JP2009261097A - 直流モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な特性を得ることができる直流モータを提供する。
【解決手段】直流モータは、整流子8を有する電機子と、整流子8の径方向に延びるブラシボックス10cと、ブラシボックス10c内に収容保持されるブラシ12と、ブラシ12の径方向外側端部を径方向内側に押圧し該ブラシ12を整流子8に押圧接触させる捩りコイルばね13とを備える。ブラシ12の径方向外側端部には、電機子の回転方向における中心位置に向かうほど深い円弧形状の凹部12aが形成される。捩りコイルばね13のコイル部13aは支持柱10eと遊嵌されることで軸線方向から見てブラシボックス10cに対して相対移動可能に保持される。捩りコイルばね13のコイル部13aから突出する押圧片13cの(凹部12aに当接される)押圧部13dは、凹部12aの円弧より径の小さい円弧形状に形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブラシを整流子に押圧接触させた直流モータに関するものである。
従来、直流モータとしては、整流子を有する回転子と、整流子の径方向に延びるブラシボックスと、ブラシボックス内に収容保持されるブラシと、ブラシの径方向外側端部を径方向内側に押圧し該ブラシを整流子に押圧接触させる押圧部材とを備えたものがある。
そして、このような直流モータとしては、例えば、一対のブラシを押圧部材としての捩りコイルばねの押圧片にて径方向内側に押圧したものがある(例えば、特許文献1参照)。
このように構成された直流モータでは、回転子の回転時、ブラシが整流子と摺接することから、外部からの駆動電流が回転子にブラシ及び整流子を介して供給される。
ところで、上記のような直流モータにおいて、ブラシボックスの内部(内側面)は、ブラシの熱膨張等を考慮して、冷めた状態(常温)のブラシを収容しているときには隙間を有するように設定されている。よって、回転子の長時間回転時等、ブラシが高温となり膨張してもブラシボックスがブラシの前後方向の移動を妨げるといったことは防止される。
特開平11−196553号公報
しかしながら、上記のような従来の直流モータでは、押圧部材によるブラシの押圧位置が回転子の回転方向にずれることがある。詳しくは、特に、図11に示すように、捩りコイルばね101を用いたものでは、捩りコイルばね101によるブラシ102の押圧位置がブラシ102の摩耗に伴って(例えば初期状態(図11中、2点鎖線参照)の押圧位置Z1から摩耗後の押圧位置Z2に)回転子(整流子103)の回転方向(図11中、下方向)にずれてしまう。
このようにして前記押圧位置が回転子の回転方向におけるブラシの中心位置からずれると、例えば、図12(a)に示すように、一対のブラシ102の近接する側に集中して捩りコイルばね101のコイル部101aが配置されたものでは、整流子103に対するブラシ102の接触状態がばらつく虞がある(図12(b)(c)参照)。即ち、図12(b)に示すように、整流子103が時計回り方向に回転すると、一方(時計回り側)のブラシ102はブラシボックス104内での傾きが抑制され、他方(反時計回り側)のブラシ102はブラシボックス104内で大きく傾く等、一方と他方とで整流子103への接触面積(図12(b)中、太線で図示)が異なってしまう虞がある。又、特に、図12(c)に示すように、逆回転(反時計回り方向の回転)を行う直流モータの場合等では、回転方向によっても接触状態が異なってしまうため、両回転時にそれぞれ良好な(所望の)特性を得ることは困難となる。尚、図13は、従来(例えば図12(b)のようにブラシ102の一方と他方とで接触面積が異なるもの)の角度−巻線抵抗・電流波形図であり、巻線抵抗・電流共に定期的に一定の波形とならず、良好な(所望の)特性でないことがわかる。又、勿論、このことは直流モータのトルクや効率を低下させる原因となる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、良好な特性を得ることができる直流モータを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、整流子を有する回転子と、前記整流子の径方向に延びるブラシボックスと、前記ブラシボックス内に収容保持されるブラシと、前記ブラシの径方向外側端部を径方向内側に押圧し該ブラシを前記整流子に押圧接触させる押圧部材とを備えた直流モータであって、前記押圧部材による前記ブラシの押圧位置が前記回転子の回転方向における前記ブラシの中心位置からずれることを低減するための中心維持手段を備えた。
