JP2022174991A - マッサージ装置 - Google Patents

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雄翔 趙
Xiongxiang Zhao
康一 沼田
Koichi Numata
新策 清水
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Abstract

Figure 2022174991000001
【課題】マッサージを行う部位を使用者の施療部のみ接触させるとともに、非マッサージ部位が施療部に対して非接触となる構成とすることで、使用者に対し不快感を与えることなく安心して、施療部に対して振動によるマッサージを効果的に行うことができるマッサージ装置を提供する。
【解決手段】本発明のマッサージ装置1は、施療部に対して振動によるマッサージを付与し且つロール形状を呈する振動部位5と、振動部位5の両側に配備された端側部位とを有し、この端側部位は、把持部7と当該把持部7から延設されたスタンド部12とから構成されており、把持部7は、振動部位5より径小な形状とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、足部から腿部までの脚部、腰部、背部や肩部などの施療部に対して振動によるマッサージ効果を付与するマッサージ装置に関する。
従来から、マッサージ部を振動させて、腰部や肩部などの施療部に対してマッサージを行うマッサージ装置が市販されている。このマッサージ装置は、手持ち使用が可能なものとなっている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第6534912号公報
さて、特許文献1は、マッサージ部を振動させて腰部や肩部などに対してマッサージを行う手持ち型のマッサージ装置である。特許文献1に開示する装置は、マッサージ効果が期待できるものである。ところが、このマッサージ装置は、手で持っていながらマッサージを行うものであるので、手がふさがってしまう。
そこで、例えば腰部に対してマッサージをする際、手が空いた状態となる構成について検討してみる。例えば、マッサージ装置を円柱形状(ロール型)に形成することが考えられる。ロール型のマッサージ装置の場合、振動発生機構が内蔵される。
このようなロール型のマッサージ装置を、例えば、床面などに載置して使用する場合、電源を入れると装置全体が大きく振動するので、装置本体の振動による移動を防ぐ必要がある。
このことより、本願発明者は、ロール形状とされたマッサージ部の振動が床面などに伝わらずに、安定してマッサージを行うことができるマッサージ装置を開発している(特願2020-071035を参照)。このマッサージ装置は、良好なマッサージ効果を得ることができるものとなっている。
ところが、床面に載置可能な載置部(マッサージを行わない非マッサージ部位)のサイズが大きいと、例えば腰部に対してマッサージを行う際、その載置部(マッサージを行わない非マッサージ部位)が腰部の横側(側腰部)にあたってしまい、効果的なマッサージを行えなくなる場合があることを研究により知見した。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、マッサージを行う部位を使用者の施療部のみ接触させるとともに、非マッサージ部位が施療部に対して非接触となる構成とすることで、使用者に対し不快感を与えることなく安心して、施療部に対して振動によるマッサージを効果的に行うことができるマッサージ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかるマッサージ装置は、施療部に対して振動によるマッサージを付与し且つロール形状を呈する振動部位と、前記振動部位の両側に配備された端側部位とを有し、前記端側部位は、把持部と当該把持部から延設されたスタンド部とから構成されており、前記把持部は、前記振動部位より径小な形状とされていることを特徴とする。
好ましくは、前記施療部に対して振動によるマッサージを付与する振動発生機構と、前記振動発生機構を収容するベース体と、前記ベース体を周方向に取り巻き、表面に施療子が設けられていて、前記振動発生機構により振動する円筒形状のカバー体と、前記カバー体の長手方向端部に設けられている把持部と、を有し、前記カバー体は、前記振動部位とされているとよい。
好ましくは、前記把持部には、前記カバー体を床面から浮かせた状態で設置することを可能とする方向に延設するスタンド部が設けられているとよい。
好ましくは、前記スタンド部の一部乃至は全部が、前記カバー体から伝播してくる振動を吸収可能な振動吸収部材で形成されているとよい。
好ましくは、前記把持部は、保持部により遊嵌状態で保持され、前記カバー体に対して非連結状態とされているとよい。
本発明によれば、マッサージを行う部位を使用者の施療部のみ接触させるとともに、非マッサージ部位が施療部に対して非接触となる構成とすることで、使用者に対し不快感を与えることなく安心して、施療部に対して振動によるマッサージを効果的に行うことができる。
