JP2002369459A - ブラシ装置及びモータ - Google Patents

ブラシ装置及びモータ

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JP2002369459A
JP2002369459A JP2001171070A JP2001171070A JP2002369459A JP 2002369459 A JP2002369459 A JP 2002369459A JP 2001171070 A JP2001171070 A JP 2001171070A JP 2001171070 A JP2001171070 A JP 2001171070A JP 2002369459 A JP2002369459 A JP 2002369459A
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brush
commutator
brushes
motor
holder
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Akira Tsunoda
晃 角田
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セグメント間にわたるブラシまたぎの発生を抑
え、有効通電コイル数の減少を抑えることができるブラ
シ装置及びモータを提供する。 【解決手段】ブラシ装置13はブラシ14、ブラシホル
ダ15及びねじりコイルバネ16からなる。コンミテー
タ12側のブラシ14の先端部が、コンミテータ12の
正逆両回転時共に、該コンミテータ12の径方向に傾斜
状態で接触すべくブラシホルダ15のブラシ保持機構が
形成されている。ブラシホルダ15内の突出部はブラシ
全長の半分以上反コンミテータ側に設けられており、突
出部からブラシホルダ15の両開口部へはテーパ状の斜
面となり、ブラシ14を平面で保持可能である。ブラシ
14が回動するため、それに合わせピッグテール18の
ブラシ14との取付位置はブラシ14の幅の中央、ブラ
シ14とねじりコイルバネ16の当接面は凸R状となっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシ装置及びモ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラシ付き直流モータにおいて、
ブラシは、コンミテータ回転軸と直交する方向に延びる
ブラシホルダ内に収容されている。
【0003】前記ブラシを保持するためのブラシホルダ
内には、ブラシがブラシホルダ内で往復摺動可能になる
よう径方向全体に一定となるようなクリアランスが設け
られている。
【0004】また、ブラシは、その後端に当接されたね
じりコイルバネにてコンミテータに向かって付勢され、
コンミテータの回転中においても、コンミテータの外周
面(セグメント)と摺接するように設置されている。
【0005】また、前記ブラシには、電流供給を受ける
ためのピッグテールが接続されており、そのピッグテー
ルから供給された電流は、摺接する前記コンミテータへ
と通電される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通電量を多
くするため、コンミテータのセグメント幅に対し、ブラ
シ幅をある程度大きくすると、両セグメント間にわたる
ブラシまたぎが起こり、有効通電コイルが減りトルクが
低下するといった問題が発生する。この問題は、モータ
が低重ね巻き層数の場合には特に顕著に現れる。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、セグメント間にわた
るブラシまたぎの発生を抑えることにより、有効通電コ
イル数の減少を抑えることができるブラシ装置及びモー
タを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、ブラシホルダが、ブラシ
をモータの回転方向に傾斜可能に収容できるように構成
されている。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明において、ブラシホルダは、両内側壁対
向位置にブラシの側部に向かって突出形成され、該ブラ
シが傾斜する支点となるブラシ保持部を有するように構
成されている。
【0010】また、請求項3に記載の発明では、請求項
1又は請求項2に記載の発明において、突出部はブラシ
ホルダ両開口部から内部中央に向けてテーパ状に延びて
形成されるように構成されている。
【0011】また、請求項4に記載の発明では、請求項
2又は請求項3に記載の発明において、ブラシ保持部
は、少なくとも該ブラシ全長の半分以上反コンミテータ