同構成によれば、中心維持手段によって、押圧部材によるブラシの押圧位置が回転子の回転方向におけるブラシの中心位置からずれることが低減される。これにより、整流子に対するブラシの接触状態がばらつくことが低減される。即ち、整流子が回転すると、複数(例えば一対)のブラシが共に同様にブラシボックス内で傾き、ブラシ毎に整流子への接触面積が異なってしまうといったことが低減され、良好な特性を得ることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の直流モータにおいて、前記中心維持手段は、前記ブラシの径方向外側端部に形成された前記中心位置に向かうほど深い凹部を含み、前記押圧部材は、前記凹部を径方向内側に押圧する。
同構成によれば、押圧部材は、ブラシの径方向外側端部に形成された前記中心位置に向かうほど深い凹部を径方向内側に押圧するため、押圧部材によるブラシの押圧位置が凹部によって前記中心位置に誘導され、前記中心位置からずれることが低減される。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の直流モータにおいて、前記押圧部材は、捩りコイルばねであって、そのコイル部は前記ブラシボックスと移動不能な支持部と遊嵌されることで軸線方向から見て前記ブラシボックスに対して相対移動可能に保持された。
同構成によれば、ブラシの摩耗に伴って初期状態における捩りコイルばねの押圧片の基端部位置からブラシの前記中心位置までの距離が変化しても、前記凹部の作用によって、捩りコイルばねのコイル部(押圧片の基端部位置)の位置が(自動的に)相対移動し、捩りコイルばねによるブラシの押圧位置が前記中心位置からずれることが低減される。これにより、捩りコイルばねを用いた効果(例えば、圧縮コイルばね等に比べてブラシの径方向外側の小型化等)を得ながら、請求項1に記載の発明の効果を得ることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の直流モータにおいて、前記凹部は、前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の円弧凹部であって、前記捩りコイルばねの前記コイル部から突出する押圧片の押圧部は、前記円弧凹部の円弧より径の小さい円弧形状に形成された。
同構成によれば、凹部は、前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の円弧凹部であって、捩りコイルばねのコイル部から突出する押圧片の押圧部は、前記円弧凹部の円弧より径の小さい円弧形状に形成されるため、押圧部が前記中心位置に滑らかに誘導され、捩りコイルばねによるブラシの押圧位置が前記中心位置からずれることが更に低減される。
請求項5に記載の発明では、請求項2に記載の直流モータにおいて、前記凹部は、前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の円弧凹部であって、前記押圧部材は、板ばねであるとともにその押圧部が前記円弧凹部の円弧より径の小さい円弧形状に形成された。
同構成によれば、凹部は、前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の円弧凹部であって、押圧部材は、板ばねであるとともにその押圧部が前記円弧凹部の円弧より径の小さい円弧形状に形成されるため、押圧部が前記中心位置に滑らかに誘導され、板ばねによるブラシの押圧位置が前記中心位置からずれることが更に低減される。
請求項6に記載の発明では、請求項1に記載の直流モータにおいて、前記中心維持手段は、前記ブラシの径方向外側端部の前記中心位置に形成された溝部を含み、前記押圧部材は、その一端の押圧部が前記溝部に嵌り該溝部を径方向内側に押圧する圧縮コイルばねである。
同構成によれば、押圧部材は、その一端の押圧部がブラシの径方向外側端部の前記中心位置に形成された溝部に嵌り該溝部を径方向内側に押圧する圧縮コイルばねであるため、圧縮コイルばねによるブラシの押圧位置が、前記中心位置からずれることが低減される。
本発明によれば、良好な特性を得ることができる直流モータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図6に従って説明する。図1は、本実施の形態の直流モータ1を示す。
