JP7138605B2 - 電磁装置 - Google Patents
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この際、コイル線と端子との接合処理を容易にするため、或いはヒュージング時に端子を挟み込む電極がリールに接触しないように、端子をリールから離しておく必要がある。
しかしながら、接合処理後に端子がリールから離れたままになっていると、電磁弁のサイズが増大してしまうという問題がある。
スプールを有する電磁弁部に装着され、前記スプールを操作する電磁力を発生する電磁装置であって、コイル線と、前記コイル線が巻回された円筒状のリールと、前記コイル線の端部が接続された端子と、が備えられ、前記リールは、軸芯方向での一端部に設けられた端子支持部、及び、前記一端部からリール径方向外側に向かって突設された鍔部を有し、前記端子は、前記端子支持部に支持された基部と、前記基部から延ばされ、前記端部が接続されたアーム部と、を有し、前記アーム部は、前記軸芯方向に沿う方向視で前記リールの外周に沿う円弧形状に形成されており、前記基部は、前記端子支持部に保持されたベース部と、前記ベース部と前記アーム部とを連結すると共に前記ベース部に対して折り曲げ可能な中継部と、を有しており、前記アーム部は、前記中継部を折り曲げることにより、前記鍔部に対してリール径方向外側に突出した状態と、前記鍔部からリール径方向外側及びリール軸方向外側に突出しない組付け状態とに変更可能である。
前記リールの外周部のうち、前記組付け状態の前記アーム部に対応する部位に、前記アーム部を前記組付け状態よりも前記リールの軸芯側に移動可能な空間を形成する凹入部が備えられていると好適である。
前記基部と前記アーム部とは、一枚の板状部材によって構成されており、前記中継部は、前記ベース部に対して前記軸芯方向に沿う方向の第1折曲げ線で折り曲げられ、前記アーム部は、前記中継部に対して前記第1折曲げ線の方向と異なる方向の第2折曲げ線で折り曲げられて、前記アーム部は、前記基部に対して前記軸芯方向に沿う方向に位置ずれしていると好適である。
スプールを有する電磁弁部に装着され、前記スプールを操作する電磁力を発生する電磁装置であって、コイル線と、前記コイル線が巻回された円筒状のリールと、前記コイル線の端部が接続された端子と、が備えられ、前記リールは、軸芯方向での一端部に設けられた端子支持部、及び、前記一端部からリール径方向外側に向けて突設された鍔部を有し、前記端子は、前記端子支持部に支持された基部と、前記基部から延ばされ、前記端部が接続されたアーム部と、を有し、前記基部は、前記端子支持部に保持されたベース部と、前記ベース部と前記アーム部とを連結すると共に前記ベース部に対して折り曲げ可能な中継部と、を有しており、前記アーム部は、前記中継部を折り曲げることにより、前記鍔部に対してリール径方向外側に突出した状態と、前記鍔部からリール径方向外側及びリール軸方向外側に突出しない組付け状態とに変更可能に前記端子支持部に支持されており、前記リールの外周部のうち、前記組付け状態の前記アーム部に対応する部位に、前記アーム部を前記組付け状態よりも前記リールの軸芯側に移動可能な空間を形成する凹入部が備えられている。
〔電磁弁の全体の構成〕
図1に示されるように、電磁弁1は、電磁弁部2、及び、電磁弁部2の一端部に装着された電磁装置3を備えている。電磁弁部2は、弁ボディ4、及び、弁ボディ4の内部にスライド可能に設けられたスプール5を有している。電磁装置3は、コイルケース6、及び、コイルケース6の内部に設けられた電磁コイル7を有している。
電磁コイル7は、図2に示されるように、コイル線8、コイル線8が巻回されたリール9、リール9の軸芯方向での一端部に設けられ、コイル線8に対する電力供給を行う一対の端子10を有している。
(1)上記した実施形態では、端子10が折曲げ状態の一枚の板状部材によって構成された例を示したが、これに限らず、複数の部材の組み合わせによって構成されたものであってもよい。
8 コイル線
8a 端部
9 リール
10 端子
11 鍔部
12 端子支持部
13 基部
13a ベース部
13b 中継部
14 アーム部(第1のアーム部)
17 凹入部
L1 第1折曲げ線
L2 第2折曲げ線
Claims (4)
- スプールを有する電磁弁部に装着され、前記スプールを操作する電磁力を発生する電磁装置であって、
コイル線と、
前記コイル線が巻回された円筒状のリールと、
前記コイル線の端部が接続された端子と、が備えられ、
前記リールは、軸芯方向での一端部に設けられた端子支持部、及び、前記一端部からリール径方向外側に向かって突設された鍔部を有し、
前記端子は、前記端子支持部に支持された基部と、前記基部から延ばされ、前記端部が接続されたアーム部と、を有し、
前記アーム部は、前記軸芯方向に沿う方向視で前記リールの外周に沿う円弧形状に形成されており、
前記基部は、前記端子支持部に保持されたベース部と、前記ベース部と前記アーム部とを連結すると共に前記ベース部に対して折り曲げ可能な中継部と、を有しており、
