JP7137350B2 - 住宅用内装品、室内用作業装置、手摺装置、洗面台ユニット、框構造、並びに、梁構造 - Google Patents

住宅用内装品、室内用作業装置、手摺装置、洗面台ユニット、框構造、並びに、梁構造 Download PDF

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本発明は、有機ELパネルや、無機ELパネル、LEDを面状に敷き詰めたLEDパネル等の面発光パネルを備えた住宅用内装品に関する。また、本発明は、当該住宅用内装品を使用した室内用作業装置、手摺装置、洗面台ユニット、框構造、及び梁構造に関する。
従来から、住宅で使用される照明として、ダクトレールに支持体を介して有機ELパネルを取り付け、有機ELパネルをダクトレールの長手方向に移動可能とする照明装置が知られている(例えば、特許文献1)。
また、有機ELパネルは、白熱灯や蛍光灯に比べて厚さが極めて薄く、且つ面状で柔らかい光を放射可能なので、設置場所の制約が少ないという特長を有する。
特開2013-134853号公報
しかしながら、特許文献1の照明装置は、ダクトレールから給電配線を内蔵した支持体が張り出し、外部に露出するため、見栄えが悪いという問題がある。
また、ダクトレールからの支持体の張出長さだけ天井から有機ELパネルが下がった状態となってしまい、薄いという有機ELパネルの特長が損なわれてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、面発光パネルへの給電配線の設置が容易であって、外観が優れた住宅用内装品、室内用作業装置、手摺装置、洗面台ユニット、框構造、並びに、梁構造を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されており、第2面発光パネルを有し、前記第2面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する第2発光領域を含む第2発光面であり、前記保持部材は、対向する2面を有し、前記2面のうち、一方の面に前記面発光パネルが取り付けられており、他方の面に前記第2面発光パネルが取り付けられており、前記面発光パネルの発光面は、前記第2面発光パネルの第2発光面とは反対側を向いており、前記発光領域の前記直交方向の長さは、前記第2発光領域の前記直交方向の長さよりも大きいことを特徴とする住宅用内装品である。
すなわち、本発明は、複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されている住宅用内装品に関連する
本発明の構成によれば、面発光パネルは、一対の保持部に保持されて直交方向の移動を規制されており、さらに規制部によって所定の方向への移動が規制されている、そのため、面発光パネルを特定の位置に固定することができる。
本発明の構成によれば、面発光パネルの給電面側に、給電面の長さよりも小さく対向する2辺よりも内側に位置する配線空間が設けられている。そのため、給電配線を面発光パネルの給電面側の配線空間に這わすことができ、面発光パネルの発光面を正面視したときに給電配線が面発光パネルによって隠されて見えにくく、外観に優れている。
請求項2に記載の発明は、前記保持部材は、前記面発光パネルの前記給電面に接触する直接的又は間接的に接触する接触面を有し、前記配線空間は、前記接触面の一部に形成された凹溝によって構成されており、前記給電配線は、前記凹溝内に配され、前記凹溝に沿って延びていることを特徴とする請求項1に記載の住宅用内装品である。
本発明の構成によれば、接触面によって面発光パネルの給電面が面状に支持されているため、面発光パネルに押圧力が加わった場合に面発光パネルが破損しにくい。
本発明の構成によれば、凹溝に給電配線を這わすため、給電配線を所望の位置に固定しやすい。
請求項3に記載の発明は、前記保持部は、前記発光面の一部を覆う発光側覆部と、前記給電面の一部を覆う給電側覆部を有し、前記面発光パネルは、前記発光側覆部と前記給電側覆部によって厚み方向に挟持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の住宅用内装品である。
本発明の構成によれば、面発光パネルが発光側覆部と給電側覆部によって挟持されている。すなわち、面発光パネルが厚み方向の移動を規制されているため、面発光パネルが外れにくい。
請求項に記載の発明は、第2面発光パネルを有し、前記第2面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する第2発光領域を含む第2発光面であり、前記保持部材は、対向する2面を有し、前記2面のうち、一方の面に前記面発光パネルが取り付けられており、他方の面に前記第2面発光パネルが取り付けられており、前記面発光パネルの発光面は、前記第2面発光パネルの第2発光面とは反対側を向いている。
本発明の構成によれば、2つの面発光パネルが互いに逆の方向に光を放射する発光面を有しているため、空間を2つの光空間に仕切ることができ、従来にはない光空間を演出できる。
請求項に記載の発明は、前記発光領域の前記直交方向の長さは、前記第2発光領域の前記直交方向の長さよりも大きい。
本発明の構成によれば、例えば、玄関等の吹き抜け空間において、幅の大きい発光領域を天井側に向け、幅の小さい第2発光領域を床面側に向けて設置することで、天井を大きく照らして使用者に大きく広がった心証を与えつつ、使用者側も照らすことができるので、吹き抜け空間全体を照らすことができる。
請求項に記載の発明は、前記所定の方向に延びた固定構造物の周囲を囲む住宅用内装品であって、前記保持部材は、前記固定構造物を囲繞する囲繞部を備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の住宅用内装品置である。
本発明の構成によれば、既設の固定構造物に取り付けることができる。
請求項に記載の発明は、複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されており、化粧板を有し、前記化粧板は、前記一対の保持部によって保持されるものであって、前記発光面と対面しており、前記面発光パネルは、点灯時に発光領域から放射される光が前記化粧板を透過することを特徴とする住宅用内装品である。
すなわち、本発明は、化粧板を有し、前記化粧板は、前記一対の保持部によって保持されるものであって、前記発光面と対面しており、前記面発光パネルは、点灯時に発光領域から放射される光が前記化粧板を透過することに関連する。
本発明の構成によれば、例えば、化粧板に所定の模様の化粧板を使用することで、消灯時に所定の模様が呈され、点灯時に光を照射できる。そのため、優れた外観を有する住宅用内装品となる。
請求項に記載の住宅用内装品において、前記化粧板は、結晶化ガラス板であることが好ましい(請求項)。
請求項に記載の発明は、請求項5又は6に記載の住宅用内装品と、水平作業面をもつ作業台を有する室内用作業装置であって、前記面発光パネルの発光面は、前記水平作業面を通る仮想面に対して直交しており、前記面発光パネルの前記発光領域の下端部は、前記水平作業面から1cm以上15cm以下の高さに位置していることを特徴とする室内用作業装置である。
本発明の構成によれば、水平作業面を適度に照らしつつ、水平作業面に水たまり等の液溜まりが形成された場合でも面発光パネルの発光領域が液溜まりに浸かりにくく、短絡等の発生を防止できる。
請求項に記載の発明は、複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されている住宅用内装品で構成される手摺装置であって、前記住宅用内装品は、前記規制部を複数有し、前記規制部は、前記住宅用内装品を壁面に対して固定するものであり、前記保持部材は、使用者が把持可能な把持部を有し、前記面発光パネルは、点灯時に発光面の発光領域から面状の拡散光が照射される面状光源であり、前記面発光パネルの発光面は、前記壁面と間隔を空けて対面しており、前記規制部は、前記所定の方向に隣接する2つの面発光パネルの間に配されており、前記住宅用内装品は、前記規制部によって壁面に対して固定されることを特徴とする手摺装置である。
