JP7138469B2 - シャワーフック - Google Patents

シャワーフック Download PDF

Info

Publication number
JP7138469B2
JP7138469B2 JP2018083900A JP2018083900A JP7138469B2 JP 7138469 B2 JP7138469 B2 JP 7138469B2 JP 2018083900 A JP2018083900 A JP 2018083900A JP 2018083900 A JP2018083900 A JP 2018083900A JP 7138469 B2 JP7138469 B2 JP 7138469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shower
spring
shower hook
piece
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018083900A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019190129A (ja
JP2019190129A5 (ja
Inventor
哲生 飛川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naka Corp
Original Assignee
Naka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Naka Corp filed Critical Naka Corp
Priority to JP2018083900A priority Critical patent/JP7138469B2/ja
Publication of JP2019190129A publication Critical patent/JP2019190129A/ja
Publication of JP2019190129A5 publication Critical patent/JP2019190129A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7138469B2 publication Critical patent/JP7138469B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

この発明は、例えば、浴室等の壁面に設けられるシャワーバーに沿って高さ調整可能に設けられるシャワーフックに関するものである。
従来、この種のシャワーフックとして、シャワーバーに沿って高さ調整可能に取り付けられるシャワーフック本体とシャワーバーとの接触部を、ブレーキ片をばね部材で押圧することで摩擦力を発生させ、シャワーバーの任意の位置でロックするロック機構を具備するシャワーフックが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシャワーフックは、ばね部材の付勢力によってブレーキ片をシャワーバーに圧接してシャワーフックをロックし、操作ボタンを押し込むことで、ばね部材が座屈変形してブレーキ片がシャワーバーから離れてロック状態が解除される構造である。
特開2018-21381号公報
ところで、この種のシャワーフックにおいては、ロック状態において、自重やシャワーヘッドの重量により下向きの負荷が加わる。このように下向きの負荷が加わると、ブレーキ片とシャワーフック本体との隙間でブレーキ片が回動してブレーキ片の上部側がシャワーバーから離れてしまい、シャワーバーとの接触面積が小さくなる結果、シャワーフックの固定力が低下する懸念がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、自重やシャワーヘッドの重量により下向きの負荷が加わった際においてもブレーキ片の接触面積が減少するのを抑制して、固定力を維持できるようにしたシャワーフックを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、浴室等の壁面に設けられるシャワーバーに沿って高さ調整可能に取り付けられる取付部を後方端に設け、前方端にシャワーヘッドホルダを設けるシャワーフック本体と、該シャワーフック本体を上記シャワーバーの任意の位置でロックするロック機構と、を具備するシャワーフックであって、 上記ロック機構は、 