本発明のマッサージ装置の概略を模式的に示した斜視図である。 本発明のマッサージ装置の四面図(正面図、上面図、側面図、背面図)である。 本発明のマッサージ装置の内部を示す図であり、把持部と中筒体と振動発生機構の振動子などの概略(位置関係等)を示す図である。 本発明のマッサージ装置の内部を示す図であり、把持部と保持部と振動発生機構などの概略(位置関係等)を示す図である。 把持部を遊嵌状態で保持する保持部の分解図である。 本発明のマッサージ装置の断面図である(一方側振動発生部側)。 振動発生機構(一方側)の分解図である。 本発明のマッサージ装置の使用態様図(使用者が仰向けで腰部マッサージを行っている場合の図)である。 本発明のマッサージ装置の使用態様図(使用者の脚部に対してマッサージを行っている場合の図)である。
以下、本発明にかかるマッサージ装置1の実施形態を、図を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。また、図面に関して、見やすくするため、構成部品の一部を省略したり、仮想線などを用いて描いている。また、マッサージ装置1の方向などに関しては、例えば、図1の紙面左側(奥側)をマッサージ装置1の「一方側(後側)」とし、紙面右側をマッサージ装置1の「他方側(前側)」とする。なお、図2~図9などに示すマッサージ装置1の方向についても同様である。
図1~図9などに示すように、本発明にかかるマッサージ装置1は、例えば、使用者Uの脚部L(足部、膝部、ふくらはぎ、腿部など)や腰部W、背部、肩部などの施療部に対して振動によるマッサージを付与するものである。
図8に示すように、例えば、スタンド部12を床の上に載置し、マッサージ装置1を床面F上などの安全な水平面上に配備して、使用者Uはマッサージ装置1の長手方向が自身の左右方向(横方向)となるように、腰部Wがマッサージ装置1に接するように、仰向けになって寝た状態で、腰部Wに対して振動マッサージを行うことができる。
また、図9に示すように、例えば、スタンド部12を床の上に載置し、マッサージ装置1を床面F上などの安全な水平面上に配備して、使用者Uが床面F上に仰向けに寝て、脚部L(例えば、ふくらはぎなどの比較的軽い部位)をマッサージ装置1の上に載せた状態で、脚部Lに対して振動マッサージを行うことができる。
本発明にかかるマッサージ装置1について、具体的に説明する。
本発明のマッサージ装置1は、施療部に対して振動によるマッサージを付与し且つロール形状を呈する「振動部位」と、振動部位の両側に配備された「端側部位」と、を有している。
具体的には、本発明のマッサージ装置1は、施療部に対して振動によるマッサージを付与する振動発生機構2と、振動発生機構2を収容するベース体3と、ベース体3を周方向に取り巻き、振動発生機構2により振動する円筒形状の中筒体4と、中筒体4を外嵌し、表面に施療子6が設けられている円筒形状のカバー体5と、カバー体5の長手方向端部に
設けられている把持部7(端側部位)と、を有している。つまり、本発明のマッサージ装置1は、ロール型の振動マッサージ装置である。
図3に示すように、中筒体4は、カバー体5の内側に接して配備され、長手方向に長尺な円筒形状の部材である。この中筒体4は、内部に大きな空間を備え、振動発生機構2を格納する。中筒体4の外周壁面には、嵌め込み孔部8が複数設けられている。この嵌め込み孔部8には、変換部材33の振動子34(詳細は後述)が嵌め込まれる。
中筒体4の一方側の外周壁面には、嵌め込み孔部8aが4つ設けられていて、振動子34aが嵌め込まれる。また、中筒体4の他方側の外周壁面には、嵌め込み孔部8bが4つ設けられていて、振動子34bが嵌め込まれる。
すなわち、中筒体4は、嵌め込み孔部8に嵌め込まれた振動子34を介して、変換部材33に連結されている。変換部材33の変換により振動子34が振動すると、中筒体4は振動するようになる。
図1、図2などに示すように、カバー体5は、中筒体4の外側に接して配備された円筒形状の部材である。カバー体5は、長手方向の長さが中筒体4と略同じ長さとされている。つまり、カバー体5は、内部に大きな空間を備え、中筒体4を外嵌する。
なお、本実施形態のカバー体5は、当該カバー体5と中筒体4を組み合わせたもの(二重構造)としている。とはいえ、例えば中筒体4の構成を含むように、カバー体5のみの一重構造としてもよい。
カバー体5の外周壁面には、施療子6が複数設けられている。施療子6は、径方向外側に盛り上がるように設けられている。施療子6は、カバー体5の長手方向に、一定の間隔で複数設けられている。
本実施形態では、小型で突出状の施療子6が複数設けられるとともに、広い帯状の面とされた施療子6が複数設けられている。ただし、施療子6の形状(高さや幅など)については、施療の目的に応じて適宜変更可能である。
また、本実施形態のカバー体5については、図示はしないが、外筒体と内筒体の二層構造となっている。外筒体については、使用者Uが施療部(例えば、腰部Wなど)を押し当てたときに不意な痛みなどを感じさせないようにするため、例えば軟質の材料(ラバーなど)で形成された部材とされているとよい。また、内筒体については、中筒体4を外嵌する部材であり、例えば硬質の材料などで形成されていると好ましい。
カバー体5は中筒体4と外嵌しており、互いに密着状態となっている。そのため、振動子34の振動により中筒体4が振動すると、それに伴ってカバー体5も振動する。このことから、カバー体5(中筒体4も含む)は「振動部位」とされている。
ところで、本実施形態では、カバー体5の外径は、両端部に設けられた把持部7の外径より大きいものとされている。言い換えれば、両端部に設けられた把持部7の外径は、カバー体5の外径よりも小さいものとされている。つまり、マッサージ装置1を例えば腰部Wに接触させたとき、カバー体5のみが、腰部Wなどの使用者Uの施療部に接触する構成とされている。カバー体5(振動部位)は、把持部7より径方向外側に張り出した形状とされている。カバー体5は、把持部7の外径より太径とされている。さらに、カバー体5に設けられた施療子6は、把持部7の外周面より径方向外側に突出状に設けられている。