すなわち、本発明は、上記した住宅用内装品で構成される手摺装置であって、前記住宅用内装品は、前記規制部を複数有し、前記規制部は、前記住宅用内装品を壁面に対して固定するものであり、前記保持部材は、使用者が把持可能な把持部を有し、前記面発光パネルの発光面は、前記壁面と間隔を空けて対面しており、前記規制部は、前記所定の方向に隣接する2つの面発光パネルの間に配されており、前記住宅用内装品は、前記規制部によって壁面に対して固定される手摺装置に関連する
本発明の構成によれば、壁面に対して対面して設けられているので、壁面に沿って壁面の広範囲を照らすことができ、より安全に把持部を把持できる。
請求項に記載の発明は、複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されている住宅用内装品と、水栓を有した洗面台を備える洗面台ユニットであって、前記保持部材は、鏡本体部と、前記一対の保持部と前記規制部を備えた保持体を有し、前記鏡本体部は、発光部を含む鏡面形成面を有し、点灯時に前記発光部が発光し、消灯時に前記鏡面形成面の全面が鏡となるものであり、前記鏡本体部は、前記水栓の上方に位置しており、前記保持体は、正面視したときに前記鏡本体部によって視認不能となっており、前記面発光パネルは、前記保持体の底面に設けられ、前記発光面が前記水栓と対向しており、前記面発光パネルは、前記水栓に向かって光を照射可能であることを特徴とする洗面台ユニットである。
すなわち、本発明は、上記した住宅用内装品と、水栓を有した洗面台を備える洗面台ユニットであって、前記保持部材は、鏡本体部を有し、前記鏡本体部は、発光部を含む鏡面形成面を有し、点灯時に前記発光部が発光し、消灯時に前記鏡面形成面の全面が鏡となるものであり、前記鏡本体部は、前記水栓の上方に位置しており、前記面発光パネルは、前記発光面が前記水栓と対向している洗面台ユニットに関連する。
本発明の構成によれば、面発光パネルが水栓と対向しているので、手洗い等を行いやすい。
請求項10に記載の発明は、複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されている住宅用内装品を床面に載置する框構造であって、前記保持部材は、本体部と、前記本体部から水平方向に張り出した張出部を有し、前記張出部は、前記一対の保持部と、前記配線空間を備えており、前記面発光パネルは、前記一対の保持部によって保持されて、前記発光面が前記床面と対向しており、前記複数の面発光パネルは、前記張出部の縁に沿って並んでいることを特徴とする框構造である。
すなわち、本発明は、上記した住宅用内装品を床面に載置する框構造であって、前記保持部材は、本体部と、前記本体部から水平方向に張り出した張出部を有し、前記張出部は、前記一対の保持部と、前記配線空間を備えており、前記面発光パネルは、前記一対の保持部によって保持されて、前記発光面が前記床面と対向している框構造に関連する
本発明の構成によれば、足元を張出部の縁に沿って広範囲に照らすことができ、使用者が床面との段差に気づきやすい。
請求項11に記載の発明は、複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されている住宅用内装品を所定の方向に延びた梁本体に設置する梁構造であって、前記保持部材は、前記梁本体の周囲を囲繞する囲繞部を備えており、前記梁本体は、前記保持部材の配線空間と連通する連通空間を有し、前記連通空間は、前記給電配線を通過可能であって、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記配線空間の前記直交方向における長さよりも小さいことを特徴とする梁構造である。
すなわち、本発明は、上記した住宅用内装品を所定の方向に延びた梁本体に設置する梁構造であって、前記保持部材は、前記梁本体の周囲を囲繞する囲繞部を備えており、前記梁本体は、前記保持部材の配線空間と連通する連通空間を有し、前記連通空間は、前記給電配線を通過可能であって、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記配線空間の前記直交方向における長さよりも小さい梁構造に関連する
本発明の構成によれば、面発光パネルを特定の位置に固定することができる。
本発明の構成によれば、給電配線を面発光パネルの給電面側の配線空間に這わすことができ、面発光パネルの発光面を正面視したときに給電配線が面発光パネルによって隠されて見えにくく、外観に優れている。
本発明の住宅用内装品、室内用作業装置、手摺装置、洗面台ユニット、框構造、並びに、梁構造によれば、面発光パネルへの給電配線の設置が容易であって、外観が優れている。
本発明の第1実施形態のインテリア構造を模式的に示した斜視図である。 図1の梁構造の斜視図であり、(a)は天井側からみた斜視図であり、(b)は床面側からみた斜視図である。 図2の住宅用内装品の分解斜視図である。 図2の住宅用内装品の断面斜視図である。 図2の梁構造の断面図である。 図2の第1面発光パネル及び第2面発光パネルの説明図であり、(a)は第1面発光パネルの正面図であり、(b)は第1面発光パネルの背面図であり、(c)は第2面発光パネルの正面図であり、(d)は第2面発光パネルの背面図である。 図1の框構造の斜視図である。 図1の框構造を床面側からみた斜視図である。 図8の框構造の分解斜視図である。 図7の框構造の断面図である。 本発明の第2実施形態の室内用作業装置を模式的に示した斜視図である。 図11の要部の分解斜視図である。 図11の室内用作業装置の断面図である。 図11の室内用作業装置の正面図である。 本発明の第3実施形態の手摺装置を模式的に示した斜視図である。 図15の手摺装置を壁面側からみた斜視図である。 図16の手摺装置の分解斜視図である。 図15の手摺装置の断面図である。 本発明の第4実施形態の洗面台ユニットを模式的に示した斜視図である。 図19の住宅用内装品を洗面台側からみた斜視図である。 図19の洗面台ユニットの断面図である。 図19の住宅用内装品の分解斜視図である。 図21の洗面台ユニットの説明図であり、(a)の消灯時を表す正面図であり、(b)は点灯時の状態を表す正面図であり、点灯時の光放射をドット及び矢印で示している。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の第1実施形態のインテリア構造1は、図1のように、居住空間2内に梁構造3と框構造5を備えたものである。本実施形態の居住空間2は、玄関ホール等の吹き抜け空間であり、複数階に亘って広がり、天井が高い開放空間となっている。
まず、梁構造3について説明する。
梁構造3は、図1のように居住空間2に露出するいわゆるあらわし梁であり、図2のように、梁本体10と、住宅用内装品11を備えている。
梁本体10は、図1から読み取れるように、床面6に対して直立した壁面7a,7bに立設された固定構造物であり、対向する壁面7a,7b間を繋ぐものである。
梁本体10は、図5のように、本体部12と、第1梁側配線溝13と、第2梁側配線溝14を備えている。
本体部12は、断面形状が四角形状で、図2のように所定の方向X(以下、長さ方向Xともいう)に延びる柱体であり、天面15と底面16を備えた角柱である。
第1梁側配線溝13は、図5のように本体部12の天面15に設けられた凹溝であり、本体部12の天面15から下方(中心側)に延びた有底溝である。
第2梁側配線溝14は、本体部12の底面16に設けられた凹溝であり、本体部12の底面16から上方(中心側)に延びた有底溝である。