上記シャワーバーに対して接離方向に回動可能であって、上記シャワーフック本体に対して上下移動可能な垂直片を有するばね受け部材と、上記ばね受け部材の上記垂直片に設けられ、上記シャワーバーに接離移動可能なブレーキ片を有するスライド部材と、上記スライド部材と上記シャワーフック本体の前方側との間に介設されて上記ブレーキ片を上記シャワーバーに押圧するばね部材と、を具備し、 上記シャワーフック本体の上部に係合受け部を設け、上記ばね受け部材の上記垂直片の上部には、自重やシャワーヘッドの重量により下向きの負荷が加わった際に、上記係合受け部に係合可能な係合部が設けられている、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、ブレーキ片が押圧されてシャワーバーに固定された状態で、自重やシャワーヘッドの重量により下向きの負荷が加わった際に、シャワーフック本体が下方に移動することで、ばね受け部材に設けられた係合部がシャワーフック本体に設けられた係合受け部に係合して、ばね受け部材の回動を阻止し、ブレーキ片がシャワーバーから離れるのを防止することができる。
請求項2に記載の発明は、浴室等の壁面に設けられるシャワーバーに沿って高さ調整可能に取り付けられる取付部を後方端に設け、前方端にシャワーヘッドホルダを設けるシャワーフック本体と、該シャワーフック本体を上記シャワーバーの任意の位置でロックするロック機構と、を具備するシャワーフックであって、 上記ロック機構は、上記シャワーバーに対して接離方向に回動可能であって、上記シャワーフック本体に対して上下移動可能な垂直片を有するばね受け部材と、上記ばね受け部材の上記垂直片に設けられ、上記シャワーバーに接離移動可能なブレーキ片を有するスライド部材と、上記スライド部材と上記シャワーフック本体の前方側との間に介設されて上記ブレーキ片を上記シャワーバーに押圧するばね部材と、を具備し、 上記シャワーフック本体の上部に係合受け部を設け、上記ばね受け部材の上記垂直片の上部には、シャワーヘッドに下向きの負荷が加わった際に、上記係合受け部に係合可能な係合部が設けられ、 上記係合受け部の係合面は、上記シャワーフック本体の前方端に向かって下り傾斜状に形成され、上記係合部の係合面は、上記シャワーフック本体の後方端に向かって上り傾斜状に形成されている、ことを特徴とする。
このように構成することにより、下方に移動する係合受け部と回動する係合部の係合を容易にすることができると共に、係合受け部と係合部の係合を確実にすることができる。
また、請求項3に記載の発明は、浴室等の壁面に設けられるシャワーバーに沿って高さ調整可能に取り付けられる取付部を後方端に設け、前方端にシャワーヘッドホルダを設けるシャワーフック本体と、該シャワーフック本体を上記シャワーバーの任意の位置でロックするロック機構と、を具備するシャワーフックであって、 上記ロック機構は、上記シャワーバーに対して接離方向に回動可能であって、上記シャワーフック本体に対して上下移動可能な垂直片を有するばね受け部材と、上記ばね受け部材の上記垂直片に設けられ、上記シャワーバーに接離移動可能なブレーキ片を有するスライド部材と、上記スライド部材と上記シャワーフック本体の前方側との間に介設されて上記ブレーキ片を上記シャワーバーに押圧するばね部材と、を具備し、 上記シャワーフック本体の上部に係合受け部を設け、上記ばね受け部材の上記垂直片の上部には、シャワーヘッドに下向きの負荷が加わった際に、上記係合受け部に係合可能な係合部が設けられ、 上記ばね部材は、該ばね部材の中心部に位置する上記スライド部材と、該ばね部材の中心部より下方の偏心部を支持する前方ばね受け部材との間に介設されている、ことを特徴とする。
このように構成することにより、ばね部材の後方すなわち上記係合部側に向けて上向きの力が作用するので、ばね受け部材の回動を抑え、係合受け部と係合部の係合を容易かつ確実にすることができる。
加えて、この発明において、上記ロック機構は、上記シャワーフック本体の上部に設けられた凹部に収容及び出没可能に設けられると共に、シャワーフック本体内への押し込みによる上記ばね受け部材の回動によって上記ばね部材を座屈変形させて上記ブレーキ片の押圧を解除する操作ボタンを具備し、上記凹部の下面における後方端側に上記係合受け部が設けられているのが好ましい(請求項4)。