なお、本実施形態においては、カバー体5の外径=約150mm(施療子6の高さを含む)、長さ=約300mm(中筒体4の長さと略同じ)となっている。ただし、カバー体5の形状や寸法(高さや幅など)については、例示したものに限定されず、適宜変更可能である。
また例えば、カバー体5は、一定の太さでもよいし、長手方向中央が太く両端部に向かって細くなる樽形状となっていてもよい。また、カバー体5(振動部位)は、円形状で説明したが、把持部7より大きい楕円形状や多角形状などのロール形状であってもよい。
図1~図4などに示すように、カバー体5の両端部には、手持ち可能な把持部7が設けられている。把持部7aは、手持ち可能とするため、所定の厚みを有するものとなっている。
把持部7は、保持部15(詳細は後述)により遊嵌状態で保持され、カバー体5に対し
て非連結状態とされている。
把持部7は、「振動部位(振動発生機構2、中筒体4、カバー体5など)」に対してフリーな状態で保持されるものとなり、振動する部位が施療子6を備えるカバー体5に限定されることとなる。
カバー体5の一方端側には、把持部7aが設けられている。カバー体5の他方端側には、把持部7bが設けられている。つまり、把持部7aと把持部7bは、カバー体5を挟んで隣接配置されている。把持部7aと把持部7bは、長手方向において、鏡像反転させて所定の間隔で配置(対称に配置)したものである。すなわち、把持部7aと把持部7bは、略同形状である。このうち把持部7aに着目して説明する。
図5、図6などに示すように、把持部7aは、円盤状に形成された部材である。この把持部7aは、カバー体5の外径より小さい外径とされている。つまり、マッサージ装置1全体をみると、長手方向中途部より両端部のサイズが小さくなっている。
本発明のマッサージ装置1は、椅子に着座した使用者Uが腰部Wや背部と椅子の背もたれとの間に、マッサージ装置1を挟み込んだ状態で使用することもできる。すなわち、把持部7が腰部Wや背部などに接触しないようになるので、着座した状態でも腰部Wや背部などに対して、不快感を与えることなく安心して効果的なマッサージを行えるものとなる。
なお、本実施形態においては、把持部7の外径=約100mm、長さ=約50mmとなっていて、カバー体5の外径より小径となっている。ただし、把持部7の形状や寸法(高さや幅など)については、例示したものに限定されず、適宜変更可能である。
なお、把持部7とカバー体5は略同じ外径とされてもよく、その場合施療子6が径方向外側に突出状に設けられるようにするとよい。すなわち、少なくとも施療子6が把持部7の外周面より径方向外側に突出しているとよい。
本実施形態においては、把持部7aの外周側には、径方向内側に窪んだ凹部9と、径方向外側に突出した凸部10(山と谷)が交互に連続して形成されている。すなわち、把持部7aは、側面視で略星形状の円盤部材である。これにより、本実施形態の把持部7は手持ちが確実で且つ容易となっている。
また、凸部10の頂部は、湾曲しているが略平らな面(尖っていない)形状となっている。これら複数の凸部10は、それぞれを結ぶと円形を描くものとなっている。本実施形態においては、複数の凸部10が結ぶと円形の外径が、把持部7aの外径となり、カバー体5の外径より小さい外径とされている。
なお、把持部7は、略星形状で説明したが、カバー体5(振動部位)より小さい円形状、楕円形状や多角形状などであってもよい。
また、把持部7aの中心には、円盤形状の軸心方向に貫通した環状嵌合部11が形成されている。この環状嵌合部11は、保持部15aを構成するボス部16a(詳細は後述)を外嵌する。
本発明のマッサージ装置1においては、把持部7aには、床面Fに設置可能なスタンド部12a(端側部位)が設けられている。スタンド部12aは、床面Fなどの水平面上にマッサージ装置1を安定して設置するものである。把持部7aとスタンド部12aとは一体に成形されているが、図1内にて破線で示すように、スタンド部12aは、垂直方向と水平方向との間で可動するものとされていても良い。すなわち、スタンド部12aは、揺動角度が可変とされ、把持部7aに対して任意の位置で保持することができるものである。
載置部13aは、板片であって、設置時に床面Fと水平方向に沿って平行になる部材である。載置部13aは、長さが把持部7aの外径と略同じである。
支持部14aは、載置部13aと略同じ幅の板片であって、載置部13aの端部から直交方向に立ち上がる部材である。支持部14aは一対配備され、載置部13aの両端部それぞれに接続するように設けられている。すなわち、スタンド部12aは、側面視でU字形状に形成された部材である。
支持部14aの先端が、互いに対向する位置の凸部10(把持部7a)に取り付けられ
ることにより、スタンド部12aは把持部7aから吊下されるように設けられている。
なお、把持部7bにも、スタンド部12bが設けられている。スタンド部12bは、スタンド部12aと略同形状で、側面視でU字形状に形成された部材である。スタンド部12bは、設置時に床面Fと接触する載置部13bと、その載置部13bを支持する支持部14bと、を有している。
図9に示すように、例えば、把持部7a,7bに設けられたスタンド部12a,12bは、カバー体5の中心軸に対して常に略垂直方向に向く構造となっているため、マッサージ装置1を床面Fなど水平面に安定させて設置することができる。すなわち、スタンド部12aによりマッサージ装置1の転動を防止することができる。この状態においてマッサージ装置1は、施療部となる脚部L(下肢)に対して、効果的なマッサージを行えるものとなる。
