JP7134770B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、口腔用組成物等に関し、特に抗歯周病口腔用組成物等に関する。
歯周病は細菌(歯周病菌)の感染によって引き起こされる炎症性疾患であり、このため歯周病の予防又は治療のために重要な要因の一つとして、歯周病菌の活動を抑制することが挙げられる。このため、歯周病菌の殺菌又は抑制を目的に、数多くの口腔用組成物が研究開発されてきている(例えば特許文献1)。
特開2012-111732号公報
FEMS Microbiology Letters 216 (2002) 217~222
歯周病菌であるP. gingivalisは、細胞(特に歯肉細胞)に侵入することが知られている。侵入した菌は、強力な細胞傷害性を発揮する。侵入した菌の幾分かはリソソームで分解されるが、たとえ分解される運命となってもP. gingivalisはかなり長い時間オートリソソーム内で生き続け、細胞傷害性を発揮するのである。さらには細胞内に侵入した菌の半数近くは初期エンドソームからrecycling pathwayを経由して細胞外に出て、周囲の細胞に再侵入する。このため、P. gingivalisは細胞間を往来し・生き長らえ・増殖し・感染を続けるのである(例えば次のウェブページを参照:http://web.dent.osaka-u.ac.jp/~prevent/research01.html)。本発明者らは、歯肉細胞内への歯周病菌の侵入は、上記の為害作用に加え、殺菌剤からの逃避につながることを見出した。すなわち、殺菌又は抑制効果を奏する有効成分を含有する口腔用組成物を口腔内に適用しても、この有効成分が細胞内に侵入している歯周病菌まで到達し難く、このために、歯周病菌を殺菌又は抑制することが難しくなる。以上のことから、歯周病菌が細胞に侵入するのを抑制する手段を見出すとともに、殺菌作用をもたらすことは歯周病の予防又は治療に大きく貢献すると考えられた。
本発明者らは、β-シクロデキストリンが、歯周病菌が細胞に侵入するのを抑制する効果を奏することを見出し、また、塩化セチルピリジニウムが細胞未侵入の歯周病菌を効率よく殺菌することを見出し、これらの知見に基づきさらに改良を重ねて本発明を完成させるに至った。
本発明は例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項1.
β-シクロデキストリン及び塩化セチルピリジニウムを含有する抗歯周病口腔用組成物。
項2.
β-シクロデキストリンを0.01質量%以上0.5質量%未満含有する、項1に記載の組成物。
項3.
さらにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有し、
塩化セチルピリジニウムに対するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比(塩化セチルピリジニウム/ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)が0.05より大きい、
項1又は2に記載の組成物。
項4.
塩化セチルピリジニウムを0.01~5質量%含有する、項1~3のいずれかに記載の組成物。
項5.
さらに、グリチルリチン酸若しくはその塩を含有する、項1~4のいずれかに記載の組成物。
項6.
口腔内細胞に侵入していない歯周病菌を殺菌するための、項1~5のいずれかに記載の組成物。
項7.
歯周病菌がP.gingivalisである、項6に記載の組成物。
項8.
少なくともβ-シクロデキストリン及び塩化セチルピリジニウムを配合して、組成物を調製することにより、得られる組成物に含有される塩化セチルピリジニウムの口腔内での歯周病菌殺菌力を向上させる方法。
項9.
(i)塩化セチルピリジニウムを含む組成物に、β-シクロデキストリンを配合することにより、
(ii)β-シクロデキストリンを含む組成物に、塩化セチルピリジニウムを配合することにより、あるいは、
(iii)化合物若しくは組成物、β-シクロデキストリン、及び塩化セチルピリジニウムを、混合することにより、
得られる組成物に含有される塩化セチルピリジニウムの口腔内での歯周病菌殺菌力を向上させる項8に記載の方法。
項10.
β-シクロデキストリンを含有する第一口腔用組成物と、塩化セチルピリジニウムを含有する第二口腔用組成物とを備えた、キット。
項11.
第一口腔用組成物を使用した後に第二口腔用組成物を使用するためのキットである、項10に記載のキット。
項12.