この場合、上記ばね受け部材は、上記垂直片の下端から下り傾斜状に延在する水平片を有し、上記水平片と上記垂直片との交差部の下部に回動支点部が設けられ、上記ロック機構は、上記シャワーフック本体の上記凹部に設けられた開口を介して出没可能な上記操作ボタンの下部に、上記水平片に当接可能な操作脚部が設けられ、上記操作ボタンを押し込むことで、上記操作脚部が上記水平片に当接し、上記回動支点部を支点として上記ばね受け部材を回動させると共に、上記ばね部材を座屈変形させて上記ブレーキ片の押圧を解除するように形成するのが好ましい(請求項)。
このように構成することにより、水平片を垂直片の下端から下り傾斜状に形成することで、ばね部材の弾性変形による可動範囲に自由度をもたせることができるので、係合受け部と係合部の係合を妨げない。
また、操作ボタンの押し込みによってばね受け部材が回動してばね部材が座屈変形した際、ばね部材の座屈変形に追従してブレーキ片をシャワーバーから速やかに離すことができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明によれば、ばね受け部材に設けられた係合部がシャワーフック本体に設けられた係合受け部に係合して、ブレーキ片がシャワーバーから離れるのを防止することができるので、ブレーキ片の接触面積が減少するのを抑制して、固定力を維持することができる。
(2)請求項2に記載の発明によれば、上記(1)に加えて更に係合受け部と係合部の係合を容易かつ確実にすることができる。
(3)請求項3に記載の発明によれば、上記(1),(2)に加えて、更に係合受け部と係合部の係合を容易かつ確実にすることができる。
(4)請求項4,5に記載の発明によれば、ばね部材の弾性変形による可動範囲に自由度をもたせることで、係合受け部と係合部の係合を妨げないので、係合受け部と係合部の係合を容易かつ確実にすることができる。
また、操作ボタンの押し込みによってばね受け部材が回動してばね部材が座屈変形した際、ばね部材の座屈変形に追従してブレーキ片をシャワーバーから速やかに離すことができるので、上記(1)~(3)に加えて、更に操作を容易にすることができる。
この発明に係るシャワーフックの使用状態を示す要部斜視図である。 この発明におけるシャワーフック本体とカバー体を示す分解斜視図である。 この発明に係るシャワーフックのロック状態を示す横断面図(a)及び縦断面図(b)である。 この発明に係るシャワーフックのロック解除状態を示す縦断面図である。 この発明における係合受け部と係合部の係合状態を示す縦断面図(a)及び(a)のI部拡大断面図(b)である。 この発明におけるばね部材の取付状態を示す拡大断面図である。 この発明におけるシャワーフック本体、シャワーヘッドホルダ、ロック機構、操作ボタン、カバー体を示す分解斜視図である。 この発明におけるシャワーフック本体とロック機構の構成部材を示す分解斜視図である。 図6のII部拡大斜視図(a)及び図6のIII部拡大斜視図(b)である。
以下に、この発明に係るシャワーフックの実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
この発明に係るシャワーフック1は、図1及び図2に示すように、浴室の壁面に設けられるシャワーバー2に沿って高さ調整可能に設けられる。
シャワーフック1は、前方端にシャワーヘッドホルダ11が設けられ、後方端にシャワーバー2の外周面を抱くように取り付けられる取付部12が設けられるシャワーフック本体10と、シャワーフック本体10と共働してシャワーバー2の外周面を抱くように取り付けられるカバー体20と、シャワーフック本体10内に設けられ、シャワーフック本体10をシャワーバー2の任意の位置でロックするロック機構30と、を具備している。
ここで、前方とはシャワーバー2の軸線に対して直交し、シャワーバー2から遠ざかる方向をいい、後方とはその反対の方向をいう。
シャワーフック本体10は、図6及び図6Aに示すように、2分割された例えばABS樹脂製のフック半体13a,13bからなり、両フック半体13a,13bが共働して、後方端にシャワーバー2の外周面に取り付けられる平面視半円弧状の取付面12aを有する取付部12が設けられ、前方端にシャワーヘッドホルダ11を取り付けるホルダ保持部14が設けられている。
フック半体13a,13bは、図6及び図6Aに示すように、取付部12とホルダ保持部14とを連結する基部15を有しており、基部15は、上片15aと側片15b及び下片15cとからなる断面コ字状に形成されている。この場合、上片15aには、操作ボタン35が収容可能な矩形状の凹部15dが設けられている。また、側片15bの前方端には凹円弧状の保持案内面12bが設けられ、保持案内面12bの前方にホルダ保持部14が延在している。ホルダ保持部14は、両フック半体13a,13bの側片15bから前方に向かって延在する先端に凸状円弧部14aを有する一対の保持板14bにて形成されており、保持板14bの凸状円弧部14aには保持孔14cが設けられている。
