JP7137794B2 - エレベータの登録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、かごの行先階を登録するためのエレベータの登録装置に関する。
従来から、エレベータにおいてかごの行先階を登録するための登録装置が種々知られている。これらの登録装置では、かご内等の操作盤に配置された複数の行先階ボタンの中から目的とする階に対応する行先階ボタンが押下されることにより、かごの行先階の登録が行われる。
この種の登録装置では、視覚障がい者等がかごの行先階を登録する場合には、行先階ボタン付近や行先階ボタンに施された立体形状(点字や、数字が浮き上がった形状)に触れることによって目的とする行先階ボタンを選択し、この選択した行先階ボタンを押下することによって目的とする行先階の登録を行っていた。
近年、衛生意識の高まりから、操作盤に各階に対応する複数のセンサが配置され、目的とする階に対応するセンサに手をかざす等によって該センサを反応させることでかごの行先階を登録する非接触タイプの登録装置が開発されたが、このような非接触タイプの登録装置では、視覚障がい者は、各センサの位置が分からないため、目的とする行先階の登録が困難であった。
そこで、反応したセンサに対応する階を音声案内する非接触タイプの登録装置が開発された(特許文献1参照)。この登録装置では、操作盤に配置された複数のセンサのうちのいずれかのセンサを反応させたときに、該センサに対応する階が音声案内されると共に、かごの行先階として登録される。このため、視覚障がい者においても操作盤上の目的とする階に対応するセンサの位置を容易に認識できた。
特開2002-037552号公報
しかし、この登録装置では、各階に対応するセンサを反応させることで各階に対応する数字が逐次音声案内されるため、目的とする階に対応するセンサを探すべく、操作盤に沿って手を素早く動かして複数のセンサを次々に反応させると、各階に対応する数字が次々に音声案内されるために聞き取れない、若しくは聞き取り難かった。一方、各階に対応する数字を確実に聞き取れるよう、操作盤に沿って手をゆっくり動かしてセンサが反応する間隔を大きくした場合には、迅速な行先階の登録ができなかった。
そこで、本発明は、視覚障がい者による行先階の登録の際に接触回数を減らすと共に迅速な登録が可能なエレベータの登録装置を提供することを課題とする。
本発明のエレベータの登録装置は、
かごの行先階を登録するエレベータの登録装置であって、
前記かごが停止可能な各階と対応する複数のセンサ部であって、対象物が所定範囲内に進入したときに該対象物を検知可能な複数のセンサ部と、
少なくとも一つの音出力部と、
前記複数のセンサ部及び前記少なくとも一つの音出力部が接続される制御部と、を備え、
前記複数のセンサ部は、階を表す数の小さい順又は大きい順に所定の配置方向に並び、
前記制御部は、前記かごが停止している現在階に対して前記配置方向における該現在階から前記かごが動き出すときに該かごが向かう方向側の各階に対応するセンサ部が前記対象物を検知したときに、前記少なくとも一つの音出力部に検知音をそれぞれ出力させると共に、前記各センサ部のうちの一つのセンサ部が所定の第一時間前記対象物を検知し続けたとき、又は該一つのセンサ部が操作されたときに、該一つのセンサ部に対応する階を該かごの行先階として登録する。
かかる構成によれば、各階と対応する複数のセンサ部を用いることで、視覚障がい者による行先階の登録の際の接触回数を減らすと共に、複数のセンサ部のうちの一部のセンサ部(かごが動く側のセンサ部)が反応したときにだけ検知音が鳴る構成とすることで、迅速な登録が可能になる。
具体的に、上記構成によれば、かごが停止可能な各階と対応する複数のセンサ部を用い、目的の階に対応するセンサ部が所定時間(第一時間)利用者がかざした手等(対象物)を検知し続けたとき又は該センサ部が操作されたときに行先階(該センサ部に対応する階)が登録されるため、非接触で行先階を登録でき、又は、目的とする階に対応するセンサ部だけに触れる(操作する)ことで行先階を登録でき、これにより、視覚障がい者による行先階の登録の際の接触回数を減らすことができる。しかも、目的とする階を見つけるために操作盤等(複数のセンサ部が配置方向に沿って並んでいる領域)にかざした手等(対象物)を動かす際に、配置方向において現在階に対してかごが動く方向側のセンサ部が反応したときしか検知音が鳴らないため、目的とする階に対応するセンサ部を探す際にセンサ部にかざした手等を配置方向における必要な範囲(即ち、検知音の鳴る範囲)内で動かせばよく、これにより、目的とする階に対応するセンサ部を探す時間が抑えられ、その結果、視覚障がい者によっても迅速な行先階の登録が可能になる。
前記エレベータの登録装置では、
前記少なくとも一つの音出力部は、前記一つのセンサ部が検知開始から前記第一時間より短い第二時間前記対象物を検知し続けたときに、該一つのセンサ部に対応する階についての情報を出力してもよい。
このように、行先階が登録される前(第一時間が経過する前)に手等(対象物)をかざしているセンサ部に対応する階についての情報が音出力部から出力されることで、行先階の誤登録を確実に防ぐことができる。
また、前記エレベータの登録装置では、