前記アーム部は、前記中継部を折り曲げることにより、前記鍔部に対してリール径方向外側に突出した状態と、前記鍔部からリール径方向外側及びリール軸方向外側に突出しない組付け状態とに変更可能である電磁装置。 - 前記リールの外周部のうち、前記組付け状態の前記アーム部に対応する部位に、前記アーム部を前記組付け状態よりも前記リールの軸芯側に移動可能な空間を形成する凹入部が備えられている請求項1に記載の電磁装置。
- 前記基部と前記アーム部とは、一枚の板状部材によって構成されており、
前記中継部は、前記ベース部に対して前記軸芯方向に沿う方向の第1折曲げ線で折り曲げられ、前記アーム部は、前記中継部に対して前記第1折曲げ線の方向と異なる方向の第2折曲げ線で折り曲げられて、前記アーム部は、前記基部に対して前記軸芯方向に沿う方向に位置ずれしている請求項1または2に記載の電磁装置。 - スプールを有する電磁弁部に装着され、前記スプールを操作する電磁力を発生する電磁装置であって、
コイル線と、
前記コイル線が巻回された円筒状のリールと、
前記コイル線の端部が接続された端子と、が備えられ、
前記リールは、軸芯方向での一端部に設けられた端子支持部、及び、前記一端部からリール径方向外側に向けて突設された鍔部を有し、
前記端子は、前記端子支持部に支持された基部と、前記基部から延ばされ、前記端部が接続されたアーム部と、を有し、
前記基部は、前記端子支持部に保持されたベース部と、前記ベース部と前記アーム部とを連結すると共に前記ベース部に対して折り曲げ可能な中継部と、を有しており、
前記アーム部は、前記中継部を折り曲げることにより、前記鍔部に対してリール径方向外側に突出した状態と、前記鍔部からリール径方向外側及びリール軸方向外側に突出しない組付け状態とに変更可能に前記端子支持部に支持されており、
前記リールの外周部のうち、前記組付け状態の前記アーム部に対応する部位に、前記アーム部を前記組付け状態よりも前記リールの軸芯側に移動可能な空間を形成する凹入部が備えられている電磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019119003A JP7138605B2 (ja) | 2019-06-26 | 2019-06-26 | 電磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019119003A JP7138605B2 (ja) | 2019-06-26 | 2019-06-26 | 電磁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021004652A JP2021004652A (ja) | 2021-01-14 |
JP7138605B2 true JP7138605B2 (ja) | 2022-09-16 |
Family
ID=74099404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019119003A Active JP7138605B2 (ja) | 2019-06-26 | 2019-06-26 | 電磁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7138605B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002289422A (ja) | 2001-03-23 | 2002-10-04 | Nidec Tosok Corp | 端子固定構造 |
JP2004253619A (ja) | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Nidec Tosok Corp | 電磁弁のコネクタ構造 |
JP2017079227A (ja) | 2015-10-19 | 2017-04-27 | 株式会社デンソー | 油圧制御用電磁弁 |
JP2017141885A (ja) | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 日本電産トーソク株式会社 | 電磁弁のソレノイド |
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2019
- 2019-06-26 JP JP2019119003A patent/JP7138605B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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JP2017141885A (ja) | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 日本電産トーソク株式会社 | 電磁弁のソレノイド |
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