JP7135829B2 - 測位システム、情報処理装置、及び、測位校正プログラム - Google Patents

測位システム、情報処理装置、及び、測位校正プログラム Download PDF

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Description

本発明は、測位システム、情報処理装置、及び、測位校正プログラムに関する。
従来より、少なくとも1つの固定局に対する移動局の位置を推定する位置推定システムがある。複数の位置の各々における電波強度の特徴を示すラジオマップを記憶する記憶部と、位置を推定される前記移動局を指定する指定部と、前記指定部により指定された前記移動局と前記固定局との間の電波強度を計測することにより得られる電波強度の計測値を前記ラジオマップと照合することによって、前記移動局の位置を推定する位置推定部とを備える。
前記位置推定部により推定された前記移動局の位置を通知する通知部と、前記位置推定部により推定された前記移動局の位置が正しいか否かを示す操作を受け付ける受付部とをさらに備える。前記移動局の位置が正しいことを示す操作を前記受付部が受け付けた場合に、前記電波強度の計測値に基づいて、前記ラジオマップを更新する処理である適応化を行う適応化部とをさらに備える(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-061591号公報
ところで、従来の位置推定システムは、移動局の位置が正しいことを示す操作を前記受付部が受け付けるたびに、前記電波強度の計測値に基づいて、前記ラジオマップを更新している。
このため、ラジオマップを更新する必要がない場合でも、ラジオマップを更新することになり、効率的にラジオマップを更新することができない。これは、機械学習で得た学習データを利用してデータを分類する分類器の信頼性を所定度合以上に保持するために、分類器がデータを分類するたびに学習データを校正していることに相当する。
そこで、効率的に分類器の信頼度を所定度合以上に保持できる、測位システム、情報処理装置、及び、測位校正プログラムを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の測位システムは、情報処理装置と無線端末機とを含む、測位システムであって、前記情報処理装置は、学習モードにおいて、ノードから放射される信号の無線端末機による受信強度を表す受信強度データと、前記無線端末機が存在する領域を表す領域データとを機械学習によって学習する学習機能を有し、測位モードにおいて、前記ノードから放射される信号の前記無線端末機による受信強度を表す受信強度データに基づいて前記無線端末機が存在する領域を分類し、前記領域の分類と、前記領域の分類の信頼度とを出力する分類器と、前記信頼度が所定度合未満であるかどうかを判定する信頼度判定部と、前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記分類器を校正モードに切り替えて、前記無線端末機又は校正用無線端末機によって複数の前記領域で受信される前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記分類器に入力する、制御部とを有し、前記無線端末機は、前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記複数の領域で前記信号を受信する信号受信部と、前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記情報処理装置に送信する通信部とを有する。
効率的に分類器の信頼度を所定度合以上に保持できる、測位システム、情報処理装置、及び、測位校正プログラムを提供することができる。
実施の形態の測位システム300を適用した倉庫1の室内を示す図である。 測位サーバ100を実現するコンピュータシステム20の斜視図である。 コンピュータシステム20の本体部21内の要部の構成を説明するブロック図である。 領域分類データとQRコード4のIDとを関連付けたテーブル形式のデータを示す図である。 測位システム300の構成を示す図である。 校正の終了条件を説明する図である。 校正の終了条件を説明する図である。 測位サーバ100が実行する処理を示すフローチャートである。 無線端末機200が測位モードで実行する処理を示すフローチャートである。 無線端末機200が測位モードで実行する処理を示すフローチャートである。 無線端末機200が測位モードで実行する処理を示すフローチャートである。 校正モードにおける無線端末機200の表示部220の表示を示す図である。 校正モードにおける無線端末機200の表示部220の表示を示す図である。 校正モードにおける無線端末機200の表示部220の表示を示す図である。 校正モードにおける無線端末機200の表示部220の表示を示す図である。 実施の形態の変形例の測位システム300Aを適用した倉庫1の室内を示す図である。 実施の形態の変形例の測位システム300Bを適用した倉庫1の室内を示す図である。
以下、本発明の測位システム、情報処理装置、及び、測位校正プログラムを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の測位システム300を適用した倉庫1の室内を示す図である。ここでは、倉庫1の室内の二次元的な位置をXY座標を用いて説明する。
倉庫1には、電子部品等の種々の部品を収納する4列のラック2が配置されている。各ラック2の周りには通路3が設けられており、部品を運ぶ台車5を作業者が押して移動する。作業者は、ラック2の24個の取出口から所望の部品を取り出し、台車5に乗せて運ぶ。ラック2の取出口は、ラック2から部品を取り出す開口部である。
ラック2には、24個の取出口に対応する24個のビーコン出力部10が設けられている。各ビーコン出力部10が定期的に出力(放射)するビーコン信号には固有のID(Identifier)が含まれている。ビーコン出力部10は、ノードの一例である。
また、通路3には、3個の取出口に対して1個の領域3A(3A1~3A8)が割り当てられている。24個の取出口に対して、8個の領域3A(3A1~3A8)が割り当てられていることになる。領域3Aは、位置の分類に用いられる。
以下では、8個の領域3A1~3A8を区別する場合には領域3A1~3A8と称し、8個の領域3A1~3A8を区別しない場合には領域3Aと称する。
測位システム300は、測位サーバ100と無線端末機200を含む。無線端末機200は、一例としてタブレットコンピュータである。無線端末機200は、台車5に取り付けられ、1又は複数のビーコン出力部10から出力されるビーコン信号を受信可能である。無線端末機200は、LAN(Local Area Network)等によって測位サーバ100と無線通信可能である。
無線端末機200は、測位サーバ100からのリクエストに応じてビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号の信号レベル(受信強度)を表す受信強度データを測位サーバ100に送信する。受信強度データは、一例として、RSSI(Received Signal Strength Indication:受信信号強度)値で表される。
測位サーバ100は、アンテナ101を介して無線端末機200から受信するビーコン信号の信号レベルに基づいて、台車5に取り付けられた無線端末機200の位置を8個の領域3A1~3A8のいずれかに分類する分類器を有する。これは、分類器によって、無線端末機200の位置が推定されることを意味する。無線端末機200の位置は、台車5の位置と等価である。
分類器は、領域3A1~3A8の中で予め測定された受信強度データを機械学習している。分類器は、測位モードにおいて、作業者が台車5を押してラック2の取出口の前にいるときに無線端末機200によって測定される受信強度データに基づいて、無線端末機200の位置を8個の領域3A1~3A8のいずれかに分類する。
