JP7131842B2 - マッサージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、足部などの施療部に対して振動によるマッサージ効果を付与するマッサージ装置に関する。
従来から、マッサージ部を振動させて、肩部などの施療部に対してマッサージを行うマッサージ装置が市販されている。このマッサージ装置は、手持ち使用が可能なものとなっている。例えば、特許文献1は、肩部などに対して効果的なマッサージを付与することができる。具体的に、特許文献1は、基端側に把持部を有するケースと、ケースの先端側に設けられた開口部から突出したマッサージ部と、このマッサージ部の基端側で当該マッサージ部と一体的に形成されたアーム部とを備える可動揉み体と、ケースの先端側に設けられた開口部から突出した振動マッサージ部と、駆動モータの回転力により振動マッサージ部を振動させる振動機構とを備える固定揉み体と、可動揉み体を固定揉み体に対して近接離反させる駆動機構と、を備える小型マッサージ装置を開示する。
特開2010-082329号公報
さて、特許文献1のような、マッサージ部を振動させて肩部に対してマッサージを行う手持ち型のマッサージ装置の他に、床面などに載置して足裏などに対して振動マッサージを行うことができる円柱形状(ロール型)のマッサージ装置が市販されている(https://www.dr-air.com/jp/ja/products/3d-massage-roll/)。このロール型のマッサージ装置は、振動発生機構が内蔵されている。
具体的に例えば、ロール型のマッサージ装置を床面などに載置して、椅子に着座した使用者がそのマッサージ装置の上に足部を載せることで、足裏などに対して振動マッサージが付与される。また、椅子に着座した使用者が腿部の上に、ロール型のマッサージ装置を載せることで、その腿部に対して振動マッサージが付与される。
しかしながら、従来のロール型のマッサージ装置は、駆動モータの回転軸に取り付けられたおもり部分(偏心体)を回転させることにより振動を発生させるものであった。それゆえ、このようなロール型のマッサージ装置を、例えば、床面などに載置して使用する場合、電源を入れた途端に装置全体が大きく振動するので、振動が床面などに伝達されてしまい、足部を本体に載せる前に思わぬ方向に移動してしまう虞がある。すなわち、電源を入れるタイミングが難しく、所定の位置でマッサージを行うことができなくなるので、ロール型のマッサージ装置の取り扱いが困難となる。
また、使用者が腿部の上に、ロール型のマッサージ装置を載せて使用する場合、装置端部を手で押さえて使用するため、振動により手に痺れや痒みが生じてしまい、良好なマッサージ効果を得ることができなくなる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、施療部に対して振動によるマッサージ効果を付与するマッサージ装置において、振動が非伝達とされる非振動部位を備えることにより、床面などに載置して使用しても、振動が床面などに伝わらずに、所定の位置でマッサージを行うことができるマッサージ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかるマッサージ装置は、施療部に対して振動によるマッサージを付与し且つロール形状を呈する振動部位と、前記振動部位の両側に配備され且つ前記振動が非伝達とされる非振動部位と、を有することを特徴とする。
好ましくは、前記施療部に対して振動によるマッサージを付与する振動発生機構と、前記振動発生機構を収容するベース体と、前記ベース体を周方向に取り巻き、表面に施療子
が設けられていて、前記振動発生機構により振動する円筒形状のカバー体と、前記カバー体の長手方向端部に設けられている把持部と、を有し、前記カバー体は、前記振動部位とされていて、前記把持部は、前記カバー体に対して非連結状態で設けられていて、前記振動発生機構からの振動が非伝達とされる前記非振動部位とされているとよい。
好ましくは、前記把持部は、前記カバー体の外径より大きい外径とされ、前記把持部の外周には、床面に載置可能な載置部が設けられているとよい。
好ましくは、前記載置部は、前記マッサージ装置を前記床面に載置したとき、当該マッサージ装置の転動を防止する構成とされているとよい。
好ましくは、前記把持部は、保持部により遊嵌状態で保持されているとよい。
好ましくは、前記保持部は、前記把持部の環状嵌合部に外嵌される円筒形状のボス部材と、前記ボス部材を遊嵌状態で保持する円筒形状の保持部材と、前記保持部材と締結され、前記ボス部材の脱落を防止するリング部材と、を有しているとよい。
好ましくは、前記保持部材の外径は、前記ボス部材の内径より小さいとよい。
好ましくは、前記把持部は、前記ボス部材が前記保持部材と前記リング部材とに、遊嵌状態で保持されることにより、前記カバー体に対して非連結状態で設けられているとよい。
ましくは、前記振動発生機構は、回転駆動力を発生する駆動モータと、前記回転駆動力を振動運動に変換する変換部材と、前記変換部材に設けられている振動子と、を有し、前記カバー体は、前記振動子を介して、前記変換部材に連結されているとよい。
好ましくは、前記変換部材は、弾性部材を介して、前記ベース体に取り付けられているとよい。
好ましくは、前記駆動モータの出力軸には、前記出力軸から偏心する回転軸心を有するボス部材が取り付けられていて、前記振動発生機構は、前記駆動モータの出力軸に対するボス部材の偏心により振動を発生させ、前記ボス部材には、前記振動が前記駆動モータ側へ伝達することを防止するウエイト部が取り付けられているとよい。
