JP7137025B2 - 回転式破砕装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転式破砕装置に関する。
建設発生土などを改良して有効利用するための回転式破砕(混合)工法及びその工法に用いられる装置が知られている(例えば特許文献1等参照)。
回転式破砕(混合)工法は、円筒状の容器内で高速回転する衝撃付加部材(インパクト部材)を備えた処理装置を用い、インパクト部材の衝撃力により、容器内に投入された建設発生土の破砕、細粒化を行う工法であり、材料を細かく均質に分散させる効果を有する。また、必要に応じ、添加材として生石灰、消石灰などの石灰系固化材や、普通セメント、高炉セメントなどのセメント系固化材、あるいは高分子材料からなる土質改良材などを混合し、改良土の性状や強度などを調整することができる。
この工法は、従来工法に比べて土砂の適用範囲が広いため、従来工法では改良が難しかった土砂も均質に混合できる。すなわち、高速回転するインパクト部材の衝撃力により、粘土塊を細かく解きほぐし、軟岩は細かく破砕して混合するので、安定した品質の土砂を製造することができる。その結果、これまでは場外処分していた建設発生土などの有効利用が図れ、環境負荷の低減、工事費や事業費といったコストの削減が可能となる。
国際公開第2019/016859
上述した処理装置の容器内にはインパクト部材を高速回転させるための回転軸が鉛直方向に沿って設けられている。回転軸は、通常、回転時の撓みを抑制するため、その上端部近傍と、容器内に位置する下端部近傍の両方においてベアリングを介して保持されている。
回転軸を上端部近傍と下端部近傍で保持する場合、保持する箇所を確保するために回転軸の長さを長くする必要がある。したがって、回転軸を上記のように保持する場合、回転軸の長さを短くするには限界があり、処理装置の高さ方向の寸法を小さくするにも限界があった。
1つの側面では、本発明は、使い勝手のよい回転式破砕装置を提供することを目的とする。
1つの態様では、回転式破砕装置は、原料土を含む処理対象が内部に投入される容器と、前記容器に設けられた鉛直方向に延びる回転軸と、前記回転軸の回転により前記容器の内部で回転し、前記処理対象を破砕する衝撃付加部材と、を備えており、前記回転軸は、前記容器の天板部を貫通した状態、かつ、前記天板部の近傍に設けられた軸受部材を介して回転自在な状態で、前記容器に保持され、前記容器の内部に位置する前記回転軸の端部は自由端となっており、前記容器の外部から前記容器内を撮像する撮像部と、前記回転軸の停止の指示に応じて、前記撮像部による撮像を行い、前記容器内のメンテナンスの要否を判断する制御部と、を有する。
使い勝手のよい回転式破砕装置を提供することができる。
一実施形態に係る回転式破砕装置の構成を概略的に示す図である。 回転ドラム内に設けられた掻取棒を示す図である。 回転ドラム内を上方から見た状態を概略的に示す図である。 回転式破砕装置の制御系を示すブロック図である。 図5(a)は、回転機構の比較例を示す図であり、図5(b)は、回転機構の改善案1を示す図であり、図5(c)は、比較例における回転軸の撓み量を示す図であり、図5(d)は、改善案1における回転軸の撓み量を示す図である。 図6(a)は、回転機構の改善案2を示す図であり、図6(b)は、一実施形態に係る回転機構を示す図であり、図6(c)は、改善案2における回転軸の撓み量を示す図であり、図6(d)は、一実施形態に係る回転機構における回転軸の撓み量を示す図である。 図7(a)は、比較例を採用した場合の回転式破砕装置を示す図であり、図7(b)は、一実施形態に係る回転式破砕装置を示す図である。 一実施形態に係る回転式破砕装置を備えた自走式の処理システムを示す図である。 図9(a)、図9(b)は、変形例に係る回転式破砕装置を説明するための図である。
以下、一実施形態に係る回転式破砕装置について、図1~図8に基づいて詳細に説明する。
図1には、一実施形態に係る回転式破砕装置100の構成が概略的に示されている。図1においては、図示の便宜上、一部を断面して示している。また、図1では、説明の便宜上、鉛直方向をZ軸方向、水平面内において直交する二軸方向をX軸方向及びY軸方向として図示している。
本実施形態の回転式破砕装置100は、建設発生土などの原料土を改良して有効利用するために用いられる装置である。回転式破砕装置100は、原料土の破砕、細粒化を行い、原料土を細かく均質に分散させる。また、回転式破砕装置100には、必要に応じて、添加材(生石灰、消石灰などの石灰系固化材や、普通セメント、高炉セメントなどのセメント系固化材、あるいは高分子材料からなる土質改良材、天然繊維、樹脂からなる化学繊維など)も投入される。添加材が投入された場合、回転式破砕装置100は、原料土と添加材を混合して改良土とすることで、改良土の性状や強度などを調整する。
回転式破砕装置100は、図1に示すように、架台10と、固定ドラム12と、回転ドラム14と、回転機構16と、を備える。
