JP7133919B2 - ガス発生器およびガス発生器の製造方法 - Google Patents

ガス発生器およびガス発生器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車等に装備される乗員保護装置としてのエアバッグ装置に組み込まれるガス発生器に関し、特に、サイドエアバッグ装置等に好適に組み込まれる外形が長尺円柱状のいわゆるシリンダ型ガス発生器に関する。
従来、自動車等の乗員の保護の観点から、乗員保護装置であるエアバッグ装置が普及している。エアバッグ装置は、車両等衝突時に生じる衝撃から乗員を保護する目的で装備されるものであり、車両等衝突時に瞬時にエアバッグを膨張および展開させることにより、エアバッグがクッションとなって乗員の体を受け止めるものである。ガス発生器は、このエアバッグ装置に組み込まれ、車両等衝突時にコントロールユニットからの通電によって点火器を発火し、点火器において生じる火炎によりガス発生剤を燃焼させて多量のガスを瞬時に発生させ、これによりエアバッグを膨張および展開させる機器である。
ガス発生器には、車両等に対する設置位置や出力等の仕様に基づき、種々の構成のものが存在している。その一つに、シリンダ型ガス発生器と称されるものがある。シリンダ型ガス発生器は、その外形が長尺円柱状であり、サイドエアバッグ装置やカーテンエアバッグ装置、ニーエアバッグ装置、シートクッションエアバッグ装置等に好適に組み込まれる。
シリンダ型ガス発生器の外周面には、エアバッグ装置のリテーナ等に取付けるためのスタッドボルトが設けられる場合がある。特許第3958304号公報(特許文献1)には、平面加工したガス発生器の外周面にスタッドボルトを溶接して取り付ける技術が開示されている。また、特開2005-313752号(特許文献2)には、湾曲面が形成された、頭付きボルトの頭部を、ガス発生器の湾曲した外周面に溶接して取り付ける技術が開示されている。
特許第3958304号公報 特開2005-313752号公報
しかしながら、上記特許文献1および上記特許文献2に開示の如くの構成においては、ガス発生器とボルトとの強固な接合が可能になる反面、ガス発生器の外周面または頭付きボルトの頭部に特殊な形状加工が必要となり、製造工程が複雑化し、製造コストが増大する。上記特許文献1および上記特許文献2の構成を採用せずに、何ら工夫もなくそのまま溶接処理を行なうと、頭付きボルトの頭部とガス発生器の外周面との間から溶接接合部がはみだし、外観不良だけでなく、エアバッグ装置のリテーナ等の取付不良となる場合がある。
したがって、本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、リテーナ等の取付不良の発生を容易に抑制できるガス発生器およびガス発生器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に基づくガス発生器は、略円柱状の外形を有するハウジングと、溶接後取付具と、接合部とを備えている。上記溶接後取付具は、上記ハウジングの湾曲した外周面に取付けられている。上記接合部は、溶接前取付具の一部を溶融させた後に凝固させることで上記ハウジングおよび上記溶接後取付具を接合する。上記溶接後取付具は、棒状部と、溶接後頭部とを含んでいる。上記溶接後頭部は、上記棒状部の一端に設けられるとともに上記接合部を介して上記ハウジングの外周面に対向している。上記溶接後頭部は、上記棒状部側に位置するフランジ部と、溶接後突出部とを有している。上記溶接後突出部は、上記フランジ部から上記棒状部が位置する側とは反対側に向けて突出している。上記フランジ部は、上記フランジ部および上記溶接後突出部によって規定される溶接後環状段差部が上記溶接後頭部の周縁に設けられることにより、上記溶接後環状段差部の一部を規定するとともに上記ハウジングの上記外周面に対向する対向面を有している。上記接合部、上記溶接後突出部の頂面と上記ハウジングの上記外周面との間を充填している。また、上記接合部は、当該接合部の外端が上記棒状部の径方向と平行な方向において上記フランジ部の外端よりも内側であってかつ上記溶接後突出部の上記頂面よりも外側の位置に達していることにより、上記対向面の少なくとも一部に接合している。さらに、上記接合部は、上記棒状部の軸方向において、上記フランジ部の上記棒状部側に位置する環状面よりも上記ハウジング側に位置している。