なお、このスタンド部12は、プラスチックのような剛体で構成されていてもよく、スタンド部12の一部乃至は全部が振動を吸収するようなゴム部材で構成されていてもよい。ゴム部材のように振動を吸収する部材で構成された場合、カバー体5から若干ながら伝播してくる振動を吸収する振動吸収部材として作用することになる。
図5、図6などに示すように、保持部15は、把持部7を遊嵌状態で回転自在に保持し、カバー体5に対して非連結状態にする。保持部15は、把持部7の環状嵌合部11に外嵌される円筒形状のボス部材16と、ボス部材16を遊嵌状態で保持する円筒形状の保持部材17と、保持部材17と締結され、ボス部材16の脱落を防止するリング部材18と、を有している。
把持部7a側には、保持部15aが設けられている。また、把持部7b側には、保持部15bが設けられている。つまり、保持部15aと保持部15bは、把持部7aと把持部7bと同様に、振動発生機構2を挟んで隣接配置されている。
保持部15aと保持部15bは、長手方向において、鏡像反転させて所定の間隔で配置(対称に配置)したものである。すなわち、保持部15aと保持部15bは、略同形状である。このうち保持部15aに着目して説明する。
図5、図6などに示すように、保持部15aは、一方側振動発生部2aよりも、一方方向外側に設けられている。ボス部材16aは、有底円筒状の部材であり、把持部7aの環状嵌合部11に嵌合される。ボス部材16aは、一方方向外側が大きく開口され、一方方向内側(他方向)は底面板19が設けられている。
底面板19の中心には、円筒形状の軸心方向と同じ方向を向く孔部20が形成されている。この孔部20は貫通孔とされており、保持部材17aが貫通する。孔部20は、一方側から他方側に向かって、内径がそれぞれ異なる孔部20a、孔部20b、孔部20cが、順に設けられている。すなわち、孔部20は、段差を有する貫通孔である。孔部20b、孔部20a、孔部20cの順に、内径が小さいものとなっている。
孔部20aには、リング部材18aに設けられた環状のリブ部材26(詳細は後述)が回転自在に嵌り込む。孔部20bには、保持部材17aが回転自在に嵌り込む。孔部20cには、保持部材17aに形成されたリブ部材21が回転自在に嵌り込む。
保持部材17aは、円筒状に形成された部材であり、ボス部材16aの軸心(一方側と他方側を結ぶ軸心)と一致する。保持部材17aは、ボス部材16aの孔部20bに回転自在に嵌り込む。
保持部材17aの外周壁面には、リブ部材21が設けられている。リブ部材21は、径方向外側に向かって突出状で且つ、周方向に湾曲した形状(環状)に形成されている。すなわち、リブ部材21は、保持部材17aの外周壁面を周回するように設けられている。このリブ部材21は、ボス部材16aの孔部20cに回転自在に嵌り込む。これにより、保持部材17aは、ボス部材16aを回転自在に遊嵌状態で支持することが可能となる。
本実施形態においては、リブ部材21は、保持部材17aの外周壁面に、等間隔で4つ、扇形状で設けられている。なお、リブ部材21は、例示したものに限定されず、例えば保持部材17aの外周壁面を周回するように環状に形成されていてもよい。
また、保持部材17aの外周壁面には、係合片22が設けられている。係合片22は、
保持部材17aから他方側に突出状に延設された板片とされている。本実施形態においては、係合片22は、ベース体3aの外周壁面に、等間隔に4つ設けられている。この係合片22は、ベース体3aの係合片46(詳細は後述)と対面する位置に設けられている。係合片22は、変換部材33aの各突出片39aの間に形成される空間を通過する連結部材23を係合する部材である。
連結部材23は、保持部材17aとベース体3aを連結する部材である。連結部材23は、長手方向に長い溝部24が形成された長尺の棒部材である。連結部材23は、突出状の係合片46(ベース体3a)に対して溝部24を被せて、締結具などにより取り付けられる。また、連結部材23は、係合片46と対面する位置にある突出状の係合片22(保持部材17a)に対して、溝部24を被せて、締結具などにより取り付けられる。
すなわち、連結部材23は、保持部材17aとベース体3aとの間において、掛け渡すように配備される。これにより、保持部材17aとベース体3aは、連結部材23により確実に連結されて固定される。
なお、保持部材17aとベース体3aとの間には、十字形状の変換部材33a(詳細は後述)が浮遊するような状態で配備されている。また、隣り合う連結部材23の間の空間からは、変換部材33aの突出片39aが径方向外側に向かって突出状に配備されている。突出片39aは、隣り合う連結部材23の間の空間の範囲で揺動する。
リング部材18aは、保持部材17aと共にボス部材16aを挟み込むことで、そのボス部材16aを遊嵌状態で保持する。リング部材18aは、ボス部材16aに内挿され、締結具などにより保持部材17aに取り付けられる。
リング部材18aは、一方方向外側が大きく開口され、一方方向内側(他方向)に底面板25が設けられた有底円筒状の部材である。その底面板25の中心には、貫通した孔部が形成されている。