架台10は、回転式破砕装置100の各部を保持するものであり、天板部10aと、脚部10bと、を有する。天板部10aは、例えば鉄製の板状部材であり、下面(-Z側の面)に固定される固定ドラム12の上部開口を閉塞する蓋としての機能を有している。天板部10aには開口が複数設けられ、該開口に透明部材(アクリル板等)が嵌め込まれることにより窓部10wが形成されている。窓部10wの上側には、動画及び静止画を撮影(撮像)するためのカメラ18が設けられている。また、天板部10aには、固定ドラム12内に原料土や添加材(以下、原料土と添加材とを処理対象と呼ぶ)を投入するための投入口部材20が設けられている。なお、窓部10w及びカメラ18は、投入口部材20が設けられている位置とは異なる位置に設けられている。また、窓部10w及びカメラ18は、後述するインパクト部材34よりも高い位置に設けられている。なお、カメラ18による撮影(撮像)を行わないときには、窓部10wから透明部材を取り外して金属製の部材を嵌め込むようにしてもよい。
固定ドラム12は、円筒状の容器(第1容器)であり、天板部10aの下面(-Z側の面)に固定されている。固定ドラム12内には、投入口部材20を介して処理対象が投入され、固定ドラム12は、固定ドラム12の下側(-Z側)に設けられた回転ドラム14内に処理対象を導く。なお、固定ドラム12、回転ドラム14、及び天板部10aを含んで、内部に処理対象が投入される容器としての機能が実現されている。
回転ドラム14は、円筒状の容器(第2容器)であり、円筒の中心軸回り(Z軸回り)に、回転ドラム駆動用モータ154(図1では不図示、図4参照)により回転(自転)する。回転ドラム14は、複数の支持ローラ24を介して架台10により支持されているため、回転ドラム駆動用モータ154の回転力を受けてスムーズに回転するようになっている。なお、回転ドラム14の回転方向と、インパクト部材34との回転方向とは、同じ回転方向でもよく逆向きの回転方向でもよい。
回転ドラム14の内側には、図2に示すように、掻取棒(スクレーパ)22が1又は複数設けられている(図1では不図示)。掻取棒22は、回転ドラム14の内周面に接しており、固定ドラム12に対して固定された状態となっている。したがって、回転ドラム14が回転することにより、掻取棒22が回転ドラム14の内周面に沿って相対的に移動する。これにより、回転ドラム14の内周面に処理対象が付着した場合であっても、回転ドラム14が回転することで、処理対象が掻取棒22によって掻き取られる。すなわち、掻取棒22と、掻取棒22に対して移動する回転ドラム14とにより、回転ドラム14の内周面に付着した処理対象を掻き取る掻取部としての機能が実現されている。
図1に戻り、回転機構16は、固定ドラム12及び回転ドラム14の中心に配置された鉛直方向(Z軸方向)に延びる回転軸30と、回転軸30の上端部に設けられたプーリ32と、回転軸30の下端部近傍において上下2段に設けられた2つのインパクト部材34と、を有する。
回転軸30は、円柱状の部材であり、架台10の天板部10aを貫通した状態、かつ、天板部10aの上面側に設けられた2つのボールベアリング36a、36bを介して回転自在な状態で、天板部10aに保持されている。2つのボールベアリング36a、36bの間には、スペーサ38が設けられており、ボールベアリング36a、36b間には所定間隔が形成されている。回転軸30の下端部は、回転ドラム14の内部に位置しており、自由端となっている。すなわち、回転軸30は、片持ち支持されている。
プーリ32は、ベルトを介してモータ104(図1では不図示、図4参照)と接続されている。モータ104が回転すると、プーリ32及び回転軸30が回転する。
図3には、回転ドラム14内を上方から見た状態が概略的に示されている。図3に示すように、2段のインパクト部材34それぞれは、複数本(図3では4本)の金属製のチェーン40を有しており、各チェーン40の先端には、鋼製の厚板42が設けられている。チェーン40は、回転軸30の周りに等間隔で設けられている。
インパクト部材34は、回転軸30の回転により遠心回転し、厚板42が回転ドラム14の内周面近傍を高速移動することにより、処理対象を破砕したり混合したりする。このため、回転式破砕装置100は、回転式破砕混合装置と呼ぶこともできる。なお、インパクト部材34のチェーン40及び厚板42の数は、原料土の種類や性状、処理量、添加材の種類、量、改良土の目標品質などに応じて調整することができる。
本実施形態の回転式破砕装置100によると、投入口部材20を介して固定ドラム12内に投入された処理対象は、回転ドラム14内においてインパクト部材34により破砕、混合され、回転ドラム14の下方に排出されるようになっている。