側に形成されることにより構成されている。
【0012】また、請求項5に記載の発明では、請求項
1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明におい
て、ブラシは、該ブラシを前記コンミテータに向かって
付勢するスプリングの当接面が凸R状に形成されたこと
により構成されている。
【0013】また、請求項6に記載の発明では、モータ
は、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のブ
ラシを備えたことにより構成されている。 (作用)請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、
ブラシはコンミテータに対して、傾斜状態で当接するた
め、コンミテータとの当接面が小さくなり、ブラシまた
ぎの発生が少なくなる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、突出部は
ブラシホルダ両開口部から内部中央に向けてテーパ状に
延びるように構成されるため、ブラシ傾斜時にブラシが
テーパ面上で安定して保持されることとなる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、ブラシ保
持部は、少なくとも該ブラシ全長の半分以上反コンミテ
ータ側に形成されるように構成されるため、ブラシのコ
ンミテータ側端部の回動が大きくなり、コンミテータに
対するブラシの傾斜が大きくなるので、よりブラシまた
ぎの発生を抑えることができる。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、ブラシ
は、該ブラシを前記コンミテータに向かって付勢するス
プリングの当接面が凸R状に形成されたことにより構成
されるため、ブラシの回動時にブラシとスプリング間の
摩擦が減るので、スプリングの付勢状態にあっても、ブ
ラシの回動を妨げずに行うことができる。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜5のうちいずれか一項に記載の作用と同等の作用を持
つモータを得ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、ブロアモ
ータなどの直流モータ1の概略断面図である。
【0019】モータ1は、モータケース2を備え、該モ
ータケース2は略有底円筒状に形成されたヨークハウジ
ング3と、エンドフレーム4とからなり、該エンドフレ
ーム4はヨークハウジング3の開口部を塞ぐように固定
されている。
【0020】ヨークハウジング3の内周面には複数のマ
グネット6が周方向に沿って固着されている。モータケ
ース2には、ロータ7が収容されている。ロータ7は回
転軸8と電機子鉄心9を備え、ロータ7は該電機子鉄心
9がマグネット6と相対するように配置されている。
【0021】回転軸8はモータケース2内に備えられた
2つのベアリング10、11により正逆回転可能に支持
されている。また、回転軸8は、その一端がモータケー
ス2の外部に突出している。
【0022】回転軸8には、ベアリング10と電機子鉄
心9の間にコンミテータ12が固着されている。コンミ
テータ12と相対する位置には、コンミテータ12に電
力を供給するためのブラシ装置13が配設されている。
【0023】次に、ブラシ装置13の形状について図
2、図3及び図4に従って説明する。ブラシ装置13
は、コンミテータ12を挟んで相対向するように配置さ
れた一対のブラシ14と、それらブラシ14をそれぞれ
収容するブラシホルダ15と、ブラシ14をコンミテー
タ12に向かって付勢するスプリングとしてのねじりコ
イルバネ16と、それらが上面に設けられたホルダプレ
ート17を備えている。
【0024】ホルダプレート17は、絶縁性の樹脂材料
よりなり、略円環状に形成されている。そして、ホルダ
プレート17はその平面が回転軸8と直交するように固
定されている。
【0025】ブラシ14は断面矩形状に形成されてい
る。ブラシホルダ15はコンミテータ12の径方向両側
が開口形成され、各ブラシ14をコンミテータ12の略
径方向に沿って移動可能に収容している。
【0026】また、前記ブラシ14の反コンミテータ側
端面14aは、凸R形状に形成され、その端面14aは
ピッグテール18の取付位置を略中心とする曲率(半
径)を有する。
【0027】また、前記ブラシ14の上面には、ピッグ
テール18の一端が接続されている。ピッグテール18
は、ブラシ14の回動方向略中心であり、端面14aよ
りに取付されている。ピッグテール18の他端は外部給
電端子19(図2参照)と接続され、コンミテータ12
を介して電機子鉄心9に巻回された巻線(図示省略)に
