当未完了)1912をユーザーC領域1530からユーザーA領域1510にドロップした際に、Aさんにその旨のメッセージを通知し、確認されている。ジョブ2付箋(割当未完了)1932をユーザーC領域1530からユーザーB領域1520にドロップした際に、Bさんにその旨のメッセージを通知し、確認されている。
図21は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
課題型の付箋、解決策型の付箋が増加すると、図21の例に示すように、担当者と関連付いた付箋が、各担当者の領域内に貼り付けられる。そして、その解決策を完了すると、台紙上からその付箋を消去してもよい。
図21の例では、ユーザーA領域1510内に、課題2付箋2112、ジョブ1付箋(割当完了)2012、ジョブ2-4付箋2114、ユーザーB領域1520内に、課題1付箋1524、ジョブ2付箋(割当完了)2022、ジョブ2-5付箋2122、ユーザーC領域1530内に、課題3付箋2132、ジョブ3付箋(割当完了)2032、ジョブ3-6付箋2134が貼り付けられていることを示している。また、課題型の付箋とその課題型の付箋に対応している解決策型の付箋とを対応させて貼り付けてもよい。つまり、課題とその課題の解決策とを対応付けて付箋を表示するようにしてもよい。
図22は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
Aさんが作成(提起)した課題型の付箋が増えて、ユーザーA領域1510内に表示できなくなった場合は、展開すると古い順に見ることができるようにしてもよい。ここでの展開として、重なり合って表示されている複数の付箋を、作成順(昇順)にユーザーA領域1510内に表示することをいう。また、他の型(解決策型、通常型)の付箋を、ユーザーA領域1510内から消去してもよい。図22の例は、展開後の状態を示しており、作成順に、課題4付箋2212、課題5付箋2214、課題6付箋2216を、リスト形式で表示している。
解決策(ジョブ)についても同様に、Aさんが担当している解決策型の付箋が増えて、ユーザーA領域1510内に表示できなくなった場合は、展開すると古い順に見ることができるようにしてもよい。
図23は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
課題型の付箋がクリックされたことを検知すると、台紙1500内をその課題が提起された時点(その付箋が貼り付けられた時点)に戻るようにしてもよい。図23の例は、複数の課題型の付箋をリスト形式で表示していた場合に、ユーザーの操作によって、その中の課題1付箋(選択)2324がクリックされた後の状態を示している。つまり、課題1付箋(選択)2324が作成された時点の付箋(メッセージ2付箋1512、メッセージ1付箋1522)、記号(確認マーク1614、確認マーク1616)を表示している。
解決策(ジョブ)についても同様に、解決策型の付箋がクリックされたことを検知すると、台紙1500内を戻るようにしてもよい。なお、解決策型の付箋の場合、戻る先は、クリックされた付箋が生成された時(最初)であってもよいし、その付箋内の解決策が完了した時(最後)であってもよい。
図24は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
課題型の付箋に対する付箋(メッセージ)の生成ができるようにしてもよい。
解決策(ジョブ)についても同様に、解決策型の付箋に対する付箋(メッセージ)の生成と参照ができるようにしてもよい。図24の例は、ジョブ41付箋2422に対して、Aさん、Cさんによって、それぞれメッセージ42付箋2412、メッセージ43付箋2432が生成されことを示している。この例では、関連付矢印2414は、ジョブ41付箋2422についてメッセージ42付箋2412が生成されたことを示している。関連付矢印2434は、ジョブ41付箋2422についてメッセージ43付箋2432が生成されたことを示している。
図25は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
課題の付箋に対して、参照(フィルタリング)処理できるようにしてもよい。ここで、参照とは、フィルター処理を示しており、参照対象となった付箋と関連付けられている付箋を表示するものである。ユーザーの操作によって課題4付箋2212が参照された場合、その課題4付箋2212に関連付けて生成された付箋であるジョブ42付箋2512、ジョブ41付箋2422、ジョブ43付箋2534を表示する。
図26は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図10の例を用いて説明したように、課題型の付箋と解決策型の付箋は、木構造を構成している。つまり、課題型又は解決策型の付箋はルートであるか、課題型又は解決策型の付箋の子として生成される。
図26の例は、課題ビューを示している。課題ビューとは、課題型の付箋と解決策型の付箋をノードとする木構造から課題型の付箋を抽出し、木構造として表示したものである。課題1付箋1524がルートになり、その子として課題2付箋2112、課題3付箋2132、課題4付箋2212があり、課題2付箋2112の子として課題6付箋2216があることを示している。そして、関連付矢印2612によって課題1付箋1524の下に課題2付箋2112、関連付矢印2632によって課題1付箋1524の下に課題3付箋2132、関連付矢印2614によって課題1付箋1524の下に課題4付箋2212、関連付矢印2616によって課題2付箋2112の下に課題5付箋2216があることを示している。
解決策(ジョブ)についても同様に、解決策ビューを表示するようにしてもよい。つまり、課題型の付箋と解決策型の付箋をノードとする木構造から解決策型の付箋を抽出し、木構造として表示したものである。
また、付箋が生成されると、台紙1500内にその付箋を表示する。そして、原則として、その付箋を生成したユーザーの領域に貼り付ける。なお、解決策型の付箋は、その付箋に記載された解決策(ジョブ)の担当者の領域に貼り付けられる。そして、解決策(ジョブ)が完了すると、その解決策の付箋を台紙1500上から消去する。なお、解決策(ジョブ)が完了したか否かは、ジョブ付箋管理テーブル900の終了日時欄950を参照して判断すればよい。また、消去は、台紙1500からの表示の消去であって、ジョブ管理モジュール170内からの消去は行わずに、再度表示可能としてもよい。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図27に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU2701を用い、記憶装置としてRAM2702、ROM2703、HD2704を用いている。HD2704として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。