本発明にかかる椅子型マッサージ機の最も好ましい形態は、施療部に対して振動によるマッサージを付与し且つロール形状を呈する振動部位と、前記振動部位の両側に配備され且つ前記振動が非伝達とされる非振動部位と、を有し、前記施療部に対して振動によるマッサージを付与する振動発生機構と、前記振動発生機構を収容するベース体と、前記ベース体を周方向に取り巻き、表面に施療子が設けられていて、前記振動発生機構により振動する円筒形状のカバー体と、前記カバー体の長手方向端部に設けられている把持部と、を有し、前記カバー体は、前記振動部位とされていて、前記把持部は、前記カバー体に対して非連結状態で設けられていて、前記振動発生機構からの振動が非伝達とされる前記非振動部位とされていて、前記把持部は、保持部により遊嵌状態で保持されていて、前記保持部は、前記把持部の環状嵌合部に外嵌される円筒形状のボス部材と、前記ボス部材を遊嵌状態で保持する円筒形状の保持部材と、前記保持部材と締結され、前記ボス部材の脱落を防止するリング部材と、を有していることを特徴とする。
本発明によれば、施療部に対して振動によるマッサージ効果を付与するマッサージ装置において、振動が非伝達とされる非振動部位を備えることにより、床面などに載置して使用しても、振動が床面などに伝わらずに、所定の位置でマッサージを行うことができる。
本発明のマッサージ装置の概略を模式的に示した図である。 本発明のマッサージ装置の内部を示す図であり、把持部と中筒体と振動発生機構の振動子などの概略(位置関係等)を示す図である。 本発明のマッサージ装置の内部を示す図であり、把持部と保持部と振動発生機構などの概略(位置関係等)を示す図である。 振動発生機構の分解図である。 把持部を遊嵌状態で保持する保持部の分解図である。 本発明のマッサージ装置の断面図である(一方側振動発生部側)。 保持部の概略を示す図であり、図6に示すA部を拡大した図である。 本発明のマッサージ装置の使用態様図である。
以下、本発明にかかるマッサージ装置1の実施形態を、図を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。また、図面に関して、見やすくするため、構成部品の一部を省略したり、仮想線などを用いて描いている。また、マッサージ装置1の方向などに関しては、例えば、図1の紙面左側をマッサージ装置1の「一方側」とし、紙面右側をマッサージ装置1の「他方側」とする。なお、図2~図8に示すマッサージ装置1の方向についても同様である。
図1~図8に示すように、本発明にかかるマッサージ装置1は、例えば、足部T、腿部、腰部などの施療部に対して振動によるマッサージを付与するものである。
例えば、本発明のマッサージ装置1を床面Fなどに載置して、椅子に着座した使用者がそのマッサージ装置1の上に足部Tを載置することで、マッサージ装置1が足裏などに対して振動マッサージを付与する(図8参照)。
また、本発明のマッサージ装置1については、図示はしないが、椅子に着座した使用者が腿部の上にマッサージ装置1を載置して手で支えることで、マッサージ装置1が腿部に対して振動マッサージを付与することもできる。また、椅子に着座した使用者が腰部と背もたれの間に、マッサージ装置1を挟み込んだ状態にしておくことで、マッサージ装置1が腰部に対して振動マッサージを付与することもできる。
本発明にかかるマッサージ装置1について、具体的に説明する。
本発明のマッサージ装置1は、施療部に対して振動によるマッサージを付与し且つロール形状を呈する「振動部位」と、振動部位の両側に配備され且つ振動が非伝達とされる「非振動部位」と、を有していることを特徴としている。
本発明のマッサージ装置1は、施療部に対して振動によるマッサージを付与する振動発生機構2と、振動発生機構2を収容するベース体3と、ベース体3を周方向に取り巻き、振動発生機構2により振動する円筒形状の中筒体4と、中筒体4を外嵌し、表面に施療子6が設けられている円筒形状のカバー体5と、カバー体5の長手方向端部に設けられている把持部7と、を有している。つまり、本発明のマッサージ装置1は、ロール型の振動マッサージ装置である。
なお、本実施形態のマッサージ装置1においては、中筒体4を備えている。この中筒体4については、カバー体5を構成する部材でもある。すなわち、本実施形態のカバー体5は、当該カバー体5と中筒体4を組み合わせたもの(二重構造)としている。とはいえ、例えば、カバー体5のみの一重構造としてもよい。
図3、図4に示すように、振動発生機構2は、回転駆動力を発生する駆動モータ8と、回転駆動力を振動運動に変換する変換部材9と、変換部材9に設けられている振動子10と、を有している。
駆動モータ8は、本体部11から一方側に向かって突出状に配備された一方側出力軸12aと、本体部11から他方側に向かって突出状に配備された他方側出力軸12bと、を有している。つまり、駆動モータ8は、両軸(2軸)駆動モータである。本実施形態の駆動モータ8は、一方側出力軸12aと他方側出力軸12bとを介して、回転駆動力を一方側と他方側のそれぞれに出力する。
なお、本実施形態においては、一方側出力軸12a側を一方側振動発生部2aとし、他方側出力軸12b側を他方側振動発生部2bとする。一方側振動発生部2aと他方側振動発生部2bは、長手方向(一方側と他方側を向く軸心方向に沿った方向)において、対称に配置されたものである。すなわち、一方側振動発生部2aは、他方側振動発生部2bを長手方向において、反転(鏡像反転)させて所定の間隔で配置したものともいえる。また、一方側振動発生部2aと他方側振動発生部2bは、駆動モータ8を挟んで、隣接配置されている。