上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記接合部は、上記棒状部の軸方向において、上記フランジ部よりも上記ハウジング側に位置していることが好ましい。
上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記フランジ部の外径が、上記溶接後突出部の根元部の外径の1.2倍以上であることが好ましい。
本発明に基づくガス発生器の製造方法は、距離をもって対向するように配置されたハウジングおよび溶接前取付具に電圧を印加する工程と、上記ハウジングおよび上記溶接前取付具に電圧を印加した状態を維持しつつ、上記ハウジングおよび上記溶接前取付具を接近させ、これにより上記ハウジングおよび上記溶接前取付具を溶接により接合する工程とを備えている。上記ハウジングは、略円柱状の外形を有している。上記溶接前取付具は、棒状部と、溶接前頭部とを含んでいる。上記溶接前頭部は、上記棒状部の一端に設けられている。上記溶接前頭部は、フランジ部と、溶接前突出部と、溶接前環状段差部とを有している。上記フランジ部は、上記棒状部側に位置している。上記溶接前突出部は、上記フランジ部から上記棒状部が位置する側とは反対側に向けて突出している。上記溶接前環状段差部は、上記溶接前頭部の周縁に位置しており、上記フランジ部および上記溶接前突出部によって規定されている。上記ハウジングおよび上記溶接前取付具を溶接により接合する工程は、上記溶接前頭部と上記ハウジングとの間に放電を生じさせることで上記溶接前突出部を局所的に加熱し、この加熱によって上記溶接前突出部の一部を溶融させた後に凝固させることで上記ハウジングおよび上記溶接後取付具を接合する接合部を形成するものである。上記ハウジングおよび上記溶接前取付具を溶接により接合する工程において、(A)上記接合部が、上記溶接前突出部のうちの溶融しなかった部分の頂面と上記ハウジングの湾曲した外周面との間を充填し、(B)上記接合部が、当該接合部の外端が上記棒状部の径方向と平行な方向において上記フランジ部の外端よりも内側であってかつ上記溶接前突出部のうちの溶融しなかった部分の上記頂面よりも外側の位置に達することにより、上記溶接前環状段差部の一部を規定するとともに上記ハウジングの上記外周面に対向する、上記フランジ部の対向面の少なくとも一部に接合し、かつ、(C)上記接合部が、上記棒状部の軸方向において、上記フランジ部の上記棒状部側に位置する環状面よりも上記ハウジング側に位置する条件にて、上記ハウジングおよび上記溶接前取付具の接合が行なわれる。
上記本発明に基づくガス発生器の製造方法にあっては、上記ハウジングおよび上記溶接前取付具を溶接により接合する工程において、上記接合部が、前記棒状部の軸方向において、上記フランジ部よりも上記ハウジング側に位置する条件にて、上記ハウジングおよび上記溶接前取付具の接合が行なわれることが好ましい。
上記本発明に基づくガス発生器の製造方法にあっては、上記フランジ部の外径が、上記溶接前突出部の根元部の外径の1.2倍以上であることが好ましい。
本発明によれば、リテーナ等の取付不良の発生を容易に抑制できるガス発生器およびガス発生器の製造方法とすることができる。
実施の形態におけるシリンダ型のガス発生器の概略図である。 実施の形態における溶接前取付具の斜視図である。 図2に示す溶接前スタッドボルトのIII-III線に沿う断面図である。 溶接前スタッドボルトとハウジングとの概略図である。 溶接後スタッドボルトおよびハウジングの概略断面図である。 実施の形態に従うガス発生器の製造方法の工程の一部を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態は、サイドエアバッグ装置に組み込まれるシリンダ型ガス発生器に本発明を適用した場合を例示するものである。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