図4には、回転式破砕装置100の制御系がブロック図にて示されている。図4に示すように、回転式破砕装置100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する制御部150を備えている。制御部150は、カメラ18を用いて撮影された動画や静止画を、通信部152を介して、外部の情報処理装置(PC(Personal Computer)やタブレット端末等)に送信する。また、制御部150は、動画や静止画を解析して、通信部152を介して、解析結果を外部の情報処理装置に送信する。また、制御部150は、動画の解析結果に基づいて、回転ドラム駆動用モータ154を制御する。さらに、制御部150は、モータ104の回転数や回転速度に基づいて、カメラ18の設定を変更する。
ここで、カメラ18は、例えば、フレームレートを240fpsから960fpsの間で設定できるカメラであるものとする。制御部150は、回転軸30の回転数に基づいて、カメラ18のフレームレートを含む撮像条件を設定し、固定ドラム12内や回転ドラム14内を動画撮影する。そして、制御部150は、撮影された動画を解析して、回転ドラム14の内周面に付着している処理対象の量(付着量)を特定し、特定された処理対象の付着量に基づいて、回転ドラム14の回転速度を決定する。なお、制御部150は、処理対象の付着量を、回転ドラム14の内周面を撮影した多数の画像(学習データ)を用いた機械学習により、特定することができる。制御部150は、決定した回転速度で回転ドラム14を回転制御する。例えば、処理対象の付着量が多い場合には、回転速度を速くし、付着量が少ない場合には、回転速度を遅くするなどすることができる。これにより、回転ドラム14の内周面に付着している処理対象を効率よく掻き取ることが可能となる。なお、カメラ18は、投入口部材20が設けられている位置とは異なる位置で、インパクト部材34よりも高い位置から動画撮影を行うため、適切な範囲を撮影することができる。また、複数のカメラ18を用いることで、固定ドラム12内や回転ドラム14内の全体を撮影することが可能となっている。
また、制御部150は、撮影された動画から回転式破砕装置100内の状態を解析して、メンテナンスの要否を判断し、判断結果を通信部152を介して外部の情報処理装置に出力する。これにより、作業者は、出力された情報を参照することで、メンテナンスを適切なタイミングで行うことができる。なお、制御部150は、メンテナンスの要否の判断を、処理対象の回転ドラム14の内周面等への付着量や、厚板42の摩耗量、回転ドラム14内での処理対象の挙動などに基づいて行うことができる。
なお、インパクト部材34(厚板42)のメンテナンスの要否については、インパクト部材34が回転していないタイミングでカメラ18により撮影した画像(例えば静止画)を解析して判断することができる。これにより、インパクト部材34の状態や処理対象の付着状況を精度よく解析することができるため、メンテナンス要否を精度よく判断することが可能となる。
さらに、制御部150は、カメラ18によって撮影された動画や静止画を外部の情報処理装置に転送する。作業者は、転送された動画や静止画を参照することで、回転式破砕装置100内の状態を確認することができる。例えば、動画が240fpsのフレームレートで撮影された場合には、再生速度(スロー倍率)を4倍から10倍にして再生することができる。また、例えば、動画が480fpsのフレームレートで撮影された場合には、再生速度を8倍から20倍にして再生することができる。また、例えば、動画が960fpsのフレームレートで撮影された場合には、再生速度を16倍から40倍にして再生することができる。この場合、作業者は、動画に基づいてメンテナンスの要否を判断し、判断結果に基づいてメンテナンスを行うことができるので、作業効率を向上することができる。
なお、制御部150は、上述した各処理のすべてを実行してもよいし、一部のみを実行してもよい。
次に、図5、図6に基づいて、回転機構16として、図1のような構造(回転軸30の下端部が自由端である構造)を採用できた理由について説明する。
図5(a)には、比較例に係る回転機構116が示されている。
比較例(図5(a))においては、回転軸30が上端部近傍において1つのボールベアリング36により回転自在に保持されている。また、比較例では、回転軸30は、下端部近傍においてボールベアリング136を介して回転自在に保持されている。なお、ボールベアリング136は、架台10に固定された支持ロッド138により保持されている。さらに、比較例においては、インパクト部材34が3段設けられている。
この比較例において、回転軸30を回転させたときの回転軸30の撓み量をシミュレーションしたところ、図5(c)に示すように撓み量はわずかであり、許容範囲であった。このように撓み量が許容範囲内に収まったのは、回転軸30が両端部近傍で保持されているためと考えられる。以下においては、説明の便宜上、比較例における回転軸30の撓み量を「1」と表すものとする。
図5(b)には、改善案1に係る回転機構216が示されている。