前記少なくとも一つの音出力部は、前記行先階の登録時に前記各センサ部の前記検知音と異なる登録音を出力してもよい。
かかる構成によれば、行先階の登録時に登録音が鳴るため、聴覚によって行先階の登録が行われたことを確認することができる。
また、前記エレベータの登録装置では、
前記少なくとも一つの音出力部は、前記各センサが反応したときにセンサ部毎に異なる前記検知音を出力してもよい。
かかる構成によれば、検知音によって、反応したセンサ部に対応する階を判別できるため、より迅速に目的とする階に対応するセンサ部を探すことができる。
また、前記エレベータの登録装置では、
前記少なくとも一つの音出力部は、前記各センサ部において前記配置方向に隣り合う二つのセンサ部に対応する階を表す数同士の差が二以上の場合、前記二つのセンサ部において一方のセンサ部が前記対象物を検知した後、他方のセンサ部が該対象物を検知したときに、該他方のセンサ部に対応する階についての情報を出力してもよい。
かかる構成によれば、配置方向に手等を動かして複数のセンサ部を順に反応させて音出力部の出力(検知音や、前記他方のセンサ部に対応する階についての情報)を聞くだけで、かごの停止可能な階の並びに間隔があいているところ(例えば、三階の次に停止可能な階が十階の場合等)があることを認識できる。
前記少なくとも一つの音出力部は、所定のセンサ部が前記対象物を検知した後、該センサ部に対して前記配置方向に並ぶ順番と異なるセンサ部が前記対象物を検知したときに、前記異なるセンサ部に対応する階についての情報を出力してもよい。
かかる構成によれば、センサ部を配置方向の順番に反応させなくても、異なる順番で反応させたセンサ部が対応する階を認識することができる。
また、前記エレベータの登録装置では、
前記少なくとも一つの音出力部は、前記各センサ部における所定のセンサ部の検知音が残りのセンサ部の検知音と異なる音となるように出力してもよい。
かかる構成によれば、配置方向に順次センサ部を反応させて検知音が次々に鳴ったときに、所定のセンサ部が反応したときに異なる音の検知音が鳴ることで、目的とする階に対応するセンサ部が探し易くなる。
また、前記エレベータの登録装置では、
前記少なくとも一つの音出力部は、前記現在階に対応する前記センサ部が前記対象物を検知したときに該現在階についての情報を出力してもよい。
かかる構成によれば、現在階に対応するセンサ部を反応させることで、聴覚によって利用者がいる階を認識することができる。
また、前記エレベータの登録装置では、
前記音出力部は、複数備えられ、
各音出力部は、前記複数のセンサ部のそれぞれに配置され、配置されているセンサ部が反応したときに出力してもよい。
かかる構成によれば、反応したセンサ部から検知音が聞こえるため、各センサ部の位置がより認識し易くなる。
この場合、前記エレベータの登録装置は、
かごドア及び乗場ドアの少なくとも一方の戸開を検知する戸開検知部、前記かごへの人の乗車を検知する乗車検知部、及び前記複数のセンサ部が配置された操作盤への人の接近を検知する人検知部のうちの少なくとも一つの検知部を備え、
前記複数のセンサ部及び前記複数の音出力部は、前記かご内に配置され、
前記少なくとも一つの検出部は、前記制御部に接続され、
前記制御部は、前記少なくとも一つの検知部が検知したときに前記現在階に対応する前記センサ部に配置された前記音出力部に音を出力させてもよい。
かかる構成によれば、かごが乗場に停止して利用者がかごに乗車したときに、聴覚によって操作盤等の複数のセンサ部が配置された位置を認識することができる。
また、前記エレベータの登録装置は、
かごドア及び乗場ドアの少なくとも一方の戸開を検知する戸開検知部を備え、
前記戸開検知部は、前記制御部に接続され、
前記制御部は、前記戸開検知部が前記戸開を検知したときに、前記現在階についての情報及び戸閉後に前記かごが動く方向のうちの少なくとも一方を前記音出力部に出力させてもよい。
かかる構成によれば、乗場呼びによって乗場でかごが戸開したとき、又は、戸開したかごに乗車したときに、聴覚によって現在階及び戸閉後のかごの動く方向の少なくとも一方を認識することができる。
以上より、本発明によれば、視覚障がい者による行先階の登録の際に接触回数を減らすと共に迅速な登録が可能なエレベータの登録装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係るエレベータのかごの内部において出入口側を見た図である。 図2は、前記エレベータの登録装置を説明するための図である。 図3は、前記登録装置が備える複数のセンサ部と制御部との接続状態を示す模式図である。 図4は、前記登録装置が備える行先階登録部に沿って手のひらを配置方向に動かしたときに、無音状態の範囲を示す図である。 図5は、前記登録装置が備える行先階登録部に沿って手のひらを配置方向に動かしたときに、検知音の鳴る範囲を示す図である。 図6は、他実施形態に係る行先階登録部を説明するための図である。 図7は、他実施形態に係る行先階登録部を示す図である。 図8は、他実施形態に係る行先階登録部を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図5を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るエレベータの登録装置(以下、単に「登録装置」と称する。)は、図1に示すように、昇降路内を昇降するかご10に配置されている。この登録装置は、図2及び図3にも示すように、少なくとも、かご操作盤2に配置される複数のセンサ部32と、複数のセンサ部32のそれぞれが接続される制御部9と、を備え、非接触でかご10の行先階を登録できる。