β-シクロデキストリンが口腔内に適用された対象の口腔内に適用されることを特徴とする、塩化セチルピリジニウムを含有する口腔用組成物。
本発明によれば、歯周病菌が細胞に侵入するのを抑制しつつ、細胞未侵入の歯周病菌を効率よく殺菌することができるため、歯周病の予防又は治療に非常に有用である。
歯肉上皮細胞の有無(有:Cell+、無:Cell-)により、歯周病菌(P. gingivalis)に対する殺菌剤(CPC)の殺菌効果がどのように異なるかを調べた結果を示す。細胞有りの場合、殺菌効果が著しく低下することがわかった。 歯肉上皮細胞存在下、CPC単独(Cell+)若しくはCPC及びβCDの組み合わせ(Cell+ bCD)の処理により、歯周病菌(P. gingivalis)への殺菌効果がどのように異なるかを調べた結果を示す。CPC単独処理よりCPC及びβCDの組み合わせ処理の方が、殺菌効果が向上することがわかった。
以下、本発明に包含される各実施形態について、さらに詳細に説明する。なお、本明細書において、β-シクロデキストリンを「βCD」と、塩化セチルピリジニウムを「CPC」と、それぞれ表記することがある。
本発明は、口腔用組成物、歯周病菌殺菌力向上方法、口腔用組成物を供えたキット等を包含するが、これらに限定されるわけではなく、本発明は本明細書に開示され当業者が認識可能な全てを包含する。
本発明に包含される口腔用組成物は、歯周病の予防又は治療用として好ましく用いられる。言い換えれば、本発明に包含される口腔用組成物の好ましい一形態は抗歯周病口腔用組成物である。当該抗歯周病口腔用組成物はβCD及びCPCを含有する。以下、当該抗歯周病口腔用組成物を「本発明の抗歯周病口腔用組成物」ということがある。
CPCは殺菌剤として公知の物質であり、口腔用組成物にも殺菌効果を目的に広く配合されている。本発明の抗歯周病口腔用組成物は、CPCのみならずβCDをも含有することにより、歯肉細胞存在下におけるCPC単独での歯周病菌殺菌効果よりも、より高い歯周病菌殺菌効果を奏することができる。限定的な解釈を望むものではないが、本発明者らの検討によれば、歯肉細胞へ侵入した歯周病菌へはCPC等の殺菌剤が作用できず殺菌効果が発揮され難く、また、βCDは、歯周病菌の口腔内細胞への侵入を抑制する効果を有すると考えられることから、βCDにより歯周病菌の口腔内細胞への侵入が抑制されることによりCPCが歯周病菌へ作用しやすくなり、結果としてCPCの殺菌効果が向上するものと考えられる。このことから、本発明の抗歯周病口腔用組成物は、口腔内細胞に侵入していない歯周病菌を殺菌するために、特に有効であるといえる。
本発明の抗歯周病口腔用組成物には、例えば、βCDが好ましくは0.01質量%以上0.5質量%未満、より好ましくは0.05~0.3質量%、さらに好ましくは0.1~0.2質量%、含有される。また例えば、CPCが好ましくは0.005~0.3質量%、より好ましくは0.01~0.1質量%、さらに好ましくは0.02~0.05質量%含有される。特に制限されないが、含有されるβCDとCPCとの質量比(βCD/CPC)は、5~50程度が好ましく、20~40程度がより好ましい。
また、CPCは、例えば0.01~0.5質量%程度含有されることが好ましい。当該範囲の下限は例えば0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、又は0.1質量%であってもよい。また当該範囲の上限は例えば0.45、0.4、0.35、0.3又は0.25質量%であってもよい。例えば、0.05~0.3質量%程度含有されることがより好ましい。
なお、本発明の抗歯周病口腔用組成物が特に有効な歯周病菌としては、本発明の効果が奏される限り特に限定されないが、例えばPorphyromonas gingivalis(P.gingivalis)が好ましく挙げられる。また、本発明の抗歯周病口腔用組成物が、歯周病菌の侵入を抑制できる歯肉細胞としては、本発明の効果が奏される限り特に限定されないが、例えば、好ましくは歯肉細胞、より好ましくは歯肉上皮細胞が挙げられる。
本発明の抗歯周病口腔用組成物は、固形組成物、液体組成物でありえる。当該抗歯周病口腔用組成物は、例えば医薬品、医薬部外品として用いることができる。また、本発明の抗歯周病口腔用組成物の形態は、特に限定するものではないが、常法に従って例えば軟膏剤、ペースト剤、パスタ剤、ジェル剤、液剤、スプレー剤、洗口液剤、液体歯磨剤、練歯磨剤、ガム剤等の形態(剤形)にすることができる。なかでも、洗口液剤、液体歯磨剤、練歯磨剤、軟膏剤、ペースト剤、液剤、ジェル剤であることが好ましい。
本発明の抗歯周病口腔用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、口腔用組成物に配合し得る任意成分を単独で又は2種以上さらに含有してもよい。