改善案1の回転機構216は、回転軸30を短くするために、比較例の回転軸30の下端部を自由端とした例である。なお、改善案1と比較例においては、回転軸30の材料や太さ、ボールベアリング36の種類等については、変更していないものとする。改善案1において、回転軸30を回転させたときの回転軸30の撓み量をシミュレーションしたところ、図5(d)に示すように、撓み量は、図5(c)の撓み量の約3倍の「3」となり、許容範囲を超えるものとなった。
これらのシミュレーション結果を参考にして、本発明者は、図6(a)に示すような構成(改善案2)を検討した。改善案2は、改善案1のボールベアリング36を2つのボールベアリング36a、36bとし、ボールベアリング36a、36b間に所定間隔を設けたものである。なお、改善案2と比較例においても、回転軸30の材料や太さ、ボールベアリングの種類等については、変更していないものとする。この改善案2では、シミュレーションの結果、図6(c)に示すように回転軸30の回転時の撓み量は、図5(c)の撓み量の約2倍の「2」となることが分かった。
さらに、本発明者は、図6(b)に示すように、改善案2からインパクト部材34を1段省略して、2段とした。この構成を採用した場合、シミュレーションの結果、回転軸の長さがより短くなるため、図6(d)に示すように、回転軸30の回転時の撓み量は、図5(c)の撓み量とほぼ同一の「1」となった。この撓み量は、比較例と同様、許容範囲内である。なお、前述の撓み量は、回転軸30を高速回転(例えば、900rpm)した場合の撓み量である。このため、改善案1、2においても回転軸30の回転数を落とすことにより、中速もしくは低速の回転式破砕装置や回転式混合装置として使用することが可能である。
このように、本発明者は、上述したような試行錯誤の結果、図6(b)のような構成を採用することで、回転軸30を自由端としても、撓み量を小さくすることができることを見出した。なお、本発明者は、インパクト部材34を3段から2段に減らした結果、破砕・混合性能が低下しないように、インパクト部材34の厚板42の形状等を改良し、3段の場合と同等の破砕・混合性能を維持した。
また、本発明者は、回転軸30の撓み量を低減するため、ボールベアリング36a、36b間の間隔を、回転軸30の径に応じて決定した。すなわち、回転軸30の径が小さいほど間隔を広くすることで、撓み量を低減するようにした。また、ボールベアリング36a、36bとしては、回転軸30の回転精度の向上や剛性の向上を図るため、アンギュラ玉軸受を採用することとした。さらに、回転軸30の長さは、インパクト部材34を遠心回転させたときの回転軸30の撓み量が回転軸30の長さの1/800~1/1000となる長さとした。
本実施形態では、上述のような回転機構16を採用することで、破砕・混合性能や、回転軸30の撓み量を小さく維持しつつ、回転軸30の長さを短くすることが可能となっている。これにより、回転式破砕装置100の高さ方向の寸法を小さくすることができる。また、回転軸30の下端部を保持するための構成(図5(a)の比較例のような支持ロッド138やボールベアリング136)を設けなくてもよくなる。これにより、構造が簡素化し、破砕・混合後の処理対象が回転式破砕装置100内に付着する箇所が少なくなるため、回転式破砕装置100内の清掃回数が減りメンテナンス性を向上することができる。また、部品点数が減るため、装置の製造コストを低減することができる。さらに、回転式破砕装置100の重量を低減することもできる。
図7(a)には、比較例の回転機構116を採用した回転式破砕装置200の例が示されている。図7(a)の回転式破砕装置200は、2つの固定ドラム12A、12Bを備えており、下側の固定ドラム12B内には、回転軸30の下端部を回転自在に保持するためのボールベアリング136及びボールベアリング136を支持する支持ロッド138が設けられている。図7(a)の回転式破砕装置200は、本実施形態の回転式破砕装置100(図7(b))と比較するとわかるように、Z軸方向の寸法が差分Lだけ大きい。この差分Lは、回転式破砕装置200のZ軸方向の寸法の20~50%程度の寸法である。
本発明者のシミュレーションによると、図7(a)の回転式破砕装置200のZ軸方向の寸法が1.8mであるのに対し、本実施形態の回転式破砕装置100(図7(b))のZ軸方向の寸法は1.1mとなり、差分Lは0.7mとなった。また、図7(a)の回転式破砕装置200の重量が6.0tであるのに対し、本実施形態の回転式破砕装置100(図7(b))の重量は、4.0tとなり、その差は2.0tとなった。
また、図7(a)の回転式破砕装置200では、回転ドラム14と下側の固定ドラム12Bとの間の隙間から処理対象がこぼれ落ちたり、ボールベアリング136や支持ロッド138に処理対象が堆積したりすることがあるが、本実施形態では、下側の固定ドラム12Bが存在していないため、清掃の手間を省くことができる。
(自走式の処理システム)
本実施形態の回転式破砕装置100は、上述したようにZ軸方向の寸法が小さく、重量も軽いため、図8に示すように、自走式の処理システム1000に搭載することも可能である。
