JP7130610B2 - 燃料電池用金属セパレータ、接合セパレータ及び発電セル - Google Patents

燃料電池用金属セパレータ、接合セパレータ及び発電セル Download PDF

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Description

本発明は、ビードシールを備えた燃料電池用金属セパレータ、接合セパレータ及び発電セルに関する。
従来、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面にアノード電極が配置され、電解質膜の他方の面にカソード電極が配置されてなる電解質膜・電極構造体(MEA)と、MEAの両側にそれぞれ配置されたセパレータ(バイポーラ板ともいう)とを備えた燃料電池(発電セル)が知られている。通常、所定の数の発電セルが積層されることにより、燃料電池スタックが構成される。燃料電池スタックは、例えば、車載用燃料電池スタックとして、燃料電池車両(燃料電池電気自動車等)に組み込まれている。
燃料電池では、セパレータとして金属セパレータが使用される場合がある。その際、金属セパレータには、酸化剤ガス、燃料ガス、及び冷却媒体の漏れを防止するために、シール部材が設けられている。シール部材は、フッ素系樹脂やシリコーン等の弾性ゴムシールが使用されており、コストが高騰するという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているように、弾性ゴムシールに代えて金属セパレータにシーリングビード(以下、ビードシールとも呼ぶ。)を形成する構成が採用されている。ビードシールは、金属セパレータの平坦部(ベースプレート部)から厚み方向に膨出した形状を有する。ビードシールは、プレス成形されるため、製造コストが安価になるという利点がある。
米国特許出願公開第2006/0054664号明細書
ビードシールは、突出した部分が他の部材(樹脂枠部材等)と当接することで、線状のシール部分を形成してシール機能を発揮する。ところが、従来のビードシールでは、ビードシールが他の部材と当接する部分が座屈して凹状に凹んでしまい、シール機能が低下する場合があることが判明した。
そこで、本発明は、ビードシールのシール面の変形を防ぐことにより、シール機能が低下しにくいビードシールを備えた燃料電池用金属セパレータ、接合セパレータ及び発電セルを提供することを目的とする。
本発明の一観点は、電解質膜の両側に電極がそれぞれ配置されてなる電解質膜・電極構造体と積層されて発電セルを構成し、ビードシールが前記電解質膜・電極構造体に向かって突出した燃料電池用金属セパレータであって、前記ビードシールの両側方の平坦部を構成し積層方向に垂直なベースプレート部を有し、前記ビードシールは、前記積層方向に圧縮されていない初期状態において、前記積層方向に前記電解質膜・電極構造体に向かって突出した弧状の湾曲形状を有し、幅方向の中央部に最も高くなるように突出した頂部を有する湾曲部と、前記湾曲部の両側端部と前記ベースプレート部との間に設けられ、前記ベースプレート部と平行に延び、前記湾曲部の前記両側端部を前記ベースプレート部よりも前記積層方向に突出した位置に支持する一対の弾性支持部を備え、前記弾性支持部は、前記湾曲部よりも、積層方向の荷重に対して柔らかいばね特性を有する、燃料電池用金属セパレータにある。
本発明の別の一観点は、上記一観点の燃料電池用金属セパレータが、複数積層された接合セパレータであって、隣接する前記燃料電池用金属セパレータは、各々のビードシールの頂部が互いに逆向きに突出して接合された接合セパレータにある。
本発明の別の一観点は、電解質膜の両側に電極がそれぞれ配設されてなる電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体の両側にそれぞれ配設された金属セパレータとを備え、前記金属セパレータには、ビードシールが前記電解質膜・電極構造体に向かって突出して形成される発電セルであって、前記ビードシールの両側方の平坦部を構成し積層方向に垂直なベースプレート部を有し、前記ビードシールは、前記積層方向に圧縮されていない初期状態において、前記積層方向に前記電解質膜・電極構造体に向かって突出した弧状の湾曲形状を有し、幅方向の中央部に最も高くなるように突出した頂部を有する湾曲部と、前記湾曲部の両側端部と前記ベースプレート部との間に設けられ、前記ベースプレート部と平行に延び、前記湾曲部の前記両側端部を前記ベースプレート部よりも前記積層方向に突出した位置に支持する一対の弾性支持部を備え、前記弾性支持部は、前記湾曲部よりも、積層方向の荷重に対して柔らかいばね特性を有する、発電セルにある。