電力を供給している。
【0028】ブラシホルダ15は、ブラシ14を収容し
かつ移動方向に沿って延びる略四角形筒状にてホルダプ
レート17上に一体形成されている。また、ブラシホル
ダ15の上部には、図3に示すように、ピッグテール1
8を挿通するためのスリット20が、コンミテータ12
の径方向に沿って形成されている。
【0029】図4に示すように、ブラシホルダ15に
は、ブラシ14の付勢方向左右両側壁にブラシ保持部1
5aが形成されている。尚、図2は、図面が煩雑になる
のを防ぐために細部の符号を省略している。
【0030】両ブラシ保持部15aは、図4に示すよう
にブラシ14に向かって突出する山状に形成され、その
斜面はブラシ14が移動するガイド面となっている。そ
して、それら斜面は、ブラシホルダ15の両開口部(コ
ンミテータ12の径方向両側)から内部中央に向けてテ
ーパ状に延びて形成されている。
【0031】両ブラシ保持部15aの間隔は、ブラシ1
4を摺動することができる幅を持って形成されており、
その頂点の位置は、ブラシ14の全長の半分以上反コン
ミテータ側に位置している。また、両ブラシ保持部15
aの両側面(ガイド面)は、ブラシ保持部15aからコ
ンミテータ側及び、反コンミテータ側に向かって、次第
に広いガイド幅を持つように形成されており、そのコン
ミテータ側の端部は、ブラシ14の回動規制部15b
(図4参照)となっている。
【0032】両ブラシ保持部15aのガイド面は、コン
ミテータ12の回動中心を通る線に対して同じ角度をな
している。そして、ブラシ14は、ねじりコイルバネ1
6によりコンミテータ12に向かって付勢されている。
従って、ブラシ14は、コンミテータ12の正逆回転に
より回動し、その回動角度は、コンミテータ12の回動
中心を通る線に対して同じである。
【0033】ホルダプレート17には、コンミテータの
中心軸に平行に伸びる支持軸21と係止軸22が一体形
成されている。支持軸21にはねじりコイルバネ16が
支持されている。ねじりコイルバネ16のコイル部から
は付勢端16aと、固定端16bがそれぞれ周方向に延
出されている。ねじりコイルバネ16は固定端16bが
係止軸22に固定保持されることで、その弾性力により
付勢端16aが当接されたブラシ14をコンミテータ1
2に向かって付勢している。
【0034】また、ねじりコイルバネ16の付勢端16
aは、ブラシ14との当接面が緩やかな凸曲面となるよ
うに加工されており、付勢端16aと凸R形状となって
いる端面14aの摩擦係数を減らし、ブラシ14が回動
し易くなるよう構成されている。
【0035】次に、ブラシ14摺動時の作用について図
2および図4に従って説明する。両ブラシ14は、ねじ
りコイルバネ16によって、コンミテータ12の方向に
向かって付勢されているため、コンミテータ12が回転
をすると、コンミテータ12との間に摩擦力が発生し、
両ブラシ14は、コンミテータ12の回転方向への力を
受ける。
【0036】図2に示すようにコンミテータ12が時計
回り(図4の矢印A方向)に回転するとき、両ブラシ1
4のコンミテータ12との当接面には、コンミテータ1
2の回転に伴う摩擦力が働き、同回転方向に両ブラシ1
4は回動する。
【0037】また、両ブラシ14の回動は、両ブラシ1
4が、ブラシホルダ15のコンミテータ側端部である回
動規制部15bに当接するまで行われ、当接後のブラシ
14は、ブラシ保持部15aと、回動規制部15b及
び、ブラシ保持部15aから回動規制部15bへ伸びる
平面によって、安定した状態(図2実線の両ブラシ1
4)で保持される。
【0038】従って、図2に示すようなブラシ14の安
定保持状態においては、ブラシ14はコンミテータ12
の径方向に対して、一定の傾斜を持つこととなり、その
傾斜角の大きさは、回動規制部15bの形成位置に応じ
たものとなる。
【0039】ブラシ14がコンミテータ12の径方向に
対して、一定の傾斜を持って当接すると、ブラシ14の
コンミテータ12との当接面積(ブラシ14の反回転側
の部位の面積)はその傾斜に合わせて小さくなる。従っ
て、セグメント間をまたぐ割合(時間)が減少する、す
なわちセグメント間にわたるブラシまたぎの発生を抑え
ることと等価となる。その結果、実効的に有効通電コイ
ル数が増し、効率的にトルクが得られる。
【0040】また、コンミテータ12が反時計回り(図
4の矢印B方向)に回転する場合にも、回動規制部15
bがブラシ14の両側に等しく設けてあるため、同じく
ブラシ14の回動を規制し、コンミテータ12が回転状
態にあっても、径方向に対して、一定の傾斜を持ったま
ま摺接した状態でコンミテータ12に通電することがで
きる。
【0041】上記したように、本実施形態によれば、以
下の効果を有する。 (1)両ブラシ保持部15aが、ブラシ14に向かって