以下、図8に基づいて、処理システム1000について説明する。処理システム1000は、図8に示すように、走行装置102を有しており、走行装置102上には、回転式破砕装置100と、モータ104と、発電機106と、原料土供給装置108と、添加材供給装置110と、排出装置112と、が設けられている。
走行装置102は、無限軌道などであり、作業者のリモコン操作等に応じて建設現場や工事現場等を走行する。
モータ104は、ベルト113を介して、回転式破砕装置100の回転軸30上端に設けられたプーリ32と接続されている。モータ104の回転力はベルト113を介してプーリ32に伝達され、回転軸30及びインパクト部材34を回転させる。
発電機106は、モータ104のほか、図4に示す回転ドラム駆動用モータ154、カメラ18、制御部150など処理システム1000の各部に対して給電を行う。
原料土供給装置108は、原料土格納部120やベルトコンベア122を有し、原料土格納部120に格納された原料土を、投入口部材20を介して固定ドラム12内に供給するための装置である。
添加材供給装置110は、添加材格納部130や添加材供給スクリュ132を有し、添加材格納部130に格納された添加材を投入口部材20を介して固定ドラム12内に供給するための装置である。
排出装置112は、ベルトコンベアを有し、回転式破砕装置100で破砕・混合された処理対象(改良土)を処理システム1000の+X側に送る装置である。本実施形態において、制御部150は、インパクト部材34による原料土の破砕をカメラ18にて撮像し、この撮像結果に基づき、破砕不足などの場合には回転軸30の回転数を上げたり、ベルトコンベア122の搬送速度を遅くして投入口部材20から投入される原料土の量を少なくしたりしてもよい。また、ベルトコンベア122の搬送速度を遅くした場合には、添加材供給スクリュ132の搬送速度(回転速度)も遅くすることにより、原料土と添加材との配合バランスをほぼ一定に保つことができる。なお、制御部150は、カメラ18の撮像結果に基づき、ベルトコンベア122の搬送速度と、添加材供給スクリュ132の搬送速度とを上げるようにしてもよい。
なお、原料土の破砕状況の確認は作業者が行ってもよく、作業者が回転軸30の回転数やベルトコンベア122の搬送速度をリモコンや操作パネルなどから制御するようにしてもよい。
処理システム1000は、走行装置102を介して、設置すべき位置に移動でき、設置された位置で、原料土を破砕したり、原料土と添加材を混合し、改良土として外部に排出したりすることができる。改良土は、例えば工作物の埋戻し、建築物の埋戻し、土木構造物の裏込め、河川築堤用盛土、道路用盛土、土地造成用盛土、鉄道盛土、空港盛土、水面埋立等の用途として用いることができる。また、本実施形態では、回転式破砕装置100の重量が軽いため、処理システム1000全体における使用電力を低減することができる。
なお、本実施形態の回転式破砕装置100は、自走式の処理システムに限らず、現場に設置するプラント型の処理システム、トラックの荷台に設置するオントラック型の処理システムなどにも適用することが可能である。プラント型の処理システムの場合、投入口部材20の位置まで原料土を搬送するベルトコンベアが設けられるが、回転式破砕装置100の高さが低いため、ベルトコンベアの長さを短くすることができる。これにより、処理システム全体の小型化、プラント専有面積を小さくすることができ、ひいては、処理システムの現場配置計画が容易になる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、回転式破砕装置100は、原料土を含む処理対象が内部に投入される容器(固定ドラム12、回転ドラム14及び天板部10aを含む)と、鉛直方向に延びる回転軸30と、回転軸30の回転により回転ドラム14内で回転し、処理対象を破砕するインパクト部材34と、を備えている。そして、回転軸30は、天板部10aを貫通した状態、かつ、天板部10aの近傍に設けられたボールベアリング36a、36bを介して回転自在な状態で保持されており、回転軸30の下端部は自由端となっている。これにより、回転軸30の長さを短くすることができるため、回転式破砕装置100を小型化することが可能である。また、回転軸30の下端部を回転自在に保持するボールベアリングなどを設けなくてもよいため、構造が簡素化し、メンテナンスがしやすくなる。
また、本実施形態では、ボールベアリング36a、36bが天板部10aの上側に設けられているため、天板部10aの下側に設ける場合よりも、メンテナンス性を向上することができる。また、ボールベアリング36a、36bと処理対象が接触することがないため、処理対象物がボールベアリング36a、36bに付着することがないのでボールベアリング36a、36bの長寿命化を図ることが可能である。なお、ボールベアリング36a、36bへの異物の付着を避けるために、ボールベアリング36a、36bの周囲にカバーを設けることが望ましい。