まず、一方側振動発生部2aについて、詳細に説明する。
一方側出力軸12aの先端には、ボス部材13aが取り付けられている。ボス部材13aは、略円筒形状に形成された部材である。なお、本実施形態のボス部材13aは、半筒形状となっている。
図5に示すように、ボス部材13aは、軸心が一方側を向く円筒部14aと、円筒部14aから張り出すように設けられた板部材14cと、この板部材14cに取り付けられたウェイト部14bと、を有している。
ボス部材13aにおいては、円筒部14aの水平方向反対側には、一方側出力軸12aが嵌入される孔部14dが設けられている。このボス部材13aは、円筒部14aの中心軸心の偏心により偏心回転(振動発生)するものである。
円筒部14aは、板部材14cの一方側の壁面に突設されている。この円筒部14aは、軸心L2が一方側出力軸12aの軸心L1と同じ方向を向くが、同一軸心とはならないように配置されている。つまり、円筒部14aは、一方側出力軸12aの回転により、偏心回転するものである。この円筒部14aが一方側出力軸12aに対して偏心回転することにより、回転運動が変換部材9aで振動運動に変換される。
このウェイト部14bは、その重さや形状などについては、適宜変更可能であるが、一方側出力軸12aの軸心を挟んで、偏心回転する円筒部14aの軸心と対向する位置(カウンターの位置)に設けられるものとなっている。すなわち、ウェイト部14bは、円筒部14aの軸心に対して180°の位置に設けられている。
なお、一方側の円筒部14aの軸心と、他方側のボス部材13bの円筒部(図示せず)の軸心は、同一軸心である。すなわち、一方側の円筒部14aと、他方側のボス部材13bの円筒部は、例えば、90°遅れて回転したり、逆方向に回転するなど、互い違いに回転するものとはなっていない。つまり、一方側のボス部材13aと、他方側のボス部材13bの偏心の方向は同じである。
また、一方側のウェイト部14bと、他方側のボス部材13bのウェイト部(図示せず)は、同じ方向を向いて配置されている。例えば、一方側のウェイト部14bが上側に位置するならば、他方側のボス部材13bのウェイト部も上側に位置する。
次に、円筒部14a、ウェイト部14bの動作について述べる。
円筒部14aは、一方側出力軸12aから出力された回転駆動力により、偏心回転する。円筒部14aが偏心回転することにより、一方側の変換部材9aへ回転運動が伝達される。変換部材9aは、回転運動を振動運動に変換する。このとき、変換部材9aで変換された振動運動は、駆動モータ8の本体部11側へ伝達されようとする。
しかしながら、ウェイト部14bを偏心回転する円筒部14a側に設けていないと、本体部11側へ振動が打ち消されず伝達されてしまい、マッサージ装置1全体が大きく振動する。このことが起きれば、マッサージ装置1が思わぬ方向に転がってしまう可能性がある。
そこで、上記の現象を防ぐために、本実施形態においては、ウェイト部14bを円筒部14a側に設けている。このウェイト部14bは、円筒部14aの偏心回転により、この円筒部14aの軸心周りに回転する。このウェイト部14bの回転により、本体部11側への振動が打ち消されて、振動の伝達が抑制される。
本実施形態のボス部材13aを備えることにより、変換部材9aが振動に変換し、駆動モータ8の本体部11への振動の伝達が抑えられるので、変換部材9aで変換された振動運動が把持部7aにほとんど伝達されなくなって非振動部位となり、振動部位が施療子6を備えるカバー体5のみに限定されることとなる。この構成をマッサージ装置1に備えることにより、使用者は把持部7を掴んでマッサージ装置1を容易に持つことができる。
ボス部材13aの一方側先端(円筒部14)には、変換部材9aが取り付けられている。本実施形態の変換部材9aは、十字形状に形成された部材である。具体的に、変換部材9aは、互いに交差する方向を向く突出片15aが4つ形成されている部材である。
各突出片15aとの間に形成される空間は、一方側のベース体3aと保持部31(詳細は後述)とを連結する連結部材39(詳細は後述)が通過するための空間である。突出片15aの突出方向中途部には、孔部16aが設けられている。
図5に示すように、孔部16aには、ベース体3aに設けられている規制軸部21(詳細は後述)が嵌入される。本実施形態においては、4つの突出片15aのうち、対向する2つの突出片15aに、孔部16aが設けられている。この孔部16aにベース体3aの規制軸部21が嵌入されることにより、変換部材9aの回転が制限される。すなわち、孔部16aと規制軸部21は、変換部材9aの回転を所定の範囲に規制する「回転規制部」といえる。
突出片15aの先端には、振動子10aが設けられている。本実施形態においては、振動子10aは、平面視で長方形状の突出片とされている。振動子10aは、中筒体4に形成されている長方形状の嵌め込み孔部25a(詳細は後述)に嵌め込まれる。
また、変換部材9aの中心には、軸心方向が円筒部14と同じ孔部17が形成されている。この孔部17には、ベアリング18が嵌め込まれている。この変換部材9aは、ベアリング18を介して、円筒部14(ボス部材13a)に回転自在に取り付けられている。
なお、変換部材9aの厚み(孔部17の深さ)は、円筒部14の高さと略同じものとされている。また、変換部材9aの高さ(突出片15aの先端から、対向する位置に配置された突出片15aの先端までの距離)については、中筒体4の内径と略同じである。本実施形態においては、変換部材9aの高さは、約75mmである。