住宅用内装品11は、図3のように、第1面発光パネル20と、第2面発光パネル21と、保持部材22と、第1給電配線23と、第2給電配線24と、規制部25,26を備えている。
第1面発光パネル20は、図6(a),図6(b)のように、面状に広がりをもった板状パネルであり、点灯時に発光領域30から面状の拡散光が照射される面状光源である。
第1面発光パネル20は、一方の主面が発光面31を構成し、他方の主面が給電面32を構成している。
発光面31は、点灯時に発光する発光領域30を含む面である。
給電面32は、発光面31の反対面であって、第1給電配線23(図4参照)と接続可能な給電部33を含む面であり、給電部33を第1給電配線23と接続することで、外部から給電可能となっている。
本実施形態の第1面発光パネル20は、四角形状の有機ELパネルであり、図6(a)のように、発光面31を正面視したときに横方向に延びる横辺35,36と、縦方向に延びる縦辺37,38を備えている。
横辺35,36は、縦方向に対向して平行となる2辺であり、縦辺37,38は、横方向に対向して平行となる残りの2辺である。
第2面発光パネル21は、図6(c),図6(d)のように、面状に広がりをもち、横方向Xの延びた長板状パネルであり、点灯時に第2発光領域40から面状の拡散光が照射される面状光源である。
第2面発光パネル21は、一方の主面が発光面41を構成し、他方の主面が給電面42を構成している。
発光面41は、点灯時に発光する発光領域40を含む面である。
給電面42は、発光面41の反対面であって、第2給電配線24(図4参照)と接続可能な給電部43を含む面であり、給電部43を第2給電配線24と接続することで外部から給電可能となっている。
本実施形態の第2面発光パネル21は、長方形状の有機ELパネルであり、図6(c)のように、発光面41を正面視したときに横方向に延びる長辺たる横辺45,46と、縦方向に延びる短辺たる縦辺47,48を備えている。
横辺45,46は、縦方向に対向して平行となる2辺であり、縦辺47,48は、横方向に対向して平行となる残りの2辺である。
保持部材22は、図4のように、各面発光パネル20,21を保持する部材であって、各面発光パネル20,21を梁本体10に対して取り付ける取付部材でもある。
保持部材22は、図3のように一対の保持本体27,28によって構成されている。
第1保持本体27と第2保持本体28は、同様の構造を有する部材であり、左右対称となっている。そこで、以下の説明においては、第1保持本体27について主に説明し、第2保持本体28については、第1保持本体27と同様の構成において同様の付番をして説明を省略する。
各保持本体27,28は、図3のように、第1保持部50と、第2保持部51と、連結部52を備えている。
第1保持部50は、第1面発光パネル20を保持する部位である。
第1保持部50は、第1内側保持部55と、第1外側保持部56で構成されており、保持部55,56によって保持凹部54が形成されている。
第1内側保持部55は、長さ方向Xに延びた板状体であり、給電側覆部57を備えている。
給電側覆部57は、第1面発光パネル20の給電面32の一部を覆う部位であり、組み立て時に第1面発光パネル20の給電面32と面接触する接触面60を有している。
第1外側保持部56は、第1内側保持部55と対をなし、第1内側保持部55とともに第1面発光パネル20を挟持する部位である。
第1外側保持部56は、図3のように長さ方向Xに延びた板状体であり、発光側覆部58と、端面側覆部59を備えている。
発光側覆部58は、第1面発光パネル20の発光面31の一部を覆う部位である。
端面側覆部59は、第1面発光パネル20の端面を覆う部位であり、発光側覆部58から給電側覆部57に向かって立ち上がった立壁部である。
保持凹部54は、図3のように、断面形状が「コ」字状で長さ方向Xに延びた凹溝である。具体的には、保持凹部54は、給電側覆部57と発光側覆部58と端面側覆部59を内壁とし、第1面発光パネル20の端部を挿入することで第1面発光パネル20を保持する保持溝である。
第2保持部51は、第2面発光パネル21を保持する部位である。
第2保持部51は、図3のように第2内側保持部65と、第2外側保持部66で構成されており、保持部65,66によって保持凹部64が形成されている。
第2内側保持部65は、長さ方向Xに延びた長尺体であり、給電側覆部67を備えている。
給電側覆部67は、第2面発光パネル21の給電面42の一部を覆う部位であり、組み立て時に第2面発光パネル21の給電面42と面接触する接触面70を有している。
第2外側保持部66は、第2内側保持部65と対をなし、第2内側保持部65とともに第2面発光パネル21を挟持する部位である。
第2外側保持部66は、長さ方向Xに延びた板状体であり、発光側覆部68と、端面側覆部69を備えている。
発光側覆部68は、第2面発光パネル21の発光面41の一部を覆う部位である。
端面側覆部69は、第2面発光パネル21の端面を覆う部位であり、発光側覆部68から給電側覆部67に向かって立ち上がった立壁部である。
保持凹部64は、図3のように、断面形状が「コ」字状で長さ方向Xに延びた凹溝である。具体的には、保持凹部64は、給電側覆部67と発光側覆部68と端面側覆部69を内壁とし、第2面発光パネル21の端部を挿入することで第2面発光パネル21を保持する保持溝である。
連結部52は、第1保持部50と第2保持部51を連結する板状部位である。
連結部52は、第1保持部50の一部と係合可能な第1係合部72と、第2保持部51の一部と係合可能な第2係合部73を備えており、保持部50,51に各係合部72,73を係合させることで連結可能となっている。
第1給電配線23は、図示しない複数の給電端子を備えた配線であり、当該複数の給電端子を各第1面発光パネル20の給電部33(図6(b)参照)に接続することで、外部電源から各第1面発光パネル20に給電可能となっている。
第2給電配線24は、図示しない複数の給電端子を備えた配線であり、当該複数の給電端子を各第2面発光パネル21の給電部43(図6(d)参照)に接続することで、外部電源から各第2面発光パネル21に給電可能となっている。
規制部25,26は、図2のように、保持部材22の長さ方向Xの端部に取り付けられ、面発光パネル20,21の長さ方向Xの移動を規制する部位である。規制部25,26は、環状であって中央に開口があり、当該開口に梁本体10を挿入可能となっている。
ここで、梁構造3の各構成部材の位置関係について説明する。
保持本体27,28は、図4のように、各第1面発光パネル20の横辺35,36及び第2面発光パネル21の横辺45,46を保持している。
保持本体27,28は、各連結部52が係合部72,73が保持部50,51と係合しており、連結部52,52の間に梁本体10の周囲を囲繞する囲繞部71が形成されている。すなわち、梁本体10は、囲繞部71に挿通されており、その周囲が各保持本体27,28及び面発光パネル20,21で囲まれている。
各第1面発光パネル20は、図2(a)のように保持部材22の長さ方向Xに一列に実質的に隙間なく並んでいる。
各第1面発光パネル20の発光面31は、上方を向いており、横辺35,36が長さ方向Xに延びた姿勢で保持本体27,28の第1保持部50,50によって保持されている。保持本体27,28の第1保持部50,50は、それぞれ長さ方向Xに隣接する第1面発光パネル20,20に跨って設けられており、複数の第1面発光パネル20,20を同時に保持している。
各第1面発光パネル20は、図5のように、横辺35側の端部が第1保持本体27の保持凹部54に挿入され、第1保持本体27の第1内側保持部55と第1外側保持部56によって挟持されている。また、各第1面発光パネル20は、横辺35に対向する横辺36側の端部が第2保持本体28の保持凹部64に挿入され、第2保持本体28の第1内側保持部55と第1外側保持部56によって挟持されている。
すなわち、各第1面発光パネル20は、保持本体27,28の保持部50,50によって厚み方向(鉛直方向)の移動が規制されている。