また、本実施形態では、回転軸30が2つのボールベアリング36a、36bにより回転自在に保持されているので、回転軸30を1つのボールベアリングで回転自在に保持する場合(図5(b)、図5(d)の改善案1)と比べ、回転軸30の撓み量を低減することができる。
また、本実施形態では、ボールベアリング36a、36b間の間隔を、回転軸30の径に応じて決定することとした。すなわち、回転軸30の径が小さいほど間隔を広くすることで、撓み量を低減するようにした。これにより、回転軸30の径に応じてボールベアリング36a、36b間の間隔を適切な寸法とすることができる。
また、本実施形態では、ボールベアリング36a、36bとして、アンギュラ玉軸受を用いたため、回転軸30やインパクト部材34などのスラスト方向の荷重を受けることができるとともに、インパクト部材34の回転時のラジアル方向の荷重を受けることができる。このため、インパクト部材34の回転による回転軸の撓みを抑えることができる。
また、本実施形態では、天板部10aに窓部10wが設けられ、窓部10w近傍には、カメラ18が設けられている。これにより、カメラ18を用いて固定ドラム12及び回転ドラム14内を動画や静止画を撮影することが可能である。
また、本実施形態では、回転式破砕装置100は、天板部10aの投入口部材20が設けられている位置とは異なる位置、かつ、インパクト部材34よりも高い位置に設けられ、回転ドラム14の外部から処理対象の破砕状態や、破砕された処理対象の回転ドラム14の内部への付着状態を撮像するカメラ18を備えている。これにより、投入口部材20に遮られることなく、回転ドラム14内における処理対象の破砕状態や、付着状態を適切な位置から撮像することができる。
また、本実施形態では、制御部150は、カメラ18によって撮像された動画や静止画に基づいて、回転ドラム14の回転を制御して、掻取棒22により回転ドラム14の内周面に付着した処理対象を掻き取る。これにより、回転ドラム14の内周面に付着する処理対象の量が多い場合に回転ドラム14を速く回転させ、少ない場合に回転ドラム14を遅く回転させる、などの制御を行うことで、効率的かつ自動的に付着した処理対象の掻き取りを行うことができる。
また、本実施形態では、制御部150は、インパクト部材34が回転していないときにカメラ18によって撮像された画像に基づいて、インパクト部材34のメンテナンスの要否を判断する。これにより、インパクト部材34のメンテナンス要否を精度よく判断することができる。なお、制御部150は、インパクト部材34の交換からインパクト部材34を第1所定時間(例えば100時間程度)経過した後にカメラ18によるインパクト部材34の撮像を行うようにしてもよい。制御部150は、インパクト部材34の交換などのメンテナンスの必要がないと判断した場合には、第1所定時間の1/5~1/10である第2所定時間(例えば10~20時間程度)経過した後にカメラ18によるインパクト部材34の撮像を繰り返し行うようにしてもよい。また、制御部150は、破砕時のインパクト部材34の回転数(例えば300~900rpm)よりも低い回転数(例えば60~180pm)でインパクト部材34を回転させている際にカメラ18によるインパクト部材34の撮像を行ってメンテナンスの要否を判断してもよい。また、制御部150は、インパクト部材34の回転停止を指示したのをトリガーとしてインパクト部材34の撮像を行ってメンテナンスの要否を判断してもよい。
なお、上記実施形態では、制御部150がカメラ18により撮影された動画の解析結果に基づいて回転ドラム14の回転速度を制御する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、制御部150は、回転ドラム14を一定速度で回転するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、掻取棒22が固定であり、回転ドラム14を回転させることで、回転ドラム14の内周面を掻取棒22に対して移動させる場合について説明したが、これに限らず、回転ドラム14を固定した状態としておき、掻取棒22を移動させることで、掻取棒22を回転ドラム14の内周面に沿って相対的に移動させるようにしてもよい。また、回転ドラム14と掻取棒22が逆向きに移動してもよい。また、上記実施形態では、制御部150は、動画の解析結果に基づいて、回転ドラム駆動用モータ154を制御しているが、動画の解析結果に基づかず、例えば、回転ドラム駆動用モータ154を定期的に駆動する簡易的な制御としてもよい。
なお、上記実施形態では、回転軸30の上端部近傍を保持するボールベアリングが2つである場合について説明したが、これに限らず、回転軸30の上端部近傍を保持するボールベアリングは3つ以上であってもよい。
なお、上記実施形態では、回転軸30にインパクト部材34が2段設けられる場合について説明したが、これに限らず、回転軸30に設けられるインパクト部材34は、1段又は3段以上であってもよい。また、回転軸30を天板部10aの上側で保持するボールベアリングの数も1又は3以上であってもよい。この場合、上述した改善案1、2と同一の構成となってもよいが、回転軸30の撓み量が許容範囲に含まれるように、回転軸30やボールベアリングとして適切なものを選択したり、回転軸30の回転数を選択したりするのが好ましい。さらに、ボールベアリング36a,36bの少なくとも一方が天板部10aの下側に配置されてもよい。