<ガス発生器1>
図1は、実施の形態におけるシリンダ型のガス発生器1の概略図である。本実施の形態におけるシリンダ型のガス発生器1は、略円柱状の外形を有している。ガス発生器1は、ハウジング10を備えている。図1中に図示された矢印DR1は、ガス発生器1の軸方向DR1を示している。軸方向DR1は、図1中の左右方向である。
軸方向DR1におけるハウジング10の一端部および他端部は、閉塞されている。ハウジング10は、略円柱状の外形を有している。ハウジング10の外周面は、湾曲している。ハウジング10は、ハウジング本体90と、ホルダ20と、閉塞部材30とを含んでいる。
ハウジング本体90、ホルダ20および閉塞部材30にて構成されたハウジング10の内部には、内部構成部品としての点火器40、隔壁部材50、収容室規定部材60、ガス発生剤70、およびフィルタ80等が収容されている。ハウジング10の内部には、上述した内部構成部品のうちのガス発生剤70が主として配置された燃焼室S1と、フィルタ80が配置されたフィルタ室S2とが位置している。
ハウジング本体90は、ハウジング10の周壁部を構成している。ハウジング本体90は、軸方向DR1の両端に開口が形成された長尺円筒状の部材からなる。ハウジング本体90は、たとえば高張力の鋼管部材(STK、STKM等)からなる。ハウジング本体90の外径は、15[mm]以上40[mm]以下が好ましい。
ホルダ20は、軸方向DR1におけるハウジング10の一端部を閉塞するようにハウジング本体90に固定されている。閉塞部材30は、軸方向DR1におけるハウジング10の他端部を閉塞するようにハウジング本体90に固定されている。
点火器40は、ホルダ20によって支持されることで、上述した一端部に組付けられている。点火器40は、ガス発生剤70を燃焼させるためのものであり、ハウジング10の内部の空間に面するように設置されている。
ハウジング10の内部の空間の所定位置には、仕切り部としての隔壁部材50が配置されている。隔壁部材50は、ハウジング10の内部の空間を軸方向DR1において燃焼室S1とフィルタ室S2とに仕切るための部材である。
ハウジング10の内部の空間のうち、ホルダ20と隔壁部材50とによって挟まれた空間(すなわち燃焼室S1)には、収容室規定部材60と、ガス発生剤70とが配置されている。
収容室規定部材60は、ガス発生剤70が収容されたガス発生剤収容室S1Aを規定する部材であり、ガス発生剤70の燃焼に伴ってこれが破裂または溶融するように比較的脆弱な部材にて構成されている。
ガス発生剤70は、点火器40が作動することによって生じた熱粒子によって着火されて燃焼することでガスを発生させる薬剤である。ガス発生剤70としては、非アジド系ガス発生剤を用いることが好ましく、ガス発生剤70は、一般に燃料と酸化剤と添加剤とを含む成形体として構成される。
ハウジング10の内部の空間のうち、閉塞部材30と隔壁部材50とによって挟まれた空間(すなわちフィルタ室S2)には、フィルタ80が配置されている。フィルタ80は、ガス発生剤70が燃焼することによって発生したガスがこのフィルタ80中を通過する際に、ガスが有する高温の熱を奪い取ることによってガスを冷却する冷却手段として機能するとともに、ガス中に含まれるスラグ(残渣)等を除去する除去手段としても機能する。
フィルタ室S2を規定する部分のハウジング本体90には、ガス噴出口31がハウジング本体90の周方向、および軸方向DR1に沿って複数個設けられている。これら複数個のガス噴出口31は、フィルタ80を通過した後のガスをハウジング10の外部に導出するためのものである。
ガス発生器1は、溶接後取付具をさらに備えている。実施の形態において、溶接後取付具は、溶接後スタッドボルト16である。ハウジング10には、複数の溶接後スタッドボルト16が溶接されて取り付けられている。溶接後スタッドボルト16には、エアバッグ装置のリテーナ等が取り付けられる。溶接後スタッドボルト16は、ハウジング10の湾曲した外周面に取付けられている。