また、第1面発光パネル20は、幅方向Y(長さ方向Xに対する直交方向であって、鉛直方向に対する直交方向)において、第1保持本体27の第1保持部50と、第2保持本体28の第1保持部50の間に位置している。第1面発光パネル20は、第1保持本体27の端面側覆部59と第2保持本体28の端面側覆部59によって幅方向Yの移動が規制されている。
第1面発光パネル20は、図2(a)のように並設方向Xの外側に規制部25,26が位置しており、両端に位置する第1面発光パネル20A,20Bは、規制部25,26によって長さ方向Xの外側への移動が規制されている。そのため、各第1面発光パネル20は、並設方向Xに隣接する他の第1面発光パネル20又は規制部25,26によって、並設方向Xの移動が制限されている。
第1面発光パネル20の給電面32側では、図5のように、幅方向Yに対向する保持本体27,28の給電側覆部57,57との間に第1給電配線23が通過可能な第1配線空間75が形成されている。
第1配線空間75は、保持本体27,28の第1内側保持部55,55の間の隙間の空間であり、第1梁側配線溝13内の第1連通空間76と連通する空間である。言い換えると、第1配線空間75は、接触面60に形成された凹溝によって構成された空間であり、第1連通空間76と一つの配線空間を形成している。
第1発光面31を正面視したときの第1配線空間75の幅は、第1面発光パネル20の幅よりも小さく、第1連通空間76の幅よりも大きい。また、第1配線空間75は、第1面発光パネル20の横辺35,36よりも内側に位置している。すなわち、第1配線空間75の幅は、第1面発光パネル20の幅よりも小さい。言い換えると、幅方向Yの第1面発光パネル20の端部には形成されておらず、幅方向Yの中央側に位置している。
各第2面発光パネル21は、図2(b)のように保持部材22の長さ方向Xに一列に実質的に隙間なく並んでいる。
各第2面発光パネル21の発光面31は、下方を向いており、長辺たる横辺45,46が長さ方向Xに延びた姿勢で保持本体27,28の第2保持部51,51によって保持されている。すなわち、各第2面発光パネル21は、並設方向Xに延びており、各第2面発光パネル21の発光面31は、各第1面発光パネル20の発光面31とは反対側を向いている。
保持本体27,28の第2保持部51,51は、それぞれ長さ方向Xに隣接する第2面発光パネル21,21に跨って設けられており、複数の第2面発光パネル21,21を同時に保持している。
各第2面発光パネル21は、図5のように、横辺45側の端部が第1保持本体27の保持凹部64に挿入され、第1保持本体27の第2内側保持部65と第2外側保持部66によって挟持されている。また、各第2面発光パネル21は、横辺45に対向する横辺46側の端部が第2保持本体28の保持凹部64に挿入され、第2保持本体28の第2内側保持部65と第2外側保持部66によって挟持されている。
すなわち、各第2面発光パネル21は、保持本体27,28の保持部51,51によって厚み方向の移動が規制されている。
また、第2面発光パネル21は、幅方向Yにおいて、第1保持本体27の第2保持部51と、第2保持本体28の第2保持部51の間に位置している。第2面発光パネル21は、第1保持本体27の端面側覆部69と第2保持本体28の端面側覆部69によって幅方向Yの移動が規制されている。
第2面発光パネル21は、図2(b)のように並設方向Xの外側に規制部25,26が位置しており、両端に位置する第2面発光パネル21A,21Bは規制部25,26によって長さ方向Xの外側への移動が規制されている。そのため、各第2面発光パネル21は、並設方向Xに隣接する他の第2面発光パネル21又は規制部25,26によって、並設方向Xの移動が制限されている。
第2面発光パネル21の給電面42側では、図5のように、幅方向Yに対向する保持本体27,28の給電側覆部67,67との間に第2給電配線24が通過可能な第2配線空間85が形成されている。
第2配線空間85は、保持本体27,28の第2内側保持部65,65の間の隙間の空間であり、第2梁側配線溝14内の第2連通空間86と連通する空間である。言い換えると、第2配線空間85は、接触面70に形成された凹溝によって構成された空間であり、第2連通空間86と一つの配線空間を形成している。
第2発光面41を正面視したときの第2配線空間85の幅は、第2面発光パネル21の幅よりも小さく、第2連通空間86の幅よりも大きい。また、第2配線空間85は、第2面発光パネル21の横辺45,46よりも内側に位置している。すなわち、第2配線空間85の幅は、第2面発光パネル21の幅よりも小さい。言い換えると、第2配線空間85は、幅方向Yの第2面発光パネル21の端部には形成されておらず、幅方向Yの中央側に位置している。
続いて、框構造5について説明する。
框構造5は、図1のように、住宅用内装品100を土間タイル等で構成された床面6に設置したものである。
住宅用内装品100は、床面6との間で段差を形成する台座であり、図7,図9のように、本体部101と、張出部102,103と、面発光パネル105と、給電配線106を備えている。
本体部101は、四角柱状の部位であり、図7,図8のように、天面形成部110と、底面形成部111と、側面形成部112~115を備えている。
張出部102,103は、図8のように、本体部101の側面形成部112,113から水平方向に張り出した部位である。
張出部102,103は、ほぼ同様の構造を有する部材であり、張出方向が異なる。すなわち、張出部102が縦方向Yに張り出しているのに対して、張出部103は、横方向Xに張り出している。
そこで、以下の説明においては、縦方向Yに張り出す張出部102について主に説明し、横方向Xに張り出す張出部103において張出部102と同様の構成は、同様の付番をして説明を省略する。
各張出部102,103は、図9のように、張出本体116と、パネル格納溝117と、配線格納溝118を備えている。
張出本体116は、断面形状が矩形状の部位であり、図7,図9のように天面形成部120と、底面形成部121と、端面形成部122を備えている。
パネル格納溝117は、面発光パネル105を格納する溝であり、張出本体116の底面形成部121から上方に向けて深さをもった有底溝である。すなわち、パネル格納溝117は、面発光パネル105を格納可能なパネル格納空間125を有している。
パネル格納溝117は、図9のように、延び方向の端部が開放しておらず、延び方向に対して直交する方向に立ち上がった立壁部130が形成されている。
立壁部130は、面発光パネル105の延び方向への移動を規制する規制部であり、パネル格納空間125を仕切る壁である。
配線格納溝118は、図10のように給電配線106を格納可能な溝であり、パネル格納溝117の底部からさらに上方に向けて深さをもった有底溝である。すなわち、配線格納溝118は、給電配線106を格納可能な配線空間126を有している。
配線格納溝118は、パネル格納溝117の底部の幅方向の中央側に形成されている。
配線空間126は、パネル格納空間125と連通しており、幅がパネル格納空間125の幅よりも小さい。パネル格納溝117の底部は、面発光パネル105の給電面32に接触する接触面127を有している。
面発光パネル105は、梁構造3の第1面発光パネル20と同様のものであり、図8のように、点灯時に発光面31の発光領域30から面状の拡散光が照射される面状光源である。すなわち、面発光パネル105は、図10のように、発光面31の反対面が給電配線106と接続可能な給電部33を含む給電面32となっている。
給電配線106は、梁構造3の第1給電配線23と同様、外部電源から各面発光パネル105に給電する配線である。
面発光パネル105及び給電配線106は、機能的に同様であり、梁構造3の第1面発光パネル20及び第1給電配線23と説明が重複するため、説明を省略する。
ここで、框構造5の各構成部材の位置関係について説明する。