また、ラック2のレイアウトを変更すると、無線端末機200によって受信されるビーコン信号の信号レベルが変化する。金属物等のレイアウトが変わり、無線端末機200の受信状態が変化するからである。
このような場合には、分類器の校正が必要になる。このため、各領域3Aには、分類器の校正に用いるQRコード(登録商標)4を印刷したカードが4枚ずつ設けられている。QRコード4は、シートに印字されてラック2に貼り付けられている。各QRコード4は、各QRコード4のIDを表す。各QRコード4のIDは、各QRコード4が配置される領域3A1~3A8の分類を表すデータと関連付けられている。
測位サーバ100は、分類器が出力する領域3Aの信頼度が所定度合未満になると、分類器のモードを校正モードに切り替え、無線端末機200にQRコード4を読み取らせるとともに、QRコード4を読み取った位置におけるビーコン信号の受信強度データを取得させる。
校正作業者は、無線端末機200に表示されるメッセージに従って、無線端末機200でQRコード4を撮影する。このとき、無線端末機200は、QRコード4を撮影した位置においてビーコン信号を受信し、受信強度データを取得する。無線端末機200は、QRコード4を撮影して得る位置データと、QRコード4を撮影した位置において測定した受信強度データとを測位サーバ100に送信する。
そして、測位サーバ100は、QRコード4が含まれる領域3Aの分類を表すデータと、ビーコン信号の信号レベルとを教師データとして分類器に学習させることで、分類器を校正する。これにより、領域3Aの判定精度が所定精度以上になるようにしている。
なお、領域3Aの分類を表すデータは、領域分類データであり、領域3A1~3A8のうちのいずれであるかを示すデータである。領域分類データと、領域分類データが表す領域3A内に配置されるQRコード4のIDとは関連付けられている。QRコード4のIDは、32個のQRコード4を識別する固有の情報である。
ここで、測位モードとは、作業者がラック2の取出口の前に台車5を移動させたときに無線端末機200によって取得される受信強度データに基づいて、測位サーバ100の分類器が無線端末機200が存在する領域3Aと信頼度を出力するモードである。測位モードでは、無線端末機200がいる領域3Aが8個の領域3A1~3A8のうちのいずれかに推定される。
校正モードとは、8個の領域3A1~3A8のうちのいずれであるかを表すデータ(領域分類データ)と、QRコード4を撮影した位置において測定した受信強度データとを測位サーバ100が分類器に学習させることで、分類器を校正するモードである。
また、測位モードを開始する前に、領域分類データと、QRコード4を撮影した位置において測定した受信強度データとを教師データとして分類器に入力して、機械学習させるモードを学習モードと称す。
校正モードは、教師データを用いて分類器に機械学習を行わせる点で学習モードと同一である。学習モードは、測位モードを行う前に行われるモードであり、校正モードは、測位モードを行って信頼度が所定度合未満になったときに行われるモードである。このため、校正モードを学習モードとして取り扱ってもよい。
以下では、測位モードにおいて受信強度データを取得する無線端末機と、校正モードにおいて受信強度データを取得する校正用の無線端末機とが同一である形態について説明する。しかしながら、測位モードで用いられる無線端末機と、校正モードで用いられる校正用の無線端末機とは異なっていてもよい。
図2は、測位サーバ100を実現するコンピュータシステム20の斜視図である。図2に示すコンピュータシステム20は、本体部21、ディスプレイ22、キーボード23、マウス24、及びモデム25を含む。
本体部21は、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)、及びディスクドライブ等を内蔵する。ディスプレイ22は、本体部21からの指示により画面22A上に処理結果等を表示する。ディスプレイ22は、例えば、液晶モニタであればよい。キーボード23は、コンピュータシステム20に種々の情報を入力するための入力部である。マウス24は、ディスプレイ22の画面22A上の任意の位置を指定する入力部である。モデム25は、外部のデータベース等にアクセスして他のコンピュータシステムに記憶されているプログラム等をダウンロードする。
コンピュータシステム20に測位サーバ100としての機能を持たせるプログラムは、ディスク27等の可搬型記録媒体に格納されるか、モデム25等の通信装置を使って他のコンピュータシステムの記録媒体26からダウンロードされ、コンピュータシステム20に入力されてコンパイルされる。
コンピュータシステム20に測位サーバ100としての機能を持たせるプログラムは、コンピュータシステム20を測位サーバ100として動作させる。このプログラムは、例えばディスク27等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ディスク27、ICカードメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体に限定されるものではない。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、モデム25又はLAN等の通信装置を介して接続されるコンピュータシステムでアクセス可能な各種記録媒体を含む。
図3は、コンピュータシステム20の本体部21内の要部の構成を説明するブロック図である。本体部21は、バス30によって接続されたCPU31、RAM又はROM等を含むメモリ部32、ディスク27用のディスクドライブ33、及びハードディスクドライブ(HDD)34を含む。
なお、コンピュータシステム20は、図2及び図3に示す構成のものに限定されず、各種周知の要素を付加してもよく、又は代替的に用いてもよい。
図4は、領域分類データとQRコード4のIDとを関連付けたテーブル形式のデータを示す図である。
領域分類データのarea001~area008は、それぞれ、領域3A1~3A8に割り当てられた固有の識別子(ID)である。また、QRコード4のIDは、QR001~QR032であり、32個のQRコード4に割り当てられている。領域3A1~3A8にはそれぞれ4個のQRコード4が配置されるため、QR001~QR032は、4個ずつarea001~area008と関連付けられている。
図5は、測位システム300の構成を示す図である。
測位サーバ100は、制御装置110及び通信部120を含む。図5では、アンテナ101を省略する。
制御装置110は、制御部111、分類器112、信頼度判定部113、及びメモリ114を含む。制御部111、分類器112、信頼度判定部113は、制御装置110が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ114は、制御装置110のメモリを機能的に表したものである。
制御部111は、制御装置110の処理を統括する処理部である。制御部111は、分類器112のモードを学習モード、測位モード、及び校正モードの3つのモードのいずれかに設定する。また、制御部111は、学習モード、測位モード、及び校正モードにおいて、無線端末機200の表示部220に表示させるメッセージを表すメッセージIDを出力する。
また、制御部111は、校正モードにおいて、通信部120から入力されるQRコード4のIDを図4に示すデーブル形式のデータを用いて領域分類データに変換して出力する。
分類器112は、一例としてニューラルネットワークを実現する数学モデルである。分類器112は、測位モードにおいて受信強度データが入力されると、無線端末機200がいる領域3Aの分類を表すデータと信頼度を表すデータとをビーコン信号のIDとともに信頼度判定部113と通信部120に出力する。分類器112が出力する領域3Aの分類を表すデータは、無線端末機200の位置を分類器112が推定した推定データである。
なお、ここでは分類器112がニューラルネットワークによって実現される形態について説明するが、SVM(Support Vector Machine)又は決定木(Decision Trees)等であってもよい。