また、側片15bの上部側には対向する方向に突出する突軸16aが設けられ、側片15bの後方側内面と下片15cの上面にはL字状の補強リブ16bが設けられ、側片15bの前方側下端と下片15cの上面には固定ねじ受け部16cが設けられている。なお、突軸16aの中心には、固定ねじ受け部16dが設けられている。
なお、両フック半体13a,13bの取付部側(後方側)とホルダ保持部側(前方側)の接合面において、フック半体13a側には凸起15fが設けられ、フック半体13b側には、凸起15fと嵌合可能な嵌合凹部15gが設けられている。これにより、フック半体13a,13bを一体化する際の位置決めが容易になる。なお、両フック半体13a,13bの側片15bの取付部側の下部には、シャワーフック本体10の内部に浸入した水を排出するための水抜き孔15hが設けられている。
また、フック半体13a,13bの外側面における取付部側には、ほぼ全高にわたって垂直溝17aが設けられると共に、取付部側端部からホルダ保持部側に向かって垂直溝17aと直交する水平の案内溝17bが設けられ、かつ、案内溝17bの前方端に係止凹部17cが設けられている。
上記のように形成される両フック半体13a,13bは、突軸16a同士と固定ねじ受け部16c同士を当接した状態で、一方の突軸16aを貫通する固定ねじ18aを他方の突軸16aの固定ねじ受け部16dにねじ結合すると共に、一方の固定ねじ受け部16cを貫通する固定ねじ18bを他方の固定ねじ受け部16cにねじ結合することによって固定される。
次にロック機構30について説明する。
ロック機構30は、図3~図6に示すように、シャワーバー2に対して接離方向に回動可能であって、シャワーフック本体10に対して上下移動可能なばね受け部材31と、シャワーバー2に接離移動可能なブレーキ片33aを設けるスライド部材33と、スライド部材33とシャワーフック本体10の前方側との間に介設されてブレーキ片33aをシャワーバー2に押圧するばね部材である圧縮コイルばね34(以下にコイルばね34という)と、シャワーフック本体10の外面に出没可能に設けられると共に、シャワーフック本体10内への押し込みによってばね受け部材31の回動によってコイルばね34を座屈変形させてブレーキ片33aの押圧を解除する操作ボタン35と、を具備している。なお、ばね受け部材31は、シャワーフック本体との間に上下方向の隙間sをおいて設けられることで、シャワーフック本体10に対してわずかに上下移動可能に形成されている。
また、シャワーフック本体10の凹部15dの下面における後方端側に係合受け部36が設けられ、ばね受け部材31のシャワーバー2に対向する垂直片31aの上部には、シャワーヘッド3に下向きの負荷が加わった際に、隙間sの範囲でシャワーフック本体10がばね受け部材31を残して下方に移動して係合受け部36に係合可能な係合部37が設けられている(図5参照)。
この場合、係合受け部36の係合面36aは、シャワーフック本体10の前方端に向かって下り傾斜状に形成され、係合部37の係合面37aは、シャワーフック本体10の後方端に向かって上り傾斜状に形成されている(図5(b)参照)。
ばね受け部材31は、シャワーバー2に対向する垂直片31aの下端から下り傾斜状に延在する水平片31bが設けられ、水平片31bと垂直片31aとの交差部の下部に回動支点部31cが設けられている。なお、回動支点部31cは、前後方向と直交する方向のばね受け部材31の全幅にわたって設けられており、補強リブ16bの下部上面に載置される。
スライド部材33は、ばね受け部材31の垂直片31aに設けられた挿通孔32にばね受け係合突起33bを圧入状態で嵌入されてばね受け部材31と一体化され、シャワーバー2に接離移動可能に設けられており、ブレーキ片33a及びブレーキ片33aの前方端にばね受け係合突起33bが突設されている。なお、ブレーキ片33aとばね受け係合突起33bは合成ゴムにて一体に形成されている。また、挿通孔32は、ばね受け係合突起33bよりもやや小径に形成されている。
上記のように形成されるスライド部材33と、シャワーフック本体10の前方側に設けられる前方ばね受け部材46との間にコイルばね34が介設されている。