上記観点の燃料電池用金属セパレータ、接合セパレータ及び発電セルによれば、ビードシールのシール面の変形を防ぐことにより、シール機能の低下を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る発電セルの分解斜視図である。 図1の発電セルの断面図である。 図2の第2金属セパレータの平面図である。 図1のビードシールのシールラインに垂直な面に沿った断面形状を示す断面図である。 図5Aは、比較例に係るビードシールの断面図であり、図5Bは比較例に係るビードシールの変形を示す説明図である。 図4のビードシールの積層状態を示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る発電セル10(燃料電池)は、樹脂枠付き電解質・電極構造体12(以下、「樹脂枠付きMEA12」という)と、樹脂枠付きMEA12の両側にそれぞれ配置された金属セパレータ14とを備える。発電セル10は、例えば、横長(又は縦長)の長方形状の固体高分子型燃料電池である。
複数の発電セル10は、例えば、矢印A方向(水平方向)又は矢印C方向(重力方向)に積層されるとともに、積層方向の締付荷重(圧縮荷重)が付与されて、燃料電池スタックが構成される。燃料電池スタックは、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池電気自動車等に搭載される。
図1に示すように、発電セル10の矢印B方向(水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に連通して、酸化剤ガス入口連通孔18a、冷却媒体入口連通孔20a及び燃料ガス出口連通孔16bが設けられている。酸化剤ガス入口連通孔18aは、酸化剤ガスとして酸素含有ガス(例えば、空気)を供給する。冷却媒体入口連通孔20aは、冷却媒体(例えば、水)を供給する。燃料ガス出口連通孔16bは、燃料ガスとして水素含有ガスを排出する。酸化剤ガス入口連通孔18a、冷却媒体入口連通孔20a及び燃料ガス出口連通孔16bは、矢印C方向(鉛直方向)に離間して配列されている。
発電セル10の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に連通して延びる、燃料ガス入口連通孔16a、冷却媒体出口連通孔20b及び酸化剤ガス出口連通孔18bが設けられている。燃料ガス入口連通孔16aは、燃料ガスを供給する。冷却媒体出口連通孔20bは、冷却媒体を排出する。酸化剤ガス出口連通孔18bは、酸化剤ガスを排出する。燃料ガス入口連通孔16a、冷却媒体出口連通孔20b及び酸化剤ガス出口連通孔18bは、矢印C方向に離間して配列されている。
発電セル10では、樹脂枠付きMEA12が金属セパレータ14により挟持される。以下、樹脂枠付きMEA12の一方の面に配設された金属セパレータ14を「第1金属セパレータ14a」といい、樹脂枠付きMEA12の他方の面に配設された金属セパレータ14を「第2金属セパレータ14b」ともいう。第1金属セパレータ14a及び第2金属セパレータ14bは、横長(又は縦長)の長方形状に形成されている。
樹脂枠付きMEA12は、電解質膜・電極構造体12a(以下、「MEA12a」という)と、MEA12aの外周部に接合されるとともに、MEA12aの外周部を周回するように樹脂枠部材22とを備える。MEA12aは、電解質膜23と、電解質膜23の一方の面に設けられたアノード電極24と、電解質膜23の他方の面に設けられたカソード電極26とを有する。
電解質膜23は、例えば、固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)である。固体高分子電解質膜は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である。電解質膜23は、アノード電極24及びカソード電極26に挟持される。電解質膜23は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質を使用することができる。
図2に示すように、アノード電極24は、電解質膜23の一方の面23aに接合される第1電極触媒層24aと、第1電極触媒層24aに積層される第1ガス拡散層24bとを有する。カソード電極26は、電解質膜23の他方の面23bに接合される第2電極触媒層26aと、第2電極触媒層26aに積層される第2ガス拡散層26bとを有する。