以下では、分類器112が出力する領域3Aの分類を表すデータを推定領域データと称し、信頼度を表すデータを信頼度データと称す。分類器112が推定領域データ及び信頼度データとともに出力するビーコン信号のIDは、推定領域データ及び信頼度データを求める際に用いた受信強度データに対応するビーコン信号のIDであり、複数のビーコン信号を用いた場合には、複数のビーコン信号のIDが含まれることになる。
図5には、一例として、推定領域データ及び信頼度データとともに出力されるビーコン信号のID(beacon_ID1)、推定領域データ(area001)、信頼度データ(possibility001)を示す。なお、推定領域データ及び信頼度データを求める際に用いた受信強度データに対応するビーコン信号が複数ある場合には、分類器112の出力には、ビーコン信号のIDが複数含まれることになる。
また、分類器112の数学モデルのパラメータ等は、学習モード又は校正モードにおける機械学習によって設定される。分類器112は、学習モード又は校正モードにおいて、受信強度データと、無線端末機200の位置とを機械学習によって学習する学習機能を有する。
信頼度判定部113は、測位モードにおいて分類器112が出力する信頼度が所定度合未満であるかどうかを判定する。信頼度判定部113は信頼度が所定度合未満であるかどうかを表す判定結果を制御部111と通信部120に出力する。ここで、測位モードを継続的に行うと、分類器112は何度も信頼度を出力することになる。このため、信頼度判定部113は、分類器112によって出力される複数の信頼度の平均値を算出し、信頼度の平均値が所定度合未満であるかどうかを判定することとする。
メモリ114は、制御部111が制御装置110の処理を実行するのに必要なプログラム及びデータ等と、制御部111が測位モード、校正モード、及び学習モードで取得するデータを一時的に格納する。
通信部120は、図2に示すモデム25であり、無線端末機200の通信部250と無線でのデータ通信を行う。通信部120は、測位モードでは、無線端末機200からID(terminal ID)、ビーコン信号の測定時刻(time)、ビーコン信号のID(beacon_ID)、受信強度データ(rssi)を受信する。測位モードで受信するこれらのデータをまとめて測位データと称す。
図5には、一例として、測位モードにおいて、IDがterminal ID1の無線端末機200から、time1、beacon_ID1、rssi1のビーコン信号、time2、beacon_ID2、rssi2のビーコン信号、time3、beacon_ID3、rssi3のビーコン信号、time4、beacon_ID4、rssi4のビーコン信号を受信している状態を示す。
なお、beacon_ID1、beacon_ID2、beacon_ID3、beacon_ID4は、ビーコン信号のIDを表し、rssi1、rssi2、rssi3、rssi4は、それぞれ、ビーコン信号のIDがbeacon_ID1、beacon_ID2、beacon_ID3、beacon_ID4のビーコン信号の受信強度データを表す。
また、通信部120は、校正モードでは、無線端末機200からID(terminal ID)、ビーコン信号の測定時刻(time)、ビーコン信号のID(beacon_ID)、受信強度データ(rssi)、QRコード4のID(QR***)を受信する。校正モードで受信するこれらのデータをまとめて校正データと称す。
図5では、一例として、校正モードにおいて、IDがterminal ID1の無線端末機200から、time001、beacon_ID1、rssi001のビーコン信号及びQRコード4のID(QR001)と、time001、beacon_ID2、rssi002のビーコン信号及びQRコード4のID(QR002)を受信している状態を示す。なお、学習モードにおいても無線端末機200を用いる場合には、通信部120は、校正モードと同様のビーコン信号及びQRコード4のIDを受信する。
校正モードにおいて受信される校正データは、一旦制御部111を経由してから分類器112に入力される。制御部111を経由する際に、制御部111は、QRコード4のID(QR001, QR002)を領域分類データ(area001)に変換する。
より具体的には、制御部111は、校正モードにおいて、IDがterminal ID1の無線端末機200からのデータとして、time001、beacon_ID1、rssi001のビーコン信号及び領域分類データarea001と、time001、beacon_ID2、rssi002のビーコン信号及び領域分類データarea002を分類器112に出力する。このように、制御部111は、通信部120から入力される校正データのうちのQRコード4のIDを領域分類データに変換して、分類器112に出力する。
また、通信部120は、学習モード、測位モード、及び校正モードにおいて、分類器112が出力する推定領域データ、信頼度データ、及びメッセージIDを無線端末機200に送信するとともに、校正モードにおいて、判定結果を無線端末機200に送信する。
図5では、一例として、分類器112からビーコン信号のID(beacon_ID1)、推定領域データ(area001)、信頼度データ(posibility001)、メッセージID、及び判定結果が無線端末機200に送信されている状態を示す。
無線端末機200は、制御装置210、表示部220、QRコードリーダ230、ビーコン受信部240、及び通信部250を含む。制御装置210は、制御部211とメモリ212を有する。
制御装置210は、制御部211及びメモリ212を有し、一例としてCPU、RAM、ROM等を含むコンピュータによって実現される。制御部211は、制御装置210が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ212は、制御装置210のメモリを機能的に表したものである。
制御部211は、無線端末機200の処理を統括する処理部であり、学習モード、測位モード、及び校正モードにおいて、測位サーバ100からのリクエスト等に応じて処理を行う。制御部211が実行する処理については、図9を用いて後述する。
メモリ212は、制御部211が処理を実行する際に利用するプログラム及びデータを格納するとともに、制御部211が取得するデータ等を一時的に格納する。
表示部220は、無線端末機200の作動状態等を表示するディスプレイであり、一例として液晶パネルである。表示部220にはタッチパネルが組み込まれており、GUI(Graphic User Interface)ボタン等を表示し、作業者等の入力操作をタッチパネルで受け付ける。操作内容を表すデータは、制御部211に転送される。
QRコードリーダ230は、QRコード4を読み取り、QRコード4が表すデータを制御部211に出力する。QRコードリーダ230は、バーコードリーダの一例である。
ビーコン受信部240は、ビーコン出力部10が出力するビーコン信号を受信し、受信強度データを制御部211に出力する。ビーコン受信部240は、ビーコン信号を受信するアンテナ241を有する。
通信部250は、モデムであり、測位サーバ100の通信部120と無線でのデータ通信を行う。
図6及び図7は、校正の終了条件を説明する図である。測位サーバ100が校正モードを終了すると判断するには、通路3の全体の面積のうちの所定以上の面積を網羅し、かつ、推定領域データの精度が所定度合以上であることが必要である。
校正モードでは、作業者は無線端末機200に表示される案内にしたがって、通路3に沿って配置されているQRコード4を次々と読み取るとともに、QRコード4を読み取っている位置で受信したビーコン信号のRSSI値を取得する。校正用のデータを沢山取得するために、1個のQRコード4を複数回読み取ることもある。
通路3の全体の面積のうちの所定以上の面積を網羅したことは、多くのQRコード4を読み取り、多くのQRコード4のIDを取得したことである。32個のQRコード4は、通路3の全体をカバーするように配置されているため、1個のQRコード4が所定の半径の円形領域をカバーすると考えれば、図6に示すように、一例として、殆どすべてのQRコード4を読み取ることにより、各QRコード4の円形領域で通路3の全体をカバーできるからである。