この場合、前方ばね受け部材46は、シャワーヘッドホルダ11に向けられた、後述する波形状凹凸部43に間欠的に係合する係合ピン47を介して取り付けられており、後方端には、コイルばね34の前方端が係合する前方ばね受け係合突起46aが突設されている。
また、図5及び図5Aに示すように、前方ばね受け部材46と係合ピン47の係合部は中心部より下方の偏心部に位置している。これにより、コイルばね34は、該コイルばね34の中心部に位置するスライド部材33と、コイルばね34の中心部より下方の偏心部を支持する前方ばね受け部材46との間に介設されるので、ブレーキ片33aを有するスライド部材33に斜め上向きの力が発生する。
また、操作ボタン35は、シャワーフック本体10の上片15aの凹部15d内に収容可能な矩形状のボタン本体35aの下部に、凹部15dに設けられた開口15eを介して出没可能な一対の操作脚部35bが設けられている。なお、操作脚部35bには、シャワーフック本体10の突軸16aとの干渉を避けるために、突軸16aを遊嵌する長孔35cが設けられている。
上記のように構成された操作ボタン35を押し込むことで、操作脚部35bがばね受け部材31の水平片31bに当接し、回動支点部31cを支点としてばね受け部材31を回動させると共に、コイルばね34を座屈変形させてブレーキ片33aの押圧を解除するようになっている。
一方、シャワーヘッドホルダ11は、前方端が開口する上方に向かって拡開テーパ状のシャワーヘッド保持部40と、シャワーヘッド保持部40の後方端に設けられた挿通孔41を介してシャワーヘッド保持部40内に突出するシャワーヘッド係止部材42とを具備している。
この場合、シャワーヘッドホルダ11の後方端の両側は、両フック半体13a,13bに設けられた保持案内面12bに沿って回動可能な凸状円弧に形成されると共に、波形状凹凸部43が形成されている。また、シャワーヘッドホルダ11の外側面には、ホルダ保持部14の保持板14bが挿入可能な凹溝44が設けられると共に、凹溝44の底部に保持板14bに設けられた保持孔14cに係合可能な係止突起45が突設されている。
シャワーヘッド係止部材42は、合成ゴムにて形成されており、挿通孔41内に嵌挿される係止突部42aと、シャワーヘッド保持部40の保持面40aに設けられた挿通孔41と連通する縦溝40b内に嵌挿されるブレーキ部42bが一体に形成されている。
なお、ブレーキ部42bの上端に設けられた係止爪部42cが、シャワーヘッド保持部40の縦溝40bの上端部に設けられた係止受け部40cに係合された状態で、シャワーヘッド係止部材42がシャワーヘッド保持部40に固定されている。
上記のように、シャワーヘッド係止部材42のブレーキ部42bを保持面40aの上方に延在することにより、シャワーヘッド3との摩擦面積を広くすることができる。したがって、シャワーヘッド3の噴出口からの噴射による反力によってシャワーヘッド3がシャワーヘッド保持部40から抜け出るのを防止することができる。
また、シャワーヘッドホルダ11に設けられた波形状凹凸部43に間欠的に係合する係合ピン47を介して前方ばね受け部材46が取り付けられている。この前方ばね受け部材46の後方端には、コイルばね34の前方端が係合する前方ばね受け係合突起46aが突設されている。
このように構成することによって、シャワーヘッドホルダ11を段階的に調節して任意の角度に固定することができる。
上記のように、シャワーヘッドホルダ11とシャワーヘッド係止部材42に設けられた波形状凹凸部43,係止爪部42cに間欠的に係合する係合ピン47を介してシャワーヘッド係止部材42の前方ばね受け部材46とブレーキ片33aと一体のばね受け係合突起33bとの間にコイルばね34を介設した状態で、ホルダ保持部14にシャワーヘッドホルダ11を取り付ける。
このように構成することにより、シャワーヘッドホルダ11を垂直方向の任意の角度に傾斜してシャワーヘッド3を保持することができる。
上記カバー体20は、シャワーバー2の外周面を抱持する後方半円筒部21と、後方半円筒部21の開口側前方端に延在してシャワーフック本体10とシャワーヘッドホルダ11を覆うと共に、シャワーフック本体10に係脱可能な一対の腕部22を具備している。
この場合、腕部22の後方半円筒部21側の対向する内面には、フック半体13a,13bの側片15bのほぼ全高にわたって設けられた垂直溝17aに係合可能な縦係止爪部23がほぼ全高にわたって突設され、縦係止爪部23より前方端側の内面には、フック半体13a,13bの側片15bに設けられた案内溝17b内に摺動可能に係合して係止凹部17cに係合可能な係止爪部24が突設されている。