変換部材9aは、弾性部材19を介して、ベース体3aに取り付けられている。詳しくは、弾性部材19は、略円筒形状の部材であり、ベース体3aの規制軸部21を外嵌するように取り付けられている。弾性部材19は、可撓性の材料(例えば、ゴム製のブッシュ部材など)で形成されているとよい。弾性部材19は、変換部材9aの回転を吸収することで、他の部材への振動の伝達を抑制し、マッサージ装置1の損傷を防止する。
変換部材9aは、駆動モータ8からの回転駆動力がボス部材13aを介して伝達されることにより回転するが、孔部16aにベース体3aの規制軸部21が嵌入されていることにより回転が所定の範囲に制限されていることで、振動に変換する。この変換部材9aに設けられた振動子10aが嵌め込み孔部25aに嵌め込まれていることにより、変換部材9aが中筒体4を振動させる。
上記したように、本実施形態の他方側振動発生部2bは、一方側振動発生部2aを反転(鏡像反転)させて配置したものである。つまり、他方側振動発生部2bは、一方側振動発生部2aと略同形状であるので、構成の概要のみを説明する。
他方側出力軸12bの先端には、ボス部材13bが取り付けられている。ボス部材13aには、他方側出力軸12bが嵌入される円筒部が、図示されていないが突設されている。なお、ボス部材13bについては、偏心回転するようにしてもよい。
このボス部材13bの先端には、変換部材9bが取り付けられている。本実施形態の変換部材9bは、十字形状に形成された部材である。すなわち、変換部材9bには、互いに交差する方向を向く突出片15bが4つ形成されている。
突出片15bの突出方向中途部には、ベース体3bに設けられている規制軸部23(詳細は後述)が嵌入される孔部16bが設けられている。この孔部16bは、変換部材9aの孔部16aと同様に2つ設けられている。この孔部16bにベース体3bの規制軸部23が嵌入されることにより、変換部材9bの回転が制限される。すなわち、孔部16bと規制軸部23は、変換部材9bの回転を所定の範囲に規制する「回転規制部」といえる。
突出片15bの先端には、振動子10bが設けられている。本実施形態においては、振動子10bは、振動子10aと同じ形状とされている。振動子10bは、中筒体4に形成されている長方形状の嵌め込み孔部25bに嵌め込まれる。
また、変換部材9bの中心には、孔部(図示せず)が形成されていて、ベアリングが嵌め込まれている。この変換部材9bは、ベアリング(図示せず)を介して、ボス部材13bに回転自在に取り付けられている。
すなわち、変換部材9bは、変換部材9aと同じ形状である。また、変換部材9bは、弾性部材19を介して、ベース体3bに取り付けられている。詳しくは、弾性部材19は、ベース体3bの規制軸部23を外嵌するように取り付けられている。弾性部材19は、変換部材9bの回転を吸収することで、他の部材への振動の伝達を抑制し、マッサージ装置1の損傷を防止する。
変換部材9bは、駆動モータ8からの回転駆動力がボス部材13bを介して伝達されることにより回転するが、孔部16bにベース体3bの規制軸部23が嵌入されていることにより回転が所定の範囲に制限されていることで、振動に変換する。この変換部材9bに設けられた振動子10bが嵌め込み孔部25bに嵌め込まれていることにより、変換部材9bが中筒体4を振動させる。
図4に示すように、ベース体3は、駆動モータ8の本体部11に取り付けられている。詳しくは、ベース体3aは、本体部11の一方側壁面に取り付けられている。また、ベース体3bは、本体部11の他方側壁面に取り付けられている。
まず、ベース体3aについて、詳細に説明する。
ベース体3aは、所定の厚みを有する円盤状の部材である。ベース体3aの外径は、駆動モータ8の本体部11の外径と略同じである。ベース体3aの中心には、円盤形状の軸心方向と同じ方向を向く孔部20が形成されている。このベース体3aの孔部20は貫通孔とされており、一方側出力軸12aが貫通して配備される。
ベース体3aの外周壁面には、規制軸部21が設けられている。規制軸部21は、変換部材9aの孔部16aと対応するように、一方側を向いて2つ設けられている。すなわち、規制軸部21は、一方側出力軸12aを挟んで対面する位置に、一対設けられている。この規制軸部21に弾性部材19が取り付けられている。
また、ベース体3aの外周壁面には、係合片22が設けられている。係合片22は、一方側に延設された板片とされている。係合片22は、長手方向の長さがベース体3aの厚みより長いものとなっている。すなわち、係合片22は、ベース体3aから突出した状態で設けられている。
本実施形態においては、係合片22は、ベース体3aの外周壁面に、等間隔に4つ設けられている。係合片22は、変換部材9aの各突出片15aの間に形成される空間を通過するように配備される連結部材39(詳細は後述)を係合する部材である。
ベース体3bは、ベース体3aと略同形状の部材であるので、構成の概要のみを説明する。
ベース体3bの中心には、図示はしないが、他方側出力軸12bが貫通する孔部が形成されている。ベース体3bの外周壁面には、規制軸部23が設けられている。規制軸部23は、一方側出力軸12bを挟んで対面する位置で且つ、変換部材9bの孔部16bと対応するように、2つ設けられている。この規制軸部23に弾性部材19が取り付けられている。
また、ベース体3bの外周壁面には、係合片24が設けられている。係合片24は、一方側に延設された板片とされている。本実施形態においては、係合片24は、ベース体3bの外周壁面に、等間隔に4つ設けられている。つまり、係合片24は、変換部材9bの各突出片15bの間に形成される空間を通過して配備される連結部材39を係合する部材である。