一例として、32個のQRコード4の殆どすべてを読み取れば、図7に実線で示す通路3の網羅度が所定の閾値以上になる。殆どすべてを読み取るとは、一例として90%以上のQRコード4を読み取ることである。
また、推定領域データの精度が所定度合以上であることは、図7に示す精度が所定の閾値以上になることである。精度とは、領域分類データが分かっている状態で無線端末機200で取得したビーコン信号のRSSI値を分類器112に入力し、分類器112が出力する推定領域データが正解している確率をいう。
精度が所定の閾値以上であるかどうかを判定するためには、一例として、校正モードにおいて無線端末機200で取得する受信強度データ及びQRコード4のIDのうちの約半数を分類器112の校正に利用し、残りの約半分を精度の判定に用いればよい。校正モードで取得する受信強度データ及びQRコード4のIDは、領域3A1~3A8のうちのどの領域(3A1~3A8のうちの1個)で取得されたものであるかが分かっているため、推定領域データが正解しているかどうかを確実に判定できるからである。
実施の形態では、校正の終了条件は、網羅度が90%以上であり、かつ、推定領域データの精度が90%以上であることである。
図8は、測位サーバ100が実行する処理を示すフローチャートである。
制御部111は、処理をスタートさせると、領域推定処理を継続するかどうかを判定する(ステップS1)。領域推定処理とは、無線端末機200から測位サーバ100に送信される受信強度データに基づいて、分類器112が無線端末機200がいる領域3Aを推定する処理であり、分類器112は、推定領域データ、信頼度、及びビーコン信号のIDを表すデータを出力する。
ステップS1では、測位サーバ100に領域推定処理を終了する旨の操作が行われると、制御部111は一連の処理を終了し(エンド)、領域推定処理を終了する旨の操作が行われていない場合には、領域推定処理を継続することになる。
制御部111は、領域推定処理を継続する(S1:YES)と判定すると、測位サーバ100から端末データ及び受信強度データを受信したかどうかを判定する(ステップS2)。制御部111は、測位サーバ100から端末データ及び受信強度データを受信するまでステップS2の処理を繰り返し実行する。
制御部111は、端末データ及び受信強度データを受信した(S2:YES)と判定すると、分類器112に領域推定処理を行わせる(ステップS3)。分類器112は、推定領域データ及び信頼度データを出力する。
制御部111は、ステップS3で得られた推定領域データ及び信頼度データを無線端末機200に送信し表示部220に表示させるとともに、信頼度データを信頼度判定部113に送信し、判定処理を行わせる(ステップS4)。
制御部111は、信頼度判定部113から判定結果を取得し、信頼度の平均値が所定度合未満であるかどうかを判定する(ステップS5)。
制御部111は、信頼度が所定度合未満である(S5:YES)と判定すると、無線端末機200を校正モードに移行させるコマンド(校正モード移行コマンド)と、校正モードへの移行を作業者に確認して貰うGUIボタンを表示部220に表示させるコマンド(確認ボタン表示コマンド)とを無線端末機200に送信する(ステップS6)。
制御部111は、無線端末機200から校正モードに移行した通知を受信したかどうかを判定する(ステップS7)。制御部111は、無線端末機200から校正モード移行通知を受信した場合に、校正モードに移行したと判定する。制御部111は、無線端末機200から校正モード移行通知を受信するまでステップS7の処理を繰り返し実行する。
制御部111は、校正モード移行通知を受信した(S7:YES)と判定すると、校正データの取得を求めるメッセージと、QRコードの場所を示す地図画像と、QRコード4の撮影を実行するGUIボタンとを表示部220に表示させるコマンド(取得メッセージ表示コマンド)を無線端末機200に送信する(ステップS8)。
制御部111は、無線端末機200から校正データを受信したかどうかを判定する(ステップS9)。
制御部111は、校正データを受信した(S9:YES)と判定すると、分類器112の校正又は精度の算出を行う(ステップS10)。制御部111は、ステップS10において分類器112の校正又は精度の算出を行う際に、通信部120から入力される校正データのうちのQRコード4のIDを領域分類データに変換して、分類器112に出力する。
そして、制御部111は、校正データの半分で分類器112の校正を行うとともに、残りの半分の校正データで精度を算出するために、ステップS8~S11を繰り返す際に、ステップS10では分類器112の校正と精度の算出とを交互に行う。
分類器112の校正は、分類器112に校正データを読み込ませることにより、分類器112を校正することによって行えばよい。精度の算出については、制御部111が、通信部120から取得する校正データと、取得した校正データに基づいて分類器112が出力する判定結果とが一致するかどうかで算出すればよい。
制御部111は、校正の終了条件を満たすかどうかを判定する(ステップS11)。校正の終了条件は、上述したように一例として、網羅度が90%以上であり、かつ、推定領域データの精度が90%以上であることである。
制御部111は、校正の終了条件を満たす(S11:YES)と判定すると、無線端末機200を校正モードから測位モードに移行させるコマンド(測位モード移行コマンド)と、校正モードが終了して測位モードに移行するメッセージを表示部220に表示させるコマンドとを無線端末機200に送信する(ステップS12)。
制御部111は、無線端末機200から測位モード移行通知を受信したかどうかを判定する(ステップS13)。
制御部111は、校正モード移行通知を受信した(S13:YES)と判定すると、フローをステップS1にリターンする。測位モードで待機するためである。
制御部111は、校正モード移行通知を受信していない(S13:NO)と判定すると、校正モード移行通知を受信するまでステップS13の処理を繰り返し実行する。
なお、制御部111は、ステップS5において信頼度が所定度合未満ではない(S5:NO)と判定すると、フローをステップS2にリターンする。分類器112に領域推定処理を行わせるためである。
また、制御部111は、ステップS7において校正モード移行通知を受信していない(S7:NO)と判定すると、フローをステップS6にリターンする。校正モード移行コマンドと、確認ボタン表示コマンドとを無線端末機200に再送信するためである。
また、制御部111は、ステップS9において校正データを受信していない(S9:NO)と判定すると、フローをステップS8にリターンする。取得メッセージ表示コマンドを無線端末機200に再送信するためである。
また、制御部111は、ステップS11において校正の終了条件を満たさない(S11:NO)と判定すると、フローをステップS8にリターンする。校正の終了条件を満たさないため、取得メッセージ表示コマンドを無線端末機200に再送信して、分類器112をさらに校正するためである。
図9A乃至図9Cは、無線端末機200が測位モードで実行する処理を示すフローチャートである。
制御部211は、測位モードで処理を開始(スタート)し、測位を行うGUIボタン(測位ボタン)を表示部220に表示させる(ステップS21)。測位モードで処理を開始するのは、無線端末機200の電源がオンにされたときである。
制御部211は、測位ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS22)。制御部211は、測位ボタンが押されなかったと判定した(S22:NO)場合は、測位ボタンが押されるまで待機する。なお、測位ボタンが所定時間にわたって押されなかった場合は、制御部211は処理を終了してもよい。
制御部211は、測位ボタンが押された(S22:YES)と判定すると、ビーコン受信部240にビーコン信号を受信させるとともに、表示部220にビーコン信号を受信中であるメッセージを表示させる(ステップS23)。