図1に示すように、樹脂枠部材22は、その内周部がMEA12aの外周部に接合された平面形状が長方形の枠上の樹脂フィルム(サブガスケット)である。樹脂フィルムは、2枚の樹脂フィルムを重ねて構成してもよい。樹脂枠部材22は、一定の厚みを有する。樹脂枠部材22の矢印B方向の一端部には、酸化剤ガス入口連通孔18a、冷却媒体入口連通孔20a及び燃料ガス出口連通孔16bが設けられる。樹脂枠部材22の矢印B方向の他端部には、燃料ガス入口連通孔16a、冷却媒体出口連通孔20b及び酸化剤ガス出口連通孔18bが設けられる。樹脂枠部材22に設けられる連通孔16a、16b、18a、18b、20a、20bは、それぞれ、第1金属セパレータ14a及び第2金属セパレータ14bに設けられる連通孔16a、16b、18a、18b、20a、20bと同一形状に設定される。
樹脂枠部材22の構成材料としては、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PPA(ポリフタルアミド)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(リキッドクリスタルポリマー)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、m-PPE(変性ポリフェニレンエーテル樹脂)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)又は変性ポリオレフィン等が挙げられる。
なお、樹脂枠部材22を用いることなく、電解質膜23を外方に突出させてもよい。また、アノード電極24及びカソード電極26よりも外方に突出した電解質膜23の両側に、枠形状のフィルムを設けてもよい。
金属セパレータ14は、セパレータ本体である金属プレート15を有する。以下では金属プレート15自体の構成を説明する際にも、「金属セパレータ14」との呼称を用いる場合がある。
金属セパレータ14を構成する金属プレート15は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属薄板の断面を波型にプレス成形して構成される。第1金属セパレータ14aと第2金属セパレータ14bとは、外周を溶接、ろう付け、又はかしめ等により一体に接合され、接合セパレータ32を構成する。金属セパレータ14の板厚は、例えば0.05~0.15mmとすることができる。
第1金属セパレータ14aの樹脂枠付きMEA12に向かう面14asには、燃料ガス入口連通孔16aと燃料ガス出口連通孔16bとに連通する燃料ガス流路38が設けられる。具体的には、燃料ガス流路38は、第1金属セパレータ14aと樹脂枠付きMEA12との間に形成される。燃料ガス流路38は、矢印B方向に延在する複数本の直線状流路溝(又は波状流路溝)を有する。
図3に示すように、第2金属セパレータ14bの樹脂枠付きMEA12に向かう面14bsには、酸化剤ガス入口連通孔18aと酸化剤ガス出口連通孔18bとに連通する酸化剤ガス流路40が設けられる。具体的に、酸化剤ガス流路40は、第2金属セパレータ14bと樹脂枠付きMEA12との間に形成される。酸化剤ガス流路40は、矢印B方向に延在する複数本の直線状流路溝(又は波状流路溝)を有する。
図1において、互いに隣接する第1金属セパレータ14aと第2金属セパレータ14bとの間には、冷却媒体入口連通孔20aと冷却媒体出口連通孔20bとに連通する冷却媒体流路42が、矢印B方向に延在して形成されている。
第1金属セパレータ14aのMEA12aに向かう面14asには、流体(燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体)の漏れを防止するための第1シールライン44が第1金属セパレータ14aと一体にプレス成形により設けられる。第1シールライン44は、第1金属セパレータ14aの外周部を周回する。第1シールライン44は、樹脂枠部材22に向かって膨出(突出)するとともに、樹脂枠部材22に気密及び液密に当接する。
第1シールライン44は、複数のビードシール45(メタルビードシール)を有する。複数のビードシール45は、外側ビードシール45aと外側ビードシール45aよりも内側に設けられた内側ビードシール45bとを有する。内側ビードシール45bは、燃料ガス流路38、燃料ガス入口連通孔16a及び燃料ガス出口連通孔16bを周回し且つこれらを連通させる。内側ビードシール45bは、連通孔16a、16b、18a、18b、20a、20bを個別に囲む複数の連通孔ビード部45cを有する。