図2に示すように、中筒体4は、長手方向に長尺な円筒形状の部材である。この中筒体4は、内部に大きな空間を備え、振動発生機構2を格納する。中筒体4の外周壁面には、嵌め込み孔部25が複数設けられている。詳しくは、中筒体4の一方側の外周壁面には、嵌め込み孔部25aが4つ設けられている。
嵌め込み孔部25aは、平面視で長方形状に形成されている。嵌め込み孔部25aには、変換部材9aの振動子10aが嵌め込まれる。つまり、嵌め込み孔部25aの大きさは、振動子10aの大きさと略同じである。
また、中筒体4の他方側の外周壁面には、嵌め込み孔部25bが4つ設けられている。嵌め込み孔部25bは、平面視で長方形状に形成されている。嵌め込み孔部25bには、変換部材9bの振動子10bが嵌め込まれる。つまり、嵌め込み孔部25bの大きさは、振動子10bの大きさと略同じである。
この中筒体4は、嵌め込み孔部25に嵌め込まれた振動子10を介して、変換部材9に連結されている。変換部材9の変換により振動子10が振動すると、中筒体4は振動するようになる。なお、本実施形態においては、中筒体4の長さ=約300mm、外径=約80mm、内径=約75mmとなっている。
図1に示すように、カバー体5は、長手方向の長さが中筒体4と略同じ長さとされた円筒形状の部材である。このカバー体5は、内部に大きな空間を備え、中筒体4を外嵌する。カバー体5の外周壁面には、施療子6が複数設けられている。
詳しくは、施療子6は、径方向外側に盛り上がるように設けられている。施療子6は、カバー体5の長手方向に、一定の間隔で複数設けられている。施療子6の形状(高さや幅など)については、施療の目的に応じて適宜変更可能である。
図6に示すように、本実施形態においては、カバー体5は、外筒体5aと内筒体5bの
二層構造となっている。外筒体5aは、例えば、軟質の材料(ラバーなど)で形成された部材とされているとよい。外筒体5aは、使用者が施療部を押し当てたときに、不意な痛みなどを生じさせないようにする。内筒体5bは、中筒体4を外嵌する部材である。なお好ましくは、内筒体5bは、例えば、硬質の材料などで形成されているとよい。
このカバー体5(外筒体5aと内筒体5b)は、中筒体4と密着状態となっている。これにより、カバー体5は、振動子10の振動により中筒体4が振動すると、それに伴って振動するようになる。このことから、中筒体4とカバー体5は、「振動部位」とされている。
なお、本実施形態においては、カバー体5の長さ=約300mm(中筒体4の長さと略同じ)、外径=約100mm(施療子6の高さを含む)、内径=約80mm(中筒体4の外径と略同じ)となっている。
カバー体5の端部には、把持部7が設けられている。詳しくは、カバー体5の一方端側には、把持部7aが設けられている。カバー体5の他方端側には、把持部7bが設けられている。
把持部7aと把持部7bは、長手方向において、鏡像反転させて所定の間隔で配置(対称に配置)したものである。把持部7aと把持部7bは、カバー体5を挟んで隣接配置されている。このうち把持部7aに着目して説明する。
図5に示すように、把持部7aは、円盤状に形成された部材である。この把持部7aは、カバー体5の外径より大きい外径とされている。把持部7aの中心には、円盤形状の軸心方向に貫通した環状嵌合部26が形成されている。この環状嵌合部26は、保持部31aを構成するボス部32a(詳細は後述)を外嵌する。
本実施形態においては、把持部7aの外周側に、凹部27が形成されている。凹部27は、把持部7aの径方向内側に窪んだものである。つまり、把持部7aの外周側は、凸部28と凹部27(山と谷)が交互に連続したものとなっている。この把持部7aは、平面視で星型の円盤部材である。本実施形態においては、凸部28の頂部は、湾曲しているが略平らな面(尖っていない)形状となっている。
凸部28には、縁部が複数設けられている。その縁部のうち、長手方向(一方側)を向く直線状の縁部29は、床面Fに載置可能な載置部30となっている。詳しくは、凸部28の縁部29aと、凹部27を挟んで、その縁部29aと対向する位置に設けられた縁部29bの一対の組み合わせが、載置部30となっている。直線状の縁部29aと縁部29bを床面Fに当接させることにより、把持部7を床面Fに載置することができる載置部30となる。
すなわち、把持部7の外周には、床面Fに載置可能な載置部30が設けられているといえる。この載置部30は、マッサージ装置1を床面Fに載置したとき、当該マッサージ装置1の転動を防止する構成とされている。つまり、載置部30は、「転動防止部」を備える部位といえる。
なお、本実施形態においては、載置部30を凸部28の縁部29a,29bとしたが、把持部7の外周の一部を切断した平面(例えば、5角形など多角形の斜面)を床面Fに載置可能な載置部30としてもよい。把持部7は、保持部31により遊嵌状態で保持されている。
図5~図7に示すように、保持部31は、把持部7の環状嵌合部26に外嵌される円筒形状のボス部材32と、ボス部材32を遊嵌状態で保持する円筒形状の保持部材33と、保持部材33と締結され、ボス部材32の脱落を防止するリング部材34と、を有している。
把持部7a側には、保持部31aが設けられている。また、把持部7b側には、把持部7bが設けられている。保持部31aと保持部31bは、長手方向において、鏡像反転させて所定の間隔で配置(対称に配置)したものである。保持部31aと保持部31bは、振動発生機構2を挟んで隣接配置されている。このうち保持部31aに着目して説明する。保持部31aは、一方側振動発生部2aよりも、一方方向外側に設けられている。