突出する山状に形成されているため、ブラシ14はブラ
シホルダ15内で回動可能となる。
【0042】従って、ブラシ14はコンミテータ12の
回転に伴う摩擦力によりその回転方向に傾斜し、コンミ
テータ12に対して、傾斜して当接することとなり、コ
ンミテータ12との当接面が小さくなるので、ブラシま
たぎの発生を少なくすることができる。
【0043】(2)ブラシ14は、ブラシ保持部15a
を略支点として回動する。てこの原理より、略支点とな
るブラシ保持部15aが反コンミテータ側にいけばいく
ほどブラシ14は回動しやすくなるので、ブラシ14が
回動する時の略支点の位置が、ブラシ14の全長の半分
以上反コンミテータ側に位置することにより、ブラシ1
4は小さな負荷でも傾斜可能となる。
【0044】従って、ブラシ14はコンミテータ12に
対して傾斜するのが容易となり、コンミテータの回転方
向が正逆反転した場合においても、即座にブラシ14の
傾斜状態を作り出すことができる。また、コンミテータ
12との間の摩擦力が弱い場合においても容易にブラシ
14の傾斜状態への移行が可能である。そのため、すば
やくブラシ14の傾斜状態を得ることができ、安定した
コンミテータへ12への通電が可能となる。
【0045】(3)モータの回転方向が両方向のもので
あり、両方向の回転量がほぼ等しいモータ装置の場合に
は、ブラシ14の両方向への傾斜割合がほぼ等しくなる
ため、ブラシ14の摩耗状態が、コンミテータ当接面の
両側においてほぼ等しく摩耗されるため、ブラシ14の
当接面がコンミテータ12の面に倣うことがないので、
ブラシ14が使用によって摩耗してもコンミテータセグ
メント間のブラシまたぎが発生しにくいものとなる。
【0046】(4)ブラシ保持部15aと、ピッグテー
ル18のブラシ14への接続位置を略直線上に並べたこ
とにより、ブラシ14の回動時に前記ピッグテール18
の接続位置が回動の略中心となるため、ピッグテール1
8がブラシ14に与える抵抗を小さく抑えることがで
き、また、逆にブラシ14の回動に伴うピッグテール1
8の捩じり応力をも小さくすることができる。
【0047】(5)ブラシ14の反コンミテータ側端面
14aはピッグテール18の取付位置を略中心とする曲
率(半径)を有するため、ねじりコイルバネ16の付勢
状態にあってもブラシ14は容易に傾斜することができ
る。
【0048】(6)ブラシ14のコンミテータ径方向に
対する傾斜は、正逆回転どちらの場合もブラシ保持部1
5aの中間点を中心に行われるので、ブラシ14とコン
ミテータ12との当接面は常にブラシホルダ15の中心
よりで行われる(図4参照)ため、ブラシ14による安
定した位置でのコンミテータ12への給電状況を作り出
すことができる。
【0049】(7)両ブラシ保持部15aが、突出する
山状に形成され、その斜面は、ブラシホルダ15の両開
口部(コンミテータ12の径方向両側)から内部中央に
向けてテーパ状に延びて形成されている。
【0050】従って、ブラシ14は、傾斜時にこのテー
パ面で安定保持されることとなり、ブラシ14とコンミ
テータ12の摺動時にブラシ14が振動し、ブラシホル
ダ15と衝突することによって引き起こされる騒音を抑
えることができる。
【0051】(8)ねじりコイルバネ16の付勢端16
aが、ブラシ14との当接面が緩やかな凸曲面となるよ
う加工されており、付勢端16aと凸R形状となってい
る端面14aの摩擦係数を減らすように形成されている
ため、ブラシ14の回動を妨げない。
【0052】尚、本発明の実施形態は、以下のように変
更してもよい。 ○上記実施の形態では、ブラシ保持部15aから回動規
制部15bを結んだ平面上で、ブラシ14をコンミテー
タ12の傾斜状態に保持したが、ブラシ14をその付勢
方向に対して傾斜可能に保持できればよく、図5に示す
ように、コンミテータ12の周方向に広めのクリアラン
スを持つブラシホルダ23の周方向両側側壁に、ブラシ
保持部となる凸部24を形成したものでもよい。
【0053】○上記実施の形態では、ブラシホルダ15
を筒状に形成したが、図6に示すように、断面円形であ
り、略門形状のブラシ保持部25と、回動規制部26と
から構成されるブラシホルダを設けてもよい。
【0054】○上記実施の形態では、付勢するスプリン
グとして、ねじりコイルバネ16を用いたが、ブラシ1
4の回動を妨げずに付勢できるものであればよく、例え
ばコイルバネや、空気バネや、板バネなどを用いてもよ
い。
【0055】○上記実施の形態では、ブラシ保持部15
aから回動規制部15bに至る両ガイド面は、コンミテ
ータ12の回動中心を通る線に対して同じ角度をなして
いたが、コンミテータの正逆方向回転の頻度などに応じ
て、回動規制部15bの位置を変え、正逆回転時におけ