付箋受付モジュール105、タイプ処理モジュール110、タイプ確認モジュール115、タイプ付与モジュール120、付箋管理モジュール125、付箋編集モジュール130、付箋提示モジュール135、課題・ジョブ付箋提示モジュール140、課題・ジョブ管理モジュール145、課題・ジョブ関連付モジュール150、ジョブ・担当者関連付モジュール155、課題・ジョブ管理処理モジュール160等のプログラムを実行するCPU2701と、そのプログラムやデータを記憶するRAM2702と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM2703と、会合・台紙・付箋情報記憶モジュール165、ジョブ管理モジュール170としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュ・メモリ等であってもよい)であるHD2704と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク、カメラ(視線検知カメラ等を含む)等に対する利用者の操作(動作、音声、視線等を含む)に基づいてデータを受け付ける受付装置2706と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置2705と、ネットワークインターフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インターフェース2707、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス2708により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図27に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図27に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図27に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD-ROM)、CDレコーダブル(CD-R)、CDリライタブル(CD-RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…付箋受付モジュール
110…タイプ処理モジュール
115…タイプ確認モジュール
120…タイプ付与モジュール
125…付箋管理モジュール
130…付箋編集モジュール
135…付箋提示モジュール
140…課題・ジョブ付箋提示モジュール
145…課題・ジョブ管理モジュール
150…課題・ジョブ関連付モジュール
155…ジョブ・担当者関連付モジュール
160…課題・ジョブ管理処理モジュール
165…会合・台紙・付箋情報記憶モジュール
170…ジョブ管理モジュール
210…ユーザー端末
250…電子付箋端末
280…会議室
290…ジョブ管理装置
294…台紙・付箋情報記憶装置
298、299…通信回線

Claims (16)

  1. 台紙に貼り付けることができる付箋に対して、該付箋の内容が課題であることを示す課題型を付与することができる型付与手段と、
    前記台紙に貼り付けられている付箋の型が課題型である場合であって、該台紙上に領域を有しているユーザーが該台紙を用いた会合に参加しているユーザーを記憶しているテーブル内にある場合は、該ユーザーが該付箋を確認したことを示す記号を該台紙上に提示する提示手段
    を有する情報処理装置。
  2. 前記型付与手段は、前記課題型以外に、前記付箋の内容が前記課題に対する解決策であることを示す解決策型を付与することができる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記型付与手段は、前記課題型と前記解決策型以外に、前記付箋の内容が前記課題及び前記解決策以外であることを示す通常型を付与することができる、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記課題型の付箋と前記解決策型の付箋は、木構造を構成している、
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記台紙上では、時系列に付箋が貼り付けられており、
    前記提示手段は、前記記号を該時系列にしたがって提示する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記台紙に貼り付けられている付箋の型が解決策型である場合、ユーザーが有している該台紙上の領域に、該付箋を移動したときは、該付箋の解決策とユーザーを対応している記憶しているテーブルに該解決策と該ユーザーを対応させて記憶させることによって、該ユーザーに該付箋の解決策を担当させる、
    請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記付箋が他のユーザーの領域に移動させられた場合、該他のユーザーからの許可を得るようにする、
    請求項に記載の情報処理装置。
  8. 台紙に貼り付けることができる付箋に対して、該付箋の内容が解決策であることを示す解決策型を付与することができる型付与手段
    を有し、
    前記台紙に貼り付けられている付箋の型が解決策型である場合、ユーザーが有している該台紙上の領域に、該付箋を移動したときは、該付箋の解決策とユーザーを対応している記憶しているテーブルに該解決策と該ユーザーを対応させて記憶させることによって、該ユーザーに該付箋の解決策を担当させる、
    情報処理装置。
  9. 前記型付与手段は、前記解決策型以外に、前記付箋の内容が課題であることを示す課題型を付与することができる、
    請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記型付与手段は、前記課題型と前記解決策型以外に、前記付箋の内容が前記課題及び前記解決策以外であることを示す通常型を付与することができる、
    請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記課題型の付箋と前記解決策型の付箋は、木構造を構成している、
    請求項又は10に記載の情報処理装置。
  12. 前記台紙に貼り付けられている付箋の型が課題型である場合であって、該台紙上に領域を有しているユーザーが該台紙を用いた会合に参加しているユーザーを記憶しているテーブル内にある場合は、該ユーザーが該付箋を確認したことを示す記号を該台紙上に提示する提示手段
    をさらに有する請求項に記載の情報処理装置。
  13. 前記台紙上では、時系列に付箋が貼り付けられており、
    前記提示手段は、前記記号を該時系列にしたがって提示する、
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記付箋が他のユーザーの領域に移動させられた場合、該他のユーザーからの許可を得るようにする、
    請求項に記載の情報処理装置。
  15. コンピュータを、
    台紙に貼り付けることができる付箋に対して、該付箋の内容が課題であることを示す課題型を付与することができる型付与手段と、
    前記台紙に貼り付けられている付箋の型が課題型である場合であって、該台紙上に領域を有しているユーザーが該台紙を用いた会合に参加しているユーザーを記憶しているテーブル内にある場合は、該ユーザーが該付箋を確認したことを示す記号を該台紙上に提示する提示手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
  16. コンピュータを、
    台紙に貼り付けることができる付箋に対して、該付箋の内容が解決策であることを示す解決策型を付与することができる型付与手段
    として機能させ、
    前記台紙に貼り付けられている付箋の型が解決策型である場合、ユーザーが有している該台紙上の領域に、該付箋を移動したときは、該付箋の解決策とユーザーを対応している記憶しているテーブルに該解決策と該ユーザーを対応させて記憶させることによって、該ユーザーに該付箋の解決策を担当させる、
    情報処理プログラム。
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