框構造5は、図7のように、住宅用内装品100が床面6上に載置されて形成されており、張出部102,103と床面6との間には空間が形成されている。
本体部101の天面形成部110と張出部102,103の天面形成部120,120は、図7のように、面一となっている。
給電配線106は、図10のように、配線格納溝118内に敷設されており、面発光パネル105の給電部33と接続されている。すなわち、給電配線106は、配線格納溝118内に収まっており、面発光パネル105で隠されている。
面発光パネル105は、発光面31が床面6側を向いており、パネル格納溝117に嵌まっている。すなわち、面発光パネル105は、パネル格納溝117の幅方向の側壁部によってパネル格納溝117の幅方向の移動が規制されており、パネル格納溝117の延び方向端部の側壁部たる立壁部130又は隣接する他の面発光パネル105によってパネル格納溝117の延び方向の移動が規制されている。
各面発光パネル105の発光面31と張出部102,103の底面形成部111は、実質的に面一となっている。
ここでいう「実質的に面一」とは、厳密に面一である場合だけではなく、使用者の指が入らない程度の段差をもつものも含む。
本実施形態の梁構造3によれば、点灯時に、住宅用内装品11の第1面発光パネル20から上方に向かって光が放射され、第2面発光パネル21から下方に向かって光が放射される。すなわち、第2面発光パネル21は、床面6側を向いており、玄関にいる使用者側からみて直接光源として機能し、第1面発光パネル20は、天井側を向いており、間接照明として機能する。そのため、開放性を維持しつつ、従来の寂寥感漂うブラケット空間照明とは異なり、暖かく安定感のある半空間・半壁面照明が実現できる。
また、第1実施形態の住宅用内装品11によれば、上向きに光を照射する第1面発光パネル20と下向きに光を照射する第2面発光パネル21を一体的に組み込まれているので、未来的印象を与える照明として機能できる。
本実施形態の框構造5によれば、点灯時に住宅用内装品100の面発光パネル105が床面6を向いており、床面6での反射光を利用する間接照明として機能する。そのため、面発光による柔らかく広範囲に拡がる光を床面6に照らすことにより、高級感を演出できる。また、使用者が框構造5を上がる際に段差に気づきやすい。
このように、第1実施形態のインテリア構造1によれば、梁構造3及び框構造5を備えているため、従来に比べて高級感に溢れ、外観に優れている。
続いて、本発明の第2実施形態の室内用作業装置201について説明する。なお、第1実施形態のインテリア構造1と同様の構成は、同様の付番をして説明を省略する。以下、同様とする。
第2実施形態の室内用作業装置201は、図11のように、キッチンカウンター等の手作業装置であり、本実施形態では、テーブル204と対向して配されるテーブル対向型のキッチンカウンターである。
室内用作業装置201は、作業台202と、立壁部203と、住宅用内装品205を備えている。
作業台202は、使用者が手作業を行う際に使用される台であり、水平作業面206をもっている。
立壁部203は、作業台202の水平作業面206の端部から立ち上がった壁部であり、空間を水平方向に2つに区切る区切り壁である。
立壁部203は、図12のように天板部210と、側面部211を備えている。
天板部210は、天面が皿等の載置物を載置する載置面をなす板体であり、水平方向に延びた長板である。
側面部211は、水平作業面206と天板部210を繋ぐ壁面であり、作業台202側から厚み方向に深さをもった格納空間212を備えている。
格納空間212は、住宅用内装品205を格納する空間であり、長さ方向Xに延びた空間である。
住宅用内装品205は、図12のように面発光パネル105と、化粧板221と、固定部材222と、給電配線106と、規制部材224を備えている。
化粧板221は、透光性を有し、点灯時に面発光パネル105の発光領域30から放射される光を厚み方向に透過可能となっている。
化粧板221は、所定の模様が形成されており、消灯時に所定の模様が呈されるものである。
具体的には、化粧板221は、パリトーン柄の結晶化ガラス板で構成されており、点灯時に光を透過し、消灯時にパリトーン柄が呈されるものである。
固定部材222は、面発光パネル105及び化粧板221を立壁部203に対して固定する部材であり、上下一対の固定部230,231で構成されている。
固定部230,231は、化粧板221の端部を挿入可能な化粧側凹部232と、面発光パネル105の端部を挿入可能なパネル側凹部233を備えている。
規制部材224は、格納空間212を作業台202側から閉塞する部材であり、面発光パネル105の並設方向Xの移動を規制する部材である。
続いて、第2実施形態の室内用作業装置201の各構成部材の位置関係について説明する。
住宅用内装品205は、格納空間212に挿入されている。
上端側固定部230の化粧側凹部232及びパネル側凹部233は、図13のように、下方に向けて開放しており、下端側固定部231の化粧側凹部232及びパネル側凹部233は、上方に向けて開放している。そして、面発光パネル105及び化粧板221は、上端側固定部230と下端側固定部231の間に位置し、固定されている。
具体的には、面発光パネル105は、上端が上端側固定部230のパネル側凹部233に挿入されて固定されており、下端が下端側固定部231のパネル側凹部233に挿入されて固定されている。同様に、化粧板221は、上端が上端側固定部230の化粧側凹部232に挿入されて固定されており、下端が下端側固定部231の化粧側凹部232に挿入されて固定されている。
面発光パネル105の発光面31と化粧板221の裏面(発光面31側の面)との間には、隙間があり、発光領域30から放射された光が拡散する拡散空間234が形成されている。
化粧板221は、図14のように正面視したときに、面発光パネル105の並設方向(長さ方向X)に延びており、複数の面発光パネル105の発光領域30と重なっている。すなわち、化粧板221は、複数の面発光パネル105の発光領域30に跨って覆っている。
面発光パネル105の給電面32側では、図13のように、上端側固定部230と下端側固定部231の間に給電配線106が通過可能な配線空間235が形成されており、当該配線空間235に給電配線106が配されている。
面発光パネル105の発光面31は、図14のように、水平作業面206を通る仮想面Lに対して直交している。
面発光パネル105の発光面31は、発光領域30の下端部が仮想面Lから1cm以上15cm以下の高さに位置していることが好ましい。すなわち、仮想面Lから発光領域30の下端部までの距離Dは、1cm以上15cm以下であることが好ましい。
こうすることで、水平作業面206を適度に照らしつつ、水平作業面206に水たまりが形成された場合でも面発光パネル105の発光領域30が水たまりに浸かりにくく、短絡等の発生を防止できる。
第2実施形態の室内用作業装置201によれば、消灯時において、化粧板221に施された模様を呈しており、面発光パネル105の発光領域30は化粧板221に隠されて実質的に視認不能となっている。一方、室内用作業装置201は、点灯時において、面発光パネル105の発光領域30から放射された光が化粧板221を透過し、化粧板221全体が光る。そのため、化粧板221に施された模様が発光領域30から照射された光によって消失したように見える。
第2実施形態の室内用作業装置201によれば、手作業を行う作業対象物への集中力を高めつつ、作業面上に載置された作業対象物をその位置によらず、再現性良く照らすことができる。また、面発光パネル105として有機ELパネルを使用しているので、使用者の眼に優しい局所照明として機能できる。
第2実施形態の室内用作業装置201によれば、面発光パネル105の発光領域30から化粧板221を透過させて作業台202を照らすため、作業台202廻りの豪華さを演出できる。