実施の形態において、ガス発生器1に取付けられる溶接後スタッドボルト16の本数は2本であるが、1本でもよく、3本以上であってもよい。
(溶接前取付具)
図2は、実施の形態における溶接前取付具の斜視図である。実施の形態において、溶接前取付具は、溶接前スタッドボルト2である。図3は、図2に示す溶接前スタッドボルト2のIII-III線に沿う断面図である。図2および図3を参照して溶接前スタッドボルト2について説明する。
溶接前スタッドボルト2は、棒状部と、溶接前頭部9とを含んでいる。実施の形態において、棒状部は、棒状のボルト部3である。ボルト部3の外周面には雄ネジ部が形成されている。
図中に図示された矢印DR2,DR3は、ボルト部3の軸方向DR2と、ボルト部3の径方向DR3とを示している。軸方向DR2は、図2中の上下方向である。径方向DR3は、図2中の左右方向である。径方向DR3は、軸方向DR1と略平行である。
溶接前頭部9は、軸方向DR2におけるボルト部3の一端に設けられている。溶接前頭部9は、フランジ部4と、溶接前突出部5とを有している。フランジ部4は、溶接前頭部9のうちボルト部3側に位置している。フランジ部4は、軸方向DR2におけるボルト部3の一端に設けられている。フランジ部4は、略円板上の形状を有している。フランジ部4の厚み方向は、軸方向DR2である。
フランジ部4は、対向面8、外端4a、および環状面4bを有している。対向面8は、溶接時において、ハウジング10の外周面と対向する。外端4aは、径方向DR3と平行な方向におけるフランジ部4の端部である。環状面4bは、ボルト部3の軸方向DR2において、フランジ部4のボルト部3側に位置している。環状面4bは、フランジ部4の表面のうちボルト部3側に位置している面である。環状面4bは、ボルト部3の周りに環状に位置している。環状面4b上には、エアバッグ装置のリテーナ等が取り付けられる。
溶接前突出部5は、フランジ部4から、ボルト部3が位置する側とは反対側に向けて突出している。溶接前突出部5は、フランジ部4に対して、ボルト部3から離れる方向に突出している。
溶接前突出部5は、テーパー面15aと頂面14aとを有している。テーパー面15aは、対向面8と連なっている。テーパー面15aは、フランジ部4に近づくほど溶接前突出部5の外径が大きくなるテーパー状の形状を有している。テーパー面15aは、溶接前突出部5の外周を構成する。
頂面14aは、ボルト部3から離れる方向に突出した湾曲状の形状を有している。頂面14aは、テーパー面15aと連なっている。頂面14aは、軸方向DR2における溶接前スタッドボルト2の一端に設けられている。頂面14aは、溶接前頭部9の表面のうちボルト部3から最も離れた面である。
溶接前頭部9は、溶接前環状段差部13を有している。溶接前環状段差部13は、フランジ部4および溶接前突出部5によって規定されている。溶接前環状段差部13は、溶接前頭部9の周縁に規定されている。溶接前環状段差部13は、テーパー面15a、および対向面8によって規定されている。
図4は、溶接前スタッドボルト2とハウジング10との概略図である。図4において、ハウジング10のみ断面で図示されている。溶接前スタッドボルト2とハウジング10とを溶接により接合するにあたっては、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2が接近させられ、溶接前突出部5がハウジング10の湾曲した外周面に押し当てられる(図4中白抜き矢印A)。このとき、溶接前突出部5の一部が溶融し(図4中の領域R)、後述する接合部6が形成される。これにより、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2が接合される。