図3に示すように、第2金属セパレータ14bのMEA12aに向かう面14bsには、流体の漏れを防止するため、この第2金属セパレータ14bの外周部を周回する第2シールライン46が第2金属セパレータ14bと一体にプレス成形により設けられる。第2シールライン46は、樹脂枠部材22に向かって膨出するとともに、樹脂枠部材22に気密及び液密に当接する。第1シールライン44と第2シールライン46は樹脂枠部材22を介して対向する。樹脂枠部材22は、第1シールライン44と第2シールライン46との間に挟持される。
第2シールライン46は、複数のビードシール47(メタルビードシール)を有する。複数のビードシール47は、外側ビードシール47aと、外側ビードシール47aよりも内側に設けられた内側ビードシール47bとを有する。内側ビードシール47bは、酸化剤ガス流路40、酸化剤ガス入口連通孔18a及び酸化剤ガス出口連通孔18bを周回し、且つこれらを連通させる。内側ビードシール47bは、連通孔16a、16b、18a、18b、20a、20bを個別に囲む複数の連通孔ビード部47cを有する。
図4に示すように、第1金属セパレータ14aは、平坦なベースプレート部15aと、ベースプレート部15aから樹脂枠部材22(電解質膜・電極構造体12a)に向かって突出したビードシール45とを有している。ベースプレート部15aは、ビードシール45の両側方の平坦部を構成する。ビードシール45は、電解質膜・電極構造体12aと積層されていない状態、すなわち、積層方向に圧縮荷重が付与されていない状態において、ベースプレート部15aから樹脂枠部材22に向かって突出した頂部50を含む湾曲部51と、湾曲部51の両側端部とベースプレート部15aとをつなぐ側部52、53とを有する。湾曲部51は、ビードシール45の幅方向の中央部に設けられており、頂部50の突出方向に凸に突出するように弧状に湾曲して形成されている。
湾曲部51の幅方向の中央部には、積層方向の樹脂枠部材22に向かって最も突出した頂部50が形成されている。また、湾曲部51の両側端部は傾斜角が変化する屈曲部52c、53cを介して一方の側部52及び他方の側部53と一体的に繋がっている。
側部52は、湾曲部51の一方の側部に形成されており、側端部52aと、板ばね部52bと、屈曲部52cとを備える。すなわち、側部52は、湾曲部51とベースプレート部15aとの間の領域に形成されている。
側端部52aは、ベースプレート部15aから湾曲部51に向かうにしたがって、樹脂枠部材22に向かって突出するように傾斜して形成されている。側端部52aの一端はベースプレート部15aに繋がっており、他端は板ばね部52bに繋がっている。板ばね部52bは、ベースプレート部15aよりも樹脂枠部材22に向かって突出した位置でベースプレート部15aと平行な向きに延びて形成され、湾曲部51の一方の側端部をベースプレート部15aよりも突出した位置で支持する。板ばね部52bは、後述するように圧縮方向の荷重に対して適切なばね弾性を発生させるべく、幅方向に側端部52aよりも長く延びて形成されている。板ばね部52bの幅方向の他端には屈曲部52cが形成されており、湾曲部51に繋がっている。
また、側部53は湾曲部51の他方の側部に形成されており、側端部53aと、板ばね部53bと、屈曲部53cとを備える。すなわち、側部53は、湾曲部51とベースプレート部15aとの間の領域に形成されている。
側端部53aは、ベースプレート部15aから湾曲部51に向かうにしたがって、樹脂枠部材22に向かって突出するように傾斜して形成されている。側端部53aの他端はベースプレート部15aに繋がっており、一端は板ばね部53bに繋がっている。板ばね部53bは、ベースプレート部15aよりも樹脂枠部材22に向かって突出した位置でベースプレート部15aと平行な向きに延びて形成され、湾曲部51の他方の側端部をベースプレート部15aよりも突出した位置で支持する。板ばね部53bは、後述するように圧縮方向の荷重に対して適切なばね弾性を発生させるべく、幅方向に側端部53aよりも長く延びて形成されている。板ばね部53bの幅方向の一端には屈曲部53cが形成されており、湾曲部51に繋がっている。側部52、53は、幅方向に同じ長さに形成することが好ましい。
第2金属セパレータ14bは、平坦なベースプレート部15bと、ベースプレート部15bから樹脂枠部材22(電解質膜・電極構造体12a)に向かって突出したビードシール47とを有している。ベースプレート部15bは、ビードシール47の両側方の平坦部を構成する。ビードシール47の突出方向はビードシール45の突出方向と逆向きとなっている。