第2実施形態の室内用作業装置201によれば、化粧板221を所望の柄とすることで、使用者の趣味に合わせて装飾することができ、建物の趣に調和させることができる。
ところで、第2実施形態の室内用作業装置201は、テーブル204と対向するように配されるキッチンカウンターである。室内用作業装置201側の空間をテーブル204側の空間に比べて明るくすると、室内用作業装置201側の空間が強調されてしまう。そのため、テーブル204側の空間を強調するためには、室内用作業装置201側の空間をテーブル側の空間に比べて暗くし、テーブル204側の空間の明るさを損なわない全体的な暗さを維持する必要がある。このような場合、室内用作業装置201側の空間が暗くなり、手元の作業台202が暗がりとなるので、使用者が作業しにくいという問題がある。そこで、第2実施形態の室内用作業装置201は、立壁部203の影となる部分に向かって面発光パネル105が局所的に設けられるので、作業台202上を局所的に照明でき、使用者が作業しやすい。
続いて、本発明の第3実施形態の手摺装置300について説明する。
第3実施形態の手摺装置300は、図15のように、階段の手摺を構成するものであり、壁面308に取り付けられるものである。手摺装置300は、住宅の内装に使用される住宅用内装品であり、図16,図17のように、保持部材302と、面発光パネル321と、給電配線323を備えている。
保持部材302は、図17のように、本体部303と、規制部材304,305を備えている。
本体部303は、図18のように、把持部306と、保持部307を備えている。
把持部306は、主に使用者が階段の上り下りする際に把持可能な部位である。
保持部307は、配線格納溝118と、パネル格納溝117を備えている。
規制部材304,305は、パネル格納溝117に沿った面発光パネル321の移動を規制する部材である。
規制部材304は、本体部303の端面を覆う化粧部材である。
規制部材305は、本体部303を壁面308に固定し、支持する支持部材である。すなわち、規制部材305は、ブラケットとして機能する部材であり、棒状に延びる部材である。
面発光パネル321は、第1実施形態の第2面発光パネル21と同様の構成を備えており、点灯時に発光面41の発光領域40から面状の拡散光が照射される面状光源である。
面発光パネル321は、長方形状であり、長辺たる横辺45,46と短辺たる縦辺47,48を備えている。
給電配線323は、第1実施形態の第2給電配線24と同様、外部電源から各面発光パネル321に給電する配線である。
続いて、第3実施形態の手摺装置300の各部材の位置関係について説明する。
面発光パネル321は、図18のように、パネル格納溝117内に並設されて格納されており、発光面41と保持部307の壁面308と対向する部分が実質的に面一となっている。
パネル格納溝117の底部は、面発光パネル321の給電面42に接触しており、接触面370を構成している。
規制部材305は、一方の端部が保持部材302のパネル格納溝117に取り付けられ、他方の端部が壁面308に固定されている。
規制部材305は、並設方向に隣接する面発光パネル321,321の間に配されており、面発光パネル321は、規制部材305によって並設方向の移動が規制されている。
面発光パネル321は、規制部材305によって固定されており、発光面41が壁面308と間隔を空けて対面している。
第3実施形態の手摺装置300によれば、面発光パネル321がパネル格納溝117内に格納されているため、面発光パネル321の納まりが良好であり、使用者が把持する際に邪魔になりにくい。
第3実施形態の手摺装置300によれば、面発光パネル321の発光面41が間隔を空けて壁面308と対面しているので、面発光パネル321の発光領域40から放射される光が壁面308に沿って光が大きく広がり、従来にはない幻想的な空間を形成できる。
続いて、第4実施形態の洗面台ユニット400について説明する。
第4実施形態の洗面台ユニット400は、図19のように、サニタリー空間403に配されるものであり、住宅用内装品401と、洗面台402で構成されている。
住宅用内装品401は、大面積化粧鏡であり、図20,図21,図22のように、鏡本体410と、面発光パネル105a,105bと、給電配線106a,106bで構成されている。
鏡本体410は、鏡本体部411と、保持部412で構成されている。
鏡本体部411は、図19のように、化粧鏡として機能する部位であり、鏡面部415と、複数の発光部416を備えた鏡面形成面417を有している。
鏡面部415は、消灯時及び点灯時のいずれも鏡面を構成する部位である。
発光部416は、有機ELパネルが内蔵され、面状光源とするものであり、点灯時に発光し、消灯時に鏡面部415とともに全体として一つの鏡を構成する。
保持部412は、壁面404に対して鏡本体部411を取り付ける部位であり、天面413及び底面414に配線格納溝118とパネル格納溝117をそれぞれ備えている。
面発光パネル105aは、保持部412の天面413に設けられたパネル格納溝117に取り付けられる天面側パネルであり、面発光パネル105bは、保持部412の底面414に設けられたパネル格納溝117に取り付けられる底面側パネルである。
給電配線106aは、保持部412の天面413に設けられた配線格納溝118に格納され、面発光パネル105aに給電する天面側配線であり、給電配線106bは、保持部412の底面414に設けられた配線格納溝118に格納され、面発光パネル105bに給電する底面側配線である。
洗面台402は、図19のように、水栓420と、洗面器421を備えており、水栓420から湯水を洗面器421に向かって吐出することが可能となっている。
続いて、第4実施形態の洗面台ユニット400の各部材の位置関係について説明する。
天面413側の面発光パネル105aは、図21のように、発光面31が上方を向いており、底面414側の面発光パネル105bは、発光面31が下方を向いている。
保持部412の天面413は、鏡本体部411の天面との間に天地方向の段差があり、保持部412の底面414は、鏡本体部411の底面との間に天地方向の段差がある。そのため、保持部412は、正面視したときに鏡本体部411によって隠されて視認不能となっている。
面発光パネル105bの発光領域30は、水栓420と間隔を空けて対向しており、水栓420に向かって光を照射可能となっている。
面発光パネル105の給電面32側では、配線格納溝118,118に給電配線106a,106bが配されており、パネル格納溝117,117に面発光パネル105a,105bが配されている。
第4実施形態の住宅用内装品401によれば、図23(a)のように消灯時に発光部416及び鏡面部415を備えた鏡面形成面417の全面が一つの鏡となる。そのため、大面積の化粧鏡として機能できる。
第4実施形態の洗面台ユニット400によれば、発光部416が有機ELパネルを光源とするので、柔らかく広がった自然光に近い光を使用者の顔に照射することができる。そのため、使用者の顔を鏡面部415に美しく映すことができる。
第4実施形態の洗面台ユニット400によれば、上方に向かって光を照射する面発光パネル105aと、下方に向かって光を照射する面発光パネル105bを備えている。すなわち、点灯時に面発光パネル105aが天井を照らしており、面発光パネル105bが水栓420側を照らす。そのため、水栓420側を向いた面発光パネル105bにより、洗面中の使用者の手等を局所的に照明でき、洗顔を行いやすい。また、図23(b)のように、発光部416からの放射光、面発光パネル105aの天井での反射光、面発光パネル105bの洗面台402での反射光の三方向からの光により、サニタリー空間403を照らすことができるので、従来にない幻想的なサニタリー空間403を演出することができる。
上記した第1、3、4実施形態では、面発光パネルの発光面が外部に露出していたが、本発明はこれに限定されるものではない。面発光パネルの発光面を保護する保護カバーや保護パネルを設けてもよい。