ガス発生器1をエアバッグ装置のリテーナ等に取り付ける方法として、たとえば、リテーナに形成された貫通孔に取付具の棒状部を圧入しつつ必要箇所を溶接する方法、リテーナの貫通孔に棒状部を挿入して棒状部の端部を潰して固定しつつ必要箇所を溶接する方法、および、リテーナと棒状部とを溶接(レーザー溶接、摩擦溶接等)する方法等が挙げられるが、上記のいずれの方法においても、ハウジング10の外周面と取付具との接合により生じる溶融金属が、フランジ部4の環状面4bに盛り上がらない構成であることが好ましい。なお、上述した棒状部には、雄ネジ部が形成されていない構成であってもよい。
図5は、溶接後スタッドボルト16およびハウジング10の概略断面図である。ガス発生器1は、接合部6をさらに備えている。溶接前スタッドボルト2の一部(溶接前突出部5)を溶融させた後に凝固させることで、接合部6は、ハウジング10および溶接後スタッドボルト16を溶接により接合している。
溶接後スタッドボルト16は、ボルト部3と、溶接後頭部11とを含んでいる。溶接後頭部11は、溶接前頭部9が溶融することにより形成される。溶接後頭部11は、軸方向DR2におけるボルト部3の一端に設けられている。溶接後頭部11は、接合部6を介してハウジング10の外周面に対向している。
溶接後頭部11は、フランジ部4と、溶接後突出部12とを有している。溶接後突出部12は、溶接前頭部9が溶融することにより形成される。溶接後突出部12は、フランジ部4からボルト部3が位置する側とは反対側に向けて突出している。溶接後突出部12は、テーパー面15bと頂面14bとを有している。テーパー面15bは、対向面8と連なっている。テーパー面15bは、フランジ部4に近づくほど溶接後突出部12の外径が大きくなるテーパー状の形状を有している。テーパー面15bは、溶接後突出部12の外周を構成する。
頂面14bは、ボルト部3側に凹んだ湾曲状の形状を有している。頂面14bは、テーパー面15bと連なっている。頂面14bは、軸方向DR2における溶接後スタッドボルト16の一端に設けられている。頂面14bは、溶接後頭部11の表面のうちボルト部3から最も離れた面である。なお、頂面14b(頂面14a)の形状は湾曲状以外でもよく、頂面14b(頂面14a)における微細な凹凸は無視して面として扱うものとする。
溶接後頭部11の周縁には、溶接後環状段差部7が設けられている。溶接後環状段差部7は、フランジ部4および溶接後突出部12によって規定されている。溶接後環状段差部7が設けられることにより、フランジ部4に対向面8が設けられる。対向面8は、ハウジング10の外周面に対向している。対向面8は、溶接後環状段差部7の一部を規定する。溶接後環状段差部7は、テーパー面15b、および対向面8により規定されている。
接合部6は、頂面14bとハウジング10の外周面との間を充填している。接合部6は、軸方向DR2において、環状面4bよりもハウジング10側に位置している。接合部6は、軸方向DR2において、フランジ部4よりもハウジング10側に位置している。接合部6は、外端6aを有している。外端6aは、径方向DR3と平行な方向における接合部6の端部である。外端6aは、フランジ部4の外端4aよりも径方向DR3の内側であってかつ溶接後突出部12の頂面14bよりも径方向DR3の外側の位置に達している。
接合部6が、頂面14bとハウジング10の外周面との間を充填していることにより、溶接後スタッドボルト16とハウジング10との接合強度を確保することができる。さらに接合部6が、軸方向DR2において、環状面4bよりもハウジング10側に位置していることにより、溶接前スタッドボルト2またはハウジング10の外周面に特殊な形状加工をしなくても、接合部6が外端4aよりも径方向DR3の外側にはみ出てフランジ部4の環状面4bに盛り上がることを抑制することができる。これにより、接合強度を確保した上で、エアバッグ装置のリテーナ等の溶接後スタッドボルト16への取付不良の発生を容易に抑制することができる。
さらに、接合部6が、軸方向DR2において、フランジ部4よりもハウジング10側に位置していることにより、エアバッグ装置のリテーナ等の溶接後スタッドボルト16への取付不良をより確実に抑制することができる。