制御部211は、ステップS23においてビーコン受信部240から受信強度データと時刻データを取得する。時刻データは、ビーコン受信部240が受信強度データを受信した時刻を表す。
また、制御部211は、ステップS23の処理を開始してからの経過時間をカウントする。なお、ビーコン信号を受信中であるメッセージは、例えば、「測定中」というメッセージである。
制御部211は、ステップS23で取得した受信強度データ及び時刻データをメモリ212に記録する(ステップS24)。
制御部211は、ステップS23の処理を開始してから所定時間が経過したかどうかを判定する(ステップS25)。所定時間は、ステップS23及びS24を行うために必要な時間である。ステップS23の開始後に、ステップS24の完了を待つためにステップS25の処理を設けている。
制御部211は、所定時間が経過した(S25:YES)と判定すると、測位データの取得を終了を確認するGUIボタンを表示部220に表示させる(ステップS26)。
制御部211は、確認ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS27)。制御部211は、確認ボタンが押された(S27:YES)と判定するまでステップS27の処理を繰り返し実行する。
制御部211は、確認ボタンが押された(S27:YES)と判定すると、ステップS23でメモリ232に格納した受信強度データ及び時刻データを測位サーバ100に送信する(ステップS28)。
制御部211は、処理を継続するかどうかを判定する(ステップS29)。
制御部211は、処理を継続する(S29:YES)と判定すると、フローをステップS30に進行させる。
一方、制御部211は、処理を継続しない(S29:NO)と判定すると、一連のフローを終了する(エンド)。
制御部211は、測位サーバ100から校正モード移行コマンドと確認ボタン表示コマンドを受信したかどうかを判定する(ステップS30)。
制御部211は、校正モード移行コマンドと確認ボタン表示コマンドを受信した(S30:YES)と判定すると、校正モードにおける測定処理の実行をリクエストするメッセージと、確認用のGUI(Graphic User Interface)ボタンとを表示部220に表示する(ステップS31)。ステップS31において表示部220に表示するメッセージは、例えば「校正モードに移行します ご確認をお願いいたします」というメッセージである。
制御部211は、表示部220に表示するGUIボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS32)。
制御部211は、GUIボタンが押された(S32:YES)と判定すると、校正モード移行通知を測位サーバ100に送信する(ステップS33)。
制御部211は、取得メッセージ表示コマンドを受信したかどうかを判定する(ステップS34)。
制御部211は、取得メッセージ表示コマンドを受信した(S34:YES)と判定すると、校正データの取得を求めるメッセージと、QRコードの場所を示す地図画像とを表示部220に表示させる(ステップS35)。
校正データの取得を求めるメッセージは、一例として「ラックの取出口にあるQRコードを撮影して下さい ビーコン信号の測定も行います」である。
制御部211は、QRコード4の撮影ボタンを表示部220に表示させる(ステップS36)。
制御部211は、撮影ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS37)。ステップS37の処理は、撮影ボタンが押されたと判定するまで繰り返し実行される。
制御部211は、撮影ボタンが押された(S37:YES)と判定すると、QRコードリーダ230がQRコード4を読み取ったかどうかを判定する(ステップS38)。QRコードリーダ230は、撮影ボタンが押されてQRコード4を読み取ると、QRコード4が表すIDと、QRコード4を読み取った時刻を表す時刻データとを制御部211に転送する。制御部211は、ステップS38において位置データを取得した場合に、QRコードリーダ230がQRコード4を読み取ったと判定する。
制御部211は、QRコードリーダ230がQRコード4を読み取った(S38:YES)と判定すると、ビーコン受信部240にビーコン信号を受信させるとともに、表示部220にビーコン信号を受信中であるメッセージを表示させる(ステップS39)。なお、ビーコン信号を受信中であることを表すメッセージは、一例として「測定中」というメッセージである。
制御部211は、ステップS39においてビーコン受信部240から受信強度データを取得する。また、制御部211は、ステップS39の処理を開始してからの経過時間をカウントする。
制御部211は、ステップS38で取得したQRコード4のID及び時刻データと、ステップS39で取得した受信強度データとを関連付けてメモリ212に記録する(ステップS40)。受信強度は、QRコード4の読み取り直後に測定されているため、QRコード4と同一時刻に取得したデータとして取り扱われる。
制御部211は、ステップS39の処理を開始してから所定時間が経過したかどうかを判定する(ステップS41)。所定時間は、ステップS39及びS40を行うために必要な時間である。ステップS39の開始後に、ステップS40の完了を待つためにステップS41の処理を設けている。
制御部211は、所定時間が経過した(S41:YES)と判定すると、校正データの取得の完了を知らせるメッセージと確認用のGUIボタンを表示部220に表示させる(ステップS42)。校正データの取得の完了を知らせるメッセージは、例えば、「QRコードとビーコン信号の受信が完了しました」というメッセージを表示するGUIボタンである。
制御部211は、確認ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS43)。
制御部211は、確認ボタンが押された(S43:YES)と判定すると、ステップS40でメモリ232に格納した位置データ及び時刻データと受信強度データとを校正データとして測位サーバ100に送信する(ステップS44)。
制御部211は、測位サーバ100から測位モード移行コマンドを受信したかどうかを判定する(ステップS45)。
制御部211は、測位モード移行コマンドを受信した(S45:YES)と判定すると、校正モードが終了し測位モードに移行することを表すメッセージと、測位モードへの移行を確認するためのGUIボタン(測位モード移行ボタン)を表示部220に表示させる(ステップS46)。
制御部211は、測位モード移行ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS47)。
制御部211は、測位モード移行ボタンが押された(S47:YES)と判定すると、フローをステップS23に進行させる。この結果、測位モードによる処理が行われる。
制御部211は、所定時間にわたって測位モード移行ボタンが押されなかった(S47:NO)と判定すると、フローをステップS34に進行させる。
次に、図10乃至図13は、校正モードにおける無線端末機200の表示部220の表示を示す図である。
図10は、ステップS6とS31に対応する表示であり、「校正モードに移行します ご確認をお願いいたします」というメッセージ501と、確認用のGUIボタン502とが表示部220に表示されている。校正モードで無線端末機200を操作する作業者は、メッセージ501を見て、GUIボタン502を押す(タッチする)。
図11は、ステップS8、S35、S36に対応する表示であり、倉庫1の室内の配置を示すマップにQRコード4の位置が表示され、「校正モード」というメッセージ503と、「ラックの取出口にあるQRコードを撮影して下さい ビーコン信号の測定も行います」というメッセージ504と、撮影ボタン505と、順路506とが表示部220に表示されている。順路506は、校正モードにおいて、QRコード4を撮影する順番を指定する情報であり、作業者は、順路506に沿って移動してQRコード4を撮影すればよい。作業者は、QRコード4の前に立ち、撮影ボタン505をタッチしてQRコード4の撮影を行う。