具体的に、登録装置1は、かご10内に配置されるかご操作盤2と、かご操作盤2が有する各構成が接続される制御部9と、を備える。
かご操作盤2は、かご10内の乗場側にある出入口11の左右両側の袖壁12の何れか一方に配置されている。このかご操作盤2がかご10に乗車した利用者に操作されることによって、かご10の行先階の登録やかごドア13の開閉等が行われる。
具体的に、かご操作盤2は、利用者がかご10の行先階の登録操作を行う行先階登録部3と、かごドア13の開閉操作を行うための開ボタン4及び閉ボタン5と、を有する。また、かご操作盤2は、外部との連絡を行うための連絡ボタン6と、表示部7と、も有する。この表示部7は、かご10の移動方向やかご10の通過階、その他乗客に報知する情報を表示する。本実施形態の表示部7は、例えば、液晶ディスプレイであり、行先階登録部3より上方に配置されている。また、かご操作盤2は、外部と連絡を行う際に用いられるスピーカーSを内蔵している。
行先階登録部3は、パネル31と、該パネル31に配置される複数のセンサ部32と、を有する。
パネル31は、垂直方向に長尺な矩形板状であり、該パネル31には、長手方向(垂直方向)に間隔をあけて並ぶように複数のセンサ部32が配置されている。具体的に、パネル31は、垂直方向に間隔をあけて並ぶ複数の貫通孔311を有する。本実施形態の複数の貫通孔311のそれぞれは、パネル31の幅方向(かごドア13の開閉方向)に長尺な矩形の孔である。また、パネル31には、各貫通孔311の左側に、対応する階を示す数字が表示されている。
複数のセンサ部32のそれぞれは、かご10の停止可能な各階と対応している。本実施形態のかご10の停止可能な階が1階から6階であるため、六つのセンサ部32のそれぞれが1階から6階までの各階に対応している。詳しくは、センサ部32Aは、1階を行先階として登録するための操作を検出し、センサ部32Bは、2階を行先階として登録するための操作を検出し、センサ部32Cは、3階を行先階として登録するための操作を検出し、センサ部32Dは、4階を行先階として登録するための操作を検出し、センサ部32Eは、5階を行先階として登録するための操作を検出し、センサ部32Fは、6階を行先階として登録するための操作を検出する。
これら複数のセンサ部32は、所定の配置方向に並んでいる。本実施形態の配置方向は、垂直方向であり、複数のセンサ部32は、1階に対応するセンサ部32Aから垂直上方に向けて6階に対応するセンサ部32Fまで順に並んでいる。即ち、複数のセンサ部32は、階を表す数の小さい順に配置方向に並んでいる。
具体的に、複数のセンサ部32のそれぞれは、対象物が所定範囲(検知範囲)内に進入したときに該対象物を検知可能なセンサ33と、センサ33が前記対象物を検知したこと等を知らせるための音を出力する音出力部34と、を有する。また、複数のセンサ部32のそれぞれは、透光性を有し且つセンサ33の検知範囲側に配置される保護プレート35を有する。
複数のセンサ33のそれぞれは、いわゆる非接触式センサであり、制御部9に接続されている。本実施形態の複数のセンサ33のそれぞれは、投光器と受光器が一体になった反射型光電センサである。このセンサ33は、投光器から光を照射し、受光器が受光する対象物からの反射光の受光量に基づいて対象物の有無を検出(詳しくは、対象物が所定の範囲内に進入したことを検出)する。本実施形態のセンサ33では、検出距離がセンサ部32(行先階登録部3の表面)から5cm程度の範囲内となるように、受光器側の受光量(センサの感度)が調整されている。このセンサ33は、対象物を検出すると、制御部9に検知信号を出力する。本実施形態のセンサ33の検知の対象物は、利用者の手のひらや指等の行先階の登録に使用される身体の一部やその代わりとなる物等である。
複数の音出力部34のそれぞれは、パネル31の奥側におけるセンサ33の近傍に配置され、センサ33が対象物を検知したときに検知音を出力する。これら複数の音出力部34の各検知音は、それぞれ同一である。本実施形態の検知音は、短い電子音等であり、数字や階数の音声案内(例えば、6階を表す「ロク」や「ロッカイ」といった音声案内)よりも短い音である。また、複数の音出力部34のそれぞれは、行先階の登録を知らせるための登録音等の他の音も出力可能である。これら複数の音出力部34のそれぞれは、制御部9に接続され、該制御部9からの指示信号に基づいて音を出力する。
以上の各センサ部32は、パネル31の各貫通孔311と対応する位置に配置されている。詳しくは、複数のセンサ部32のそれぞれは、貫通孔311の奥側にセンサ33が位置し且つ保護プレート35がパネル31の貫通孔311に嵌め込まれた状態で該パネル31に配置されている。これら複数のセンサ部32のうち隣り合うセンサ部32のセンサ33同士の間隔、即ち、パネル31において隣り合う貫通孔311同士の間隔は、10cm程度である。検出距離がセンサ部32から5cm程度に設定された各センサ33が、このような間隔で配置されることで、利用者が行先階登録部3の正面に立って、手のひら等を特定のセンサ部32(センサ33)にかざし、行先階を登録する操作を行ったときに、当該操作がその隣接階に対応するセンサ部32によって誤検出されることが防がれる。