このような任意成分の1例としてポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が挙げられる。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、口腔用組成物分野において頻用される界面活性剤(ノニオン界面活性剤)であるところ、本発明の抗歯周病口腔用組成物にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有させる場合には、塩化セチルピリジニウムに対するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比(塩化セチルピリジニウム/ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)が0.05より大きくなるようにすることが好ましい。また、当該質量比は、0.06以上、0.07以上、0.08以上、又は0.09以上であることがより好ましく、0.1以上又は0.15以上であることがさらに好ましく、0.2以上又は0.25以上でることがよりさらに好ましい。当該質量比の上限は特に制限されないが、例えば2以下、1.5以下、1.25以下、1以下、0.75以下、又は0.5以下が例示される。
また、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、0.5質量%未満含まれることが好ましく、0.4質量%以下、0.35質量%以下、0.3質量%以下、又は0.25質量%以下含まれることがより好ましい。含有量の下限は特に制限されないが、例えば0.01質量%、0.025質量%、0.05質量%、0.075質量%、又は0.1質量%以上が例示できる。
特に制限はされないが、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、酸化エチレン付加モル数が20~80程度のものが好ましく、30~70程度又は40~65程度のものも好ましい。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油以外の界面活性剤も、本発明の効果を損なわない範囲において、配合することができる。例えば、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤または両性界面活性剤を配合することができる。
具体的には、ノニオン界面活性剤としては例えば次の(1)~(4)の界面活性剤が挙げられる。(1)ポリオキシエチレンアルキルエーテル(特にポリオキシエチレン付加係数が8~10、及び/又は、アルキル基の炭素数が13~15である、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(特にポリオキシエチレン付加係数が10~18、及び/又は、アルキル基の炭素数が9である、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、等のエーテル型非イオン性界面活性剤。(2)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル等のエーテルエステル型非イオン性界面活性剤。(3)ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステル(特にショ糖モノ脂肪酸エステル、マルチトールモノ脂肪酸エステル、ラクチトールモノ脂肪酸エステル)、ポリグリセリン脂肪酸エステル等のエステル型非イオン性界面活性剤。(4)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール共重合体、同ブロックコポリマー(プルロニック、テトロニック等)、ポリオキシエチレンアルキル脂肪酸アミド等の非イオン性界面活性剤。
アニオン界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等の硫酸エステル塩;ラウリルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩;ココイルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム等のアシルアミノ酸塩;ココイルメチルタウリンナトリウム等が挙げられる。
両性イオン界面活性剤としては、例えばラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン型活性剤;N-ココイル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等のイミダゾリン型活性剤;N-ラウリルジアミノエチルグリシン等のアミノ酸型活性剤等が挙げられる。
これらの界面活性剤は、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。
また、香味剤として、メントール、カルボン酸、アネトール、オイゲノール、サリチル酸メチル、リモネン、オシメン、n-デシルアルコール、シトロネール、α-テルピネオール、メチルアセタート、シトロネニルアセタート、メチルオイゲノール、シネオール、リナロール、エチルリナロール、チモール、スペアミント油、ペパーミント油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、珪皮油、シソ油、冬緑油、丁子油、ユーカリ油、ピメント油、d-カンフル、d-ボルネオール、ウイキョウ油、ケイヒ油、シンナムアルデヒド、ハッカ油、バニリン等の香料を、単独または2種以上を組み合わせて組成物全量に対して0.001~1.5質量%配合することができる。
また、サッカリンナトリウム、アセスルファームカリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン、タウマチン、アスパラチルフェニルアラニルメチルエステル、p-メトキシシンナミックアルデヒド等の甘味剤を、組成物全量に対して0.01~1質量%配合することができる。