ビードシール47は、電解質膜・電極構造体12aと積層されていない状態、すなわち、積層方向に圧縮荷重が付与されていない状態において、ベースプレート部15bから樹脂枠部材22に向かって積層方向に離間した頂部60を含む湾曲部61と、湾曲部61の両側端部とベースプレート部15bとをつなぐ側部62、63とを有する。湾曲部61は、ビードシール47の幅方向の中央部に設けられており、頂部60の突出方向に凸に突出するように弧状に湾曲して形成されている。頂部60と頂部50とは、積層方向から見て略同じ位置に形成されている。
湾曲部61の幅方向の中央部には、積層方向の樹脂枠部材22に向かって最も突出した頂部60が形成されている。また、湾曲部61の両側端部には、傾斜角が変化する屈曲部62c、63cを介して、一方の側部62及び他方の側部63が一体的に繋がっている。
側部62は、湾曲部61の一方の側部に形成されており、側端部62aと、板ばね部62bと、屈曲部62cとを備える。すなわち、側部62は、湾曲部61とベースプレート部15bとの間の領域に形成されている。
側端部62aは、ベースプレート部15bから湾曲部61に向かうにしたがって、樹脂枠部材22に向かって突出するように傾斜して形成されている。側端部62aの一端はベースプレート部15bに繋がっており、他端は板ばね部62bに繋がっている。板ばね部62bは、ベースプレート部15bよりも樹脂枠部材22に向かって突出した位置でベースプレート部15bと平行な向きに延びて形成され、湾曲部61の一方の側端部をベースプレート部15bよりも突出した位置で支持する。板ばね部62bは、後述するように圧縮方向の荷重に対して適切なばね弾性を発生させるべく、幅方向に側端部62aよりも長く延びて形成されている。板ばね部62bの幅方向の他端には屈曲部62cが形成されており、湾曲部61に繋がっている。
また、側部63は湾曲部61の他方の側部に形成されており、側端部63aと、板ばね部63bと、屈曲部63cとを備える。すなわち、側部63は、湾曲部61とベースプレート部15bとの間の領域に形成されている。
側端部63aは、ベースプレート部15bから湾曲部61に向かうにしたがって、樹脂枠部材22に向かって突出するように傾斜して形成されている。側端部63aの他端はベースプレート部15bに繋がっており、一端は板ばね部63bに繋がっている。板ばね部63bは、ベースプレート部15bよりも樹脂枠部材22に向かって突出した位置でベースプレート部15bと平行な向きに延びて形成され、湾曲部61の他方の側端部をベースプレート部15bよりも突出した位置で支持する。板ばね部63bは、後述するように圧縮方向の荷重に対して適切なばね弾性を発生させるべく、幅方向に側端部63aよりも長く延びて形成されている。板ばね部63bの幅方向の一端には屈曲部63cが形成されており、湾曲部61に繋がっている。側部62、63は、幅方向に同じ長さに形成することが好ましい。
第1金属セパレータ14aのビードシール45と、第2金属セパレータ14bのビードシール47とは、図示のように積層方向に対称に形成されることが好ましいが、一部において非対称な部分があってもよい。
図4において、符号Pを付して示す部分は、湾曲部51、61の端部付近の延長線とベースプレート部15a及びベースプレート部15bの当接面15cの延長線との交点である。符号Pを付した部分は、積層方向に圧縮荷重を付加した際に湾曲部51、61の変位の起点となる部分である。すなわち、積層方向に圧縮荷重を付加した際に、板ばね部52b、53b、62b、63bに曲げ応力が作用して、符号Pの部分に接近するように板ばね部52b、53b、62b、63bが変形する。ここで、幅D1は、側部52、62に隣接するベースプレート部15a、15bの端部から、側部52、62側の変位の起点Pまでの幅方向の長さであり、一方の弾性支持部の片持ち梁の長さに相当する。また、幅D2は、側部53、63に隣接するベースプレート部15a、15bの端部から、側部53、63側の変位の起点Pまでの幅方向の長さであり、他方の弾性支持部の片持ち梁の長さに相当する。
そして、側部52、53、62、63は、板ばね部52b、53b、62b、63bの弾性復元力により、湾曲部51、61を樹脂枠部材22に付勢する反力を生み出す。すなわち、側部52、53、62、63は、本実施形態のビードシール45、47の弾性支持部となっている。図示のように接合セパレータ32として積層方向に対向するビードシール45、47においては、一方の板ばね部52b、62bは互いに積層方向に離間し、他方の板ばね部53b、63bも互いに積層方向に離間している。図6に示すように積層状態において締め付け荷重が付与されても、板ばね部52bと板ばね部62bとが離間し、板ばね部53bと板ばね部63bとが離間する程度のばね特性を有して構成されている。