制御部9は、かご10が停止している現在階に対して配置方向における該現在階からかご10が動き出すときに該かご10が向かう方向側の各階に対応するセンサ部32が対象物を検知したときに、音出力部34に検知音をそれぞれ出力させる。具体的に、制御部9は、各センサ部32のセンサ33及び音出力部34と接続され、センサ33からの検知信号を受信すると、該センサ33に対応する音出力部34に指示信号を出力して該音出力部34に検知音を出力させる。また、制御部9は、各センサ部32の音出力部34に指示信号を出力し、該音出力部34から階についての情報(音声案内等)や登録音の出力を行わせることもできる。また、制御部9は、特定の時間帯において登録が制限される階がある場合には、「この階には停まりません」といった音声案内を音出力部34に出力させてもよい。
例えば、利用者が3階の乗場で上向きの乗場呼びを登録し、該乗場に着床したかご10に乗車した場合について説明する。この場合、かご10は、上向きの乗場呼びによって該乗場に来ているため、次に動き出す方向は、上方である。このため、利用者がかご10内の行先階登録部3のパネル31の下端部(センサ部32Aに対応する位置)に手のひらをかざし、該パネル31に沿って非接触の状態で配置方向(本実施形態の例では垂直上方:図4の矢印α参照)に手のひらを動かすと、1階から3階までの各階に対応するセンサ部(図4の符号β1の範囲にあるセンサ部)32A~32Cからは検知音は鳴らない(無音である)。さらに配置方向に手のひらを動かすと、4階から6階までの各階に対応するセンサ部32D~32Fが反応する(手のひらを検知する)と、反応したセンサ部(図5の符号β2の範囲にあるセンサ部)32D~32Fにおいて検知音が鳴る。詳しくは、さらに配置方向に手のひらを動かし、現在階(3階)に対して配置方向における該現在階(3階)からかご10が動き出すときに該かご10が向かう方向(上方)側の各階、即ち、4階より上側の各階(4階、5階、6階)に対応するセンサ部32D~32Fが反応したときに、これらセンサ部32D~32Fの各センサ33から検知信号を受信した制御部9は、該反応したセンサ部32D~32Fから検知音が鳴るように、各センサ部32D~32Fの音出力部34に指示信号を出力する。
利用者は、手のひらを動かしつつこの検知音の数を数えることで、聴覚によって目的の階に対応するセンサ部32の位置を認識することができる。即ち、視覚障がい者(加齢等によって視力の弱くなった人も含む)が目的の階に対応するセンサ部32の位置を認識することができる。上記の例において目的とする階が5階であれば、パネル31かざした手のひらを該パネル31に沿って配置方向に動かし、二つ目の検知音が鳴った位置が5階に対応するセンサ部32の位置と認識できる。
尚、利用者の手のひらを動かす方向は、配置方向(本実施形態の例では、垂直上方)に限定されない。手のひらを、上端のセンサ部(6階に対応するセンサ部)32Fから下方に向けて動かしてもよい。この場合でも、現在階に対して配置方向における該現在階からかご10が動き出すときに該かご10が向かう方向側の各階(図4及び図5に示す例では、4階~6階)に対応するセンサ部32D~32Fに手のひらをかざしたときに検知音が鳴る。また、他のセンサ部32に手のひらをかざすことなく、最初に、検知音の鳴るセンサ部32D~32Fに対応する各階(4階~6階)の並び順における途中位置のセンサ部(図5に示す例では、5階に対応するセンサ部)32Eに手のひらをかざしても検知音は鳴る。
また、制御部9は、手のひらをかざしたときに検知音が鳴る各センサ部32のうちの一つのセンサ部32が、第一時間T1、対象物を検知し続けたとき、即ち、一つのセンサ部32から連続して第一時間T1、検知信号を受信し続けたときに、該一つのセンサ部32に対応する階を該かご10の行先階として登録する。上記の例のでは、5階に対応するセンサ部32Eに手のひらを第一時間T1かざし続けることで行先階として5階が登録される。この登録によって、かご10が、現在階(3階)から動き出したときに、行先階(5階)に向かう。
また、制御部9は、手のひらをかざしたときに検知音が鳴る各センサ部32のうちの一つのセンサ部32が、検知開始から第一時間T1より短い第二時間T2、対象物を検知し続けたとき、即ち、一つのセンサ部32から連続して第二時間T2、検知信号を受信し続けたときに、該一つのセンサ部32の音出力部34に該センサ部32に対応する階についての情報を出力させる。本実施形態の制御部9は、第二時間T2、検知し続けたセンサ部32の音出力部34に該センサ部32に対応する階の数(数字の音声案内)を出力させる。上記の例では、センサ部32Eに手のひらをかざし続けたときに、第二時間T2経過したときにセンサ部32Eの音出力部34から5階を表す「ゴ」又は「ゴカイ」との音(音声案内)が出力され、さらに手のひらをかざし続け、かざし始めから第一時間T1経過したときに、行先階として5階が登録される。尚、本実施形態の登録装置1において、第一時間T1は、0.5~2S程度であり、第二時間T2は、0.3~1S程度であり、第一時間T1>第二時間T2である。
