JP7134474B2 - 硬表面自動洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
アルカリ度X(KOH換算)
=0.1×F×A×56.1/サンプルの質量(g)×10…(1)
A:0.1mol/L塩酸規定液の滴定量(mL)
F:0.1mol/L塩酸規定液のファクター
キレート力Y(CaCO3換算)
=0.01×F×A×100/147/サンプルの質量(g)×100…(2)
A=0.01mol/L塩化カルシウム規定液の滴定量(mL)
F=0.01mol/L塩化カルシウム規定液のファクター
後記の表1~表10に記載した組成の洗浄剤組成物を調製し、下記の評価項目について、それぞれ評価した。その結果を、後記の表に併せて示す。なお、表中の各成分の組成を示す数値は、各成分の有効含有量(質量%、純分換算)で示している。また、各洗浄剤組成物の材料に関する特定条件(アルカリ度X、キレート力Y等)についても併せて示す。
・試験方法
洗浄剤組成物を、人工硬水(総硬度: 150mg/L)を用いて0.2質量%に希釈し、容量100mLの比色管に50mLを注ぎ、インキュベータ(IS800、ヤマト科学社製)により60℃の雰囲気下に置いて4時間保持した後、スケールの生成量を以下の基準で目視判定した。なお、スケールには、試験液に浮遊するものと、比色管底部および側部に付着するものとがあるが、いずれも評価対象とした。
・評価基準
◎:スケールの生成がなかった。
○:スケール生成が殆どなかった。
△:スケールの生成があった。
×:スケール付着が著しかった。
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機(DW-RD61、三洋電機社製)に投入し、下記の運転条件で運転した。そして、下記の被洗浄物である磁器皿を10枚1組として洗浄し、その洗浄性能を後記の評価基準で評価した。なお、汚れとして牛脂、卵黄を用意し、それぞれの汚れに対し洗浄評価を行った。
・運転条件
洗剤濃度 :0.2質量%
洗浄温度 :60℃
すすぎ温度 :80℃
洗浄コース :標準洗浄サイクル(洗浄:43秒、すすぎ:15秒)
水道水の硬度:(CaCO3として)70~80mg/L
牛脂汚れ :直径25cmの磁器皿に、精製牛脂を4g/枚となるように付着させたものを用いた。
卵黄汚れ :直径25cmの磁器皿に鶏卵の卵黄を4g/枚となるように付着させ、常温(約23±2℃)で1時間乾燥させ、洗浄直前に30分間40℃のお湯にて浸漬したものを用いた。
・評価基準
牛脂汚れについては、オイルレッド液を洗浄後の磁器皿に塗布し、卵黄汚れについては、そのまま目視にて、以下の基準にしたがって汚れの除去具合を判定した。なお、オイルレッド液にはアゾ色素が含まれており、油脂を赤く染める。
◎…90%以上の汚れ除去
○…70%以上90%未満の汚れ除去
△…50%以上70%未満の汚れ除去
×…50%未満の汚れ除去
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を250mLのポリプロピレン製容器に入れ、恒温槽(SLI-4S、須中理化工業社製)により40℃の雰囲気下に置き、その状態で1カ月保管した。また、同様に、調製された洗浄剤組成物を原液のまま100mLのガラス瓶に入れ、インキュベーター(MTH-2400、SANYO社製)により-5℃から5℃にプログラムコントロールされた雰囲気下に置き、その状態で1カ月保管した。そして、これらの外観を目視によりそれぞれ観察し、下記の評価基準に基づいて評価した。
・評価基準
◎:非常によい(1カ月後、濁り・分離・析出等の外観変化は全くなかった)。
○:よい(1カ月後、濁り・分離・析出等の外観変化がわずかにみられた)。
△:可(2週間後、濁り・分離もしくは析出等の外観変化がわずかにみられた)。
×:悪い(配合直後に、濁り・分離もしくは析出等の外観変化があった)。
(1)外観変化
・試験方法
調製された洗浄剤組成物中に、市販のタンブラーグラス(7オンスソーダガラスタンブラー、東洋佐々木ガラス社製)を下記の条件で浸漬した。そして、浸漬後のタンブラーグラスの状態を目視により観察し、下記の評価基準で評価した。
・浸漬条件
洗剤濃度 :0.2質量%
浸漬温度 :60℃
浸漬時間 :1週間
・評価基準
◎…タンブラーグラス表面に変色や腐食が認められない。
○…タンブラーグラス表面がわずかに変色している。
△…タンブラーグラス表面の変色が大きい。
×…タンブラーグラス表面の腐食が大きい。
(2)重量変化
上記外観変化の評価に用いたタンブラーグラスの、浸漬前後における重量を測定し、腐食に伴う重量変化の有無を、下記の評価基準で評価した。
◎…重量に全く変化はない。
○…20mg未満の重量変化であり、無視できる。
△…20mg以上40mg未満の重量変化であり、やや腐食されている。
×…40mg以上の重量変化であり、腐食が大きい。
Claims (7)
- (A)アルカリ剤、(B)アミノカルボン酸系キレート剤、(C)アルミニウム化合物、(D)有機カルボン酸類、および(E)高分子電解質重合体を含有する洗浄剤組成物であって、
上記(B)アミノカルボン酸系キレート剤が、ニトリロ三酢酸、メチルグリシンジ酢酸、グルタミン酸二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、およびこれらのアルカリ金属塩からなる群から選択される少なくとも1種のキレート剤であり、
組成物中における上記(A)アルカリ剤のアルカリ度XがKOH換算で2~14%に設定され、組成物中における上記(B)アミノカルボン酸系キレート剤のキレート力Yが15~60CaCO3mg/gに設定されており、
上記(C)アルミニウム化合物に対する上記(D)有機カルボン酸類の含有割合(D/C)が、質量基準で4~120であることを特徴とする硬表面自動洗浄機用洗浄剤組成物。 - 上記(C)アルミニウム化合物が組成物全体に対し0.05~6質量%含有されている請求項1記載の硬表面自動洗浄機用洗浄剤組成物。
- 上記(D)有機カルボン酸類が組成物全体に対し5~30質量%含有されている請求項1または2記載の硬表面自動洗浄機用洗浄剤組成物。
- 組成物中における 上記(A)アルカリ剤のアルカリ度Xに対する、組成物中における上記(B)アミノカルボン酸系キレート剤のキレート力Yの割合(Y/X)が、1.5~9である請求項1~3のいずれか一項に記載の硬表面自動洗浄機用洗浄剤組成物。
- 上記(E)高分子電解質重合体が組成物全体に対し0.5~6質量%含有されている請求項1~4のいずれか一項に記載の硬表面自動洗浄機用洗浄剤組成物。
- 上記(A)~(E)成分とともに、(F)水を含み、液体として調製されている請求項1~5のいずれか一項に記載の硬表面自動洗浄機用洗浄剤組成物。
- 少なくとも一部がガラス表面である硬表面の洗浄に用いられる請求項1~6のいずれか一項に記載の硬表面自動洗浄機用洗浄剤組成物。
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