ボス部材32aは、円筒部材であり、把持部7aの環状嵌合部26に嵌合される。ボス
部材32aは、一方方向外側が大きく開口され、一方方向内側(他方向)は底面板35が設けられている。つまり、ボス部材32aは、有底筒状の部材である。
底面板35の中心には、円筒形状の軸心方向と同じ方向を向く孔部36が形成されている。この孔部36は貫通孔とされており、保持部材33aが貫通する。すなわち、底面板35は、環状の板部材とされている。
底面板35に形成された孔部36は、内径が異なる段差を有する貫通孔である。孔部36は、一方側から他方側に向かって、順に孔部36a、孔部36b、孔部36cが設けられていて、それぞれ内径が異なっている。
まず、孔部36aの内径φAは、後述するリング部材34aにおいて他方側向きに突設された環状のリブ部材42の外径φGより少し大きい(図6、図7参照)。
孔部36bの内径φBは、後述する保持部材33aの円筒部分の外径φDより少し大きい(図6、図7参照)。
孔部36cの内径φCは、後述する保持部材33aに形成されたリブ部材37の外径φEより少し大きい(図6、図7参照)。
保持部材33aは、円筒状に形成された部材である。保持部材33aの外径は、ボス部材32aの内径より小さい。具体的には、保持部材33aの円筒部分の外径φDは、ボス部材32aの底面板35に形成された孔部36bφBの内径より小さい(図6、図7参照)。
保持部材33aの外周壁面には、リブ部材37が設けられている。リブ部材37は、径方向外側に向かって突出状で且つ、周方向に湾曲した形状(環状)に形成されている。すなわち、リブ部材37は、保持部材33aの外周を周回するように設けられている。
本実施形態においては、リブ部材37は、保持部材33aの外周壁面に、等間隔で4つ設けられている。なお、リブ部材37は、保持部材33aの外周囲を周回するように環状に形成されていてもよい。
リブ部材37の外径φEは、底面板35(ボス部材32a)に形成された孔部36cの内径φCより小さい(図6、図7参照)。これにより、保持部材33aは、ボス部材32aを回転自在に遊嵌状態で支持することが可能となる。
また、保持部材33aの外周壁面には、係合片38が設けられている。係合片38は、リブ部材37より他方側に設けられている。係合片38は、保持部材33aから他方側に突出状に延設された板片とされている。
本実施形態においては、係合片38は、ベース体3aの外周壁面に、等間隔に4つ設けられている。この係合片38は、ベース体3aの係合片22と対面する位置に設けられている。係合片38は、変換部材9aの各突出片15aの間に形成される空間を通過する連結部材39を係合する部材である。
連結部材39は、保持部材33aとベース体3aを連結する部材である。連結部材39は、長手方向に長い溝部40が形成された長尺の棒部材である。連結部材39は、突出状の係合片22(ベース体3a)に対して溝部40を被せて、締結具などにより取り付けられる。また、連結部材39は、係合片22と対面する位置にある突出状の係合片38(保持部材33a)に対して、溝部40を被せて、締結具などにより取り付けられる。
すなわち、連結部材39は、保持部材33aとベース体3aとの間において、掛け渡すように配備される。これにより、保持部材33aとベース体3aは、連結部材39により確実に固定される。
なお、保持部材33aとベース体3aとの間には、十字形状の変換部材9aが浮遊するような状態で配備されている。また、隣り合う連結部材39の間の空間からは、変換部材9aの突出片15aが径方向外側に向かって突出状に配備されている。突出片15aは、隣り合う連結部材39の間の空間の範囲で揺動する。
リング部材34aは、保持部材33aと共にボス部材32aを挟み込むことで、そのボス部材32aを遊嵌状態で保持する。リング部材34aは、ボス部材32aに内挿され、締結具などにより保持部材33aに取り付けられる。
リング部材34aは、一方方向外側が大きく開口され、一方方向内側(他方向)に底面
板41が設けられた円筒部材である。つまり、リング部材34aは、有底筒状の部材である。その底面板41の中心には、貫通した孔部が形成されている。
リング部材34aの外径は、ボス部材32aの内径より小さい(図6、図7参照)。
底面板41の他方側の底面には、リブ部材42が設けられている。リブ部材42は、他方側に向かって突出状で且つ、周方向に湾曲した形状(環状)に形成されている。すなわち、リブ部材42は、円周方向に周回するように設けられている。
リブ部材42の内径φFは、保持部材33aの円筒部分の外径φDより大きい(図6、図7参照)。リブ部材42は、保持部材33aを外嵌する。リング部材34aと保持部材33aは、締結具などにより、確実に固定される。
リブ部材42の外径φGは、底面板35(ボス部材32a)に形成された孔部36aの内径φAより小さい(図6、図7参照)。
これにより、リング部材34aは、他方側に向かって、ボス部材32aを挟み込むようにして、保持部材33aに取り付けられ、ボス部材32aをがたつかせずに回転自在に、遊嵌状態で保持することが可能となる。
リング部材34aの一方側の開口部には、蓋部材43が取り付けられる。蓋部材43は、円盤状の部材である。蓋部材43の外径と、リング部材34aの外径は、略同じである。また、蓋部材43には、マッサージ装置1の駆動及び停止を行う電源スイッチ、振動のリズムを変更することができる条件変更ボタンなどの操作スイッチ44が設けられている。