さらに、湿潤剤として、ソルビット、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3―ブチレングリコール、ポリプロピレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチット、ポリオキシエチレングリコール等を単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。
防腐剤として、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等を配合することができる。
着色剤として、青色1号、黄色4号、赤色202号、緑3号等の法定色素、群青、強化群青、紺青等の鉱物系色素、酸化チタン等を配合してもよい。
pH調整剤として、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、ピロリン酸、乳酸、酒石酸、グリセロリン酸、酢酸、硝酸、またはこれらの化学的に可能な塩や水酸化ナトリウム等を配合してもよい。これらは、組成物のpHが4~8、好ましくは5~7の範囲となるよう、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。pH調整剤の通常配合量は0.01~2重量%である。
なお、本発明の抗歯周病口腔用組成物には、さらに、薬効成分として、例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン等のカチオン性殺菌剤、酢酸dl-α-トコフェロール、コハク酸トコフェロール、またはニコチン酸トコフェロール等のビタミンE類、ドデシルジアミノエチルグリシン等の両性殺菌剤、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール等の非イオン性殺菌剤、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、溶菌酵素(リテックエンザイム)等の酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第一錫等のフッ化物、トラネキサム酸やイプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシルアラントイン、ジヒドロコレステロール、グリチルレチン酸、グリセロフォスフェート、クロロフィル、塩化ナトリウム、カロペプタイド、グリチルリチン酸若しくはその塩(好ましくはグリチルリチン酸ジカリウム)、アラントイン、ヒノキチオール、硝酸カリウム等を、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。なお、特に制限はされないが、本発明の抗歯周病口腔用組成物にグリチルリチン酸若しくはその塩(好ましくはグリチルリチン酸ジカリウム)が含有される場合には、グリチルリチン酸若しくはその塩(好ましくはグリチルリチン酸ジカリウム)/塩化セチルピリジニウム(質量比)が2未満になるよう含有されることが好ましく、1.9、1.8、1.7、1.6、1.5、1.4、1.3、1.2、1.1、又は1以下となるよう含有させることがより好ましい。
また、基剤として、アルコール類、シリコン、アパタイト、白色ワセリン、パラフィン、流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、プラスチベース等を添加することも可能である。
本発明の抗歯周病口腔用組成物は、公知の口腔用組成物を調製する方法(例えば常法)に従って調製することができる。
本発明はまた、少なくともβCD及びCPCを配合して、組成物を調製することにより、得られる組成物に含有されるCPCの口腔内での歯周病菌(好ましくはP.gingivalis)殺菌力を向上させる方法も包含する。以下、当該方法を「本発明の歯周病菌殺菌力向上方法」ということがある。
本発明の歯周病菌殺菌力向上方法においては、βCD及びCPCを配合して組成物を調製する工程を含むのであれば、これらの各成分を配合する順序は問わない。たとえば、(i)塩化セチルピリジニウムを含む組成物に、β-シクロデキストリンを配合することにより、(ii)β-シクロデキストリンを含む組成物に、塩化セチルピリジニウムを配合することにより、あるいは、(iii)化合物若しくは組成物、β-シクロデキストリン、及び塩化セチルピリジニウムを、混合することにより、得られる組成物に含有されるCPCの口腔内での歯周病菌殺菌力を向上させることができ、これら(i)~(iii)は、「βCD及びCPCを配合して組成物を調製すること」に包含される。また、当該工程に用いられる化合物又は組成物としては、例えば上記の口腔用組成物に配合し得る任意成分を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。特に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を用いる場合には、上述した使用量に従ってポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合することが好ましい。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、例えば、上記(i)~(iii)においては、(i)~(iii)に記載のそれぞれの組成物中にあらかじめ配合しておくこともできるし、あるいは(i)~(iii)の操作の最後に配合することもできる。