(変形例)
以下、変形例について、図9(a)、図9(b)に基づいて説明する。
図9(a)には、変形例に係る回転式破砕装置400の構成が概略的に示されている。以下、上記実施形態に係る回転式破砕装置100と異なる点を中心に説明する。
本変形例の回転式破砕装置400においては、回転ドラム14の下側に蛇腹状ドラム114が設けられている。蛇腹状ドラム114は、上下方向に伸縮可能である。回転式破砕装置400内において処理対象の処理が行われている間、蛇腹状ドラム114は、回転ドラム14とともに回転する。
また、回転ドラム14は、支持ローラ24により回転自在に支持されているが、支持ローラ24が載置されている載置台162は、複数のジャッキ160により下側から支持されている。ジャッキ160は、載置台162の高さを変更する機能を有している。
本変形例においては、作業者が回転ドラム14内のメンテナンスを行う際に、図9(b)に示すようにジャッキ160を介して載置台162を下げる。これにより、回転ドラム14が下方に移動し、蛇腹状ドラム114は収縮する。このような状態では、図9(b)において黒塗り矢印で示すように、固定ドラム12と回転ドラム14の間の間隙から、回転ドラム14の内部へ作業者がアクセスすることが可能となる。
ここで、例えば、図7(a)の回転式破砕装置200において回転ドラム14内のメンテナンスを行う場合、天板部10aに設けられた点検蓋を開けて、固定ドラム12Aや回転ドラム14内に作業者が入り込んで作業を行う必要があった。これに対し、本変形例では、固定ドラム12や回転ドラム14内に作業者が入り込まずに、固定ドラム12と回転ドラム14の間隙から手や頭を入れて作業を行うことができるので、メンテナンス性を向上することが可能である。
なお、図9(a)の例では、蛇腹状ドラム114が、回転ドラム14とともに回転する場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、蛇腹状ドラム114が回転ドラム14と分離しており、回転ドラム14のみが回転するようになっていてもよい。
以上説明したように、本変形例に係る回転式破砕装置400は、固定ドラム12及び回転ドラム14を有し、回転ドラム14が下方に移動可能であり、該移動により固定ドラム12と回転ドラム14との間に形成される間隙から、作業者が内部にアクセスすることができる。これにより、インパクト部材34や回転ドラム14の内部のメンテナンスを容易に行うことが可能となる。なお、本変形例に係る回転式破砕装置400では、固定ドラム12の下側に設けられた回転ドラム14を下方に移動可能に設けたが、固定ドラム12を上方に移動可能に設けてもよい。要は、固定ドラム12と回転ドラム14は、上下方向に配置され、上下方向に相対的に移動して離間するように設けることができる。
また、本変形例に係る回転式破砕装置400は、回転ドラム14の下側に設けられた、上下方向に伸縮可能な蛇腹状ドラム114を有しており、回転ドラム14の下方への移動に伴って、蛇腹状ドラム114が上下方向に収縮するようになっている。これにより、回転式破砕装置400の一部の部品を取り外したりしなくても、固定ドラム12と回転ドラム14との間に間隙を形成することが可能である。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、例えば、インパクト部材34が破砕するのは原料土に限られず、礫や砕石などでもよく、原料土に礫や砕石などが混ざったものでもよい。このように、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
10a 天板部(容器の一部)
10w 窓部
12 固定ドラム(容器の一部、第1容器)
14 回転ドラム(容器の一部、第2容器、掻取部の一部)
18 カメラ(撮像部)
20 投入口部材(投入部)
22 掻取棒(掻取部の一部)
30 回転軸
34 インパクト部材(衝撃付加部材)
36a、36b ボールベアリング(軸受部材)
100 回転式破砕装置
114 蛇腹状ドラム(第3容器)
150 制御部(判断部)

Claims (16)

  1. 原料土を含む処理対象が内部に投入される容器と、
    前記容器に設けられた鉛直方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸の回転により前記容器の内部で回転し、前記処理対象を破砕する衝撃付加部材と、を備え、
    前記回転軸は、前記容器の天板部を貫通した状態、かつ、前記天板部の近傍に設けられた軸受部材を介して回転自在な状態で、前記容器に保持され、前記容器の内部に位置する前記回転軸の端部は自由端であり、