直流モータ1は、磁性金属材にて略有底筒状に形成されるヨーク2を備えており、該ヨーク2の内周面にはマグネット3が固着されている。因みに、本実施の形態のマグネット3の磁極数は「4」となっている。マグネット3の内側には、回転子としての電機子4が回転可能に収容されている。電機子4は、回転軸5と、該回転軸5に固定されるコア6と、該コア6に巻装される巻線7と、コア6よりも先端側(ヨーク2の開口端2a側)の回転軸5に固定され巻線7と接続される整流子8とを備えてなる。電機子4は、回転軸5の基端部がヨーク2の底部中央に保持された軸受9により回転可能に支持されている。ヨーク2の開口端2aには、電機子4を収容した状態で該開口端2aを略閉塞するようにエンドブラケット10が固定される。
エンドブラケット10は、樹脂材よりなり、ヨーク2の開口端2aに対応させて略円盤状に形成されている(図2参照)。エンドブラケット10の中央部には、図1に示すように、回転軸5の先端部を挿入するために軸方向に貫通する貫通孔10aが形成されており、該貫通孔10aのヨーク2内部側には軸受11が保持されている。軸受11には回転軸5の先端部が回転可能に支持され、該回転軸5の先端部はその貫通孔10a内で負荷側の連結部と連結可能に露出されている。
又、エンドブラケット10には、電機子4の軸方向から見て(図2参照)前記ヨーク2の外部に(図2中、左側に)突出するコネクタ部10bが一体形成されている。
コネクタ部10bは、電機子4の軸方向に沿って図示しない制御装置(電源装置)の外部コネクタが嵌着可能となるように略筒状に(ヨーク2に沿って(図1中、下側に))延びている。
又、エンドブラケット10には、図2に示すように、整流子8(図1参照)の径方向に延びる一対のブラシボックス10cが形成されている。ブラシボックス10cは、その上面(図2中、紙面手前側の面)に径方向に延びるピッグテール挿通孔10dを有した略径方向に延びる略4角筒形状に形成されている。尚、本実施の形態のブラシボックス10cは、径方向に対して軸方向に若干傾斜して形成されている。又、本実施の形態の一対のブラシボックス10cは、回転軸5を中心として略90°間隔に形成されている。
又、エンドブラケット10において一対のブラシボックス10cの近接する側には、ブラシボックス10c毎に回転軸5の軸線方向(図2中、紙面手前方向)に延びる支持部としての支持柱10eが立設されている。
そして、各ブラシボックス10c内には略4角柱状のブラシ12が収容保持されている。このブラシ12の径方向外側端部(後端部)には、図3に示すように、電機子4(整流子8)の回転方向における中心位置に向かうほど深い中心維持手段としての凹部12aが形成されている。詳しくは、本実施の形態における凹部12aは、前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の円弧凹部とされている。尚、本実施の形態の凹部12aは、前記回転軸5に略沿って一様に円弧形状に形成されている。
又、ブラシボックス10c近傍には、ブラシ12の径方向外側端部(本実施の形態では凹部12a)を径方向内側に押圧し該ブラシ12を整流子8に押圧接触させるための押圧部材としての捩りコイルばね13が保持されている。詳しくは、捩りコイルばね13は、図3に示すように、略円筒状のコイル部13aと、コイル部13aの一端から突出する係止片13bと、コイル部13aの他端から突出する押圧片13cとを有する。本実施の形態のコイル部13aは、その内径が前記支持柱10eの外径より大きく設定され、該コイル部13aに支持柱10eが遊嵌されることで軸線方向から見てブラシボックス10cに対して相対移動可能に保持されている。又、係止片13bはブラシボックス10cに一体的に形成された係止部10fに支持されている。そして、前記押圧片13cの先端に形成された押圧部13dは、前記凹部(円弧凹部)12aの円弧より径の小さい円弧形状に形成され、前記凹部(円弧凹部)12aに当接して該凹部12a(ブラシ12の径方向外側端部)を径方向内側に押圧している。
又、エンドブラケット10には、図2に示すように、前記ピッグテール挿通孔10dを介して導出したブラシ12のピッグテール14と電気的に接続されるサーミスタ15や前記コネクタ部10bまで延びる給電用ターミナル16が設けられている。