上記したように、把持部7b側には、保持部31bが設けられている。本実施形態の保持部31bは、保持部31aを反転(鏡像反転)させて配置したものである。つまり、保持部31bは、保持部31aと略同形状であるので、構成の概要のみを説明する。
ボス部材32bは、円筒部材であり、把持部7bに嵌合される。ボス部材32bは、一方方向外側が大きく開口され、一方方向内側(他方向)は底面板45が設けられている。つまり、ボス部材32bは、有底筒状の部材である。底面板45には、貫通状の孔部46が形成されていて、保持部材33bが貫通する。
ボス部材32bに形成された孔部46は、ボス部材32aの孔部36と同様に、内径が異なる段差を有する貫通孔である。ボス部材32bに形成された各孔部46の内径については、ボス部材32aの孔部36a、孔部36b、孔部36cの内径と略同じである。
保持部材33bは、円筒状に形成された部材である。保持部材33bの外径は、保持部材33aの外径と略同じである。つまり、保持部材33bの外径は、孔部36bの内径より小さい。
保持部材33bの外周壁面には、リブ部材47が設けられている。リブ部材47は、保持部材33aのリブ部材37と同様の形状である。すなわち、リブ部材47は、保持部材33bの外周を周回するように設けられている。
リブ部材47の外径は、ボス部材32bに形成された孔部46(孔部36c)の内径より小さい。保持部材33bは、ボス部材32bを回転自在に遊嵌状態で支持することが可能となる。
また、保持部材33bの外周壁面には、係合片48が設けられている。係合片48は、保持部材33aの係合片38と同様の形状である。係合片48は、保持部材33bから一方側に突出状に延設された板片とされている。
本実施形態においては、係合片48は、ベース体3bの外周壁面に、等間隔に4つ設けられている。この係合片48は、ベース体3bの係合片24と対面する位置に設けられている。係合片48は、変換部材9bの各突出片15bの間に形成される空間を通過する連結部材39を係合する部材である。
連結部材39は、突出状の係合片24(ベース体3b)に対して溝部40を被せて、締結具などにより取り付けられる。また、連結部材39は、係合片24と対面する位置にある突出状の係合片48(保持部材33b)に対して、溝部40を被せて、締結具などにより取り付けられる。
すなわち、連結部材39は、保持部材33bとベース体3bとの間において、掛け渡す
ように配備される。これにより、保持部材33aとベース体3aは、連結部材39により確実に固定される。
なお、保持部材33bとベース体3bとの間には、十字形状の変換部材9bが浮遊するような状態で配備されている。また、変換部材9bの突出片15bは、径方向外側に向かって突出状に配備され、隣り合う連結部材39の間の空間の範囲で揺動する。
リング部材34bは、保持部材33bと共にボス部材32bを挟み込むことで、そのボス部材32bを遊嵌状態で保持する。リング部材34bは、ボス部材32bに内挿され、締結具などにより保持部材33bに取り付けられる。
リング部材34bは、リング部材34aと同様の形状である。つまり、リング部材34bの外径及び内径については、リング部材34aの外径及び内径と略同じである。
リング部材34bには、リブ部材が設けられている。リブ部材は、リング部材34aのリブ部材42と同様の形状である。つまり、リブ部材の外径及び内径については、リブ部材42の外径及び内径と略同じである。
これにより、リング部材34bは、他方側に向かって、ボス部材32bを挟み込むようにして、保持部材33bに取り付けられ、ボス部材32bをがたつかせずに回転自在に、遊嵌状態で保持することが可能となる。
すなわち、ボス部材32は、保持部材33とリング部材34とにより遊嵌状態で保持されている。また、保持部材33は、ベース体3に取り付けられることにより、中筒体4内において浮遊した状態で保持されていて、振動発生機構2から中筒体4へ伝わる振動が非伝達とされる構成とされている。このことから、把持部7は、カバー体5に対して非連結状態で且つ回転可能に設けられていて、振動発生機構2からの振動が非伝達とされる「非振動部位」とされている。
本発明によれば、施療部に対して振動によるマッサージ効果を付与するマッサージ装置1において、例えば、偏心回転する円筒部14aと、一方側出力軸12aを挟んで円筒部14aと対向する位置に設けられたウエイト部14bとを、ボス部材13aに備えることにより、円筒部14aが変換部材9aに回転運動を伝達し、ウエイト部14bが変換部材9aで変換された振動運動を、駆動モータ8の本体部11へ伝達されることを防止するので、把持部7が非振動部位(振動が非伝達)となり、振動部位が施療子6を備えるカバー体5(振動発生機構2、中筒体4を含む)に限定されることとなる。また、把持部7は、振動部位(振動発生機構2、中筒体4、カバー体5)に対してフリーな状態で保持されるものとなる。
このような構成をマッサージ装置1に備えることにより、使用者は把持部7を掴んでマッサージ装置1を容易に持つことができるようになる。また、把持部7を床面Fなどに載置してマッサージ装置1を使用しても、振動が床面などに伝わらずに、所定の位置でマッサージを行うことができる。
すなわち、電源を入れてマッサージ装置1全体が振動しても、振動が床面などに伝達されることがなく、足部を本体に載せる前に思わぬ方向に移動することがない。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
特に、今回開示された実施形態において、明示されていない事項、例えば、作動条件や操作条件、構成物の寸法、重量などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