上記した第1実施形態では、接触面60,70は、面発光パネル20,21の給電面32,42に直接的に接触していたが、本発明はこれに限定されるものではない。接触面60,70と給電面32,42は、間接的に接触していてもよい。すなわち、接触面60,70と給電面32,42の間に他の部材が介在していてもよい。
上記した第1実施形態では、発光領域の形状が異なる2種類の面発光パネルを使用していたが、本発明はこれに限定されるものではない。同一種類の面発光パネルを使用していてもよい。
上記した第1実施形態では、梁本体10を囲むように住宅用内装品11を取り付けていたが、本発明はこれに限定されるものではない。取付対象物は問わない。例えば、柱を囲むように住宅用内装品11を取り付けてもよい。
上記した第1実施形態では、各保持本体27,28は、連結部52の係合部72,73を保持部50,51に係合させることによって固定し、一体となっていたが、本発明はこれに限定されるものではない。連結部と保持部の固定構造は、特に問わない。例えば、接着剤等によって一体となっていてもよい。
上記した実施形態における框構造5、手摺装置300、洗面台ユニット400では、面発光パネルを溝に嵌めることによって固定していたが、本発明はこれに限定されるものではない。梁構造3のように内側保持部と外側保持部によって面発光パネルの発光面及び給電面を挟むことによって面発光パネルを固定してもよいし、室内用作業装置201のようにパネル側凹部233の端面を嵌めることによって面発光パネルを固定してもよい。
上記した実施形態では、面発光パネルの並設方向の両端部に規制部を設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。面発光パネルの並設方向の一方の端部のみに規制部を設けてもよいし、並設方向に隣接する面発光パネル間に規制部を設けてもよい。
上記した実施形態は、本発明の技術的範囲に含まれる限り、各実施形態間で各構成部材を自由に置換や付加できる。
1 インテリア構造
3 梁構造
5 框構造
6 床面
7a,7b,304,404 壁面
10 梁本体
11,100,205,401 住宅用内装品
13 第1梁側配線溝
14 第2梁側配線溝
20,20A,20B,20a,20b 第1面発光パネル
21,21A,21B 第2面発光パネル
22,302 保持部材
23,23a,23b 第1給電配線
24 第2給電配線
25,26 規制部
30 発光領域
31 第1発光面
32,42 給電面
33,43 給電部
35,36,45,46 横辺(対向する2辺)
40 第2発光領域
41 第2発光面
50 第1保持部
51 第2保持部
55 第1内側保持部
56 第1外側保持部
57,67 給電側覆部
58,68 発光側覆部
60,70,127 接触面
65 第2内側保持部
66 第2外側保持部
71 囲繞部
75 第1配線空間
76 第1連通空間
85 第2配線空間
86 第2連通空間
101 本体部
102,103 張出部
105,105a,105b,321 面発光パネル
106,323 給電配線
118 配線格納溝
126 配線空間
130 立壁部(規制部)
201 室内用作業装置
202 作業台
206 水平作業面
221 化粧板
224,305 規制部材(規制部)
300 手摺装置
306 把持部
307 保持部
400 洗面台ユニット
402 洗面台
411 鏡本体部
412 保持部
416 発光部
417 鏡面形成面
420 水栓

Claims (11)

  1. 複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、
    前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、
    前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、
    前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、
    各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、
    前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、
    前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、
    前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、
    前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されており、
    第2面発光パネルを有し、
    前記第2面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する第2発光領域を含む第2発光面であり、
    前記保持部材は、対向する2面を有し、
    前記2面のうち、一方の面に前記面発光パネルが取り付けられており、他方の面に前記第2面発光パネルが取り付けられており、
    前記面発光パネルの発光面は、前記第2面発光パネルの第2発光面とは反対側を向いており、
    前記発光領域の前記直交方向の長さは、前記第2発光領域の前記直交方向の長さよりも大きいことを特徴とする住宅用内装品。
  2. 前記保持部材は、前記面発光パネルの前記給電面に接触する直接的又は間接的に接触する接触面を有し、
    前記配線空間は、前記接触面の一部に形成された凹溝によって構成されており、
    前記給電配線は、前記凹溝内に配され、前記凹溝に沿って延びていることを特徴とする請求項1に記載の住宅用内装品。
  3. 前記保持部は、前記発光面の一部を覆う発光側覆部と、前記給電面の一部を覆う給電側覆部を有し、
    前記面発光パネルは、前記発光側覆部と前記給電側覆部によって厚み方向に挟持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の住宅用内装品。
  4. 前記所定の方向に延びた固定構造物の周囲を囲む住宅用内装品であって、
    前記保持部材は、前記固定構造物を囲繞する囲繞部を備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の住宅用内装品。
  5. 複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、
    前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、
    前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、
    前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、
    各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、
    前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、
    前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、
    前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、
    前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されており、
    化粧板を有し、
    前記化粧板は、前記一対の保持部によって保持されるものであって、前記発光面と対面しており、