図12は、ステップS39に対応する表示であり、「校正モード」というメッセージ503と、「測定中」というメッセージ507とが表示部220に表示されている。作業者には、メッセージ507が表示されている間は、その位置で無線端末機200を動かさずに静止させておくことが求められる。
図13は、ステップS12とS46に対応する表示であり、「校正モード」というメッセージ503と、「校正が終了したので測位モードに移行します」というメッセージ508と、測位モード移行ボタンとしてのOKボタン509とが表示されている。作業者は、メッセージ508を読んで測位モードに移行することを確認し、OKボタン509を押す。これにより、測位サーバ100及び無線端末機200は測位モードに移行する。
以上のように、実施の形態では、分類器112の信頼度が所定度合未満になると、無線端末機200に校正データを取得させる。このとき、無線端末機200の表示部220に、メッセージを表示して作業者にQRコード4を撮影させるとともに、ビーコン信号の測定を行わせる。
このようにして取得された校正データは、無線端末機200から測位サーバ100に送信され、測位サーバ100は、推定領域データの精度が所定度合以上になり校正の終了条件が満たされるまで校正モードで校正データを用いて分類器112を校正する。
このため、分類器112の信頼度は、所定度合以上に保持される。
したがって、効率的に分類器112の信頼度を所定度合以上に保持できる、測位サーバ100(情報処理装置)、測位校正プログラム及び、測位システムを提供することができる。
また、このように分類器112の信頼度を所定度合以上に保持できることにより、通路3における台車5の位置を常に高い精度で割り出すことができる。
なお、以上では、QRコード4がIDを表す二次元コードであり、校正モードでは、図4に示すデーブル形式のデータを用いてQRコード4のIDを領域分類データに変換する形態について説明した。
しかしながら、QRコード4は、QRコード4を印刷したカードが配置される場所のXY座標を示す二次元コードであってもよい。この場合には、無線端末機200が読み取ったQRコード4が表すXY座標を領域分類データに変換するテーブルを用いて、分類器112の校正を行えばよい。
また、以上では、校正データを取得する際にも無線端末機200を用いる形態について説明したが、校正データを取得する専用の校正用無線端末機を用いてもよい。
また、以上では、ラック2の24個の取出口の前にQRコード4を設けるとともに、無線端末機200がQRコードリーダ230を含み、校正モードにおいてQRコード4が表す位置データを読み取る形態について説明した。
しかしながら、図14のような構成にしてもよい。図14は、実施の形態の変形例の測位システム300Aを適用した倉庫1の室内を示す図である。測位システム300Aは、測位サーバ100と無線端末機200Aを含む。
図14では、ラック2の24個の取出口の前に、QRコード4(図1参照)を印刷したカードの代わりにNFC(Near Field Communication)のような近距離無線通信用の発信器4Aを設けられている。発信器4Aは、発信器4AのIDを表すデータを出力する。発信器4Aは、近距離無線装置の一例である。また、無線端末機200Aは、QRコードリーダ230(図5参照)の代わりにNFCの受信部230Aを含む。近距離無線装置
このような測位システム300Aでは、校正モードにおいて、無線端末機200Aの受信部230Aが発信器4Aから発信されるIDを読み取ることで、QRコード4のIDの変わりに読み取ったIDを利用して、分類器112の校正を行えばよい。
なお、発信器4AはNFCの発信器に限られるものではなく、他の形式の発信器又は送信機であってもよい。また、発信されるデータはIDに限られるものではなく、複数の発信器又は送信機を識別できる情報であればよい。また、これらの場合に、無線端末機200Aは、対応する形式の受信部230Aを含めばよい。
また、以上では、無線端末機200がQRコードリーダ230を含み、校正モードにおいてQRコード4のIDを読み取るとともにビーコン信号を受信し、QRコード4のIDから得られる領域分類データと受信強度データとを分類器112の機械学習の教師データとして用いる形態について説明した。
しかしながら、次のようにすれば、校正モードにおける作業者の手間をより軽減することができる。
図15は、実施の形態の変形例の測位システム300Bを適用した倉庫1の室内を示す図である。測位システム300Bは、測位サーバ100Bと無線端末機200Bとを含む。無線端末機200Bは、図5に示す無線端末機200に慣性センサ261Bを含む推測航法装置260Bを追加した構成を有する。推測航法装置260Bは、無線端末機200Bに生じる3軸方向の角速度及び変位(位置の変化)を慣性センサ261Bで検出し、推測航法(Dead Reckoning)を実行する装置である。
また、校正モードでは、作業者は、始点(1)から終点(2)にかけて矢印に沿って移動する。このときに、始点(1)の前にあるQRコード4を撮影するとともに、ビーコン信号の強度を測定してから、矢印にしたがって移動し、終点(2)の前にあるQRコード4の前まで移動し、最後に終点(2)の前にあるQRコード4を撮影するとともに、ビーコン信号の強度を測定する。この間に、すべてのQRコード4を撮影する必要はなく、適当に飛び飛びで(例えば数個おき)に撮影を行えばよい。
また、32個のQRコード4のうち、少なくとも始点(1)の前にあるQRコード4と、終点(2)の前にあるQRコード4とは、QRコード4のIDに加えて、それぞれが配置される位置を表すXY座標を二次元コードに含む。
無線端末機200Bは、QRコード4のIDを読み取ったときに校正データを測位サーバ100Bに送信する。また、無線端末機200Bは、推測航法装置260Bの慣性センサ261Bで検出される3軸方向の角速度及び変位(位置の変化)を表すデータを所定間隔毎に測位サーバ100Bに送信する。所定間隔は、例えば1秒である。
測位サーバ100Bは、無線端末機200Bから受信する角速度に基づいて無線端末機200Bの加速度、速度、及び移動方向を求めることにより、無線端末機200Bの位置を検出する。すなわち、測位サーバ100Bは、無線端末機200Bから受信する角速度に基づく慣性航法により、無線端末機200Bの位置を検出する。
このため、測位サーバ100Bは、始点(1)と終点(2)の前にある2個のQRコード4を除いた30個のQRコード4の前に無線端末機200Bが位置することを検出することができる。
また、領域分類データと、QRコード4のIDをQRコード4を印刷したカードが配置される位置を表すデータとを関連付けたテーブル形式のデータを用意しておけば、測位サーバ100Bは、推測航法装置260Bの慣性センサで検出される角速度及び変位(位置の変化)に基づいて、無線端末機200Bが領域3A1~3A8のいずれに存在するかを判別することができ、領域分類データを得ることができる。
そして、30個のQRコード4の前に無線端末機200Bが位置するときに無線端末機200Bの表示部220に「ビーコン信号の測定を行ってください」とのメッセージを表示し、ビーコン信号の測定を行わせる。この結果、作業者は無線端末機200Bを操作し、ビーコン信号を測定する。このときに、受信強度データに加えて、ビーコン信号の測定時刻、ビーコン信号のIDも取得され、無線端末機200Bは、校正データとして、無線端末機200のID、受信強度データ、ビーコン信号の測定時刻、及びビーコン信号のIDを測位サーバ100Bに送信する。
ここで、無線端末機200Bでビーコン信号を測定していない位置(30個のQRコード4の前の位置)における受信強度については、当該位置を挟む測定位置(無線端末機200Bでビーコン信号を測定した位置)における受信強度と、測定していない位置及び測定位置の間の距離とを用いて補間処理を行うことによって求めることができる。