また、制御部9は、行先階の登録時に、行先階と対応するセンサ部32の音出力部34に、各センサ部32の検知音と異なる登録音を出力させる。例えば、検知音が短音の「ピッ」である場合に、登録音は、長音の「ピー」である。また、制御部9は、登録音と共に、センサ部32に隣接する番号(階を示す数字)等を発光させてもよい。健常者は、センサ部32に手をかざすことで鳴った検知音によって行先階が登録されたと勘違いする可能性があるが、前記のように行先階の登録によって所定の部位(前記の例ではセンサ部32に隣接する番号)が発光する構成とすることで、該部位の発光の有無によって行先階が登録されたか否かを確実に認識できる。
以上の登録装置1によれば、各階と対応する複数のセンサ部32を用いることで、視覚障がい者による行先階の登録の際の接触回数を減らすと共に、複数のセンサ部32のうちの一部のセンサ部32(かご10が動く側のセンサ部32:上記の例では、4階~6階の各階に対応するセンサ部32D、32E、32F)が反応したときにだけ検知音が鳴る構成とすることで、迅速な登録が可能になる。
具体的に、本実施形態の登録装置1によれば、かご10が停止可能な各階と対応する複数のセンサ部32A~32Fを用い、目的の階に対応するセンサ部32(上記の例では、センサ部32E)が第一時間(所定の時間)T1、利用者がかざした手のひら(対象物)を検知し続けたときに、行先階(上記の例では、センサ部32Eに対応する5階)が登録されるため、非接触で行先階を登録できる。このように、点字や行先階ボタンの表面に施された数字形状の凹凸等に触れることなく行先階登録が可能であるため、本実施形態の登録装置1では、視覚障がい者による行先階の登録の際の接触回数を減らすことができる。
しかも、目的とする階を見つけるために行先階登録部3のパネル31(複数のセンサ部32が配置方向に並んでいる領域)にかざした手のひら(対象物)を動かす際に、配置方向における現在階に対してかご10が動く方向側のセンサ部32(上記の例では、4階~6階の各階に対応するセンサ部32D~32F)が反応したときしか検知音が鳴らないため、目的とする階に対応するセンサ部32を探す際にセンサ部32にかざした手のひらを配置方向における必要な範囲(即ち、検知音の鳴る範囲)内で動かせばよい。これにより、目的とする階に対応するセンサ部32を探す時間が抑えられ、その結果、視覚障がい者によっても迅速な行先階の登録が可能になる。
また、パネル31における配置方向の端のセンサ部32Aから順に手のひらをかざした状態で動かす場合でも、検知音の鳴らない範囲は素早く動かし、検知音が鳴り出した位置からセンサ部32毎の検知音を聞き分けられる程度の速さに抑えることで、配置方向の端のセンサ部32Aから順にセンサ部32毎の検知音を聞き分けられる程度の速さで動かし続ける場合に比べ、短時間で目的とする階に対応するセンサ部32の位置を認識できる。
また、本実施形態の登録装置1では、検知音として短い音が用いられることで、目的とする階を探すために行先階登録部3(センサ部32)にかざした手のひらを配置方向に沿って動かす際に、センサ部32を次々に反応させてもセンサ部32毎の検知音を聞き分け易く、これにより、配置方向に手のひらを動かす速度を大きくすることができる。
また、本実施形態の登録装置1では、制御部9が、一つのセンサ部32が検知開始から第二時間T2、手のひら(対象物)を検知し続けたときに、該一つのセンサ部32の音出力部34に、該一つのセンサ部32に対応する階についての情報(上記の例では、5階を表す「ゴ」や「ゴカイ」といった音声案内)を出力させる。このように、行先階が登録される前(第一時間T1が経過する前)に手のひらをかざしているセンサ部32に対応する階についての情報が音出力部34から出力されることで、利用者が視覚障がい者であっても、行先階の誤登録を確実に防ぐことができる。
尚、この行先階の登録前の音出力部34からの出力(例えば、階の数の音声案内等)によって手のひらをかざしているセンサ部32が、間違っている(目的の階に対応するセンサ部32でない)ことを認識した場合には、第一時間T1の経過前に手のひらを該センサ部32の検知範囲外に移動させることで、誤登録を防ぐことができる。また、音声出力部34からの前記出力をもとに、再度手のひらを配置方向に沿って順に動かし、目的の階に対応するセンサ部32を探すことができる。
また、本実施形態の登録装置1では、制御部9が、行先階の登録時に該行先階に対応するセンサ部32の音出力部34に、各センサ部32の検知音と異なる登録音を出力させる。このように、行先階の登録時に登録音(検知音と異なる音)が鳴るため、聴覚によって行先階の登録が行われたことを確認することができる。
また、本実施形態の登録装置1では、各音出力部34は、複数のセンサ部32のそれぞれに配置され、該音出力部34が配置されているセンサ部32(センサ33)が反応したときに音を出力する。即ち、複数のセンサ部32のそれぞれが、音出力部34を有し、手のひらをかざした(即ち、反応した)センサ部32から検知音が鳴る。このように、反応したセンサ部32から検知音が聞こえるため、視覚障がい者において、各センサ部32の位置がより認識し易くなる。