    前記容器の外部から前記容器内を撮像する撮像部と、
    前記回転軸の停止の指示に応じて、前記撮像部による撮像を行い、前記容器内のメンテナンスの要否を判断する制御部と、を有する回転式破砕装置。
  2. 前記撮像部は前記衝撃付加部材を撮像し、
    前記制御部は前記衝撃付加部材の交換要否を判断する請求項1記載の回転式破砕装置。
  3. 前記制御部は、前記回転軸が回転していないときに前記撮像部に前記衝撃付加部材を撮像させる請求項1または請求項に記載の回転式破砕装置。
  4. 前記制御部は、前記衝撃付加部材の交換から第1所定時間経過した後に前記撮像部に前記衝撃付加部材を撮像させる請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転式破砕装置。
  5. 前記制御部が、前記第1所定時間経過後の撮像の結果から前記衝撃付加部材の交換が必要ないと判断したときに、前記制御部は、前記第1所定時間より短い第2所定時間経過後に前記撮像部に前記衝撃付加部材を撮像させる請求項記載の回転式破砕装置。
  6. 前記撮像部は、前記衝撃付加部材が前記処理対象を破砕する回転数より低い回転数で回転しているときに、前記衝撃付加部材を撮像する請求項1または請求項に記載の回転式破砕装置。
  7. 前記制御部は、前記撮像の結果を外部の情報処理装置に転送する請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転式破砕装置。
  8. 前記回転軸の長さは、前記衝撃付加部材を遠心回転させたときの前記回転軸の撓み量が前記回転軸の長さの1/800~1/1000となる長さに設定されている、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転式破砕装置。
  9. 前記容器には、前記容器の外部から内部を視認可能にする透明部材を有する窓部が設けられ、
    前記撮像部は、前記窓部を介して前記容器の外部から内部を撮像する、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転式破砕装置。
  10. 前記容器は、第1容器と、前記第1容器の下側に設けられた第2容器とを含み、
    前記第1容器と前記第2容器の少なくとも一方が移動可能であり、該移動により前記第1容器と前記第2容器との間に間隙が形成されることで、前記容器の外部から内部へのアクセスが可能になる、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転式破砕装置。
  11. 前記容器は、前記第2容器の下側に設けられた、上下方向に伸縮可能な蛇腹状の第3容器を含み、
    前記第2容器の下方への移動に伴って、前記第3容器が上下方向に収縮する、請求項10に記載の回転式破砕装置。
  12. 原料土を含む処理対象が内部に投入される投入部を有した容器と、
    前記容器に設けられた鉛直方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸の回転により前記容器の内部で回転し、前記処理対象を破砕する衝撃付加部材と、
    前記投入部とは異なる位置であり、かつ、前記衝撃付加部材よりも高い位置に設けられ、前記容器の外部から前記処理対象の破砕状態および破砕された前記処理対象の前記容器の内部への付着状態を撮像する撮像部と、
    前記回転軸の停止の指示に応じて、前記撮像部による撮像を行い、前記容器内のメンテナンスの要否を判断する制御部と、を有する回転式破砕装置。
  13. 原料土を含む処理対象が内部に投入される投入部を有した容器と、
    前記容器に設けられ、回転する回転軸と、
    前記回転軸の回転により、前記処理対象を破砕する衝撃付加部材と、
    前記投入部とは異なる位置であり、かつ、前記衝撃付加部材よりも高い位置に設けられ、前記容器の外部から前記処理対象の破砕状態および破砕された前記処理対象の前記容器の内部への付着状態を撮像する撮像部と、
    前記衝撃付加部材が前記処理対象を破砕する回転数より低い回転数で回転しているときに前記撮像部による撮像を行い、前記容器内のメンテナンスの要否を判断する制御部と、を有する回転式破砕装置。
  14. 前記容器の内部に付着した前記処理対象を掻取る掻取部と、
    前記撮像部の撮像に基づき、前記掻取部を制御する制御部と、を備えた請求項12または請求項13に記載の回転式破砕装置。
  15. 前記撮像部は、前記回転軸の回転数に基づき、フレームレートが240fpsから960fpsの間、スロー倍率が4倍から40倍の間の撮像条件に設定される請求項12または請求項13に記載の回転式破砕装置。
  16. 前記撮像部が撮像した前記処理対象の破砕状態に応じて、前記回転軸の回転数を変更する請求項12または請求項13に記載の回転式破砕装置。
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