なお、当該方法により調製される組成物は、好ましくは本発明の抗歯周病口腔用組成物である。従って、当該方法により調製される組成物については、好ましくは、上記本発明の抗歯周病口腔用組成物についての説明がそのまま妥当する。
本発明はまた、βCDを含む、口腔内でのCPCの歯周病菌殺菌力向上剤も包含する。当該剤は、βCDそのものであってもよく、βCDを含む組成物であってもよい。組成物の場合は、βCD以外の成分としては、例えば上記の口腔用組成物に配合し得る任意成分を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。特に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を用いる場合には、上述した使用量に従ってポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合することが好ましい。
本発明はまた、βCDを含有する第一口腔用組成物と、CPCを含有する第二口腔用組成物とを備えた、キットをも包含する。当該第一口腔用組成物に含まれるβCDの量としては、例えば、上記の本発明の抗歯周病口腔用組成物に含有されるβCD量が、そのまま妥当する。また、当該第二口腔用組成物に含まれるCPCの量としては、例えば、上記の本発明の抗歯周病口腔用組成物に含有されるCPC量が、そのまま妥当する。また、第一口腔用組成物及び第二口腔用組成物ともに、その他に含まれる成分としては、上記の口腔用組成物に配合し得る任意成分を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。特に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を用いる場合には、上述した使用量に応じてポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合することが好ましい。なお、上述した使用量は、第一口腔用組成物及び第二口腔用組成物のいずれにおいても、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を用いる場合には妥当することが好ましい。また、第一口腔用組成物及び第二口腔用組成物ともに、例えば医薬品、医薬部外品として用いることができ、その形態も上記本発明の抗歯周病口腔用組成物について説明した内容がそのまま妥当する。なお、第一口腔用組成物はさらにCPCを含有していても含有していなくてもよく、第二口腔用組成物はさらにβCDを含有していても含有していなくてもよい。第一口腔用組成物及び第二口腔用組成物ともにβCD及びCPCを含有する口腔用組成物であってもよい。この場合、どちらか一方又は両方が本発明の抗歯周病口腔用組成物であってもよい。また、第一口腔用組成物及び第二口腔用組成物が同一の口腔用組成物であってもよい。
当該キットは第一口腔用組成物を使用した後第二口腔用組成物を使用することが意図されているものである。このため、特に制限はされないが、当該キットは、前記第一口腔用組成物及び前記第二口腔用組成物を供えたキットであって、第一口腔用組成物を使用した後第二口腔用組成物を使用するためのキットであることが好ましい。第一口腔用組成物を使用した後第二口腔用組成物を使用するまでの時間は、通常の口腔ケア時間を考慮して適宜設定できるが、例えば数秒~数十秒~数分~数十分でありえる。また、特に制限されないが、第二口腔用組成物は、洗口液剤であることが好ましい。
本発明はまた、βCDが口腔内に適用された対象の口腔内に適用されることを特徴とする、CPCを含有する口腔用組成物も包含する。当該CPC含有口腔用組成物におけるCPC含有量は、例えば、上記の本発明の抗歯周病口腔用組成物に含有されるCPC量が、そのまま妥当する。また例えば、上記第二口腔用組成物を、当該CPC含有口腔用組成物として好ましく用いることができる。また、βCDを口腔内に適用する方法としては、βCDを含有する口腔用組成物を口腔内に適用する方法が挙げられ、当該βCD含有口腔用組成物におけるβCD含有量は、例えば、上記の本発明の抗歯周病口腔用組成物に含有されるβCD量が、そのまま妥当する。また例えば、上記第一口腔用組成物を、当該βCD含有口腔用組成物として好ましく用いることができる。
当該対象としては、ヒトを含む哺乳動物(例えばイヌ、ネコ、マウス、ラット、ヒツジ、ウマ、ウシ、サル等)が挙げられるが、特にヒトが好ましい。なお、本発明の抗歯周病口腔用組成物を含む、上記の各口腔用組成物についても、その適用対象としては、当該説明がそのまま妥当する。
なお、本明細書において「含む」とは、「本質的にからなる」と、「からなる」をも包含する(The term "comprising" includes "consisting essentially of” and "consisting of.")。また、本発明は、本明細書に説明した構成要件を任意の組み合わせを全て包含する。
また、上述した本発明の各実施形態について説明した各種特性(性質、構造、機能等)は、本発明に包含される主題を特定するにあたり、どのように組み合わせられてもよい。すなわち、本発明には、本明細書に記載される組み合わせ可能な各特性のあらゆる組み合わせからなる主題が全て包含される。
以下、本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記の例に限定されるものではない。なお、以下、特に断らない限り、COの濃度を示す場合を除き、%は質量%を示す。