    前記面発光パネルは、点灯時に発光領域から放射される光が前記化粧板を透過することを特徴とする住宅用内装品。
  6. 前記化粧板は、結晶化ガラス板であることを特徴とする請求項に記載の住宅用内装品。
  7. 請求項5又は6に記載の住宅用内装品と、水平作業面をもつ作業台を有する室内用作業装置であって、
    前記面発光パネルの発光面は、前記水平作業面を通る仮想面に対して直交しており、
    前記面発光パネルの前記発光領域の下端部は、前記水平作業面から1cm以上15cm以下の高さに位置していることを特徴とする室内用作業装置。
  8. 複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、
    前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、
    前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、
    前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、
    各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、
    前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、
    前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、
    前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、
    前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されている住宅用内装品で構成される手摺装置であって、
    前記住宅用内装品は、前記規制部を複数有し、
    前記規制部は、前記住宅用内装品を壁面に対して固定するものであり、
    前記保持部材は、使用者が把持可能な把持部を有し、
    前記面発光パネルは、点灯時に発光面の発光領域から面状の拡散光が照射される面状光源であり、
    前記面発光パネルの発光面は、前記壁面と間隔を空けて対面しており、
    前記規制部は、前記所定の方向に隣接する2つの面発光パネルの間に配されており、
    前記住宅用内装品は、前記規制部によって壁面に対して固定されることを特徴とする手摺装置。
  9. 複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、
    前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、
    前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、
    前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、
    各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、
    前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、
    前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、
    前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、
    前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されている住宅用内装品と、水栓を有した洗面台を備える洗面台ユニットであって、
    前記保持部材は、鏡本体部と、前記一対の保持部と前記規制部を備えた保持体を有し、
    前記鏡本体部は、発光部を含む鏡面形成面を有し、点灯時に前記発光部が発光し、消灯時に前記鏡面形成面の全面が鏡となるものであり、
    前記鏡本体部は、前記水栓の上方に位置しており、
    前記保持体は、正面視したときに前記鏡本体部によって視認不能となっており、
    前記面発光パネルは、前記保持体の底面に設けられ、前記発光面が前記水栓と対向しており、
    前記面発光パネルは、前記水栓に向かって光を照射可能であることを特徴とする洗面台ユニット。
  10. 複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、
    前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、
    前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、
    前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、
    各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、
    前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、
    前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、
    前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、
    前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されている住宅用内装品を床面に載置する框構造であって、
    前記保持部材は、本体部と、前記本体部から水平方向に張り出した張出部を有し、
    前記張出部は、前記一対の保持部と、前記配線空間を備えており、
    前記面発光パネルは、前記一対の保持部によって保持されて、前記発光面が前記床面と対向しており、
    前記複数の面発光パネルは、前記張出部の縁に沿って並んでいることを特徴とする框構造。
  11. 複数の面発光パネルと、各面発光パネルを保持する保持部材と、前記面発光パネルに給電する給電配線を有する住宅用内装品であって、
    前記保持部材は、所定の方向に延びるものであって、一対の保持部と、規制部を有し、
    前記面発光パネルは、一方の主面が点灯時に発光する発光領域を含む発光面であって、他方の主面が前記給電配線と接続可能な給電部を含む給電面であり、
    前記面発光パネルは、前記発光面を正面視したときに、前記所定の方向に対する直交方向に対向する2辺を有し、
    各面発光パネルは、前記一対の保持部の間に配されて前記所定の方向に並べられており、
    前記面発光パネルは、前記2辺が前記一対の保持部に保持されて前記直交方向の移動を規制されており、
    前記面発光パネルは、前記規制部によって前記所定の方向への移動が規制されており、
    前記保持部材は、前記面発光パネルの給電面側に前記給電配線を通過可能な配線空間を備えており、
    前記配線空間は、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記給電面の長さよりも小さく、かつ前記対向する2辺よりも内側に配されている住宅用内装品を所定の方向に延びた梁本体に設置する梁構造であって、
    前記保持部材は、前記梁本体の周囲を囲繞する囲繞部を備えており、
    前記梁本体は、前記保持部材の配線空間と連通する連通空間を有し、
    前記連通空間は、前記給電配線を通過可能であって、前記発光面を正面視したときに、前記直交方向における長さが前記配線空間の前記直交方向における長さよりも小さいことを特徴とする梁構造。
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