尚、本発明のエレベータの登録装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態の登録装置1では、行先階の登録前(センサ部32が手のひらを検知し始めてから第二時間T2経過時)に、登録される階についての情報が音出力部34から出力されるが、この構成に限定されない。登録装置1は、行先階の登録時において、音出力部34から登録前の行先階について情報の出力(音声案内等)のない構成でもよい。
また、上記実施形態の登録装置1では、目的とする階に対応するセンサ部を探すときに音出力部から出力される音(検知音)と、行先階が登録されるときに音出力部から出力される音(登録音)と、が異なる音であるが、この構成に限定されない。検知音と登録音とが同じ音であってもよい。
また、上記実施形態の登録装置1では、各センサ部32(各センサ33)が反応したときの検知音は、それぞれ同じであるが、この構成に限定されない。各センサ部32(各センサ33)が反応したときに、センサ部32毎に異なる検知音が出力される構成でもよい。例えば、各センサ部32の検知音が音階順(上記実施形態の例では、4階がドの音、5階がレの音、6階がミの音)や、音の個数順(上記実施形態の例では、4階が短音1回(ピッ)、5階が短音2回(ピピッ)、6階が短音3回(ピピピッ))等であってもよい。この構成によれば、検知音によって、反応したセンサ部32に対応する階をより容易に判別できるため、より迅速に目的とする階に対応するセンサ部32を探すことができる。
また、登録装置1において、図6に示すように最下階から最上階までの間に停止しない階がある場合、即ち、各センサ部32において配置方向に隣り合う二つのセンサ部32C、32Jに対応する階を表す数同士の差が二以上の場合、二つのセンサ部32C、32Jにおいて一方のセンサ部32Cが手のひら(対象物)を検知した後、他方のセンサ部32Jが手のひら(対象物)を検知したときに、該他方のセンサ部32Jに対応する階についての情報(「ジュウ」や「ジュッカイ」の音声案内等)を出力する構成でもよい。尚、他の階に対応するセンサ部32の各音出力部34は、検知音を出力する。
例えば、2階が現在階であり、該現在階からかご10が動き出したときに該かご10が向かう方向が上方の場合、パネル31の下端(センサ部32Aの位置)から該パネル31にかざした手のひらを該パネル31に沿って配置方向に動かしたときに(図6の矢印参照)、3階に対応するセンサ部32Cが反応したときは、音出力部34から検知音(「ピッ」)が出力され、その次の10階に対応するセンサ部32Jが反応したときは、音出力部34から「ジュウ」や「ジュッカイ」の音声案内等(センサ部32Jに対応する階についての情報)が出力され、11階、12階に対応するセンサ部32K、32Lが反応したときは、各音出力部34から検知音(「ピッ」)がそれぞれ出力される。
この構成によれば、配置方向に手等を動かして複数のセンサ部32を順に反応させて音出力部34の出力(検知音や、他方のセンサ部32Jに対応する階についての情報)を聞くだけで、かご10の停止可能な階の並びに間隔があいているところ(図6の例では、3階の次に停止可能な階が10階の場合等)があることを認識できる。
また、登録装置1において、例えば、センサ部32が図8のような鋸刃状の配置方向に沿って順に配置されている場合に、手等を真っ直ぐ上方に動かして1階に対応するセンサ部32A、3階に対応するセンサ部32C、5階に対応するセンサ部32E、7階に対応するセンサ部32G、・・・の順に反応させたとき、換言すると、所定のセンサ部(例えば、1階に対応するセンサ部32A)が対象物を検知した後、該センサ部32Aに対して配置方向に並ぶ順番と異なるセンサ部32Cが対象物を検知したとき(例えば、配置方向αの順番だと1階に対応するセンサ部32Aの次は2階に対応するセンサ部32Bであるが、3階に対応するセンサ部32Cが対象物を検知したときに)、前記異なるセンサ部(例えば、センサ部32C)に対応する階についての情報を出力する構成でもよい。この構成によれば、センサ部32を配置方向αの順番に反応させなくても、配置方向の順番と異なる順番で反応させたセンサ部32が対応する階(前記の例では、センサ部32C、32E、32G、…のそれぞれに対応する階)を認識することができる。
また、登録装置1において、所定のセンサ部32の検知音が残りのセンサ部32の検知音と異なる音となるように音出力部34が出力する構成でもよい。例えば、配置方向に沿って手のひらを動かして次々にセンサ部32を反応させたときに、交互に異なる検知音が鳴ってもよく、二つ置きに異なる音が鳴ってもよい。また、5の倍数の階だけ異なる検知音がなってもよく、任意に設定されている階のみ異なる検知音が鳴る構成でもよい。このように、配置方向に順次センサ部32を反応させて検知音が次々に鳴ったときに、所定のセンサ部32が反応したときに異なる音の検知音が鳴ることで、目的とする階に対応するセンサ部32が探し易くなる。