この場合、縦係止爪部23の前方側はやや傾斜して前端が低くなるように形成されており、腕部22を開きすぎずに容易に垂直溝17aに係合することができる。上述したように、縦係止爪部23と垂直溝17aがほぼ全高にわたって形成されることにより確実に係止することができる。また、係止爪部24はフック状に形成されており、係止凹部17cに係合した状態では外れにくくなっている。
なお、カバー体20を取り外す際には、腕部22をやや開くようにすることで、腕部22が弧を描くように弛み、縦係止爪部23及び係止爪部24の係合が解除されてカバー体20を取り外すことができる。
また、後方半円筒部21の内面に、シャワーバー2の外周面に当接可能な背当て部材25が設けられている。
この場合、背当て部材25は、例えばABS樹脂製部材にて形成されており、背当て部材25の開口端には位置決め用の切欠き25aが設けられており、この切欠き25aがカバー体20の後方半円筒部21の内側に突設された位置決め用突起21aに係合した状態で背当て部材25がカバー体20内に設けられる。
上記実施形態のシャワーフック1によれば、シャワーフック本体10の取付部12をシャワーバー2に取り付けた状態で、カバー体20の腕部22の内面に設けられた係止爪部24を、シャワーフック本体10の外側面に設けられた案内溝17bに沿って移動して係止凹部17cに係合させることで、シャワーフック本体10とカバー体20をシャワーバー2に取り付けることができるので、既設のシャワーバー2に容易に取り付けることができる。
シャワーフック1が静止された状態では、図3に示すように、コイルばね34の付勢力によってブレーキ片33aをシャワーバー2に押圧してロックする。この状態において、自重やシャワーヘッド3の重量により下向きの負荷が加わると、図5に示すように、シャワーフック本体10が下方に移動し、ばね受け部材31の垂直片31aの上端に設けられた係合部37がシャワーフック本体10に設けられた係合受け部36に係合して、ばね受け部材31が回動支点31cを中心に回動するのを阻止し、ブレーキ片33aがシャワーバー2から離れるのを防止する。これにより、ブレーキ片33aのシャワーバー2との接触面積が減少するのを抑制して、固定力を維持することができる。
シャワーフック1のロックを解除する場合は、操作ボタン35を押し込むことで、操作脚部35bがばね受け部材31の水平片31bに当接して係合受け部36と係合部37との係合を解除し、更に回動支点部31cを支点としてばね受け部材31を回動させると共に、コイルばね34が座屈変形してブレーキ片33aがシャワーバー2から離れてロック状態が解除される。したがって、ロックを確実にするためにコイルばね34の付勢力を大きくしても、ロックを解除する時にはコイルばね34を座屈変形させればよいので、コイルばね34の付勢力より弱い力によって容易に操作できる。
上記のように構成される実施形態のシャワーフック1によれば、係合受け部36の係合面36aは、シャワーフック本体10の前方端に向かって下り傾斜状に形成され、係合部37の係合面37aは、係合面36aと対応すべくシャワーフック本体10の後方端に向かって上り傾斜状に形成されているので、下方に移動する係合受け部36と係合部37の係合を容易にすることができると共に、係合受け部36と係合部37の係合を確実にすることができる。
また、コイルばね34は、該コイルばね34の中心部を支持するスライド部材33と、コイルばね34の中心部より下方の偏心部を支持する前方ばね受け部材46との間に介設されているので、コイルばね34の後方すなわち係合部側に向けて斜め上向きの力が作用して、ばね受け部材31の回動を阻止し、係合受け部36と係合部37の係合を容易かつ確実にすることができる。
また、ばね受け部材31は、垂直片31aの下端から下り傾斜状に延在する水平片31bを有するので、コイルばね34の弾性変形による可動範囲に自由度をもたせることができ、係合受け部36と係合部37の係合を妨げることなく、係合受け部36と係合部37の係合を容易にすることができる。
1 シャワーフック
2 シャワーバー
10 シャワーフック本体
11 シャワーヘッドホルダ
30 ロック機構
31 ばね受け部材
31a 垂直片
31b 水平片
31c 回動支点部
32 挿通孔
33 スライド部材
33a ブレーキ片
33b ばね受け係止突起
34 コイルばね(ばね部材)
35 操作ボタン
35b 操作脚部
36 係合受け部
36a 係合面
37 係合部
37a 係合面
40 シャワーヘッド保持部