るコンミテータ12に対するブラシ14の傾斜角を変え
てもよい。
【0056】○前記実施形態において、本例のブラシ装
置13は、種々のモータに適宜採用できる。次に、前記
各実施形態から把握できる技術的思想について、以下に
追記する。
【0057】(イ) 請求項1〜請求項5に記載のブラ
シ装置において、前記ブラシの上面にはピッグテールが
取付され、前記ピッグテールの取付位置とブラシ保持部
の位置が略直線上に並ぶことを特徴とするブラシ装置。
この構成により、ブラシのピッグテール取付位置とブラ
シ保持部の位置が略直線上に並ぶように構成されるた
め、ピッグテール取付位置はブラシ回動時にほぼ中心と
なり、ピッグテールがブラシに及ぼす抵抗を小さくする
ことができる。
【0058】(ロ) 請求項1〜請求項5及び上記
(イ)に記載のブラシ装置において、前記コンミテータ
は、該コンミテータを挟む一対の前記ブラシ間で、該ブ
ラシの当接しない前記セグメント数が2以下であること
を特徴とするブラシ装置。この構成により、総コンミテ
ータセグメント数が減少し、各々のコンミテータセグメ
ントの働きが全体に大きな影響を与えることとなる。従
って、有効通電コイル数の減少を抑制させる効果が、よ
り大きな影響をもって得られる。
【0059】(ハ) 請求項1に記載のブラシ装置にお
いて、前記ブラシホルダは、前記ブラシが傾動する支点
となるブラシ保持部と、前記ブラシの傾動を規制する回
動規制部とから構成されたことを特徴とするブラシ装
置。この構成により、図6に示すような簡単な構造のも
のでもコンミテータに対して、ブラシを傾斜状態で当接
することができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜5の発
明によれば、セグメント間にわたるブラシまたぎの発生
を抑えることにより、有効通電コイル数の減少を抑える
ことができるブラシ装置を提供することができる。
【0061】また、請求項6の発明によれば、有効通電
コイル数の減少を抑えて効率的にトルクを得ることがで
きるモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 モータの側断面図である。
【図2】 ブラシ使用時の作用を示す説明図である。
【図3】 ブラシ装置の横面図である。
【図4】 ブラシ使用時の作用を示す説明図の拡大図で
ある。
【図5】 ブラシ装置の他の実施例の説明図である。
【図6】 ブラシ装置の他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
12…コンミテータ、14…ブラシ、15…ブラシホル
ダ、15a…ブラシ保持部、15b…回動規制部、16
…ねじりコイルバネ、18…ピッグテール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向回転モータに用いられ、コンミテ
    ータの軸直交方向に延びるブラシホルダ内にブラシが隙
    間を有した状態で収容保持され、該ブラシの先端部が前
    記コンミテータに押圧接触されるブラシ装置において、 前記ブラシホルダは、前記ブラシを前記モータの回転方
    向に傾斜可能に収容することを特徴とするブラシ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブラシ装置において、 前記ブラシホルダは、両内側壁対向位置に前記ブラシの
    側部に向かって突出形成され、該ブラシが傾斜する支点
    となるブラシ保持部を有することを特徴とするブラシ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブラシ装
    置において、 前記突出部は前記ブラシホルダ両開口部から内部中央に
    向けてテーパ状に延びて形成されていることを特徴とす
    るブラシ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のブラシ装
    置において、 前記ブラシ保持部は、少なくとも該ブラシ全長の半分以
    上反コンミテータ側に形成されていることを特徴とする
    ブラシ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
    載のブラシ装置において、 前記ブラシは、該ブラシを前記コンミテータに向かって
    付勢するスプリングの当接面が凸R状に形成されたこと
    を特徴とするブラシ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記
    載のブラシ装置を備えたことを特徴とするモータ。
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