底面板25の他方側の底面(裏側面)には、リブ部材26が設けられている。リブ部材26は、他方側に向かって突出状で且つ、周方向に湾曲した形状(環状)に形成されている。すなわち、リブ部材26は、リング部材18aの底面板25において円周方向に周回するように設けられている。リブ部材26は、保持部材17aを外嵌するとともに、ボス部材16aの孔部20aに嵌り込む。リング部材18aは、締結具などにより、保持部材17aに確実に固定される。
これにより、リング部材18aは、他方側に向かって、ボス部材16aを挟み込むようにして、保持部材17aに取り付けられ、ボス部材16aをがたつかせずに回転自在に、遊嵌状態で保持することが可能となる。
リング部材18aの一方側の開口部には、円盤状の蓋部材27aが取り付けられる。また、蓋部材27aには、マッサージ装置1の駆動及び停止を行う電源スイッチ28、振動のリズムを変更することができる条件変更ボタンなどの操作スイッチ29、電源を供給する電源プラグが差し込まれる電源ソケット30などが設けられている。
さて、把持部7b側には、保持部15bが設けられている。本実施形態の保持部15bは、保持部15aを反転(鏡像反転)させて配置したものである。つまり、保持部15bは、保持部15aと略同形状であるので、構成の概要のみを説明する。
ボス部材16bは、ボス部材16aと同形状の有底円筒状の部材であり、把持部7bに嵌合される。ボス部材16bは、ボス部材16aの軸心(一方側と他方側を結ぶ軸心)と一致する。ボス部材16bには、保持部材17bが貫通して配備されるものとなっている。ボス部材16bには、ボス部材16aの孔部20a、孔部20b、孔部20cの内径と略同じ孔部が形成されている。
保持部材17bは、保持部材17aと同形状の円筒状に形成された部材である。保持部材17bは、ボス部材16bの軸心と一致する。保持部材17bは、ボス部材16bを回転自在に遊嵌状態で支持する。
また、保持部材17bの外周壁面には、保持部材17aの係合片22と同様の形状の係合片31が設けられている。本実施形態においては、係合片31は、保持部材17bの外周壁面に、等間隔に4つ設けられている。この係合片31は、ベース体3bの係合片48
と対面する位置に設けられている。
連結部材23は、保持部材17bの係合片31と、ベース体3bの係合片48とに対して溝部24を被せて、締結具などにより取り付けられる。すなわち、連結部材23は、保持部材17bとベース体3bとの間において掛け渡すように配備され、変換部材33bの各突出片39bの間に形成される空間を通過する。これにより、保持部材17aとベース体3aは、連結部材23により確実に連結されて固定される。
なお、保持部材17bとベース体3bとの間には、十字形状の変換部材33bが浮遊するような状態で配備されている。また、変換部材33bの突出片39bは、径方向外側に向かって突出状に配備され、隣り合う連結部材23の間の空間の範囲で揺動する。
リング部材18bは、リング部材18aと同様の形状である。リング部材18bは、保持部材17bと共にボス部材16bを挟み込むことで、そのボス部材16bを遊嵌状態で保持する。リング部材18bは、ボス部材16bに内挿され、締結具などにより保持部材17bに取り付けられる。また、リング部材18bの一方側の開口部には、円盤状の蓋部材27bが取り付けられる。
すなわち、ボス部材16は、保持部材17とリング部材18とにより、がたつかずに回転自在に、遊嵌状態で保持されることとなる。また、保持部材17は、連結部材23を介してベース体3から一定間隔離れて取り付けられることにより、振動発生機構2により振動する中筒体4内において浮遊した状態で保持される。
図3~図7などに示すように、振動発生機構2は、回転駆動力を発生する駆動モータ32と、回転駆動力を振動運動に変換する変換部材33と、その変換部材33に設けられている振動子34と、を有している。
本実施形態の駆動モータ32は、両軸(2軸)駆動モータである。つまり、駆動モータ32は、本体部35から一方側に突出し且つ回転駆動力を一方側に出力する一方側出力軸36aと、本体部35から他方側に突出し且つ回転駆動力を他方側に出力する他方側出力軸36bと、を有している。
なお、本実施形態においては、一方側出力軸36a側を一方側振動発生部2aとし、他方側出力軸36b側を他方側振動発生部2bとする。一方側振動発生部2aと他方側振動発生部2bは、長手方向(一方側と他方側を向く軸心方向に沿った方向)において、駆動モータ32を挟んで、対称に配置(反転(鏡像反転)させて所定の間隔で配置)されたものである。すなわち、一方側振動発生部2aと、他方側振動発生部2bは、略同形状である。
一方側出力軸36aの先端には、ボス部材37aが取り付けられている。ボス部材37aは、略円筒形状に形成された部材である。なお、本実施形態のボス部材37aは、半円筒形状となっている。
図6、図7などに示すように、ボス部材37aは、軸心が一方側を向く円筒部38aと、円筒部38aから張り出すように設けられた板部材38cと、この板部材38cに取り付けられたウェイト部38bと、を有している。
ボス部材37aにおいては、円筒部38aの水平方向反対側には、一方側出力軸36aが嵌入される孔部38dが設けられている。このボス部材37aは、円筒部38aの中心軸心の偏心により偏心回転(振動発生)するものである。
円筒部38aは、軸心L2が一方側出力軸36aの軸心L1と同じ方向を向くが、同一軸心とはならないように配置されている。つまり、円筒部38aは、一方側出力軸36aの回転により、偏心回転するものである。この円筒部38aが一方側出力軸36aに対して偏心回転することにより、回転運動が変換部材33aで振動運動に変換される。なお、振動の大きさは、軸心L2と軸心L1の間隔を変更することで、設定することができる。
