JP7131190B2 - ブラシ装置及び直流モータ - Google Patents
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Description
本発明の目的は、給電ブラシの初期摺動時において摺動状態をより早期に安定化させることができるブラシ装置及び直流モータを提供することにある。
上記態様によれば、給電ブラシの初期摺動の際の摺動状態がより早期に安定化し、より早期に安定した給電が可能なブラシ装置を用いるため、直流モータとしてもより早期に安定した回転駆動を行うことが可能となる。
図1に示す本実施形態の直流モータMは、例えば電動パワーステアリング装置(EPS)の駆動源として用いられる。直流モータMは、モータハウジング10と、モータハウジング10内に収容される電機子(アーマチャ)20及びブラシ装置30とを備えている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、各給電ブラシ32は、整流子24(セグメント24a)と接触し摺動する面が先端摺動面32a、コイルスプリング37と接触して付勢力を受ける面が後端面32bであり、更にピッグテール38が導出される面が上面32c、上面32cと反対側面が下面32dである。各給電ブラシ32は、自身の上面32cがブラシボックス部34の上壁部34aと対向するように、自身の下面32dがベースプレート部33と対向するように、各ブラシボックス部34内に収容されている。
(1)給電ブラシ32の先端部が上面32cのピッグテール38の導出側とは反対側斜め下方に向けて傾倒する姿勢で整流子24に接触し、該接触の際、整流子24に対する先端摺動面32aの第1傾斜面32a1の傾斜角α°よりも第2傾斜面32a2の傾斜角β°の方が大(β°>α°)となる接触態様とした。これにより、給電ブラシ32の初期摺動の際、先端摺動面32aの頂点部32a0から整流子24の製品個々の外周面に倣った摩耗が促進するため、より早期に安定した摺動状態とすることができ、より早期に安定した給電を行うことができる。また、このようなブラシ装置30を用いることで、直流モータMとしてもより早期に安定した回転駆動を行うことができる。
・給電ブラシ32の単体において、先端摺動面32aの第1傾斜面32a1の傾斜角α0°よりも第2傾斜面32a2の傾斜角β0°の方が小(β0°<α0°)に設定したが、第1傾斜面32a1の傾斜角α0°と第2傾斜面32a2の傾斜角β0°とを同等(β0°=α0°)に設定してもよい。また、第1傾斜面32a1の傾斜角α0°よりも第2傾斜面32a2の傾斜角β0°の方が大(β0°>α0°)に設定してもよく、この場合、給電ブラシ32の傾倒態様(傾倒角γ°)を調整して対応する。
次に、技術的思想を記載する。
電機子の整流子に接触し相対摺動する給電ブラシと、該給電ブラシを前記整流子の径方向に進退可能に保持するブラシ保持部と、前記給電ブラシを前記整流子側に付勢する付勢部材とを備えてなるブラシ装置であって、
前記給電ブラシは、全体が略直方体形状をなし自身の進退方向と直交方向にピッグテールが導出されており、前記整流子と対向する先端部において前記整流子に接触し摺動する先端摺動面は、前記ピッグテールの導出側とは反対側にオフセットした位置に設定され前記整流子と接触する初期当接面と、該初期当接面から前記ピッグテール側部分であって後退側に傾斜する第1傾斜面と、前記初期当接面から前記ピッグテールとは反対側部分であって後退側に傾斜する第2傾斜面とを有する初期形状をなすものであり、
前記付勢部材の付勢にて前記給電ブラシの先端部を前記ピッグテールの導出側とは反対側斜めに向けて傾倒する姿勢で前記整流子に対して接触させ、該接触の際、前記整流子に対する前記先端摺動面の第1傾斜面の第1傾斜角よりも前記先端摺動面の第2傾斜面の第2傾斜角の方が大となるように設定されていることを特徴とするブラシ装置。
Claims (2)
- 電機子の整流子に接触し相対摺動する給電ブラシと、該給電ブラシを前記整流子の軸方向と直交する径方向に進退可能に保持するブラシ保持部と、前記給電ブラシを前記整流子側に付勢するコイルスプリングとを備えてなるブラシ装置であって、
前記給電ブラシは、全体が略直方体形状をなし自身の進退方向と直交方向にピッグテールが導出されており、前記整流子と対向する先端部において前記整流子に接触し摺動する先端摺動面は、前記軸方向において前記給電ブラシの中央を通るとともに前記進退方向に延びる中央線に対して前記ピッグテールの導出側とは反対側にオフセットした位置に設定され前記整流子と接触する頂点部と、該頂点部から前記ピッグテール側部分であって後退側に傾斜する第1傾斜面と、前記頂点部から前記ピッグテールとは反対側部分であって後退側に傾斜する第2傾斜面とを有する初期形状をなすものであり、該初期形状をなす前記給電ブラシは、自身の進退方向と直交方向で前記頂点部を通る基準線に対し、前記先端摺動面の第1傾斜面の第1傾斜角よりも前記先端摺動面の第2傾斜面の第2傾斜角の方が小、若しくは前記第1傾斜角と前記第2傾斜面とが同等となるように設定されており、
前記コイルスプリングは、長円巻回の長径方向が前記軸方向に向けられており、
前記給電ブラシに対して該給電ブラシの前記中央線よりも前記ピッグテールの導出側にオフセットしてコイル軸線が位置するように前記コイルスプリングが該給電ブラシの後端面に接触した状態で該コイルスプリングの付勢にて前記ブラシ保持部に保持された状態の前記給電ブラシの先端部を前記ピッグテールの導出側とは反対側斜めに向けて傾倒する姿勢で前記整流子に対して接触させ、該接触の際、前記整流子に対する前記先端摺動面の第1傾斜面の第1傾斜角よりも前記先端摺動面の第2傾斜面の第2傾斜角の方が大となるように設定されており、
前記コイルスプリングの付勢にて前記ブラシ保持部に保持された状態の前記給電ブラシの先端部を前記ピッグテールの導出側とは反対側斜めに向けて傾倒する姿勢で前記整流子に対して接触させる際、前記給電ブラシにおける前記コイルスプリングの接触している前記後端面は、前記ピッグテールが導出されている側の端部が前記整流子の軸方向と直交する径方向における前記整流子側に傾倒する姿勢で、前記給電ブラシは、前記ピッグテールが導出されている側の面の後端部が前記ブラシ保持部の壁部に当接するとともに、該給電ブラシにおける前記ピッグテールとは反対側の面の先端部が前記壁部と対向する対向壁部に当接することを特徴とするブラシ装置。 - 請求項1に記載のブラシ装置を備え、前記ブラシ装置が保持する給電ブラシを電機子の整流子に接触させ相対摺動させるように構成されていることを特徴とする直流モータ。
Applications Claiming Priority (2)
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