また、登録装置1において、現在階に対応するセンサ部32が対象物を検知したときに該現在階についての情報を音出力部34が出力する構成でもよい。例えば、上記実施形態に挙げた例では、センサ部32Cが反応したときに該センサ部32Cの音出力部34が、該センサ部32Cに対応する階(3階)についての情報(「サン」や「サンカイ」等の音声案内)を出力する。この構成によれば、現在階に対応するセンサ部32を反応させることで、聴覚によって利用者がいる階(かご10が停止している階)を認識することができる。
また、登録装置1が、かごドア及び乗場ドアの少なくとも一方の戸開を検知する戸開検知部、かご10への人の乗車を検知する乗車検知部、及び複数のセンサ部32が配置されたかご操作盤2(行先階登録部3)への人の接近を検知する人検知部のうちの少なくとも一つの検知部を備え、この少なくとも一つの検出部が制御部9に接続され、制御部9が、前記少なくとも一つの検知部が検知したときに現在階に対応するセンサ部32に配置された音出力部34に音(検知音、現在階についての情報等)を出力させる構成でもよい。この構成によれば、かご10が乗場に停止して利用者がかご10に乗車したときに、聴覚によってかご操作盤2(行先階登録部3)の複数のセンサ部32が配置された位置を認識することができる。尚、乗車検知部は、例えば、かご10内の荷重を検出する装置を有し、該装置が荷重の増加を検出することで、かご10への人の乗車を検知する。また、人検知部は、例えば、操作盤2の正面の領域に赤外線を照射し、具体的には、かご10の天井から操作盤2前の床に向けて赤外線を照射し、この赤外線が遮光されることによって人を検知する。
また、登録装置1が、かごドア及び乗場ドアの少なくとも一方の戸開を検知する戸開検知部を備え、戸開検知部が制御部9に接続され、制御部9が、戸開検知部が戸開を検知したときに、現在階についての情報及び戸閉後にかご10が動く方向のうちの少なくとも一方を音出力部34に出力させる構成でもよい。この構成によれば、乗場呼びによって乗場でかご10が戸開したとき、又は、戸開したかご10の乗車したときに、聴覚によって現在階及び戸閉後のかごの動く方向の少なくとも一方を認識することができる。
また、上記実施形態の登録装置1は、行先階登録部3を含む複数の構成3~7を有するかご操作盤2と、制御部9と、を備えているが、この構成に限定されない。登録装置1は、少なくとも行先階登録部3と制御部9とを備えていればよい。
また、上記実施形態の登録装置1の制御部9は、かご操作盤2に配置されているが、この位置に限定されない。例えば、制御部9は、かご10の外部、具体的には、かご10の上部に取り付けられてもよい。また、制御部9は、昇降路や機械室に設置され、エレベータ全体を制御する制御装置に取り付けられてもよい。即ち、制御部9は、かご操作盤2から離れた位置に配置されていてもよい。
また、上記実施形態の登録装置1の行先階登録部3において、複数のセンサ部32は、階を表す数の小さい順に配置方向に並んでいるが、この順に限定されない。複数のセンサ部32は、階を表す数の大きい順に配置方向に並んでいてもよい。また、上記実施形態の行先階登録部3では、複数のセンサ部32が配置されている配置方向は、垂直上方に真っ直ぐ延びているが、この構成に限定されない。配置方向は、曲がっていてもよい。例えば、複数のセンサ部32が二列に並ぶような配置方向(図7及び図8の矢印α参照)であってもよい。
また、上記実施形態の登録装置1は、かご10内に配置されているが、この構成に限定されない。登録装置1は、乗場に配置されていてもよい。
また、上記実施形態の登録装置1では、複数のセンサ部32のそれぞれが音出力部34を有している、即ち、登録装置1は、複数の音出力部34を有しているが、この構成に限定されない。登録装置1は、少なくとも一つの音出力部34を有していればよい。この場合、前記少なくとも一つの音出力部34は、センサ部32以外の位置(パネル31や行先階登録部3以外の位置を含む)に配置されてもよい。
また、上記実施形態の登録装置1では、センサ33は、反射型光電センサであるが、この構成に限定されない。例えば、センサ33は、登録装置1付近の画像に基づいて、対象物を検知する、画像認識装置であってもよい。また、センサ33は、登録装置1から対象物までの距離を計測し、特定の領域内で対象物を検知する、距離センサであってもよい。即ち、センサ33は、非接触で手のひらや指等の対象物を検知できるセンサであればよい。
また、上記実施形態の登録装置1において、行先階の登録は、センサを反応させることでのみ行われるが、この構成に限定されない。例えば、各センサ部32が、行先階ボタンを兼用し、該センサ部32が押下されることによって該センサ部32に対応する階が行先階として登録される構成でもよい。即ち、登録装置1は、センサ部32を非接触で反応させて該センサ部32に対応する階を行先階として登録でき、且つ、該センサ部32を押下(操作)することによって該センサ部32に対応する階を行先階として登録できる構成でもよい。尚、センサ部32の操作は、押下に限定されない。例えば、センサ部32の操作は、タッチパネルの接触操作(タッチ操作)等でもよい。
また、上記実施形態の登録装置1のかご操作盤2において、開ボタン4が接触式のボタン(押下することで反応するボタン)であるが、非接触式であってもよい。尚、閉ボタン5は、意図せず反応して戸閉しないように、接触式のボタンであることが好ましい。