ウェイト部38bは、一方側出力軸36aの軸心L1を挟んで、偏心回転する円筒部38aの軸心と対向する位置(カウンターの位置)に設けられる。すなわち、ウェイト部38bは、円筒部38aの軸心L2に対して180°の位置に設けられている。なお、ウェイト部38bの重さや形状などについては、適宜変更可能である。
ところで、一方側の円筒部38aの軸心L2と、他方側のボス部材37bの円筒部(図
示せず)の軸心は、同一軸心である。すなわち、一方側の円筒部38aと、他方側のボス部材37bの円筒部は、例えば、90°遅れて回転したり、逆方向に回転するなど、互い違いに回転するものとはなっていない。つまり、一方側のボス部材37aと、他方側のボス部材37bの偏心の方向は同じである。
また、一方側のウェイト部38bと、他方側のボス部材37bのウェイト部(図示せず)は、同じ方向を向いて配置されている。例えば、一方側のウェイト部38bが上側に位置するならば、他方側のボス部材37bのウェイト部も上側に位置する。
次に、円筒部38a、ウェイト部38bの動作、すなわち偏心回転について述べる。
一方側出力軸36aから回転駆動力が出力されると、円筒部38aは一方側出力軸36aの軸心L1回りに偏心回転する。その円筒部38aにより、回転運動が一方側の変換部材33aへ伝達される。変換部材33aは、円筒部38aの軸心L2回りに回転しようとする。しかし、ベース体3aの規制軸部45(詳細は後述)により制限され、変換部材33aは回転運動を振動に変換する。変換部材33aの振動子34aが中筒体4の嵌め込み孔部8aに嵌め込まれていることにより、中筒体4へ振動が伝達される。
本実施形態のボス部材37aを備えることにより、変換部材33aが回転運動を振動に変換し、円筒部38bにより駆動モータ32の本体部35への振動の伝達が抑えられるので、マッサージ装置1全体の振動が抑えられ、変換部材33aで変換された振動運動が把持部7aにほとんど伝達されなくなり、「振動部位」が施療子6を備えるカバー体5のみに限定されることとなる。この構成をマッサージ装置1に備えることにより、使用者Uは把持部7を掴んでマッサージ装置1を容易で且つ確実に持つことができる。
ボス部材37aの一方側先端(円筒部38)には、変換部材33aが取り付けられている。本実施形態の変換部材33aは、十字形状に形成された部材である。具体的に、変換部材33aは、互いに交差する方向を向く突出片39aが4つ形成されている部材である。
変換部材33aの高さ(突出片39aの先端から、対向する位置に配置された突出片39aの先端までの距離)については、中筒体4の内径と略同じである。なお、変換部材33aの厚み(孔部41の深さ)は所定のものとされている。
各突出片39aとの間に形成される空間は、一方側のベース体3aと保持部材17aとを連結する連結部材23が通過するための空間である。突出片39aの突出方向中途部には、孔部40aが設けられている。
図6、図7などに示すように、孔部40aには、ベース体3aに設けられている規制軸部45(詳細は後述)が嵌入される。本実施形態においては、4つの突出片39aのうち、対向する2つの突出片39aに、孔部40aが設けられている。この孔部40aにベース体3aの規制軸部45が嵌入されることにより、変換部材33aの回転が制限される。すなわち、孔部40aと規制軸部45は、変換部材33aの回転を所定の範囲に規制する「回転規制部」といえる。
突出片39a(変換部材33a)の先端には、振動子34aが設けられている。本実施形態においては、振動子34aは、平面視で長方形状の突出片とされている。振動子34aは、中筒体4に形成されている長方形状の嵌め込み孔部8aに嵌め込まれる。
また、変換部材33aの中心には、軸心方向が円筒部38と同じ孔部41が形成されている。この孔部41には、ベアリング42が嵌め込まれている。この変換部材33aは、ベアリング42を介して、円筒部38(ボス部材37a)に回転自在に取り付けられている。
この変換部材33aと、ベース体3aの間には、弾性部材43が配備されている。弾性部材43は、略円筒形状の部材であり、ベース体3aの規制軸部45を外嵌するように取り付けられている。弾性部材43は、変換部材33aの回転を吸収することで、他の部材への振動の伝達を抑制し、マッサージ装置1の損傷を防止する。そのため、弾性部材43は、可撓性の材料(例えば、ゴム製のブッシュ部材など)で形成されているとよい。
変換部材33aは、駆動モータ32からの回転駆動力がボス部材37aを介して伝達されることにより回転するが、孔部40aにベース体3aの規制軸部45が嵌入されている
ことにより回転が所定の範囲に制限されていることで、振動に変換する。
このとき、弾性部材43が備えられていることにより、他部材への振動伝達が抑制される。変換部材33aの振動子34aが嵌め込み孔部8aに嵌め込まれていることにより、変換部材33aで変換された振動が中筒体4へ伝達される。
図6、図7などに示すように、ベース体3aは、駆動モータ32の本体部35の一方側壁面に取り付けられている。ベース体3aは、所定の厚みを有する円盤状の部材である。ベース体3aの外径は、駆動モータ32の本体部35の外径と略同じである。ベース体3aの中心には、一方側出力軸36aが貫通して配備される孔部44が形成されている。
ベース体3aの外周壁面には、規制軸部45が設けられている。規制軸部45は、変換部材33aの孔部40aと対応するように、一方側を向いて2つ設けられている。すなわち、規制軸部45は、対面する位置に一対設けられている。この規制軸部45には、弾性部材43が取り付けられている。