例えば、非振動部位の構成、すなわち保持部31を構成するボス部材32、保持部材33、保持部材33、リング部材34の外径及び内径など、左右にある把持部7の形状や離間距離、振動部位(振動発生機構2、中筒体4、カバー体5)の構成などについては、施療範囲を鑑み適宜変更可能である。
また、本実施形態においては、中筒体4やカバー体5などの筒体について、円筒形状を例に挙げて説明したが、径方向の断面が楕円形状の筒体でもよく、多角形(6角形など)の筒体でもよい。
1 マッサージ装置
2 振動発生機構
2a 一方側振動発生部
2b 他方側振動発生部
3 ベース体
3a ベース体(一方側)
3b ベース体(他方側)
4 中筒体
5 カバー体
5a 外筒体
5b 内筒体
6 施療子
7 把持部
7a 把持部(一方側)
7b 把持部(他方側)
8 駆動モータ
9 変換部材
9a 変換部材(一方側)
9b 変換部材(他方側)
10 振動子
10a 振動子
10b 振動子
11 本体部
12a 一方側出力軸
12b 他方側出力軸
13 ボス部材
13a ボス部材
13b ボス部材
14a 円筒部
14b ウェイト部
14c 板部材
14d 孔部
15a 突出片
15b 突出片
16 孔部(突出片)
16a 孔部(一方側)
16b 孔部(他方側)
17 孔部(中心)
18 ベアリング
19 弾性部材
20 孔部(ベース体)
21 規制軸部
22 係合片
23 規制軸部
24 係合片
25 嵌め込み孔部(中筒体)
25a 嵌め込み孔部(一方側)
25b 嵌め込み孔部(他方側)
26 環状嵌合部
27 凹部
28 凸部
29 縁部
29a 縁部
29b 縁部
30 載置部
31 保持部
31a 保持部(一方側)
31b 保持部(他方側)
32 ボス部材
32a ボス部材
32b ボス部材
33 保持部材
33a 保持部材
33b 保持部材
34 リング部材
34a リング部材
34b リング部材
35 底面板
36 孔部
36a 孔部
36b 孔部
36c 孔部
37 リブ部材
38 係合片
39 連結部材
40 溝部
41 底面板
42 リブ部材
43 蓋部材
44 操作スイッチ
45 底面板
46 孔部
47 リブ部材
48 係合片
F 床面
T 足部

Claims (8)

  1. 施療部に対して振動によるマッサージを付与し且つロール形状を呈する振動部位と、前記振動部位の両側に配備され且つ前記振動が非伝達とされる非振動部位と、を有し、
    前記施療部に対して振動によるマッサージを付与する振動発生機構と、前記振動発生機構を収容するベース体と、前記ベース体を周方向に取り巻き、表面に施療子が設けられていて、前記振動発生機構により振動する円筒形状のカバー体と、前記カバー体の長手方向端部に設けられている把持部と、を有し、前記カバー体は、前記振動部位とされていて、前記把持部は、前記カバー体に対して非連結状態で設けられていて、前記振動発生機構からの振動が非伝達とされる前記非振動部位とされていて、
    前記把持部は、保持部により遊嵌状態で保持されていて、
    前記保持部は、前記把持部の環状嵌合部に外嵌される円筒形状のボス部材と、前記ボス部材を遊嵌状態で保持する円筒形状の保持部材と、前記保持部材と締結され、前記ボス部材の脱落を防止するリング部材と、を有している
    ことを特徴とするマッサージ装置。
  2. 前記把持部は、前記カバー体の外径より大きい外径とされ、
    前記把持部の外周には、床面に載置可能な載置部が設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のマッサージ装置。
  3. 前記載置部は、前記マッサージ装置を前記床面に載置したとき、当該マッサージ装置の転動を防止する構成とされていることを特徴とする請求項に記載のマッサージ装置。
  4. 前記保持部材の外径は、前記ボス部材の内径より小さいことを特徴とする請求項に記載のマッサージ装置。
  5. 前記把持部は、前記ボス部材が前記保持部材と前記リング部材とに、遊嵌状態で保持されることにより、前記カバー体に対して非連結状態で設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のマッサージ装置。
  6. 前記振動発生機構は、回転駆動力を発生する駆動モータと、前記回転駆動力を振動運動
    に変換する変換部材と、前記変換部材に設けられている振動子と、を有し、
    前記カバー体は、前記振動子を介して、前記変換部材に連結されている
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のマッサージ装置。
  7. 前記変換部材は、弾性部材を介して、前記ベース体に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載のマッサージ装置。
  8. 前記駆動モータの出力軸には、前記出力軸から偏心する回転軸心を有するボス部材が取り付けられていて、
    前記振動発生機構は、前記駆動モータの出力軸に対するボス部材の偏心により振動を発生させ、
    前記ボス部材には、前記振動が前記駆動モータ側へ伝達することを防止するウエイト部が取り付けられている
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のマッサージ装置。
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