ビードシール45、47において、積層方向に圧縮荷重Fに対する湾曲部51、61の変形量をばね定数K2と表す。また、積層方向の圧縮荷重に対する側部52、53、62、63(板ばね部52b、53b、62b、63b)の符号P付近での変形量を定数K1と表す。本実施形態のビードシール45、47では、上記のばね定数がK1<K2を満たすように構成されている。すなわち、シール面を構成する湾曲部51、61よりも側部52、53、62、63(弾性支持部)の方が柔らかいばね特性を有している。
ビードシール45、47の全体のばね定数Kは、主に側部52、53、62、63のばね定数K2によって規定されるため、側部52、53、62、63(板ばね部52b、53b、62b、63b)の長さによって、全体のばね定数Kを調整することができる。全体のばね定数Kは、長さ(D1+D2)を湾曲部51の長さ(E)で除算した値(D1+D2)/Eに反比例する。したがって、側部52、53、62、63の長さを短くすると、ビードシール45、47のばね定数Kが増加して硬いばね特性となり、側部52、53、62、63の長さを長くすると、ビードシール45、47のばね定数Kが減少して柔らかいばね特性となる。本実施形態では、側部52、53、62、63(板ばね部52b、53b、62b、63b)の長さは、頂部50、60の座屈が発生せず、且つ、十分なシール性が確保可能な範囲で適宜設定される。
なお、ビードシール45、47の頂部50、60付近の表面に薄膜状の樹脂製シール部材49が設けられていてもよい。樹脂製シール部材49には、例えばポリエステル繊維を用いることができ、印刷法又は塗布法で形成できる。樹脂製シール部材49を設ける場合には、ビードシール45、47が樹脂製シール部材49を介して樹脂枠部材22に当接する。樹脂製シール部材49は、MEA12(樹脂枠部材22)側に設けられていてもよい。
以上のように構成される発電セル10の動作及び作用について、以下に説明する。
図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔18aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔16aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔20aには、純水やエチレングリコール、又はオイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔18aから第2金属セパレータ14bの酸化剤ガス流路40に導入され、矢印B方向に移動してMEA12aのカソード電極26に供給される。一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔16aから第1金属セパレータ14aの燃料ガス流路38に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路38に沿って矢印B方向に移動し、MEA12aのアノード電極24に供給される。
したがって、MEA12aでは、カソード電極26に供給される酸化剤ガスと、アノード電極24に供給される燃料ガスとが、第2電極触媒層26a及び第1電極触媒層24a内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、図1において、カソード電極26に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔18bに沿って、矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極24に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔16bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔20aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ14aと第2金属セパレータ14bとの間の冷却媒体流路42に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、MEA12aを冷却した後、冷却媒体出口連通孔20bから排出される。