また、ベース体3aの外周壁面には、係合片46が設けられている。係合片46は、変換部材33aの各突出片39aの間に形成される空間を通過するように配備される連結部材23を係合する部材である。係合片46は、一方側に延設された板片とされている。係合片46は、ベース体3aから突出した状態で設けられている。本実施形態においては、係合片46は、ベース体3aの外周壁面に、等間隔に4つ設けられている。
さて、本実施形態の他方側振動発生部2bは、一方側振動発生部2aを反転(鏡像反転)させて配置したものである。つまり、他方側振動発生部2bは、一方側振動発生部2aと略同形状であるので、構成の概要のみを説明する。
他方側出力軸36bの先端には、ボス部材37aと同形状のボス部材37bが取り付けられている。ボス部材37bは、ボス部材37aと同じ偏心回転する。このボス部材37bの先端には、変換部材33aと同形状の変換部材33bが取り付けられている。
変換部材33bは、ボス部材37bに回転自在に取り付けられている。変換部材33bは、互いに交差する方向を向く突出片39bが4つ形成された十字形状の部材である。各突出片39bの間に形成される空間には、変換部材33bとベース体3bとを連結する連結部材23が通過して配備される。
突出片39bには、孔部40bが設けられている。この孔部40bにベース体3bに設けられた規制軸部47が嵌入されることにより、変換部材33bの回転が所定の範囲に制限される。変換部材33bの先端には、振動子34aと同形状の振動子34bが設けられている。振動子34bは、中筒体4に形成されている嵌め込み孔部8bに嵌め込まれる。
駆動モータ32の本体部35の他方側壁面には、ベース体3aと略同形状のベース体3bが取り付けられている。ベース体3bの中心は、他方側出力軸36bが貫通して配備される。ベース体3bの外周壁面には、規制軸部47が設けられている。
規制軸部47は、孔部40bと対応する位置に、2つ設けられている。この規制軸部47には、弾性部材43が取り付けられている。また、ベース体3bの外周壁面には、係合片48が等間隔に4つ設けられている。係合片48は、変換部材33bとベース体3bとを連結する連結部材23を係合する部材である。
他方側出力軸36bから出力された回転駆動力がボス部材37bを介して伝達されることにより、変換部材33bが回転しようとする。孔部40bにベース体3bの規制軸部47が嵌入されていることにより、回転が所定の範囲に制限されていることで、変換部材33bは振動に変換する。嵌め込み孔部8bに嵌め込まれた振動子34bにより、振動が中筒体4へ伝達される。変換部材33bで変換された振動は、弾性部材43により吸収され、他の部材への振動伝達が抑制される。
[使用方法]
本発明のマッサージ装置1の使用方法について説明する。
図8と図9に、本発明のマッサージ装置1における使用方法の一例を示す。
図8に示すように、例えば、スタンド部12を床上に接するようにした状態でマッサージ装置1を床面F上などの安全な水平面上に設置する。マッサージ装置1の長手方向が、使用者Uの肩幅方向(横方向)となるように向けて置く。使用者Uは、腰部Wがマッサー
ジ装置1に接するように、マッサージ装置1上に仰向けになる。電源スイッチ28をONにし、マッサージ装置1を駆動させる。このとき、把持部7がカバー体5より径小な形状とされているため、施療部である腰部Wについては、把持部7に接触しないものとなっている。さらに、把持部7は腰部Wの横側(側腰部S)と非接触となる。
この場合、カバー体5が使用者Uの腰部Wのみに対して振動を付与することにより、使用者Uに対し不快感を与えることなく安心して、腰部Wなどに対してほぐすマッサージを効果的に行うことができる。
なお、図8においては、マッサージ装置1を使用者Uの腰部Wに接するようにしたが、背部や肩胛骨部などに接するように、マッサージ装置1の長手方向を使用者Uの身長の方向(縦方向)又は肩幅方向(横方向)に設置してもよい。
図9に示すように、例えば、スタンド部12を床上に接するようにした状態でマッサージ装置1を床面F上などの安全な水平面上に設置する。使用者Uが床面F上に仰向けに寝て、脚部L(例えば、ふくらはぎのような比較的軽い部位)をマッサージ装置1の上に載置する。スタンド部12による床上への配備のため、マッサージ装置1は安定している。電源スイッチ28をONにし、マッサージ装置1を駆動させる。
この場合、本発明のマッサージ装置1が、ふくらはぎなどの脚部Lの施療部に対して振動を付与することにより、その脚部Lなどに対して、ほぐすマッサージを効果的に付与することができる。
なお、本発明のマッサージ装置1の使用方法について、図示はしないが、椅子に着座した使用者Uが、腰部Wや背部と椅子の背もたれとの間に、マッサージ装置1を挟み込んだ状態にしておく。
このとき、把持部7がカバー体5より径小な形状とされているため、施療部である腰部Wや背部は把持部7に接触しないものとなっている。さらに、把持部7は腰部Wの横側(側腰部S)と非接触となる。
これにより、カバー体5が腰部Wや背部などに対して振動マッサージを付与し、使用者Uに対し不快感を与えることなく安心して、腰部Wや背部などに対して、ほぐすマッサージを効果的に行うことができる。
また、椅子に着座した使用者Uがマッサージ装置1を腿部の上に置いて把持部7を手で支えることで、マッサージ装置1が腿部上側に対して振動マッサージを付与することもできる。
