JP7133587B2 - 袋体ユニット - Google Patents
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Description
先ず初めに、図10に示す袋体20について説明する。
図10は、袋体20の一例を示す平面図である。
袋体20は、通称エコバッグ(登録商標)として利用可能なものであり、一端側に物品の出し入れが可能な袋開口20hを有する略矩形の収納本体部20bと、袋開口20hの側に手でさげる部分である一対の手持部21と、を備えている。また、袋体20の収納本体部20bは、図示では略矩形に示しているが、実際には、奥行(図示の紙面垂直方向)は適宜幅を備えるマチ構造を有している。したがって、収納本体部20bに対する手持部21の接続箇所は、図示では2箇所であるが、実際には、4箇所で接続された構成となっている。また、袋体20の外面には、例えば、動物マスコット等のキャラクターCを含む適宜図柄が描かれており、その素材としては、布やフレキシブルな合成樹脂にて形成されている。
図1は、本発明に係る袋体保持具の一例の表側を示す平面図であり、図2は、袋体保持具の裏側を示す平面図である。
袋体保持具1は、図1に示すように、例えば、袋体20に描かれたキャラクターCと同じものを模した形状を有している。袋体保持具1は、キャラクターCの本体部としての胴体部2と、胴体部2から第1方向(図1において左側)に延びる第1延出部としての右腕部11と、第1方向とは異なる方向の第2方向(図1において右側)に延びる第2延出部としての左腕部12と、左右両腕部11,12とは少し離れた下端側に左右斜め下方に向って延びる脚部14と、脚部14とは両腕部11,12を挟んで反対側設けられた頭部15と、頭部15に設けられ一対の耳部17と、を備えている。この左右両腕部11,12は、胴体部2の左右真横方向に延びており、袋体20を保持可能(図5参照)な保持部10として構成されている。
ここで、右手部11cの連結構造は、右手部11cの先端側に更に延出された第3延出部13に形成されている。すなわち、右手部11cは、第3延出部13の先端側に開口13hが形成されており、この開口13hに左手部12cが挿入されることにより、後述するように左右両腕部11,12が連結される。
第3延出部13は、その開口13hが、図1に示すごとく、例えば、第3延出部13の先端側の幅広の部位に、上下方向に細長いスリット形状として形成されている。また、この開口13hには、上下方向の中段で左端に、スリット幅が広くなった開口係止部13hfが形成されている。一方、左手部12cは、左手の指部分を伸ばした(親指のみ広げた)形状の図柄に一致した輪郭形状となっている。すなわち、左手部12cは、指を伸ばして先端が先細りの構成となっている。
袋体20を保持する際には、先ず、図10に示す袋体20を袋体保持具1の両腕部11,12の内側に収まる程度の大きさに折り畳み、この袋体20を、袋体保持具1の胴体部2上に重ね合わせる。そして、図3に示すように、左右両腕部11,12を袋体20の上に曲げるようにする。
袋体20の保持状態は、左右両腕部11,12によって束ねられている以外に、図5に示すように、両耳部17や両脚部14及び両足部14cに接触することで、袋体20がより多くの部分に接して安定保持されている。更に、袋体20は、前掲のごとく比較的柔軟な素材にて形成されていることから、この保持状態を側面側から見た場合、図6に示すように、袋体20が袋体保持具1の胴体部2の厚み方向にはみ出す、所謂はみ出し部20dが形成される。このはみ出し部20dについては、袋体20の束ねた左右両腕部11,12から離れた部位(脚部14側及び耳部17側)において特に形成され易い。
図7に示す形態では、図5に示す場合とは異なり、袋体20の一端部20eを胴体部2の上側寄りに位置させて保持する場合である。すなわち、袋体20の一端部20e(下端部)が脚部14の上に位置する場合である。この場合、袋体20の一端部20eは、胴体部2と足部14cとの隙間SP(図1及び図3参照)に入り込むことができる。したがって、図8に示すように、はみ出し部20dが外縁部14ceよりも保持具裏面側に位置することができる。この結果、袋体20は、下方向(矢印Y方向)の縦ずれが効果的に抑えられる。この場合、袋体20の縦ずれ及び横ずれを同時に抑えられ、例えば、ストラップ18によりぶら下げるように袋体20を保持したとき、袋体20の脱落を回避できる。
袋体ユニット20Uは、図10に示すような袋体20と袋体保持具1とを組み合わせたものである。すなわち、袋体ユニット20Uは、例えば、図5、図7及び図9に示すような組み合わせで構成することができる。この袋体ユニット20Uは、前掲のように袋体保持具1が袋体20を保持した形態としてパッキングした物とすることができる。
この袋体ユニット20Uは、キャラクターCが袋体20を背負う図9に示す形態の方が、キャラクターCを容易に判別できる。また、包装袋からストラップ18をはみ出すようにすれば、ストラップ18を利用して吊した展示形態とすることもできる。
この場合、袋体20の折り畳みサイズを袋体保持具1の大きさに略合わせ、折り畳んだ袋体20の上にキャラクターCを重ね合わせてラッピングする。このようにすることで、袋体20自体は、柔軟な部材であるものの、袋体保持具1がある程度の剛性を有していることで、袋体保持具1の剛性を利用した包装が可能になる。
2 胴体部(本体部)
10 保持部
11 右腕部(第1延出部(保持部))
11c 右手部(第1連結部)
12 左腕部(第2延出部(保持部))
12c 左手部(第2連結部)
13 第3延出部
13h 開口
14 脚部
14c 足部
15 頭部
18 ストラップ(係止部)
17 耳部
20 袋体
C キャラクター
Claims (12)