この場合、本実施形態に係る金属セパレータ14を備えた発電セル10は、以下の作用を奏する。
図5Aにおいて、比較例に係る金属セパレータ14Aのビードシール45Aの断面形状は、圧縮荷重を付与しない初期状態において、頂部50が最も高くなるように突出した弧状の湾曲形状に形成されている。図5Bに示すように、ビードシール45Aに圧縮荷重を付与すると、ビードシール45Aの幅方向の中央部の頂部50が押圧されて矢印S1、S2に示すように、幅方向に広がるように歪みつつ、積層方向(矢印d方向)に変形してゆく。その際に、ビードシール45Aの幅方向の剛性が高いため、実線P2に示すように、頂部50が凹状に凹むことで、幅方向の歪を緩和するように変形してしまう。このようにして、ビードシール45Aの断面がM字状に変形すると、中央の頂部50付近(ビード幅方向中央部)での面圧が低下してしまう。その結果、所望のシール性が確保できず、流体リークが発生するおそれがある。
これに対し、図6に示すように、本実施形態に係る金属セパレータ14では、ビードシール45、47において、湾曲部51、61よりも柔らかいばね特性を有する側部52、53、62、63(弾性支持部)を湾曲部51、61と異なる部分に備える。そのため、ビードシール45、47に圧縮荷重を付与すると、湾曲部51、61よりも先に、側部52、53、62、63が変形して反力を発生する。これにより、湾曲部51の頂部50、60に過度な荷重及び歪が集中して頂部50付近のシール面の座屈を防ぐことができる。その結果、ビードシール45、47の頂部50、60が十分な面圧で樹脂枠部材22を押圧して、所望のシール性を確保することができる。また、ビードシール45、47に締め付け荷重が作用しても、積層方向に対向する一方の側部52と側部62が互いに傾斜して当接せず、所定の間隙F2だけ離間する。また、積層方向に対向する他方の側部53と側部63も当接せずに、所定の間隙F2だけ離間する。これにより、積層方向の荷重が変動した場合であっても、側部52、53、62、63の変形で、荷重の変動を吸収することができ、締め付け荷重の変動による頂部50、60の座屈を効果的に防止できる。
本実施形態の燃料電池用金属セパレータ14及び発電セル10は、以下の効果を奏する。
本実施形態の燃料電池用金属セパレータ14は、電解質膜23の両側に電極24、26がそれぞれ配置されてなる電解質膜・電極構造体12aと積層されて発電セル10を構成し、ビードシール45が電解質膜・電極構造体12aに向かって突出した燃料電池用金属セパレータ14であって、ビードシール45の両側方の平坦部を構成し積層方向に垂直なベースプレート部15aを有し、ビードシール45は、積層方向に圧縮されていない初期状態において、積層方向に突出した湾曲部51と、湾曲部51の両側端部とベースプレート部15aとの間に設けられ、ベースプレート部15aと平行に延び、湾曲部51の両側端部をベースプレート部15aよりも積層方向に突出した位置に支持する一対の弾性支持部(側部52、53)を備え、弾性支持部は、ビードシール45が電解質膜・電極構造体12aと積層されて積層方向に圧縮された状態においてもベースプレート部15aの位置から積層方向に突出している。
上記のように構成することにより、頂部50を含む湾曲部51が座屈する前に、ベースプレート部15aに平行な弾性支持部(側部52、53)が変形することにより、頂部50付近のシール面を樹脂枠部材22に付勢する反力を発生させる。また、積層方向の変位を弾性支持部(側部52、53)が変形して吸収することができるため、頂部50付近に過大な荷重が集中してシール面が座屈するのを防ぐことができ、良好なシール性を確保できる。
上記の燃料電池用金属セパレータ14において、弾性支持部(側部52、53、62、63)は、湾曲部51、61よりも、積層方向の荷重に対して柔らかいばね特性を有する。これにより、湾曲部51、61のシール面が座屈するのを防ぐことができる。
本実施形態の接合セパレータ32は、上記の燃料電池用金属セパレータ14が複数接合された接合セパレータ32であって、隣接する燃料電池用金属セパレータ14は、各々のビードシール45、47の頂部50、60が互いに逆向きに突出して接合されている。このような接合セパレータ32によれば、ビードシール45、47のシール性の低下を防ぐことができる。
上記の接合セパレータ32において、積層方向に対向する弾性支持部間に隙間が形成されていてもよい。