以上、本発明のマッサージ装置1によれば、振動部位(カバー体5)のサイズより、把持部7のサイズを小さいものとすることで、カバー体5(マッサージを行う部位)が使用者Uの施療部(例えば、腰部W)のみ接触することとなるので、腰部W(特に腰部Wの横側(側腰部S))に把持部7(マッサージを行わない非マッサージ部位)が接触しなくなり、使用者Uに対し不快感を与えることなく安心して、施療部に対して振動によるマッサージを効果的に行うことができる。
また、マッサージ装置1にスタンド部12を備え、そのスタンド部12を用いて床面Fなどにマッサージ装置1を設置して使用する場合、安定するようになるとともに、振動が床面Fなどに伝わらずに、所定の位置で脚部L(例えば、ふくらはぎ)などの施療部に対して、安心してマッサージを行うことができる。
すなわち、本発明のマッサージ装置1は、例えば、足部~ふくらはぎ~腿部までの脚部L(下肢)、腰部W、背部、肩部、腕部、臀部などの様々な部位の施療部に対して振動によるマッサージ効果を付与することができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
特に、今回開示された実施形態において、明示されていない事項、例えば、作動条件や操作条件、構成物の寸法、重量などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
例えば、本実施形態のマッサージ装置1の基本構成については、例えば、特願2020-071035に開示された構成やそれに類似する構成を用いると良い。
また、本実施形態においては、中筒体4やカバー体5などの筒体について、円筒形状を例に挙げて説明したが、径方向の断面が楕円形状の筒体でもよく、多角形(6角形など)の筒体でもよい。
1 マッサージ装置
2 振動発生機構
2a 一方側振動発生部
2b 他方側振動発生部
3 ベース体
3a ベース体(一方側)
3b ベース体(他方側)
4 中筒体
5 カバー体
6 施療子
7 把持部
7a 把持部(一方側)
7b 把持部(他方側)
8 嵌め込み孔部
8a 嵌め込み孔部(一方側)
8b 嵌め込み孔部(他方側)
9 凹部
10 凸部
11 環状嵌合部
12 スタンド部
12a スタンド部(一方側)
12b スタンド部(他方側)
13 載置部
13a 載置部(一方側)
13b 載置部(他方側)
14 支持部
14a 支持部(一方側)
14b 支持部(他方側)
15 保持部
15a 保持部(一方側)
15b 保持部(他方側)
16 ボス部材
16a ボス部材
16b ボス部材
17 保持部材
17a 保持部材
17b 保持部材
18 リング部材
18a リング部材
18b リング部材
19 底面板
20 孔部
20a 孔部
20b 孔部
20c 孔部
21 リブ部材
22 係合片
23 連結部材
24 溝部
25 底面板
26 リブ部材
27a 蓋部材(一方側)
27b 蓋部材(他方側)
28 電源スイッチ
29 操作スイッチ
30 電源ソケット
31 係合片
32 駆動モータ
33 変換部材
33a 変換部材(一方側)
33b 変換部材(他方側)
34 振動子
34a 振動子
34b 振動子
35 本体部
36a 一方側出力軸
36b 他方側出力軸
37 ボス部材
37a ボス部材
37b ボス部材
38a 円筒部
38b ウェイト部
38c 板部材
38d 孔部
39a 突出片
39b 突出片
40 孔部
40a 孔部(一方側)
40b 孔部(他方側)
41 孔部
42 ベアリング
43 弾性部材
44 孔部
45 規制軸部
46 係合片
47 規制軸部
48 係合片
U 使用者
L 脚部
W 腰部
S 側腰部
F 床面

Claims (5)

  1. 施療部に対して振動によるマッサージを付与し且つロール形状を呈する振動部位と、前記振動部位の両側に配備された端側部位とを有し、
    前記端側部位は、把持部と当該把持部から延設されたスタンド部とから構成されており、前記把持部は、前記振動部位より径小な形状とされている
    ことを特徴とするマッサージ装置。
  2. 前記施療部に対して振動によるマッサージを付与する振動発生機構と、
    前記振動発生機構を収容するベース体と、
    前記ベース体を周方向に取り巻き、表面に施療子が設けられていて、前記振動発生機構により振動する円筒形状のカバー体と、
    前記カバー体の長手方向端部に設けられている把持部と、を有し、
    前記カバー体は、前記振動部位とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ装置。
  3. 前記把持部には、前記カバー体を床面から浮かせた状態で設置することを可能とする方向に延設するスタンド部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ装置。
  4. 前記スタンド部の一部乃至は全部が、前記カバー体から伝播してくる振動を吸収可能な振動吸収部材で形成されている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のマッサージ装置。
  5. 前記把持部は、保持部により遊嵌状態で保持され、前記カバー体に対して非連結状態とされている
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のマッサージ装置。
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