段差を設けることにより、対向面8とテーパー面15bとハウジング10の外周面との間に形成される空間が、溶融金属が流れ込む液溜まりとなり、当該空間からさらに径方向DR3の外側に溶融金属が流れ出ることを効率的に抑制することができる。
すなわち、上述したように、接合部6が、外端4aよりも径方向DR3の内側に留まっていることにより、接合部6が、フランジ部4の外端4aよりも径方向DR3の外側にはみ出ることに起因する、ガス発生器1の外観不良を抑制することができる。
また、接合部6が、頂面14bとハウジング10の外周面との間、および頂面14bよりも径方向DR3の外側に亘って設けられていることにより、接合部6が頂面14bとハウジング10の外周面との間にのみ設けられている場合と比べて、溶接後スタッドボルト16とハウジング10の外周面との接合強度を向上することができる。
接合部6は、対向面8の少なくとも一部に接合していることが好ましい。これにより、ハウジング10の外周面と溶接後頭部11との接合面積が増大する。したがって、溶接後スタッドボルト16とハウジング10との接合強度を向上することができる。
フランジ部4の外径aは、溶接後突出部12の根元部の外径bの1.2倍以上であることが好ましく、溶接後突出部12の根元部の外径bの1.6倍以上であることがより好ましい。溶接後突出部12の根元部は、テーパー面15bと対向面8との境目である。フランジ部4の外径aは、たとえば12[mm]である。溶接後突出部12の根元部の外径bは、たとえば7[mm]である。フランジ部4の外径aが溶接後突出部12の根元部の外径bの1.2倍以上であることにより、径方向DR3における対向面8が設けられている領域を確保することができる。これにより、接合部6が外端4aから径方向DR3の外側にはみ出てフランジ部4の環状面4bに盛り上がることをより抑制することができる。したがって、エアバッグ装置のリテーナ等の溶接後スタッドボルト16への取付不良をより抑制することができる。
(溶接前スタッドボルト2とハウジング10の外周面との接合)
図6は、実施の形態におけるガス発生器1の製造方法の工程の一部を示すフローチャートである。図4から図6を参照してガス発生器1の製造方法の工程の一部について説明する。
実施の形態におけるガス発生器1の製造方法では、まず工程(S10)において、距離をもって対向するように配置されたハウジング10および溶接前スタッドボルト2に電圧を印加する。
次に工程(S20)において、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2に電圧を印加した状態を維持しつつ、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2を接近させる。溶接前頭部9とハウジング10の湾曲した外周面との間に放電を生じさせることで溶接前突出部5を局所的に加熱し、この加熱によって溶接前突出部5の一部(図4中の領域R)を溶融させる。溶融した溶接前突出部5の一部を以下、溶融部とする。
溶融部は、ハウジング10の外周面に押し当てられることにより、溶接後頭部11とハウジング10の外周面との間に挟まれる。図5に示すように、溶融部がそのままさらに押し込まれると、溶接後頭部11およびハウジング10の外周面によって潰されることになる。溶融部は、ハウジング10の外周面の湾曲形状に沿って延びる。潰された分の溶融部は、頂面14bよりも径方向DR3の外側に広がる。その後、溶融部が凝固することにより、接合部6が形成される。これにより、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2を溶接により接合することができる。
工程(S20)において、接合部6が、溶接前突出部5のうちの溶融しなかった部分(溶接後突出部12)の頂面14bとハウジング10の湾曲した外周面との間を充填するとともに、軸方向DR2において、環状面4bよりもハウジング10側に位置する条件にて、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2の接合が行なわれる。