歯周病菌及び歯肉上皮細胞
<P. gingivalisの培養>
前培養:
10個/mlのPorphyromonas gingivalis OMZ 314株を解凍し、10ml 変法GAM培地を含む試験管に接種した。その後、試験管を嫌気ボックスに入れ、37℃で1日培養した。
本培養:
前培養で得られた菌液1mlを新しい10ml変法GAM培地を含む試験管に移し、嫌気ボックスに入れた後に、さらに37℃で1日培養した。
<歯肉上皮細胞の培養>
Ca9-22(ヒト歯肉上皮細胞由来)をMEM培地に接種し、1.5 x 10個/mlに調整した後に、1mlの調整した液を12ウェルプレートに移し、37℃、5%COの条件の下で1日培養した。
P. gingivalisの細胞侵入とCPC殺菌力の関連性(参考例1)
上記「歯肉上皮細胞の培養」のようにして歯肉上皮細胞を培養した後、各ウェルの培地を交換した。上記「P. gingivalisの培養」において得られた菌液の培地を交換したうえで、0.6mlを各ウェル(歯肉上皮細胞細胞含む)に添加した。対照実験として、前記菌液0.6mlを細胞が含まれていない培養液(MEM培地)に添加した。
その後、37℃、5%COの条件の下1時間を培養し、P. gingivalisの細胞への侵入を誘導した。培養1時間後、0%及び0.1%のCPC水溶液(PBS溶解)0.6mlを各ウェル(対照実験のウェルも含む)に添加し、最終濃度が0%及び0.05%CPC水溶液になるようにして3分間殺菌した。その後、ウェル内の液体0.2mlを1.8mlのCPC不活化PBS(PBSに0.07%レシチンと0.5%Tween 80を添加したもの;以下同じ)に移し、ボルテックスをした。この液で希釈系列を作成し、希釈液10μlを血液寒天培地に接種し、37℃、嫌気条件で5日間を培養した。その後、寒天培地上のコロニーを計算した(有意差検定:Mann-Whitney検定)。
結果を図1に示す。CPC0%の場合は、歯肉上皮細胞の有無にかかわらず、P. gingivalisはよく増殖した。一方、CPC0.05%の場合は、歯肉上皮細胞が無いとP. gingivalisは殺菌されたが、歯肉上皮細胞が存在するとP. gingivalisの増殖はあまり抑制されず(歯肉上皮細胞の有無で優位差あり:P=0.000、図1では*で示す)、より詳細には、細胞存在下では、1/10以下にCPC殺菌効果が低下した。このことから、P. gingivalisは、細胞内に侵入することで、殺菌剤の影響から逃れていることが確認された。
P. gingivalisの細胞侵入とCPC及びβCDの組み合わせ殺菌力の関連性(実施例)
上記「歯肉上皮細胞の培養」のようにして歯肉上皮細胞を培養した後、各ウェルの培地を交換した。上記「P. gingivalisの培養」において得られた菌液の培地を新しい培地若しくは0.1%βCDを含む新たな培地に交換したうえで、0.6mlを各ウェル(歯肉上皮細胞細胞含む)に添加した。
その後は上記と同様に、37℃、5%COの条件の下1時間を培養し、P. gingivalisの細胞への侵入を誘導した。培養1時間後、0%及び0.1%のCPC水溶液(PBS溶解)0.6mlを各ウェル(対照実験のウェルも含む)に添加し、最終濃度が0%及び0.05%CPC水溶液になるようにして3分間殺菌した。その後、ウェル内の液体0.2mlを1.8mlのCPC不活化PBSに移し、ボルテックスをした。この液で希釈系列を作成し、希釈液10μlを血液寒天培地に接種し、37℃、嫌気条件で5日間を培養した。その後、寒天培地上のコロニーを計算した(有意差検定:Mann-Whitney検定)。
結果を図2に示す(なお、図2ではβ-シクロデキストリンは「bCD」と表記される)。CPC0%の場合は、βCDの有無にかかわらず、P. gingivalisはよく増殖した。一方、CPC0.05%の場合は、βCDを組み合わせて用いた方が、P. gingivalisの殺菌効果が優位に高く(P<0.05、図2では*で示す)、より詳細には、歯肉上皮細胞存在下では、CPC単独の場合より、CPCとβCDを組み合わせて用いた方が、殺菌効果が約10倍高かった。このことから、βCDは、P. gingivalisの細胞内への侵入を抑制することで、結果として殺菌剤(CPC)の殺菌効果を高めていると考えられた。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を用いた場合の検討
上記の結果から、CPCとβCDとを組み合わせて用いることにより、殺菌効果が顕著に高まることが明らかになったため、CPCとβCDとを含有する口腔用組成物の調製を行った。ところが、殺菌効果は高まるものの、上記の結果から示されたほどの殺菌効果は得られない場合があり、その原因について検討したところ、CPC及びβCDにさらにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を組み合わせて用いたときに、期待されたほどの殺菌効果が得られない場合があることが判明した。
そこで、CPC及びβCDにさらにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を組み合わせた時の殺菌効果をより詳細に検討した。