また、網羅度については次のようにすればよい。始点(1)から終点(2)にかけて矢印で示す順路に沿って移動する際に、補間処理で得た受信強度も含めて受信強度が得られた位置の数のQRコード4が配置される32個の位置に対する割合が所定の閾値以上になれば、網羅度が所定の閾値以上になったと判定すればよい。
このようにして、校正データを入手した測位サーバ100Bは、領域分類データと、上述の校正データ(無線端末機200のID、受信強度データ、ビーコン信号の測定時刻、及びビーコン信号のID)とを用いて、図8に示すステップS8乃至S11の処理を行えば、分類器112を校正することができる。
このような形態では、作業者が校正モードにおいて、沢山のQRコード4を読み取る必要がなくなるため、校正モードにおける作業者の手間を軽減することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の測位システム、情報処理装置、及び、測位校正プログラムについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
情報処理装置と無線端末機とを含む、測位システムであって、
前記情報処理装置は、
学習モードにおいて、ノードから放射される信号の無線端末機による受信強度を表す受信強度データと、前記無線端末機が存在する領域を表す領域データとを機械学習によって学習する学習機能を有し、測位モードにおいて、前記ノードから放射される信号の前記無線端末機による受信強度を表す受信強度データに基づいて前記無線端末機が存在する領域を分類し、前記領域の分類と、前記領域の分類の信頼度とを出力する分類器と、
前記信頼度が所定度合未満であるかどうかを判定する信頼度判定部と、
前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記分類器を校正モードに切り替えて、前記無線端末機又は校正用無線端末機によって複数の前記領域で受信される前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記分類器に入力する、制御部と
を有し、
前記無線端末機は、
前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記複数の領域で前記信号を受信する信号受信部と、
前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記情報処理装置に送信する通信部と
を有する、測位システム。
(付記2)
前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機に、前記信号を受信する前記複数の領域を巡る順路を表示させる、付記1記載の測位システム。
(付記3)
前記複数の領域には、それぞれ、前記無線端末機又は校正用無線端末機が読み取り可能で前記複数の領域に関連付けられた関連データを表すバーコード、又は、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機と通信可能で前記複数の領域に関連付けられた関連データを出力する近距離無線装置が配置されており、
前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機によって前記バーコードが読み取られることで得られた関連データ、又は、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機が前記近距離無線装置から受信した関連データと、前記複数の領域で受信される前記信号の受信強度を表す受信強度データとを前記分類器に入力する、付記1記載の測位システム。
(付記4)
前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機によって受信される複数の前記信号の受信強度から、前記複数の信号を受信した位置同士の間で前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置における受信強度を補間して求め、前記求めた受信強度と、前記前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置を含む領域の領域分類データとを前記分類器に入力する、付記3記載の測位システム。
(付記5)
前記無線端末機又は前記校正用無線端末機は、慣性センサを有し、
前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記複数の信号を受信した位置同士の間で前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置における受信強度を補間して求める際に、前記慣性センサによって検出される慣性データから得られる前記無線端末機又は前記校正用無線端末機の速度又は変位を用いて前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置を特定し、前記特定した位置における受信強度を補間して求め、前記求めた受信強度と、前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置を含む領域の領域分類データとを前記分類器に入力する、付記4記載の測位システム。
(付記6)
前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置を表示する表示データを前記無線端末機又は校正用無線端末機に表示させる、付記3乃至5のいずれか一項記載の測位システム。
(付記7)
前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記複数の領域における前記信号の受信強度を表す受信強度データの取得を要求するメッセージを前記無線端末機又は校正用無線端末機に表示させる、付記1乃至6のいずれか一項記載の測位システム。
(付記8)
前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記分類器が前記領域を分類する精度が所定精度以上になり、かつ、前記複数の領域のうちの所定割合以上が網羅されるまで、前記領域で得られる受信強度データと、当該領域を表す領域分類データとを前記分類器に入力する、付記1乃至7のいずれか一項記載の測位システム。
(付記9)
学習モードにおいて、ノードから放射される信号の無線端末機による受信強度を表す受信強度データと、前記無線端末機が存在する領域を表す領域データとを機械学習によって学習する学習機能を有し、測位モードにおいて、前記ノードから放射される信号の前記無線端末機による受信強度を表す受信強度データに基づいて前記無線端末機が存在する領域を分類し、前記領域の分類と、前記領域の分類の信頼度とを出力する分類器と、
前記信頼度が所定度合未満であるかどうかを判定する信頼度判定部と、
前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記分類器を校正モードに切り替えて、前記無線端末機又は校正用無線端末機によって複数の前記領域で受信される前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記分類器に入力する、制御部と
を含む、情報処理装置。
(付記10)
学習モードにおいて、ノードから放射される信号の無線端末機による受信強度を表す受信強度データと、前記無線端末機が存在する領域を表す領域データとを機械学習によって学習する学習機能を有し、測位モードにおいて、前記ノードから放射される信号の前記無線端末機による受信強度を表す受信強度データに基づいて前記無線端末機が存在する領域を分類し、前記領域の分類と、前記領域の分類の信頼度とを出力する分類器と、
前記信頼度が所定度合未満であるかどうかを判定する信頼度判定部と、
を含む情報処理装置の前記分類器を校正する測位校正プログラムであって、