上記接合によって形成された液溜まりにより、液溜まりから径方向DR3の外側に溶融金属が流れ出ることを効率的に抑制することができる。
頂面14bとハウジング10の湾曲した外周面との間を充填するとともに、軸方向DR2において、環状面4bよりもハウジング10側に位置する条件にて、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2が接合されることにより、溶接後スタッドボルト16とハウジング10との接合強度を確保した上で、エアバッグ装置のリテーナ等の溶接後スタッドボルト16への取付不良を抑制することができる。
なお、接合部6が軸方向DR2において、フランジ部4よりもハウジング10側に位置する条件にて、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2の接合が行なわれることが好ましい。これにより、エアバッグ装置のリテーナ等の溶接後スタッドボルト16への取付不良をより抑制することができる。
さらに、接合部6の外端6aが、フランジ部4の外端4aよりも径方向DR3の内側であってかつ頂面14bよりも径方向DR3の外側の位置に達する条件にて、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2の接合が行なわれることがより好ましい。これにより、ガス発生器1の外観不良を抑制することができる。
ハウジング10および溶接前スタッドボルト2を溶接により接合する工程(S20)において、接合部6が対向面8の少なくとも一部に接合する条件にて、ハウジング10および溶接前スタッドボルト2の接合が行なわれることが好ましい。これにより、溶接後スタッドボルト16とハウジング10との接合強度を向上することができる。
図3に示すように、フランジ部4の外径aが、溶接前突出部5の根元部の外径bの1.2倍以上であることが好ましく、溶接前突出部5の根元部の外径bの1.6倍以上であることがより好ましい。溶接前突出部5の根元部は、テーパー面15aと対向面8との境目である。これにより、エアバッグ装置のリテーナ等の溶接後スタッドボルト16への取付不良をより抑制することができる。
図6に示す工程(S10)から(S20)を経ることにより、図1に示すガス発生器1が製造される。
なお、溶接後環状段差部7(溶接前環状段差部13)の一部を規定する対向面8および頂面14b(頂面14a)を繋ぐ形状は、テーパー形状以外の形状(たとえば湾曲形状)であってもよい。
実施の形態において、溶接後環状段差部7(溶接前環状段差部13)が設けられることにより、対向面8が設けられる構成となっているが、対向面8が設けられておらず、頂面14a(頂面14b)とフランジ部4の外端4aとをつなぐ環状テーパー面が設けられている構成でもよい。かかる構成においても、溶接後環状段差部7(溶接前環状段差部13)が設けられる場合に準じた効果が得られる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 ガス発生器、2 溶接前スタッドボルト、3 ボルト部、4 フランジ部、4a 外端、4b 環状面、5 溶接前突出部、6 接合部、6a 外端、7 溶接後環状段差部、8 対向面、9 溶接前頭部、10 ハウジング、11 溶接後頭部、12 溶接後突出部、13 溶接前環状段差部、14a,14b 頂面、15a,15b テーパー面、16 溶接後スタッドボルト、20 ホルダ、30 閉塞部材、31 ガス噴出口、40 点火器、50 隔壁部材、60 収容室規定部材、70 ガス発生剤、80 フィルタ、90 ハウジング本体、DR1,DR2 軸方向、DR3 径方向、S1 燃焼室、S1A ガス発生剤収容室、S2 フィルタ室。

Claims (6)

  1. 略円柱状の外形を有するハウジングと、
    前記ハウジングの湾曲した外周面に取付けられた溶接後取付具と、
    溶接前取付具の一部を溶融させた後に凝固させることで前記ハウジングおよび前記溶接後取付具を溶接により接合する接合部とを備え、