具体的には、次のようにして検討した。冷凍保管していたP. gingivalisを10ml変法GAM培地で37℃、嫌気条件下で1日培養し、前培養液とした。前培養液1mLを新しい10ml変法GAM培地移し、37℃、嫌気条件で1日を培養し、試験菌液とした。試験菌液に対して9倍量の各検討薬剤(1)~(8)を加え、30秒間処理した。各検討薬剤は、表1に示す濃度(質量%)となるよう、CPC、βCD、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(表1では「ヒマシ油」と表記)をPBSに溶解させて調製した。なお、用いたポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の酸化エチレン平均付加モル数は約60であった。
試験菌液を各検討薬剤で処理した後、CPC不活化PBSにて1000倍希釈し、これを血液寒天培地に播種した(n=2)。播種した寒天培地を37℃嫌気条件下で培養し、1週間後に形成されたコロニーをカウントした。結果を表1にあわせて示す。
Figure 0007134770000001

Claims (11)

  1. β-シクロデキストリン及び塩化セチルピリジニウムを含有する抗歯周病口腔用組成物であって、
    さらにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有し、
    塩化セチルピリジニウムに対するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比(塩化セチルピリジニウム/ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)が0.05より大きい、
    口腔内細胞に侵入していない歯周病菌を殺菌するための抗歯周病口腔用組成物
  2. β-シクロデキストリンを0.01質量%以上0.5質量%未満含有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 塩化セチルピリジニウムを0.01~5質量%含有する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. さらに、グリチルリチン酸若しくはその塩を含有する、請求項1~のいずれかに記載の組成物。
  5. 歯周病菌の口腔内細胞への侵入を抑制し、口腔内細胞に侵入していない歯周病菌を殺菌するための、請求項1~4のいずれかに記載の組成物。
  6. 歯周病菌がP.gingivalisである、請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
  7. 少なくともβ-シクロデキストリン、塩化セチルピリジニウム、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を、
    塩化セチルピリジニウムに対するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比(塩化セチルピリジニウム/ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)が0.05より大きくなるよう配合して、組成物を調製することにより、
    得られる組成物に含有される塩化セチルピリジニウムの口腔内での歯周病菌殺菌力を向上させる、口腔内細胞に侵入していない歯周病菌を殺菌するための口腔用組成物の調製方法。
  8. (i)塩化セチルピリジニウム及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含む組成物に、β-シクロデキストリンを配合することにより、
    (ii)β-シクロデキストリン及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含む組成物に、塩化セチルピリジニウムを配合することにより、あるいは、
    (iii)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油若しくはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含む組成物、β-シクロデキストリン、及び塩化セチルピリジニウムを、混合することにより、
    得られる組成物に含有される塩化セチルピリジニウムの口腔内での歯周病菌殺菌力を向上させる請求項に記載の方法。
  9. 歯周病菌の口腔内細胞への侵入を抑制し、口腔内細胞に侵入していない歯周病菌を殺菌するための口腔用組成物の調製方法である、請求項7又は8に記載の方法。
  10. β-シクロデキストリンが口腔内に適用された対象の口腔内に適用されることを特徴とする、塩化セチルピリジニウム及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を、
    塩化セチルピリジニウムに対するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の質量比(塩化セチルピリジニウム/ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)が0.05より大きくなるよう含有する、口腔内細胞に侵入していない歯周病菌を殺菌するための口腔用組成物。
  11. 歯周病菌の口腔内細胞への侵入を抑制し、口腔内細胞に侵入していない歯周病菌を殺菌するための、請求項10に記載の組成物。
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