コンピュータが、前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記分類器を校正モードに切り替えて、前記無線端末機又は校正用無線端末機によって複数の前記領域で受信される前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記分類器に入力する、測位校正プログラム。
100 測位サーバ
110 制御装置
111 制御部
112 分類器
113 信頼度判定部
200、200A、200B 無線端末機
220 表示部
230 QRコードリーダ
230A NFCの受信部
260B ジャイロ
300、300A、300B 測位システム

Claims (10)

  1. 情報処理装置と無線端末機とを含む、測位システムであって、
    前記情報処理装置は、
    学習モードにおいて、ノードから放射される信号の無線端末機による受信強度を表す受信強度データと、前記無線端末機が存在する領域を表す領域データとを機械学習によって学習する学習機能を有し、測位モードにおいて、前記ノードから放射される信号の前記無線端末機による受信強度を表す受信強度データに基づいて前記無線端末機が存在する領域を分類し、前記領域の分類と、前記領域の分類の信頼度とを出力する分類器と、
    前記信頼度が所定度合未満であるかどうかを判定する信頼度判定部と、
    前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記分類器を校正モードに切り替えて、前記無線端末機又は校正用無線端末機によって複数の前記領域で受信される前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記分類器に入力する、制御部と
    を有し、
    前記無線端末機は、
    前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記複数の領域で前記信号を受信する信号受信部と、
    前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記情報処理装置に送信する通信部と
    を有する、測位システム。
  2. 前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機に、前記信号を受信する前記複数の領域を巡る順路を表示させる、請求項1記載の測位システム。
  3. 前記複数の領域には、それぞれ、前記無線端末機又は校正用無線端末機が読み取り可能で前記複数の領域に関連付けられた関連データを表すバーコード、又は、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機と通信可能で前記複数の領域に関連付けられた関連データを出力する近距離無線装置が配置されており、
    前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機によって前記バーコードが読み取られることで得られた関連データ、又は、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機が前記近距離無線装置から受信した関連データと、前記複数の領域で受信される前記信号の受信強度を表す受信強度データとを前記分類器に入力する、請求項1記載の測位システム。
  4. 前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記無線端末機又は前記校正用無線端末機によって受信される複数の前記信号の受信強度から、前記複数の信号を受信した位置同士の間で前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置における受信強度を補間して求め、前記求めた受信強度と、前記前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置を含む領域の領域分類データとを前記分類器に入力する、請求項3記載の測位システム。
  5. 前記無線端末機又は前記校正用無線端末機は、慣性センサを有し、
    前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記複数の信号を受信した位置同士の間で前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置における受信強度を補間して求める際に、前記慣性センサによって検出される慣性データから得られる前記無線端末機又は前記校正用無線端末機の速度又は変位を用いて前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置を特定し、前記特定した位置における受信強度を補間して求め、前記求めた受信強度と、前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置を含む領域の領域分類データとを前記分類器に入力する、請求項4記載の測位システム。
  6. 前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記バーコード又は前記近距離無線装置が配置される位置を表示する表示データを前記無線端末機又は校正用無線端末機に表示させる、請求項3乃至5のいずれか一項記載の測位システム。
  7. 前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記複数の領域における前記信号の受信強度を表す受信強度データの取得を要求するメッセージを前記無線端末機又は校正用無線端末機に表示させる、請求項1乃至6のいずれか一項記載の測位システム。
  8. 前記制御部は、前記校正モードにおいて、前記分類器が前記領域を分類する精度が所定精度以上になり、かつ、前記複数の領域のうちの所定割合以上が網羅されるまで、前記領域で得られる受信強度データと、当該領域を表す領域分類データとを前記分類器に入力する、請求項1乃至7のいずれか一項記載の測位システム。
  9. 学習モードにおいて、配置されるノードから放射される信号の無線端末機による受信強度を表す受信強度データと、前記無線端末機が存在する領域を表す領域データとを機械学習によって学習する学習機能を有し、測位モードにおいて、前記ノードから放射される信号の前記無線端末機による受信強度を表す受信強度データに基づいて前記無線端末機が存在する領域を分類し、前記領域の分類と、前記領域の分類の信頼度とを出力する分類器と、
    前記信頼度が所定度合未満であるかどうかを判定する信頼度判定部と、
    前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記分類器を校正モードに切り替えて、前記無線端末機又は校正用無線端末機によって複数の前記領域で受信される前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記分類器に入力する、制御部と
    を含む、情報処理装置。
  10. 学習モードにおいて、ノードから放射される信号の無線端末機による受信強度を表す受信強度データと、前記無線端末機が存在する領域を表す領域データとを機械学習によって学習する学習機能を有し、測位モードにおいて、前記ノードから放射される信号の前記無線端末機による受信強度を表す受信強度データに基づいて前記無線端末機が存在する領域を分類し、前記領域の分類と、前記領域の分類の信頼度とを出力する分類器と、
    前記信頼度が所定度合未満であるかどうかを判定する信頼度判定部と、
    を含む情報処理装置の前記分類器を校正する測位校正プログラムであって、
    コンピュータが、前記信頼度判定部によって前記信頼度が所定度合未満であると判定されると、前記分類器を校正モードに切り替えて、前記無線端末機又は校正用無線端末機によって複数の前記領域で受信される前記信号の受信強度を表す受信強度データと、前記複数の領域の分類を表す領域分類データとを前記分類器に入力する、測位校正プログラム。
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