    前記溶接後取付具は、棒状部と、前記棒状部の一端に設けられるとともに前記接合部を介して前記ハウジングの前記外周面に対向する溶接後頭部とを含み、
    前記溶接後頭部は、前記棒状部側に位置するフランジ部と、前記フランジ部から前記棒状部が位置する側とは反対側に向けて突出する溶接後突出部とを有し、
    前記フランジ部および前記溶接後突出部によって規定される溶接後環状段差部が前記溶接後頭部の周縁に設けられることにより、前記フランジ部が、前記溶接後環状段差部の一部を規定するとともに前記ハウジングの前記外周面に対向する対向面を有し、
    前記接合部が、前記溶接後突出部の頂面と前記ハウジングの前記外周面との間を充填し
    前記接合部が、当該接合部の外端が前記棒状部の径方向と平行な方向において前記フランジ部の外端よりも内側であってかつ前記溶接後突出部の前記頂面よりも外側の位置に達していることにより、前記対向面の少なくとも一部に接合し、かつ、
    前記接合部が、前記棒状部の軸方向において、前記フランジ部の前記棒状部側に位置する環状面よりも前記ハウジング側に位置している、ガス発生器。
  2. 前記接合部が、前記棒状部の軸方向において、前記フランジ部よりも前記ハウジング側に位置している、請求項1に記載のガス発生器。
  3. 前記フランジ部の外径が、前記溶接後突出部の根元部の外径の1.2倍以上である、請求項1または2に記載のガス発生器。
  4. 距離をもって対向するように配置されたハウジングおよび溶接前取付具に電圧を印加する工程と、
    前記ハウジングおよび前記溶接前取付具に電圧を印加した状態を維持しつつ、前記ハウジングおよび前記溶接前取付具を接近させ、これにより前記ハウジングおよび前記溶接前取付具を溶接により接合する工程とを備え、
    前記ハウジングは、略円柱状の外形を有し、
    前記溶接前取付具は、棒状部と、前記棒状部の一端に設けられた溶接前頭部とを含み、
    前記溶接前頭部は、前記棒状部側に位置するフランジ部と、前記フランジ部から前記棒状部が位置する側とは反対側に向けて突出する溶接前突出部と、その周縁に前記フランジ部および前記溶接前突出部によって規定される溶接前環状段差部とを有し、
    前記ハウジングおよび前記溶接前取付具を溶接により接合する工程は、前記溶接前頭部と前記ハウジングの湾曲した外周面との間に放電を生じさせることで前記溶接前突出部を局所的に加熱し、この加熱によって前記溶接前突出部の一部を溶融させた後に凝固させることで前記ハウジングおよび溶接後取付具を接合する接合部を形成するものであり、
    前記ハウジングおよび前記溶接前取付具を溶接により接合する工程において、(A)前記接合部が、前記溶接前突出部のうちの溶融しなかった部分の頂面と前記ハウジングの前記外周面との間を充填し、(B)前記接合部が、当該接合部の外端が前記棒状部の径方向と平行な方向において前記フランジ部の外端よりも内側であってかつ前記溶接前突出部のうちの溶融しなかった部分の前記頂面よりも外側の位置に達することにより、前記溶接前環状段差部の一部を規定するとともに前記ハウジングの前記外周面に対向する、前記フランジ部の対向面の少なくとも一部に接合し、かつ、(C)前記接合部が、前記棒状部の軸方向において、前記フランジ部の前記棒状部側に位置する環状面よりも前記ハウジング側に位置する条件にて、前記ハウジングおよび前記溶接前取付具の接合が行なわれる、ガス発生器の製造方法。
  5. 前記ハウジングおよび前記溶接前取付具を溶接により接合する工程において、前記接合部が、前記棒状部の軸方向において、前記フランジ部よりも前記ハウジング側に位置する条件にて、前記ハウジングおよび前記溶接前取付具の接合が行なわれる、請求項に記載のガス発生器の製造方法。
  6. 前記フランジ部の外径が、前記溶接前突出部の根元部の外径の1.2倍以上である、請求項4または5に記載のガス発生器の製造方法。
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