- 物品を収容可能かつ折畳み可能な袋体と、折畳まれた状態の前記袋体を保持可能な袋体保持具との袋体ユニットであって、
前記袋体は、一対の手持部を含み、前記袋体保持具よりも大きいサイズに構成され、
前記袋体保持具は、
胴体部を含むキャラクターが形成された板状の本体部と、
前記キャラクターの左腕部を成し、前記本体部の左真横方向に延びた板状の折り曲げ且つ伸縮可能な第1延出部と、
前記キャラクターの右腕部を成し、前記本体部の右真横方向に延びた板状の折り曲げ且つ伸縮可能な第2延出部を含む保持部と、を備え、
前記保持部は、前記キャラクターの前記胴体部の前方側で前記袋体を重ね合わせて保持することで、前記キャラクターにより前記袋体を抱き抱える態様を成している第1形態と、前記本体部の
後方側で前記袋体を重ね合わせて保持することで、前記キャラクターにより前記袋体を背負う態様を成している第2形態と、をとり得るように構成されている、
袋体ユニット。 - 請求項1に記載の袋体ユニットであって、
前記第1延出部及び前記第2延出部は、延出方向において同一の長さである、
袋体ユニット。 - 請求項1又は2に記載の袋体ユニットであって、
前記第1延出部は、その端部に第1連結部を備え、前記第2延出部は、その端部に第2連結部を備え、第1連結部と第2連結部とは、相互に連結可能に構成されている、
袋体ユニット。 - 請求項3に記載の袋体ユニットであって、
前記第1連結部及び前記第2連結部の何れか一方には、第3延出部が設けられ、
前記第1連結部及び前記第2連結部は、前記第3延出部を介して連結可能に構成されている、
袋体ユニット。 - 請求項4に記載の袋体ユニットであって、
前記第3延出部には開口が形成され、
前記第1連結部及び前記第2連結部のうち前記第3延出部が設けられていない方が前記開口に挿通され係止可能に構成されている、
袋体ユニット。 - 請求項3~5の何れか一項に記載の袋体ユニットであって、
前記第1連結部及び前記第2連結部は、前記キャラクターの一部である手部を成している、
袋体ユニット。 - 請求項1~6の何れか一項に記載の袋体ユニットであって、
前記胴体部の一端には、前記左腕部及び前記右腕部とは離れた位置に前記キャラクターの脚部が設けられている、
袋体ユニット。 - 請求項7に記載の袋体ユニットであって、
前記脚部の先端側に前記脚部に対して屈曲又は大径に構成された足部が設けられている、
袋体ユニット。 - 請求項8に記載の袋体ユニットであって、
前記足部は、前記袋体の保持状態において、前記袋体の離脱防止部を成している、
袋体ユニット。 - 請求項7~9の何れか一項に記載の袋体ユニットであって、
前記胴体部には、前記腕部を挟んで前記脚部とは反対側に、前記キャラクターの頭部が設けられており、
前記頭部には、他の物品に取付け可能な係止部が設けられている、
袋体ユニット。 - 請求項1~10の何れか一項に記載の袋体ユニットであって、
前記保持部は、展開状態に比して小さく纏められた状態の前記袋体を、束ねるように保持可能である、
袋体ユニット。 - 請求項1~11の何れか一項に記載の袋体ユニットであって、
前記袋体は、前記キャラクターを含む模様が付されている、袋体ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020099138A JP7133587B2 (ja) | 2020-06-08 | 2020-06-08 | 袋体ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020099138A JP7133587B2 (ja) | 2020-06-08 | 2020-06-08 | 袋体ユニット |
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JP2021192693A JP2021192693A (ja) | 2021-12-23 |
JP7133587B2 true JP7133587B2 (ja) | 2022-09-08 |
Family
ID=79169019
Family Applications (1)
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JP3111704U (ja) | 2005-04-20 | 2005-07-28 | 株式会社明邦 | 物品容器のホルダー |
US20160255985A1 (en) | 2014-06-27 | 2016-09-08 | Jeffrey A. Barshinger | Anthropomorphic holder for reusable coffee filter |
JP3214127U (ja) | 2017-10-11 | 2017-12-21 | 株式会社栄商会 | メガネホルダ |
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2020
- 2020-06-08 JP JP2020099138A patent/JP7133587B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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US20160255985A1 (en) | 2014-06-27 | 2016-09-08 | Jeffrey A. Barshinger | Anthropomorphic holder for reusable coffee filter |
JP3214127U (ja) | 2017-10-11 | 2017-12-21 | 株式会社栄商会 | メガネホルダ |
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