1…登録装置、2…かご操作盤(操作盤)、3…行先階登録部、31…パネル、311…貫通孔、32、32A、32B、32C、32D、32E、32F、32G、32H、32I、32J、32K、32L…センサ部、33…センサ、34…音出力部、35…保護プレート、4…開ボタン、5…閉ボタン、6…連絡ボタン、7…表示部、9…制御部、10…かご、11…出入口、12…袖壁、13…かごドア、S…スピーカー、T1…第一時間、T2…第二時間、α…配置方向、β1…無音の範囲、β2…検知音の鳴る範囲

Claims (11)

  1. かごの行先階を登録するエレベータの登録装置であって、
    前記かごが停止可能な各階と対応する複数のセンサ部であって、対象物が所定範囲内に進入したときに該対象物を検知可能な複数のセンサ部と、
    少なくとも一つの音出力部と、
    前記複数のセンサ部及び前記少なくとも一つの音出力部が接続される制御部と、を備え、
    前記複数のセンサ部は、階を表す数の小さい順又は大きい順に所定の配置方向に並び、
    前記制御部は、前記かごが停止している現在階に対して前記配置方向における該現在階から前記かごが動き出すときに該かごが向かう方向側の各階に対応するセンサ部が前記対象物を検知したときに、前記少なくとも一つの音出力部に所定の音をそれぞれ出力させる一方、前記かごが動き出すときに該かごが向かう方向と反対側の各階に対応するセンサ部が前記対象物を検知したときには、前記少なくとも一つの音出力部に前記音を出力させず、且つ、前記各センサ部のうちの一つのセンサ部が所定の第一時間前記対象物を検知し続けたとき、又は該一つのセンサ部が操作されたときに、該一つのセンサ部に対応する階を該かごの行先階として登録し、
    前記かごが向かう方向側の各階に対応するセンサ部が前記対象物を検知したときに前記制御部が音出力部に出力させる前記所定の音は、前記対象物を検知したセンサ部に対応する階についての情報を含まない検知音、及び前記対象物を検知したセンサ部に対応する階についての情報の少なくとも一方であ 、エレベータの登録装置。
  2. 前記少なくとも一つの音出力部は、前記一つのセンサ部が検知開始から前記第一時間より短い第二時間前記対象物を検知し続けたときに、該一つのセンサ部に対応する階についての情報を出力する、請求項1に記載のエレベータの登録装置。
  3. 前記少なくとも一つの音出力部は、前記行先階の登録時に前記各センサ部の前記検知音と異なる登録音を出力する、請求項1又は2に記載のエレベータの登録装置。
  4. 前記少なくとも一つの音出力部は、前記各センサが反応したときにセンサ部毎に異なる前記検知音を出力する、請求項1~3のいずれか1項に記載のエレベータの登録装置。
  5. 前記少なくとも一つの音出力部は、前記各センサ部において前記配置方向に隣り合う二つのセンサ部に対応する階を表す数同士の差が二以上の場合、前記二つのセンサ部において一方のセンサ部が前記対象物を検知した後、他方のセンサ部が該対象物を検知したときに、該他方のセンサ部に対応する階についての情報を出力する、請求項1~4のいずれか1項に記載のエレベータの登録装置。
  6. 前記少なくとも一つの音出力部は、所定のセンサ部が前記対象物を検知した後、該センサ部に対して前記配置方向に並ぶ順番と異なるセンサ部が前記対象物を検知したときに、前記異なるセンサ部に対応する階についての情報を出力する、請求項1~4のいずれか1項に記載のエレベータの登録装置。
  7. 前記少なくとも一つの音出力部は、前記各センサ部における所定のセンサ部の検知音が残りのセンサ部の検知音と異なる音となるように出力する、請求項1~3のいずれ1項に記載のエレベータの登録装置。
  8. 前記少なくとも一つの音出力部は、前記現在階に対応する前記センサ部が前記対象物を検知したときに該現在階についての情報を出力する、請求項1~3のいずれか1項に記載のエレベータの登録装置。
  9. 前記音出力部は、複数備えられ、
    各音出力部は、前記複数のセンサ部のそれぞれに配置され、配置されているセンサ部が反応したときに出力する、請求項1~8のいずれか1項に記載のエレベータの登録装置。
  10. かごドア及び乗場ドアの少なくとも一方の戸開を検知する戸開検知部、前記かごへの人の乗車を検知する乗車検知部、及び前記複数のセンサ部が配置された操作盤への人の接近を検知する人検知部のうちの少なくとも一つの検知部を備え、
    前記複数のセンサ部は、前記かご内に配置され、
    前記少なくとも一つの検出部は、前記制御部に接続され、
    前記制御部は、前記少なくとも一つの検知部が検知したときに前記現在階に対応する前記センサ部に配置された前記音出力部に音を出力させる、請求項9に記載のエレベータの登録装置。
  11. かごドア及び乗場ドアの少なくとも一方の戸開を検知する戸開検知部を備え、
    前記戸開検知部は、前記制御部に接続され、
    前記制御部は、前記戸開検知部が前記戸開を検知したときに、前記現在階についての情報及び戸閉後に前記かごが動く方向のうちの少なくとも一方を前記音出力部に出力させる、請求項1~8のいずれか1項に記載のエレベータの登録装置。
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