次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)ブラシ12の径方向外側端部(後端部)には、電機子4(整流子8)の回転方向における中心位置に向かうほど深い凹部12aが形成されている。又、ブラシ12(凹部12a)を押圧するための押圧部材は、捩りコイルばね13であって、そのコイル部13aはブラシボックス10cと移動不能な支持柱10eと遊嵌されることで軸線方向から見てブラシボックス10cに対して相対移動可能に保持される。
よって、押圧部材(捩りコイルばね13)によるブラシ12の押圧位置が電機子4の回転方向におけるブラシ12の中心位置からずれることが低減される。詳しくは、まず捩りコイルばね13の押圧片13c(押圧部13d)は、前記中心位置に向かうほど深い凹部12aを径方向内側に押圧するため、押圧片13c(押圧部13d)に常に前記中心位置に向かう力(反作用の分力)が掛かる。そして、例えば、ブラシ12の摩耗に伴って初期状態における捩りコイルばね13の押圧片13cの基端部位置からブラシ12の前記中心位置までの距離が変化しても、前記凹部12aの作用によって、捩りコイルばね13のコイル部13a(押圧片13cの基端部)の位置が(自動的に)相対移動し、捩りコイルばね13によるブラシ12の押圧位置が前記中心位置に誘導され該中心位置からずれることが低減される。尚、図4は、図3に示す初期状態のブラシ12が摩耗して短くなった状態を図示している。図4では、捩りコイルばね13によるブラシ12の押圧位置Z3が、初期状態の押圧位置(前記中心位置)Z4からのずれが低減されるようにコイル部13a(支持柱10eとの接触点A1,A2)が相対移動していることが図示されている。
これにより、整流子8に対するブラシ12の接触状態がばらつくことが低減される(図5(b),(c)参照)。即ち、図5(a)に示す回転していない状態から図5(b)に示すように整流子8が時計回り方向に回転すると、一対のブラシ12が共に同様にブラシボックス10c内で傾き、ブラシ12毎に整流子8への接触面積が異なってしまうといったことが低減され、良好な特性を得ることができる。又、図5(c)に示すように整流子8が反時計回り方向に回転しても、一対のブラシ12が共に同様に(図5(b)の場合と逆側に)ブラシボックス10c内で傾き、ブラシ12毎に整流子8への接触面積が異なってしまうといったことが低減され、良好な特性を得ることができる。尚、図5(a)〜(c)は、捩りコイルばね13によるブラシ12の押圧位置が前記中心位置にある状態を模式的に図示しているが、前記凹部12aの形状等は図示していない。又、図6は、本実施の形態(例えば図5(b)の場合)の角度−巻線抵抗・電流波形図であり、巻線抵抗・電流共に定期的に一定の波形となり、従来(図13参照)に比べて、良好な(所望の)特性であることがわかる。又、勿論、このことは直流モータ1のトルクや効率を向上させることになる。
(2)押圧部材を捩りコイルばね13としたため、捩りコイルばね13を用いた効果(例えば、圧縮コイルばね等に比べてブラシ12の径方向外側の小型化等)を得ることができる。
(3)凹部12aは、前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の円弧凹部であって、押圧片13cの前記凹部12aに当接する押圧部13dは、凹部12a(円弧凹部)の円弧より径の小さい円弧形状に形成される。よって、押圧部13dが前記中心位置に滑らかに誘導され易くなり、捩りコイルばね13によるブラシ12の押圧位置が前記中心位置からずれることが更に低減される。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、押圧部材を捩りコイルばね13としたが、これに限定されず、他の押圧部材に変更してもよい。
例えば、図7及び図8に示すように、押圧部材を板ばね21に変更してもよい。この例では、ブラシ22の径方向外側端部には、上記実施の形態と略同様に前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の凹部22a(円弧凹部)が形成されている。又、板ばね21は、前記エンドブラケット10に形成された支持壁10gに支持され、その径方向内側の前記凹部22aに当接する押圧部21aが前記凹部22a(円弧凹部)の円弧より径の小さい円弧形状に形成されている。このようにしても、板ばね21によるブラシ22の押圧位置が前記中心位置からずれることが低減され、上記実施の形態の効果(1)と同様の効果を得ることができる。