本実施形態の発電セル10は、電解質膜23の両側に電極24、26がそれぞれ配設されてなる電解質膜・電極構造体12aと、電解質膜・電極構造体12aの両側にそれぞれ配設された燃料電池用金属セパレータ14とを備え、燃料電池用金属セパレータ14には、ビードシール45、47が電解質膜・電極構造体12aに向かって突出して形成され、ビードシール45、47の両側方の平坦部を構成し積層方向に垂直なベースプレート部15a、15bを有し、ビードシール45、47は、積層方向に圧縮されていない初期状態において、積層方向に突出した湾曲部51、61と、湾曲部51、61の両側端部とベースプレート部15a、15bとの間に設けられ、ベースプレート部15a、15bと平行に延び、湾曲部51、61の両側端部をベースプレート部15a、15bよりも積層方向に突出した位置に支持する一対の弾性支持部(側部52、53、62、63)を備え、弾性支持部(側部52、53、62、63)は、ビードシール45、47が電解質膜・電極構造体12aと積層されて積層方向に圧縮された状態においてもベースプレート部15a、15bの位置から積層方向に突出している。このように構成することにより、ビードシール45、47のシール性の低下を防ぐことができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…発電セル 12a…MEA
14…金属セパレータ 23…電解質膜
24…アノード電極 26…カソード電極
45、47…ビードシール 50、60…頂部
51、61…湾曲部 52、53、62、63…側部

Claims (5)

  1. 電解質膜の両側に電極がそれぞれ配置されてなる電解質膜・電極構造体と積層されて発電セルを構成し、ビードシールが前記電解質膜・電極構造体に向かって突出した燃料電池用金属セパレータであって、
    前記ビードシールの両側方の平坦部を構成し積層方向に垂直なベースプレート部を有し、
    前記ビードシールは、前記積層方向に圧縮されていない初期状態において、前記積層方向に前記電解質膜・電極構造体に向かって突出した弧状の湾曲形状を有し、幅方向の中央部に最も高くなるように突出した頂部を有する湾曲部と、前記湾曲部の両側端部と前記ベースプレート部との間に設けられ、前記ベースプレート部と平行に延び、前記湾曲部の前記両側端部を前記ベースプレート部よりも前記積層方向に突出した位置に支持する一対の弾性支持部を備え、
    前記弾性支持部は、前記湾曲部よりも、積層方向の荷重に対して柔らかいばね特性を有する、
    燃料電池用金属セパレータ。
  2. 請求項1記載の燃料電池用金属セパレータであって、
    前記弾性支持部は、前記ビードシールが前記電解質膜・電極構造体と積層されて前記積層方向に圧縮された状態においても前記ベースプレート部の位置から前記積層方向に突出し、
    前記頂部のシール面を前記電解質膜・電極構造体に押圧し、前記弾性支持部が積層方向に変形した状態で前記頂部と前記電解質膜・電極構造体とをシールする、
    燃料電池用金属セパレータ。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池用金属セパレータが、複数積層された接合セパレータであって、隣接する前記燃料電池用金属セパレータは、各々のビードシールの頂部が互いに逆向きに突出して接合された接合セパレータ。
  4. 請求項3記載の接合セパレータであって、積層方向に対向する前記弾性支持部間に隙間が形成されている、接合セパレータ。
  5. 電解質膜の両側に電極がそれぞれ配設されてなる電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体の両側にそれぞれ配設された金属セパレータとを備え、前記金属セパレータには、ビードシールが前記電解質膜・電極構造体に向かって突出して形成される発電セルであって、
    前記ビードシールの両側方の平坦部を構成し積層方向に垂直なベースプレート部を有し、
    前記ビードシールは、前記積層方向に圧縮されていない初期状態において、前記積層方向に前記電解質膜・電極構造体に向かって突出した弧状の湾曲形状を有し、幅方向の中央部に最も高くなるように突出した頂部を有する湾曲部と、前記湾曲部の両側端部と前記ベースプレート部との間に設けられ、前記ベースプレート部と平行に延び、前記湾曲部の前記両側端部を前記ベースプレート部よりも前記積層方向に突出した位置に支持する一対の弾性支持部を備え、
    前記弾性支持部は、前記湾曲部よりも、積層方向の荷重に対して柔らかいばね特性を有する、発電セル。
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