Claims (5)

  1. 浴室等の壁面に設けられるシャワーバーに沿って高さ調整可能に取り付けられる取付部を後方端に設け、前方端にシャワーヘッドホルダを設けるシャワーフック本体と、該シャワーフック本体を上記シャワーバーの任意の位置でロックするロック機構と、を具備するシャワーフックであって、
    上記ロック機構は、
    上記シャワーバーに対して接離方向に回動可能であって、上記シャワーフック本体に対して上下移動可能な垂直片を有するばね受け部材と、
    上記ばね受け部材の上記垂直片に設けられ、上記シャワーバーに接離移動可能なブレーキ片を有するスライド部材と、
    上記スライド部材と上記シャワーフック本体の前方側との間に介設されて上記ブレーキ片を上記シャワーバーに押圧するばね部材と、を具備し、
    上記シャワーフック本体の上部に係合受け部を設け、上記ばね受け部材の上記垂直片の上部には、自重やシャワーヘッドの重量により下向きの負荷が加わった際に、上記係合受け部に係合可能な係合部が設けられている、
    ことを特徴とするシャワーフック。
  2. 浴室等の壁面に設けられるシャワーバーに沿って高さ調整可能に取り付けられる取付部を後方端に設け、前方端にシャワーヘッドホルダを設けるシャワーフック本体と、該シャワーフック本体を上記シャワーバーの任意の位置でロックするロック機構と、を具備するシャワーフックであって、
    上記ロック機構は、
    上記シャワーバーに対して接離方向に回動可能であって、上記シャワーフック本体に対して上下移動可能な垂直片を有するばね受け部材と、
    上記ばね受け部材の上記垂直片に設けられ、上記シャワーバーに接離移動可能なブレーキ片を有するスライド部材と、
    上記スライド部材と上記シャワーフック本体の前方側との間に介設されて上記ブレーキ片を上記シャワーバーに押圧するばね部材と、を具備し、
    上記シャワーフック本体の上部に係合受け部を設け、上記ばね受け部材の上記垂直片の上部には、シャワーヘッドに下向きの負荷が加わった際に、上記係合受け部に係合可能な係合部が設けられ、
    上記係合受け部の係合面は、上記シャワーフック本体の前方端に向かって下り傾斜状に形成され、上記係合部の係合面は、上記シャワーフック本体の後方端に向かって上り傾斜状に形成されている、
    ことを特徴とするシャワーフック。
  3. 浴室等の壁面に設けられるシャワーバーに沿って高さ調整可能に取り付けられる取付部を後方端に設け、前方端にシャワーヘッドホルダを設けるシャワーフック本体と、該シャワーフック本体を上記シャワーバーの任意の位置でロックするロック機構と、を具備するシャワーフックであって、
    上記ロック機構は、
    上記シャワーバーに対して接離方向に回動可能であって、上記シャワーフック本体に対して上下移動可能な垂直片を有するばね受け部材と、
    上記ばね受け部材の上記垂直片に設けられ、上記シャワーバーに接離移動可能なブレーキ片を有するスライド部材と、
    上記スライド部材と上記シャワーフック本体の前方側との間に介設されて上記ブレーキ片を上記シャワーバーに押圧するばね部材と、を具備し、
    上記シャワーフック本体の上部に係合受け部を設け、上記ばね受け部材の上記垂直片の上部には、シャワーヘッドに下向きの負荷が加わった際に、上記係合受け部に係合可能な係合部が設けられ、
    上記ばね部材は、該ばね部材の中心部に位置する上記スライド部材と、該ばね部材の中心部より下方の偏心部を支持する前方ばね受け部材との間に介設されている、
    ことを特徴とするシャワーフック。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のシャワーフックにおいて、
    上記ロック機構は、上記シャワーフック本体の上部に設けられた凹部に収容及び出没可能に設けられると共に、シャワーフック本体内への押し込みによる上記ばね受け部材の回動によって上記ばね部材を座屈変形させて上記ブレーキ片の押圧を解除する操作ボタンを具備し、上記凹部の下面における後方端側に上記係合受け部が設けられている、
    ことを特徴とするシャワーフック。
  5. 請求項4に記載のシャワーフックにおいて、
    上記ばね受け部材は、上記垂直片の下端から下り傾斜状に延在する水平片を有し、該水平片と上記垂直片との交差部の下部に回動支点部が設けられ、上記ロック機構は、上記シャワーフック本体の上記凹部に設けられた開口を介して出没可能な上記操作ボタンの下部に、上記水平片に当接可能な操作脚部が設けられ、上記操作ボタンを押し込むことで、上記操作脚部が上記水平片に当接し、上記回動支点部を支点として上記ばね受け部材を回動させると共に、上記ばね部材を座屈変形させて上記ブレーキ片の押圧を解除するように形成してなる、ことを特徴とするシャワーフック。
JP2018083900A 2018-04-25 2018-04-25 シャワーフック Active JP7138469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018083900A JP7138469B2 (ja) 2018-04-25 2018-04-25 シャワーフック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018083900A JP7138469B2 (ja) 2018-04-25 2018-04-25 シャワーフック