又、例えば、図9及び図10に示すように、押圧部材を圧縮コイルばね31に変更してもよい。この例では、ブラシ32の径方向外側端部の前記中心位置に径方向内側に延びる中心維持手段としての溝部32aが形成されている。又、圧縮コイルばね31は、前記エンドブラケット10に形成された支持壁10hに支持され、その径方向内側(一端)の押圧部31aが前記溝部32aに嵌り該溝部32aを径方向内側に押圧するように形成されている。このようにしても、圧縮コイルばね31によるブラシ32の押圧位置が前記中心位置からずれることが低減され、上記実施の形態の効果(1)と同様の効果を得ることができる。
・上記実施の形態では、ブラシ12の径方向外側端部の凹部12aを前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の円弧凹部としたが、前記中心位置に向かうほど深くなる形状であれば、円弧形状以外の形状(例えばV字形状)の凹部に変更してもよい。又、押圧部13dは、凹部12a(円弧凹部)の円弧より径の小さい円弧形状に形成されるとしたが、前記中心位置に誘導される形状であれば、他の形状に変更してもよい。即ち、押圧部材によるブラシの押圧位置が前記中心位置からずれることを低減することができれば、ブラシ及び押圧部材の形状や構成を変更してもよい。
本実施の形態における直流モータの断面図。 本実施の形態におけるエンドブラケットの平面図。 本実施の形態における要部を説明するための拡大模式図。 本実施の形態における要部を説明するための拡大模式図。 (a)〜(c)本実施の形態における作用を説明するための模式図。 本実施の形態における角度−巻線抵抗・電流波形図。 別例における要部を説明するための拡大模式図。 (a)別例における板ばねの平面図。(b)同じく板ばねの側面図。 別例における要部を説明するための拡大模式図。 別例における圧縮コイルばねの斜視図。 背景技術を説明するための模式図。 (a)〜(c)背景技術における作用を説明するための模式図。 背景技術における角度−巻線抵抗・電流波形図。
符号の説明
4…電機子(回転子)、8…整流子、10c…ブラシボックス、10e…支持柱(支持部)、12,22,32…ブラシ、12a,22a…凹部(中心維持手段及び円弧凹部)、13…捩りコイルばね(押圧部材)、13a…コイル部、13c…押圧片、13d…押圧部、21…板ばね(押圧部材)、21a…押圧部、31…圧縮コイルばね(押圧部材)、31a…押圧部、32a…溝部、Z3,Z4…押圧位置。

Claims (6)

  1. 整流子を有する回転子と、
    前記整流子の径方向に延びるブラシボックスと、
    前記ブラシボックス内に収容保持されるブラシと、
    前記ブラシの径方向外側端部を径方向内側に押圧し該ブラシを前記整流子に押圧接触させる押圧部材と
    を備えた直流モータであって、
    前記押圧部材による前記ブラシの押圧位置が前記回転子の回転方向における前記ブラシの中心位置からずれることを低減するための中心維持手段を備えたことを特徴とする直流モータ。
  2. 請求項1に記載の直流モータにおいて、
    前記中心維持手段は、前記ブラシの径方向外側端部に形成された前記中心位置に向かうほど深い凹部を含み、
    前記押圧部材は、前記凹部を径方向内側に押圧することを特徴とする直流モータ。
  3. 請求項2に記載の直流モータにおいて、
    前記押圧部材は、捩りコイルばねであって、そのコイル部は前記ブラシボックスと移動不能な支持部と遊嵌されることで軸線方向から見て前記ブラシボックスに対して相対移動可能に保持されたことを特徴とする直流モータ。
  4. 請求項3に記載の直流モータにおいて、
    前記凹部は、前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の円弧凹部であって、
    前記捩りコイルばねの前記コイル部から突出する押圧片の押圧部は、前記円弧凹部の円弧より径の小さい円弧形状に形成されたことを特徴とする直流モータ。
  5. 請求項2に記載の直流モータにおいて、
    前記凹部は、前記中心位置に向かうほど深い円弧形状の円弧凹部であって、
    前記押圧部材は、板ばねであるとともにその押圧部が前記円弧凹部の円弧より径の小さい円弧形状に形成されたことを特徴とする直流モータ。
  6. 請求項1に記載の直流モータにおいて、
    前記中心維持手段は、前記ブラシの径方向外側端部の前記中心位置に形成された溝部を含み、
    前記押圧部材は、その一端の押圧部が前記溝部に嵌り該溝部を径方向内側に押圧する圧縮コイルばねであることを特徴とする直流モータ。
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