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019190129A JP2019190129A (ja) 2019-10-31
JP2019190129A5 JP2019190129A5 (ja) 2021-08-05
JP7138469B2 true JP7138469B2 (ja) 2022-09-16

Family

ID=68389160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018083900A Active JP7138469B2 (ja) 2018-04-25 2018-04-25 シャワーフック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7138469B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019152A (ja) 2011-07-11 2013-01-31 Ym Kogyo Kk シャワーノズル受け装置
JP3191956U (ja) 2014-03-24 2014-07-24 中央化成品株式会社 フック装置
JP2018021381A (ja) 2016-08-04 2018-02-08 ナカ工業株式会社 シャワーフック

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3348716B1 (en) * 2017-01-13 2020-12-09 Nikles Tec Italia S.r.l. Support device for a shower head

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019152A (ja) 2011-07-11 2013-01-31 Ym Kogyo Kk シャワーノズル受け装置
JP3191956U (ja) 2014-03-24 2014-07-24 中央化成品株式会社 フック装置
JP2018021381A (ja) 2016-08-04 2018-02-08 ナカ工業株式会社 シャワーフック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019190129A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100769998B1 (ko) 플러그 유형의 커플링
EP2783603A1 (en) Unlocked-state retention device and seat assembly having the same
KR101171234B1 (ko) 헤드레스트 이동장치
JP6603532B2 (ja) ドアストッパー
KR101774363B1 (ko) 손잡이와 팬 사이의 풀림가능한 연결부 및 이러한 연결부를 갖는 팬
JP7138469B2 (ja) シャワーフック
JP6664844B2 (ja) シャワーフック
JP2000135103A (ja) 合成樹脂製バックル
JP4906574B2 (ja) 可動式シャワーフック
JP2015512059A (ja) 支持ヘッドにビデオ機器/撮影機器を取り付けるためのシステム
TWM559826U (zh) 自行車載運裝置之固定機構
KR20160140335A (ko) 청소구
JP6571390B2 (ja) スライドレールのブレーキ装置
JP2010036609A (ja) シートスライド装置
JP5822867B2 (ja) 車両用スライドレール装置
JP5980596B2 (ja) スライドロック装置
JP2021506492A (ja) 引出用のレールストラット
KR20200084474A (ko) 클램핑 기구
JP6180044B2 (ja) 転倒防止機器
KR101044067B1 (ko) 헤드레스트 이동장치
CN210459421U (zh) 一种排水塞连动装置
KR101891202B1 (ko) 손목 시계용 밴드 연결장치
KR101465869B1 (ko) 행거용 길이 조절수단
KR20120083237A (ko) 2개의 컴포넌트의 연결을 위한 시스템, 상기 시스템을 위한 장착 부재, 및 상기 시스템이 장착된 자동차를 위한 거울 조립체
JP3201636U (ja) チャイルドシート

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210423

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210423

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210423

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20220530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7138469

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150